喊烈武道大会

ページ名:喊烈武道大会

登録日:2014/07/11 (金曜日) 18:15:08
更新日:2023/12/18 Mon 13:56:51NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



タグ一覧
魁!!男塾 男塾 聖紆塵 影慶 大会 武道 後付け 喊烈武道大会 大豪院邪鬼 武道大会 男塾外伝大豪院邪鬼




諸君 遠路はるばるようこそこの大会におこしいただいた!!






概要

魁!!男塾に登場する武道大会。「かんれつぶどうたいかい」と読む。


かの天挑五輪大武會と並び称される*1ほどの権威を持つ大会で全国から日本一を目指す一流の格闘家が集結する。
本編では回想で語られるにとどまっており、詳しい内容は不明だが邪鬼聖紆塵影慶といった実力者が出場していることから
そのレベルの高さを疑う余地はない。
伝統ある大会らしく伝説も多く残されており、邪鬼と聖紆塵の三日三晩に渡る死闘や影慶の開会式荒らしなどが有名。


あらゆるジャンルを交えた異種格闘技戦であり、参加者にはレスリングスタイルの者や刀を構えた剣豪、
ボクサーにモヒカンでチェーンを首にまいたアウトロースタイルの者が確認でき、日本一を志す者なら出場者は選ばない。
ただし、出場するにはきちんとした手続きが必要である。


天挑五輪大武會との大きな違いとして、天挑五輪が団体戦なのに対し喊烈武道大会は個人戦でありしっかりと色分けはされている。
また、時期もずれているため天挑五輪とあわせて個人・団体の両方を制覇することも可能。


よく「影慶一人に参加者が全員やられてしまったので大したことがない」という意見を聞くが、
その大会が同じ三年前で邪鬼や聖紆塵の姿が見えないことや影慶の現れた場所と邪鬼と聖紆塵の決勝が行われている場所が全く違うことから
恐らくは影慶が現れたのは地方予選のようなものと思われる。
または作中で「開会式」という言葉があるので開会式と本戦は別に行われていたのかもしれない。



…と長らく思われていたが、『男塾外伝 大豪院邪鬼』で、邪鬼VS聖紆塵の詳細が明かされることとなった。


ルール

・予選
世界各国の深山幽谷で開催される。
口減らしのため100人を8枠まで狭め、出場者の92%はここで脱落する。
前掲の通り、影慶により出場者49名が一瞬でやられ、残る50名が恐怖のあまり全員棄権したため、男塾の一人勝ちとなったらしい。
本来予選では100人中8枠が出場できる予定だったらしいが、上記の有様故男塾が8人分貰った、ということだそうだ。


このルール上、本選出場できるのは各会場の上位8名による混成チームのはずだが、実際には下記の通り同一集団によるチームが出場している。
この大会の時には他の会場でも男塾同様の行為が行われていたのかもしれない。


・本戦
8対8のバトルロワイヤルであるが、基本的にはタイマンをやっていって、大将首がやられたら負けという、どこかで聞いたようなルール。ちなみに補欠は1名まで可。
三号生たちが出場した試合は日本で開催され、ヘリで移動しながら会場を変える。
本選は1回戦・2回戦・準々決勝・準決勝までは上記のルールで行われ、決勝は孤島で開催される。これもどこかで聞いたような話である。


本戦出場者

■覇王捌鬼(はおうべっき)

1回戦で男塾と戦ったチーム。1790年、清朝の折に中国で成立した京劇を武術まで高めた暗殺集団。
彼らにより暗殺された要人は数知れず、数十年に渡り京劇が禁止されたこともあるという迷惑な連中(by民明書房『中国演劇武術史』)。


◆頭目

  • 阿燕&吽*2

容姿が瓜二つの二人組。おそらく双子。見分け方は顔の化粧が白地に赤の方が阿燕、赤地に白の方が吽燕。
長剣を使い独眼鉄と戦うも、鋼のような筋肉で逆に剣が刃こぼれしてしまう。
鋭想弦輪舞で挟み撃ちにするも逆に怪力で一本釣りされ、敗北をきたした。
ちなみに独眼鉄の白星は全創作媒体で初であり、
このエピソードが連載されていた当時に初白星を挙げたキン肉マン ビッグボディと共にネット上で話題になった。


『京蘭劇秘奥義 鋭想弦輪舞』
相手の攻撃を躱しつつ二人で挟んだ布陣に持って行き、目に見えないほど細いワイヤーで相手を縛り上げて切り刻む。


◆覇王捌鬼四人衆

・三蔵
西遊記』に登場する三蔵法師を模した男。
…西遊記ネタは『天より高く』でも『男塾外伝 伊達臣人』でもやってるから自重してほしい。
見た目はオカマっぽい優男だが、味方の死体を利用し闇討ちを行うなど下劣な性格。
幻惑剤入りの鉄爪二刀流でディーノを苦しめたが、彼の心理戦にハマりあっけなくゾーリンゲンカードでめった刺しにされる。


・悟空
下記の豚と河童との三位一体攻撃を得意とする軽業使い。如意棒を操る。
ディーノに如意棒を砕かれ、三蔵に脅迫されてヤケになって襲い掛かるも匍蛇撃嵐を受け、痛みを感じないまま死亡…
…したかに見えたが息を引き取る瞬間に三蔵に真っ二つにされてしまった。


『千里千龍棍』
八戒と悟浄を斃した匍蛇撃嵐と撃ち合うほどの速度と威力を秘めた、鉄棒による突きの連撃。


『万里万龍棍』
更に加速した千里千龍棍。千里千龍棍では残像が見えたが、万里万龍棍では全く見えなくなってしまうほど。


・八戒
・悟浄
ディーノの匍蛇撃嵐でめった刺しにされ脱落。


◆残った二人

こうとしか書きようがない。
恐らく関羽劉備がモデルと思われる二人組だが、「三蔵と同等程度のお前らでは相手にならん」と引っ込まされた。
無傷で生きて帰れただけ幸運であろう。


■ソビエト連邦軍最強部隊

2回戦、標高1000mの谷間で男塾と戦ったチーム。
後述のようにヴィクトル大佐以外は、最初の方こそ多少は追い詰めるものの、最後にはあっけなくやられる描写が多く、チームとしてはいまいちな感が否めない(決して弱小というわけではないが)。
尤も、同じくロシアの軍人チームで、大言壮語を吐いておきながら、戦う描写すら与えられずに1人(鞍馬)相手にあっけなく全滅した『男塾外伝 赤石剛次』の赤い死神の面々よりは全然マシだが。


◆ヴィクトル大佐

最強部隊隊長。ラオウのような外見をした大男で、アレクサンドルの無礼を謝るなど武人の心を持つ。
その正体は全身が超合金で作られた改造人間で、脚にはロケットエンジンを搭載。
機械のボディで羅刹を追い詰めるも、羅刹の展開した黒闇殺により自身のサンダーボルトを喰らってしまい、肉体が大爆発。
首だけの姿で羅刹に飛び掛かって自爆するが、耐え抜かれてしまい木端微塵となった。


『エクステンドアーム』
両腕を改造した義手。肘から先がジオングのように伸び、相手を追跡して殴り倒す。
更にサンダーボルトを流し相手を感電させることもできる。


◆人間兵器

数十年に渡り生体実験を行ったというソルジャー。左目に傷がある。
1回戦の相手全員を仕留めたと称する俊敏な体運び、岩を砕く怪力を用いたコマンドサンボの使い手。
接近戦では蝙翔鬼を圧倒するほどだったが、天稟掌波の連撃を受けて闘技場から突き落とされ絶命。
「ソ連軍に栄光あれ~~!」と叫んで散っていったが、彼の死の十数年後にはソ連は崩壊している。


◆アレクサンドル中佐

長髪のスカした男。
蝙翔鬼に「一歩も動かず倒して見せる」と豪語し、離れた所で手を動かしただけでボコボコにするも、実は光学迷彩部隊に指示を出していただけだった。
それ以外は全く大したことが無い見掛け倒しで、蝙翔鬼曰く「1人目のソルジャーにも劣る」始末。
逆上して拳銃で蝙翔鬼を撃とうとするも、距離を取りまくった戦法*3があだとなり、余裕で見切られて全弾弾き返され蜂の巣にされて死亡。


◆光学迷彩部隊

特殊なスーツを着て光学迷彩により姿を隠していたハゲ3人衆。
蝙翔鬼を3人がかりで甚振ったが、彼の率いるレンコクコウモリ達のエコーロケーションで正体を見破られ、あっさり天稟掌波で全滅。


◆歩兵

大佐の取り巻き。羅刹との戦いの巻き添えを喰らって倒される。


■夜露死苦

三回戦、鍾乳洞奥底の何の理由もなく建てられた天主閣で男塾と戦った西日本代表チーム。
全員が和風の格好をしている。具体的には僧兵・力士・忍者・鎧武者・侍・能楽師・歌舞伎役者・格闘家という全体的に寄せ集め感の強い構成となっている。
時代劇映画村じゃないんだから(by巌丸)。
準々決勝の対戦チームでありながら、全員が男塾に苦も無く倒されてしまった。まあ、大半は邪鬼が相手だったから仕方ない。ただ、相手が卍丸のみだったとしても勝つことは無理だった可能性は高い(実際、何人かは卍丸の実力に危機感を覚えていた)。


◆天王力

額に×字傷を持つ力士。所謂動けるデブ。
卍丸と変な格好対決を行うも、手の指を全て吹き飛ばされ、蹴り一発で壁に叩き付けられ完敗。


『天外頭回旋』
回転しながら放つぶちかまし。石造りの壁に穴を開ける威力。


『天外百裂掌』
すげー速いつっぱり。が、卍丸の烈舞硬殺指の敵ではなかった。


◆影丸

男塾シリーズの中では意外にも珍しい忍者キャラ。
分身の術や刀による攻撃で卍丸と戦ったが、全てが先輩には遠く及ばなかった。
変わり身の術からの火遁で悪あがきをするも、頭蓋激震指で首を乱回転され死亡。


『霧隠蘭鋭刺』
掌から霧を発生させ、影に隠れて敵を攻撃する。


『火燐炎舞乱』
口から火炎放射する。


◆武蔵坊弁慶

名前通りの外見をした巨漢。他の連中に命令口調で話していることから、大将の可能性がある。
天王力と影丸がやられたため、邪鬼を指名して襲い掛かるが、まるで相手にならなかった。
悪あがきに残り5人を動員させるもあっさりと蹴散らされ、最期は真空旋風衝で胴体を骨にされた。
それなりの氣の使い手ではあったが、あまりにも相手が悪かったと言わざるを得ない。
…とはいえ、仮に邪鬼を指名せずにあのまま卍丸と戦ったとしても、恐らく敗北していただろう。


『旋回烈風斬』
大薙刀を振るい、生じた真空の刃に「氣」を纏わせ、2連続で放つ衝撃波。


『旋回陣斬刀』
旋回烈風斬の強化技で、薙刀を回転させて巨大な「氣」のリングを作り放つ。


『双刀乱円舞』
刀を抜いてぐるぐる回しながら斬りかかる。邪鬼からは「苦し紛れ」「無様」と罵られ、2本ともへし折られた。


◆残り5人

格闘家・鎧武者・侍・能楽師・歌舞伎役者の5人。
上記の通り一斉に邪鬼に襲い掛かるが、1人2ページくらいでやられてしまった。
中でも、鎧武者は技を披露することすらなくぶっ飛ばされて終わった。
能楽師は女性であることを見抜いた邪鬼に手加減されて命拾いした。なお、美人だが言葉は乱暴であり、敗北を受け入れた後に邪鬼に男塾に入塾させてくれと頼む(当然、断られた)など、かなり男勝りな性格。


■絹怒想霊遊(シルクドソレイユウ)

準決勝で男塾と戦う…はずだったチーム。
大蛇やなど、様々な動物・昆虫を操ると言われる集団。名前の由来はサーカス団のシルク・ド・ソレイユから。
準備中にルドラの一団に闇討ちにされ、何もしないうちに全滅。カマセにすらなれなかった
しかしまあ、チーム名の当て字のインパクトがすごい。想霊遊って…。


■ルドラ一派

男塾を斃して名をあげるため、絹怒想霊遊を全滅させて成り代わっていたヒャッハー軍団。
大将ルドラは象をも倒す剛拳を持っていたが、邪鬼に秒殺された。
この戦いで引率者が巻き込まれて死んでしまった。


ここまで、勝ち進むたびに登場する敵チームの扱いがどんどん酷くなっていくように思えるのは気のせいだろうか。


追記・修正夜露死苦


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 影慶一人に殺られたとは言ってもその影慶が化け物過ぎただけで大したことないとは言い切れないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2014-07-11 19:16:41)
  • 喊烈武道大会は「真の日本一の武道家を決定する」、天挑五輪大武會「世界一の強者を決める」はだからレベルが違うのは仕方がないかと。聖紆塵?  ・・・・・・・、に、日本人なんだよきっと。 -- 名無しさん (2014-07-21 10:05:15)
  • 伊達の外伝でもでたなこれ…エイケイと同じことしたやつがもう一人ってだけだったが -- 名無しさん (2015-06-28 03:21:45)

#comment

*1 一般的な知名度では天挑五輪大武會よりも喊烈武道大会の方が勝っているらしく、一号生達は喊烈武道大会は知っていたが天挑五輪大武會は知らなかった。
*2 環境依存文字のため代字。作中では口へんに伝の右
*3 男塾世界では銃弾に反応する奴など珍しくもなく、不意打ちや狙撃を除けば命中するのは3~4mくらいの超至近距離から塾長を撃った藤堂兵衛くらいのものである。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧