登録日:2015/08/07 Fri 18:49:26
更新日:2024/01/16 Tue 11:10:27NEW!
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『仮面ライダー』の名前…確かに頂いた!
画像出典:データカードダス仮面ライダーバトル ガンバライジング《D3-017》より
「ドライブ&鎧武」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 ©BANDAI
『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』のドライブ編、『仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状』に登場する仮面ライダー。
世紀の大怪盗アルティメット・ルパンことゾルーク東条が変身する。
スーツアクター:渡辺淳
声:綾部祐二(ピース)
身長:203cm
体重:131kg
パンチ力:9.2t
キック力:13.1t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.2秒
変身方法は魔進チェイサー同様、銃口に掌を押し付けた後、引き金を引き、右腕で「Z」の文字を描くポーズをとる。
宝石を模したオーラを少しずつ身に纏い、『ルパン!』という電子音声と共に変身を完了する。
山高帽を模したヘッドパーツと巨大な宝石が収められた斜めかけのベルト、口髭を模したクラッシャーの模様、フィルム風に縁取ったマントとそれを切るようなハサミ状の蝶ネクタイ等、全体的に豪奢なデザインとなっている。
金と黒のカラーリング自体は劇場版悪役ライダーの定型だが髭や帽子のせいか、『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』の仮面ライダーソーサラーに近い雰囲気を醸し出している。
宝石モチーフも手伝ってベルトが白い魔法使いドライバーでも違和感ないデザイン。
映画のフィルム繋がりで『仮面ライダー バトライド・ウォーⅡ』のシネマにも似ている。
西鬼やディエンドに次ぐ泥棒ライダー。
ついでに専用マシンを持たない点も同じ(まぁ最近ではマシンを持たないライダーもそこまで珍しくはないが)。
魔進チェイサー同様ガンナーを使った格闘戦と射撃戦を得意とするがその実力は魔進チェイサーとは比べ物にならない程高い。
金色のバイラルコア『ルパンブレードバイラルコア』を『ルパンガンナー』に装填する事で、ガンナー上部に鋭い刃を生成したブレードモードを搭載し、より高い格闘能力を発揮できる。
特殊能力として相手をフィルムに閉じこめるような拘束技「シャッタード・エディション」も持つ。
ブレイクガンナーの射撃すら意に介さない防御力とドライブ・タイプワイルドさえ押し返す程の圧倒的なパワー、
そして目にも止まらないスピーディーな格闘能力を生かし、魔進チェイサー、ドライブの両者を瞬く間に撃破した。
山高帽のつばに該当する部位の角「ゴルディックホーン」及び赤いスーツ部位「ゲータースキンスーツ」
これらが変身者の精神力を変換し強化エネルギーである「パワーオーラ」を生み出す能力を持っているため、単純な数値を上回る戦闘力を内包していると言えるライダー。
(たびたび自身の精神力を誇示するような言動がゾルーク東条に見られるのは、この機能の存在も関係していると思われる)
アイテム
- ルパンガンナー
「Lupin!!」
ブレイクガンナーのデータを基に作り出した武器兼変身ツール。
金色のボディに宝石が散りばめられた派手なデザインをしている。
ブレイクモードとガンモードを使い分けられる点はブレイクガンナーと共通。
取り込んだコアを元に、コアを持たない下級ロイミュードを生成して操る独自機能も有している。
(設定によると「物質をデータ化して取り込む機能」による吸収、眷属としての再生とのこと)
また高層ビル「スペリオルタワー」を消し去ると言う予告を実行しようとした際に銃口を向けるシーンがあったが、
これは通常のガンモード自体にビルを破壊できる威力があったのか、それともまた別の機能があったのかは謎となっている。
元となったブレイクガンナーと同じようにシフトカーやバイラルコアを使用できるのかは不明。
玩具版においては、シフトカーやシグナルバイクごとに用意された共通音声を発する。
そのためブレイクガンナーとは違い、ドライブのシフトカーを個別認識することは不可能となっている。
このルパンガンナーは本編の47話においても密かに再登場。
ルパンブレードバイラルコアと共に特状課の手元にあり、他の武器と同様に地下に封印された。
玩具版は「プレミアムバンダイ」にてルパンブレードバイラルコアとセットで受注販売された。
- ルパンブレードバイラルコア
「Tune……Lupin Blade!!」
ルパン専用の黄金のバイラルコア。
ルパンガンナーにセットすることで後部のブレード部分がせり上がり、ルパンガンナーを短剣状の武器「ルパンガンナー・ブレードモード」に変形させる。
シフトブレスに装填した際の音声は「タイヤコウカーン!ダーク・ライダー!」(イグナイターを押した時はライダー!のみ)
マッハドライバー炎に装填した際の音声は「シグナルバイク!シグナルコウカン!ワルーイ!」「トテモワルーイ!」
ブレイクガンナーに装填するとエラー音になる。
本編の47話でも登場し、トライドロンのナンバープレート付近に置かれていた。
そして、他のシフトカーと同様に地下に封印された。
必殺技
- アルティメットルパーンストラッシュ
「Ultimate……Lupin Stlash!!」
ルパンガンナー・ブレードモードのグリップを押し込んで発動する必殺技。
ルパンガンナーから宝石の如く輝く斬撃を飛ばすパターンと、刃にエネルギーを込めて相手を切りつけるパターンがある。後に後者は「ガンバライジング」にて「マスカレードルパンチャージ」という名前で実装された。
ゾルーク東条
かつて「アルティメット・ルパン」を名乗り、過去何十年にも渡って名を馳せた世紀の大怪盗。
ゾルーク東条という名前も本名かどうかは不明。
しかし現在ではもう高齢の老人のはずなのだが、泊進ノ介達の前に現れて素顔を見せた彼は若々しい青年であり…?
他にも、何故か重加速現象の中でも普通に動けるなど、不審な点が多い。
変身前でも凶悪犯相手に腕を鳴らしてきた進ノ介を一方的に叩きのめす等、戦闘力も高い。
更には衝撃を分散し無効にするジャスティスケージの中に捕らえられてもなお中からブチ破るなど、人類どころか明らかに下級ロイミュードでも発揮できそうにないレベルの異常な膂力を見せる。
仮面で素顔を隠し、白いシルクハットにスーツ、黒いマントといった派手ないで立ち。
その上、盗みに入る前には必ず予告状を送りつけてから参上する。泥棒なれども忍ばない
「悪人からしか盗まない」、「殺人は決してしない」など、いわゆる義賊的な独自の美学を持っている。
ちなみに警察としてはアルティメットルパンの正体はゾルーク東条ではないかと疑ってはいる上に東条の顔写真まで持っているものの、結局逮捕は出来なかった模様。
また顔も体つきもまるで違う霧子に化けてみせるなど、変装の名人でもある。
つまりはルパン三世や怪盗キッドみたいなキャラと想像すればだいたい合ってる。
本編第11話や『type TV-KUN』でもその存在が語られており、『シークレット・ミッション type TV-KUN ハンター&モンスター! 超怪盗の謎を追え!』ではとある存在がルパンの模倣犯罪を行っている。
また追田警部補は、彼の事を「アルファベット・ルパン」と言い間違えていた。
以下、ネタバレ注意
東条は強化ロイミュード・サイバロイドZZZのボディに己の精神を移す事で、ドライブやロイミュード達と同質の力を手に入れていたのだった。
かつてクリム・スタインベルトが自らの精神を移植するボディとして開発していたサイバロイドZZZだったが、精神エネルギーが足りず適合しなかったため断念。移植先をドライブドライバーに変更、ロイミュードと戦う戦士となる手段は、プロトゼロとの二人三脚方式に変更した。
一方、そのサイバロイドZZZの存在を東条は独自の調査で探し当てる。老いてなお心が活力に満ちていた彼はサイバロイドZZZに適合、常人を遥かに上回るパワーと重加速現象を操る力を手に入れた。
文字通り超人になった彼だが、おかげで盗みの仕事は以前よりも簡単になった。否、簡単になりすぎてしまった。
そこで物欲の代わりに名誉欲が強まり、生まれた欲望というのが「[[英雄になる事>東條悟/仮面ライダータイガ]]」だった。
具体的には、泊進ノ介/仮面ライダードライブを倒して英雄として名を馳せる事。
都市伝説として名を広げている仮面ライダーという英雄の称号を奪い取り、己の物とする事であった。
そこで彼はロイミュードの本拠地に潜入、チェイスのブレイクガンナーのデータを盗み出す。さらにそのデータを元に独自にルパンガンナーとルパンブレードバイラルコアを製作し、
仮面ライダールパンに変身する力も得る。
初変身の場に居合わせた魔進チェイサーを一蹴するが東条はこの時仮面ライダードライブに対し失望の念を抱いていた。
ベルトさんを「精神力では自分より劣りベルトに逃げた男」、進ノ介を「ベルトの力ではしゃぐ青二才」と称し、英雄である「仮面ライダー」の称号を持つ事に我慢できず、進ノ介を倒して英雄の名を奪い取るためドライブに戦いを挑む。
激突する2人の仮面ライダーだが圧倒的なルパンの戦闘力の前についに倒れるドライブ。
「殺すのは主義に反する。だが殺されはしないだろうと思われるのも嫌だね!」
そして進ノ介にトドメの一撃が放たれるもベルトさんが身を挺して進ノ介を庇い、ルパンガンナーの弾丸を受けて機能停止してしまう。
かつては義賊ともいうべき確固たる信念を持っていたのだが永遠の若さを得てからは殺しは好まないとは言うものの、
邪魔する者には容赦ない一撃を加え、殺す事にも何のためらいも見せず、
場合によっては無関係の人まで巻き添えにする等、冷酷なテロリストに堕ちてしまった。
更に進ノ介をして「暴走」と言わしめたほどの、
英雄症候群(自己顕示欲や英雄願望が強く思想が偏っている人にありがちな精神状態。精神病というよりは厨二病に近い概念)
に陥っている。
事実、一度はドライブに勝利して「仮面ライダー」の称号を盗んだ後は予告状の内容が、正義の実行を謳った悪質なテロ行為を示唆する内容に成り果てる有様であった。
更に進ノ介との2度目の対決では一般人と別の所に捕えてある霧子の命を天秤に掛けさせる等の卑劣な行動を見せていた。
「俺を追っていたら彼女が危ないぞ?さあ、どちらを選ぶ?怪盗か?美女か?ハッハハハハ!!」
以上のことからサイバロイドZZZを新たな肉体にしたことで得た強大な力と永遠の若さが、精神に大きな悪影響をもたらしたことが伺える。
あるいはサイバロイドZZZが元々未完成だった可能性もあり、クリムが最終的に使用を断念した理由にもなる(もしそうなると何故その時点で破棄しなかったのかは不明だが、もしかすると製作したクリムですら破壊出来なかったのかも知れない)。
「お前達に代わって、俺が悪を制裁する『英雄』になってやろう!」
[[「英雄って言うのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ>北岡秀一/仮面ライダーゾルダ]]」
しかし、機能停止したはずのドライブドライバーが再起動(後にマッハのマッハドライバー炎からシステム復旧プログラムを注入されたことが『type LUPIN』で判明した)、心に火が付いた進ノ介とベルトさんが再び心を一つにした事で形成逆転。
復讐の為に一時協力した魔進チェイサーの援護もあって次第に追い詰められる。
そしてドライブによって救われた霧子の駆るトライドロンの協力によって、最終的にスピードロップ(マックスフレアver.)を受け撃破された。
負けた際は潔く敗北を認め、自ら仮面ライダーの称号を返上するなど彼本来の高潔な精神が戻ったことを窺わせる。
「この勝負に悔い無し。泊進ノ介、君にお返ししよう…『仮面ライダー』の名を…!」
…と思いきや、ロイミュードから盗んだバットバイラルコアに意識を移植して生き延びていた。
ちなみにコアナンバーは“OLO”(ひっくり返った070に見えなくもない)。
ZZZのボディを失ったために感情の暴走からも解放され、元の紳士的な人物に戻った様子。
全てが片付いた後に再び進ノ介の前に現れ、彼との再対決を予告して去って行った。
「また会おう。我が宿敵、仮面ライダードライブ・泊進ノ介!ハハハハッ、ハッハッハッハッ…!!」
ルパン撃破後、サイバロイドZZZの素体はメガヘクスに取り込まれているが、当のルパン自身はあからさまな再登場フラグを立てている。
またルパンガンナーも落としてしまっただけで破壊された描写は無い。
その為、名実共に『仮面ライダー』の称号を得る機会がやってくるのでは?と思われていた。
そして10月1日発売の『てれびくん 11月号』、並びに11月11日刊行の『仮面ライダードライブ 超全集』から応募できる全員応募サービスDVD
『シークレット・ミッション type LUPIN ~ルパン、最後の挑戦状~』にて再登場。
映画以降、本編の裏で幾度となく進ノ介に挑戦状を送り競い続けていたが、何故か長期間に渡り挑戦状が途絶えていた。
久々の挑戦状に今度こそ逮捕すると意気込み指定先の博物館に赴く進ノ介だが、
義賊に戻ったはずのルパンは博物館を爆破し、進ノ介に襲いかかる。
しかし「仮面ライダールパン」と返上したはずの『仮面ライダー』の称号を名乗ったことで、ゾルーク東条とは別人だと進ノ介に気付かれる。
その正体はロイミュード100。
とある人物の指示でルパンを撃破し、奪ったルパンガンナーを利用して彼に成り済まし趣味の武器集めの隠れ蓑にしていた。
そこに颯爽と現れたのが本物のゾルーク東条、ロイミュード100からルパンガンナーを盗み返すと、
ドライブ達と共にロイミュード100と、彼が生み出したプレーンロイミュード(ロストナンバー)に立ち向かい撃破する。
「美しい…。俺の幕切れに相応しい火花。いや、花火だ…」
戦いが終わり進ノ介が気付いた時にはゾルークの姿はなく、ルパンガンナーとルパンブレードバイラルコア、そして一通の手紙だけが残されていた。
「泊進ノ介殿」
「俺の最後の挑戦を受けてくれて感謝する」
「実は俺は最初に100に襲われた時にコアを損傷し、もう長くはなかったのだ…」
「最後に自分の汚名だけは消して、この世を去りたかった…」
「気高い生き物程、死に様を見せないものだ…」
「世紀の大怪盗・アルティメット・ルパン、今、ここに伝説と消える…」
とあるビルの屋上で一人佇む仮面ライダールパンは静かに倒れ、消滅したのだった。
泊進ノ介「あの意地っ張りめ…」
チェイス「“いけ好かない奴”と言った俺の言葉を取り消す。こういうタイプの男は、嫌いではない…」
名称は脚本の三条陸氏が企画書に記した仮名がそのまま採用されている。
当初は劇場版に度々登場するキャラクターとして考えられており、本作品でも含みを持たせる退場の仕方になっていたが、
その後製作された劇場版が全てTV本編と同一の世界観として組み込まれた内容となっていった事で出番が無くなってしまい、最終的に超バトルDVDで決着をつける形となった。
演者の綾部祐二氏はお笑いコンビ「ピース」のメンバーとして知られ、昨年のフィフティーン役の板尾創路氏に続いて吉本興業所属のお笑いタレントから劇場版ライダーに起用された。更に翌年には同じく吉本興業所属の2700も劇場版ライダーへの変身を果たしている。
2021年現在、フィギュア化はされていないが、前述のようにルパンガンナーはプレミアムバンダイ限定で玩具化されている。
アニヲタWikiの項目…確かにこのアルティメット・ルパンが貰い受けた!
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