登録日:2017/08/21 Tue 13:00:53
更新日:2024/02/09 Fri 10:45:33NEW!
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ビックリマン 悪魔vs天使シール ヘッド 銀河万丈 堀秀行 チート 飛田展男 聖ボット ヘラクライスト
■ヘラクライスト
12天使を聖親に誕生した聖神皇。シュミレイトされた聖動と壮絶パワーが唸る!
悪魔界のウワサ 恐ろしい程の正確な動きと聖撃、新型なのか
『ヘラクライスト』は『ビックリマン 悪魔vs天使シール』シリーズの登場キャラクター。
アニメ版の声優は銀河万丈
第7弾ヘッド。
一気に3形態ものシールが登場した、コレクター泣かせの人気キャラである。
特に赤と緑で登場した増力形態は高値がつく人気シール。
赤が最強状態で、緑がパワーダウン状態である。
名称はヘラクレスオオカブトとジーザス・クライストから。
12天使の設定は12使徒を連想させるが、
同じく12というキーワードからは、12の試練により、ゼウスの代わりに苦難に立ち向かう英雄ヘラクレスの姿も連想させる。
逆にヘラクレスが念頭にあって、そこからカブトムシも連想したのかも知れない。
……このように、駄洒落や小ネタ満載ながらも、唸るような考察も可能な『ビックリマン』のキャラクター名の中でも、単純ながら特に秀逸な命名と設定付けをされたキャラクターの一つと言える。
通常型は割と普通っぽい見た目だが、超悪魔に対抗するために作られた、聖ボットと呼ばれる、その名の通り聖なるロボットである。
強化型の方は設定通りに、サイボーグ的なメカメカしいデザインとなっており、後の派生作品……特に『スーパービックリマン』などでは、全体のデザインがSFチックになっていることもあってか、よりロボットを意識した無骨なデザインにされたりしている。
【概要】
最終的にスーパーゼウスが勝利を収めこそしたものの、悪魔ヘッド始祖ジュラにより多数の天使やお守りが犠牲になった第一次聖魔大戦での苦い経験から、ヘッド格者にはヘッド格者でしか対抗出来ない現実に対し、そのリスクを減らして、自軍のリーダーでもあるヘッド格者も失わなくて済むように……といった、様々な要因から開発が進められてきた聖ボット。
それぞれに優れた特殊能力を持つ12天使を聖親としており、更に最終形態では12天使の理力と特殊能力を結集することにより、最強の天使ヘッドとなることが予測されて建造されていた。
完成後は、上記のシールの説明文にもあるように悪魔達を驚かせる程の動きを見せているようだが、それでもヘッド格者の相手になるようなものではなく、実戦投入には強化型とする必要があった。
そして、始祖ジュラが眠りについてから数十年……スーパーデビルやサタンマリアの誕生により、再び『天魔界』勢力が活性化すると、過去の戦いで散々に天使達を苦しめた始祖ジュラまでもが復活。
以前のように、今や『天聖界』を治める存在となったスーパーゼウスを前線に送る訳にもいかず攻勢を許す中で、超理力を秘めた6聖卵による爆撃が計画され、実行。
……作戦そのものは成功して、始祖ジュラの魔性は崩れ去ったものの、中から脱皮をするようにして、始祖ジュラの魔性を鎧のように身に纏ったブラックゼウスが出現。
強力な破壊光線レインボービームウェーブを放ちながら、更なる破壊を『天聖界』に与えた。
魔祖王の魔力を引き継ぐ超ヘッドの誕生に活気づいた悪魔達も暴れまわり、ここに第二次聖魔大戦が勃発。
正体不明のブラックゼウスに対して、やはりスーパーゼウスをぶつける危険も冒せぬ中で、遂に対抗手段として導入されたのがヘラクライストだったのである。
【増力型】
聖神皇は増力する超悪魔に抗戦すべく、12天使が創造した聖ボットなのだ。
悪魔界のウワサ 12の理力均衡を狂わせると急激に減力とか!
強大なブラックゼウスに対抗するべく、12天使が理力を注入すると共に各々の特殊能力を与えた姿。
以下は与えられた能力や装備の一覧。
- 聖ソプラノ→「リズム音撃」をインプットして「聖撃打」を習得させた。……響鬼さんかな?
- お寺之DON→「魔気予知カツ撃」をインプットして「抗体猛撃力」を習得させた。
- 上御殿→「愛心回路」をインプットして「聖鼓動」を習得させた。
- 忍犬尚神→「瞬時神出鬼没ワープ」をインプットして「ワープ能力」を習得させた。
- ピーコック帝子→「聖力カラーシステム」をインプットして「七変化体色」を習得させた。
- バリアー天帝→「バリアー組織」をインプットして「防念魔プロテクター」を装着させた。
- レーザー王→「超遠距離撃破パワー」をインプットして「星波動砲」を装着させた。
- 命水后→「聖命」をインプットして「勇理メダル」を装着させた。
- 源流神→「聖流バイオ組織」をインプットして「魔塵クリーン理力」を付加させた。
- カタメ神→「超硬化組織」をインプットして「魔弾プロテクター」を装着させた。
- 一本釣帝→「超テンション回路」をインプットして「好機聖撃力」を装備させた。
- 静天女→「聖極楽拳秘法」をインプットして「魔力逆転ソード」を装備させた。
……と、字面から考察するだけでも、スーパーロボット物や特撮作品で考え得る限りのパワーアップが同時に実行されていたのが解る。
……その上で、理論上“互角”と目される辺り如何にブラックゼウスが強大だったのかも解るのだが。
こうして、満を持して破壊を続けるブラックゼウスに向かっていった増力ヘラクライストだったが、理力のバランスが取れずに敢えなく敗北する。
この結果を受けて『天聖界』の破壊と悪魔の攻勢が続く中、再び12天使が集結してヘラクライストへの理力の再インプットを施す。
12天使の聖心も統一し、遂に完全な調和を発揮したヘラクライストは天界山脈で待機していたブラックゼウスを呼び出し再戦を挑む。
アニメ版ではこの時の台詞「表へ出ろ!」が名台詞として評価されている。
完全な調和を発揮したヘラクライストは、今回はブラックゼウスに食らいつき両者は死闘を繰り広げる。
そして、ブラックゼウスの超魔力を逆に利用してぶつけた魔力逆転ソードの一撃で致命傷を与えると、全力を込めて放った星波動砲により、遂に『天魔界』史上最強の超ヘッドを破る大殊勲を得るのであった。
……こうして、ブラックゼウスを打ち倒すことに成功したヘラクライストだが、後の展開に関しては意見が分かれる。
シール版では『天聖界』の守備隊長に就いたとされる一方、その後の活躍が無くなるので全力は出せなくなり、戦いには投入されなくなったと考察されている。
※12天使の一人である若神子の一本釣帝が聖フェニックスと共に旅立ったことも理由だろうか。
アニメ版では次界に旅立つ聖フェニックスと若神子達を次界に続く天聖門に導くために、その途中にあるバリアーを取り除くために力を使い果たす。
※続いて出現する魔肖ネロに対しては、ヘラクライストが出撃しなかったことへの理由付けとする演出だったのかもしれない。
尚、アニメ版の続編となる『新ビックリマン』では、ヤマトウォーリアにより目覚めさせられるも、復活したB・Z・H(ブラック・ゼウス・ヘッド)に逆に「表へ出ろ!」とやり返されてリベンジされてしまっている。
『新ビックリマン』での声優は飛田展男
【派生作品】
■スーパービックリマン
古い時代の天使が作り上げた聖ボット。
アニメ版では少女マーニャに守られていたが、敵となったアムルの超念魔に操られてフェニックス達に襲いかかる。
後に覚醒を果たすも、魔ボット・ギガタロスと相討ちとなり自爆してしまう。
アニメ版の声優は堀秀行
【関連キャラクター】
- 魔肖ネロ
超ヘッドたるブラックゼウスをも倒したヘラクライストに対抗し、6魔極の念魔を集中させて『天魔界』の悪魔が誕生させた魔偶王。
多彩な能力を持ちながら、完璧に力を発揮させるのが難しかったヘラクライストに対して、単純な破壊エネルギーのみに特化しており、破壊力だけに限ればブラックゼウスをも凌いで『ビックリマン』史上最強と認定されている。
- 聖ボット軍団
最強の力を持ちながら調整が難しかったヘラクライストの失敗を反省し、能力はデチューンした代わりに、安定性と量産性を増した。
次界での聖魔最終決戦に投入され、戦果を挙げる。
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▷ コメント欄
- 記事作成乙! 表に出ろ! -- 名無しさん (2017-08-22 13:06:05)
- 圧倒的な戦力で天聖界軍を蹂躙していた曼聖羅軍を食い止め、逆転までその猛攻を支えぬいたヘラクライスト&聖ボット軍団こそ聖魔最終決戦でのMVP -- 名無しさん (2017-08-22 19:49:38)
- 名前がヘラクレスオオカブトなのに角が思いっきり日本のカブトムシなのは幼心にツッコんだなあw -- 名無しさん (2017-09-01 22:36:03)
- メガヘラクレスとカブテリオスを思い出す。 -- 名無しさん (2018-07-21 11:25:02)
- 漫画版のスーパービックリマンに、「パトリオットクライスト」なる量産型?が出てた記憶。 -- 名無しさん (2023-06-18 17:13:47)
- 友人が名前の元ネタは哲学者ヘラクレイトスだと主張していたが、どうなんだろうな。 -- 名無しさん (2023-07-27 00:24:33)
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