バトルフィーバーJ

ページ名:バトルフィーバーJ

登録日:2011/08/22 Mon 08:50:42
更新日:2023/08/10 Thu 17:38:37NEW!
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バトル!フィ!!




『バトルフィーバーJ』とは、1979年から1980年にかけて放映されたスーパー戦隊シリーズの第3作目(かつては1作目)である。全52話。




◇あらすじ

世界各地で異変が起こり、国防省の高官が次々と赤いこうもり傘の女に暗殺される事件が起こった。
倉間鉄山将軍はバトルフィーバー(BF)隊に調査を命じ、こうもり傘の女を包囲・確保するが、それはFBI秘密捜査官のダイアン・マーチンの囮捜査だった。
ダイアンの父ボスナーと合流し、事件の黒幕は「秘密結社エゴス」の仕業である事を知らされる。
ダイアンをBF隊に迎えた矢先、父のボスナーも暗殺されてしまった。
事態を重く見た鉄山将軍は、5人にエゴスと戦う為に完成したばかりのバトルスーツを与えた。
一方エゴスの首領・サタンエゴスは新たな敵の誕生を感知、コウモリ怪人を刺客に差し向けた。


BF隊はこうもり傘の女を追い詰めるが、途端にコウモリ怪人と戦闘員カットマンの襲撃を受け、激しい戦いの末にこれを倒す。
かくしてバトルフィーバー隊とエゴスとの戦いの火蓋が切って落とされたのだった!



◇概要

スーパー戦隊シリーズ第3作である本作は、マーベルコミックスとの提携で製作された『スパイダーマン』の明確な後番組ではないが、成功を引き継ぐ目的で製作された。


当初はマーベルコミックスのキャラの使用を視野に入れて企画された『キャプテンジャパン』だったが、
超電磁ロボ コン・バトラーV』で確保していた放送枠を『闘将ダイモス』の打ち切り*1によって予定されていた時間枠の変更の影響でスケジュールは圧迫、製作もプロデューサーも平山亨Pから吉川進Pに引き継がれた。
それからは平山Pの案を残しつつも、アメコミヒーローを日本的にアレンジする事の難しさや、キャプテンアメリカの使用が不可能になった事もあって内容が修正されてアメコミ色が薄れた結果、
秘密戦隊ゴレンジャー』や『ジャッカー電撃隊』のようなカラフルヒーロー路線に生まれ変わったのである。
だが、ミスアメリカについてはマーベル社の生み出した同名のヒロインがモチーフという事もあり(ただし外見は大幅に異なる)、『スーパー戦隊 レジェンドウォーズ』等外部出演の際にはクレジットにマーベルの名が残っている。


本作は打ち切られた『ジャッカー』以来1年2ヶ月ぶりに再開した戦隊シリーズ作品だが、当初『ゴレンジャー』と『ジャッカー』はシリーズから除外されており、本作が第1作扱いだった。
その後、『五星戦隊ダイレンジャー』辺りから扱いが変わり、『超力戦隊オーレンジャー』の時に正式に『ゴレンジャー』と『ジャッカー』がスーパー戦隊シリーズにカウントされたために現在では本作が第3作となった*2


そして本作最大の特徴として、スーパー戦隊史上初の巨大ロボット戦が導入された事が挙げられる。
このあたりの事情はバトルフィーバーロボの項目が詳しい。


さて、スーパー戦隊シリーズの土台を築いた本作であるが、その内容は『ゴレンジャー』の初期エピソードや『スパイダーマン』のようにスパイアクションを重視したもの(初期は特に顕著)であり、
中盤までBF隊の正体はエゴスに顔が割れておらず、中盤以降はBF隊を攻撃する作戦が増えた為にメンバーを二度も交代する事態に陥った(本当はキャストの都合だが)。
なおかつメンバーが『色別ではなく国別』というシリーズ内でも異色である。
その為、スーパー戦隊シリーズの本格的な構成を造り上げたのは次作『電子戦隊デンジマン』であるといえる。


しかしスーパー戦隊を復活・シリーズ化した本作の功績は大きく、シリーズでも重要な位置であることは間違いないだろう。


二つの目を持つマスクは現在本作のみである*3が、『光戦隊マスクマン』は当初、本作を踏襲したマスクにするという案もあった(最終的にはX1マスクにその名残を残すのみとなったが)。


ナレーションはゴレンジャー・ジャッカーも担当した大平透氏。ここから『科学戦隊ダイナマン』まで担当する。
予告ナレーションには第43話の予告まで基本的に「みんなで見よう!」の決め台詞があったが、それ以降は「みんなで○○(その回の中心人物)を応援しよう!」が使われる事が多かった。


余談ながら、OP・EDのテロップの書体は当時の東映特撮で使用された石井太ゴシックではなく、モリサワのゴシック体が使われている*4
サブタイの書体は文字のパーツが浮かび上がったように見える独特なものが使われた。18話からは写研のゴナ体を同様に加工した物が使われた。



バトルフィーバー隊

国防省とFBIから世界のエリアごとに精鋭を集めて結成された特殊部隊。
詳細は項目を参照。
ちなみに「バトルフィーバーJ」を名乗ったのは本編1回と、『高速戦隊ターボレンジャー』の第1話だけだったりする。



秘密結社エゴス

首領サタンエゴスを神と崇める邪教・エゴス教を母体とする秘密結社。現代科学を越えた原始科学を用いて様々な悪事を働く。
詳細は項目を参照。


◇項目のあるエピソード

第23話:決戦!!怪人総登場
第33話:コサック愛に死す



◇その他の作品でのバトルフィーバーJ

海賊戦隊ゴーカイジャー

映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にて、黒十字王がレンジャーキーを奪って召喚した敵として登場。
また、クリスマス回にはバトルケニア/曙四郎がサンタ役で登場し、バトルフィーバーの大いなる力を与えた他、
映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にも青梅大五郎と共に登場した。


このほか、2023年時点では以下の作品にゲスト出演している。


また追記・修正しやがった!


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[02]ジャッカー電撃隊

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  • 隊員も書いて欲しいな -- 名無しさん (2013-11-13 20:21:09)
  • 項目参照って……その項目が無いんですが -- 名無しさん (2014-03-04 21:50:35)
  • エゴスから大事な情報やペンダントを守るためにコサックとケニアが助走したことがあるのだが大葉さん意外と可愛い。 -- 名無しさん (2014-03-05 11:01:51)
  • ↑打ちミス「女装」ね! -- 名無しさん (2014-03-05 11:02:25)
  • 珍しいのは幹部よりも怪人のほうが立場が上な事(怪人はサタンエゴスの子供のため。ロボは弟)だからヘッダーが「御子」といってひざまずくシーンはいまでは新鮮。 -- 名無しさん (2014-04-26 22:14:17)
  • 鶏のエゴス怪人が出たことがあるのだがゴーバスターズのヒロムはKOされちゃうだろうな・・・・。 -- 名無しさん (2014-05-17 22:20:58)
  • 当時「サロメ」という敵幹部をビューティーペアのマキ上田(この人を知っていたならかなりのプロレスマニアかかなりの歳だ!)が演じていたので聖書で名前を聞いても「ああ、バトルフィーバーJか」といって聖書を道端で配っているオッサンを驚かせた。 -- 名無しさん (2014-05-19 11:56:58)
  • しばらくアニメが続いた土曜6時で突然実写になったけど、長浜ロボシリーズの後番組だったせいか違和感がなかった。コンバトラーやボルテス、ダイモスってキャラから設定から丸々戦隊シリーズのアニメ版ですね。ちなみにこの要素が後に「女の子版」としてセラムンやプリキュアに継がれる -- 名無しさん (2014-05-28 12:54:20)
  • ダンスを取り入れたという点では、あのブレイブな戦隊の先輩的なポジションにあるかも。 -- 名無しさん (2014-09-17 15:41:42)
  • マーベルと提携していて東映もかかわっていたらDWAに出てもおかしくなさそう。 -- 名無しさん (2014-11-20 15:16:55)
  • ↑って言うか出して欲しいな(願望) -- 名無しさん (2014-11-20 15:21:29)
  • ↑あの世界に出てきたらインパクト大きそう。 -- 名無しさん (2014-11-22 20:01:27)
  • ファーストガンダム世代ならマーベルで5人組だったらアベンジャーズじゃなくてこっちかもね。 -- 名無しさん (2014-11-24 19:49:57)
  • マーベルマルチバースの一つとしてちゃんと組み込まれてるってことはゴーカイジャーを踏まえるとスーパー戦隊の世界はマルチバースの一つなのか…? -- 名無しさん (2016-05-07 12:04:40)
  • まだバトルコサックの強化服を「クリーニングに出した」と勘違いしてる人いるんだな……さっきやってた怒り心頭でも基地に置き忘れてる強化服を見つけるシーン端折られてるし -- 名無しさん (2016-09-15 00:11:49)
  • ↑親父に事情を説明したら「それだけの理由でこんな事が同情されると思ったら大間違いだ。同じような事を実際にやったらこのように言われても仕方ないよ」との事。 -- 名無しさん (2016-09-15 00:40:53)
  • ↑知らんがな。というか論点が違う。あれはスタッフがわざわざ変な改悪編集して間抜けでお馬鹿な死に方したのが酷いと言われてるんだよ。まぁ、確かに現実で被害者の家族にその子が拳銃嫌がるので会うのに嘘ついて拳銃置いてきたのが理由で殉職したら「アホか」と言いたくなる気持ちもわからなくはないが -- 名無しさん (2016-09-15 11:48:22)
  • でもちゃんと少女について触れてたからまだただの笑い話にしてたUSOよりはマシだな -- 名無しさん (2016-09-15 11:56:02)
  • 兄や姉より大きな弟と妹達 -- 名無しさん (2016-12-15 21:39:29)
  • 確か怪人製造カプセルも意思があったよな -- 名無しさん (2017-01-02 00:24:40)
  • アベンジャーズやファンタスティック4よりも最初のマーベルチーム -- 名無しさん (2017-05-12 10:30:07)
  • 鉄山将軍とかいうチート -- 名無しさん (2018-01-28 14:51:49)
  • 今の時代だったら更に色んな国のヒーローが増えそうだな。バトルイラクとか -- 名無しさん (2018-06-09 14:10:55)
  • バトルメキシコ -- 名無しさん (2019-01-13 00:02:14)
  • カタツムリ怪人の時のサタンエゴスは「また料理作戦ですか」と言ったヘッダーに失敗を恐れてはならんと言ったり、最近の子供地は食べ物の大切さを知らんと言ったり悪の首領としてはかなり正論を -- 名無しさん (2020-02-11 08:10:11)
  • バトルフィーバーJ以前の東映の巨大特撮ってどれも予算不足で打ち切りか新造の敵が出なくなるか、巨大化しなくなる(キョーダイン)か、バンクだらけになることが多かったけど、この頃から予算増えたのかな? -- 名無しさん (2020-05-31 20:56:10)
  • 節分の日に第1話が放送してたな -- 名無しさん (2022-02-03 22:32:50)
  • 今の時代だったら春麗、らんまのシャンプー銀魂の神楽ちゃん(2年後神楽さん、5年後神楽さん)がモチーフのミスチャイナとか登場してそう -- 名無しさん (2022-07-12 18:02:42)

#comment

*1 厳密にはテレビ朝日側の「『バトルフィーバーJ』を2月スタートに早めて欲しい」という要望に応えるために『ダイモス』の放映期間を短縮した事によるもの。この関係で『スパイダーマン』の枠だった東京12チャンネルの放送枠では長浜ロマンロボの流れを組む『未来ロボ ダルタニアス』が後番組となった。
*2 ただし、2000年に「スーパー戦隊シリーズ」のブランド名が採用されるまでは『ゴレンジャー』と『ジャッカー』の扱いはあいまいだった。
*3 仮面ライダーでもある『仮面戦隊ゴライダー』及び、戦隊ロボをモチーフとした『機界戦隊ゼンカイジャー』のキカイノイドを除く。
*4 ただし、メンバー変更に伴い修正された場合はその部分が石井太ゴシックになった。フラッシュマンの最終回で流されたロールクレジットもモリサワのゴシック体が使われた。

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