登録日:2014/06/27 (金) 11:19:00
更新日:2023/12/18 Mon 13:49:39NEW!
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zoids ゾイド ゲームオリジナル ヒュドラ 荷電粒子砲 ライバル機 ファントム騎士団 ジェノハイドラ
ジェノハイドラは、『ZOIDS』のゲームシリーズに登場するゲームオリジナルゾイド。
初出は『ZOIDS SAGA』。
■目次
【スペック】
型式番号:不明
所属:ファントム騎士団
分類:恐竜型(ゾイドカードコロシアムではヒドラ型とも)
全長:25.6m
全高:不明
重量:130.2t
最高速度:340km/h
武装:
ガトリングヘッド
ソーサーヘッド
クローヘッド
拡散荷電粒子砲
クリスタルレーザー
小口径クリスタルレーザー
マイクロミサイルポッド
【概要】
ショタ王子を追っかけ回す変態集団ファントム騎士団四天王の一角、ブラッド・キールが劇中で受領する新型機。
トリニティライガーを分析することでもたらされたデータを元に開発された。
……とは言っても参考にしたのは鬣の回転・各種ユニットの内装様式くらいのようだが。
ジェノザウラーに似通った点が多いため便宜上「ジェノ系」に分類されるが、コアそのものは別種。
なのでジェノザウラーとは異なり漠然と「恐竜型」という機体モチーフとなっている。
開発期間短縮のためにジェノザウラーのフレームを流用した可能性が荷電粒子レベルで存在する……?
コクピットの位置は不明だが、ジェノ系という分類や収容できる位置の問題からたぶん胸部だろうなぁ……程度には推測可能。
『ZOIDS2 〜ヘリック共和国VSガイロス帝国〜』では「水中用ジェノというにふさわしい」という解説がされているが、何をもってそう定義されるかは不明。
一応ライバルが駆る専用機のはずだが、後発作品ではパチられてユニゾンの実験台にされたりとイマイチ扱いがよろしくない不憫な子。
分析元はエヴォルトまで会得したのにな……
その最大の特徴は共通フレームで構成され、自在回転・ポジションチェンジが可能な腕部と頭部。
胸部のターレットモジュールに接続された3種のアームユニットを変形させ、状況に応じて頭部ユニットを交換することが可能。
ポジションチェンジ時には首と肩の装甲がガバっと開くため結構豪快。
この機構を流動的に運用することであらゆる状況下でも柔軟な対応が取れるとされる。
通常時はクローヘッドがヘッドポジションとなっており、右腕をガトリングヘッド、左腕をソーサーヘッドが担当する。
アームポジション時にはパーツが変形し、いわゆる「前歯」の部分を爪として用いる変則的なハンドパーツとなる。
逆に言うと下の前歯が爪と共用になっているので、よく見るとなかなかぶっ飛んだデザインではある。
ちなみに下の爪は後頭部の突起が担当する(アームポジション時には上顎から上を後方に反転させる)。
アームポジション時に各ヘッドの武装が使用可能かは不明だが、ZOIDS VS.シリーズでの演出を鵜呑みにするなら少なくともガトリングヘッドの使用は不可能ではない模様。
一部資料によってはキングギドラよろしく三つ首形態への変形機能があるとかないとか。
公式での立体化はされていないが、某ブログでペーパークラフトが作成され、データが一般配布されている。
ペパクラだからと侮るなかれ、作り込みは相当なもので、作者の愛と気合が伺える。
【武装解説】
○クローヘッド
荷電粒子砲の砲身末端部が装備された基本頭部。各形態でのデザインラインは最もまとも。
クローヘッドなどと仰々しい名前がついてるが、何の事はない。クローアームに変形可能な普通の頭である。
アームユニットに変形できる時点で普通もへったくれもない?そりゃごもっとも。
荷電粒子砲を使用する際にはヘッドポジションを戻さなくてはならないのがやや面倒なところ。
○ガトリングヘッド
小口径の対ゾイドガトリングガンを内蔵する近距離射撃戦用ユニット。
目から頭頂部あたりにかけての頭部前面が黄緑色のパーツ(センサー系?)となっているのが特徴。
○ソーサーヘッド
鼻のあたりに赤い丸鋸状のブレードを備えた格闘戦用ユニット。デザイン的には一番突き抜けている。
実際の性能がどうかはともかく、少なくとも起動時のインパクトは絶大。
後述のKAでは丸鋸の棘がなくなったり形状変化が著しい。
○クリスタルレーザー、小口径クリスタルレーザー
通称謎武器。クリスタル状の励起ユニットからレーザーを発射する……のだろう、たぶん。
前者は背部の思わせぶりなユニット(たぶんブースターパックかオプションラック)に、後者は肩部装甲と大腿部に装備されている。
○マイクロミサイルポッド
肩と腿の装甲内、鱗状のモールドハッチの下に隠れるように内蔵された小型ミサイル。
搭載位置やサイズの関係上単発火力は低いが、小型ゾイドや歩兵などのソフトスキンへの攻撃ならば十分だろう。
というか、どうも本機の兵装は荷電粒子砲以外は火力よりも同時投射数や速射能力を重視してる傾向が強い。
アーカディア王国簒奪後の残党掃討を重視した、というところか?
○拡散荷電粒子砲
本機最大の武装。収束率を抑えめに設定することで広域攻撃が可能となっている。
後述のKAでは収束拡散が切り替えられるため、初期基本仕様である本機でも同じことは可能と思われる。
ZOIDS2ではなぜか重武装型になるまで使用不可能。
【バリエーション】
○ジェノハイドラKA(キールアーマー)
なんかもう装甲レベルで別物なハイドラの重武装仕様。別名「ジェノハイドラ重武装型」。
この形態でも各アームユニットは使用可能なはずだが、ゲームシステム上再現された例がない。そういう面では不憫な子。
背部に増設された2門のプラズマキャノン(初出時は大口径荷電粒子砲だった)は大型ゾイドを容易く打ちのめす。
この背部プラズマキャノンも頭部形状を模したようなデザインであり、三つ首から五頭にクラスチェンジしてよりヒュドラらしくなった。
装甲が別物のため、手足の小口径クリスタルレーザーとマイクロミサイルポッドは使用不可能。
そのためか、尾部にマイクロミサイルポッドが増設された。あと固定装備の形状が一部違う。
ZOIDS2では換装形態のため、それに伴うメリット・デメリットが新たに浮上している。
装甲の形状や機能からしてハイドラとはまったくの別物であるため、CASを実装している可能性がないこともない。
○ジェノハイドラVF(ビクトリーフォーム)
『ZOIDS SAGA FUZORS』及び『ZOIDS SAGA DS』に登場するビクトリーレックスとのユニゾン形態。
背部にビクトリーレックスが変形した多目的機動兵装ユニットを備え、飛行能力までも獲得した。
載せただけユニゾンと一部で名高いバスターフューラーよりは、一応説得力があるデザイン。まあ、こっちはまともに変形してるからね……
背部の直列ハイドラキャノンによる砲撃能力の強化とクローミサイルの爆撃能力が備わったことで、戦闘能力は飛躍的に増大している。
なぜ合体しただけで飛べるようになるかは突っ込んではいけない、主人公機(orライバル機)のユニゾンは⑨でさいきょーと相場が決まってるのだ(棒
こっちはクローヘッドに追加パーツが装着されているため、アームユニットのポジションチェンジができるかどうかは不明。
また、大腿部にも追加パーツが装着されており、そっちのマイクロミサイルとクリスタルレーザーの使用はおそらく不可能。
追記・修正は頭と腕を変形させつつポジションチェンジが可能な方がお願いします。
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▷ コメント欄
- ゾイドVSではいちいち首が回るの好きだった -- 名無しさん (2018-01-29 19:12:09)
- GBAのサイバードライブゾイドに登場する黒いジェノハイドラ『アンダーテイカー』が好きだった。乗り手のうさん臭さといい、必殺技・ジェノサイドリボルバーの演出といい…… -- 名無しさん (2022-05-21 02:14:37)
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