ナンナル(シン) - 古代メソポタミアと周辺の神々、神話生物について
an-na)は「天の人」。そもそもナンナとスエンは別個の月神であったが、早い時期に集合されたとする説明もある(「古代オリエント事典」)。またアッカド語ではシン(シンは、シュメル語のスエンから派生した言葉ものと考えられる)。 ウル市の主神で、新バビロニア時代にはハランも信仰地となっ
an-na)は「天の人」。そもそもナンナとスエンは別個の月神であったが、早い時期に集合されたとする説明もある(「古代オリエント事典」)。またアッカド語ではシン(シンは、シュメル語のスエンから派生した言葉ものと考えられる)。 ウル市の主神で、新バビロニア時代にはハランも信仰地となっ
1.ビールの女神 シュメル語でニンカシ、ニンカスィ、アッカド語形ではシリシュ、シリス。麦酒の女神であり、ニンカスィとは「口を満たす婦人」という意味(ビールはシュメル語で「カシュ」、アッカド語で「シカル」)。関連して、発酵の女神ともされる。 麦酒を司る存在を、男神ではなく女神として
イシュタル (Ishtar) は、古代メソポタミアにおいて広く尊崇された性愛、戦、金星の女神。概要[]イシュタルはアッカド語名であり、シュメール語におけるイナンナに相当。その親族関係に関しては、異なる伝統が並存する。主なものには、月神ナンナ/シンの娘、太陽神ウトゥ/シャマシュの妹
神名、信仰地 太陽神、正義神、裁判神、卜占神、周辺地域を統べる神、動物神。男神。 ウトゥ Utu(シュメル語)、シャマシュ Shamash(アッカド語)は「太陽」を意味する。イナンナの兄。ラルサ市の守護神で、後にシッパルやエリドゥでも信仰を受ける、更に後代にはハトラの主神。また、
A. 古代メソポタミアで話されていたセム語派の言語参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%89%E8%AA%9E
くよう勧める。その際に、鬼神14柱を同行させることにした。 月本訳「ギルガメシュ叙事詩」では「ネルガルのラビツ」の名が出てくる(※ラビツは、アッカド語で「待ち伏せる者」の意で、冥界の悪鬼)。(参考文献) 「ギルガメシュ叙事詩」(月本訳)(出典神話等) 『ネルガルとエレシュキガル』
命令を発する際、「それはその名はマクルクルルム、即ち「生命の救済者」たらしめよ」という言葉がある。なお、マクルクルルムはシュメール語であり、アッカド語では「maqurqurrumma」(マクルクルルマ?)である。(出典神話等) 『アトラ・ハシース物語』(ニップール版)
て悪行をなすとされた。memo:「アヌの娘ラマシュトゥ」 護符には、図像が刻まれたほかに、「怒れる神、アヌの娘ラマシュトゥ」という書き出しのアッカド語の呪文が刻まれている(「古代オリエント カミとヒトのものがたり」)(参考文献) 「メソポタミア文明の光芒」、「メソポタミアの神々と
1.霊鳥 アンズーあるいはズー(アッカド語)、イムドゥグドゥ(シュメール語)は、獅子頭を持つ嵐の鳥。 元々は "霊鳥" であり、殊にラガシュ市で重んじられていたとみられる。『グデアの神殿讃歌』注釈によればニンギルス神のお使い番で、エアンナトゥムの戦勝碑でもニンギルスの霊鳥として図
神ではなく、既に神話中で語られている女神の美称に過ぎない場合がある。参考「古代メソポタミアの神々」では、ベーレット・イリをニンフルサグ女神のアッカド語系として扱っている。2.神話におけるベーレトイリ 『ギルガメシュ叙事詩』(標準版)において、ベーレト・イリーは "体の3分の2が神
は合成獣が多くいるが、蛇に関係するものが多い。湿地に住まう蛇がそのはじまりと思われる。ムシュフシュはシュメル語で「恐ろしい蛇」の意味であり、アッカド語においてもムシュフシュと言うのは、シュメル語からの借用。 ムシュフシュは、古代メソポタミア世界において最も有名な合成獣の一つであり
1.偽証罪を罰する存在 マーミートゥはアッカド語で「誓い」を意味し、誓いを擬人化した女神(あるいは悪霊)。偽証罪を罰する女神であり、後にネルガル神、あるいはエラ神の配偶女神となる。(参考文献) 「古代メソポタミアの神々」、「メソポタミアの神々と空想動物」
1.双面神、エンキの従神 シュメル語でイシムド(イスィムド、イシム)、アッカド語でウスム。「二つの顔をもつ」の意味であり、円筒印章の図像では前後に顔を持つ双面神の姿で描かれる。 知恵の大神エンキの従神であり、神話『エンキとニンフルサグ』では主人をそそのかす役回りとなっている。(参
1.主/主人 バール、バアル。「主/主人」の意味で、様々な神名につく(例:バアル・シャミン「天空の主」など)。またアッカド語のベルと同様に、一般名詞(主/長の意義)として最高神を指し示す言葉にもなる。2.西セム系の豊穣神 特に固有名詞的に使われる場合、西セム系の嵐、雷雨、慈雨、豊
1.竜 竜のことを、シュメル語ではウシュム、アッカド語ではパシュムという。竜は、古代メソポタミアの神話観(宗教観)において度々登場する。(参考文献) 「シュメル神話の世界」
1.アモリ人の神 男神。マルトゥ、アムル(アッカド語でメソポタミアの「西方」、シリア方向を指す)は、西セム系遊牧民であるアモリ人の神であり、当初からシュメル人達の神であったわけではない。シュメル語の称号は「ルフルサッガ」で「草原の人」を意味する。ウル第3王朝以降に盛んに信仰され、
1.バドゥティビラの神 ルラルはシュメルの神で、バドゥティビラの都市神。アッカド語の別称はラタラク(「鞭打つ」と関連)。ルラルとラタラクは元来二つの独立した神格であり、やがて集合されたと推測される。 シュメル神話『イナンナの冥界下り』では、イナンナ曰くに「私の左右に侍っている」と
1.獅子人間 合成獣ウルマフルル(アッカド語)。上半身が人間で、下半身は四本足の獅子。獅子人間。獣人間であるウリディンムと似ているが、別物として区別可。(参考文献) 「古代メソポタミアの神々」)
1.火と光の神※この項では、ギビル神とギラ神を同一の神として扱っています。 ギビル(シュメル語)、ギラ(ギッラ。アッカド語)は、火と光の神。その属性ゆえ破壊性を有する存在として描かれることがあり、『ウル滅亡哀歌』においてエンリル神が都市の滅亡を決定した時、ギビルを「自分の助手」と
1.一般名詞「主」 アッカド語の一般名詞で、ベールは「主/主人」の意味であり、エンリル神、ネルガル神などの大神を指す場合に使われてきた。その後、新バビロニア時代になると、ベルは専らマルドゥク神と同義語になった。 ちなみに、女性系はベルトゥ/ベレト(「女主人」)。ツァルパニトゥ女神
A. メディア王国は、紀元前18世紀頃にメディア人が建国した古代イランの王国です。メディア王国は、アッカド語によるメディア語(Mātāšir-Ašur)を公用語とし、首都はマンナエ(Manāt)に置かれました。メディア王国は、紀元前1500年頃にアッカド帝国に併合され、その後、ア
で、神の予言により大洪水を生き延び、不死の命を与えられたとされる人間で、『ギルガメシュ叙事詩』における「ウトナピシュティム」(ジウスドゥラのアッカド語読み)や旧約聖書における大洪水を生き延びた人類の祖先たる「ノア」と同一視される)冥界に落ちた主人公の生体反応を消失させて無事に返し
nam-ur-sag(アーナムルサグ?)という固有名が付く様だ(英訳文だとMight of Heroes)。メソポタミア神話の太陽神ウトゥ(アッカド語ではシャマシュ、ウトゥはシュメール語)は妹のイナンナ(イシュタル)に頼まれて青銅の斧で世界樹からベッドを作っている。(ウトゥが拒否
た1~7の数字もしくはsmallなどで指定してください。ティアマト(Tiamat)は、メソポタミア創世神話に登場する女神である。名前の由来はアッカド語で海を指す「tiamtum」だと言われる。彼女自身の原型となったのは、最古の都市国家シュメールに伝わる原初の海の化身ナンム。【概要
レ多数なので注意。『女神異聞録デビルサバイバー』に登場する強大な力を持った悪魔達の総称。いずれも「ベル」の名を冠している。「ベル」というのはアッカド語で「主」という意味で、かつてベル神達は一つの存在で神や魔王として崇められていたのだが、現在の「神」との戦いに敗れ魔界へと追放された
ものは神殿であり(アナトが建てたとされるバアル神殿)、その姿は禍々しく、攻撃的なフォルムをしている……と言われていたが……。また、シュメル・アッカド語でエディンは草原、空野。旧約聖書でいうところのエデンの語源とされる。シュグラはそのエディンにある王冠。イシュタルがエディンに入った
アといった名前なのに、なぜ彼女だけ「アバター」などと付くのだろうか。おそらくは他のシリーズに登場する魔神バールといった一神を指すのではなく、アッカド語で「主神」を意味する一般名詞を指していると思われる。即ち、「バアル」とは最強という称号にして至高という概念であり、それを体現する者
イトルとなっている。アッシリア最後の征服王にして文芸の保護者アッシュールバニパルのニネヴェ図書館などから発掘された七枚の書版から構成される。アッカド語で書かれ、成立は前18世紀と考えられる。【内容】遥か昔、世界の始まりには淡水の神アプスと海水の女神ティアマトがあった。二人の交わり
1.宮殿の神格化...? シュメル語でニンエガラ、アッカド語でベレドエカリム(ベーレト・エカリム)。「王宮の婦人」、「宮殿の女主人」の意味で、もともとは王宮そのものを神格化した女神と思われるが、一説にはイシュタルの異名ともされる。マリ、ラルサ、ウル、カトナにニンエガラの神殿がある
1.名高い天の大女神 イナンナ(Inanna:シュメル語名)、イシュタルorイシュタール(Ishtar:アッカド語名)。他にインニン(『エタナ物語』による)、アンニトゥ(『ズーの神話』注釈)、ヌギグ(『洪水伝説』から)、ニンシェシュエガラ(ウルク王ウルギギルの碑文から)、イシュタ
シュメル語名エンキは文字通りには「大地の主」、別名ヌディンムドゥは「創造者」(nu「人、者」、dim「創る」、mud「生む」)を意味する。アッカド語名エア、別名としてニニギグは『ギルガメシュ叙事詩』に出てくる呼び名。ヒッタイトに持ち込まれ『クマルビ神話』にも登場するが、フルリ語
1.冥界の女主人 エレシュキガルは「大いなる地(冥界)の女主人」(エレシュ=主・キ=大地・ガル=大いなる)の意。アッカド語ではアラルトゥ、あるいはイルカルラ、ベリリ。 シュメル神話によれば、世界が創造された時から冥界を統べている女主人で、ナムタルやネティらを統括して冥府の宮殿に住
記」の入門書である。非常にわかりやすい。しかしながら、この言語で会計や簿記を勉強するのは、あまり効率の良い方法とは言えない。中等数学入門不明アッカド語楔形文字粘土板中等教育で習う数学に関する内容が書かれている。数学の知識がなくても読める平易な文で書かれてた内容だが、粘土板であると
スメールの漢名须弥 Xūmíは、須弥山の漢名でもある。スメールの名は、メソポタミア下流に位置する最古の文明シュメールに由来するとも考えられ、アッカド語ではシュメルと呼ばれた。メソポタミア・バビロニア帝国の首都バビロンは、全盛期には学問と科学の発展の中心地として知られ、スメールが教
みだす8柱の一つ。ひげに関係する病気を癒す女神(?)。 物語の最終部で「ニンスィクラはマガンの主たれ!」と言われている。マガン(シュメル語。アッカド語ではマカン)とは、現在のオマーンにあたる場所である。 一方、『エンキ神の定めた世界秩序』では、エンキはニンシキラに「ディルムン」(