ジバクくん

ページ名:ジバクくん

登録日:2010/07/12(月) 19:39:29
更新日:2023/08/17 Thu 22:57:29NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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ジバクくん 漫画 アニメ 柴田亜美 冨岡淳広 99年秋アニメ 90年代テレビアニメ ファミ通ブロス アーミン らりーん 梅干 ピンクのナマモノ edで踊り狂うナマモノ達




柴田亜美がファミ通ブロスで連載していた漫画。全六巻。


馴染みの編集者に「ブロスがリニューアルするのでアニメ化前提で連載一本お願いします」と言われ、編集者って簡単に言ってくれるなと思いながら描き始めた作品。
そんなわけで99年10月から00年3月までテレ東系列でアニメが放送された。


名有りのごく普通の美少女キャラが四人+αもいる、アーミン作品には極めて珍しい漫画。



【あらすじ】
針の塔を中心に時計回りに12の国が存在する世界、ツェルブワールド。
この世界ではTM(トラブル・モンスター)と呼ばれる怪物から、人々の安全を守るGC(グレート・チャイルド)が各国に存在した。




【作中用語】


  • 針の塔

大昔に空からツェルブワールドに落ちてきた機械仕掛けの塔。中心には謎の眠り姫を抱いて眠る0の樹があり、各国に根を伸ばしている。


  • TM(トラブル・モンスター)

0の樹の悪素の影響で変異した動植物。戦闘力、知能でランク付けされていて、S級のモンスターには人間の言葉を話すものも確認されている。


  • GC(グレート・チャイルド)

聖霊と共に各国のTMを退治している子供たち。
GCになるには針の塔でライセンスを会得する必要があり、GCウォッチが交付される。


  • 聖霊

ピンクの丸い一頭身に手足が生えた、いかつい顔のナマモノ。常に手を握り締めていて、開くと自爆する。


  • GS(グレート・ソルジャー)

GCの中でも特に能力が高く、試練を乗り越えた者。
針の塔にて永遠の時を生き、仕えることになる。
これまでにGSになることが出来たのは4人。


  • TK(トラブル・キッズ)

違法行為を行ったと針の塔から見なされたGC。
指名手配され、他国のGCはTKをその場で始末する権利を与えられる。



【ツェルブワールドの国】


針の塔へはツェンからしか行けず、ツェンに行くには時計回りに旅をしなくてはならない。国の数字が大きくなるほどTMの危険度が強くなる。



1の国・ファスタ
のどかな田舎町。
GC・爆(ライセンスなし)
声‐石田彰
主人公。アーミン漫画らしい俺様気質で、夢…ではなく野望は世界征服
しかし表に出さないだけで義理人情に厚く、正義感と責任感が強い。
TMに襲われていたところを後にGSになるGC・炎に救われ、彼に後継者にされた特別な経緯を持つ。聖霊はジバクくん。



2の国・セカン
メルヘンな家屋が立ち並ぶ国。
GC・ピンク(ライセンス『超能力』)
声‐川上とも子
気の強い少女。炎に憧れており、彼の後継者である爆に興味を抱く。必殺技はプリティーピンクミラクルボンバー。聖霊はバーンビ。



3の国・サー
中国に似た国。
GC・カイ(ライセンス『武術』)
声‐神谷浩史
真面目で強くなることにひたむきな性格。幼い頃TMに両親を殺され、以後はフンベツ山のフネン仙人のもとで修行を重ねる。聖霊はバクザン。



4の国・フォス
中世ヨーロッパのような国。
GC・ダルタニアン(ライセンス『剣術』)
声‐石村知子
気の弱い少年。フォスのGCは家督制であり、一族唯一の未成年ということでGC見習いとなる。父に厳しく叩き込まれたため、剣術だけはいっぱしに使える。聖霊はバクレツ伯爵。



5の国・ゴイ
砂漠と盗賊の国。「盗まれた人間の方が間抜け」だという考え方が浸透している*1
GC・アリババ(ライセンス『盗み』)
声‐浅川悠
クールで男勝りな少女。TMにある呪いをかけられている。聖霊はヒバナ。
実は男。


6の国・ロック
毎日お祭騒ぎの騒がしい国。
GC・ライブ(ライセンス『音楽』)
声‐平松晶子
常に歌うようなしゃべり方の陽気な少年。国を出て針の塔に向かう時にカイと出会うが、彼より遥か先に針の塔に到着した。聖霊はバズ。



7の国・セーブン
時代劇のような国。
GC・乱丸(ライセンス『忍術』)
声‐鈴村健一
巨大なカエル・ジライヤを相棒にしている若き城主。聖霊は烈火。



8の国・エイトン
海賊の国。
GC・ルーシー(ライセンス『ギャンブル』)
声‐野田順子
関西弁でしゃべる少女。カードバトルを得意とする。聖霊はバクチくん。



9の国・ナイナイ
夜の闇に包まれ、無数の人魂が飛び交う国。
GC・デッド(ライセンス『呪術』)
声‐緒方恵美
黒装束に身を包んだ少年。陰気な性格をしている。聖霊はジュバク。



10の国・テンパ
密林に包まれた国。
GC・ハヤテ(ライセンス『風水』)
声‐辻谷耕史
0の実の変異種である、有翼人種の生き残りの若者。聖霊はサンダー。



11の国・イレブス
最も近代化が進んだ国。
GC・ジャンヌ(ライセンス『兵器』)
声‐渡辺美佐
誇り高い軍人タイプで、国をなにより愛している。イレブスのGCは代々激の監視役も兼ねている。聖霊はダン大佐。



12の国・ツェン
謎に包まれた国。
GC・現郎
GSにしてツェンのGC。聖霊はジバク王。




【針の塔のGS】


炎(声‐松本保典
元ファスタのGCにして、全てのライセンスを取得している最強のGS。



雹(声‐森久保祥太郎
二刀流の剣士。美しさにこだわり、プライドの高いナルシストで、薔薇を背負って現れることが多い。
GSになった理由も「自分の美しさが永遠に保たれるから」
自分に素敵な屈辱を与えた爆に惚れるホモ。
使い魔チャラをこき使っている。



シルバ
ピンクの祖母。GSの資格を得たものの、永遠の時を生きるより愛する者と生きることを選んだため、正確にはGSではない。
GCウォッチの力を借りればGC時代の若い姿に戻れる。



激(声‐石川英郎)
元サーのGCで、雹の先輩。
あることをきっかけに針の塔で暴れ回ったため、姿を変えられ追放される。ただし50年に一度元に戻れる。



現郎
いつも気怠げな青年。激と浅からぬ因縁をもつ。
針の塔が落ちた時からGSをしている。


【アニメオリジナルキャラクター】



目覚めの毒を操る男。アニメ版の黒幕でもある。
元は、天が作り出した人形で、命も与えられたが、邪悪な意思を持つようになり、天の力で増殖する怪物にまでなった。
後に原作のワンシーン(脱出直後の針の塔内)にゲスト出演。




連載時、作者が最終回を寝ながら描いてしまったため、コミック収録の際は丸ごと書き替えられた。
最終巻の発売が1ヵ月伸びたため、コミック派はやきもきした。
無論、雑誌収録版のラストのほうが好きだというファンはコミックが出て(現在進行形で)もっとやきもきした。






炎と、とあるキャラクターの関係(物語の大きな核心)を原作より先にアニメでネタバレしてしまっため、作者はかなりショックを受けていた。






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  • 連載が始まる前からアニメ化が決まってたって何気に凄いな -- 名無しさん (2017-03-23 22:28:32)
  • アニメ版では、女性キャラが増加。また、アニメ版の後番組の最遊記もアニメ版では女性キャラが増加していた。 -- 名無しさん (2017-03-23 22:40:52)
  • 若返ったシルバの中の人が高山みなみさんだったのと、前半ED歌ってたからなのか、後半EDの映像はピンクからシルバに変わったんだよね。 -- 名無し (2020-06-13 02:38:39)

#comment

*1 ただしこれは当人が気を抜いて盗まれた場合の話で、強奪や命を奪う行為は御法度である。

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コメント

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