ボス曲・最強曲(BEMANI)

ページ名:ボス曲_最強曲_BEMANI_

登録日:2023/02/20 Mon 13:21:13
更新日:2024/07/05 Fri 10:48:06NEW!
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+ 目次-

概要

音ゲーにはそれぞれの曲に難易度があり、難しい曲にはそれなりの難易度が付いている。
だが……音ゲー業界は全体的に難易度がインフレ状態であり同じレベル内でも曲によってかなり難易度が違う。まぁ逆詐称などと言われる明らかに設定レベルに見合っていないのもあるけどな。
その為高難易度の曲の中でも突き抜けた難易度を誇る曲がボス曲としてゲーマーから選ばれる。
ただ譜面タイプの違いによる個人差が出るため、ボス曲が同タイトルに複数存在する事もある。


本項目では、KONAMIの音ゲーブランド「BEMANI」シリーズに登場するボス曲・最強曲について解説する。
BEMANIシリーズ以外の音ゲーに関してはボス曲・最強曲(音ゲー)、スマホ音ゲーに関してはボス曲・最難関曲(スマホ音ゲー)を参照。


ボス曲の特徴

  • 廃人クラスかそれ以上のやり込みが必要。ただの上級者クラスでは手も足も出ない。スコアも出ない。
  • 高密度の超発狂がよくある。むしろ常時ある。
  • 普通に譜面を見ても訳が分からない。
  • 分かっていても押せない・叩けない・踏めない。
  • BPMは速め。
  • 鬼畜なラス殺し
  • 神曲 (知名度やカリスマ補正もある。)
  • 解禁がメッチャ面倒臭い。低難易度譜面枠では解禁できないことも多々あり、一見さんは曲を聞くことすらできない。


今日も廃人クラスの人間辞めた人達はボス曲に挑んで散っていく。クリアするとんでもない人もいるけど。



ボス曲一覧

なお、ボス曲は新しく配信された曲に更に難しい曲があるとそっちに移る。そういう事するから難易度のインフレ起こすんだよ。
同じ位の難しさなら複数ボス曲として扱われる。
()内は初出バージョン。


アーケード音ゲーのボス曲

beatmaniaIIDX

beatmaniaIIDXのおおまかな難関曲はここを参照。
皆伝(beatmaniaIIDX)


※IIDXは長年の楽曲追加を経ながら表記が十数年以上12段階のままなので、同レベル内でも上位と下位で難易度の差が大きい。
特に最高難易度である☆12は一定以上の譜面全てに設定されている状況のため、☆12内の強弱をユーザー内で議論した結果の「非公式難易度」というものが存在する。
本稿でもDPを中心にこの非公式難易度に触れることがある。
SPではF~S+、DPでは12.0~12.7で分類される。


+ 昔のボス級曲-
  • dong-tepo no.1

2ndボス。
メロディらしいメロディが無いリズム難曲で、現行☆8相当とのこと。
LIGHT7(現NORMAL)導入前で、ANOTHERが無い時代としてはオーパーツ。
ACでは削除済。


  • Holic(Another)、R5(Another)

3rdのダブルボス、この時代に現SP☆11である。
クリアできる人がほとんど居ないので当時存在したSP非公式難易度*1で格付けが難しかったというのは懐かしの話。
一時期「SAFARI以上は全部無理ゲーという名前の同一難易度にしよう」とかいう提案があったほど。


ちなみにHolicのDPA(DP-ANOTHER)譜面は現存最古の☆12のひとつで、いきなりの非公式12.4認定。
Rootageではこの難易度ながらDP中伝一曲目を務めていた。


説明不要のがおーさん、初出は3rd。SP七段ボス皆勤賞。
7KEYS☆7(現HYPER☆10)だったが、どー考えても他の☆7より数倍難しいほどクセしかない譜面。


  • LUV TO ME(UCCHIE'S EDITION)

4thのボス格な曲。現行☆11。
この頃は明確なボスが存在しなかったので、一応最高難易度となるとこれに落ち着く。
ACでは削除済。


  • SWEET LAB(Double ANOTHER)

4thのDP裏ボス、片手をごまかしながらひたすら皿を擦るゲーム。
現HYPERはAC SINOBUZ復活時に追加された譜面となっており、旧HYPERは現ANOTHERとなっている。
現行の12段階の公式難易度が振られた段階ではなんと☆11だった。
AC SINOBUZ復活時には当然のように☆12判定をくらったが、☆12としては最小ノート数となっており719しかない。
一応個人差が激しいというだけで非公式難易度的には12.3。


他にも4th初出のDP現☆12判定はDXY!(HYPER・ANOTHER)、Starmine、era(stepmix)、minimalianの5曲6譜面あったりする。
中でもDXY!とminimalianは非公式12.5と、前作でDPボスのHolicの12.4を抜いて表ボスを担当する2曲になっている。
SPに情けがあったのか、DPの譜面制作が適当だったのかはよくわからない。


  • GOBBLE(Double 7KEYS)

4th家庭用のDP裏ボス。
すごい後になってACに移植されたが、成分無調整のHYPER譜面が余裕の☆12。非公式では12.6に格付けされるという、時代を考えたら意味不明な譜面。
HYPER譜面で非公式難易度12.6は現状この譜面だけなので、現行のAC収録のHYPER譜面では最強と言って差し支えない。
あまりにもあまりなのでAC移植時にANOTHER譜面が追加、こちらは成分調整が入って☆11。
お陰で難易度が「NORMAL(☆7)<ANOTHER(☆11)<HYPER(☆12)」という理解しがたい状況に*2
最強のHYPERということで語り継がれていた譜面ではあるので、その話題性を尊重した結果なのかもしれないが…
尚、追加されたANOTHER譜面はHYPER譜面とノート数は同じで、配置がまだまともなものに変更されただけなので密度はそのまま。


  • V

5thボス、この頃から明確にボスという形で認知されてくる、当時唯一のANOTHER持ち☆7禁→現SPA(SP-ANOTHER)☆12初作品。それでいて非公式D(現在の基準でも下の上~中の下)、いきなり吹っ飛びすぎである。
ヴィヴァルディ「四季」より冬・第1楽章、つまりクラシックの編曲という壮大な曲調に加え、1357と246交互連打、通称「デニムしすぎ」ゾーンが有名となった。


同じ原曲の続編である「V2」、またこの曲のアレンジである「Konzert V」もある。


  • NEMESIS

6thボス。Colors(A)の方が難易度は高いのだが、これは7thで追加された譜面なので後述。
SPAは縦連が少々押しにくい程度で普通の☆11だが、DPAは☆12で「SPA譜面の発狂がそのまま片手に来る」という無茶な地帯があり、2023年現在でも非公式12.7をマークする最強候補の一つ。ちなみに12.7の中では最も最古の譜面となっている。
前半も無理皿が容赦なく飛んでくるので、HARD以上となると更に難易度が上がる。


  • A、Colors(radio edit)

7thボス、前者はこれでも近年のインフレから☆11降格候補(2023年2月現在6曲しかない非公式Fランクの1曲)とも言われるようになってしまったが、当時は絶望感が漂った。
ちなみに隠しエクストラはMAX300→ワンモアが革命だが、SP難易度的にはボスポジションでは無かった(革命DPAは左手がエラいことになるけど)。
問題だったのが、MAX300対策でHS下げて正規譜面にすると、革命が遅くて見えないのとランダム使えない事でした*3


8thボス。同時期のDDR MAX2に登場したMAXX Unlimitedを和風アレンジしたらこんな感じの曲で、後にDDR EXTREMEに逆輸入。
3rdステージで特定の曲(当時の☆8相当である一部の☆7)をAAAクリアすると出現する隠しエクストラ。曲決定時の演出を含めカリスマ。ANOTHER譜面が縦連だらけなことで有名。


  • moon_child

9thの裏ボス。
ただそのイメージよりかは、10thの段位認定で八段1曲目に座っていることの方が馴染み深いかもしれない。何故かANOTHERで。


  • One More Lovely

10thボスかつワンモアで、SP十段の壁として多くのプレーヤーを退けてきた難曲。
IIDXで初めてワンモア曲が最高難易度になったというインパクト。


  • ピアノ協奏曲第1番"蠍火"

11 IIDXREDボス、こいつもワンモア曲。
クラシック調こそ前にもあったが、完全にオリジナルのクラシックとして作られたその旋律は実に美しい。
作曲者は変名義の常用者であり、後にポップンでやりたい放題したあとにノスタルジアに収まったwac。



  • 冥(beatmaniaIIDX)(beatmaniaIIDX12 HAPPY SKY)(SP ANOTHER)
  • quasar(beatmaniaIIDX 9th Style)(DP ANOTHER)

SPとDPにおける皆伝ボス。シリーズの実質的なラスボスと言える譜面を擁する。
なおquasarはSPだと☆11に落ちるが、DPではNEMESISと同じく「SPA譜面の発狂を片手それぞれでやらせる」という無茶ぶりで非公式12.6に居座っている。
実は両曲とも幻のワンモアボスであったりする。冥の方は前座も大概の強さでワンモア進出できた人はほぼいなかったと言われた一方、quasarは出すとクラッシュという不憫な目にあったりしていた。
今となっては通常ゲージやハードゲージでのクリア難易度では冥を上回る譜面も大量に存在するが、段位認定コースとしては今でも卑弥呼→これの〆が最強クラスとされ、ラスボスとしての存在感は色褪せていない。
quasarにおいても同様の立場となっているが、CS DistorteDの皆伝では明らかにこれが一番簡単というウイニングラン扱いされた過去がある。
尚、AC DistorteDでは何故か一曲目だったため足切りならぬ首切りとして立ち塞がっていた。
皆伝(beatmaniaIIDX)


  • quell ~the seventh slave~(CS:beatmania IIDX 13 DistorteD)(DP ANOTHER)

DPの裏ボスとでも言うべき存在。特にDP-ANOTHERが大体ACの毎作でクリアレート1%を叩きだす異次元譜面。
ノート数は1752と特別多くは無く無理押しも一応は無い…が、とにかく滅茶苦茶と言わざるを得ない。
初収録されたCSDDでは3Qと呼ばれた皆伝の1曲目で登場し挑戦者の多くを足切りならぬ首切りしていった。
2曲目のQUANTUM TELEPORTATIONもかなり強烈な譜面であるためACではほぼ毎作ボスを務める3曲目のquasarがウイニングラン扱いされてしまう始末。
ACではSIRIUSでPARALLEL ROTATIONのDistorteDフォルダにて登場。
G59出現にはこの曲をEASY以上、Aランク以上でクリアする必要があり大きな障害となった。というかEASYクリアできるならG59は何の問題もなくHARDクリアできると言っていい。
同作の皆伝2曲目にも選ばれたが合格者数を相当に減らしてしまうほどあまりにも難し過ぎたためか次回作からリストラされた。
しかしこの譜面をエクハ、さらにはフルコンした猛者もいる(同一人物)
2017年の6thKACではDP部門決勝課題曲として選曲され、全国決勝に駒を進めた3人を全員FAILEDさせた。
そのせいで優勝はquellとか言われる事も。
ファイナリストの名誉のために解説すると、スコアを度外視して同時押しでごまかさないとクリア出来ないので、スコアを優先しようとするとまともにゲージが残らないということである。トップランカーにもスコアとクリアの二者択一を迫る時点でおかしいのだが


  • QUANTUM TELEPORTATION(CS:beatmania IIDX 13 DistorteD)(DP ANOTHER)

上述した3Qの内の一体、通称量子テレポ。
終盤の発狂が大問題で、quasarと同じく、片手にSPA譜面が降ってくる。つまり、片手でSP☆11相当の配置を捌くことを要求される。
そのSPA地帯はもう片方にもほぼ同等の密度が降りかかってくるためquasarより遥かに難しい。
DPの中でもトップクラスの難しさを持つ譜面で、クリア難易度こそquellには及ばないとされているが、
発狂が長く誤魔化しが効きにくい地力系の譜面のため、段位認定ではquellより苦手とする人もいる。
なお、前半も長く密度が高い地帯があるのだがあくまでもウォーミングアップ扱いであり、これが指慣らし感覚で出来なければ挑戦出来ないとされている。
25 CANNON BALLERSにてLEGGENDARIA譜面が追加されたが、これがなぜかDPAを一回り簡単にしたような前哨戦的譜面になっている。GOBBLEと同様、難易度を入れ替えなかった理由は不明。
31 EPOLISでは裏皆伝ではあるが久々に皆伝課題曲として登場。


  • MENDES(CS:beatmaniaIIDX15 DJ TROOPERS)(SP BLACKANOTHER & DP BLACKANOTHER)

ANOTHERでもかなりの難しさを誇るワンモアボス曲。
…が、CSでは更に難しい隠し譜面(通称・黒譜面)が存在する。通称黒麺。
SP譜面は縦連打・デニム・逆階段*4が大量に含まれたマジキチ譜面で、2626notesという歴代最高の物量譜面となっている。
DP譜面は両方の手で☆12相当の譜面を叩かせるどうしようもないもの。
それにも拘らず前者にはフルコン達成者、後者にはHARDクリア達成者が存在する。
ちなみに通常ANOTHERはSPでは皆伝→中伝→リストラとなっているが、DPは現在でも皆伝課題曲に選ばれたりリストラされたりを繰り返している。


  • Go Berzerk(CS beatmaniaIIDX11 IIDXRED)(DP ANOTHER)

海外の有名なハードコアアーティストScott Brownによる提供曲。
DPAが版権曲最凶候補で、ほぼ全ての音を叩かせているせいで密度がとんでもないことになっている。
また配置も、比較的押しづらいとされる2軸が発狂に頻発したりとかなり凶悪。
尚収録作品のDP十段の課題曲になっているが、そちらは14KEYS譜面(現HYPER)である。


  • Spada†leggendaria(beatmaniaIIDX21 SPADA)

SPADAの隠し曲配信イベント。
楽曲が専用のLEGGENDARIAフォルダに格納されているだけでなく、一部には†LEGGENDARIAと後ろについたAnother限定の強化譜面が用意されている。
後にAC版黒譜面として統合されることになる追加譜面だが、プレーにはささやかな追加料金の特典を要するいわゆる現金勢お断り要素であり、
当初のLeggendaria譜面は途方もない難易度を誇るツワモノだらけであった。


+ LEGGENDARIA-
  • Sigmund(SP/DP ANOTHER & LEGGENDARIA)

元のANOTHER譜面からして☆12上位クラスの曲。作曲は両皆伝としても知られていたDJ Genkiで、名義Gramはこの企画初出の中では唯一複数曲や社外でのリリースに使われることになる。
SPLは連皿が長くなっていたり24分階段が48分階段×2に置き換わっていたり、DPLは螺旋階段にバスが追加されていたり48分階段が増えている等輪をかけて凶悪化。SP・DP共に☆12最上位クラスの譜面としてプレーヤーたちの前に立ち塞がる。
下記のVerflucht†LEGGENDARIAが出るまではノーツ数もAC内最高であった。


また、KAC6th決勝において課題曲プレー後も上位2名が同点だった為にサドンデスが行われ、抽選にてこの楽曲のANOTHERが選ばれ、ラスト3ノーツ手前で同点、スコア差僅か3点差という大接戦となり会場を大いに沸かせた。


  • Verflucht(SP LEGGENDARIA)

次作であるPENDUAL稼働後間もない頃にLEGGENDARIA譜面が追加され、話題をかっさらった楽曲。
SPではAC最高の2401ノーツを誇る超物量譜面で、二重螺旋階段地帯でバスも叩かせる・スクラッチ連続でバスドラの音を取らせる・秒間30notes代の発狂が頻出等とにかくやりたい放題の譜面となっている。DPLも影こそ薄いが普通に☆12上位クラスの譜面。


  • 疾風迅雷(SP LEGGENDARIA)

元から☆12上位クラスであった上記2曲と違い、SPでは☆12中位クラスだったのがLEGGENDARIAで最上位クラスにまでのし上がった譜面。
不規則なバス音を皿に当てると言う暴挙から始まり、二重階段や皿+階段のラッシュの後に『よくわからない塊』としか言いようがないものが降ってくる。
DPは逆に、局所難だったDPAを全体的に強化することで全体難に仕上げた地力譜面となっている。


PENDUAL稼働後もLEGGENDARIAフォルダは存在しており、その後の作品でイベント楽曲の通常譜面が通常フォルダに常設された後も残っており、曲名の後ろに「†」だけを付けた別曲として強化版譜面やCS版の黒譜面が続々と追加されるようになった。その度に黒麺が話題になるのはもはやお約束である。
登場当初ではLEGGENDARIAはANOTHER譜面限定の別曲扱いとなっていたが、IIDX27 HEROIC VERSEからLEGGENDARIAが正式にANOTHERの上位難易度として統合されたことで、「†」以降の表記は全て削除。ANOTHERが物足りない曲を程よく難しくするための枠としても活用されていくようになった。やはりPASELIプレミアム限定だけど
なお、現行家庭版であるINFINITASには23年8月前にようやく実装された。遅ぇよ!


  • Mare Nectaris(beatmaniaIIDX24 SINOBUZ)(SP ANOTHER/DP ANOTHER)

イベント「忍々七鍵伝」のラスボス曲。
キー音の振り方が非常に独特で、殆どが後ろでノイズのように鳴っているピアノ部分を細かく切って割り振るという手法を取っている。
その結果何が起こるのかと言うと、「BPM256で32分折り返し階段を処理させる」という前代未聞の配置が大量に降り注ぐ。
単純な階段の速度自体が今まで高速階段の象徴だったDIAVOLOより早い上、大量の折り返しの副作用で16分縦連打が大量に混ざる事態に陥っており、見かけ以上に押しづらい。
……のだが人間とは恐ろしいもので、SINOBUZ稼働中にSP譜面のフルコンボとDP譜面のEX-HARDクリアが達成されてしまった。
後に公開された楽曲コメントでも「ここがひとつの到達点だろう」とリリースしたが、簡単に乗り越えられてしまったんだよなぁという旨の記述がある。


  • X-DEN(beatmaniaIIDX26 Rootage)(SP ANOTHER)

IIDX20周年の日に追加されたONE MORE EXTRASTAGE楽曲。HuΣeRとTOTTOの皆伝コンビによるメガミックス曲。
SPとDPでは楽曲の中盤が若干異なる。Χ-DEN皆伝の名を冠していることから察しが付くかもしれないが

  • SP中盤:嘆きの樹→灼熱Beach Side Bunny→卑弥呼→冥
  • DP中盤:ピアノ協奏曲第1番”蠍火”→Bad Maniacs→天空の夜明け→

といった歴代皆伝の課題曲の難所がBPM200という高BPMで降ってくる、まさにゴリラ向けメドレー譜面。
しかし、こんな譜面でさえも解禁初日にSPのフルコンボ、DPも後日にEX-HARDが達成されている。これで大丈夫だなと黒麺黒卑弥呼をレジェンダリア移植することがないことを祈りたい。


pop'n music

+ 現行Lv48以下のかつてのボス級曲-

  • SPICY PIECE(pop'n music)

ジャンル名はスパイ。今でこそ譜面がNORMALとHYPERしかないうえHYPERの難易度も29というよくある大昔の曲である。
第1作目時点だとNORMAL譜面(現Lv23)しかなかったが、表記難易度上は最高レベルの譜面であり、事実上の初代ボス曲となっていた。
しかし比較的リズムが素直で押しやすい楽曲であるため、後述のディスコキングの方が難しいと言われることもちらほら。


転機が訪れたのはポップンミュージック3。家庭用1,2で既に追加されていたHYPER譜面がACに来襲すると共に、初期から存在していた一部楽曲にもHYPER譜面が追加されたのである。
そしてこのスパイHYPER、とんでもない特徴をもって登場した。というのも、現代ではこの曲にGREAT判定はない。
正確には当時はGREAT判定が2フレームしかなく、現代のIIDXでいうところのPERFECT GREAT、ポップンにおいてはCOOL判定と同じ判定でずっと叩かせる、まさかのGAMBOL仕様の超激辛判定曲であった。何考えてんだ。
ポップン20 fantasia以降はCOOL判定に統一され、GREATが一切出なくなったたため、以降のバージョンでプレーすると必ずGREATがゼロのリザルトが拝める
なお、スパイHと同じ判定を持つ譜面としてポップンステージから家庭用ポップン6・7へ移植された「スパニッシュ / ¿Que vas a hacer?」(NORMALのみ・アーケード未移植)があるのだが、両曲が収録された家庭用6に限っては仕様上EXPERTモードのCOOL判定が1フレームしかないため、スパイHやスパニッシュNでもCOOLとGREATが共に拝めるという珍しい現象が起きている。


その後10年のインフレには全くついてこれず、初級者脱出レベルのポッパーが怖いもの見たさで触る譜面の一つになっていた…が、AC版『16』でまさかのRyu☆によるリミックスが追加。
中盤減速型のソフラン曲。判定もちょっと辛い程度…とEXだけをプレーした上級者が高をくくっていると、NORMALでは中盤のソフラン部分が、HYPERに至っては中盤のソフラン以降ずっとあの超激辛判定になっている。結局HYPERは2020年までPERFECTが出ないというトンデモ譜面となってしまった。なんてことをしてくれたのでしょう。
また、実質的な移植版になるpop'n music Portable2ではEXも低速部分が超激辛判定になってしまった。本当になんてことをしてくれたんだ。


  • FUNKY TOWN '75(pop'n music)

ジャンル名はディスコキング。
スパイと異なり現行ACでは遊べず、今や虫の息の16以前のロムを探して遊びに行くか、収録されている家庭用作品で遊ぶかしかない、もう1つのボス曲。
開幕強烈な左右振りのあとは9ボタンならではの強烈な譜面展開が襲い掛かり、レベル表記では下(現Lv22相当)だが実質的にスパイNよりは難しいと言われることも多い。曲はいい意味で古臭い懐かし風味のディスコ。
こちらはHYPER譜面追加から漏れてしまい、ポップン3でひと話題生んだスパイとは完全に差を付けられてしまった。ただPS2で発売された歴代作からの抜粋作品である『BestHits!』には選出されており、忘れられた曲というわけでもなかったようだ。


…とまあ、ポップン初期のボス曲は片や初級者脱出の際の怪談みたいな曲、片や激レア曲とどちらも影がかなり薄くなってしまった。
というかポップス(I REALLY WANT TO HURT YOU~僕らは完璧さ)がコナミ設立50周年記念メドレーにも採用されるなどあまりにも完璧なアンセムすぎるのでそちらの印象が強すぎるとでもいうべきであろうか。


  • Chaos Age(家庭用pop'n music)

ジャンル名はクラシック。
有名クラシック音楽のメドレーであり、編曲は「Waldeus vön Dovjak」という架空のクラシック作曲家名義だが、正体は当時のコナミ社員であった兼田潤一郎(J_KANE)。
家庭用オリジナルで追加された隠し曲の1つだが、特筆すべきはその難易度。
NORMAL譜面だけでもLv22と初代当時における最高クラスなのだが、この曲には初出時点で既に高難易度のHYPER譜面が用意されており、現行レベルにおけるLv41
上記のスパイNが現Lv23、ディスコキングNも現行換算だとLv22ということを考慮すると、明らかに登場時期を間違えたオーパーツ譜面であった。
しかも、初代の頃は今や必須とも言えるHI-SPEEDオプションが存在しない上、ポップ君が何も無い箇所で叩くと必ず空BADが出る
この曲のHYPER譜面は細かく詰まった縦連打が随所に仕込まれており、このソフトが出た1999年当時にクリアできたプレーヤーはかなり少なかったものと思われる。


  • R.C.(家庭用pop'n music 2)

ジャンル名はクラシック2。
上記の続編にあたるクラシックメドレー。今回は運動会風。こちらもHYPER譜面は現Lv41
同時押しが1つも存在しないが、代わりに当時としてはかなり早めのBPM180で高速発狂が襲いかかってくる。そのため前作とはまた別の難しさである。
担当キャラクターである指揮者の鳥の老人「ハマノフ」も前作から続投しており、以降このクラシックシリーズが初期の家庭用ポップンの代名詞として続いていくことになる。


その後、上記クラシック・クラシック2共に、アーケード版ポップン3にてHYPER譜面が初上陸。
但し当初は3曲連続でプレーする「HYPER MODE」(いわゆるEXPERT MODE)の隠し譜面という扱いであり(後に単体選択可能な隠しコマンドも公開)、
当然HI-SPEEDなんて存在しない時代でミスをすると回復無しで減っていくゲージの中でこの2譜面+もう1曲(アバンギャルドH or アフリカH)をプレーしなければならなかった。


ポップン3ではアーケードオリジナルのHYPER譜面が上記のスパイHなど数々制作されたのだが、他のHYPER譜面が精々高くても現Lv30程度だった中、
最難関曲はこのクラシックHとクラシック2H(共に現Lv41)が双璧となっており、この2曲があまりに突出していたのがよく分かる。
AC追加のHYPER譜面を制作したwacはスタッフコメントで当初「一曲一殺体制」で作ったつもりだったがコース制になったため手加減したのだが、上記のBGMコースのおかしさを改めて見て「まだまだボクは甘かった」と述べていた。
続くAC版ポップン4においてもこの2曲が引き続きボス格のままであり、新曲の最高レベルのボーナストラックREMIX Nですら現行レベルに換算するとLv33に留まっていた。



だがこの後、家庭用で更なる化け物が登場していた……。


  • Concertare(家庭用pop'n music 4,AC版pop'n music 7)

ポップくんが雪崩のように降り注ぐ様は、鑑賞用ソフトとしてもお奨めです。(J_KANE)


ジャンル名はクラシック4。もうお馴染みハマノフのクラシックシリーズの新たな問題児である。
初出である家庭用ポップン4では上記のようなコメントが出されており、HYPER譜面はもはやプレーを想定していないのではと思われるほどの異常な難易度の譜面となっていた。
その内容はBPM179の速さで降り注ぐとにかく階段、階段、ひたすら階段。まさにピアノを演奏するが如く旋律を奏でることが求められる。
現行のHYPER譜面の難易度はなんとLv48で、Lv42以上で最古の譜面。当時はEX譜面はシステム自体が存在していなかった。
現在でもHYPER譜面最高レベルを誇る、まさにポップン界の古代兵器。またもやポップン界を震撼させたハマノフである。
前述通り当時のボス格が現Lv41のクラシック1・2Hだった時代にいきなりLv48級の爆弾が打ち込まれた訳である。
ノート数もACで500ノーツ超えの楽曲すらなかった時代*5になんと848ノーツであり、物量面でも異常と呼ぶ他ない譜面だった。


当然登場当初より最大レベルに位置づけられていたが、勿論ながら当時の難易度基準でうまく計れるはずもなく、
初登場のCS4では24段階中の24、CS5では32段階中の32で、いずれも表記上の上限レベル扱いとなっていた。
そして登場より1年後に移植されたAC7では譜面レベルが基本的に40段階に整理された*6中、AC7初出のデスレゲエEXと共に別格扱いのLv41に据えられた。
その後ポップン8で一時削除されると共に最大レベルを後述のトラウマパンクEXに譲ったが、ポップン9での再登場を経てポップン18でLv42に昇格。
SunnyParkで表記レベルが+6されLv48となると共にかつての相方であったデスレゲエEXもLv48に昇格し、再び肩を並べることとなった。


  • 釈迦(pop'n music8)

ジャンル名はトラウマパンク。AC作品初のレベル42となった曲は版権曲であった。
筋肉少女帯の名曲が何を血迷ったか本人音源で登場!…収録当時の2002年ですら14年前、1988年発売の曲である。*7
その譜面傾向は唯一無二の超絶ズレ押し譜面。さらには時折襲い掛かる高密度地帯と1秒たりとも気が抜けない版権曲離れしたボス曲であった。
なんとそのノート数は1533。次点のカレーEXの1030ノーツをなんと500ノーツ以上もぶっちぎって最多を記録し、当時としてはあまりに逸脱した物量の譜面であった。
当時は3年近くフルコンボが出ず、更にパーフェクトに至ってはSunnyParkで削除されるまでの10年間ひとりも出なかった。削除から更に3年以上経過して、ようやく旧作筐体でのパーフェクトが達成された。
一方でギリギリ辛ゲージに届かないため、比較的許容BAD数は多い部類だった。クリア難易度とフルコン・パフェ難易度が隔絶した譜面の典型である。


その後のインフレの中で42の門番的な役割に落ち着き、超上級者への洗礼として高みを目指すポッパーたちを残酷に振り分け続けた。その後、ラピストリアで50段階難易度が導入されると、役目を終えたといわんばかりに削除。その登場から削除まで、難易度42の象徴としてあり続けた恐ろしすぎる版権曲であった。
なお、実はこの曲の音源はCDから直接持ってきたものであり、ズレ譜面なのは当然。「筋少の大車輪」収録の「大釈迦」からの引用であるといわれている。


+ ポップンの難関曲につきものの「辛ゲージ」について-

ポップンのグルーヴゲージは見かけ上24本存在し、16メモリ(3分の2)以上溜まっているとクリアとなる(ポップン7など例外あり)。
ただし、ゲージの内部値は0~1023の整数で、この42~43ポイントが1メモリ分に相当している。初期値は256(6メモリ)。
加えて細かいゲージ増加量は3072÷ノート数(端数切り捨て)で算出されており、この数値がGREAT以上の判定を出したときのゲージ増加量となる(GOODは基本的に半減)。
この計算式がクセモノで、端数を切り捨てる都合上一定のノート数をラインとしてゲージ増加量が一気に重くなる。
そして&bo(){1537ノーツ}以上になるとゲージ増加量が1となり*8、初期値が256なので実に768ノーツもGREATを続けなければフルゲージにならないほどゲージが重くなる。これがいわゆる「辛ゲージ」である。
ノーツ数が増えてもミス時のゲージ減少量は変わらないため、許容BAD数が単純に半減し、見かけ以上に難易度が大きく跳ね上がってしまう。


プログラム的には「こんなに多いノート数の譜面が作られることを想定していなかった」ことが原因であるとみられるのだが、
ポップン12の『雪上断火(ヒップロック3)』EX譜面にて遂にこの制限を突破し1550ノーツを記録。
当時は次点のトラウマパンクEX(1533ノーツ)と比べるとあまりにゲージが増えにくいためバグも疑われたようだが、公式への問い合わせで「ノート数に違いがあるためゲージの上がり具合には差がある」と回答され、仕様であることが確定した。
ちなみに当初はヒップロック3から取って「ヒプロ3ゲージ」と呼ばれていた。「辛ゲージ」という呼称が定着したのはもう少し後のことである。
なお、過去には辛ゲージ時にGOODの増加量が0.5=切り捨てでゼロになってしまう仕様だったこともあるが、これは修正され現在ではGOODでもちゃんとゲージが伸びるようになっている。後述のカウボーイUPPERの解説のゲージ増加量の緩和というのはこの仕様修正を指している


ポップン初期からの仕様の問題がずっと足を引っ張っており、にもかかわらず最新のUniLabに至るまでずっと引き継がれているため批判は根強い。
一方でサイレントやダージュなど辛ゲージに届かないノート数にもかかわらず、ラス殺しが酷すぎるため最難関クラスになっている楽曲もいくつかある。
また、辛ゲージ仕様のお陰でラス殺しに依存せず、全体難や序~中盤発狂でも十分最難関クラスとして定着している譜面も多数存在しており、
IIDXのHARDゲージが存在しない*9ポップンの環境下で、難関曲の譜面傾向に多様性をもたらしている要素であるのもまた事実である。


ちなみにポップン18のふることEXのように、ノート数を減らして辛ゲージを回避したら難易度が下がりすぎてガッカリ曲と言われてしまった事例もある。
これを踏まえてか、以降のボス曲では意図的にノート数を減らすことは行われなくなり、peace以降ではLv49以下でも一切自重しない傾向が強まっている。


ちなみにPSPのpop'n music portableシリーズでは辛ゲージが存在しない仕様となっている。
また旧作ACのオペレーター用設定やPS2以前の家庭用設定で「プレーレベル」を標準より下げた場合も大幅に緩和される。



  • I'm on Fire(pop'n music 2)

ジャンル名はヘビーメタル。
かつての公式サイトにおいてbeatmania 2ndMIXの難関曲であった「スカ」(ska a gogo)を意識して作られたと公言されており、開発者公認のボス曲としては恐らく最初のもの。
そしてこの曲といえば縦連
開幕直後に右緑の16分縦連×29、更にイントロの終わりに赤の16分縦連×13という強烈極まりない出迎え。しかも後述のクラシック8の魔王地帯と同速である。
曲途中は比較的素直な譜面が続くのだが、最後に両白8分同時押し×32→両白16分交互連打×64という強烈なラス殺しが降ってくる。ここでリズムを崩すとBADハマリして一気にゲージを割りかねない危険な譜面となっている。
しかも当時はハイスピードがないため、そもそも同時押しから交互連打に変わったことに気付きにくく、余計にリズムを崩しやすくなっていた。
N譜面の現行レベルは30だが、上記のような譜面ゆえにLv30初クリアがこの曲だったというほど得意なプレーヤーもいれば適正Lv40を超えても正規譜面ではクリアできないというプレーヤーまで極端に分かれる、ポップン史上最強クラスの個人差譜面として悪名を馳せている。
ちなみにポップン9から追加(SunnyParkで削除)の5ボタン譜面は開幕の縦連×29がなくなった以外はN譜面を5ボタンに詰め込んだだけという譜面で、当然上記のラストも健在で5ボタンプレーヤーにはあまりに酷な譜面であった。



その後、足でやるポップンとも言える『pop'n stage ex』にも隠し曲として移植。こちらではジャンル名が「ヘヴィメタ」名義になっている(家庭用ポップン6も同様)。
本作ではANOTHERモード用の譜面しか存在しないのだが、そのうち1人用モードである6パネルモード・ANOTHERが凄まじい難易度のボス曲に君臨している。
前提として、本作の足パネルは本家と配置が全く違い、6パネルの場合は中央に立って「左赤=←」「左青=↖」「左緑=↙」「右白=↘」「右黄=↗」「右赤=→」の位置のパネルを踏む形になる。
本家のラスト付近の部分における8分連打の部分は本家より間引かれておとなしい配置になっているが、16分連打の部分が右赤→右黄→右白→左緑を16分で繰り返し踏み続けるというとんでもない配置に生まれ変わっている。
本作は足でプレーする上にパネルの配置も難解で踏みづらいため、本家のような交互連打ではなく散らして配置されたことでかなり厄介なものとなっており、本家ポップン2のN譜面より難しいと言われることも。
また、この曲はいわゆるEXPERTコースに相当するHARDモードの隠しコース「SPECIALコース」の3曲目にも「HSx2+縦分身→色が次々変わるナゾ色→ダンス」というオジャマ付きで登場し、かなり危険なことになっている。



さて、上記がポップン2当時のN譜面や、ポプステexのA譜面の話であるが、ここまでは序の口。
本曲について語るなら、peaceにて20年越しに追加されたH・EX譜面についても触れなければならない。
どちらもうさ猫からの新要素であるロングポップ君を積極的に活用した譜面で、非常にいやらしい配置が多い。
更にEX譜面の縦連はあまりに酷く、片手でBPM150の16分縦連を押せる縦連力がなければ全く勝負にならない。
しかも32分緑交互→32分赤青+黄白交互という凄まじいラス殺しが待ち構えており、基本的にS-RANDOM逃げも通用しないという悪魔のような譜面となっている。
EX譜面は初出Lv48で登場したが配信1ヶ月後にすぐさまLv49に昇格、それでもなお最強格でLv50弱程度はある。
さらに、EXよりマイルドになっているはずのH譜面の方も数値上はLv43なのだが、随所にばら撒かれたロングポップ君を抑えつつ実質片手でゴミの混ざった両青交互連打とかなり危険なラスト殺しであり、実質Lv45~46程度という超詐称。
かつての問題児は現代に帰ってきても大問題児であった


  • Line Times(家庭用pop'n music 8)

ジャンル名はクラシック8。AC版『11』時点で筐体内部にEX譜面は存在していたが、噂では「筐体をぶっ壊しかねない」というとんでもない理由で封印され続け、正規手段ではCS版でしかEX譜面を叩けなかった超曰く付きの楽曲。
緩急の激しいソフランに加えて攻略サイトも匙を投げる意味不明な配置の「モルダウ」と「革命」でゲージを根こそぎ吹き飛ばされた所に待ち構える、
レーンを変えつつ数を増やしつつ10秒近く続くBPM200の12部の縦連同時押しの「魔王」でトドメを刺される構成となっており、筐体を壊す可能性があるとされていたのは紛れもなく魔王部分。
レーンが何回か移り変わるとはいえ休みなしに84連打続くという打楽器系の音ゲーを除けば、ほぼお目にかかれない程に長く、しかもほとんどの部分が二重連打。
縦連対策オプションのS-RANDOMも縦連部分の最後がゴミ付き三重連打を24連打のため超発狂になってしまい対策にはなりにくいという無情さ。
魔王を超えればほぼウィニングランだが、魔王終了時点でゲージ4粒以下の場合はクリア不能に陥る。
そして初登場から16年後、とうとう『peace』にて譜面無修正で封印解除。
50段階表記でレベル49となっているが、譜面の難易度上限がインフレしている現在に於いても「押せないこともないモルダウ地帯で稼いで魔王地帯を逃げ切るしかない」と評されており、
49適正の場合はゲージ半分残っていれば上々、モルダウで稼いでおくにも50相当の地力が要求されるという詐称譜面扱いも致し方ない魔王として降臨した。
フルコンボは登場から20年以上経った今でも達成されておらず、ポップン唯一のフルコン未達成曲となっている。
プレイヤーのインフレが進んだ現在でも革命の大発狂と、魔王の長い縦連打を同時に繋げられるプレイヤーはいないということになる。


  • ブタパンチのテーマ(pop'n music9)

ブタ!ブタ!お前らみんなブタだ!


ジャンル名はオイパンク0。後述のサイレント登場に伴う18での難易度改定に伴い、旧難易度43に昇格した曲の一つで、長らくAC初出最強曲として君臨し続けた曲である。
曲調はカタオカツグミ氏ご乱心の暴力的だけどネタ満載のロックである。譜面傾向…の前に、この曲の難所にはBPM設定の難しさがある。というのも、この曲のメインBPMは360。*10この数字は実は非常にハイスピード設定が難しく、Nをプレーする際にはハイスピなしで飛び込んだポッパーもいるかもしれない。基礎BPMが早いため、ハイスピの上がり幅が非常に大きくラピストリアで搭載された0.1倍刻みハイスピードですら、ほとんど緩和にならないという特殊な難しさがある。
改めて譜面傾向を一言で説明すると、交互連打を主軸にした同時押し発狂譜面である。このため、クリアならあんみつの使用が推奨だが、スコアを伸ばすならしっかり交互押しを処理しなければならない。そしてこの手の譜面は変な癖がついてしまうため、連続プレーも避けた方がよい。


あ、り、が、豚汁ー!!!!!!


(蛇足)


なお、最後に家庭用ポップン6でブタパンチ初登場となったオイパンクを彷彿とさせる地帯があり、体力を使い果たしたポッパーにとどめを刺してくるので最後まで気を抜かないように。


  • Hell?or Heaven?(家庭用pop'n music 9)

ま た ハ マ ノ フ か


ジャンル名はクラシック9。
譜面だけを見ればLv49(旧表記43)の中でも鬼畜度は控え目だが、最大の問題は32回に及ぶBPM変化。
130→300→210→149→165→180→197→211→228→247→263→276→297→300→100→50→300→60→
70→55→45→40→70→45→25→300→240→90→170→120→680→170(ノーツなし)という、
下記のChaos:Q以上に緩急の激しすぎるクソフランとも形容されるBPM差故に非常に個人差が出やすく、ソフラン耐性があれば楽という声もあるが沼るときは壮絶に沼る。そしてたった1曲によるものとは思えない疲労感も凄まじい。
そしてボーダーぎりぎりでラストに滑り込んで油断しきっていると、最後の最後にBPM680の超スピードで降り注ぐ「デン、デデン♪」の3粒でトドメを刺される。


なお、この頃のポップンの旧表記Lv43に君臨していたのは本曲と、家庭用BestHits!初出のスクリーンEXのみ(当時、初の旧43だったクラシック7EXは即41へ降格、クラシック8EXは封印されていた)。
この当時は名目上は43段階ではあるものの、Lv42は「ガチ高難度譜面」、Lv43は「家庭用から現れたぶっ飛んだバカ高難度譜面の隔離枠」のような立ち位置として長らく扱われていた。
後にこの状況が変わり始めるのはポップン16 PARTY♪からである。


  • Blue River(家庭用pop'n music 11)

「最初あがって来たEX譜面がちょっとだけ物足りなかったので、難易度アップをお願いしたら、こんなんなってしまいました。


ジャンル名はカウボーイ。長らくCS版『11』でのみプレー可能だった同作の裏ボス。
最初に上がってきたEX譜面が物足りず、思いつきでバンジョーの音まで加えた結果、
ノーツ数1680の超物量&超体力勝負譜面、回復地帯/縦連/無理押しなしの極端な左右振りと同時押しが織りなす常時16分発狂、ACコントローラーの仕様上接続難、許容BAD数20前後の辛ゲージを擁する、往年のランカーがポップン史上最凶最悪と畏怖する悪漢王となった。


そして時が流れて『éclale』稼働から2週間が経過した2015年12月10日、10年越しにACへ釈放。
AC移植が渋られていた原因はTOTTOとwac曰く「これの移植はプレーヤーの身体の危険を感じた」かららしく、制作側でも危険な譜面と認識されていた模様。あとボタンの破壊
解禁当初Lv50だったが理不尽な譜面が所々修正され、元譜面と比較するとかなり大人しくなっているからか49へ降格。
ところが『peace』にて「カウボーイUPPER」としてオリジナルEX譜面が復刻。プレーヤーからトイコンやムラクモと同格難易度とされているそれは勿論レベル50帯へ直行直帰。
しかし、すでにAC版では仕様変更によってゲージの増加量が少しだけ緩和されたことにより難易度が易化しているため謂わば仮の姿でしかない……


  • Übertreffen(pop'n music 14 FEVER!)

400年の時を経てここにバロックは超越された。今こそ全地よ歓呼せよ!!


 ジャンル名はプログレッシブバロック。AC18でレベル43に昇格した曲の1曲。FEVER!以降の強烈な難易度インフレの先鞭をつけた1曲。
譜面傾向は延々続く様々な階段譜面に同時押しを混ぜた全体難タイプ。
もともと別の43クラスの譜面を作っていたのだが、あまりに難しすぎて封印されてしまったという逸話を持つ、高難易度曲になるべく用意された1曲。結論としては想定以上の効果があったというところか。
なお、同時押しが少ないことから、クリアだけならランダムで崩してしまうのが有効である。それでも無理な押し方を要求してくるが…。
なお廃人どもは地力上げ手段としてランダムの連続演奏(通称バロ乱ノック)を活用した
原曲はバッハの「組曲ハ短調」。


  • neu(pop'n music 15 ADVENTURE)

ジャンル名はニエンテ。ニエンテはイタリア語で「無」を意味する。
N/H/EXで曲調が異なり、サントラでは3つのバージョンをまとめたようなロングバージョンが収録された。
wac個人アルバム「音楽」では更に長くなり、続編曲である『uen』(リナシタ)を組み込んだバージョンが収録されている。


EXは2分21秒という異常な長さと1899ノーツという圧倒的物量による体力、そして階段、乱打、同時押しとあらゆる譜面要素を兼ね備えた超総合譜面。ソフラン以外の要素はほぼ詰まっている。
ポップン15当時の旧Lv42の楽曲としては飛び抜けた難易度となっており、後のポップン18でLv43に昇格した。
現在もLv49上位の難関譜面として今なお高いカリスマ性を誇るが、癖の付きやすさも一級品でドツボにハマるとLv50がクリアできるラインになってきてもクリアできなくなるとか……。
また、後述のo†oが出るまで実に11年にわたりAC初出曲で最多ノーツの記録を持っていた。


さて、本曲を語るにおいて欠かせないのは初出となったポップン15の解禁イベント「わくわくミミニャミ探検隊」。
初の個人解禁イベントだったこともありプレーヤースキルへの依存度が非常に高かったイベントで、HELL15コースを出現させてイベントを完走するには本曲EX譜面をクリアしなければならない
当時トップの難易度であった本曲をクリアできるプレーヤーは当然一握りであり、イベントを完走する=トッププレーヤーの証となっていた。
そもそも本曲が登場する無の世界に入るためには他の本作新曲のEX譜面を全てクリアするという条件が付いており、N譜面を解禁することすらままならなかった。
ゆえに生まれたのが「ニエンテ難民」、あるいは前座に当たる「IDM難民」という言葉である。まさに「ボス曲」の名にふさわしい存在感を放っていたと言える。


とはいえ、流石に目玉の解禁イベントでここまで完走がままならないことは問題視されたのか、次回作のPARTY以降はプレー回数を重ねれば確実に進行可能な形式に改められた。
ポップン史で「難民」という言葉が広く用いられたのはこのポップン15の事例が唯一である。


+ 『無』からの『再生』-
  • uen(pop'n music portable 2/pop'n music 20 fantasia)

ジャンル名はリナシタ。リナシタはイタリア語で「再生」を意味する、ニエンテと対になる楽曲。
ニエンテの逆再生をベースに、前作ポータブル1のメインテーマ『Ensemble Forecast 3/28(ポータブルポップ)』のフレーズを織り込んだ曲。作曲者は同じくwac。
ニエンテ共々高い人気を誇る楽曲となっている。


EX譜面はPSPのボタン配置を意識したのか全体的に横に広い左右振り譜面。ラス殺しの発狂はとんでもない難易度で、BPM200の高速で12分縦連+リズムズレ階段や8分縦連+16分スライドで一気にゲージを奪い去る。
代わりに1500ノーツとニエンテから400近くノート数が減っており(曲も25秒ほど短い)辛ゲージも回避しているのだが、それでもラス殺しが強烈過ぎるためにニエンテより上という評価が定着している。
PMP2で初登場した時点で既に「ACに移植されたらヤバい」と噂されていたが、fantasiaで満を持して登場した際に譜面修正を受けることはなかった。
ちなみに後述のo†oが登場した際は譜面傾向がリナシタの超強化版に近く、ラス殺しの縦連+階段という構成も類似していたため、一部でリナシタ2と呼ぶ風潮もあったようである。こちらの作曲担当もやはりwac。


本曲を語るに当たって欠かせないのはレベル査定に関する話題である。
というのも、既にニエンテがLv43に昇格していた時期に登場したにも関わらず本譜面はLv42での登場だったのである。
PMPシリーズでは仕様上辛ゲージが存在しないため、実際の難易度はニエンテはおろか発狂からの回復が間に合うようになったトイコンテンポラリーすら上回る
トイコンは引き続きLv43だったにも関わらず、PMP2の事実上のボス曲として君臨していた
そしてAC移植された際にもLv42で据え置かれた。流石に辛ゲージのトイコンよりはマシという声は多かったがニエンテより上という声は止まず、Lv42最強の詐称譜面としてサイレントの悪夢再びの様相になってしまった
そしてリナシタとレベル査定にまつわる話はこれに留まらず……


+ リナシタに始まるLv49最上位の混沌-

SunnyParkでLv49(旧Lv43)に昇格するも、同時にトイサイダー村がLv50に隔離されたため、昇格してなお同レベル内では最強格に君臨
しかも同作ボス曲である『生命の環を紡いで(エンジェリオン)』EXがリナシタに近く、かつトイコンよりは明らかに下の難易度でLv50だったため、リナシタもLv50で良いのでは?という声が上がるようになる。
以降もリナシタの牙城を崩す曲は長らく出なかったのだが、うさ猫の『24/7 Popperz』がリナシタ以上の難易度でLv49だったため風向きが変わり始める。
そして次作peaceでリナシタはおろかエンジェリオンすら上回る難易度の譜面が大量にLv49に来襲。その中には上述されているヘビーメタルEXやクラシック8EXも含まれている。
これにより、「アイツらよりはマシ」という理由で1周回ってリナシタはLv49でもいいという声も聞かれ始めているのだが、そうなると今度は(リナシタより下のLv49よりは圧倒的に強い)エンジェリオンはLv50にふさわしいのかという議論も出てくるため更にややこしいことになる。
そもそもが従来のLv49/トイサイダー村を除いた旧Lv43とは明らかに一線を画した難易度ゆえに、今なおレベル査定への賛否が絶えない譜面となっている。


なお、上記はEX譜面に関する話題だが、他譜面でも何かとレベル査定に関する話題が多い。
PMPシリーズには5,7,9ボタンの譜面が用意されているのだが、7ボタンN譜面が9ボタンN譜面をほぼ7ボタンに圧縮しただけの譜面にも関わらず、何故か9NのLv25からLv19に6も下げられている
ちなみに5ボタンH譜面も同様にほぼ9N譜面を圧縮しただけなのだがこちらはLv25のまま。
そしてAC移植の際5ボタン譜面にこの5ボタンH譜面が流用されたのだが、何故かまたもやLv19まで下げられた。上記の7ボタン譜面と間違えたのか?


  • シュレディンガーの猫(pop'n music 16 PARTY♪)

ジャンル名はトイコンテンポラリー。
ACでは旧難易度初のLv43に到達してポッパー達を震撼させ、現在は隔離枠たる『トイサイダー村』の『トイ』枠ことLv50
ポップンの難易度インフレを象徴する一曲で、発狂部分の譜面が「わけのわからないもの」と称された。
発狂部分以外も1分49秒とやや短めにも関わらず1748ノーツの物量による高密度譜面。多数の譜面要素を含む超総合力譜面で、回復地帯とされている部分も旧Lv42の水準で見たらほとんど発狂同然の難易度であり、登場当時としては異質なほどに高い地力を要する譜面だった。
ちなみにラスト部分はハートマークの絵柄押し。にゃーん♪


  • 音楽(pop'n music17 THE MOVIE)

「そんな難しくないと思ったんだけどなー」
ジャンル名はサイレント。ノスタルジアでやれと言わんばかりのピアノ&ソフラン譜面。IIDX20にも移植されたがソフランがやばい。
上記を突破した猛者すら捻り潰す難易度にも拘らず、初登場時は旧Lv42=最強一歩手前扱いというとんでもない詐称譜面であった。
当然ながらその後43に改訂され、50段階式になった際に他の最上位曲達と仲良く50に隔離措置移動された。『トイサイダー村』の『サイ』枠。
Lv.50に隔離された現在でも同レベル帯の中ではトップクラスの難易度を持ち、他の曲がクリア出来てもこれがクリアできないことも珍しくない。
穏急の激しい譜面でブレイク前までは前座。ブレイク後からが本番で鮭の産卵が如き密度でノーツが降り注ぎ、そのまま''休憩も回復もさせずBPM360に加速しながら最高46notes/sec*11の高密度発狂''が降り注ぐ。
『わけのわからないもの』を突破した人ですら『どうしようもない』ことからついた渾名は「どうしようもないもの」


+ トイサイダー村の伝承-

このあたりから42~43の中でもとびぬけた難易度を持つ曲をまとめて言う風潮が生まれ、『トイサイニエバロ』『トイサイニエスケ』『トイサイダー村』という風に少しずつ変化していった。
そしてSunnyParkにおけるレベル再編の際に『トイコンテンポラリー』『サイレント』『ダージュ』『ムラクモ』の4曲は従来のLv44相当である「Lv50」へ隔離され、
各楽曲のジャンル名の頭を取って『トイサイダー村』という魔境が完成することになった。
以降、ボス曲はLv50で登場するのが定番となる。そして村の略称をどうするか議論が起こる


  • BabeL ~Next Story~(pop'n music 19 TUNE STREET)

ジャンル名はスケールアウト。1756ノーツを誇る物量譜面。
非常に独特な曲調の変拍子で極端にリズムが取りにくく、更に同時や階段、後半の大発狂が非常に特徴的。
そしてラストの4重階段のインパクトは強烈。ここだけで一気にゲージを割りかねない。
総合的な難易度はトイコンやサイレントにこそ敵わないもののニエンテに匹敵するレベルであり、2曲をまとめてLv43上位の「ニエスケ」とLv43でも別格級の「トイサイ」とまとめられることが多かった。


ポップン18ではレベル基準が改定され最上位のLv42がLv43に昇格したものの、辛ゲージ譜面も新規のLv43も登場しなかったため、久々にボス曲にふさわしい難易度の譜面が登場したと評された。


+ BabeL3部作+α-

ポップン19のイベント「タウンモード」で全ての楽曲を解禁すると登場する「the TOWER」の建造を進めることで解禁される3つの楽曲のこと。
上記のスケールアウトは第2階層の楽曲であり、第1の階層「BabeL ~Grand Story~」(スパイラルステアーズ)、第3の階層「BabeL ~roof garden~」(トワイライトチャイム)とまとめてBabeL3部作と称される。
ちなみに作曲者は全て違い、スパイラルステアーズは片岡嗣実、スケールアウトはPON、トワイライトチャイムはwacが担当している。
サントラでは3曲をまとめあげた10分超えのリミックス版も登場している。


スパイラルステアーズはLv42で12分同時押しと階段中心の譜面。
1536ノーツでギリギリ辛ゲージを回避しているのが救いだが、とにかく延々と同時押しを叩き続ける譜面なのでかなりの体力譜面。
いかんせんスケールアウトが正統派のボス曲で、トワイライトチャイムが後述の通りアレな方向で話題を生んだため影はやや薄いが、ボスの前座としては十分な難易度になっている。


トワイライトチャイムはエンディング曲であり、キャラもスタッフロールのムービー仕様。
「夕焼けの鐘」にふさわしい感動的な曲調であり、TUNE STREETの最後を飾るにふさわしい曲。
難易度はEXでもLv28と良心的……なはずだった
実際はBPM52-65という超低速であり、当時の上限であるHS6.0でも速度は312-390とかなり遅い。
低速曲らしく恐ろしく高密度であり、32分交互連打や32分階段、それに同時押しが混ざるなど……要するに明らかな超詐称曲だったのである
しかもEXどころか5ボタン、N、H、バトルN、バトルH……つまり全譜面が難易度詐称。次作fantasiaで全譜面がレベル改定(+3~5レベル)の対象になってしまった。
特にH譜面が酷く、当初はLv21だったのだがfantasiaでLv26と+5レベルも上がったのだがまだ足りず、SunnyParkでのレベル基準改定時に+8されてLv34まで上がった。旧Lv28相当であり、つまり当初のEX譜面相当のレベルまで引き上げられたということである。
エンディングだぞ、死ねよ
超低速という極めてプレーヤーを選ぶ特性ゆえにネット対戦では武器曲として選ぶプレーヤーも多かった。良くも悪くもTUNE STREETを象徴する楽曲である。


+ HELL TUNE STREETコースの悪夢-

TUNE STREETではエキスパートコースが廃止されており、従って恒例だった「HELLコース」も登場していなかったのだが、後のラピストリアで「コースモード」として復活した際に「HELL TUNE STREETコース」として登場。
曲目は「ルイナススピリチュアル」「スパイラルステアーズ」「スケールアウト」「トワイライトチャイム」であり、1曲目を除けばBabeL3部作勢揃いという面子になっている。ルイナススピリチュアルが肩身が狭そうにしている
難易度昇格したとは言えトワイライトチャイムEXはLv38。スケールアウトEXを乗り越えられるプレーヤーならウイニングランだろう……そう思われていた。
トワイライトチャイムに仕込まれていたオプション制限を目にするまでは。


HI-SPEED・HIDDEN・SUDDEN使用不可


そう、BPM52-65という超低速曲をノースピで完走せよという恐るべき設定となっていたのだ。
しかもハイスピードの設定が0.1刻み・最大10.0と大幅に拡張されたラピストリアでの登場だったため、旧作のノースピ時に実質HS1.2が掛けられる仕様も消滅していたため、あろうことかポップン19当時より更に遅いという悪夢エンディングだぞ、死ねよ
最終的にネットランキングでも完走者は200人に満たないという大惨事となってしまった。



  • BabeL ~MODEL DD101~(pop'n music peace)

後のpeaceにてBabeLのリミックス曲が登場。特にスケールアウトの面影が色濃い。
ギタドラの生ける伝説、泉陸奥彦によるMODEL DDシリーズの番外編という扱いでもある。
登場時はLv49で、1705ノーツの辛ゲージ、ロングノーツ絡みの認識難、非常に押しにくい二重配置や乱打、スケールアウトおよびDD譲りの変拍子……と、Lv50らしい発狂こそないもののLv49としては常時発狂しているという有様で、要求地力が完全にLv50相当という明らかな難易度詐称譜面であった。またか
少なくともエンジェリオンはおろかトイコンやムラクモは超えているとまで言われており、Lv50中程度には相当すると言われていた。
次作解明リドルズではLv49で生き延びたものの、その更に次作であるUniLabにて遂にLv50へ追放
SunnyParkでレベルが50段階に改定されてから初のLv50昇格者となった。



  • ピアノ協奏曲第1番 蠍火(pop'n music20 Fantasia)

「おっきなボタン9つで演奏するのとか無理だと思ってたんだよね~」
ジャンル名はダージュ。『トイサイダー村』の『ダー』枠。
作曲者wacのアルバム「音楽」発売記念でIIDXより移植された。
…が、易化するどころか所々14キーのDPA譜面を無理やり9ボタンに押し込んだと思われる地帯があるなどむしろ難化しており、発狂に至っては本家SPAの倍近い密度が降ってくる。
これでもサイレントよりマシらしい。


ジャンル名はムラクモ。『トイサイダー村』の『村』枠。
wacをして「嫉妬したのはぶっちゃけこの曲がはじめてです」と言わしめた、Power of NatureことPON渾身の一曲。
BPM140とボス曲にしては異例の遅さ……なのだが、変拍子とコロコロ変わる曲調のせいで異常にリズムが取りにくく、更に16分より細かい配置が大量にあるためBPMに反して超高密度。
譜面構成は開幕の32分音符による超高速階段によりゲージを空にし、更に終盤に大発狂が待ち構えているという2段構え。
しかも1780ノーツもの物量により辛ゲージであるため、終盤の大発狂までにゲージを回復しきることすらままならない。
曲名をもじって「少年は空ゲージを辿る」と呼ばれた。


  • 生命の環を紡いで(pop'n music SunnyPark)

ジャンル名はエンジェリオン。アーティストのhan@*moriはm@sumiとPONの合作名義。
SunnyParkでレベルが50段階に再編されてから初めてLv50として登場した記念すべき楽曲。即ち『トイサイダー村』が完成してから初の入村者ということになる。
変拍子ながらも非常に明るい曲調で、今までのボス曲とは一線を画した雰囲気が特徴。担当キャラのフローラも可愛らしい女の子である。
また、従来作のイベントでは難易度を抑えられる傾向にあったエンディング曲のポジションでの登場であり、1つ前の解禁曲がLv49(旧Lv43)で如何にもボス曲といった雰囲気の「生命の焔纏いて(インボルク)」であったこともサプライズ感を大きく上げていた。


譜面傾向は1769ノーツによる物量&辛ゲージと、基本BPM156ながらも所々126に下がったり172に上がるなどのソフラン要素を備えている。
道中こそLv49上位クラスだが、このレベルを回復に出来なければ到底クリアできない。なぜならば終盤は一気に高密度になり加速しながらの強烈なラス殺しが待っているからである。
総じてLv49上位のニエンテやスケールアウトとは明らかに一線を画した難易度を誇る。一方でトイコンテンポラリーやムラクモよりはマシとの声が多い。
そのため「Lv50最弱」ではあるが「Lv49よりは圧倒的に強い」、まさにLv50の門番というポジションで定着することとなった。


唯一、Lv49最強のリナシタとはかなり近い難易度なのだが、当時から「リナシタの方が詐称でLv50相当」という意見が主流。
……だったのだが、peaceでのLv49最上位の大インフレにより、この立ち位置はやや怪しくなってきている。詳細は上記ニエンテの項の折りたたみ内にあるリナシタの記述を参照。


  • L-an!ma(pop'n music ラピストリア)

作曲者のMaster of LapisはPON、wac、TAGの3人合作名義。
読み方は「エルアニマ」のつもりで付けたとのことだが、好きに呼んでいいらしい。
ラピストリアにおけるストーリーのラスボス曲。
総ノーツ数が非常に多く辛ケージな上、局所的な超発狂こそ無いものの難所がとにかく多い上に長い。
特に中盤の発狂は見た目こそただの同時押しだが、後半になるにつれ垂直押しや三角押しなどの押しづらい配置のオンパレードとなる。


  • Chaos:Q(pop'n music うさぎと猫と少年の夢)

BPM推移が201-402-201-402-201-402-201-100-150-201-100-201-402-201と言う下のゲームでやれと言わんばかりのソフランの暴力が問題。
BPM変化を無視した譜面そのものの難易度は上記50組と比べれば明確な発狂は少ないものの、その分稼ぎ所が無かったり呪われやすかったり、その少ない発狂をBPM100地帯にぶち込んだりしているせいでとにかくゲージが伸びずクリアが厳しい。
作曲者のnonupletとはこれまでpop'nで公募曲が採用されて来たred glassesの別名義。
また、公募採用出身者の楽曲が最高難易度となった事はpop'n史上初である。
プレッシャーからかインフルエンザと結石に苦しみながら作曲した事を公言している。


尚、一番の問題はただでさえそれまでKAC無敵のpop'n王者がこの曲を3日でフルコンした挙句「一番好きな曲」と明言する程の専用兵器として運用してしまっている事。


  • o†o(pop'n music うさぎと猫と少年の夢)

aωc「人間はBPM200超えた曲で8分3連*12の同時縦連と16分の階段を同時にやると落ちる。メモった。」


2018年9月6日より「ナビフェス」の「RAINBOW STAGE」にて解禁可能となった曲。
ナビフェスでは本楽曲の直前にPON作曲の「辿る君を超えて」が解禁でき、これら2曲の追加によりレベル50曲が10曲となった。


最大の特徴は、ノーツ数が1947とニエンテEX(1899)の最多記録を更新したことである。
曲自体はニエンテほど長くない(というかあっちが長すぎる)ので、この点からも高密度であることが窺える。
そして譜面はというと、新要素のロングポップ君も含んだ難所だらけかつソフラン以外の様々な属性を持つ総合譜面であるが、特に強烈なのが12分縦連2個押し+16分階段が襲いかかるラス殺しで、KAC王者がBAD10でFAILEDを喰らっているリザルトを公開したほどである。
後日、件のKAC王者も含めフルコン達成者も現れた。aωc「よかったよかった」「まだまだいけるな」


  • 25 o'clock the WORLD(peace)

今作のイベント「ポップンタイムトリップ プロローグ」にて、全ての隠し曲を解禁した後に出現する「少女と時の花」を解禁した後「??」と表されるスタンプカードを完走(約50クレ必要)すると出現する同作のボス曲。
曲自体はとてもPONらしい明るい曲調、キャラクターはノルニルという2年振りの完全新キャラクター
という豪華仕様だが、譜面はロング片手拘束&階段が超凶悪。
更に終盤に脳トレ地帯があり、ラス殺しも完備。しかしo†oほどではない模様。
こいつが弱いんじゃない、o†oが強すぎたんだ…


  • Popperz Chronicle(peace)

MZD「よう、待たせたな。ここからが本番だぜ。」

9thKAC決勝課題曲。ポッパー達の歴史(意訳)といったタイトルからご察しの通り、歴代ボス曲のメドレーとなっている。
流石にサイレントなどは手加減しているがトイコンなどはほぼそのまま発狂が降ってくる他、曲同士でBPMの調整もしていないのでBPM62~210とソフランもかなり強烈。
初見殺し要素が強かったのもあるがただでさえキツい譜面たちが次々と容赦なく襲いかかることもあり、女子部門では全員FAILEDという大惨事を引き起こした。


「まだまだ物足りないって?そんなお前らにプレゼントだ」
U P P E R


続く男子部門ではまさかのUPPER譜面が登場。
トイコンが若干緩くなっていたりと、全てが全てそうなっているわけではないが全体的に自重していた譜面達が本性を表して襲いかかる。
サイレントはBPM130で鮭の産卵がそのまま降り注ぎ、ラス殺しを務めるo†oは二重縦連こそ自重しているもののほぼそのままの密度でラストの発狂が降り注ぐ。
流石にこれも全員FAILED…と言いたいところだがKAC無敵のpop'n王者はフィーバー-1本という好成績でクリアし、最終的にスコアも逃げ切り優勝を果たす。*13
KACポップン部門を9連覇(オジャマ部門も含めれば10連覇)という偉業を成し遂げた。もう殿堂入りでいいんじゃないかな。


DanceDanceRevolution

+ 昔のボス達-
  • PARANOiA
  • TRIP MACHINE(Dance Dance Revolution)

初代の2大ボス。単純な高速物量譜面のPARANOiAに対し、リズム難のTRIP MACHINE。
どちらが本当に難しいのかは結構な議論になった。
この頃はプレーヤースキルも低く、この2曲を出すためには2曲目で一定のスコアを取る必要があり、出ただけでギャラリーから歓声が上がったとか。


ちなみにTRIP MACHINEのDIFFICULT譜面はA20+のSP初段三曲目に採用されている。


  • PARANOiA MAX ~DIRTY MIX~/PARANiA Rebirth/PARANOIA EVOLUTION

それぞれ2nd、3rd、DDR Solo BASSMIXのボス。
やはり速度と「本来BPM100~150の譜面を190(200)BPMという結構なハイスピードで踏まされる*14」という密度が壁となった。
ちなみにMAXは2ndに限り、出ていない場合にルーレットで引き当てると初代PARANOiAの譜面になるというトラップが待っていた。(通称偽パラMAX)
これはX3vs2ndでもおまけとして再現されているが、こちらは出現条件を満たした上で、ルーレットでパラMAXを引き当てる必要がある。


  • DROP OUT(Solo 2000→4thMix)

かつて存在した、6枚パネルで一人プレー専用のDDR Soloシリーズのボス曲。後に本家に移植された。
当時としてはあまりにも規格外すぎる倍取りテンポ(BPM260)が特徴であり、MAXシリーズの片鱗というべきもの。
EXPERT譜面は2020年現在でも十分に上級者向けの密度で、特に後半の8分61連(BPM130の16分に相当)は十分に音ゲー慣れしていない腕前もとい脚前では追いつくことさえままならない。
A20ではDP五段二曲目に採用されていた。


  • MAX 300/MAXX Unlimited/The Legend of MAX

第2期DDRであるMAX、MAX2、EXTREMEのラスボス。通称『MAXシリーズ』。
ある意味ではDDRの難易度インフレの主犯格。
BPM300以上という、目にも留まらぬ倍速スクロールスピードに加え圧倒的な物量で様々なプレーヤーを苦しめた。
なお、3曲ともDDRXで追加されたCHALLENGE譜面専用の「X-Special」がある。


A20+の段位認定では前作に引き続きMAX 300がSP六段ボス、MAXX UnlimitedはSP七段ボス、The Legend of MAXはSP八段ボスに採用されている(The Legend of MAXはX-Special。それ以外はEXPERT譜面)。
A3の段位認定ではMAXX Unlimitedが対象から外れたが、MAX 300は継続採用。The Legend of MAX(X-Special)はSP八段ボスから外れた代わりにDP八段ボスとして採用された。


ちなみにMAX 300 (Super-Max-Me Mix)、ΔMAXというアレンジ曲もあり、A20+でCHALLENGE譜面がそれぞれDP八段ボス、DP十段二曲目に採用された。


  • Fascination MAXX(SuperNOVA)

威圧的な曲調に違わぬ圧倒的な物量のうえ、アーティスト名「100-200-400」の通りBPM100から400までソフランする。EXPERT譜面はDDR史上初のLv17、CHALLENGE譜面もHealing-D-Visionと共に史上初のLv18が付与された楽曲。特にEXPERT譜面は2020年現在でもLv17最強候補の一つで、A20の段位認定ではSP九段2曲目だった。A20+ではCHALLENGE譜面がSP九段ボスに採用されている。
IIDXにも収録されており、あちらではSP-ANOTHER譜面が☆12屈指の個人差譜面として悪名高い。だいたいソフランと同時縦連のせい


2MBこと浅見祐一がアレンジした「Fascination -eternal love mix-」もある。こちらは譜面停止がCHAOS以上に大量追加されたCHAOSな覚えゲーに。


  • CHAOS(SuperNOVA)

譜面停止43回というCHAOSすぎる覚えゲー。なお家庭用版にはもっと上が居たりするのはナイショ。
特にワンモア専用曲だった頃はGood以下(コンボミス)1発で即死だった故、譜面攻略自体ろくに進まない始末。
ビギナー譜面にCUT1オプションを入れると矢印が完全になくなるというネタもある。


AではIOSYSのARMによるリメイク曲CHAOS Terror-Tech Mixが登場。メロディラインが完全に弾幕シューティング
こっちは停止回数が29回と控えめだったが、CHALLENGE譜面だけ70回に大幅増加
意外だが、1曲中の難易度によって速度ギミックが変わるのはDDR A(これとACE FOR ACES)が初めてだった。


  • PARANOiA ~HADES~(SuperNOVA2)

EXTREME収録のPARANOiA survivor/survivor MAX以来となるパラノイアシリーズ。アーティストのαTYPE-300の正体はTЁЯRAでお馴染みのjun。普段のキュートな作風とは真逆の非常に不気味な曲調が印象的。専用ムービーをみてこいつを思い出した人は少なくないはず。
1ミス即死ゲーのワンモア曲ということもありとにかく難易度が高く、本来なら初心者向けの難易度であるはずのBASICの時点でDDR X以降でも破格のSP Lv11、DP Lv12がつけられている。DIFFICULT譜面もLv15でかなり高めだが、SuperNOVA2当時の旧難易度ではなんとLv8であった(現行難易度のLv11~12相当)。
BASIC以上のすべての難易度に存在する連続同時押しがとにかく厄介。EXPERTからは8分捻りも混ざりだし、CHALLENGEではラス殺しとして8分129連捻り滝が待ち構えている。
そのあまりの難しさが評価され、DDRX2ではDP CHALLENGEがDance Drill 15(現在のDP皆伝相当)のラスボス、DDRA20ではDP十段2曲目、DDRA3ではDP十段ボスに採用された。


A20+ではなんとSP十段一曲目(もちろんCHALLENGE譜面)。捻りが苦手だといきなり即死もあり得る大幅な難化となった。


  • Pluto/Pluto Relinquish(SuperNOVA2)

PlutoはCHAOS以上の譜面停止×BPM変化がSuperNOVAな覚えゲー。例によりワンモアのフルコンor即死ゲーでやられた人多数。
2MBによるリミックスのPluto Relinquishは譜面停止こそ消滅したものの、代わりにBPMが800に急上昇するというとんでもない初見殺しがある。
他にも譜面密度が変わらないので「そこで変速はせんだろ」って所で急加速してきたりと、覚えゲー要素は相変わらずのSuper NOVA。


しかも通常解禁されてなお、Pluto RelinquishのDP CHALLENGEをクリアしたプレーヤーは、SN2稼働終了時にはなんと1桁しか居なかった*15。2020年現在でもLv18最強候補として君臨している。


ちなみにPluto RelinquishのEXPERT譜面はA20+でDP十段ボスになった。CHALLENGEじゃなくてよかった


海外版HOTTEST PARTYではボスとして姉妹曲であるPluto the Firstが登場。CHALLENGE譜面にはショックアローの山も加わり、WHITE WALLの名に恥じぬ代物と化している。後にDDRX2に移植された。


  • ΔMAX(DanceDanceRevolution X2/DanceDanceRevolution Universe3)

非公式フリー音ゲー「StepMania」用に公開されていたのが海外版DDRU3のボス曲として収録され、さらにX2の初期ボスとして移植されたという、
数奇な経歴を持つMAXシリーズのファンメイド曲。


数学記号のΔにちなみ、BPM100から1拍1BPMずつかけてBPM573まで加速し続けるという、今後未来永劫破られることがないであろう最多BPM変化(ソフラン)473回が特徴。*16
ハイスピを上げると後半が、下げると前半が…というジレンマに悩まされる。一応後半の密度はそこまでじゃないのと、音合わせが多めなのが救い。


上記の通り、A20+でCHALLENGE譜面がDP十段二曲目に採用されている。



+ かつての3狂-

X2の楽曲解禁ボスフォルダ「Replicant D-action」のワンモアボス曲にして、Lv19という領域に踏み込んだ初めての曲である。
なお、BASICのLv13、SP-DIFFICULTのLv15、SP-EXPERTのLv18到達も本曲が初。
譜面停止・BPM744まで上がるソフラン・16分同時踏み有りの連続で普通にダンサーを殺しに来る。
SPでは何よりも最初の5秒間続くBPM480の8分滝(秒間16連打)が、本当にどうしようもない絶望を与えてくれる。コンマイの良心なのかは不明だがDPにはない。あったら間違いなくLv20になってた
誰が言ったか「全ての譜面が過去になった」。


ちなみに、SPでは現在でも最凶候補筆頭であり、初登場から8年近く経った2019年でも未だに緑FC・AAAランクが出ておらず、世界記録も上記のENDYMIONより低い。


…だったのだが2020年2月3日、ついにAAAランクに到達したプレーヤーが出現。人類の進化はまだまだ続く。


A20では段位認定でCSPが皆伝3曲目、CDPが皆伝1曲目に採用された。A20+でCDPは皆伝3曲目へ移動し、A3でも継続採用。CSPはそのまま。



  • POSSESSION(DanceDanceRevolution X2)(DP CHALLENGE)

X2の楽曲解禁イベント「Replicant D-action」の解禁曲の一つ。SPはLv17でまだ普通の高難易度曲。
しかしCDPが全力で狂っており、これが最初はLv18だったがあまりの難しさにLv19へ格上げされた。酷い詐称である(それでもLv19内ではValkyrie dimensionと同じくまだ簡単な部類なのが恐ろしいところ)。
BPM370で終始左右に振り回されるだけでもキツイが、途中に左右に吹っ飛ばされる8分65連やラストの遠すぎ・速すぎ・難し過ぎな発狂によって殺される。
特に最後のラス殺しはプレー中に身体が筺体から吹き飛ぶレベルの超遠配置であり、あまりの難しさについたあだ名が『哲学』。
ちなみにこの譜面のベースとなったロケテ版DP EXPERT譜面だが、実は8分3連や5連の配置が現状よりもさらに遠い配置になっている箇所が多数あった。


A20では段位認定でCDPが皆伝2曲目に採用されたが、A20+及びA3ではDP皆伝ボスとなった。


beatmaniaIIDX 23 copulaにて移植されたが、移植にあたり音が追加されたアレンジverとなった。ソフランはBPMが半減した事以外そのままでIIDXではかなり凶悪なギミックとなり、譜面の割に油断ならない曲となっている。
ちなみに楽曲解禁イベントでの登場だが、そのコース名が「哲学の道」。プレーヤーの発言ネタを、なんと公式が逆輸入してしまった。


なお速度も含め譜面がマイルドになったライブ録音版「POSSESSION(EDP Live Mix)」(通称『雑学』)、IIDX版とNew CenturyをニコイチにしたようなSota Fujimoriのリミックス「POSSESSION (20th Anniversary Mix)」もある。
だが20thの方は曲のテンポ自体がわずかに増したうえ、A20でショックアロー搭載のCHALLENGE譜面(SPDPどちらもLv18)が登場、CDPの方はショックアローがLv18最多の132個でSTREAM・AIRが200以上担った結果、グルーヴレーダーの合計がENDYMIONを大幅に超えるなど原曲に迫りかねないとんでもない譜面になっている。




  • PARANOiA Revolution(DanceDanceRevolution X3vs2nd mix)(SP CHALLENGE/DP CHALLENGE)

『Dance Dance Revolution X3 VS 2ndMIX』の2ndMixモードで、某日のアップデート以降に2曲連続フルコンボを取ると乱入してくるようになった、存在しないはずのX3最終ボス。
あのPARANOiAが4年ぶりに超凶悪になって帰ってきた。
激譜面はSP・DP共に現行基準でLv18というREVOLUTIONARYなオーパーツで、PARANOiAシリーズの譜面を凝縮した中盤の低速以外はすべてDDRMAX以降のボス譜面を詰め合わせたもの。通称「全ての過去が譜面になった」とも。
当初はこれを等速FLAT+NO FREEZEかつ重たいゲージでやらされていたが、後にX3モードのEXTRAステージ(LIFE4縛り)を経て通常解禁となり、A20+ではSP十段3曲目とDP九段ボスを務めていた。A3ではDPのみ九段ボスを続投。


しかしX3モードへの解禁とともに追加された鬼譜面Lv19はひたすら鬼畜なオリジナル譜面
特にDPはランカーすら容易に殺す恐ろしい難易度であり、「OK! HERE WE GO!」の声と共に筺体を文字通り駆け回る地獄は、通称「振り回しスペシャル」「シャトルラン」などと呼ばれた。
また、SPDP共に一瞬ずつだがBPM360の16分(秒間24連打)が混ざるなど局所的なコンボカッターも。
SPではPERFECT FULL COMBOが2022年4月21日にようやく出たほどなのが理不尽の所以。


A20では段位認定でCSP・CDP共に十段ボスとして採用された。
SPはともかくDPで十段にこの譜面が採用されたのはプレーヤー間でも予想外の出来事で、これがDP十段取得の圧倒的な壁となってしまった…。
その結果、2019年6月末の時点でDP十段合格者は十数名程度しかいなかった。
それでもBREAK TIME(曲ごとに1分休憩)が導入された2019年7月24日以降はだいぶクリア者が増え、最終的な合格者は数十人にのぼった。


あまりに猛威を振るいすぎたためか、A20+ではSPDPどちらも十段からリストラされた。…が、SPはA3で十段ボスに復帰。しかしこちらは元々挑戦レベルでもボスとしては適正~やや強い程度と認識されていた事もあって問題にはなっていない。そしてDPのイカレっぷりがより際立つ事に



  • EGOISM 440(Dance Dance Revolution(2014))(SP CHALLENGE/DP CHALLENGE)

伝説になんてならなくていい。
常に新たな礎を作っていけばいい。
これからもずっと。

Do you think about me?


DDR2014で行われたボスフォルダイベント『Replicant D-ignition』のボス曲その1。CSP・CDP共にLv19。
作曲者は2MB名義でも知られるU1 High-Speedこと浅見祐一U1-ASAMi


Lv19では珍しく捻り配置は一切ない。しかしBPM440という明らかに常軌を逸したBPMで、序盤からいきなり8分滝の69連が襲ってくる。早速だが死ぬがよい。
終盤に至っては極長8分滝の間にBPM440の16分が混ざっているという超絶暴力譜面で、全体密度を表すSTREAMはSP譜面で最も高い226
DPは16分こそ無いもののSPのノーツ数をほぼそのままに横振りを追加したどうしようもないもの
しかもSTREAM値はSPを上回り、全譜面中最高の270と恐ろしい譜面となっている。
方向性が違うためか、DPに関しては後述のENDYMIONよりも難しいという声もある。
更に両譜面共に休みが殆ど無し(あってもほんの数秒)という絶望。
誰が言ったか『捻りがないから許されるもんじゃない』。


とは言うものの、DDRAにて数年ぶりにDDRの新作が稼働し、その間もファン独自の研鑽が一部層で積まれていた北米では、速い捻りがなければ踏むのはそれほど難しくなかったのか、SPに関しては後のKAC6th優勝者によって早期にGREAT1まで削られていた。


2017年12月13日、その優勝者の足によってPERFECT FULL COMBOが達成された。


当然のことながら、DDR史上初Lv19のPFC達成である*17
本当に人類に限界はないのか……。
2020年9月現在、CSPのPFC達成者は3名。Lv19では最も高スコアが狙いやすい譜面…らしい。
一方でCDP譜面のノンバークリアは2021年2月7日に至るまで一人も現れていなかった。


そしてA20では段位認定でCSPが皆伝1曲目、CDPが皆伝ボスとして採用された。
というか、こんな鬼畜譜面を門番に持ってくるとかどうなってんの…。
A20+ではまさかのSP十段ボス。休憩があるとはいえ、Lv18を三連続でプレーした後なので体力的にも精神的にもしんどい。ちなみにCDPは難易度が高すぎて皆伝から追放されることになった。
A3ではSP十段ボスから外れた代わりに、ESPがSP九段として採用された。


なお、BEGINNERでも4曲目のLv9。案の定ビギナー難民が続出している。お前のようなビギナー譜面があってたまるか
曲名は「エゴイズム・フォー・フォーティー」と読む。よしおではない。



後にDANCERUSH STARDOMに移植されたが、あちらではソフランが実質存在しない仕様ということもあり「EGOISM 110」というリミックスになっている。いとう
パリピな音が追加された上でDDRとは打って変わりキックバックや逆足入りが満載されたトリッキーな個人差爆発の初見殺し譜面で、難易度は最高値タイの10・かんたん譜面でも7となっている。


  • Over The "Period"(Dance Dance Revolution(2014))(SP CHALLENGE/DP CHALLENGE)

Why do you need KONAMI ORIGINAL songs?


Because ...


共に進もう。光が指し示すその先へ。


楽曲解禁ボスフォルダイベント『Replicant D-ignition』の最後の1曲で、
あの移植されたらDDR終了とも言われた『MAX.(period)』に続いて実装されたアンサーソング。SP・DP共にCHALLENGELv19。
MAX.(period)は本曲の門番として収録されており、実際は「終わりと見せかけて終わらない」という上記の噂を逆手に取った演出だったということが楽曲コメントで語られ、
「MAX.(period)」で生み出された『止める為のperiod』を『超える為のperiod』に変えた決意表明とも言える存在である。


A20では段位認定でCSPが皆伝2曲目、CDPが皆伝3曲目だったが、A20+及びA3でCSPは引き続き皆伝2曲目、CDPはA20+以降リストラされている。



+ で、MAX.(period-

って何ぞ?)

  • MAX.(period)(家庭用DanceDanceRevolution EXTREME)

Why do you need KONAMI ORIGINAL songs?


それらは変化し成長し続け、

そして限界を超え、まだ見ぬ永遠の可能性へ躍動する。


それは希望なのか破滅なのか。


今の最強譜面とは微妙に離れている為格納処理しているが、本当の意味での「DDR最後のボス曲・最強曲」になりかけたこともあり、オバピリを語る上で外せないのでここで補足する。
家庭用DDR EXTREMEで「最後の隠し曲」として登場した、「MAX 300」の正統派アレンジ。作曲者は2MB(上記の通り浅見祐一の別名義)。


2MB名義のアレンジ楽曲は毎回「Why do you need KONAMI ORIGINAL songs?」を枕詞としたコメントからわかるように強いメッセージ性を持っていることでも有名だったが、本曲は「高難易度化への警鐘」という特に強いメッセージを持っていたのである。


オリジナルと同じBPM300で流れる譜面の裏で、「Why do you need KONAMI ORIGINAL songs?」(何故コナミオリジナル曲を求めるのか?)と呟きのように流れ、中場に突如として初代PARANOiAの譜面が初代の操作音と共に流れ、MAX300の後半部分のリミックスとまた流れる「Why do you need KONAMI ORIGINAL songs?」の言葉。
そして最後の31小節では、前代未聞・初見認識超困難のBPM600という速度の暴力がダンサーに襲いかかる。
(当時の最高速度が『The legend of MAX』のBPM333であった事を考えると、どれだけ恐ろしいか分かるだろう)


文字通り、皮肉を以って高難易度化への歯止めを願う事とDDRを止める為の最後の曲を意味したタイトルであり、またその生い立ち故に「縁起が悪い」「あれ移植するならもっとムズイの作る」との事で10年以上移植されなかったという本当に曰く付きの曲。
事実、本作を最後にSuperNOVAが出るまでの3年半、AC版の新作リリースは途絶えることとなった。



……上記の通り、DDR2014の楽曲解禁イベント『Replicant D-ignition』で第二のボス曲として移植。
難易度は家庭用の譜面であるESP/EDPでLv16。またCSP/CDPはLv18上位の新譜面へとリニューアルされている。
また、当初は「Over The "Period"」を出すにはそのCSP/CDP譜面をコンボミス3以下、評価AA+以上でクリア
「EGOISM 440」からの進出時は譜面不問だがノーミスという極めて過酷な条件を満たさなければならなかった。


この曲は最終的なアンコールボスとして実装されていたが、そのステージは前作X3と同様であったPERFECT FULL COMBO ATTACK(Great以下を出した瞬間即死)の条件があった。
そんな苛烈過ぎる解禁&クリア条件に加え、BPM23~840やら停止やら初見皆殺しと言っても過言ではないギミックが話題となり、存在発覚から2ヶ月間、全世界でクリア者が1人も出なかった。
BASICも最低難易度のBEGINNERも後からの実装で、後者の時限解禁とクリアあわせて2ヶ月もかかったということである。


そして……2015/12/24にその熱意へのプレゼントとも言いたいのだろうか、鬼譜面がEXTRA STAGEに追加された。Lv19で。
そのあまりに突き抜けた難易度に、DPは次作のDDR Aになるまで完走者が出る事は無かった。
(初見の足19でなおかつBPM変化の激しい曲を4ミス未満とか正直無茶苦茶である)


何より全譜面共通の速度自体が大問題で、最初は超低速から始まる目押しゲー、その後もソフランは当たり前、果てはBPMが細かく変わってまるでWAVEオプションを付けたようにぐいんぐいん動く「人力WAVE」地帯や、BPM840地帯に有効ノーツが存在する等文字通りの暴力譜面。
これをPFC強制とか4ミス未満でやれとかおかしいだろ!と言いたくなること請け合いである。


なお、現在はMAX.(period)と共に通常解禁されている。



  • ENDYMION(Dance Dance Revolution A)(SP CHALLENGE/DP CHALLENGE)

LEVEL A GALACTIC STRIKE


\ドゴーン/


DDR A20のイベント「リノンアドベンチャー」完走後、かつHEAT POWER充填時のみEXTRA STAGE限定曲に追加されるボス曲。
狂ったように激しいストリングスの生演奏が特徴的。なお曲名は「エンディミオン」と読み、ギリシャ神話に登場する人物を差す。
長らく作曲者が不明であったが、後の公式楽曲ページでイオシスのARMをU1が大抜擢しての採用である事が判明した。綺麗なARM


全譜面最高難易度(9/13/15/18/19)が勢揃いした類を見ない難曲で、特にBASICのLv13は「Valkyrie dimension」以来の2曲目。
EXPERT譜面の時点でSP783ノーツ・DP741ノーツの超物量BPM880地帯に有効ノーツありという恐ろしい譜面。文句なしのEXPERTLv18最凶の誕生である。どれくらいヤバイかというとA20+でDP皆伝2曲目に就任するくらいヤバイ。っつーかEDPは詐称スレスレ。


そして、このEXPERT譜面をAA+でクリアするとMAX.とオバピリ作曲者のコラボであるアンコール曲「ACE FOR ACES」(踊譜面)が登場する。
……勿論、PERFECT FULL COMBO ATTACK(Great以下を出した瞬間即死)で。
全世界を巻き込んでのダンサー達の戦いがまた始まる……かと思われたが、何と2017/7/23と少々早めに陥落した。ちなみに変速ギミックが譜面別で異なる手心が入っていた模様。


しかし、そんなダンサー達に待っていたのはこちら側のLv19CHALLENGE譜面であった。勿論ライフ4で
その実態はそれまで最多ノーツだったエレクリ鬼の記録を60以上も更新した925ノーツという超絶物量譜面であり、
エゴほどの密度ではないが、苛烈な捻り配置を多数備えた腰をミンチにするレベルのテクニカル鬼畜譜面。
そして締めは最凶の同時押し地帯を持つエタラブ(Fascination~eternal love mix~)が土下座するレベルのBPM440での同時押し+8分混合。そのヤバさは「ACE FOR ACES」を初突破したダンサーがギブアップ宣言する程。
しかし2017/10/01に陥落し2017/11/11にはそのクリア者の手でミス1まで更新された。どうなってんだあの韓国人。
その後2020/11/14にて別のプレーヤーによりAAAが達成された。


なお、CDPに関してはSPに更にヤバ過ぎる渡りも味わえる絶望的な難易度となっている。
こちらもDP全譜面中第2位の900ノーツとなっており、他の要素はともかく物量の多さもグルーヴレーダーもかなり高い。ステータス5つで600族(ポケモン)ならミュウツーより強い。
あまりの難易度故に付いた渾名はSP・DP共に「人体実験」。


選択時・アンコール登場の背景演出と「ACE FOR ACES」のBGA(リノンが巨大な球体に攻撃を仕掛け破壊、力尽きて落ちていく)から、
本曲が実質上の今バージョンのラスボスと言える。未解禁状態の「ACE FOR ACES」でもスタッフロールが流れていた。


諸事情でボスイベントが実装されなかったA20とA20+では段位認定でCSPが皆伝ボスとして採用されたが、CDPに関しては段位認定に採用されなくなった。ぶっちゃけ出禁


9th KACでは何とCSPが最終決勝公式指定課題曲として指定された。ENDIMIONから逃げるな
更にはポリシーブレイクイベントでボルテに移植された。しかもあっちもかなりの高難度。
今度はチュウニズムにまで出張したENDIMIONからは逃げられない!!


2020年現在、当曲のCDPはEGOISM440と並んで全音ゲー中最もクリア者が少ないDP譜面なのではという説があるとかないとか…。



  • MAX 360(Dance Dance Revolution A)(SP CHALLENGE/DP CHALLENGE)

DDRMAXシリーズ~EXTREMEからは、超高速曲の先駆けでありDDRシリーズにおいて圧倒的なカリスマ性を誇るあの楽曲がさらにスピードアップして登場!
いまだかつて無いスピード、ノーツの多さで当時苦しめられたプレーヤーは多いはず。しかしながら、それを乗り越えた時の喜びは何事にも代えがたいものだったでしょう。


―――その経験、再び味わってみませんか。



DDRシリーズ稼働20周年を記念して行われたイベント「DDR 20th Anniversary songs」で収録された楽曲。CSP・CDP共にLv19。


曲名と公式曲紹介から分かるように、DDRMAXのEXTRAボス、MAX 300のリミックスである。DDRX2に収録されたΔMAX以来、約8年ぶりのMAXシリーズ新曲ということもあり、収録日にはTwitterのトレンド1位になるほど話題になった。


MAX 300の特徴であった「素直な滝譜面」を現代風に魔改造した結果、EXPERT譜面の時点でLv18、かつSP888ノーツ・DP823ノーツという、エレクリもびっくりの超絶物量譜面。DIFFICULT以下でもほぼ全てでその難易度での最多ノーツ記録を保持している。


当初はEXPERT譜面までであったが、2019年にイベント「DanceDanceRevolution 20th Anniversary Grand Finale」にてCHALLENGE譜面が追加された。
大方の予想通り(?)の超体力譜面で、SPではMAX 300やEGOISM 440と同じく捻り配置は一切ない…が、物量が規格外にも程があるものだった。


1000combo


まさかの4ケタノーツ突入で、ENDYMIONの歴代最多ノーツ記録を75歩も更新してしまった。360BPMにも拘わらず当たり前のように12分や16分が滝に入り込んでいる。捻りがないから許されるもんじゃない。
ちなみにSTREAM値はEGOISMに次ぐ222であるが、最序盤、ノーツが全く降ってこない時間が延びているため、実質的なSTREAM値は240~250と考えられている。



なおDPは948ノーツであり、こちらも歴代最多ノーツを更新した。SPとは異なり捻りが多め。なお、STREAM値は全譜面中第2位の247である。


そんな凶悪な譜面だが、CHALLENGE譜面が追加された当日にSPではAAA緑フルコン、DPではA+ランクが出されてしまった。人類に限界はないようだ……。


A20+ではCSPが皆伝1曲目を担当。体力試験枠。



ギタドラ(GUITARFREAK&drummania)系

  • DAY DREAM(GUITARFREAKS 4thmix&drummania 3rdmix)(Guitar-EXTREME & MASTER/Drum-EXTREME & MASTER)

ギタドラの元祖「わけのわからないもの」、初登場から全パートがずっとLv99*18V2の赤Gが93だったのは内緒
そしてBEMANIトップランカー決定戦2008では唯一の使用禁止楽曲にして、以降アンコール曲常連として多くのギタドラユーザーを苦しめる『MODEL DDシリーズ』の始祖。


+ ちょっと長いので格納-

ドラム側は蒼い柱と呼ばれるシンバル連打が絶えず襲い掛かってくるとんでもないもの。
さらにリズムを崩す事無く踏む必要がある2連バスの嵐、その合間に絶妙に配置されているスネア・タムに加え、最後の鬼の如き速さの不等長タムロール…と殺し要素がこれでもかという程に詰め込まれている。(見てるだけなら単純に思えるが実際にやっている側からするととんでもない)
初登場した頃はゲージ減少率の高さとプレーヤースキルが追いついていなかったため、「誰かにシンバルを叩いてもらってもクリア不可能」とまで言われていた。


当時のプレーヤーはスティックを3本使った「NATI奏法*19」を編み出した。(当然ながら本来は不正の奏法。XG筐体では出来なくなった)
正攻法プレー(通称GATI奏法)でのフルコンボは初登場から8年後ということを考えると、如何にとんでもない時期に登場していたかが分かる。
シンバルを右手だけで処理するプレーヤー自体は早めに現れていたが…。


XGシリーズにも旧EXT譜面をベースにしたMASTER譜面が登場。パッドとペダルが増えてさらに凶悪化。
だがこちらは登場して間もなくGATI奏法でのフルコン達成者が現れた。人間の可能性って凄いね!
そしてXG3にてMASTER譜面のエクセレント達成者が出現、人間やめすぎである。


ドラム自体は打ち込み*20だが、一応人間には演奏できるように作ってあるらしい。
実際に泉ソロアルバム『Third』では「手数王」として知られ泉ライブではレギュラーメンバーの一人だった故菅沼孝三*21が本曲のドラムを叩いている。


ギター側は作曲者である泉陸奥彦御大の即興ギターソロをそのまま譜面化してしまっている。
実際のギターではピッキングが2ノート/1回である*22のだが、ゲームの仕様上1ノート/1回が前提となり、超絶速度のオルタが必要となってしまった。(それでも全曲中最速ではなくなっている)
ギター・オープン譜面のフルコン達成者は長らく現れなかったが、約10年後のV6にてついに達成者が現れた。
だがV6のクエストモードのアルティメットクエストに「デイドリ赤OPENをエクセ」という狂ったという次元を完全に超越したとんでもない課題を出してきた、なめとんかコンマイ。
XGにももちろん登場。MatixxではMASTER譜面がLv9.95と超高難度になっている……が、かつてのように最強譜面だという声は少ない。
現在ではコイツを超えるもっとヤバい曲が増えてきているので……。


登場から10年以上、他機種への移植は行われなかった。
が、2013年1月2日、beatmania IIDX 20 tricoroに「LIMIT BURST」(EXTRA STAGE専用曲)で登場。こちらの譜面では、本来のbpm変化(80-300-170-90-170)が反映されているため、何らかのソフラン対策が必須。公式大会でも選曲可能。残念ながら、蒼い柱は再現されていない。
また、2015年9月17日、REFLEC BEAT groovin'!! upperに「BEMANI MUSIC FOCUS」で登場。全譜面ともオブジェ数が少ない部類に入るため、1ミス当たりの失点が大きい。


ちなみに、ムービーは4th&3rd時代のものと8th&7thで変更されたバージョンの2種類がある。
IIDXで使われているムービーは8th&7thで登場したバージョン。
また、REFLEC側のジャケットは4th&3rd時代のムービーを元に構成されている。



  • The Least 100sec(GUITARFREAKS 5thmix&drummania 4thmix&KEYBOARDMANIA 3rdMIX)(Drum-MASTER)

佐々木博史のBEMANIデビュー作にして、ドラマニ四作目でアンコール曲として登場。キーマニだとギタドラとセッションした時の限定曲としてプレーできた。
ドラム側は初登場からLv99で、現在も最高Lv9.97のボス曲として君臨。
通称とも呼ばれる中盤の発狂が見所。
XGでは左足と2色が追加されたことによって、、より鬼畜になった。


……それに反してギター側はそこまで狂っているわけではない譜面、だがMASTERは9.00台。
Matixxでは9.55に昇格した。



  • Rock to lnfinity(GuitarFreaksV5&DrumManiaV5)(Guitar/Drum)

通称6928。初登場時Lv∞(これはINFINITY STAGE突入時のみの演出で、解禁するとLv99になる)、V時代はデイドリに次ぐ全パートLv99。
GITADORAにおけるドラム側の現MASTER難易度はLv9.97。
正直言葉で説明できる物じゃないので各自ググって下さい。
到達・解禁条件もIIDX隠し曲のように特殊な上に難易度も極悪であった。
(全体的に高難度なボス曲が多いV5内でもトップクラスの難度を誇るプレアン曲「A.DOGMA」で高PERFECT率を出さねばならなかった、低難易度で出そうにも「MODEL FT2 Miracle Version」がEXT限定だったため涙をのんだ者多数)
ギターも、MatixxではLv9.85の難易度値になっている。(ギターは回復できるポイントが多いのでクリアするだけなら……)
しかし、上には上がいた。



  • 一網打尽(GuitarFreaksV4&DrumManiaV4)(Guitar全譜面)

96こと、黒沢ダイスケのBEMANIシリーズデビューオリジナル曲。
……が、よりにもよってギターのMASTER譜面は現行でも表記限界のLv9.99になっているギタドラ最難関譜面であり、全音ゲーでも屈指の難易度を持つ。
もはや「ギターヒーローでやれ」といえる譜面であり、尋常じゃないレベルの運指とピッキング技術が必要。ラス殺しでは無く全殺し
曲名通り廃人達を一網打尽にする結果に…。
FUZZ-UP時点でLv9.99はこの曲を含め3譜面*23あるが、それらと比べても別次元の難しさとなっているため、Lv9.99でも詐称とまで言われている。


にもかかわらず、初代XGではLv9.70という詐欺どころではない難度設定だった。(ランカーの稼ぎ曲といわれた「天庭 おとこのこ編」のベースMASTER譜面のLv9.75(Matixxでは9.30)よりも低かった)
尚、Matixxではギター譜面がMASTERだけでなくBASIC・ADVANCED・EXTREMEでもそれぞれ最高難度値をマークしている。
2010年3月稼働の初代XGから収録されているにもかかわらず、この曲を超える譜面は未だに登場していないため、14年間経った現在もギター最難関として君臨し続けている。



  • MODEL DD ULTIMATES(GITADORA OverDrive)(Guitar/Drum)

The 4th KONAMI Arcade Championship GITADORA部門の最終決勝で発表された曲。後にOverDriveの最終プレアン曲として実装。
4th&3rdの初登場以来多くのプレーヤー達を苦しめてきたMODEL DDシリーズのメドレー。


構成が複雑なDDシリーズのメドレーだけあって、ドラムパートはどの地帯も難所。難易度は9.97とトップクラスであり、ノート数も2148でロング曲以外ではトップ。
ギターパートは一網打尽に次ぐ表記限界のLv9.99で、打尽とは違ったベクトルの難しさになっているが、EXCHAINで9.98→HIGH-VOLTAGEで9.94と降格している。
ベースパートは9.85と他のパートと比較すると少し低いが、ノート数が1127とロング曲以外では全曲中トップとなっており、休憩地帯がほぼ無い超忙しい譜面。


jubeat系

  • GIGA BREAK(jubeat)

jubeatの初代ボス曲。通称ギガブレ。クレジット数もさることながら、無印jubeatでは解禁にある程度の腕前も要求されていた。具体的には…

累計で20譜面以上フルコンボ
ADVANCED+EXTREMEの累計50譜面以上でランクS以上を取る

なお、初代のギガブレ解禁まではたったの49曲×3譜面しかなかったので、実は見た目以上にきついノルマである。*24
そんなノルマを突破してしまった、初代作品なのにもうやりこみまくっているプレーヤーに捧げるボス曲は当時新進気鋭のアーティストだった96ちゃんのプログレ。重々しいイントロから始まり、Bメロに入った瞬間襲い掛かるのが、ギガフレアと呼ばれた単押し発狂。この地帯がクリアを分ける。そのあとは不規則な横スライドののち、やたら押しやすいアウトロのころにはもう手遅れ…というjubeat最初の難関であった。その後、難易度改定はありつつも、Qubellまではレベル10台であった。


当時としては衝撃的だった途中での大型アップデートで現れた4曲の新曲のうちの1つ。アーティストはDJ YOSHITAKA。
そして、この曲が元祖よしたかトルネードである。
そして、このよしたかトルネードを境に繰り返し発狂の難所が襲い掛かる。ポイントたまに混ざる4つ押し。ここが押せるだけでスコアが一段改善する。
そんな曲ではあるがステルスをかけた*25上で最高難易度をEXCELLENTクリア (全ノーツ最高判定)という人間を辞めた諸行がなされている。
なお、解禁方法も当時は衝撃的であった。譜面種別不問でsigsigをエクセレントすれば解禁…されるのだが、同時に手に入る称号「Evans伝道師」を付けたプレーヤーとマッチングすることでマッチング相手は同楽曲と称号が自動的にアンロックされるという元祖伝導解禁曲なのである。ましてや当時大人気のよしくん。しかもこの高難易度。ライトプレーヤーもヘビープレーヤーも等しくこの地獄を味わえるといううれしいやら苦しいやら…な事態がjubeat初代の稼働末期では広まっていた。


  • Macuilxochitl(jubeat ripples)

その騎士猫は伝説の剣を手にしていたと言われる。

剣を振るたびに奏でられる音の洪水はさぞ華麗だったソーダ


jubeat2作目、jubeat ripplesの最終解禁曲だにゃ。スコア要件などが廃止されたので、プレー回数だけで解禁できるようになったにゃ。アーティストはゼクト…TOMOSUKEだにゃ。ハードなボス曲が続いた中、流麗なピアノジャズで、プレーヤーたちの心が癒される…はずなどなかったにゃ。
譜面傾向はスライド超特化譜面だにゃ。あまりにも見た目に美しい連続スライドに、プレーヤーたちの精度は完全崩壊してしまったにゃ。今作から追加されたミュージックバーチャレンジが追加されて、理論上最もいい成績がみられるようににゃったのだけど、真っ青になってしまったミュージックバーを見て、プレーヤーたちは思わず「ソーダバー」に例えてしまったにゃ…。
なお、移植のたびにアレンジが加えられる芸コマ曲でもあるにゃ。サントラのロングはピアノソロ、ポップン・IIDX移植時にはサントラロングとjubeat版の打ち込みが融合した豪華版、
そしてノスタルジアでは更なるピアノソロ曲「華麗なるニョアの剣舞」に大変身していったんだにゃ!


  • AIR RAID FROM THA UNDAGROUND(jubeat ripples APPEND)

八☆宝☆菜


jubeat ripplesの大型アップデート・「jubeat ripples APPEND」の目玉はIIDXとの連動企画であるAPPEND STYLE。
まずは、jubeatの人気曲「bass 2 bass」、「IN THE NAME OF LOVE」、「Special One」であそぼう!
そしたらIIDXにこの3曲が登場だ!!
さらにIIDXでこの3曲を遊ぶと登場するのがこの曲である。
アーティストはGUHROOVY。単独名義ではBEMANI初登場であった。
譜面傾向は物量。ノート数は驚きの967ノート。4作目copiousまでは最多ノート数を誇っていた。*26
THAもUNDAGROUNDも誤字ではございません。*27


  • Elemental Creation

エレクリだーーー (チャーーラーラーrーtrwrgwウィmrgtzbダツツダツツダツツダツツダツダツデツツデツツ


私立BEMANI学園の最終曲として登場。DJ YOSHITAKAとDJ TAKAのコラボ楽曲なのだが、jubeatでは特別な1曲である。ノーツ数は1023。
…というのも、jubeatのシャッターシステムの都合上、1024ノーツ以上の譜面ではシャッターが極端に開かなくなってしまうといわれていたため、当時は1025ノーツを超える譜面は現れないと言われていた。
そんな中で現れた1023ノーツの曲。すなわち、当時理論上最多ノーツ-1とされた1曲である。
なおその後、たまに1025ノーツ越えの曲が現れるようになったが、その頃にはポップンみたいな激辛シャッター仕様がなくなり、当時のプレイヤーの悩みはしっかり解決されたのであった。なお、公式譜面では2024年3月現在でも問題の1024ノーツぴったりの譜面は現れていない。


  • Stand Alone Beat Masta(jubeat saucer)

KAC2013課題曲として登場した、出るたびにBPMが10ずつ上がっていくGUHROOVY作曲の高難易度曲。
休憩も少々あるが、BPM200の16分を含む高密度地帯が多い構成で、初登場以来現在に至るまで最難関譜面の一つとして認識されている。
…にもかかわらず、HARD MODE(判定難化)でのEXCELLENT達成が現れているが…


  • ドーパミン(jubeat saucer fulfill)

DDRで数々の難曲を生み出してきた2MBことU1-ASAMiによる新曲。
とにかく最初から最後まで難所のオンパレード。全ノート数は驚愕の1077で、物量・出張・スライド・リズム難・同時・乱打・混フレといったあらゆる要素を含んだ総合譜面である。
プレーヤーたちをユルス気は無いらしい。
後にDDRへ移植されているが、向こうではDP-EXPERT譜面が超絶詐称なことで知られており、Lv17でPERFECT FULL COMBO(EXCELLENTに相当)が出るのが一番遅い譜面だった。


  • Megalara Garuda(jubeat Qubell)(''全譜面Lv10.x'')

jubeatはおろか全音ゲーでも他に類を見ないBASIC・ADVANCED・EXTREMEの全譜面が最高難度のレベル10を冠する*28楽曲。
解禁は期間限定QUBE「掘りすぎ!dig RUSH」FINALステージの最深部で待ち受けるRISKY UNLOCK CHALLENGE(判定難のHARDモードで課題曲を98万点以上でクリア)を突破するという一見さんお断り仕様なので、伝導で獲得するのが普通。
BASICの時点でレベル10中位程度はあるが、ADVANCED、EXTREMEと難易度が上がるにつれて、ホールドマーカーの絡むより押しにくい配置が多くなるという特徴がある。初登場時はpropから導入されたホールドマーカー譜面の最高峰と言っても過言ではない位置づけであった。
そのため、3譜面中ノーツ数が最多なのはBASICである。お前のようなBASIC譜面があってたまるか。


曲名の「メガララ・ガルーダ」とは、2011年にインドネシアで発見された巨大な顎を持つハチの一種。そのでかい顎から「ハチの王様」と称され、ジャケットにはこのハチが描かれている。某極殺兵器ではない。


なお『一網打尽』と同様に、作曲者のSYUNNは本曲がBEMANIデビュー作である。


SYUNN「こんにちは、そして死ぬがよい。


  • Prayer(jubeat clan)

ボルテとの連動イベントであるFLOOR INFECTIONで解禁出来る、SOUND VOLTEX III GRAVITY WARSからの移植曲。
上述のMegalara Garudaを上回るホールドマーカー満載の難配置となっており、ホールド拘束中の16分を含むリズムや32分スライド、左右交互でない24分乱打など叩きにくい所が多い。
ノーツ数は803とレベル10としてはやや少なめであり、その分1つのミスの影響も大きい。ホールドの数も多くクリアを目指す場合にも捨てにくい上、トップラッカーの間でもEXCELLENTが最も困難な譜面と評判である。


  • 1116(jubeat festo)

2019年01月16日より解禁可能となった曲。
自力での解禁はレベル10.8の2曲*29と本楽曲をHARD判定で合計2975000以上出す必要があるというトップランカー以外お断りの条件のため、伝導により解禁するのが普通である。
ちなみに1116は上述のMegalara Garudaが初お披露目された日付(2016年11月16日)でもあり、作曲者のDustupもSYUNNの別名義の可能性が高いと考えられている。


EXTREME譜面最大の特徴は、jubeat初の難易度10.9かつノーツ数が最多の1116であるという点。
前半は偏った配置や半回転スライドを含む難易度10.7相当の高密度配置が続くが、この高密度を稼ぎ所にできないといけないと言われたりもしている。
そして中盤には最大の難所である短いホールドが連続する高密度地帯が待ち構えており、jubeat版「わけのわからないもの」と見なされている。
終盤にもリズム難かつ出張を含む同時押し地帯があり、このノーツ数でありながら曲も1分50秒程度と長くなく、クリア・スコアともに困難を極める。
それでも初日にEXCELLENT達成者が現れているが…


  • RAISE YOUR HEADS UP(jubeat festo)

The 9th KAC jubeat festo個人部門優勝者によるエキシビジョン・プレーにて発表された楽曲。作曲者はGUHROOVY。
今回も前作のOne More ReasonよりBPMが10上がっており、230BPMに到達した。


EXTREME譜面は上記の1116と同じLv10.9であり、超高速で8分+αを叩き続けることになる為体力が非常に消耗しやすい。高速曲に慣れていない場合そもそも認識が追い付かない恐れも。
ノーツ数は1000とかなりの物量であるが、本楽曲は休憩地帯も多めで、それはその分だけ発狂地帯がヤバいことの裏返しでもある。1116が総合譜面なのに対し、本楽曲は局所難に特化した譜面であると言っても過言ではないだろう。


SOUND VOLTEX

楽曲公募を積極的に開催している本作では節目のオリジナル楽曲コンテストで最優秀賞となった楽曲が、同時期のKAC決勝戦でのボス曲として初公開されるという伝統が出来上がっており、実質的にプレーヤー部門TOP2 VS クリエイター部門優勝者という構図が出来上がることになる。
しかしいざ正式実装されると、数時間でPUCされてコンポーザーが発狂したりする事も


  • Ganymade kamome mix(SOUND VOLTEX)

SOUND VOLTEXの第1回第1回スピードアップコンテストにて対象曲に選出された「Ganymede」をカモメサノがアレンジした楽曲。ガバメデ
「尺に収まらないから」という理由で、BPMが約3倍の200(原曲はBPM72~82)に跳ね上がった結果、最初期から存在する曲でありながら現在でもLv17にいるという最初期のボス曲。
それ故についた渾名がムリメデ


…その上SDVXIIでは更に上位のINFINITE譜面が与えられ、こっちは現在ではSDVXII譜面で唯一のLv19になっている。一応下の問題児よりは表記的には上です


速度の速さに加え、全押し連打につまみ回しながらの片手12分階段&トリルと、今でも同ランク隊では低レートを維持している十分凶悪な譜面。



  • Joyeuse(SOUND VOLTEX II -infinite infection-)

SOUND VOLTEX II -infinite infection-製作決定記念オリジナル楽曲コンテストの採用曲。
変拍子、ポリリズム、対位法など様々な技法が凝らされたネオクラシカルポリグレ曲であり、特にサビの疾走感は極上。
しかし変拍子かつBPM260-274の微ソフラン、さらに「BPM260以上の楽曲はつまみのChain数増加速度が半減する」と言うゲームシステム上の仕様により、
レベル15(現17)のEXH譜面ですら「非常にニアが出やすい上にレベル帯からして異常に少ない1250Chainしかない」と言う最強レベルのスコア個人差を備えた楽曲となっており、当時のKACでも非常に多くのトッププレーヤーが勝負曲として選ぶ事が多い譜面となっていた


そして時は経ち、SOUND VOLTEX Ⅴ -VIVID WAVE-稼働開始と同時にLV18の上位譜面VIVID譜面が追加されたのだが
EXH譜面では筐体左側のつまみを回しながら右側のFXロング+BT-B1回押しからの階段→その鏡譜面が全後半併せて合計4回来る部分がつまみがうねうねに強化された上に右つまみを回しながら右側に来るFXロング+BT-BとBT-Dの4分トリル(とその鏡譜面)へと狂化され、他も順当強化されたLV19最上位譜面となっている
クリアレートやAAA以上スコア率と言った全項目でLV18譜面ワースト1、ハードのクリアレートは2位より6%以上*30AAA以上(高スコア)率に至っては2位より14%以上低いと言うメチャクチャな事になっており
LV18なのに下記ディスコンで挙げたLV19、20以上楽曲難易度ランキングに特別参加した挙句普通に全体10位に食い込む(こいつより順位高いLV19は下記ディスコンのみ)、非公式難易度表ではこの譜面の為に隔離枠が新設されるとんでもない超詐称譜面となっている。
また、下記ディスコンと同様に譜面定数*31を計算するとLV18楽曲基準での譜面定数が20.14を記録している(但し、ディスコンのそれとは計算基準が違う事に注意)。
え? ディスコンと同基準のLV19、20楽曲用の計算基準で計算したら? 補正込みで19.977(ちなみにLv20楽曲でこれを下回る楽曲が6曲ある)
LV19基準でも詐称ラインになるような楽曲を18に置くんじゃねえ!
と言うかe-sportsの1種目としてボルテのリーグ戦が開催された際はルールとして選曲上限はLv18となっている試合があるのだが、実況解説から普通に「18上限の中唯一投げられるLv20」と断言されている有様



  • Everlasting Message(SOUND VOLTEX III -GRAVITY WARS-)

\おはようございマスッ!!/
。*゜+.丶(*´∀`*)ノ.+゜*。


コンマイクオリティによる騒動を経て再度行われた、4thKAC決勝戦にて正式披露された楽曲。
SOUND VOLTEXに搭載されているギミックをフル活用し、トップランカー2人をTRACK CRASH(クリア失敗)させた永遠に許されない譜面。



  • Lachryma《Re:Queen’M》(SOUND VOLTEX III -GRAVITY WARS-)

虚像?実像?何だっていいわ。
其の王冠は…
女王たる私にこそ相応しい!


"Malchut"-亡国の女王 グレイス


5thKAC決勝戦にて初披露された楽曲。曲名は「ラクリマレクイエム」と読む。
ジャケットに描かれているのはⅢでの敵役「グレイス」。胸パッド入り。


迫力のあるクワイアや泣きメロなど、最終決戦を思わせるような非常に荘厳な曲。
しかしその実態は超物量による重ゲージ・236BPMに加え、BTトリル+FXロングorBTロング等の最強クラスの鍵盤、やはり自重しないつまみが特徴。
ちなみに曲後半には譜面の流れるレーン線が消失するという他シリーズのDARKオプションめいたギミックまでついている。
その難易度故に、Ⅳでの新難易度で唯一最高難度20が与えられた旧曲となった。(なお旧表記では16)
クリアレート30%前後・未だにPUC達成者なしという状況だったのだが……


2018年2月20日、Lachryma《Re:Queen’M》PUC陥落


配信から2年と3週間越しでのPUCと言う事から、「ラクリマPUC」がtwitterトレンド最高2位を記録、
挙句の果てには公式が2/28までの期間限定で当曲の全譜面無条件解放する*32「ラクリマPUCおめでとうキャンペーン」を開始する等、同作界隈は完全なる祭りと化した。


作曲者のかねこちはるはSDVXのコンテスト常連の一人であり、数多くの楽曲でSDVX収録を勝ち取ってきた実力派。


2020年にFLOOR INFECTIONにてDDRへ移植された。あちらでも全体的にかなり高めの難易度(EXPERT譜面の時点でSPDP両方ともLv18上位~最上位クラスの超難関)がつけられており、CHALLENGE譜面はなんとDDR史上初の移植曲&停止ソフラン一切なしのLv19(もちろんSP・DPどちらも)で、特にSPはあのENDYMIONに匹敵、もしくはそれ以上の極悪譜面として猛威を奮っている。ところでLv20は…
具体的にはヴァルキリーCSPの滝に匹敵する実質BPM472の8分滝(BPM236の16分相当)がヴァルキリーより頻発すると言えば分かりやすいだろうか。
さらに同時混じりの12分滝(BPM177の16分相当)に大量の捻りを加えた強烈な配置も待ち受けている。CSP POSSESSIONのラストにある12分を終始左右に捻りながら(全交互で踏むと同時も捻ったまま)倍速で踏み続ける配置といった感じだろうか。
DPも超難関譜面ではあるがSPに比べると比較的抑えられており、EGOISM 440やENDYMION程の強烈さはない。
そしてA3の段位認定にて、なんとCSPがSP皆伝1曲目として採用されてしまった。この極悪譜面が門番として猛威を振るうことに…。



  • iLLness LiLin(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

勇気は十全、進路も明快、悪運は人一倍!
…ならばあとは飛び込むだけ!


"棘闇へと導く紅"グレイス



船長の名において全てを許しマス!
お宝マデ… 止 マ ル ナ !


"滴る芳醇な紅"レイシス


同じくかねこちはるが6thKACオリジナル楽曲コンテスト2連覇を決めた最優秀曲であり、Lv20が与えられた新曲の片割れ。
上記のラクリマとは全く毛色の異なるスピードコア風の攻撃的な楽曲。
ジャケットには、レイシスと新作で仲間入りしたグレイスが女海賊風のコスチュームで描かれている。
グレイスの格好が既に「見えてる」レベルなのはご愛敬。


BPM280という恐ろしい速度が問題。速度に対応できなければ、瞬時にズタズタにされてしまうだろう。
譜面も16分階段・16分トリル・8分縦連・自重しないつまみと容赦無し。



  • HE4VEN ~天国へようこそ~(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

星に願おう、風を仰ごう、夢を語ろう、
勇なき己は、陸の彼方に置いてきた!


――夢なら見るよ! だって天国はここにあるから!


6thKACオリジナル楽曲コンテスト最優秀曲であり、Lv20が与えられた新曲の片割れ。
ジャケットは可愛い双子・ニア & ノアが女海賊コスチュームで描かれている。なお、イルネスと違って青が基調。


BPM256での16分トリルを筆頭とした全体難譜面。
曲は非常にさわやかなのだが、地力不足では天国どころかG59……もとい地獄を見る羽目になる
Lv20最弱とは言ってはいけない……ほら、言ってたから続編が大変な事になっちゃったじゃないか……。


ちなみに、名前の「HE4VEN」は誤字ではない。]-[|/34<#!(HIBACHI)同様の、所謂LEET表記。



  • WHITEOUT(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

「永い永い幽寂の果て・・・
ああ、漸くお逢いできました・・・・・
・・・わたしと一緒に、沈んでくれますか?」


SOUND VOLTEX初となるボスフォルダ形式のイベント「Ω Dimension」のラスボスの片割れにして、案の定LV20が与えられた新曲。
上記ラクリマ、イルネスと同じ作曲者の楽曲であり、ジャケットは同作曲者の楽曲に盛んに使用されている少女、氷雪が採用されている。


BPMこそこれまでの同LV帯では遅めとなる198だが、32分乱打を筆頭に難配置のオンパレードとなる全体難譜面であり、生半端な実力では文字通り沈む羽目になる。
だが1週間持たずにPUCまで突き上げられた模様。



  • FIN4LE ~終止線の彼方へ~(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

「おまたせ~っ!天国から迎えに来たよ」


「ニアとノアと、そしてキミ・・・
もっともっと遠くまでいってみよう!」


上記WHITEOUTと同じく「Ω Dimension」のラスボスの片割れにして、案の定LV20が与えられた新曲。
HE4VENと同じ作曲者の曲の為、ジャケットは白のおそろいのワンピースで揃えたニア & ノアの双子が勤めている。


曲調こそHE4VENの続編とも言える(BPMも一緒、Aが4に置き換わっているのも一緒)曲なのだが、譜面が大問題。お前らがHE4VENはLV20最弱って散々いじめるから……。
16分往復直角(逆つまみ含む)、FXと同時押しが入り混じった縦連、ラストのBTロング押しながらの16分トリルと難所が目白押しだが、一番の問題は譜面背景に登場したニア & ノアの最初の笑顔の直後から始まる、Ganymede kamome mix(BPM200)の最難所を256まで加速させたかのようなつまみ拘束片手12分。*33
並の腕前では文字通りゲージがフィナーレして終止線の彼方へ吹き飛んでしまうだろう。
これだけ強烈な譜面だが、配信開始から11か月後の2018年7月12日にPUC達成者が現れた。
LV19なのにIよりもPUCが遅い楽曲が1曲あるがその譜面制作者は反省して。



なお、解禁初日は譜面が別楽曲のLV1譜面のそれになると言うコンマイクオリティの被害を喰らっている。



  • Dyscontrolled Galaxy(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

「もー降参ッスか?秩序も名誉も繁栄も死すらも、
捨て置く覚悟で来たはずでしょー?」


「Ω Dimension」出身の楽曲で、上記2曲の前座となる8曲の一つ。


……なのだが、作曲者かめりあ本人すら認める難易度超詐称。
その証拠に、公開1ヶ月以内にトッププレーヤーのPUCが当たり前の難易度Lv19でありながらPUCが出るまでに3ヶ月近くかかっている。一応ここのボス曲達の中では多少早めの陥落なのだが、一段低い難易度でありながら明らかにありえない記録の遅さが頭抜けた詐称扱いの所以。


BPMを詐称しているのではと言われるほどの高速配置がとにかく多く、32分交互に見せかけた16分縦連、24分の高速階段、16分の二重階段、逆側での連続直角、出張…
など全ての嫌らしい配置が最後までたっぷりと濃縮された難関譜面にもかかわらず後半は若干密度が落ちる構成のためか、現行作『EXCEED GEAR』でも未だにレベル修正が施されていない。
結果、「これ絶対Lv19じゃねぇだろ!」「早くLv20行けや!」との憤慨の声が未だに多数聞かれるスコア難の譜面として有名に。


と言うよりも有志が製作した難易度ランキング(クリア率、スコア等を順位でポイントにし解禁条件に反比例した補正を付けた*34ポイントでランキング形式にまとめたもの)ではLv19譜面ぶっちぎり1位Lv19〜20全譜面でも3位(アンロック補正抜いたら全譜面中トップに君臨してしまっている。
そしてⅤまでのLv19〜20全譜面の最終的な譜面定数ランキングは順位こそ13位まで低下しているもののLv19譜面トップは堅持し、譜面定数そのものに至っては20.01を叩き出している。
とっとと20行け。



  • I(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

それでも最大の、最優の、最高の、
人類が遺すべき尊い感情を。


7thKACオリジナル楽曲コンテスト最優秀曲であり、Lv20が与えられた新曲。
作曲者は中二マリオの人こと黒魔。
ジャケットは作曲者のシンボルマークとも言えるTAMA猫とレイシス。*35
楽曲もこれまでの作曲者の楽曲の傾向を踏襲したBPM225の高速チップチューン。
これまでの最優秀楽曲とは趣が違うが、作曲者は「僕は僕らしい曲を作って、それが結果として残せなければそこまでだと思って投稿しました」と発言しており、要は最優秀楽曲=大会決勝曲狙いではなかったらしい。


そして譜面だが、歴代2位の3444ノーツを2分弱・BPM225で叩き付けるボルテ史上最高密度の楽曲。*36
前半からチップチューンらしい16分をつまみ複合でやらせるなど自重していないが、中盤に画面が暗転すると言う初導入の演出(そして5秒程ノーツが来ない為実質的な密度はさらに跳ね上がる)、その直後から襲い掛かるつまみ発狂、BTロング押しながら残り3つのBTでの32分階段15連×2。*37
それを歴代2位のノーツ数から来る激重ゲージでやらせるのでたまったものではない。



  • Xronièr(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

「・・・泣かないで・・・
君は負け犬なんかじゃない!
逆境や困難は最愛のフレンズだっ!!」


2018/08/09に実装された「Ω Dimension」Phase 5のラスボス曲で、案の定LV20が与えられた新曲。
前回のKAC明けのLV20の作曲者が最優秀賞受賞者だった黒魔が担当した序盤ボス曲を超えた先には、
作曲:かめりあ、エフェクター:クリムゾンホットテンペスト・改…つまり上記ディスコンコンビの再来が待っていた。
曲名はフランス語で「時」を表すChronoと「航海」を表すCroisièreを合わせた造語。楽曲のテーマから察すると「過去への航海」と言った意味とでも言うべきか、楽曲・譜面には過去のKAC最優秀賞楽曲のリスペクト要素が随所にちりばめられている。
ジャケットは''ボルテナイザー・マキシマを中心とした過去の肉体派キャラクターが集合したクッソ暑苦しいもの。''
構図や中央のマキシマのポーズからキン肉マンを連想するプレーヤーもちらほら
そして問題の譜面であるが、1ノーツ目からBPM234の24分FX混じり螺旋階段5往復、当然のように降り注ぐ16分2重階段、4小節に及ぶBPM114地帯でも十分殺しになっていた上下16分トリルを234に加速してやらされ、挙句の果てには全く自重していないつまみ芸が鍵盤複合で全開となり、最後に最初の24分FX混じり螺旋階段を逆側スタートで5往復して〆。
初日のSランククリアは僅か5人、LV20のMXM譜面どころか一段階低いEXH譜面(LV18)ですらPUCが現れないと言うとんでもない状況となっていた。
およそ八ヶ月弱後の2019/03/01に韓国*38のプレーヤーが初PUC。この時点でのLV20全譜面PUCを奪還した。


  • ΣmbryØ(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

「天照様への交渉は全て私が承ります…それとも私の雷撃で地の底へと堕ちますか?」
建御雷之男神-風迅 烈風刀


「俺様は火焔の権化!
首を獲られようが一滴の血からでも次の俺様が生まれるだけの事!」
火之加具土神-雷刃 雷刀


8thKAC最優秀楽曲。作曲はこれまで何曲もの電波系ボーカル曲のボーカリストを担当していたかぼちゃ。
まさかの採用にKAC決勝での発表の際には観客が歓声ではなく驚きの声を上げる、実況が素で笑うと言うとんでもない事態に。
しかし決勝本番では完全初見で優勝者が996万点を叩き出すなど解禁可能前の段階では20最弱の声すら上がっていた
解禁されて見えた本質は譜面構成のどれか1種類でも苦手ならばその瞬間叩き落とされる超総合譜面であった。カボチャカボチャカボチャカボチャデーデー
最弱どころか下記VVelcome!!実装まで有志ランキング1位を奪い取っていた程。つまり本実装後4時間でPUCした優勝者がおかしすぎただけ
後半ダブルレーザーパートの後半では画面両サイドに登場した烈風刀と雷刀がつまみの動きに合わせてアップになると言ったファンサービスも。
なおかぼちゃ氏は作曲者名義で遊ぶ癖があったが今回は遊ばずまとも……と思っていたら「20文字の字数制限で追い出されたあの時のゃ」*39名義だったのを名義変更させた事が判明している


  • *Feels Seasickness…*(SOUND VOLTEX IV -HEAVENLY HAVEN-)

激辛臭キケンナカオリに酔って魂堕とさないようにね! おにーちゃんw」
八岐大蛇-暴龍酔臨 野増菜火菜帝


8thKAC最優秀楽曲(2曲目)。作曲はまた来やがったかめりあ。
しかし何よりの問題は担当野増菜かなでから察せられる通り実質かめりあfeat.ななひらであり、ソフランがマシマシに搭載された楽曲。
さすがにBPM82-248、速度変化29回をヒント無し完全初見は厳しいと思われたのか、運営側から「上に合わせるように」とのアドバイスがプレー前に投げられた程。
譜面も譜面停止に合わせられたBTが頻発する等精度取りが非常に厳しい。



  • 666(SOUND VOLTEX V -VIVID WAVE-)

「ここにもあそこにも・・・フフフ、狼だらけね。」
「いいわ・・・全て斬り裂いてあげる・・・!」
全てを真紅に染め上げる───狂った剣帝


9thKAC最優秀楽曲。作曲はSDVX2時代の難関曲「Booth of Fighters」などでお馴染みのRoughSketch。
タイトル通りの666というDDRer真っ青の超BPMとなっており、BEMANI史上でも稀な超高速曲となっている。人によってはハイスピを1.0にまで落とないとまともに見切れないほどピーキーな速さである。
前半にはBooth of Fightersにもあった隣接同時の階段。高BPMから放たれる高速縦連。中盤に差し掛かると高速螺旋階段なども襲いかかる。
終盤に差し掛かるタイミングでレーンがアップとなり横一閃と同時に背景にジャケットにも描かれている悪魔と赤ずきんを混ぜたような衣装に身を包んだ紅刃が登場。
ダブルレーザーなども混ぜた複雑な配置の後に今度は紅刃が刀を縦一閃しレーンを2つに両断。割れたレーンを認識させるように単押しをさせたあとにそのままラストの発狂へ突入する。
ラス殺しではダブルレーザーとAB+FX-Lの3つ押し縦連打→CD+FX-Rの3つ押し縦連打という凄まじいゴリ押し配置が降り注ぐ。
9thKAC優勝者はそんな譜面を初見プレーでSランク(990万点)という好成績を叩き出し、解禁が可能となったわずか6時間後にPUCを達成するという曲の速さ並の攻略速度を見せつけた。



  • VVelcome!!(SOUND VOLTEX V -VIVID WAVE-)

『Welcome to VIVID STAGE!!(ようこそ、私たちの舞台へ──。)』(MisoilePunch♪)



9thKAC優秀賞曲。作曲は「みそみぃる」と「ぽんち」で構成された音楽ユニット「MisoilePunch♪」。
ボスフォルダイベント「HEXA DIVER」の第2フェーズのボス曲で、優秀賞の大ボス採用は、KAC最優秀曲が主に大ボスを務める今シリーズとしては異例。そして最優秀以外では初のLv20就任
曲自体もSDVXⅤの明るいイメージに合わせた、サーカスのステージを彷彿とさせる明るい雰囲気が特徴。
ジャケットに描かれているのは踊り子のリリック・リシュナ。褐色の笑顔が可愛い子。あと後半には余計なのとむさっ苦しいのが出て来ます


前半からBPM265の超高速休みもほぼ存在しない上に縦連主体の譜面が降り注ぐ体力譜面……と思いきや、
後半で腕が大破するレベルの縦連ラッシュがプレーヤーの腕を破壊せんと襲い掛かってくる暴力譜面。
見えていても体力切れで腕が動かずに押せなくなって轟沈するプレーヤーが後を絶たず、有志による非公式難易度ランキングで2年連続1位を獲得した。
あまりにソフランが酷過ぎて除外枠に落ちた曲の中にこれを上回るやべぇのがいるのはナイショ


ちなみに、楽曲名は「ウェルカム!」と読む。つまりVが2つでW。





ノスタルジア系

ピアノをテーマとした音ゲーとしてクラシックの名曲も数多く収録されているが、それらにもオリジナル曲と同じくらいの難度・数の難関楽曲が多く用意されている。ショパン絶対許さないんで
ここではオリジナル曲に絞り紹介する。


  • ピアノ協奏曲第1番"蠍火"

…未来の君のため、かナ…
2017年3月15日に、「ノスタルジア稼働記念 楽曲交換キャンペーン枠」で登場。またこいつか。JAEPO2016出展時は通常曲扱いだったのは内緒。
移植元同様、高速階段や同時押し縦連打など多種多様な難要素が詰め込まれており、今でも発狂に関しては他のExpert譜面を突き放した局所難を誇る。


  • ambages

2017年9月16日配信。
WAY OF NOSTALGIA(通常ステージ)、現:FORTEストーリー[郷愁の階段]でChapter18をクリアすることで解禁される初代ラスボス曲。配信時点では最多notes数だった。
大階段・高速縦連打・二重階段など難要素が多いため、クリア・高ランク獲得とともにかなりの難易度となっている。


  • Carezza

伝説に 挑め

KEYBOARDMANIA 3rdMIXのためだけに作曲されたという、曰く付き*40にして門外不出の曲。
2018年2月10日に行われたThe 7th KAC決勝FINALで、17年もの禁を破って正式に初移植。解禁イベントの「白熱のKAC演奏会」(期間限定開催)、現在は「The 7th KACスペシャル検定」のいずれかの難易度クリアで解禁できる。


2オクターブ内に収められたプロの片手技を電子キーボードで再現させていたオーパーツ譜面が更に微強化されており*41
右手側で(グリッサンドなしの)階段、左手側でスウィングのハネリズムと同時押しが絶えず降り注ぐ、屈指の耐久譜面となっている。
もしReal譜面が実装されようものなら極細ノーツ待ったなし…?


  • ピアノ体操第一

The 9th KACにて登場した決勝曲その1。
名前の通りラジオ体操みたいな声と一緒に二重階段や長押しでの拘束、X、縦連といった無茶な配置を捌かせる。
最後には横に広い同時押しを基本とした連打配置が降り注ぐ強烈なラス殺しが襲いかかる。


「The 9th KACスペシャル検定」のいずれかの難易度クリアで解禁できるが、
この曲はどの難易度でもそれぞれの最高Lvをマークしているため、Sランクが安定する難易度帯を選ぶのが吉。
それでもNormalはLv6の割に厳しいと言われているが…


2021年のエイプリルフールに、DANCERUSH STARDOMになぜかそのまま移植。原作の譜面をネタにした総合譜面になっている。


  • 交響詩「悪魔の誕生」

The 9th KACにて登場した決勝曲その2にして真打。作曲は音ゲー界隈各所で活躍中の削除。

まさかの決勝曲4曲目としてサプライズとして発表され、ピアノ体操とは打って変わって殺意MAXなタイトル、発表演出、譜面に会場を大いに湧かせた。
超高速で片手処理しつつの混フレが大量に配置されており相当な片手力を試される他、ノーツ数も多く体力面でもかなりの練度を要求される。
ラストには複雑かつ高速な配置を右手で捌かせつつの混フレ→横に広い同時押し縦連→二重階段→高速グリッサンドといった強烈なラス殺しが襲いかかる。


DANCERUSH STARDOM

前置きしておくが、本ゲームはパフォーマンス・魅せプレー重視で作られている*42ためか、ノーツの密度も楽曲の速度も他のBEMANI機種と比べると控えめになっている。
その分、攻略自体は本作独特のテクニックに依存しているところがあり、大半の高難易度曲はたいてい個人差が大きいとか言われてたりする。…一部突出しているやつもあるが。


  • Butterfly (kors k feat.Starbitz)

初代DDRの名曲をEDMリミックス。
ふつうLv10、かんたんLv6は今でこそ割と増えたが、稼働最初期は一応これが最強曲の位置づけであった。
どのパターンも使われていない譜面のほうが少ないと言えるぐらいには本作の基本的なシャッフルダンスパターンを一通り網羅した譜面。しかしミスなくクリアするには結構な慣れがいるフルコース。


  • FLOWER (STARDOM Remix)

稼働から約1ヶ月後に追加された2つ目のEXTRA STAGE隠し曲。かんたんですらLv9、ふつうに至っては大量の直角スライドで初見の混乱は必至という、当時にしては早すぎた登場だった。
現在は一般アンロック移行によってボス曲枠からは外れているが、この曲のどちらかの譜面をEXTRA STAGE(=10ミス未満)で完走すれば一気に半額割引になる。しかし、一般移行前はむしろ割引がなければ解禁そのものが不可能*43だったため、かんたん譜面で条件を満たした人も少なくないはず。


  • Shiva

KAC8thのアジア予選曲。曲が速く、横移動が大きいランニングマンや片足連続スライドが終始続く超体力譜面*44で、ふつう譜面の580コンボは今でも未だ最多物量を保持し続けている。
DDRでも通用するレベルの体力がないと文字通り燃え尽きる、ダンスラトップクラスの過酷な譜面。


  • Set Me Free

2019/08/28に登場したイベント「SPARK FESTIVAL 2019」のワンモアエキストラ曲。
やはり比較的高速な曲のなか、左右に大きく振り回される斜めスライドと大量のタップ、そして逆足入りだったり片足で往復させたりする直角スライドなどを完璧にこなさなければならない。
過酷さで言えばこの曲と「Shiva」がトップ2を占めている。


ちなみにこのワンモアエキストラはふつう譜面強制かつたった3ミスでアウトというDDRのEXTRA並に厳しい条件、しかもチャンスは1回限り*45という、別の意味でも心臓を締め付けるような凶悪ステージと化している。


それ以降も毎年恒例となった「SPARK FESTIVAL」シリーズのイベントは、毎回最後に3ライフ限定のワンモアボスが恒例行事として待ち受けるようになっている。
…が、翌年以降は失敗時の解禁ゲージが直前の最終曲以上に重くなるという死体蹴りまで追加されてしまっている…



+ 稼働/更新終了の機種-

稼働/更新終了の機種

beatmania(5鍵)

  • 20.november(beatmania)

初代ボス。全てはここから始まった
初代beatmaniaのサウンドディレクターでもある南雲玲生(DJ nagureo)の最高傑作。
オールド音ゲーマーならば、イントロの音だけでこの曲が解る程やり込んだ人も多いだろう。初代の最高難易度といえばこの曲だけだったし


ピアノバッキング、混フレ、縦連と当時の難しい所が全部入っている譜面。判定が甘いのが唯一の救い。
とはいえ今の基準で言えばハイスピードなしでも簡単な譜面だとは思うけど。


ちなみに、楽曲名は作曲者の誕生日に由来する。


  • SKA A GO GO(beatmania2ndMIX)

2ndボス。
SKAの滝と評された、最後のゴミ付き16分交互連打(俗に言うトリル)が全て。
クロス打法やらあんみつ打法やら、当時のプレーヤーは必死に対処法を考えていた。


  • super highway(beatmania3rdMIX)

3rdボス。俗に言う「階段譜面」の始祖。
bpm160から繰り出される初の高速階段が数々のプレーヤーを苦しめた。


  • nine seconds(beatmania3rdMIX)

3rd裏ボス。
曲自体は一見難しくはないが、とんでもなく遅い譜面に判定が厳しいを通り越して異次元レベルの激辛判定な曲。GAMBOLのご先祖様
判定が途中で変わるだとか、実は譜面とずれてるとか噂されるレベルのBAD量産機。


ちなみにもうひとつの裏ボス「area code」も同じく超低速&超激辛判定。異次元殺法コンビ?


  • HELL SCAPER(beatmania APPEND GOTTAMIX、5thMIX)

家庭用オリジナルのビーマニ作品「gottamix」のボス。後に5thmixに移植される。
160が速い方とか言われている時代に190→200という爆速。HSを入れるとバーが3本に見えるとまでネタにされる超高速曲。
しかも1+3+S→1+5→1+3+Sという知っていないと取れないスクラッチ絡みの混フレまである始末。


DJ TECHNORCHがこちらの世界に転がり込んだきっかけを作った曲としても有名。


  • DRUNK MONKY(beatmania4thMIX)(SP ANOTHER)

4thmixのボス曲の一つで、作曲者はヒロシワタナベ。
オールド音ゲーマーならば『Deep Clear Eyes』『Attack the music』の人と言えばピンと来るだろう。
訳し方は諸説あるが、「酔拳」が有力視されている。
b
問題となるのは4thより初導入された隠し難易度『ANOTHER』の譜面。通称「穴猿」。
流れている音をほぼ全部自力で打つという超絶詰め込み譜面であり、ノート数こそ少ないとはいえ、密度は弐寺の高難易度譜面に匹敵する。
あまりの密度故に、これまでのボス曲を突破してきたランカーでさえ簡単に絶望出来る曲となり、Finalで同格の曲が増えるまで5鍵最高難易度曲として長く君臨していた。
なお、4thではハイスピードオプションとかいう腑抜けたオプションなどまだ存在しない。ついでにEXPERTゲージは回復なし。
当時としてはあまりにも規格外な譜面ではあるのだが、4th稼働中に鍵盤を片手プレーでクリアしたプレーヤーが実際に存在している…。


後に家庭用beatmaniaIIDX13にパワーアップして復活。ACにも移植された。


  • IMPLANTATION(beatmania THE FINAL) (SP ANOTHER / DP ANOTHER)

drummania 2ndMIXからの移植曲で、TOMOSUKEのBEMANIデビュー曲。
しかしなぜか曲調がコッテコテのゴアトランスだったせいでbmFINAL初出と間違えられやすい。
移植曲がシリーズ最難関曲/EXPERT+のラスボスに座っている、というのは非常に珍しかったり。


7thのトップランカーが(自分を苦戦させる程度に)監修したというお墨付きの譜面で、
DPでは5鍵では数少ないノート数1000越えで、多くのランカーを苦しめた。


後に家庭用beatmaniaIIDX15にも移植。ACにも登場しており、曲の短さの割にやはり油断ならない密度となっている。


  • RE-ROOTS(beatmania THE FINAL)(SP ANOTHER)

クリア出来る人は出来るけど出来ない人は永遠に出来ない最凶の個人差譜面
GFでやれとばかりの縦連が延々と襲いかかる。
お前のような★8がいるか!


REFLEC BEAT

  • HAERETICUS(REFLEC BEAT limelight)

Lincle LINKの第5弾で登場した隠し曲。
解禁条件は「Lincle LINK第5段の楽曲を弐寺・リフレク両方で全て解禁」とかなり長い道のり。財布Brokenの再来。
アーティストは「D.J.Amuro Vs MAX MAXIMIZER」。片や上記「冥」の作者の片割れ、片や初代リフレクのラスボス「DEADLOCK」の作者。
譜面を端的に述べるとそれまでの3強を足して、3より少ない数で割った何か。
この曲の出現当日に並行して配信されたボス曲VALLIS-NERIAすら霞むレベルの譜面*46で、ランカーすら当時は「ロング捨てても見えない」と匙を投げていた。
ちなみに名前は「ハエレティクス」と読み、ラテン語で「異端」「異端者」を意味する。


  • 伐折羅-vajra-(REFLEC BEAT groovin'!! Upper)

4thKACでお披露目となった、ゴリラアーティストDJ TOTTOによる新曲。
並のボス曲が一瞬で吹き飛ぶほどの凄まじい発狂譜面が始まりから終わりまで絶え間なく襲い掛かってくる。


解禁条件が迷走しまくっていたせいで微妙に影が薄い。


  • Rebellio(REFLEC BEAT VOLZZA)

我が名はMAX MAXIMIZER


背徳と絶望の最後の番人


此度、再びDJ TOTTOと交じり合い


覇者を決する終焉に
相応しい旋律を用意した


驚を経た狂なる響


まだ見ぬ狂地へと挑むが良い




XⅢ


DIFFICULTY


5thKACでお披露目となった当時のリフレクでは史上初のレベル13を誇る楽曲。
尚、悠久のリフレシアではLv15。スキルレート値は90と未だに最高クラスの難度を誇る。


当時のバージョンの新要素が控え目で、その分文字通りの圧倒的な物量で潰す超圧殺譜面。
BPM234という高速の中8分に16分・TOP・ロングなどが絡む譜面が絶え間なく続く上、当時終盤のTOP絡みの8分2個押しラッシュはランカークラスのプレーヤーですらまともに叩くのは困難であった。


最初の文章は5thKACで登場する際に流れた文章。時計の振子とその周りのギリシャ数字が時を刻む中で流れ、曲のジャケットと共に登場。
最後にアナログ時計では絶対に表示されない「XⅢ」の難易度が示されるという演出がなされ、会場が騒然となった。ウワアアアアジュウサンダアアアア!
その後、決勝戦でのこの曲のプレーで同点スコアというドラマが生まれ、別の意味で会場が騒然となった。


名前は「レベリオ」と読み、ラテン語で「反乱」を意味する。要は英語の「Rebellion」のラテン読み。



  • Catastrophic Dance(REFLEC BEAT 悠久のリフレシア)

因果律を操り 奇跡を起こす白銀の竪琴と


その奏で手の白銀の乙女の物語…


6thKACでお披露目となった、ファンタジーをモチーフとする今バージョンを象徴する幻想的な楽曲。
楽曲名は「カタストロフィック・ダンス」。直訳すると「破滅的な踊り」となる。


DJ TOTTO曰くRebellioとは対極のテクニックの暴力とされる難譜面。
BPMこそ145と速くはないものの、ロングやスイッチロングにトリルや3本チェインが絡む配置が終始続く他、ラストには2本-2本トリル→16分2個押し16連→24分乱打という強烈な構成が待ち受けている。



  • The Reflesia of Eternity(REFLEC BEAT 悠久のリフレシア)

我 に 挑 む の は 誰 だ ・ ・ ・



2017年8月7日よりリフレシアモードのクエストで解禁可能となった曲。
当初の解禁条件はトップランカー以外にはほぼ不可能なものであったが、12月のアップデートで幾分緩和された。


HARD譜面はRebellioと同じくレベル15かつスキルレート90である。
曲の前半は基本BPMが154で、同時押しを少なからず含む12分、見切りにくいTOP絡みの低速地帯*47オブジェの追い越しが多発する12分といった独特かつ叩きにくい配置が続く。
後半はBPMが174に上がり16分の割合が増えてくる。特に目を引くのはそれぞれ2回ずつ来る4本チェイン16分のTOP絡みの2個押し8連で、それ以外にも他のレベル15にも見られるようなLO拘束・TOP絡み・片チェインといった難要素が満載である。
WHITE HARD譜面はスイッチロングが追加されているとはいえスキルレートが87と若干難易度が落ちるが、それでも困難な譜面であることに変わりはない。



BeatStreamシリーズ

  • EBONY & IVORY(BeatStream)

4thKAC決勝ラウンドにて初披露されたBeatStream初のオリジナル楽曲。
可愛いジャケットと楽曲とは裏腹に、ファイナリストを一人FAILEDに追い込んだ超高難度譜面でもある。
Movieの可愛さは必見。今なら弐寺で見られるよ!


一言で言うならば16分トリルの暴力。しくじればMISSを大量生産する羽目に。



  • CHERNOBOG(BeatStream アニムトライヴ)

パスワードを入力してください


G O D



BeatStream最高難易度曲の一つで、5thKAC決勝ラウンドにて初披露された楽曲。またKACか。


難易度はNIGHTMAREで(Lv15相当)。


(ちなみに、この難易度表記の曲は『恋する☆宇宙戦争っ!!(ロケテ版)』に続く2曲目。後に収録されたBEASTでは4曲目の10+が与えられている。)


長い間降り注ぐ16・24分トリル、リズムが難解な同時押し、アニトラからの新要素としてあらゆる形でフリーダムに現れるストリームノーツ等一切自重しない殺意しか存在していない譜面は、スタッフが「やりすぎた」と振り返る程。
特にストリームノーツは、初っ端から3つ丸が出るわ、4点ロングノーツ拘束中に外周一回りが出るわと、凄まじいクソ譜面フリーダムっぷり。
その破壊力はKACのファイナリスト2人を両方ともゲージを残せずFAILEDに追い込み、プレー中は観客からの悲鳴が絶える事はなかった程。
また許されないリストに一人名前が刻まれてしまった……。


なお、現在はポップンなどにも移植されているが、移植先の一つであるSOUND VOLTEXではこれと対になる楽曲「BELOBOG」が登場した。こちらも無論だが非常に厳しい難易度を持っているものの、もしもこの時点でビーストがまだ稼働していたらどんな物になっていたのだろうか……、


曲名はロシア語で「チェルノボーグ」と読み、スラヴ神話の死神「黒い神」を表す。


''MÚSECAシリーズ''

  • Redshift(MÚSECA)

初代最強曲。
1200オーバーのノーツ数もさることながら、一番の脅威は苛烈すぎるDスピンの数々。
違う方向のDスピン同時処理が連続で飛んでくるのを始めとして、非常に押しづらい形でDスピンが何度も襲いかかる。
スピンは方向を間違えるとNEARすら出ずにコンボミスという仕様も合わさって非常にスコアが出づらい。


  • 絶対零度(MÚSECA 1+1/2)

RedshiftのDスピンをすこしだけ優しくした代わりに、物量を増やしたようなボス曲。
とにかく物量が凄まじく開幕から乱打や連打、Dスピンとの同時押しとトバしていき、後半にはそこに押しづらい配置も混ぜ込み体力へトドメを刺しにかかる。
CURATOR RANK上限の20解禁条件となっている音姫の上級クリアの課題曲はこいつであるため、実質的なラスボスとも言える。


  • MeteorA(MÚSECA 1+1/2)

『諦めずに、勝ち抜いて』

6thKACにて登場した楽曲。MÚSECA Compe.採用曲でありながら長い間詳細不明であったが決勝の舞台でついにお披露目となった。
決勝曲らしく総合譜面であり、あらゆる難所を処理する能力が求められる。
また、BPMの速さに対して休憩も殆ど存在しないため体力も求められる譜面となっている。


ちなみにジャケットに描かれている青年「ブリアレオス」のGrafica解禁ミッション「奈落にて流星を待つ」は全難易度『MeteorA』が課題曲であるため、難易度朱の解禁は相当な実力がないと厳しい。


スマホ音ゲーのボス曲

beatmania IIDX ULTIMATE MOBILE(弐寺モバイル)

操作性こそ違うが基本的に譜面はAC版と同様。詳しくは皆伝(beatmaniaIIDX)を参照。
Lv12はどの譜面もスマホ音ゲーとは思えないようなわけのわからないものが降ってくる。それどころかLv10もスマホでやるには充分厳しい。
スクラッチは全てタップで捌かなければならないので、皿譜面*48はアーケード版とは一転して縦連中心の譜面になる。
幸いスクラッチのレーンだけ他のレーンより広いのでトリルとして捌くのもよいだろう。
アーケード版やPS2版とは違いDP譜面LEGGENDARIA譜面BLACKANOTHER譜面プレーできない*49。超上級者御用達のダブルバトルモードもできないが、それでも難易度は非常に高い事に変わりはない。
譜面オプションが豊富なのでオプションを組み合わせると思わぬ譜面が最難関になる事も。
主な最難関曲は以下の通り。下記の譜面以外にも2000ノーツ以上ある譜面は数多く存在する。

  • DIAVOLO(SP ANOTHER Lv12)

1745ノーツBPM160の48分階段(通称度胸坂 瞬間密度は約32.0ノーツ/秒)にどこまでついてこられるか。
1曲を通しての平均密度は約16.1ノーツ/秒


  • Plan 8(SP ANOTHER Lv12)

1690ノーツ序盤と終盤にある大量のスクラッチ(実質縦連)が猛烈に危険。鍵盤の難易度も非常に高い。
1曲を通しての平均密度は約14.1ノーツ/秒


  • 灼熱 Pt.2 Long Train Running(SP ANOTHER Lv12)

1804ノーツスクラッチ(実質縦連)だけで753ノーツもある。mush dashとガルパを同時にプレーする感覚に近い。
1曲を通しての平均密度は約15.1ノーツ/秒


  • Go Ahead!!(SP ANOTHER Lv12)

1413ノーツ。中盤(ほぼ終盤)発狂16小節の平均密度は約27.1ノーツ/秒。発狂後のノーツが少ないため、ゲージの回復も難しい。
1曲を通しての平均密度は約12.0ノーツ/秒


jubeat plus

新井大樹氏によるジブリアレンジが収録されたハイテンションジブリ pack 2に収録された曲。
この曲の特徴はjubeat初の1000ノート譜面であるということ。
ほぼ全部メロディラインを拾っているだけなので、リズムは素直だが、とにかく物量で押し切ろうとしてくる。
iPadでなら押せる準無理押しもあるので、plus独特の技術をしっかりマスターできているかがポイントである。
なお、当時のレベル10でも割と簡単な方である。


  • Beastie Starter(EXTREME Lv10)

演奏時間が106秒と短い癖に1000ノーツもあるjubeat屈指の常時発狂譜面。
片手処理できない8分同時押し+16分の繰り返しが中心なので体力と集中力が必須。同時押しだらけなので端末によっては押しているのに反応してくれない事も。
優秀な端末を持ち、かつ体力と集中力のある方がplusでもEXCELLENTを達成してくれている。


  • Sol Cosine Job 2(EXTREME Lv10)

アーケード版でもかなりの難易度を誇る譜面*50
993ノーツという物量に加えリズム・配置とともに複雑。誤爆しないように。特に小さな画面だと指が思い通りに動かず、苦戦する事も。
指が思い通りに動くゴリラはplusでもEXCELLENTを達成している。


  • Stand Alone Beat Masta(EXTREME Lv10)

現在plusにある楽曲で最もjubeat festoでの難易度が高い譜面*51
休憩も少々あるが、BPM200の16分を含む高密度地帯が多い構成で、初登場以来現在に至るまで最難関譜面の一つとして認識されている。
ただでさえ誤爆しやすい譜面なので、小さなタッチパネルでフルコンボするのは至難の業。何故かplusでもステルスをかけた上でEXCELLENTも達成されている。


  • V(EXTREME Lv10)

アーケード版ではボス曲ではなかったものの、plusに移植されるにあたって譜面変更は一切ないにもかかわらず最難関候補に抜擢された特殊な事例。
plusでは1024ノーツ以上の譜面はシャッターが極めて重いという辛ゲージ仕様*52があるため、1044ノーツもあるこの譜面はC〜Sランククリアの壁が恐ろしく高いのである。
更にBPMは150と低めで乱打中心なので誤魔化しが効きづらい。jubeat plusと最も相性が悪い譜面である。plusでもEXCELLENT達成者がいるが。


  • ドーパミン(EXTREME Lv10)

DDRで数々の難曲を生み出してきた2MBことU1-ASAMiによる楽曲。
アーケード版同様とにかく最初から最後まで難所のオンパレード。全ノート数は驚愕の1077で、物量・出張・スライド・リズム難・同時・乱打・混フレといったあらゆる要素を含んだ総合譜面である。
更に、plusでは上述の辛ゲージ仕様があるためシャッターが非常に重く、クリアのほうが困難である。この仕様を作ったスタッフ絶対許さない。
こんな仕様でもステルスEXCELLENT達成者がいるので、超上級者には激重シャッターなぞ関係ないのだろう。


  • KAMAITACHI(EXTREME Lv10)

BeatmaniaIIDXからjubeat plusに直接移植された珍しい楽曲。後にjubeat Qubellに移植。
16分が非常に多く、配置がやりたい放題なのでかなり難しい。おそらくjubeat plus初出の譜面で最難関だろう。但しEXCELLENT達成はplusのほうが早かった。


REFLEC BEAT plus(リフレク)

  • ほおずき程度には赤い頭髪(HARD Lv12)<版権曲/東方アレンジ>

HAERETICUSや数々のSPECIAL譜面などを差し置いてplus唯一のLv12となった楽曲。





追記・修正は腕を壊さない程度にお願いします。


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  • 弐寺のLEGGENDARIAはSPADAの奴以外にもここに載せられそうなレベルのやつありそう -- 名無しさん (2023-02-22 19:37:05)
  • ICARUS†とかKAMAITACHI†辺りは載ってもいい気がする -- 名無しさん (2023-02-22 20:44:56)
  • ポップンの項の記述が増えてきたため現行Lv48以下のものは折りたたみました。 -- 名無しさん (2023-02-28 01:24:44)
  • ↑2 それらとグングニル、The Limbo、Illegal Function Call、SAMURAI-Scrambleそれぞれの†譜面は入れていいと思う。LEGGENDARIA以外だとSinus Iridumも -- 名無しさん (2023-02-28 13:33:28)
  • あとはjubeatでXENOViAとCrackpot Evangelistが10.9に追加されましたね -- 名無しさん (2023-03-01 18:11:52)

#comment(striction)

*1 2022年現在はDPと違い、SPの非公式難易度は☆12のみに振られている。
*2 ちなみにNORMALにも成分調整が入った。
*3 当時は選曲画面でだけHSやオプション切り替えが出来るが、エクストラ~ワンモア間は選曲画面が無かったので、HS含むオプションの切り替えが出来なかった。なお、現在はHSはプレー画面で変更可能だが、その他のオプションはやはり選曲画面でのみ変更可能。ワンモア進出時はやはり選曲画面は挟まないうえ、ワンモア進出条件にランダムオプション不可が設定されていることが基本
*4 ここでいう逆階段とは、押す順番が右から左に階段状になっているものではなく、「押す場所と押さない場所が逆」つまり階段状に穴の開いた6つ同時押しが連続で流れてくることを意味する。
*5 ACポップン4当時、全曲最多だったのはパワーフォーク2Nの454ノーツ。
*6 前作ポップン6ではレベル表記が☆の数の表記しかなく、譜面の総ノート数÷20で計算される「チャレンジポイント」が事実上他作品のレベルの役割を果たしていたが、ノート数依存ゆえに詐称・逆詐称が頻発していた。
*7 なお、日本印度化計画も同作で収録。こちらも十分難しかった。
*8 3072÷1537<2より端数切捨てで1となる
*9 ポップンにもゲージオプション「HARD」「DANGER」は存在するが、これはかつてのオジャマ「HELL」や「DEATH」を引き継いだBAD時のゲージ減少量を増やすだけのオプションで、クリアメダルも差別化されないため現在ではほぼ用いられていない。
*10 画面上の表記は90~360だが、90の地帯は6ノートしかないため、考慮しなくてよい。
*11 上述したMENDESの黒譜面における最高密度をも上回る。
*12 いわゆる12分のことで、音楽用語としては8分3連と書くのが正しい
*13 但しKACはスコア勝負な上そのスコア自体は同時プレーのライバル1人の方が高かった。何だこいつら
*14 PARANOiAの譜面は伝統的に「他の曲の難所」をつなぎ合わせている。
*15 これは当時のプレーヤーレベルだけの問題ではなく、そもそもSuperNOVAシリーズ2作は通常ゲージ増減量ですらDDRシリーズで一番厳しかったためでもある。ゲージが一気に緩くなったDDRXではクリア者が大幅に増えている。
*16 実はところどころで減速もしているしBPM573になる前に一瞬BPM600まで加速したりもしている。
*17 達成が報告された日付は日本基準。達成された時はアメリカ国内なので、現地では日付が違う可能性あり。
*18 厳密に言うと初登場となったGF4th&dm3rdはレベルが99段階ではなかったのだが、同作稼働中には解禁されず正確なレベルが不明だった。
*19 右手にスティックを2本持ち、右手側でシンバルを挟むように構え、右手を上下させてシンバルを叩く方式
*20 コレ以外にもGFDMのゲーム音源はほぼすべての曲の演奏音が打ち込みである。理由としては録音の都合で生音源収録すると、ゲーム用に音を分離するのが難しいため。
*21 2021年永眠。
*22 後の海外音ゲーのギターヒーローでは、タイミングよくネックボタンを押さえればピックレバーを弾かなくても良いノーツを導入して再現している。
*23 この曲の他にStargazerとSaiphのギターMASTER譜面が該当する。
*24 なお、IN THE NAME OF LOVE、ミラーボールマーカー、サンドアートマーカーとの選択解禁であった。他の物を解禁した場合は地獄のEXTREMEスコア詰めが始まるので、さっさと曲を解禁してしまった方がよかったり。
*25 マーカーを非表示にするマーカー。2作目のcopios以降隠し要素の奥深くに追加
*26 5作目でsaucerのアストライアの双皿(988ノート)に抜かれてしまった。(現行版festoでの最多ノート数はズバリ1116)
*27 なお、APPEND STYLEには続きがあり、jubeatでこの曲を遊ぶと、今度はIIDXにこの曲が追加。最後、IIDXでjubeatからの追加4曲を遊ぶとEvansが遊べるようになる。
*28 festo以降の難易度はそれぞれ10.4、10.5、10.7
*29 上述のStand Alone Beat MastaとPrayer
*30 EXHの正統強化譜面と言う事からVVD譜面もレベル帯や最近の譜面傾向からすると非常に少ない1581Chainの為ゲージは軽くクリアはしやすいはずなのに
*31 大体の基準で言えばLv18楽曲の譜面定数が18.00ならLv18ド真ん中、17.50を切ると17強程度の逆詐称、18.50を超えると19弱の詐称と言われるぐらいになる
*32 KACコンテスト曲では毎回恒例だが、一番簡単な難易度の譜面以外は、本来同コンテスト優秀楽曲5曲を順に好スコアでクリアしなければ購入できなかった
*33 Ver. upによるLV変更でLV19になった最古の楽曲である。
*34 「ある曲をAランク以上で突破しないと解禁出来ない」と言った条件がある場合必然的に「それが出来る腕前の人じゃないと挑戦できない」為、無条件開放と比較すると挑戦者の平均レベルが上昇してしまう為
*35 余談ながら、初披露の時に画面にTAMA猫が映った瞬間決勝戦プレーヤー2名もギャラリーも大体察して歓声を上げていた
*36 ノーツ歴代最高楽曲(下記の怒槌)は30秒程楽曲が長い為密度では一歩譲る
*37 簡単に言うとDIABOLOの度胸坂より遥かに速い階段
*38 前日に最新作のVIVID WAVEが稼働開始したが、韓国では未稼働でありHEAVENLY HAVEN仕様でのPUC達成である
*39 「Princessどうかお願い!!」と言う楽曲で「20文字と言う字数制限に挑み続けるかぼち」と字数制限に引っ掛かって最後の1文字が入らなかった経験がある
*40 作曲者・久保田修のBEMANIデビュー作「Presto」がIIDXからKEYBOARDMANIA2ndMIXに移植されていたことについてトラブルが起こったため。無断移植だったとのことで、譜面クオリティや唯一DP譜面が存在しなかったなどにも問題の片鱗が垣間見える。
*41 キーマニ側ではノスタルジアのExpertに相当するAnother譜面はSP(右手側)のみの実装。但しHard相当のDP Real譜面も、この曲では右手側の前半が簡略化されている程度だが。
*42 KACでもダンスラだけは審査員の採点で予選から決勝までを競い、またペア部門や決勝戦では最高レベルでない曲・譜面が使われることも少なくない。
*43 初期の値段がプレーヤーの所持上限を上回っていたため
*44 BPM128程度がふつうのダンスラにとって、150BPMは十分高速の部類に入る。
*45 完走に失敗した場合は他の同イベント曲と同じく数クレプレーで購入可能にさせることとなるが、なぜかワンモア曲はそれまでと違い先行プレーフォルダに入ることがない。
*46 これによってヴァリスは三日天下ならず一日天下となってしまったのは有名な話
*47 ここではBPMが半分の77扱い
*48 スクラッチノーツの数が非常に多い譜面
*49 DP譜面の鑑賞は可能
*50 jubeat festoではLv10.7
*51 Lv10.8
*52 シャッターを全開にすると100000点貰えるのでこの仕様による影響は非常に大きい

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