C コクーン(遊戯王OCG)

ページ名:C コクーン_遊戯王OCG_

登録日:2022/07/11 Mon 18:50:00
更新日:2024/06/20 Thu 11:06:36NEW!
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遊戯王 遊戯王gx 遊戯王ocg コクーン c かわいい 不遇 遊戯王ocgデッキテーマ項目 進化前 星2 遊城十代 ネオスペーシアン



コクーン遊戯王OCGのテーマの一つ。
後年に出たチェーンとは全く関連性が無い。


▽目次


【概要】

Nネオスペーシアンの幼生と思われる可愛いモンスター達で、攻守は元となったネオスペーシアンより200低い。
コクーンは以下の共通効果を持つ。


フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げることで手札またはデッキから
「※そのコクーンに対応するネオスペーシアン」1体を特殊召喚する。


共通効果の通り、実質的にネオスペーシアンのサポートカードという位置づけ。


「ネオスが場にいるのに、ネオスペーシアンが手札や墓地にいないからコンタクト融合できない!」という事態が起きても、コクーンの効果で解決する、というコンセプトだろう。機能してるかはおいといて
全員レベルが2なので、ランク2のエクシーズモンスターも併用可能。


デッキを組む上で注意するべき点は「コクーンそのものが事故札になる可能性がある」ことと、「一緒にサーチ先のネオスペーシアンのサポートを見る」こと。
コクーンには上記の共通効果以外の効果が無いので、ネオスペースが無いと実質バニラになってしまう。
また、遊戯王wikiの「コクーン」のページに書いてあるカード以外にも、《コンバート・コンタクト》をはじめとしたコクーンとの相性が非常にいい専用サポートがしっかり存在している。ここに気づけないと小学生が組んだ紙束みたいなデッキになりやすい。
しかも、ネオスペーシアンはGXの放送終了後も「ネオスペース・コネクター」などのサポートカードが出たのにコクーンは一切なし。E-HEROですら十数年ぶりに新規が出たというのに…。
この関係で未だにコクーン関連のカードは再録されておらず、入手が地味に面倒である点も痛い。
ファンデッキとしても、「コクーンを入れただけの【コンタクト融合】」になりがちなため、コンセプトデュエルにも登録されていない。
ヴェノムチェーンバウンサーのように、OCGから放置されている不遇テーマである。



評価

遊戯王GX時代のプレイヤーからの評価はぶっちゃけ不人気とか最弱を通り越してテーマ・カテゴリとしてみなされていないレベル。
今の遊戯王で言えば「ニトロ」「幻獣(幻獣機ではない)」のようなものだろうか。


当時は完全なデフレ期だったが、それを加味しても攻撃力は低いし効果はしょぼいしネオスペーシアン自体にまとまりがないし、ネオスペーシアンを安定して出したいのなら《巨大ネズミ》系のリクルーターでいいというのが共通認識だった。


そもそもネオスペーシアン自体、単体での使用に耐えるカードがモグラとバードくらいしかなく、他4種類*1はほぼ素材専用の扱い。その素材専用のさらに素材専用のモンスターなんてデッキに入れていたら事故要素にしかならないのはお察しの通りだ。
ただでさえ組む人の少なかった【コンタクト融合】のサポートにこんなほぼバニラの素材専用モンスターを入れてたら事故率が高くなって勝てるデュエルにも勝てなくなってしまうというとんでもないカードだった。


一般論で考えれば「ぶっちゃけモグラとバードあたりに絞って【コンタクト融合】のサポートをさせる程度が関の山」「それならぶっちゃけ【ネオスビート】を組んだ方が強いし、融合先を買わなくていいので安上がり」というどう考えても力不足かつ需要のないカードなのである。


そして現在では忘れられがちだが、当時のフィールド魔法のルールは「自分・相手ともに合わせて1枚しか表側表示で存在できない」といういわゆる上書きルールであり、《伝説の都 アトランティス》《ハーピィの狩場》《虹の古代都市-レインボー・ルイン》《天空の聖域》などといったフィールド魔法を用いる当時の流行デッキとの相性は非常に悪い。
さらに当時は《N・グラン・モール》が「クソモグラ」「鬼畜モグラ」と呼ばれるほどに極めて強力なモンスターだったため、どうしてもコクーンを軸に組むとモグラにおんぶだっこという戦略を取ることになる。
これ自体は当然のことなのだが、ぶっちゃけモグラを使えば勝って当然という認識だった時代。よしんば使いこなしても「それモグラが強いだけのデッキでしょ?」と酷評されることが容易に予想された。
そういうこともあって肝心のファンデッカーからの人気が低く、当然ガチデッキ使いからは見向きもされない。「枠を潰す迷惑なカード」「使わないテキストしか書いてないのでバニラの方がまだ有用*2」という認識が強く、ストレージでは《N・グロー・モス》とともに山を成して売られていた。


しかし実はこのテーマ、当時無制限だった《生還の宝札》との相性が非常に良い。宝札が強いだけというなかれ、当時は頻繁に蘇生を行う手段が乏しかったので採用する余地がなく、アンデットデッキでもない限りあまり入らないカードだった。
そして《コクーン・パーティー》のためにネオスペーシアンを墓地に送る手段として《コンバート・コンタクト》などが存在したため、ドロー能力とサーチ能力は当時としてはかなりのものだった*3
そのためコンタクト融合だのネオスだのという要素を捨ててコクーンとネオスペーシアンを特殊召喚することに絞った特化した構築をすると《N・エア・ハミングバード》による遅延や《N・フレア・スカラベ》の高攻撃力で時間を稼ぎながらデッキ圧縮とドローを繰り返し、本命のカードにつなぐという戦略を容易にとることができる。


この強烈なドロー性能を見込んでエクゾディアとハイブリッドしたデッキの対戦動画が、ニコニコ動画に現在も残っている。今となっては化石のようなデッキだろうが、当時のプレイヤーにとっては盲点そのもの。これを見てまず「そもそもデッキ組めたんだ!?」というところに驚いたものである。
つまりコクーンの真価は一般的に思われている「【コンタクト融合】のサポート」ではなく、「ネオスペーシアンと組んで特殊召喚を繰り返すという独自の戦略を取る動き」にこそある。事故率が高いような印象があるだろうが、当時の基準ではきちんと工夫して組むと事故率自体はそこまで高くならない(当時一般的に最弱のテーマと呼ばれていた【巨大戦艦】より若干高い程度)ため、この時期のデフレ環境の中だと割と戦えた。
ただし「事実上バニラの低級モンスター」をデッキに大量に投入する関係上、事故ると巻き返しはほぼ不可能。さらに《ネオスペース》に極端に依存するため、これを破壊された瞬間に手札が急激に腐る。それこそ「これでどうやって戦えばいいんだ!」である。
つまりここまで必死こいて擁護してようやく「紙束を卒業した一発屋デッキ」にしかならないというかなりしょうもないテーマ。そしてこういった素朴な戦略を取るデッキは、その後の「帝王の降臨」「PHANTOM DARKNESS」に端を発した急激なパワーインフレ、そして《生還の宝札》の制限・禁止で完全に消滅した。


ヴェノムやチェーンといった、敵が使う上に現代遊戯王のゲーム性に合致していないテーマとは異なり、かつてのアニメの主人公が使用したカード群なので、この手のテーマの中では新規が出る可能性は比較的高い。
現状コクーンはネオスペーシアンありきのテーマなので、コクーン単体でも活躍できるカード、あるいはネオスペーシアンとコクーンを今以上に強力に結びつけるカードが望まれる。
2種類出ただけで放置されている「NEX」融合モンスターなどOCG化に際して未回収だった要素もあるため、エアー・ネオス問題あたりがきれいに片付けばもしかしたら新規カードが出ることもあるだろう。

ネオスペーシアン単独のサポートが充実している現状を見ると、忘れられてる印象もあるが


いずれにせよ戻ってきたところで、当時の戦略とはまったく異なる動きをすることは間違いない。


最大の問題は、この令和のインフレ時代に突然こんなのがガチテーマ化して、興味を示すプレイヤーが果たしてどれくらいいるのだろうかということだ。



【カード解説】

C・ドルフィーナ

効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 400/守 600
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
N・アクア・ドルフィン」1体を特殊召喚する。


あのキモイルカことアクア・ドルフィンの進化前。こっちは普通にかわいいのに、どう間違ったらああなるのか。
外見云々置いといてもなぜ戦士族なんだ。
リクルート先のアクア・ドルフィンは手札誘発メタとして強力だが、あちらは戦士族だからサポートカードが多く、わざわざドルフィーナを使う必要が無い。
さらに、ドルフィーナは魚族なのでアクア・ドルフィンと種族サポートを共有できないのもネック。
しかし、浮上などアクア・ドルフィンが受けられないサポート対応している点を活かせば、水属性デッキで併用できる。


このカードが登場したばかりの頃でさえ《増援》が3枚積めたので、どうしてもキモイルカを使いたいのであればそちらで事は足りる。当時制限カードだった《異次元の女戦士》や、当時布陣を整えるカードとして重宝された《切り込み隊長》など、様々な便利カードと使い分けることができる。
しかし「手札誘発」なんて俗語がないほど素朴だったこの時期は肝心のキモイルカの能力が不発になることが非常に多く、ネオスペーシアンで序列を作ると《N・フレア・スカラベ》より下に置かれることすらあったという散々な評価のカード。
つまり「肝心のリクルート先も弱いしわざわざこいつでリクルートする価値がない」と、もはや生まれてきた意味が分からないレベルのカードである。コクーンの先陣を切ったのがこれじゃねぇ……。


そんな数多くいるGX時代のデフレカードの1枚という評価だったが、《超古深海王シーラカンス》が来て魚族デッキが成立するようになってから、一時期「レベル2の魚族」として注目を浴びたことがある。
これが話題になった当時にシーラカンスで特殊召喚できるチューナーは、海外先行発売だった《竜宮の白タウナギ》しかいなかった。そしてレベル6のシンクロ帯に理不尽なレベルの強豪がうようよいた時代だったのだ。あえてこいつを使う意味?……うーん。
当時は《簡易融合》でシンクロ素材をそろえる戦略をはじめ、シンクロ召喚という理不尽なほどに強い新システムによってこれまで紙屑として扱われていたカードに急激な需要ができた時代。あることないこと様々な話題が生まれては消えた。そんな話題のひとつである。



C・パンテール

効果モンスター
星2/闇属性/獣族/攻 800/守 300
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
「N・ブラック・パンサー」1体を特殊召喚する。


ブラック・パンサーの幼体。ちっちゃくて可愛い。
星2の獣族なので魔獣の懐柔に対応し、No.64 古狸三太夫のエクシーズ召喚も狙える。
闇属性であることを活かすなら、No.65 裁断魔人ジャッジ・バスターをエクシーズ召喚するのもありか。


C・ピニー

効果モンスター
星2/光属性/植物族/攻 100/守 700
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
N・グロー・モス」1体を特殊召喚する。


グロー・モスの幼体。目が怖い。
残念ながら、リクルート先のグロー・モスがお世辞にも使いやすいモンスターとは言えず、必然的にコクーンでは優先度が低い。
数少ない光属性・星2の植物族として見ても、特筆すべき活用法が無いのが現状。
一応コクーンの種類を増やすためなら採用の余地はある……とされやすいが、そもそもリクルート先ともども手札事故の要因になりやすいことや後述の《コクーン・パーティー》が発動できなくなるリスクと天秤にかけると別に無理して採用するほどのモンスターではなく
よほどのモグラアレルギーでもない限りグロー・モスともどもデッキに入らないことが多かった。グローソスというあんまりな仇名はアニメの扱いだけでなく、あまりに使い道がないので肝心のファンからすらも見捨てられるほどの弱さにも由来している。



C・モーグ

効果モンスター
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 100
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
N・グラン・モール」1体を特殊召喚する。


鬼畜モグラの昔の姿。「この時期はかわいかったのに」「どうしてこのときに駆除しておかなかったんだ」などと散々に言われた。
インフレが進んだ現環境では活躍が難しくなったものの、ネオスペーシアンの中では汎用性が高い除去能力を持つグラン・モールをリクルートできるのは便利。巨大ネズミでいいは禁句
何故かアニメでは一度も十代にカード名を呼ばれなかった。



C・ラーバ

効果モンスター
星2/炎属性/昆虫族/攻 300/守 300
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
「N・フレア・スカラベ」1体を特殊召喚する。


フレア・スカラベの幼体。進化先が成虫だからか、芋虫に似た姿をしている。
昆虫族だから共鳴虫や応戦するGなどでサーチやリクルートできるが、こいつを経由せずにフレア・スカラベを直接出した方が早い。
炎属性と昆虫族にシナジーが無いのも使いづらい原因の一つ。



C・チッキー

効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻 600/守 400
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
N・エア・ハミングバード」1体を特殊召喚する。


キモチュッチュことエア・ハミングバードの幼体。こいつも普通にかわいい(ry
エア・ハミングバードは弱くないものの、あっちも低ステータスなのでこのカードを用いない特殊召喚が容易。
使うなら、ゴッドバードアタックなどの鳥獣族サポートを受けられる点を活かしたい。



魔法・罠カード

  • ネオスペース

フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
「E・HERO ネオス」及び「E・HERO ネオス」を融合素材とする
融合モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、「E・HERO ネオス」を融合素材とする融合モンスターは、
エンドフェイズ時にエクストラデッキに戻る効果を発動しなくてもよい。


コクーンの共通効果の発動条件となるキーカード。
…なのだが、見ての通りコクーンに関係する効果は一つも持ってない
ついでに言うなら、実のところネオスペーシアンに関係する効果も持ってない
ようするにコクーンにとってこのカードは実質的に何の効果もないけど重要という、トゥーン・ワールドみたいなポジションである。


ネオスを併用しコンタクト融合を視野に入れて、初めてフィールド魔法として効果を活かせる。
…「コクーンというテーマのコンセプトがそうなのだから仕方ない」と言われればそのとおりではあるが。



  • コクーン・パーティ

通常魔法
自分の墓地に存在する「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1種類につき、
「C(コクーン)」と名のついたモンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。


コクーンの最大の存在意義。名称ターン1制限も付いてない上、呼び出したモンスターには何の制約も無い。
効果を使ってネオスペーシアンを展開したり、シンクロやエクシーズやリンク素材にしたりすることもできる。
デッキから展開する都合上、複数枚の採用は事故率が上がるので注意したい。
ただし、任意の数だけ特殊召喚する効果ではないので、墓地のネオスペーシアンの種類が自分のメインモンスターゾーンの空きより多いと発動できない弱点を抱えている。
とはいえこの点はフィールドのモンスターをリンク素材にして枠を空ければいいので、デッキのコクーンの枯渇の方を気にしたい。


なお、ネオスペーシアンが墓地に複数存在する場合は《NEXT》でそれらを蘇生したり、《コンタクト・ゲート》で別のネオスペーシアンをデッキから展開したりできる。
そのため単にネオスペーシアンの展開を狙うなら、このカードでコクーンを経由する意義はない。
エクシーズ素材やリンク素材に使う点を重視したい。
《インスタント・コンタクト》で呼び出せる《N・マリン・ドルフィン》や《N・ティンクル・モス》は墓地で2種類分のネオスペーシアンとして扱うため、これらを出して即座にリンク素材にすれば2体のコクーンを呼び出せるため、効率は良い。



  • コクーン・リボーン

永続魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「C(コクーン)」と名のついたモンスター1体を生け贄に捧げる事で、
そのカードに記されている「N(ネオスペーシアン)」と
名のついたモンスター1体を墓地から特殊召喚する。


コクーンをリリースして、墓地のネオスペーシアンを蘇生させる永続魔法。こちらもターン1制限が無く、コクーン・パーティーとの相性も良い。
生還の宝札が現役だった頃は、このカードでどんどんネオスペーシアンを蘇生させて大量ドローを狙える戦術ができた。


  • コンタクト

通常魔法
自分フィールド上の「C(コクーン)」と名のついたモンスター全てを墓地に送り、
そのカードに記されているモンスター1体を手札またはデッキから特殊召喚する。


こちらもコクーンを特殊召喚するカード。手札からも出せるのが良い…
が、墓地に送るコクーンは全てなので2体以上の場合だと恐ろしいほどアドバンテージを損することになる。
ネオスペースがフィールドに無い時には使えるかもしれないが、こんなのを入れるより、ネオスペースのサーチとサルベージ両方できるネオスペース・コンダクターの方が良い。
そもそも、ドルフィーナ以外はトランスターンで代用できる。
唯一の利点として、テキストの「モンスターを墓地に送る」という部分はコストではなく効果なので、マクロコスモスが発動していても使用できる。



  • コクーン・ヴェール

通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する「C(コクーン)」と名のついたモンスター1体を
生け贄に捧げて発動する事ができる。
このターン効果によるプレイヤーへのダメージは0になる。
その後、生け贄に捧げた「C(コクーン)」と名のついたモンスターに記されている
「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1体を
手札・デッキ・墓地から特殊召喚する。


効果だけならコンタクトの上位互換。比べる対象が弱すぎるだけとか言ってはいけない
まあ正直なところ、カード2枚を消費してまで効果ダメージを0にするのは微妙。


聖天樹の一部のデッキを除き、相手にも効果ダメージを与えられなくなることはデメリットに近くなるため、バーンメタはハネワタなりジャグラーなりで済む。
なお、非常に分かりづらいが相手の墓地からも蘇生できるので、ネオスペーシアン専用の死者蘇生という変わった使い道もできる。
デュエルリンクスでは、テキストの変更で相手の墓地からも特殊召喚できることが明確になった代わりに、効果ダメージを受けないプレイヤーは自分だけになった。



【アニメでの活躍】

遊戯王デュエルモンスターズGX』で十代が使用。といっても専らネオスペーシアンの特殊召喚要員だった。
かなり意外な事に、十代はコクーンの共通効果を一度も使用していない。
それにしても、当時はE・HEROとネオスペーシアンを混ぜるだけで事故率が跳ね上がったというのに、コクーンも混ぜてよく潤滑にデッキが回ったものである。



【余談】

実はコクーンが全てそろうまで結構時間がかかっており、ドルフィーナは2006年5月のPOWER OF THE DUELISTに収録されたのに対して、残りはその翌年に発売されたTACTICAL EVOLUTIONだった。
どうしてここまで時期に差があったのかは分からないのだが、この時期は「NEXの融合先」「フレーム」「融合呪印生物」のように中途半端なところでシリーズ化が終わってしまったカードが結構多かったことを考えると、人気もあるわけじゃないということであまり出したいカードではなかったのかもしれない。
あるいは当時は「CYBERDARK IMPACT」のようなネタ切れ感漂うカードセットが多く、もはや出せるネタがなくなったところで穴埋めするためのカードとして温存されていたか。





C・メイデン
フィールド上に「ネオスペース」が存在する時、
このカードを生け贄に捧げて追記・修正する事で手札またはデッキから
「N・アニヲタ・ウィキ」1体を特殊召喚する。


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  • 一撃必殺居合ドローをコクーンヴェールで防いだのよく覚えてるわ。 -- 名無しさん (2022-07-11 22:28:20)
  • CとCサポートとNヒーローとNヒーローサポートで圧迫させるならヒーローの方だけ入れるよねって悲しみ -- 名無しさん (2022-07-13 09:41:48)
  • 実際斎王戦でのデッキ破壊描写見る限り常にデッキに入れているわけではないようだし -- 名無しさん (2022-07-13 13:35:08)
  • 制限かかってたモグラには意味があったかもしれないけどそもそものコンセプトが微妙なモノなんだよな。今似たコンセプトで作られたら1枚で6体のうち好きなもの呼べるとかもう1つ効果あるとかありそうだけど -- 名無しさん (2022-07-13 22:57:52)
  • 2期の間ネオス初登場回以降全くコクーンがテレビに出ていないあたりスタッフも扱いに困ってたんだろうか、スタッフ リアルタイムで見てた人の中には存在忘れてた人いそう -- 名無しさん (2022-07-14 16:36:56)
  • コクーンエグゾも事故率高すぎてロマンの域を出ていないんだよな -- 名無しさん (2022-07-14 20:35:43)
  • ネオスペーシアン自体素材っぽいのにそのまた素材を出されてもどないせーと。これが征竜と子征竜みたいな関係性ならまだしも… -- 名無しさん (2022-07-14 22:04:14)
  • これでネオスとネオスペースがそろってる時に特殊召喚できる効果とかあればまだ使い道もあっただろうに… -- 名無しさん (2023-11-14 23:28:11)
  • コクーン・ヴェールは2回しか登場してないけど、登場回が佐藤先生戦とダークネス戦なので妙に印象に残る -- 名無しさん (2023-11-15 02:29:39)
  • 本体よりサポートがクソ有能な遊戯王の醍醐味 -- 名無しさん (2024-05-06 11:53:57)

#comment(striction)

*1 現在でこそキモイルカは強モンスター扱いだが、当時は環境柄効果が不発になることの方が多かった。
*2 当時は《凡骨の意地》《高等儀式術》デッキの最盛期であり、バニラ需要が高かった。
*3 これは手札に引き込んでも使い道のないカードが多かったからこそ強かったとも言える。なんとしてでもコンタクト融合を使ってほしかったのかもしれない。

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コメント

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