登録日:2021/11/18 Thu 18:11:50
更新日:2024/06/06 Thu 13:58:05NEW!
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レイトン教授vs逆転裁判 レイトン教授 逆転裁判 悠木碧 ヒロイン 金髪 赤ずきん パン屋 魔女 清楚 敬語 ラビリンシア マホーネ・カタルーシア ラビリンスシティ
わたしは‥‥魔女ではありません。
マホーネ・カタルーシアとは『レイトン教授VS逆転裁判』に登場する人物である。
CV.悠木碧
■概要
『レイトン教授VS逆転裁判』(以下、『レイ逆』)のオリジナルキャラクターでメインヒロイン。
本作の鍵をにぎる存在でレイトン教授や成歩堂達を”ナゾ”へといざなう。
三つ編みをおさげにした金髪で、服装は典型的な中世の町娘のような素朴なもの。
フード付きの赤茶色のマントを羽織っており、さながら「赤ずきんちゃん」のような見た目をしている。
性格はお淑やかで誰に対しても丁寧語で接する。少々引っ込み思案だが献身的で、どんな状況でも相手を思いやる気持ちを忘れない。
普段は「ラビリンスシティ」という魔女と魔法が存在する異世界の町で生活している。
当初は父親と暮らしていたが現在はそこから離れ、パン屋のクロワの下で住み込みで働き、彼女からは優しく見守られている。
それ以外の人間とはある理由から距離を置かれ、いつしか”魔女”疑惑が付きまとっている。
唯一の昔からの親友に黒猫の「クローネ」がいてどこからともなく現れてはマホーネに寄り添う。
町の外に出たことが無いので、イギリスのロンドンを始め外の世界のことは全く知らなかった。
レイトン&成歩堂達と出会ってからは一緒に行動し町の真相を解明することに協力する。
『レイ逆』オリジナルキャラクターの中ではひと際出番が多く、専用の「ナゾ解明!」演出もある。
■作中での活躍
くれぐれもネタバレには注意してくださいね。
- 「序章」レイトンパート(「嵐の夜の訪問者」)
とある嵐の夜、エルシャール・レイトン教授の教え子ジョバンニ・ジコールに連れられてラビリンスシティを脱出したが、追っ手の魔女軍団に襲われジョバンニは負傷。
ジョバンニの紹介でレイトンの研究室を訪問し、彼とルーク・トライトン少年と出会う。そこでジョバンニの手紙と町の事が書かれた「ラビリンシア」という本を彼らに見せた。
その直後、魔女が急襲しマホーネは魔法で眠らされ連れ去られてしまった。
レイトンとルークは魔女の後を追う内、マホーネと再会。彼女を逃がすために二人は一芝居打ち、マホーネはテムズ川を通る貨物船に侵入した。
そして彼女と落ち合うために港へ先回りしようとした時、ラビリンシアが動き出し二人は本の中に吸い込まれた。
- 「序章」裁判パート(「異国の法廷」)
貨物船に侵入した際積み荷の人形を手に取っていたところを船員に見つかり、拘束されそうになり抵抗する。
その最中に船員は何者かに後頭部を殴られて気絶し、現場に駆け付けた警備員に発見され窃盗及び傷害罪で逮捕されてしまった。
その裁判の担当弁護士になった成歩堂龍一とその助手の綾里真宵と出会った。
ここでは「ステラ寄宿女学院」の女子生徒ということになっており、学校の制服を着ている。しかも虚ろな目で朦朧とした様子で謎の言葉を呟く奇妙な状況にあった。
引率教師のジョドーラからは「提示される刑をそのまま引き受けてくださればけっこうです」と依頼されるも、依頼人を信じぬくことが信条の成歩堂はマホーネの無実を主張した。
最終的にマホーネは無罪判決を受け、ジョドーラは快く思っていないながらもお礼を述べマホーネと共に法廷を後にした。
この時マホーネが残したラビリンシアを手に取った成歩堂と真宵は、レイトン同様本の中に吸い込まれた。
- 第1章「迷宮の町」~第2章「豪炎の魔女裁判」
ラビリンスシティに入り込んだレイトン、ルークと再会し、クロワのパン屋へと案内した。現在は何故か昔からパン屋をやっている成歩堂、真宵と生活している。
町の秘密を調査するためにレイトン達と大図書館へ行き、そこにあった《伝説の大火》の壁画を発見した。
これを見た時町が炎で燃え上がる光景が浮かび、思いつめた表情をしていた。
調査を終えた後お使いのためにレイトン達と別れ一人森の中を歩いていると、二人組のならず者に遭遇。だがその直後二人の男は一瞬で炎に包まれマホーネの目の前で焼死した。
この光景を目撃した人々は「マホーネは魔女」だと思い込み、彼女は魔女裁判にかけられることになった。
マホーネはかつてイギリスの法廷で成歩堂に弁護され助けられたことを思い出し、彼を特別弁護人に指名する。成歩堂の方も記憶を取り戻し彼女の弁護を名乗り出た。
レイトン達の介入もあって成歩堂は真犯人を見つけ出したが、その真犯人に諸悪の根源《大魔女ベーゼラ》(※)であると告発される。
結局マホーネはクロワのもとに帰ることが出来ず、聞き取りのために勾留された。
※《大魔女ベーゼラ》…ラビリンスシティに伝わる伝説の魔女。町に厄災をもたらす存在として恐れられているが、誰もその姿を見た物はいない。
全ての魔女はベーゼラが生み出していると言い伝えられ、ベーゼラを魔女裁判で火刑に処することがこの町の住人の望みであり《物語》の終幕でもあるらしい。
- 第3章「大魔女のナゾを追え」~第4章「黄金の魔女裁判」
裁判所の地下にある《闇の間》という牢獄に捕らわれている時に成歩堂、真宵と面会した。
この面会の後、レイトンが黄金にされる事件が発生。しかも真宵が被告人に、ルークが検察側の証人になったことで成歩堂は孤立した状況下になった。
そんな彼を手助けするためにジーケン・バーンロッド卿から束の間の自由を貰い、この裁判で彼の助手を務めた。孤軍奮闘する成歩堂を精神的に支え、彼がミスをした時も生暖かいコメントをくれる。
審理の末本当の”魔女”が判明したが、その魔女は誰の殺人をしていなかった。にもかかわらず、ジーケン始め町の住人は魔女の処刑を譲らない事に耐えられなくなり、自らをベーゼラとして処刑するよう望んだ。
だが処刑寸前に真宵が”身代わり”になり、その騒ぎに乗じルークの導きで裁判所から抜け出した。
- 第5章「失意の後に」以降
前回の裁判で失意に陥ったマホーネ達は再び調査を開始し、ある人物の存在から処刑された魔女は実は生きているという可能性が浮上した。
さらに調査を進めていくと辿り着いた地下遺跡でレイトン、真宵と再会し二人の無事に涙を流して喜んだ。
しかし遺跡の調査中に再び大火の記憶を呼び起こされた瞬間、突如意識が乗っ取られ4人のもとから走り去った。
その日の夜に町の鐘楼から姿を見せた…がマホーネは巨大な炎の竜を召喚する「[[ガリュウ>牙琉響也]]」の魔法を唱え、大衆の目の前で町の創造主・ストーリーテラーを炎に包み込んだ。
そのせいで大魔女ベーゼラの本性を見せたと断定され自警団に逮捕される。
そのまま野外の特設法廷で最後の魔女裁判の被告人として裁判かけられることになった。
…一つのゲームで三度も被告人になるとんでもない不幸体質である。
この審理中も序章と同様意識が朦朧となっているようだが…?
この先『レイトン教授VS逆転裁判』終盤のネタバレです。
実はストーリーテラーこと巨大製薬会社「ステラ」の社長リテラスタ・カタルーシアの娘、即ち大企業の社長令嬢だった。現在の年齢は18歳。
さらに《伝説の大火》やラビリンスシティの誕生にも密接に関わっていた。
12年前ある町で行われる火祭りの前日、好奇心から「鐘楼の鐘を鳴らしてみたい」と父親にせがんだが、彼から「鐘を鳴らすと《ベーゼラ》にとりつかれる」という《物語》を言い聞かされていた。
それでも我慢できないマホーネは祭りの当日、親友のクローネと共に鐘楼に上り仕掛けを作動させた。
だがその地域の人間は「純銀の鳴る音を聞くと一瞬で意識を失う」という特殊な体質の持ち主あった*1。そのせいでマホーネ始め祭りに参加していた人々は一斉に気を失った。
運の悪いことにその日は風が強く、炎が広場の草に燃え移り、結果その町全体に広がる大火事が発生した。目を覚ましたマホーネは町が燃え盛る光景を目撃し、偶然にもその炎が巨大な竜のように見えていた。
鐘楼にいた彼女達はカタルーシアに助け出されたが、マホーネは放心状態になり父親の他愛のない作り話から自分がベーゼラだと思い込むようになった。(但し実際に鐘を鳴らしたのは別の人物だった。)
マホーネを救うためにカタルーシアは魔女の絵本を自作し、さらにクローネ親子や金で雇った役者たちにその絵本を演じさせることで物語を本当の事だと思い込ませた。その結果マホーネには笑顔が戻っていった。
カタルーシアは「娘の笑顔をとどめるためには物語をより”本物”に近づけなければならない」と考え、国家プロジェクトの体裁で魔女と魔法が実在する「ラビリンスシティ」を作り上げていった。
そして全ての始まりの大火事を思い出させないために、10年より前のマホーネの記憶は封じられていた。
だが、(主に)レイトン達の行動で記憶を取り戻し真実を目の当たりにしてしまい、多くの人を巻き込んだ罪の意識により鐘楼から身を投げ出そうとした。
その時クローネによって助け出され、レイトン&成歩堂の最後の魔法で町に夜明けが訪れた。
マホーネは父やクローネと町を再建していくと決め、それぞれの世界へと帰る4人を見送った。
スペシャルエピソードでは冒頭のレイトンと出会う”名場面”を再現したり、ベーゼラ的な人を決めるコンテストで『殿堂入り』認定されたりと色々はっちゃけている。
本編では終始敬語口調で会話していたが、クローネにはくだけた口調で喋っている。
■余談
『レイ逆』の後に発売された『大逆転裁判2』に登場した「ビーナス」というキャラクターが、マホーネと同じ金髪のおさげと赤ずきんというデザインをしている。
しかしそのビーナスはやや下品なモーションや平然と嘘を吐く腹黒い性格等マホーネとは正反対のキャラ造形で、一部ユーザーから「汚いマホーネ」と称される。
…実際に『レイ逆』『大逆転シリーズ』双方のキャラデザインを担当した塗和也も「『レイトン教授VS逆転裁判』のヒロインの悪バージョン」を隠しテーマにしたと語っている*2。
マホーネのCVを担当した悠木碧は後にアニメ『逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~』で綾里真宵役を担当している。
「項目を‥‥預かってきました。どうか、これを追記・修正してください‥‥!」
「‥‥なーんて。いかがでしたか?今の”再現ドラマ”は。」
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▷ コメント欄
- 飲むと鐘の音で気絶するようになる水とかいう特定の分野()で役立つとしか思えない代物 -- 名無しさん (2021-11-19 08:14:18)
- 無辜の市民といえばそうだし、被害者といえばそうだし、元凶と言われればそれも否定できない -- 名無しさん (2021-11-19 10:51:26)
- ↑×2 このタイトル経由でレイトン教授のネタ色々調べてみたが、ある意味レイトンシリーズらしい代物ではある… -- 名無しさん (2021-11-19 20:30:36)
- ↑×2さすがにマホーネを元凶扱いは酷すぎる…悪いのはどうかんがえてもラビリンスシティの支配者側のみなさんだし -- 名無しさん (2021-11-25 19:21:33)
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*2 「大逆転裁判2公式原画集」より
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