ファンタジア・リビルド

ページ名:ファンタジア_リビルド

登録日:2021/11/17 Wed 16:40:47
更新日:2024/06/06 Thu 13:57:53NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



タグ一覧
お祭りゲー オンラインゲーム ソシャゲ ゲーム サービス終了 富士見ファンタジア文庫 kadokawa ソーシャルゲーム ファンリビ




『ファンタジア・リビルド』とは、2020年12月17日に配信が開始された基本無料アプリである。
PCアプリ(DMM GAME PLAYER)、iOS、Androidでプレイ可能だったが、配信一周年となる2021年12月17日でサービス終了となった。
キャラの確認やシナリオの振り返りが可能なオフライン版がリリースされたが、DMM版はオフラインの対象外となった。



【概要】

「富士見ファンタジア文庫」が題材のRPGアプリで、一度世界が壊れた後、複数の世界が合わさってできた『混成世界』を巡る物語。
公式によるジャンル名は「無くした世界を紡ぐRPG」。テイルズかな?
戦闘及び育成システムはかなりの部分でFGOをパクり参考にしており、特に育成システムに関してはほぼそのままと言ってもいい内容。
何かが流行ると類似したゲームが良く出る物だが、本作もその内の一つである。


【ストーリー】

これは失くした世界を取り戻す物語。


巨大な艦オリキュレールで次元の海を航行し、
バラバラになった世界が結合して生まれた『混成世界』で、世界が壊れた原因を探すことに。


『混成世界』を巡る旅の中、様々な仲間と出会っていく。


世界が壊れても自分の旅を続けるというリナ。
離れ離れになってしまった仲間たちを探す十香。
生徒たちの日常を守るため、サボりながらも教鞭を執るグレン。
どこか頼りないオリキュレールの艦長を補佐する琴里とテッサ。


そして──


「あなたの力がなければ私たちはここで終わっていました。
さぁ、行きますよ。
世界をもとに戻す旅に」


記憶喪失でありながら、常に前向きで、旅のパートナーを務める謎の少女・エンデ。


産まれた世界は違っても、互いに協力し合う仲間たち。
それぞれの想いを胸に。失くした世界と大切な人を取り戻す旅はつづいていく──。
(公式サイトより)



【参戦作品】

■配信時からの作品
空戦魔導士候補生の教官
ゲーマーズ!
鋼殻のレギオス
冴えない彼女の育てかた
スレイヤーズ
対魔導学園35試験小隊
デート・ア・ライブ
伝説の勇者の伝説
ハイスクールD×D
棺姫のチャイカ
フルメタル・パニック!
ロクでなし魔術講師と禁忌教典
ファンタジア・リビルドオリジナル


■限定イベントでの追加作品
SMガールズ セイバーマリオネットJ
これはゾンビですか?
東京レイヴンズ
甘城ブリリアントパーク
まぶらほ


■キャラのみ追加の作品
堕天の狗神 -SLASHDØG- ハイスクールD×D Universe


■フラグメントのみの作品
デート・ア・バレット



【システム】

【戦闘システム】

  • 戦闘編成メンバーは7人

その内、実際に戦闘するのは3人で、他の4人は交代要員となる。
サポート編成枠が1枠あり、ここはフレンドを借りたり、シナリオで自動で埋まる枠となる。
誰も編成されていない枠はオリキュレールの一般戦闘員である「F小隊配備型ボン太くん」で埋まるが、育成不可能なのでLV1で固定である。
弾除けには役立つ。


  • フラグメント

各キャラ毎に装備可能なオプション装備で、各種ステータスを強化したり、最初からSPを溜めておいたりといった事が可能。
つまりFGOの礼装。


  • 編成コスト

出撃時には編成コストに上限があり、キャラとフラグメントはレアリティが高いほど編成コストが重くなる。
空いた枠に入るボン太くんは上記の通り全く戦力にならないので、低レアリティの低コストキャラの編成も大事になってくる。
また、フラグメントだけを編成してボン太くんに装備させる事も不可能なので、イベントでドロップを増やす場合などはキャラを編成しないとフラグメントも装備できない。


  • ローテーションシステム

本作の一番の特徴的なシステム。
戦闘に参加できるのは前述の通り3人のみだが、味方や主人公のスキルを使用する前であれば編成メンバーをずらすことで戦闘キャラを入れ替えることができる。
初期メンバーをABC、他4人を順にDEFGとすると7人は下記のように表示される。
FG「ABC」DE
この状態で「GAB」や「CDE」、「EFG」等、好きな場所へローテーションさせる事で前衛メンバーを入れ替える形式。
キャラが死んでもその区間が詰まる事はないので、Bが死んでしまうとAとCを使いたければ二人で戦うしかなくなるし、AとEの二人のみが生き残っている場合にはどちらか一人のみを前衛に出す事しかできなくなる。
3人まとめて入れ替えが可能な反面、順番は入れ替えられないので配置場所はかなり重要となる。
後衛にいるキャラは少しずつだが体力の回復が可能。


  • スキル

ローテーションスキル、アクティブ・サポートスキル、パッシブスキル、コンビネーションスキルが存在する。


ローテーションスキルはローテーションによる入れ替えで後衛から前衛に出てきた時に自動で発動するスキル。
チャージタイム(戦闘開始後、使用可能になるまでのカウント)とクールタイム(一度使用した後、再び使用可能になるまでのカウント)が存在し、後衛にいる間にスキルカウントが進む。


アクティブ・サポートスキルは前衛メンバーが使用可能なスキル。
こちらもローテーションスキル同様にチャージタイムとクールタイムが存在し、こちらは前衛でいる間にスキルカウントが進む。
味方の強化や回復、敵の弱体化等のサポートスキルは攻撃に入る前にいくらでも使用可能だが、敵への攻撃となるアクティブスキルはそれが攻撃の代わりとなる為、キャラ毎に1ターンに1つしか使用できない。


パッシブスキルは常時発動している強化効果。


コンビネーションスキルは特定のキャラの組み合わせで発動するアクティブスキル。


  • 必殺技

各キャラ毎の必殺技でNPSPが100溜まると使用可能。
必殺技の効果はLVとLBで効果が強くなるものがあり、LVは同じキャラをガチャで引くごとに上昇する必殺技レベルにより強化される。
LBは同じターン中に複数キャラが必殺技を使うと後続のキャラはLBが1ずつ上がり、3人で使用すれば3人目はLB3の状態となる。
また、必殺技レベルを上げるとSP上限が上がり、SP200、SP300の状態では更にLBが上昇する。
(必殺技レベル5ではSPが300まで溜められる。)
やっぱりFGOで見たことのあるシステム。


  • スフィア

敵に攻撃するごとに少しずつ溜まっていく数値で、ローテーションを行うまでは溜まり続ける。
ローテーションを行うと溜まったスフィアの数値が表に出てきたキャラのSPに分配される。
(スフィア30の状態で1人だけ出てくるならその一人に30、3人出てくる場合は各キャラ10ずつ獲得。)


  • オート戦闘

攻撃のみを実行し続けるオートモード。
スキルは自動で発動するローテーションスキル以外は使用しない。
初期はオートボタンを押すと全員が通常攻撃を始めるだけのショートカットだったが、後に通常攻撃だけをし続けることが可能になり、さらに後にSPが溜まると必殺技を使用する形式に変更。
最終的には「押したターンのみ通常攻撃」→「通常攻撃のみずっと継続」→「SPが溜まると必殺技を使用する形でずっと継続」の3段階が押す毎に切り替わる形式となった。


  • ギフト

主人公が使用可能な強化スキル。
ギフトを変更可能になりそうな画面があるが、結局サービス終了までギフトに変更はなかった。


  • 敵の行動

敵側もこちらと同様、各々がアクティブ・サポートスキルを使用後、攻撃のターンに移る。
敵側は強敵になると攻撃回数が増え、名有りの敵キャラ等は1回に3回攻撃してくる事もある。
加えて敵側は最大4人まで並ぶので、それぞれがスキルを使用後、合計12回も攻撃してくるなんて事もあった。



【タイプ】

キャラ毎にタイプが設定されており、それによって攻撃時の有利不利が決まる。
大まかに三すくみが二つと、三すくみに対して攻撃有利・防御不利になるクラスが二つ、有利不利が一切ないクラスが二つ、追加の特殊クラスが二つ存在する。
通常の三すくみに関しては有利タイプに対しては与ダメージ2倍、被ダメージ0.5倍。
基本の形がバーサーカー以外FGOのクラス相性ほぼそのまま。


■三すくみその1
下記3タイプはトリックスターに対して与ダメージ2倍、被ダメージ1.5倍、ヴァリアブル、リーパーに対して攻撃のみ不利で与ダメージ0.5倍。


  • ブレイバー

シューターに強く、ペネトレーターに弱い。
近接攻撃主体のキャラ。

  • シューター

ペネトレーターに強く、ブレイバーに弱い。
狙撃系のキャラ。

  • ペネトレーター

ブレイバーに強く、シューターに弱い。


  • トリックスター

ブレイバー、シューター、ペネトレーターに対して与ダメージ1.5倍、被ダメージ2倍。
イグナイトに対しては与ダメージも被ダメージも1.5倍。
ヴァリアブル、リーパーに対しては与ダメージのみ1.5倍。



■三すくみその2
下記3タイプはイグナイトに対して与ダメージ2倍、被ダメージ1.5倍、ヴァリアブルに対して攻撃のみ不利で与ダメージ0.5倍。


  • ミスティック

ストライダーに強く、クラッシャーに弱い。
サポート寄りの支援キャラ。

  • ストライダー

クラッシャーに強く、ミスティックに弱い。

  • クラッシャー

ミスティックに強く、ストライダーに弱い。


  • イグナイト

ミスティック、ストライダー、クラッシャーに対して与ダメージ1.5倍、被ダメージ2倍。
トリックスターに対しては与ダメージも被ダメージも1.5倍。
ヴァリアブルに対しては与ダメージのみ1.5倍。


■特殊タイプ

  • エクステンド、ニュートラル

有利・不利一切なし。
エクステンドはエンデのみ、ニュートラルはF小隊配備型ボン太くんのみの特殊タイプ。


  • ヴァリアブル

追加タイプでブレイバー、シューター、ペネトレーター、ミスティック、ストライダー、クラッシャーに対して防御のみ有利で被ダメージ0.5倍。
トリックスター、イグナイトからは防御のみ不利で被ダメージ1.5倍。
リーパーに弱く与ダメージ0.5倍、被ダメージ2倍。


  • リーパー

追加タイプその2。
ブレイバー、シューター、ペネトレーターに対して防御のみ有利で被ダメージ0.5倍。
トリックスターからは防御のみ不利で被ダメージ1.5倍。
ヴァリアブルに強く与ダメージ2倍、被ダメージ0.5倍。



【育成システム】

  • レベル

レアリティごとにレベル上限が異なり、リビルド(限界突破)にフリークエストのドロップアイテムを使用するソシャゲではよくあるシステム。
配信当初からレベル上限更新アイテム(ブロンズピース・シルバーピース・ゴールドピース)が存在し、元々の最大レベル上限に至った後は各ピースを使用する事でEXリビルドでレベルの上限を上げていくことが可能。
1つにつきレベル上限が2上がり、LV80まではブロンズピース、LV90まではシルバーピース、LV100まではゴールドピースを使用する。
星1のキャラは通常の上限は50とかなり低いが、ピースを大量に集めることで星1でもLV100まで上げることができる。
ちなみに100レベルにならないと解放されないボイスも存在する。


  • スキル育成

ローテーションスキルやアクティブ・サポートスキルはレベル上限を上げるのと同様の形式で、スキルレベル用素材と汎用の素材でスキルレベルを上げられる。
いずれもレベル5、10になる時にチャージタイムとクールタイムのどちらかが1ターン短縮される。


パッシブスキルはレベルや親密度の上昇で獲得できる。
親密度を最大の10まで上げると、キャラの強みをさらに尖らせたり、デメリット持ちのデメリットが軽減されるパッシブスキルを習得する。



【ガチャ】

キャラとフラグメントが混在しており、10連で星4以上が一枚確定する。
また、途中でテコ入れが入り、10連で引いた時には最後の一枚のみ星5確率が2倍となった。
天井は250連。


通常の確率は以下の通り
星5:キャラ1%、フラグメント4%
星4:キャラ3%、フラグメント10%
星3:キャラ38%、フラグメント44%
星5の確率FGOそのままである。


【メインシナリオ】

WORLD00 世界の終焉と旅の始まり

メインシナリオのプロローグ。
混ざっているのは「スレイヤーズ」世界と無名のどこかの世界。
その為、敵は無名の雑魚や大型ボスばかり。
流石にきちんとシナリオ上のボスはいるが。
初めて出会った異世界の住人はよりにもよってスレイヤーズ世界でも異質なゼルガディス。


WORLD01 浮遊学園都市の講師と教官

本格的なメインシナリオの第1章。
混ざっているのは「空戦魔導士候補生の教官」世界と「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」の世界。
二つの学園が合わさった「ミストガン・フェジテ」として空に浮かんでいる。
また、「デート・ア・ライブ」の精霊達も何人かこの世界に飛ばされており、学園の防衛にあたっていた。
主人公とエンデが戦闘要員になる為、心構え等を鍛えこまれる話。


WORLD02 冴えない彼女とすれ違う勇者達

混ざっているのは「ゲーマーズ!」世界と「伝説の勇者の伝説」の世界。
現代日本のような街並みが存在する一方、町を出ると荒野が広がっており、離れた場所にはローランド王国も存在する。
「ゲーマーズ!」世界の影響か、すれ違いが起きやすい。
シナリオの主軸は「冴えない彼女の育てかた」で、敵味方に存在する二人の倫也の謎が主題。


WORLD03 赤きドラゴンと白銀の傭兵

混ざっているのは「スレイヤーズ」世界と「フルメタル・パニック!」の世界。
加えて「ハイスクールD×D」もメインの一つ。
セイルーン王国が舞台で、片隅にはトゥアハー・デ・ダナンが乗り上げている。
「バレンタイン・パニック!?」イベントで出会ったマオやクルツとも合流出来、ダナンのメンバーが揃ってくるもののASは手に入らず、また宗介は記憶を失ってしまっている。
別の可能性の世界の存在が強調されたシナリオで、敵側としてガウルンと傭兵時代のカシム、フリードらが暗躍。
また、ゼロスも主人公たちに味方する形で暗躍している。

フリードについては救済シナリオになっており、いやらしい言動や容赦のない攻撃は本編同様だが、性格が完全に壊れる原因となった出来事が起きてない世界から来ている。
アーシアから優しくされたり、「D×D」本編世界で自分が行った事を知った事で最終的には敵を裏切り一時的に主人公達に協力する。


WORLD04 囚われの棺姫と魔女狩りの徒

敵側のトラップとして用意された混成世界で、地上が見えない超高層ビル群が大量に立ち並ぶ世界。
主な登場キャラは「対魔導学園35試験小隊」と「棺姫のチャイカ」。
敵側としてホーンテッドが暗躍。


WORLD05 都市と巨人と赤眼の魔王

混ざっているのは「スレイヤーズ」世界と「鋼殻のレギオス」の世界。スレイヤーズ多いな。
レギオス世界が基準の為、移動都市の外は空気が汚染されてしまっており、防護服を着るか特殊能力で空気の膜を作るでもないと出歩けない。
クルツのM9とアーバレストがこの世界に来ており、二人はこれでようやくの本領発揮。マオは泣いていい。*1
シナリオの主題はルークとミリーナの救済。
敵側としてフィブリゾが暗躍。

ルークとミリーナの関係、及び、ルークの中のシャブラニグドゥの説明もあって原作通りルークはシャブラニグドゥとなってしまう。
(他の事件に紛れてフィブリゾによってミリーナが殺されてしまうのが原因。)
また、権能【暴食】によって巨大化して襲ってくるシストーイの襲撃や、シストーイと共にいる理乃の救出も大きな問題の一つ。
狂三の力で主人公やエンデの意識を過去へと送り、いかにしてこれらの事態へと対処するかという話。


サービス終了発表後の実装となった為、イベント形式で開催された。
以降の実装キャラは全てシナリオクリアでの配布となり、フリークエストでドロップ品を集めてそれらのキャラの限凸素材を集める。
ボックス形式のイベントでもあるので各種素材も集めやすくなっている。


WORLD LAST Fantasia Re:Build

ゲームタイトルを冠したメインシナリオ最終章。
ロウピースを集めている謎の女性プリメーラとの決着シナリオ。
エンデの持つピースの謎等、全てが明かされる。
一部の展開は全プレイヤーでのレイドバトルやりたかったんだろうなというのが伝わってくる。



【オリジナルキャラ】

メインキャラ

◆主人公
CV:なし
性別は男女どちらか選択可能。
こういったゲームの常で、メインシナリオはどちらかと言えば男性視点のような作りにはなっているが。
妹の理乃と二人で暮らす平凡な学生だったが、登校中にエンデと出会い、世界崩壊に巻き込まれる。
その際、エンデを救った為に理乃とはぐれてしまい、世界修復と共に理乃救出も旅の大きな目的。
世界崩壊に巻き込まれた際に不思議な力「ギフト」を手に入れており、その力でエンデを戦闘形態へと変身させている。
また、「ギフト」の力は他の人物に対しても瞬間的な強化として使用する事ができる。

本来エンデが持っていた【権能】の一部。
世界崩壊の際に二人の怪我した手が握られ血が混ざった事で、主人公とエンデに力が分かれた。
5章の事件解決に失敗した世界でシストーイからきっかけを貰った事でエンデの【権能】を開放する事ができるようになった。


◆エンデ
CV:古賀葵
記憶喪失の少女。
パズルのピースのような謎のアイテムを所持しており、何らかの使命感を持ってはいたものの、何の為に何をすべきかの記憶も失っていた。
主人公と出会った後、世界崩壊に巻き込まれ、その際、自分を助けるために理乃が犠牲になってしまった為、その事は強く責任を感じている。
オリキュレールに救出された後は、主人公の「ギフト」の力で戦っているが、最初の頃は責任感で戦っていた面もあり、そういった点からカナタからは戦うべきではないと評されていた。


メインシナリオでは上記のような後ろ向きでシリアスな面も多少目立つが、普段は非常にポジティブな少女。
少しでも上手くいくと調子に乗って「もしかして記憶を失う前の自分は○○だったのではないか?」と言うのが持ちネタ。
また、ずっと記憶喪失継続中な事もあり、記憶喪失の宗介に記憶喪失マウントを取ったり、記憶喪失である事もよくネタにしている。

敵側の首領であるプリメーラの平行世界における同一人物。
というか、敵側の仮面をつけた面々は全員プリメーラと同一人物であり、エンデとも同一人物。

「権能」の本来の持ち主であり、世界崩壊を引き起こした神自身。
同じ力の気配を感じ取りプリメーラに似た姿を取ってプリメーラの元を訪れたというのが顔がよく似ていた原因であり、他の仮面の集団と異なりプリメーラの平行世界における同一人物ではなかった。
世界崩壊を起こした際にそれを止めようとしたプリメーラによって自分が何者かという記憶を失わされ、さらには世界崩壊に巻き込まれて主人公のいる世界へと流された。
その際持っていたピースは同時に抜け落ちたプリメーラの記憶。


プリメーラとの決着後、プリメーラの持つピースによって記憶を取戻し、神として世界崩壊を進行させ始める。
しかし混成世界を旅してきた事で「エンデ」という個を得ており、本来の力を取り戻したプリメーラによって権能の力の全てを使って神の中からエンデを抜き出す事に成功。
エンデが抜けた事で神の力が弱まり、各世界の協力者の力もあって神を討ち果たし、世界は混成世界となる前の姿を取り戻していった。
エンデも本来いた世界へと戻っていったのだが、平和を取り戻した主人公の元へエンデが訪れ、物語は幕を閉じた。


◆理乃
CV:桑原由気
少し口の悪い主人公の妹。
言い方が少しきついが主人公との仲も良く、物語冒頭も一緒に登校していた。
世界崩壊の際に主人公やエンデとはぐれてしまったが、敵側の方で拾われており、神蝕化されて一緒に行動している。
神蝕化された事で行動基準や倫理が変わってしまっているが、根のやさしさは変わっておらず、ガラの悪いシストーイを上手くあやして一緒に行動している。
5章でエンデが本来の力を取り戻したことで神蝕化の原因を取り除くことに成功した。



オリキュレールの乗員

◆グスタフ・クラックフェルト
片目に眼帯を付けた次元航行艦〈オリキュレール〉の女艦長。
世界崩壊時にオリキュレールに乗り込めた人間の中で階級が一番高かったため、艦長となった。
しょうもないギャグを言っては無視されたりする愛すべきいじられキャラ。
艦の運行については琴里、テッサと相談している。

ある世界の軍の元で「権能」の研究をしていた研究者。
自身の卵子に取り出した権能の力を宿した状態で子供を作り、プリメーラが産まれた。
プリメーラの力で軍は戦争に勝ったものの、軍上層部がプリメーラをバラして権能を取り出そうとした為、上司に反発し殺された。
が、プリメーラの右目を移植された事で死ぬ直前の状態で留められた。
更には世界崩壊に巻き込まれた際にプリメーラとはぐれてしまった為、オリキュレールを駆ってプリメーラ救出を目指して旅している。


◆アイゼナード・エル
オリキュレールメカニックで通称アイゼン。
無口なのもあって艦の運行に問題が出るような報告以外はほとんど出番なし。

研究者時代のグスタフの友人。
明言はされていないが、グスタフの夜這いを受けたような描写がある為、恐らくはプリメーラの父親。


◆F小隊配備型ボン太くん
着ぐるみ型強化服を着たオリキュレールの一般戦闘員。
原作同様、ボイスチェンジャーを切ると他のシステムも落ちてしまうのでふもふもしか喋れない。


仮面をつけた謎の敵女性集団

◆シェニ
武人のような雰囲気の女性。
WORLD01のミストガン・フェジテにあるロウ・ピースを求めて襲撃してきた。


◆シストーイ
ガラの悪い不良のような態度の女性。
いつもお菓子を食べている。
神蝕化された理乃と共に行動をしている。
度々出会い、WORLD05で本格的に主人公達と戦闘になった。


◆サーリス
妖艶さを漂わせた女性。
WORLD03のセイルーン王国を支配している。


◆クヴィーナ
おどおどとした態度の女性。
WORLD04に罠を張り、主人公達を閉じ込める。


◆プリメーラ
敵集団の首領。
誰かの為にロウピースを集めているのだが、一部の記憶は曖昧となってしまっている。

敵女性集団及び、エンデの平行世界における同一人物…と思ったら、エンデは同一人物ではなかった。
その正体は神の「権能」を宿して生まれた子供であり、母は権能の研究者であるグスタフ。
曖昧に濁しているが、父はおそらくアイゼン。
権能を宿しとてつもない力を持っているが故に研究所に隔離されており、母グスタフ以外とは交流も持てていなかった。
グスタフの上司にあたる軍人がプリメーラという個人が権能を持つ事を嫌がり、「プリメーラを殺してその体を部品として権能を取り出そう」とした為、グスタフが反発。
目を撃ち抜かれて死んだ母を救う為、自身の右目を抉ってグスタフに移植。
これによりほぼ死んだ状態ながら死の進行を止め、グスタフはどうにか生き残ったのだが、そこに本来の「権能」の持ち主である神がプリメーラの姿に合わせてエンデの姿で現れ更に事態は混乱。
神によって世界が壊された事で物語冒頭の世界の崩壊が訪れた。
その中で、完全に世界が壊されるのを防ぐため、プリメーラの権能でお互いの記憶を抜き出し交換する事で神を記憶喪失にし、それ以上の世界崩壊を止める事が出来たが、プリメーラもまたグスタフの記憶を失ってしまう。


そして名前も忘れてしまった母グスタフを生き返らせる為にシャニら平行世界の自分と協力してロウピースを求める事となった。



【用語】

  • 律片(ロウ・ピース)

世界を構成する力の欠片。
世界を作り替えるほどの力を持ち、混成世界における超常現象の原因にもなっている。
事件解決の為、世界修復の為、オリキュレールが次元の海を渡る為の動力として、混成世界を巡りながら収集している。
FGOにおける聖杯とほぼ同じ。


  • 律片残滓(レムナント)

律片の更に欠片とも言える物で、律片ではないが世界へ干渉する力を持ち、様々な事件の原因となっている。
ぶっちゃけてしまえば、イベント用の律片。


  • 権能

シェニら謎の女性たちが使用する強力な力。

かつて存在した「神」の骨から抽出された物。


【イベント】

黄昏よりも昏き夜を照らす紅きサンタ

開催期間:2020/12/23~2021/1/7
配信開始1週間で早々に始まった初のイベントで定番のクリスマスイベント。
配布キャラはサンタ リナ<パラレル>。
新規実装はガウリイ、サンタ十香、サンタ恵。
クリスマスがうまく祝えないまま同じ日を繰り返し続ける街でサンタリナが真のサンタへなる為の話。
リナはサンタ協会の存在するこの世界の住人で、スレイヤーズ世界のリナとはよく似た別人。
十香や恵はクリスマスを成功させるため、サンタ状態で召喚された本人。


ミストガン・フェジテ防衛戦

開催期間:2021/1/7~2021/1/21
第2回イベントにして、早々にシナリオなしイベント。
以降は、こういった通常のイベント形式でシナリオなしの物はなくなり、シナリオ付イベントとメインシナリオ更新、合間の混成世界探訪クエストという形式が続いた。


乙女パワーでジャポネス晴れ! 天下無敵のマリオネット参上!

開催期間:2021/1/21~2021/2/3
初の期間限定作品イベント。
「SMガールズ セイバーマリオネットJ」から、ライムとチェリー、ブラッドベリーが実装。
花形美剣が支配するジャポネスを舞台に小樽の記憶を失った3人と共に事件解決に向かう。


バレンタイン・パニック!? 白と黒のチョコレートウォー

開催期間:2021/2/11~2021/2/25
バレンタインイベント。
配布キャラは黒の女王 テッサ<パラレル>
新規実装は鳶一折紙と千鳥かなめ。
白の女王・鳶一折紙と黒の女王・テッサでチョコレート戦争をする世界で、クルツやマオ達と共に事件解決に向かう。


ショートストーリークエスト 狂三エンカウント

開催期間:2021/2/26~2021/3/12
時崎狂三の実装イベント。
主人公が悪夢の中で狂三と出会う話。


これはイースターですか?いいえ、動物園ではありません。

開催期間:2021/4/4~4/19
「これはゾンビですか?」が題材の期間限定作品イベント第2弾でかつ、イースターイベント。
配布キャラはユー。
新規実装はハルナ、セラ、トモノリ、イースター ルミア。
卵から生まれる謎のモンスター退治を目指す話。


SCARLET_RAVEN

開催期間:2021/4/28~5/13
「東京レイヴンズ」が題材の期間限定作品イベント第3弾。
配布キャラは土御門夏目。
新規実装はイヴ=イグナイトと土御門春虎&コン。


とりあえず伝説のゲーマーズ!

開催期間:2021/5/27~6/10
新規実装は亜玖璃。
メインシナリオ2章の裏側のストーリー。
2章で全く出番のなかった景太と亜玖璃が実はファミレスに延々滞在しており、オリキュレールの人間ともすれ違っていた話。


マジックゴーレムパニック

開催期間:2021/6/24~7/7
新規実装はロスヴァイセ。
リナを筆頭に各世界の魔術師の交流を描いたイベント。
作品追加でも季節ものでもない結果的にレアなイベント。


海だ!夏だ!略奪だ!?水着海賊アドベンチャー

開催期間:2021/7/12~7/28
ソシャゲ定番の水着イベント。
配布キャラは海賊 反転十香<パラレル>。
新規実装は〈ドラまたサマー〉リナ=インバース、〈魔夏の滅殺姫〉リアス・グレモリー、〈ポッピングシューター〉チャイカ・トラバント、〈夏夜ナイトメア〉時崎狂三、〈夏風キャット〉システィーナ=フィーベル。
稼ぎ時だけあって新規実装キャラが非常に多い。
海が広がり海賊が跋扈する世界でパラレルである海賊の反転十香と共に海を巡る話。


甘城ブリリアントパーク 絶体絶命!ラティファ救出大作戦

開催期間:2021/8/18~9/1
「甘城ブリリアントパーク」が題材の期間限定作品イベント第4弾。
配布キャラはラティファ・フルーランザ&モッフル。
新規実装は千斗いすず。
モンスターばかりが大量に客として園内をうろつくブリリアントパークを救う話。


まぶらほ ~こんせいせかいの巻~

開催期間:2021/9/10~9/24
「まぶらほ」が題材の期間限定作品イベント第5弾にして、最後のイベント。
配布キャラは宮間夕菜。
他の新規実装はレイフォン・アルセイフ、フェリ・ロス、リーラ・シャルンホルスト。
広大な森の中に大量の葵学園が存在する謎の混成世界に呼び出された夕菜達の話。
レギオス世界の電子精霊が物語の主題。



混成世界探訪クエスト

度々開催されたイベントで、一度使用したキャラは一定時間使用できない条件の下、用意されたミッションを順にクリアしていく形式のシナリオなしイベント。
最大5人まで休憩時間を早める事が可能。
いわゆるFGOの塔形式イベント。
制限のないメインクエストと使用キャラに制限がある代わりにミッション数の少ないチャレンジクエストが存在する。
チャレンジクエストは初期は星2以下、星3以下等、低レアを活かす形だったが、途中からタイプ制限が入る形へと変更された。
サービス終了発表とともに実装された混成世界探訪クエストFINALは、期間がサービス終了日までと非常に長く、内容も最後のやりこみ要素となっている。
メインクエストは100戦目まで存在し、すべてクリアする事で記念フラグメントの「ファンリビ神認定」が手に入る。
チャレンジクエストは今までのイベントの高難易度戦の再戦となっている。


【評価】

シナリオ(特にメイン)の評価は高い一方、キャラ育成はかなり面倒で評価が低い。
限界突破を進めるための素材、スキル育成用の素材共に(イベント含めて)フリークエストのドロップ率が悪く素材を集めづらい。
また、レベル上げの経験値素材も必要量に比べるとドロップ量やイベントでの交換入手量が少なく、星5キャラを最大レベルの90にするだけでも割と面倒。
結果、育成が極一部に絞られ、全体的な育成が進まないような状況になっていたのだが、公式としてもその状況をよくないと思ったようで低レアも育てる意義が大きい混成世界探訪クエストを実装。
…したのはいいが、育成しづらさがそこまで改善されているわけでもない*2ので、あまり解決にもなっていなかったり。


戦闘システムについてもまずキャラタイプが独特なせいで覚えづらく、シンプルな三すくみが基本でありながら初手で躓きやすい。
味方3人に対して敵が最大4人というのも一方的にやられてしまう原因になりやすく、育成しづらさも合わさってある程度育成が進むまでは雑魚相手に苦戦してしまう事も度々。
ローテーションシステムについても慣れてくると強敵への対応も出来るようになってくるのだが、分かりづらさの方が目立ってしまった。


シナリオ面でもイベント全体を通してのシナリオの出来はともかく、初日と最終更新分を除くと各日毎に更新されるシナリオが薄いことが多い。
また、そのシナリオ付のイベントも月に1度しかなく、それ以外はシナリオなしのチャレンジクエストのみ。
結果、せっかくシナリオで客を引き留めているのに、シナリオが更新されずに集客力が弱くなっていた。


ガチャも250連で天井があるだけマシではあるが、キャラと装備が混在したタイプの上、星5キャラの確率も1%*3と渋く、天井を狙うつもりでないと狙ったキャラは引けないことが多い。


水着イベントという最大の集客イベントでも持ち直すのは厳しかったのか、21年10月にサービス終了が発表され、その予定通り21年12月の一周年のタイミングでのサービス終了となってしまった。


なお、サービス終了後にグッズやくじが販売された。
タイミングからして一周年記念に向けて用意してあった物かもしれない。



【余談】

  • クライマックスガチャで恒常キャラの方がレアに

サービス終了発表後、星5キャラは期間限定キャラのみが排出されるクライマックスガチャが実装された。
こちらにも天井が存在しており、サービス終了に向けて毎日の石の入手量が増え、ガチャチケットの交換もしやすくと、ガチャを引きやすい環境となった。
おかげで天井を狙いやすく、好きな限定キャラを天井で入手できる…のはいいのだが、天井の交換対象は限定キャラのみ。
恒常の星5キャラが手に入る通常のガチャの方は天井までガチャを引いても「星5キャラ確定ガチャチケット」が手に入るのみで、指定のキャラを入手する事はできない。
結果、恒常星5キャラの方が入手難易度が高いという状況になってしまった。
サービス終了前に引いておきたい好きなキャラが恒常の人は涙目の事態に。


  • 未実装ボイスの開放

サービス終了に伴い、収録済みだが未実装だったボイスがまとめて解放された。
味方としては未実装の花形美剣関係のボイスや、そもそも一切登場していないナーガへのボイス等、今後の展開が期待される物も多かった。



追記・修正は混成世界の修復後にお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 結局フルメタアナザーのキャラに声が付くことはなかったか。 -- 名無しさん (2021-11-17 16:44:39)
  • 個人的には良いゲームだと思ったんだけどなぁ。無念。 -- 名無しさん (2021-11-17 16:49:37)
  • 色々不満はあったけどファンタジアのキャラゲーとしては好きだったからほんと残念。ルークとミリーナ救済してくれたのは凄く嬉しい。 でもガウリイとゼルの限凸衣装はちょっと… -- 名無しさん (2021-11-17 16:57:38)
  • クラス名がなんか覚え難い…… -- 名無しさん (2021-11-18 03:10:52)
  • 特務分室全員揃えてほしかった。ジャティスやエルザも含めて。 -- 名無しさん (2021-11-18 07:14:58)
  • シナリオは非の打ち所がないほど原作キャラ掴んでたんだけどねえ、メインもイベントも。素材をもっと集めやすくすればもうちょっと長続きしたと思うんだよな。10回戦って1回素材が落ちるかどうかじゃ嫌にもなる。 -- 名無しさん (2021-11-18 08:03:48)
  • 狂三で「くるみ」って読むってこれで初めて知ったよ。この子ホントにトリックスターとして便利。ゼロスとの会話は短いながらいい感じにタヌキ同士って感じ。 -- 名無しさん (2021-11-18 08:06:16)
  • ↑世界崩壊の解決を邪魔するような悪人じゃないってのもあって、ファンリビだとただの良い人だったからね、狂三 -- 名無しさん (2021-11-18 08:57:50)
  • ↑強いて言うなら同じ世界の出身者が軒並み警戒してるんで、利害が一致しないとヤベー子っぽいというのはわかる程度かな。あと笑い方。. -- 名無しさん (2021-11-18 09:52:30)
  • ↑6 1年近くやって結局ちゃんとは覚えきれんかったわ… -- 名無しさん (2021-11-18 19:00:37)
  • ロストユニバースのゲスト楽しみにしてたんだけどな…ちょいちょい課金して待ってたのに -- 名無しさん (2021-11-19 17:50:34)
  • 良い終わり方だった。ほんとシナリオは良かったんだがなぁ。 -- 名無しさん (2021-11-20 10:30:09)
  • ルークミリーナがハッピーエンドに終わるってだけでもプレイの価値はある、最終までリビルドした時の絵はもう泣けるレベル。本当に、システムとかがなあ… -- 名無しさん (2021-11-20 10:58:08)
  • ナーガ参戦予定だったんだ…。え、アメリアいるのにどうやって!? -- 名無しさん (2022-03-11 14:38:40)
  • 正直古いファンタジア文庫のキャラを出して欲しかった…卵王子とか!デビル17とか!火魅子伝とか!ダンシングウィスパーズとか! -- 名無しさん (2022-03-16 21:14:55)
  • 素材不足ってFGO初期の駄目ポイントの一角だったのに、何でそこまで似てしまったのか -- 名無しさん (2022-05-27 02:33:07)
  • ↑配信当初は素材を絞るのはよくある育成でプレイ時間稼ぐ方法なのよ。ただどっかのタイミングでうまく緩和してほしかったね。 -- 名無しさん (2022-08-02 21:04:15)
  • もし続いてても声優さんが引退してるからセイバーマリオネットの小樽は実装できないまんまだったんだろうな。彼もマリオネット組にこそ劣るがそこそこ戦える設定なんだが。 -- 名無しさん (2023-02-04 14:35:51)

#comment

*1 マオは元々必殺技でM9に乗り込んでいるのも原因と思われる。
*2 混成世界探訪クエストの育成用ステージは経験値素材を集めやすくはあった。
*3 上記の通り、途中から10連の最後のみ2%

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧