730年マフィア(銀河英雄伝説)

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登録日:2021/08/05 Thu 18:59:41
更新日:2024/05/30 Thu 13:58:51NEW!
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銀河英雄伝説 自由惑星同盟 個性派集団 軍閥 同期 ブルース・アッシュビー 英雄たち 全員元帥 アルフレッド・ローザス ジークマイスター ミヒャールゼン フレデリック・ジャスパー ウォリス・ウォーリック ジョン・ドリンカー・コープ ファン・チューリン ヴィットリオ・ディ・ベルティーニ


帝国軍に告ぐ



お前たちを叩きのめした人物はブルース・アッシュビーだ



次に叩きのめす人物はブルース・アッシュビーだ



忘れずにいてもらおう



(宇宙歴742年、ドラゴニア会戦後帝国軍への通信文)



730年マフィアとは、「銀河英雄伝説」に登場する集団の通称。
自由惑星同盟軍が誇る名将たちであった。
本編には登場しないが、外伝「螺旋迷宮」に過去の存在として登場する。


概要


銀英伝本編の50年以上前、宇宙歴730年に同盟軍士官学校を卒業したグループの中でも最も秀でた7名。
ダゴンの英雄リン・パオユースフ・トパロウルと並んで同盟軍最大の英雄とされるブルース・アッシュビーを中心に、様々な戦いで活躍した。
戦死した一人を除いて全員が生前に大将となったほどの優秀な将官たちであり、同盟軍、帝国軍の双方に大きな影響をもたらした。
ファイアザード星域の会戦という小規模な戦いでの完勝で名をあげたという。
なかでも彼ら全員が揃った最後の戦いであった第二次ティアマト会戦においては、わずか40分の間に帝国軍は名将コーゼル大将*1を含む高級士官(将官クラス)が大量に戦死。この被害の再建には数十年の歳月がかかったことから、「軍務省にとって涙すべき40分」と呼称されるに至った。
そしてこの敗戦をきっかけに帝国軍はイゼルローン要塞の建設を決断。
加えて上級貴族のみならず平民や下級貴族出身者でも積極的に高級士官として採用するようになり、数十年後のラインハルトやキルヒアイス、ミッターマイヤーらの登場にも繋がる。
極端な言い方をすれば、この第二次ティアマト会戦の結果は帝国と同盟の両方を滅ぼす遠因の一つとなったのである


内部では毒舌や皮肉の応酬こそあったものの、基本的には良好であり、むしろそういったところから活気が生まれ、勝利への原動力にもなっていた。
しかし、自己主張の激しいアッシュビーを中心とする彼らの軋轢を完全に取り除くことも不可能で、第二次ティアマト会戦の時には内部での対立はかなり深刻なものになっていた。


その活躍ぶりは当時の政治家らに政界進出、ひいては軍閥化を警戒されたほどであったが*2、彼らが最後にそろった第二次ティアマト会戦にてリーダーのアッシュビーが戦死すると急激に分裂。
その後の彼らは活躍はしたが、全盛期のそれと比べればはるかに地味な物であり、しかも大半が不遇の晩年を送ることとなった。
彼らの結束と活躍はアッシュビーというカリスマ的人物の元成り立っていたため、彼に成り代わる人物はついに現れなかった。


宇宙歴788年(本編開始の6年前)時点でアルフレッド・ローザスのみが存命。
後に魔術師と呼ばれる天才戦術家ヤン・ウェンリーがまだ若い士官のときにある疑惑の調査の一環としてローザスの元を訪れ、回想として彼らの活躍が語られる。


構成人物

CVは石黒OVA版の配役

ブルース・アッシュビー

CV:風間杜夫
730年マフィアのリーダーであり、同盟軍最大の英雄の一人。彼の戦死した日は同盟の休日となっているほど。
「少尉の身で大佐より偉く見えた」と称される長身の美丈夫であり、自信と覇気に満ちた人物であった。その性格ゆえか周囲との対立も絶えなかったが。


「自分には不可能なことがないとでもいうつもりか」


「無論、私にも不可能なことがあります。貴方以上の失敗をすることです」


(少佐時代、上官に対しての発言)


士官学校を首席で卒業後に活躍を重ね、国民の英雄に。
当時はまだ最年少の一兵卒だったバーナビー・コステア大佐によれば、兵士たちからすれば神様のような存在であり、批判や批評といったものの対象になる人物ではなかったという。
後に英雄(自称)ことウィレム・ホーランド中将(第三次ティアマト会戦時の第11艦隊司令官)も自らを「アッシュビーの再来」と呼んでいた。


天才的な戦術家で、参謀長だったローザス曰く「戦機を見計らう天才」とのこと。ごくわずかな情報から相手の策を見抜き、常識破りの策で打ち破ることを得意とした。
第二次ティアマト星域会戦においては、「戦闘中に各艦隊から割いた兵力を混乱なく統合して新規に主力になりうる部隊を編成する」という常識を逸脱した作戦を成功させている。
また、戦闘で敵軍を打ち負かすと、必ず敵軍を煽る通信を送っていた。これは本人の自己顕示欲を満たすだけではなく、帝国軍の冷静さをそぐための策でもあった。
当時病床にあった軍務尚書・ケルトリング元帥*3が、「アッシュビーを倒せ」と叫んで死んだという逸話が語り継がれている。


人生最後の戦いとなった宇宙暦745年12月の第二次ティアマト星域会戦では同盟軍大将・宇宙艦隊司令長官で、同盟軍側の総司令官となったが、いつになく高圧的な態度を取り、同僚たちの反発を招いていた。
帝国軍を壊滅せしめたものの、本人は不幸にも旗艦への流れ弾によって飛んできた破片が直撃したことで瀕死の重傷を負い、そのまま出血性ショックによって戦死した。享年36歳。
退役後は政界進出を目指していたと言われるが、結局は幻に終わった。そして彼の死と同時に、730年マフィアは実質的に終焉を迎えた。
なお、この際の乗艦の名は「ハードラック不幸」。


実は活躍を始めたころから、帝国から亡命した上級将校(帝国軍大将→同盟軍中将待遇)であり、同盟の中で彼に希望を見出したマルティン・オットー・フォン・ジークマイスターと、彼と協力して帝国軍内部に密かにスパイ網を作っていたクリストフ・フォン・ミヒャールゼン帝国軍中将から多数の情報を得ており、これが敵の動きを完全に読んでいるような完璧な采配に繋がっていたことが、事実こそ不明ながらほぼ確実視されている。
が、その情報も玉石混淆よりましといったものが多いもの。加えて情報伝達後に状況が変化することも十分にありうる。その点を考えると、それらの情報を使いこなし、そこから巧みな策を立てて勝利を重ねたアッシュビーの才覚は本物だったと言える。
彼の死後このスパイ組織は弱体化し、ジークマイスターの失意の病死とミヒャールゼンの謎の暗殺をもって幕を閉じる。


戦略家としての才覚もあったようで、帝国軍より前にイゼルローン回廊への要塞の建設を構想し、簡単な設計図を作ったこともある。
が、本人は艦隊決戦を好んだため、予算は艦隊編成に使われることとなってお流れになってしまった。
結局イゼルローン回廊への要塞建設は帝国軍が成し遂げたが、もし同盟軍がこれを実現していれば、歴史の方向性は大きく変わっていただろう。


私生活も軍歴に負けず劣らず華々しいものであり、2度の結婚、そしてわずかな期間での2度の離婚を経験。どうにも家庭というものになじめなかったようだ。
愛人、情人も多数いたと推測される。
魅力的な人物だったようで、離婚という形で別れたはずの元妻は彼の死後もなお彼からのラブレターを自分宛てに送るということまでしているそうだ。


フレデリック・ジャスパー

CV:藤原啓治
精悍でダイナミズムに富んだ戦術家。
中途半端ということはなく、勝つときも負けるときも派手と言われ、彼の戦いは圧勝か惨敗のどちらしかなかったと言われる。
そのことから付いた異名が「行進曲マーチジャスパー」。
また、「2回連続で勝つと次は負ける」という妙なジンクス*4があり、
負ける順番にいた兵士たちは遺言書を書いたり、ひどいときは脱走を計画するものまでいたという。それでも愛嬌ある人物ゆえ、兵士には愛された。
730年マフィアの名を知らしめたファイアザード星域会戦では巧みな指揮で敵軍を翻弄、アッシュビーとともに完全勝利を収めている。
ただ、活躍の一方で、この戦いの主役をアッシュビーに掻っ攫われたことは不満だったようで、のちに酒の席で、酔った勢いで不満を叫んだこともある。
第二次ティアマト会戦には中将・第4艦隊司令官として参加した。


会戦後は大将に昇進した後、ウォーリックの後任として宇宙艦隊司令長官に就任。史上最長の17年にわたって在任し、そのうち6年は統合作戦本部長となったチューリンとコンビを組んだ他、在任中の764年に元帥号を授与された。
司令長官就任前のバランティア会戦では救援艦隊を指揮し、コープの戦死には間に合わなかったものの敵軍を攻撃して戦果を挙げたが、「功績を独占しようとしてコープを見殺しにした」という心ない噂が立ち、コープ夫人に責められるという一幕もあったという。
統合作戦本部長を務めたのちに退役し、730年マフィアの中では最も軍に長く在籍した。退役直後の宇宙暦771年に妻と旧婚旅行に出かけたが、その際の宇宙船の事故で不慮の死を遂げた。享年61歳。


ウォリス・ウォーリック

CV:小山力也
キザかつ芝居がかった言動から「男爵バロン」というあだ名で知られ、本人もこれを好んでいた。
突出こそしていないが指揮能力は確かなもので、アッシュビーの作戦には不可欠の人物であったという。


紅茶色の髪と瞳を持った伊達男で、女性に好かれ、彼自身も女性を好んだ。
手品や占い、ダンス、音楽、スキーなどをたしなむ多趣味な人物であったが、同僚のローザスは「何をやっても一流の寸前まで行けた」と評していた。
もっともこの評は裏を返せば「何をやっても超一流にはなれなかった」ということであり、男爵というあだ名に「公爵や伯爵にはなれない」という揶揄が見え隠れすることからも窺える。
これらの点は本人にも自覚はあったが、最高責任者ではなく、あくまでアッシュビーの下でいいと考えていた。
士官学校時代、いつもアッシュビーに次ぐ二番手であったことが影響しているのだろう。


第二次ティアマト会戦では中将・同盟軍第5艦隊司令官として参加*5。敵の攻撃で危機的状況に陥り、戦力を分割させたアッシュビーに激昂する場面もあった。
会戦後は749年に大将に昇進した後、751年に宇宙艦隊司令長官に就任。在任中は特に大きな会戦はなく、43歳という若い内に軍を退役し、大学の学長や出身惑星の知事を務めた後に中央政界に進出。760年には国防委員長にまで登り詰め、同時に元帥号を授与された。
順風満帆な人生を送り社交界の名士としても知られたがしばしばスキャンダルで騒がれた上、国防委員長在任中に国防委員会事務局の汚職事件が発覚。
特にこれに関与していなかったものの責任を取って委員長職の辞任を余儀なくされた上、その後も愛人の麻薬中毒死をはじめとするいくつかの事件によって名声は失墜。
失意の中政界・社交界からも退いてハイネセンの小都市に隠居し、宇宙暦766年に心臓発作で急死した。享年56歳。


かつて彼の従卒を務めたこともあるチャン・タオ一等兵によれば、少々気障なところはあったが人間としては立派な人物だったとのこと。
ただし、彼本人はともかく彼の周囲には時々ろくでもない人間もいたとも語っている。


ジョン・ドリンカー・コープ

CV:佐古正人
実直な戦術家で、追撃戦を得意とした。
「ドリンカー」というのは渾名ではなく正真正銘の本名であり、別に飲兵衛というわけではない…というかむしろ実は銀英伝でも珍しい下戸。しかもその理由はアルコールアレルギーによるものであった。
その体質のため勝利の祝杯をあげるときもアルコールではなくアップルジュースを飲んでいたが、ある時ウォーリックがふざけてシャンパンにすり替えたときは蕁麻疹が全身に発生して騒ぎになったんだとか。
なお、ウォーリックは同盟軍史上唯一となる蕁麻疹が原因で始末書を書かされた提督となった。


寡黙な人物であったが、アッシュビーに対して思うところも多かったらしく、中将・同盟軍第11艦隊司令官として参加した第二次ティアマト会戦の時には、いつになく高圧的な彼に対し明確に不満を言い、緊張状態になっている。
戦後は宇宙暦750年に大将に昇進して宇宙艦隊副司令長官に就任するが、翌751年のパランティア会戦において指揮を執るもいつにないほど精彩を欠いて同盟軍は大敗、自身も戦死した。
戦死後、元帥号を授与されている。享年41歳。


ファン・チューリン

CV:菅生隆之
アジア系の人物で「ファン」が姓。手堅い作戦を得意とする。大いに崩れるということがなく、彼の戦線の維持から逆転につながった戦いも多いという。
大変な堅物かつ気難しい人物で、他人から聞いた笑い話を同僚に伝えたが、それに大笑いする同僚たちをしり目に「一体何が面白かったのか」と真剣に質問したというエピソードも。人気こそなかったが、アッシュビーからは信頼されていたようだ。


第二次ティアマト会戦では中将・第8艦隊司令官として参加。アッシュビーに兵力の一部を要求されたことから彼と口論になったが、最終的に提供し、大勝利に繋げている。
戦後は宇宙暦750年に大将に昇進して宇宙艦隊総参謀長を務めた後、755年に統合作戦本部長に就任。宇宙艦隊司令長官となったジャスパーとコンビを組む。
本部長在任中は優れた実務能力と温かみに欠けるが筋の通った人事により高く評価されたが、一方で妻とは離婚、息子には先立たれるなど、家庭的には恵まれなかった。
退役後はいくつかの名誉職を務めつつ、公園の鳩に餌をやる毎日を送っていたが、肺塞栓症のため死去。
その死も極めて冷静かつ事務的なものであった。享年63歳。


ヴィットリオ・ディ・ベルティーニ

CV:乃村健次
勇猛な指揮官で、献身的な戦いぶりを見せ、その破壊力はアッシュビーに勝った。ビッテンフェルトのような人物だったのだろう。
立派な体躯と荒々しい髭で、「粗野な猛将」といったイメージの人物であったが、実際は気の優しい人物で、「クマとリスの結婚」とからかわれるような小柄な女性と結婚し、熱帯魚を飼う趣味があったという。
その熱帯魚に同僚の名前を付けていたという噂があるが、真偽のほどは不明。


第二次ティアマト会戦では中将・同盟軍第9艦隊司令官として参加。会戦前、水槽の管理を誤って熱帯魚を死なせてしまった妻を難詰してしまい、どう和解するべきか後悔していた。勇猛な大男のいつにない沈黙は兵士の不安を誘ったという。
その後「軍務省にとって涙すべき40分」と言われた混戦の中、被弾した味方艦艇の爆発に巻き込まれて戦死。享年36歳。


死後は2階級特進で元帥になるはずだったが、同じく同会戦で戦死したアッシュビーの名声を高めるための政治的配慮が原因で大将への昇進でしばらく据え置きにされ、死後6年たってようやく元帥に昇進した。


アルフレッド・ローザス

CV: 瑳川哲朗(老年期)、井上倫宏(青年期)
指揮官としては並よりややマシ程度だったが、幕僚たちの間の調整や緩衝において優れた才能を発揮。個性的な730年マフィアの面々を巧みに調整し、彼らの総合的な力量をさらに引き上げていた。アッシュビーの司令部の重鎮として10年にわたって活躍した。
第二次ティアマト会戦時は宇宙艦隊総参謀長を務めている。
沈着かつ公正で信頼され、アッシュビーの一回目の離婚の仲介人をさせられたことも。


大将で退役。出版した回想録は後世まで高い評価を受けたという。
老後は孫娘のミリアムとともに暮らしており、アッシュビーに関して調査していたヤンのインタビューにも応じた。
その数日後、多量の睡眠薬を摂取し死去。死んでも死ななくてもよい、という心境だったようだ。享年78歳。不幸な末路を迎えることが多かった面々の中では長寿であった。
死後元帥号を贈られ、730年マフィアは全員が元帥となった。
その死は、一つの時代の終わりの象徴でもあった。


余談

彼らのグループ名がマフィアとなっているが、特に犯罪を行っていたというわけではない。
Mafiaという単語には犯罪組織のマフィアの他にも非合法とは限らない秘密結社や単純に結束の固い集団という意味もある*6


ただ、リーダー的存在であったアッシュビーには周囲には不可解なほどの読みがあり、その点を不審に思われてのもの(上述したように帝国にスパイがいた可能性が高いとされている)、
あるいは上の人間にも煽るような自己主張をした気性の強さ、当時の政治家からは政界進出を警戒されていた点など、
圧倒的な実力実績に加えて疑惑・警戒・反感等も含まれた総合的な評価として「マフィア」と呼ばれるようになったのだろう。



「項目を作成した人物は、ブルース・アッシュビーだ。次に追記・修正をする人物はブルース・アッシュビーだ。忘れずにいてもらおう」


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  • 作中明言はされてないけど、読者の間ではコープのボロ敗けはアッシュビーを失ったスパイ組織がアッシュビーの後釜を作るためにコープに接触した結果、って疑惑があるんだっけか -- 名無しさん (2021-08-05 19:05:42)
  • 確かにコープじゃアッシュビーみたいな情報の有効活用はできなさそう。 -- 名無しさん (2021-08-05 19:07:36)
  • 同盟が帝国に勝利出来ていたかもしれない最後の時代かな これ以降はイゼルローンの完成と同盟の腐敗の進行で無理だっただろうね -- 名無しさん (2021-08-05 20:17:10)
  • マーチ・ジャスパーの異名は入れといたほうがいいんじゃない?さすがに。 -- 名無しさん (2021-08-05 21:30:33)
  • アッシュビーが本当に政界進出してたらどうなっただろうかね 同盟版イゼルローン建設を進めたりしたのかな -- 名無しさん (2021-08-05 22:22:58)
  • ローザスに加えてチューリンも本人としては納得の生涯だったんじゃないかなあ。堅物すぎて人が寄らないタイプで最期が少し寂しいけど、統合作戦本部長を任期満了までやりきったことは能力の高さと運も十分なことをうかがわせる。 -- 名無しさん (2021-08-05 23:08:29)
  • 時の女神に愛された男 -- 名無しさん (2021-08-06 01:08:22)
  • 銀英伝未読者なんだけどなんでこんな物騒な名前なの -- 名無しさん (2021-08-06 08:16:18)
  • 注釈2、グレゴリーになってますがグレゴールですよ(´・ω・`) -- 名無しさん (2021-08-06 08:49:18)
  • ↑5アッシュビーの気質からしてそれはないと思う。自己顕示欲を優先させたがる以上、要塞による迎撃は地味で目立たないから、艦隊同士の直接対決の方が派手で宣伝させやすいから、結局はそちらを選ぶだろう。 -- 名無しさん (2021-08-06 13:46:49)
  • 時系列上は逆ですが、同盟版ローエングラム元帥府を思わせます。リーダーのカリスマで周囲を引っ張るという意味でアッシュビーとラインハルトは似ています。上の方に「同盟が帝国に勝てたかもしれない最後の時代」とありますが、環境のそうですがアッシュビーのような求心力が表れなかったということも大きいでしょうね。ヤンは作者からも「舞台の中心で目立つよりは、隅でブツブツいうタイプ」と評価されていました。 -- 名無しさん (2021-08-06 19:17:27)
  • 鏡面シールドが付いてたり機動力を生かした戦闘がブームだったのか機関ブロックが奇形的なまでに肥大化してたりと、ダゴン時代と本伝時代の間を繋ぐ時代なのに単なる中間デザインにならずやけに個性が濃い艦艇デザインも面白い -- 名無しさん (2021-08-07 02:38:55)

#comment(striction)

*1 当時の帝国軍では極めて珍しい平民出身の将官だった。
*2 傍目には幕僚を同期で固め、武勲を盾に政府や軍上層部に対して意見をゴリ押しする態度がアッシュビー自身の高慢な性格と相俟って危険視されていた。
*3 息子二人がアッシュビーとの戦いで戦死している。また、本編開始時の宇宙艦隊司令長官(ラインハルトの前任)であるグレゴール・フォン・ミュッケンベルガー元帥の大叔父にあたり、甥でグレゴールの父であるウィルヘルム・フォン・ミュッケンベルガー中将がケルトリング元帥の遺言を果たすべく第二次ティアマト会戦に参加したが、戦闘が始まったところで突出したところをコープに突かれ、集中砲火を浴びて旗艦を撃沈されて戦死している。
*4 よく先程の異名の由来とされることが多いが、実際には「勝ち方も負け方も派手」ということからきている。そもそもジャスパーの異名である行進曲は2拍子であり、3拍子はワルツなどである。
*5 ちなみに第5艦隊所属の戦艦「シャー・アッバス」には、後に同盟軍最後の宇宙艦隊司令長官となるアレクサンドル・ビュコック(当時19歳・階級は軍曹)が砲手として乗っていた。
*6 例としては1960年代から1970年代にかけて活躍し、F-15F-16の開発に多大な影響を与えたアメリカ空軍将校及び民間軍事アナリストで構成される「戦闘機マフィア(ファイター・マフィア)」など。

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