闇の巨人(ウルトラマンティガ)

ページ名:闇の巨人_ウルトラマンティガ_

登録日:2021/06/26 Sat 01:40:00
更新日:2024/05/27 Mon 13:51:36NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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これは……もっと恐ろしい存在……!



闇の巨人……!!




画像出典:ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年3月11日公開) 予告編より

©️円谷プロ、映画ウルトラマンティガ製作委員会




闇の巨人とは、ウルトラシリーズに登場する、闇の心を持つ強大な存在。


本項目では劇場作品『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』に登場するカミーラダーラムヒュドラについて取り上げる。
彼ら『闇の巨人』は、ウルトラマンに化けた宇宙人、もしくはウルトラマンを模して造られたロボット等の所謂「にせウルトラマン」とは違う、シリーズ初の「悪のウルトラマン」であり、
「悪のウルトラマン」として有名なウルトラマンベリアルウルティノイドウルトラマントレギアなどの元祖と言えるかもしれない。




【概要】

『ウルトラマンティガ』の世界において、かつて3000万年前に存在した超古代文明を破壊し、超古代の戦士達を数多く葬り、ティガと共に世界を滅ぼした三体の巨人。
元々は光の勢力に属していたウルトラマン(の肉体)が、変身者の心がその力を制御しきれずに暴走し、「闇の巨人」となったイーヴィルティガと違い、根本から闇の力を糧とするウルトラマンである。
「悪のウルトラマン」と言えば「にせウルトラマン」であった登場当時は、にせウルトラマンと同列に扱われることもあったが、
彼らは悪の立場に立っているとはいえ正真正銘の(『ティガ』の世界における)ウルトラマンであり、にせウルトラマンとは明確に違う存在である。


その風貌はハッキリ言ってティガとは似ても似つかず、如何にも「極悪ウルトラマン」といった感じ。
三体とも目つきが非常に悪く、カラーリングは黒や灰色などの暗色を基調としており、従来のウルトラ戦士にはまず存在しなかった派手で禍々しい装飾や装甲を纏っているのも特徴の一つ。
御多分に洩れずカラータイマーらしき発光器官も備わっているが、ティガのように活動の制限時間があるのかは不明。




【来歴】

元々は彼等も超古代の闇の危機を救った光の力によって変身した「光の巨人」であった。
だがその光の巨人の内、四人が心に潜む「闇」に惹かれ闇の巨人へと変貌。かつての仲間たちに反旗を翻した。


光の巨人たちは彼らに果敢に立ち向かったが、そのあまりにも強大な「闇」の力の前になす術もなく敗れ、
彼らの力によって荒廃していく超古代文明の都市と同様に、光の巨人たちも次々と斃れていった。


そして、世界全体が闇に呑まれ、彼ら闇の巨人たちが世界を支配するのが目前に迫った時、
彼らのリーダー格であったティガがユザレの説得に応じ、正義の心と光の巨人の姿を取り戻して離反。
残りの闇の巨人たち三人に戦いを挑み、これに勝利。同時に世界も救われることとなった。


そして、ティガと辛くも生き残った光の巨人たちは、闇の巨人たちを石化させて封印。
未来の人類に希望を託し、不要となった戦闘用の肉体と魂を分離すると、遺した肉体と一体化できる超古代の遺伝子を人類の奥に刷り込み、
魂だけの精神体となって遠い宇宙の彼方へと飛び去って行った。



しかし封印から3000万年後である本編開始時、「人造ウルトラマン計画」こと「F計画」の一環として、サエキ隊長率いるTPCの調査隊がルルイエの古代遺跡を訪れる。
同行したGUTSのイルマ隊長は嫌な予感に後押しされるように幾度も制止を試みるが、彼女を無視して調査は強引に続けられ
そして調査隊は、三体の巨人の石像が封印された部屋を発見する。


調査隊は新たな三体の石像の発見に沸き立つが、イルマだけはその石像の正体を正確に察していた。彼らはティガの仲間=光の巨人などではないと。
その予感通り、無理矢理部屋をこじ開けたことによって封印は解かれており、調査隊が石像を運び出す作業を行う最中、石像たち……闇の巨人たちは動き出した。
巨人たちは自分たちと共に部屋に封印されていたシビトゾイガーを呼び起こし、イルマを除く調査隊を全滅させてしまった。サエキー!後ろ、後ろー!


こうして3000万年振りに目覚めた三巨人は、世界を再び闇で覆い尽くそうと活動を再開するものの、
気絶したイルマから飛び出したユザレの霊の力で結界が張られ、ルルイエ周辺は封鎖される。
三巨人はルルイエの遺跡内で何もできぬまま足止めを食らい、結界の力で100年間閉じ込められることとなった。


結界を破るには「素直に100年待つ」か、「ティガの力を受け継ぐダイゴが闇の力を手にして(=ティガダークに変身して)結界を破壊してしまう」かの二択。


カミーラは幻惑を使い、結界を破ろうとダイゴと接触、彼を仲間に引き入れようとするのであった。




【闇の巨人たち】

三人とも巨人と人間、二つの姿を持っている。
名前はそれぞれクトゥルフ神話に登場する神の名前をもじっている。



愛憎戦士 カミーラ



怖い顔。でも好きよ。
ダイゴ……貴方は誰よりも強い闇の力を持っている。
もう一度その力を私たちに……見せて頂戴。



画像出典:ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年3月11日公開)より

©️円谷プロ、映画ウルトラマンティガ製作委員会



☆プロフィール

身長:49m
体重:3万9千t


演:芳本美代子
スーツアクトレス:梛野素子*1



闇の巨人の現リーダー格の嫉妬に燃える愛憎の女戦士で、ティガの元恋人。
メインカラーは金と銀で、何処となくゴージャスさと妖艶さを感じる見た目だが、その瞳は常に狂気に満ちている。
「愛憎戦士」という物騒な別名の通り、人間はおろか仲間の二人にも冷徹だが、一度裏切られたにもかかわらずティガには未だ強烈な愛情を抱き、執着しているヤンデレ
封印されていた間、ずっとティガのことだけを考えていた」なんて恐ろしい台詞をダイゴに対して平然と吐く。


かつての恋人であるティガを甦らせるべく、かつてティガに変身していたダイゴに闇のスパークレンスを渡すが、
カミーラの目論見に反して、ダイゴは光の心を持ったまま変身した上、闇の巨人たる自分たちと与そうとはしなかったため、再びティガと敵対することとなる。


人間態は古風な民族衣装を纏った黒髪ロングの美女。頬にある涙のようなアクセサリーがチャームポイント。
彼女自身も巨人態に変身する際には、ダイゴが使う物と比べると装飾や形状に差異がある専用の金のスパークレンスを用いる。



名前の由来はクトゥルフの娘「クティーラ」から。吸血鬼カーミラではない。




【カミーラの技】

カミーラウィップ
右手に形成する氷の鞭でカミーラの主力武器。
その威力は凄まじく、を打たれたティガの体から激しく光の飛沫(人間で言う血飛沫)が舞い散るほど。
決してグロテスクな描写ではないのに、凄く痛そう。


アイゾード
「愛憎」+「ソード」でアイゾード。
カミーラウィップをそのまま硬質化させると鋭利な氷の剣となる。
ティガの体をも容易く貫き、脇腹にブッ刺されたティガからはこれまた大量の光の飛沫が飛び散った。


その他、人間態では電撃や幻惑などを使用するなど、リーダー格なだけあって特殊能力にかけては闇の巨人の中でも最強クラス。



【劇中での活躍】

物語開始当初から、レナとの束の間の平和を楽しんでいるダイゴの目の前に幻惑を使って人間態の姿で現れ、アプローチをかけてルルイエに誘う。
ダイゴは最初からずっとカミーラに対して敵意を持ち、警戒しているのだが、要所要所で現れるカミーラを無視するわけにもいかず、
また、レナを巻き込みたくないという思いから事情も話せなかったため、何も知らされないレナとの関係に亀裂が入りかけてしまった。
「その女誰よ!」から始まる修羅場、というやつだろうか?とんだとばっちりである


そして終盤、ルルイエに乗り込み、ダーラムとヒュドラを、彼らの闇の力を光へと変換して取り込んだうえで下したダイゴと対峙したカミーラは、
金色の専用スパークレンスを用いて巨人態へと変身し、ティガダークから仲間二人の力を取り込んでパワーアップしたティガブラストと対峙。
非情な猛攻でティガを追い詰めるが、意を決してルルイエに駆け付けたレナに攻撃を妨害された上、
苛立った自分の攻撃から愛する人を庇ったダイゴ=ティガがついに光の力を完全に取り戻し、マルチタイプへとチェンジしてしまう。


その姿を見たカミーラは「今のティガには既に愛する者がいる」と理解し、遂に怒りと憎しみが臨界点に達してしまう。



そんな女の為にッ!!


3000万年前はユザレ! そして今は……!



……でも、これで何もかもが吹っ切れたわ。


思う存分、お前・・を……殺せる。





闇黒魔超獣 デモンゾーア



画像出典:ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年3月11日公開)より

©️円谷プロ、映画ウルトラマンティガ製作委員会



スペック

身長:888m
体重:88万t



完全にティガへの殺意を剥き出しにしたカミーラが、ルルイエ上空に漂っていた邪神 ガタノゾーア の怨念と一体化した姿。
本作におけるラスボス怪獣である。


その姿はまさに「空を覆いつくす闇という概念そのもの」。良くも悪くもアンモナイトの怪獣っぽかったガタノゾーアとはまるで似ていない。
頭部と思われる部分からは巨大な口と、額からは融合したカミーラの上半身が覗く。


別名の通り、怪獣ではなく「超獣」だが、これは飽くまで「怪獣を超えた存在」という意味を表しているだけであり、ヤプールとの関係は無い。



【デモンゾーアの技】

デモンジャバー
口から放つ巨大な氷の槍。その威力はティガの身体を容易に貫通する。



ジャブラッシュ
収束させて一気に放つデモンジャバー。
まさしく槍の雨となる。



デモンフィーラ
額のカミーラの部分から生えている触手。
敵を捕まえて体内に取り込む。



かつて世界を滅ぼしかけた闇の巨人が、怨念とはいえ同じように世界を滅ぼしかけた邪神と融合しただけあって、
その力はまさに圧倒的と言っても過言ではなく、強力な猛攻を持って一度はティガに完勝する。


しかし、朽ち果てた石像になって眠っていたかつての巨人たちの光によってティガはグリッターティガとなって復活。
カミーラは再び猛攻をかけるも、グリッターティガには全く通用せずに接近を許し、なんとか触手で捕らえたティガを無理矢理体内に取り込むも、
体内でグリッターティガが放ったゼラデスビームにより、身体の内側から消滅した。
決してお腹を下した訳では無いので注意。








かくして闇の巨人たちは皆倒され、彼らを封じていたルルイエの遺跡も役目を終えたためか、徐々に沈んでいきつつあった。


その隅でダイゴは、力を失って人間態となり、瀕死のカミーラを発見する。
一度は敵対したにもかかわらず、思わず駆け寄って抱き起こしてくれたダイゴに、カミーラは弱々しい笑みを浮かべると、



……私も……欲しかった……



封印される前からか、それとも封印されてからなのか。
いずれにしても、永い間秘めていたであろう想いを吐露したカミーラは、愛するティガの手の中で静かに息を引き取ったのであった。






剛力戦士 ダーラム


お前は俺の手で葬ってやる……!




画像出典:ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年3月11日公開)より

©️円谷プロ、映画ウルトラマンティガ製作委員会




☆プロフィール

身長:62m
体重:6万8千t


演:松田優
スーツアクター:中村浩二



赤と黒を基調とした巨人で性格は寡黙だが粗暴。
側面に角が生えたような形の頭が特徴的。


「剛力戦士」という別名通り、闇の巨人の中では一番の怪力自慢で、力任せの戦いが得意なパワーファイター
人間態でもその力は遺憾なく発揮されており、劇中では片手でダイゴの胸ぐらを掴んでいとも容易く持ち上げた。


かつてはそれなりに仲が良かったのか、それとも仲間であった自分たちを裏切った挙句封印したことへの皮肉か、
ティガ(=ダイゴ)を「マイフレンド」と呼ぶ。


人間態は装甲を纏った筋骨隆々の巨漢。
決して闇堕ちしたチームハーキュリーズの吉田リーダーではない。



名前の由来は旧支配者の一柱の神「ダゴン」から。




【ダーラムの技】

ファイアマグナム
ダーラムが得意とする必殺技。
エネルギーを溜めた拳を地面に叩き付けることで、地を走る火柱を発生させる


スクイッダー
全体重をかけて両足で敵を踏み付ける。


ダーラムホイップ
超怪力を駆使して掴んだ敵を投げつける。




【劇中での活躍】

ルルイエでのティガとの決戦では、血の気の多いヒュドラを抑えて一番手を務める。


変身早々、ティガの足を掴んだダーラムは、そのまま水中へと引きずり込み、自身の得意な水中戦に持ち込む。
光の心を持ったまま変身した影響で、本来の力を引き出せない弱体化したティガダークを最早赤子扱いと言えるほど一方的に甚振るなど、終始優勢に戦いを進めた。


そして、海底の流砂に足を取られて身動きが取れなくなったティガの頭を両足で何度も踏みつけ、無理矢理その身体を沈めていき、
やがて首から下が全て流砂に埋まり、頭だけになって完全に動けず、もがくことしかできなくなった哀れなティガの姿を見て、ダーラムは勝ちを確信。




グッバァーイ……


ディア・マイ・フレェェェェェンド!!


その言葉と共に放たれた必殺のファイアマグナムは、首から上だけ出てる状態で身動きが取れず、当然防御も敵わないティガダークに直撃。
しかし、ティガはファイアマグナムのエネルギーを光に変換して取り込み、従来のパワータイプに相当する「ティガトルネード」へとチェンジして復活した。


まさかの復活に動揺したのか、それとも、カミーラ曰く「かつてのように自分たちの力を吸収した」ティガの姿に我を失うほどの激情に駆られたのか、
ダーラムはまるで自暴自棄になったかのようにティガトルネードに突進するが、カウンター気味に放たれたデラシウム光流を喰らい、粉々に爆死する最期を遂げた。





俊敏戦士 ヒュドラ


この裏切り者がぁぁぁ!
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!




画像出典:ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年3月11日公開)より

©️円谷プロ、映画ウルトラマンティガ製作委員会




☆プロフィール

身長:57m
体重:5万2千t


演:婆裟羅天明
スーツアクター:権藤俊輔




紫と灰色を基調とした巨人。
比較的ティガと似た姿をしているが、やはり人相は悪く、まるで鉄仮面のような面構え。
ボディ表面の石のような禍々しい左右非対称の装甲が特徴。


「冷酷」「残忍」をそのまま形にしたような性格。
俊敏の名は伊達では無く、素早い攻撃と空中殺法が得意で左腕の鉤爪「ドラフォーク」から強力な光弾や突風を放つ。
人間態でも残像が見えるほど素早く動くことができる。


裏切られてなおティガに愛情を寄せ、自分たちと共に来ることを望んでいるカミーラや、
本心はどうか不明だが、復活後もティガを「マイフレンド」と呼び、割と親しげに接しているダーラムと違い、
劇中の言動を見る限り、ヒュドラだけは昔からティガのことを快く思っていなかった様子。
隙あらば寝首を掻いて、自分こそが最強であると証明したかったのだろうか?


人間態はファンキーな格好をしたモヒカン頭の男。容姿だけなら完全に出る作品を間違えたヒャッハーである。
笑い方も文字通り「ヒェッヒェッヒェッ!」と言った感じでかなり小物臭い。



名前の由来は旧支配者の一柱「ヒュドラ(ハイドラ)」から。割とそのまんま。
ちなみに演者はTVシリーズ本編でムザン星人(人間態)も演じており、本作で2度目の出演となった。



【ヒュドラの技】

ヒューガスト
ヒュドラが得意とする必殺技。
展開したドラフォークから発射する青白い突風。……突風?


ドラフォーク
右腕に装備された槍状の武器。二股に展開させることで、間から前述のヒューガストや、破壊光弾「バルテスター」を発射することができる。


ジャノック
マッハ7で飛行し、その勢いで行う急降下キック。




【劇中での活躍】

ルルイエでの決戦では二番手を務め、ダーラムが敗死し海底から地上へと帰還した直後のティガに襲い掛かる。


夢幻空間「ルマージョン」を作り出し、自身の得意な空中戦へとティガを引きずり込んだ。


圧倒的なスピードから繰り出されるバルテスターやヒューガストの連射攻撃とルマージョンの特異な環境でティガに攻撃の隙を与えず、一方的に苦しめる。


だが、イルマ隊長の決死の行動により、ルルイエの遺跡内に放置されていた大量の爆薬が起爆。
その爆発の衝撃でルマージョンが強制解除されてしまい、両者は現実空間に放り出されてしまう。


得意なフィールドから離されたこともあり、早期決着を目論んだヒュドラは、必殺のヒューガストをティガに向けて放つ。
が、ティガは放たれた必殺光線を避けるどころか全身で受け止めた上で、そのエネルギーを光へと変換して吸収し始め、
その事態に焦ってかヒュドラはさらにヒューガストの出力を上げるが、その上乗せされた力もティガは吸収しきり、
そして、従来のパワータイプに相当する「ティガトルネード」から、スカイタイプに相当する力も宿した「ティガブラスト」へとパワーアップを果たす。


必殺技を吸収されたどころか、ティガにその力を取り込まれてパワーアップまでされるという事態に理解が追い付かなかったのか、
困惑した仕草を見せた後、ヒュドラは再度ヒューガストを放とうとするも、その隙を衝かれる形でティガからランバルト光弾を撃ち込まれ、「ヒェッ!」と情けない断末魔と共に爆散するのであった。






【他の作品での活躍】

『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』

他のウルトラ戦士や怪獣たちと一緒に三巨人も仲良くウルトラマンキングの誕生日を祝う。
逆らったら太刀打ち出来ないもんね。



『大怪獣バトル』

末期のシリーズである『大怪獣バトルRR』にてカミーラが参戦。
上位カードではデモンゾーアに変身して攻撃する技を持つ。



スーパーヒーロージェネレーション

数少ないティガからの出典怪獣にカミーラとダーラムとヒュドラが敵ユニットとして参戦。*2


カミーラとダーラムの声はオリジナルキャストが担当。実に劇場版から15年以上経っての起用であった。



『DARKNESS HEELS』シリーズ

闇に堕ちた5人の巨人を中心として展示などのイベントを展開する「DARKNESS HEELS」のメンバーの1人にカミーラが選ばれている。
また、惑星テリオを舞台としたストーリー展開では新たな肉体を得たカミーラの葛藤が描かれている。





【余談】

◆ダーラムとヒュドラのスーツアクターは、TDG三部作で主役ウルトラマンを担当した二大筆頭・権藤俊輔氏と中村浩二氏が担当。
さらに、御二方は同作にてティガトルネード(中村氏)とティガブラスト&マルチタイプ(権藤氏)も担当しているので、


1回戦:ティガダーク(長谷川恵司氏)VS ダーラム (中村氏)
2回戦:ティガトルネード(中村氏)VS ヒュドラ(権藤氏)
3回戦:ティガブラスト(権藤氏) VS カミーラ(梛野素子氏)


といった具合に、ティガの中の人が直前に戦ったキャラへとバトンタッチの様に入れ替わっている。
劇中でのティガ同様、スーツアクターもTVシリーズの担当者に近づくことで力を取り戻している……という意味を表しているのだろうか。



◆劇中では何度も三人に「裏切者」と詰られるダイゴであるが、「かつての3000万年前のティガ」と「現代のティガ(=ダイゴ)」は(精神的には)完全に別人である。
また、彼と同様に、彼らからイルマもその祖先であるユザレと同一視されているシーンも見受けられる。
ユザレの遠い子孫であり、外見もそっくりである上に未だユザレの魂が存在する(気絶したイルマを守るようにユザレの魂が現れるシーンがある)イルマは仕方ないとして、
ダイゴはただ超古代の遺伝子を持っていたためにティガの肉体を継いだだけであり、先代のティガとは(魂的には)ほとんど無関係と言ってもいい。
言うなれば、前任者が事後処理も引き継ぎもしなかった責任や因縁の清算を、後任者が一方的に(当人からすれば)初対面の人間からいきなり押し付けられたようなもので、
そのせいでまた世界の命運を担わされたり、婚約者とギクシャクさせられたりしたダイゴからすればとばっちりもいいところである。
まさに「親の因果が子に報う」……というよりも、「祖先の因果が子孫に報う」いったところか。


なお、何故三人がそんな勘違いをしたのかは未だに不明である。
3000万年前の先代ティガの変身者(あるいは人間態)はダイゴと瓜二つだった
ティガも人間態ごと3000万年間石化していたと思い込んでいる
封印が解かれた時のショックで記憶が混乱している
など、ファンからは様々な予想が立てられているが、全ては推測の域を出ていない。
まさかとは思うがティガの『力』しか見えていない訳ではあるまい


また、幻惑を見せられたダイゴがカミーラの名前を即答できたり、ティガダークを過去の自分の姿だと受け入れたりなど、
「3000万年前の記憶を引き継いでいるのか?」と思わせるような描写もあり、劇中でのダイゴの設定も少々曖昧な部分はある。




追記・修正は3000万年前の仲間と仲良くしてからお願いします。


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そして2021年、世界に[[新たな闇>闇の巨人(ウルトラマントリガー)]]の脅威が……?




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  • トリガーで再現されるけど本家の3人対ティガのマルチ・パワー・スカイが戦ったらどうなるか見てみたかった。ヒュドラは瞬殺されてしまうかもしれないがww -- 名無しさん (2021-06-26 01:51:21)
  • ダーラムは良い敵キャラ -- 名無しさん (2021-06-26 02:11:58)
  • 未放送、未作成項目への誘導ありきで記事建てって正直どうなのさ -- 名無しさん (2021-06-26 02:18:28)
  • テレビ本編のダイゴ=ウルトラマンティガの特別性をなくしてしまった元凶 -- 名無しさん (2021-06-26 02:23:13)
  • 正直、ダイゴにとってはとばっちりも良いとこである。ダークネスヒールズの漫画や舞台版見る限り、ティガが絡まなきゃカミーラは普通に良い人ぽいんだが...。 -- 名無しさん (2021-06-26 03:36:12)
  • キャラクターとしては好きだが、こいつらを出して「ティガは元闇」「古代にウルトラマン同士で内ゲバした」「超古代文明滅亡の要因の一つ」という要素を付け加える必要はあったのかと今でも思う -- 名無しさん (2021-06-26 08:12:48)
  • ↑ギジェラとかとのすり合わせが面倒になっちゃった感はあるね。 -- 名無しさん (2021-06-26 08:35:45)
  • カミーラとダイゴとレナでガイアの悪夢の第四楽章を彷彿とさせてたな。ヒュドラとダーラムは一応ウルトラマンなのに他の怪獣や宇宙人同様に木っ端微塵に爆散したのが衝撃的だった -- 名無しさん (2021-06-26 10:34:11)
  • ぶっちゃけ悪いのはティガの前任者であってダイゴ完全にとばっちりだよね… -- 名無しさん (2021-06-26 10:39:28)
  • 闇の巨人たちが何の疑問を抱かないくらいには前任者はよっぽどダイゴに似た容姿なんだろうか -- 名無しさん (2021-06-26 11:13:01)
  • かなり悪そうな見た目をしているけどかつては光の巨人として真面目に戦っていた時期があったという点は後のベリアル様を彷彿とさせる。 -- 名無しさん (2021-06-26 12:23:04)
  • ダイゴが先代の転生体か何かだと予想している -- 名無しさん (2021-06-26 13:16:53)
  • イーヴィルティガとかも本編に出てるんだから特別もなにもないと思うけどね -- 名無しさん (2021-06-26 13:57:05)
  • そういえばウルバト最終イベント開催時のやけくそなナビィの台詞からして闇の巨人3体出す予定があったみたいだね・・・(サービス終了の嵐に巻き込まれたスタッフの心の叫びみたい) -- 名無しさん (2021-06-26 15:31:38)
  • ティガも同じように石化して、復活したとでも思ってたんじゃないの>余談 -- 名無しさん (2021-06-26 20:55:51)
  • パワータイプでのシルバゴン戦、スカイタイプでのガゾート戦を見ているとかつての戦いでダーラム、ヒュドラの闇を吸収した影響か2人の戦い方(敵を埋めてとどめ、超高速で翻弄して強烈な一撃)が活かされている気がする。 -- 名無しさん (2021-06-26 22:02:56)
  • 個人的にふと「カミーラがダイゴに惹かれた理由は『実は理性ではかつての恋人とは別人と理解していたが、ティガの力に選ばれる魂にかつての恋人の面影を重ね同一視せずにはいられなかった』から。レナを庇う姿を目の当たりにしたことでいよいよ『かつての恋人とは別人』という事実を突き付けられ矛盾に……」と浮かんだけれど、これだとあと二人が説明付かなくなるなあ。カミーラが元No.2(現3人組リーダー格)で、後2人はカミーラのダイゴに対する言動を薄々おかしいとは察していたけど逆らえなかったか、それより早く復活を謳歌したかったから邪魔な相手さえどうにかできるなら別にティガが「敵か味方か、今度こそ倒すべき相手かまた仲間に戻ってくれるのか」以外は何者だろうとどうでもよかったとか……? -- 名無しさん (2021-06-26 22:41:47)
  • 光を欲しながら死んだからかダクヒのカミーラは結構いい人よね。カップルが地雷になってるけど -- 名無しさん (2021-06-27 03:06:09)
  • ダイゴも徐々にティガの肉体との同化(郷とジャック、北斗とエースみたいに)が進んでたから同一視されたのかも -- 名無しさん (2021-06-27 03:59:44)
  • ↑13それだけで滅んだなんて一言も言ってないし複数の要因で滅んだでも問題はないかと -- 名無しさん (2021-07-03 11:45:51)
  • こいつらは子供心にすごい怖かったのにトリガーの三馬鹿(褒め言葉)はどうしてああなった… -- 名無しさん (2021-09-29 03:36:43)
  • 悪事の規模だと地球圏内で暴れてただけらしいティガ版より最低でも星ひとつ滅ぼしたの確定なトリガー版の闇巨人の方がヤバイ筈だけど…どうしてあっちは憎めないオモシロ芸人集団になったのか…(誉め言葉) -- 名無しさん (2021-09-30 03:16:54)
  • やっぱりダイゴはケンゴと同じく先代が転生した人間だったから同一人物扱いされたんだろうか -- 名無しさん (2021-10-09 17:24:15)
  • ダイゴがカミーラの名前を出したり、イルマ隊長が闇の巨人だと気付いたりと、先代ティガやユザレの記憶を微妙に継いでいるみたいだから、現代人だから不完全なだけで古代人同士なら力だけでなく記憶や意識も引き継いでいたのかもね。カミーラもダイゴと呼んでいたからまさかの同名でない限りは代替わりしていることは気付いてる筈だし。 -- 名無しさん (2022-01-25 02:18:01)
  • カミーラ、光を手に入れれたのか… -- 名無しさん (2022-02-01 15:14:40)
  • 「闇の力を半端にしか使えぬ、哀れなやつ」の辺りからアクションはBGMもあって小気味いい -- 名無しさん (2023-03-01 01:10:41)

#comment(striction)

*1 梛野氏はニュージェネ作品でお馴染みの坂本浩一監督の妻である。
*2 ちなみに他に登場した『ティガ』のキャラはイーヴィルティガ、ガタノゾーア、シビトゾイガーのみ

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