登録日:2021/06/15 Tue 18:12:45
更新日:2024/05/27 Mon 13:47:52NEW!
所要時間:約 4 分で読めるでギッチョン
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tf トランスフォーマー ビーストウォーズ ビーストウォーズメタルス フューザー戦士 サソリ コブラ 不遇 不憫 飛田展男 クイックストライク デストロン プレダコンズ コックカワサキ 刑事コロンボ ブラー 砂漠戦闘指揮官 機動戦士クイックストライク ギッチョン ギッチョンチョン
みんな~、ビーストウォーズごっこで元気よく遊んでるかギッチョ~ン!
俺、クイックストライクの真似はできるよな~?
ハ~ギッチョンチョンでブラ~~~!
はい、ご一緒に!
ハ~ギッチョンチョン で (下の口で) ブラ~~~
は~い、よくできました~!
それじゃビーストウォーズのはじまりでギッチョ~ン!
クイックストライクとはCGアニメ「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス」の登場人物である。
肩書きは「砂漠戦闘指揮官」荷が重すぎじゃね?
CV:飛田展男
【概要でギッチョ~ン!】
全長:2m 重量1.5t
初登場は第2話「新戦士登場!ギッチョンチョンですっ!」。
サソリとコブラの特徴を持って生まれたフューザー戦士。
オレンジと黄緑というサイケデリックな体色にビーストモードはサソリの尾がコブラとなっている異質な姿で、頭部が2つある状態となっている。
ロボットモードは右腕がコブラの頭、左腕にサソリの足が指のように並んでいる。
そしてスコルポスとは逆にサソリのハサミは両足に配置されている。
担当声優の飛田氏からの第一印象は「仮面ライダーのゲルショッカー系怪人」。
元々はコンボイ率いるサイバトロンが宇宙に放ったプロトフォームだったが、墜落のショックとクォンタムサージによってポッドが故障。
フューザー戦士となったのも、DNAスキャニング機能のバグによってコブラとサソリを同時にスキャンしたため。
加えてセキュリティがオフになって自分が何者か分からなくなっていたところを、デストロンの破壊大帝メガトロンに狙われ、コードの書き換えによりデストロンとなった。
【人物でブラー!】
ハイテンションな変人だが、攻撃的なところがあり、誕生直後に同時に生まれたパタパタ犬ことシルバーボルトに喧嘩を吹っかけている。
また、上述の書き換えのせいもあるが、ほぼ自分の意志でデストロンに加わっている。
一人称は「俺」「俺様」で、口癖は「ギッチョン!」「ブラー!」。
サソリとコブラで別の人格を有しているようで、ビーストモードではサソリの方は低い声、コブラの方は高い声で喋る。そのためかコブラ部分は千切れても動くことができる。
ロボットモードはもろコックカワサキその中間くらいの声で喋る。人格はどっち?それとも全くの別物?
気分屋な所があり、タランスにそそのかされてメガトロンを裏切ったこともある。
また、相手をいたぶることを楽しむサディスティックな一面もある。
担当声優のアドリブは冴え渡っており、某川口探検隊風のナレーションを披露したり、最終回では某北の国からのナレーションや某ウルルン滞在記チックなナレーションを見せている。
12話冒頭では15秒程度のOPイントロトークで冒頭のセリフを披露。クイックストライクの場合、語尾の「ギッチョン」は文章に繋げにくいため文字数が多くなりがちなのだが、最後のほうを若干早口にすることでセリフをギリギリとはいえ尺内に収めていた。
飛田氏の滑舌の良さが冴え渡っている場面である。
特にここのwiki的に必聴の価値があるのは第22話「もえてドラゴン」。
ここでクイックストライクはパワードコンボイを操っており、裏切り者のブラックウィドーを拘束しながらパワードスーツに乗ってこの台詞を吐いている。
機動戦士クイックストライク、いっきま~す!!
[[『君は、生き延びることができるか?』>機動戦士ガンダム]]
ギッチョン?
それとも、[[『君は、刻の涙を見る……』>機動戦士Ζガンダム]]
ってかギッチョ~ン?
それともあっさり潰しちゃおうか蜘蛛姉ちゃ~ん!?
プチッって♪
この吹替の人、ノリノリである。コレに搭乗しそうである。
【戦闘能力でギッチョ~ン!】
武器は主にコブラの口から放つ毒の光弾「ベノム・ストライク」と毒の光線「ベノム・エクスプロージョン」。
また、コブラの口で噛み付いて毒を与える「ベノム・バイト」もある。
だが誕生して間もないせいかそこまで強くはなく、ワスピーター同様やられ役が多い。
ダイノボット戦に至っては格闘戦のみで倒されている。
【人間関係でブラー!】
彼の誘いに乗って配下になった一応の上司。
基本的には忠実だが、意にそぐわない作戦には反対したり、
時として裏切ったりする等、完全に心を許しているわけではないようだ。
怪しげなうひゃひゃ蜘蛛。
彼からは扱いやすいと思われてるのか、そそのかされてメガトロンに反抗したこともある。
蜘蛛姉さん。
デストロン在籍時にはどうやら彼女に惚れていたようで、鼻の下を伸ばしていた。
後輩にあたるカニじゃい!
割と気が合う方なのか、戦車モードの彼に乗りサイバトロンを攻撃したこともある。
先輩のアリでごっつんこ。
特に仲がいいわけではないが、最後を共にすることに……。
恋に生きるパタパタ犬。
同時に誕生したいわば兄弟ともいえる存在だが、メガトロンの悪に気付き彼はサイバトロンに鞍替え。
この分かれ道が、その後の運命を大きく変えることに…
敵の大将。
第22話ではタランスのマシンを使い、まさかの彼を操るという大快挙を成し遂げた。
【活躍に恵まれなかった毒蛇蠍……でギッチョン】
しかし、このクイックストライク、本編での扱いは不遇であった。
ライバルののシルバーボルトはブラックウィドーとラブコメを繰り広げ、
後輩のランページもトランスミューテイトとの友情話があったのに対し、クイックストライクはまさかの主役回なしであった。
一応、上述のようにコンボイを操ったりと活躍しなかったわけではないが。
そして最後はインフェルノと共に原人の村を襲っていた所、メガトロンが動かす戦艦ネメシスの攻撃に巻き込まれ死亡。
事実上見捨てられるという不憫な最期を遂げた(メガトロンは殺すつもりはなく、ただ彼らがそこにいる事を知らなかっただけだが)。
その後残骸は原人に拾われ、コブラ頭部は笛、足はバーベキューの支柱、ロボットモードの頭部はお面にされてしまった。
「ギッチョン、情けな~い!」
日本版最終話ことリミックスでは『北の国から』の主人公・黒板純みたいな口調で故郷のお母さんにメッセージを送ったり、モノマネ大会では刑事コロンボのモノマネを披露したが、
メガトロンに「良い子の皆にはわかんねーよ!」という理不尽な理由*1でお仕置きされた。
「ギッチョ~ン!」
【漫画版での活躍でブラー!】
コミックボンボンに連載された漫画版では最初、配下の量産型ロボットであるコブラ軍団(ネオのコラーダに似ている)とスコーピオン軍団(スコルポスに似ている)を率いてサイバトロン基地を襲撃。
だが先に侵入し、満足した結果が得られなかったブラックウィドーに八つ当たりされた。
その後、特に描写もなくジャガーに殺されていた。
だがランページのスパークにより復活…したがコンボイに一蹴された。
【玩具でギッチョ~ン!】
ベーシッククラスでの発売となり、単体としては本作のキャラで最も安価で購入できた。
だが全身クリアパーツで構成され、非常に美しい。
ビースト・ロボット両モード共に可動も申し分ないと完成度は高い。一方でクリアパーツの経年劣化による破損には十分注意されたい。
コブラの頭は水を含ませることで水鉄砲としても遊べる。
ちなみに紹介画像等では下半身のサソリの頭が前を向いている。説明書ではそのまま後ろに半回転させて完成となっているが、
取り外してサソリの顔を下側にすることにより劇中通りの姿にすることもできる。
対決セットはシルバーボルト…ではなくメタルスエアラザーとの「陽炎の対決」が発売されている。
ちなみにシルバーボルトはランページとの対決セットとなっている。
【余談でブラブラ〜】
- 中の人ネタ
日本版で声を担当する飛田氏は、前作のテラザウラーからの続投となっている。
前述の通り、クイックストライクの扱いはあまり良くなかったため、コレを逆手に取って主演作の某ガンダムパイロットのような口調で本編中愚痴ってネタにしていた。目立たない中で強烈な個性を発揮できるあたりはさすが飛田氏と言ったところか。
- キャラ迷走?
テレビ放送前に放映された劇場版*2やゲーム版ではいわゆる「軍師キャラ」として想定されていたようで、1人称が「わたくし」、語尾に「~でございます」と本編の彼とは真逆な不気味かつ慇懃無礼な口調で喋っていた。
また、玩具の説明書やカードでも口癖がなく、「砂漠の戦いは、俺に任せろ」など普通の口調で表記されていた。実際の本編での頭の悪そうな言動の数々を見るに、軍師キャラにならなくて正解かも知れない。
- リターンズでの活躍!?
メタルスの続編にあたる「ビーストウォーズリターンズ(海外名:ビーストマシーンズ)」では、ライバルのシルバーボルトが姿はおろか変形モチーフや性格も含め別人になったが登場しているのに対し、すでに死亡しているため当然ながら未登場である。
しかし、「クイックストライク」という名称はマクシマルズの一員として使われている。劇中未登場キャラであり、サソリともコブラとも無関係な狼に変形する。
メタルスのクイックストライクとは別人かつ、シルバーボルトとも無関係であるが、メタルスでもシルバーボルトの変形モチーフに狼が含まれており、かつリターンズで狼要素が無くなったことを考えると、「クイックストライク狼に変形するTF」というのはどことなく皮肉を感じさせる。
はぁ〜追記・修正するギッチョンチョン!
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▷ コメント欄
- 毒が回った状態で連戦が続いたダイノボットに普通に軽くいなされてる辺り本当にパッとしない実力 -- 名無しさん (2021-06-15 21:41:58)
- すいません、おくさ~ん。 -- 名無しさん (2021-06-15 21:58:00)
- 尻尾を腕に、ハサミを両脚に変形するのはスコルポスとの差別化が利いてて良いと思うけど正直強敵になれそうな感じは全くしないデザイン -- 名無しさん (2021-06-15 22:09:30)
- 実質没設定だった軍師キャラとしてのコイツも見てみたかったな。「マイクロン伝説」のスラストみたく「策士策に溺れる」的な最期になって違和感なかったと思う。 -- 名無しさん (2021-06-15 22:26:23)
- 左腕って活用されたっけ? -- 名無しさん (2021-06-16 20:11:24)
- 奇抜なデザインに見えてフューザー戦士の中では実は割と綺麗にまとまってる方のデザインだという -- 名無しさん (2021-06-17 11:46:16)
- スコルポスより弱そうなイメージ -- 名無しさん (2021-06-17 12:08:07)
- ↑少なくとも頭はスコルポスの方が… -- 名無しさん (2021-08-24 18:33:25)
- マシーンズ版はプレタゴンズにならなかったifの未来の姿って解釈もできるかな -- 名無しさん (2024-05-16 10:27:11)
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*2 1作目では画面にいるだけと言っていいほどの登場場面であった。
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