スティレット(フレームアームズ・ガール)

ページ名:スティレット_フレームアームズ_ガール_

登録日:2020/09/15 Tue 17:43:19
更新日:2024/05/23 Thu 10:22:39NEW!
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スティレット コトブキヤ フレームアームズ・ガール 島田フミカネ 柳瀬敬之 綾瀬有 ツインテール パンモロ スティレット xf-3 スティ子





概要


スティレット」とは、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「フレームアームズ・ガール」におけるラインナップの一つ。
当項目では「スティレット XF-3」等の派生キットやバリエーションキットについても取り扱う。ハンドスケールにおけるスティレットについてはこちらを参照。
擬人化元であるフレームアームズのスティレットについてはこちらを参照。




目次






◆スティレット


2015年10月発売。定価4800円。デザイナーは島田フミカネ氏。


轟雷に続き登場したFAガール。本家FAとはリリース順が逆になった形になる*1


成型色は青、黒、灰色。髪型はツインテールで、成型色は水色。
轟雷から早速改良が加えられ、胴体部の色分けが改善されたほか、スカートに可動軸が追加。これによって轟雷では困難だった女の子座りが自然にとれるようになった。
また股関節のボールジョイント部分はポリキャップ製かABS製かを選択できるように。これは後に再生産された轟雷にも取り入れられた。
手首の受け部分も一体成型になった事で保持力が増している。


一方で装甲部分の色分けは芳しくなく、パチ組だと間延びした印象を受ける。特に手足のウィングと胸部ダクトが単色成型であることが目立つので、ここだけでも塗装しておきたいところ。
ちなみにFAの方のスティレットもリニューアル前は色分けが非常に少なく真っ青だった。こんなとこまで本家に似なくても……。


オプションパーツとしてパッケージイラストを再現できる固定手足も轟雷に引き続き存在。
これは同じく流用しているアーキテクト、迅雷にも付属する。
更に以降のラインナップやメガミデバイスにも採用される事になる簡易ベースが初めて付属する。ただしあくまで簡易なのできちんと飾るならフライングベースを買おう。


フェイスパーツはイメージイラスト準拠デザイン、笑み顔正面向き、笑み顔右向き、叫び顔左向きの4種。
武装としてガトリングガン、腕部ミサイル、M.S.G日本刀、さらに轟雷からランナーを流用している都合上タクティカルナイフが余剰パーツとして付属する*2。FAスティレットの肩ウィングを引き抜いて手持ち武器に出来るギミックはオミットされている。


コトブキヤショップ購入特典は黄色成型の髪パーツと特性デザインのデカール。




【バリエーション一覧】


・スティレット Blue Impulse with たまごひこーき

ワンダーフェスティバル2016冬にて先行販売、後に2016年6月コトブキヤショップ限定で発売。定価5500円。
プラモデルメーカー「ハセガワ」とのコラボレーション商品で、同社のプラキット「たまごひこーき T-4 “ブルーインパルス”」が同梱されている。


本体の成型色は白と青。髪パーツの成型色は黒。
ブルーインパルスはピンバイス等で穴をあける事で、セイレーン(背面ブースター)の代わりに背負わせることも可能。コラボ(物理)
更にブルーインパルス用のマーキングデカールが付属する。


フェイスパーツと武装はスティレットと同様。



・スティレット A.I.Sカラー

2018年1月発売。定価4800円。


セガのオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2(PSO2)」とのコラボレーション商品であり、カラーリングがそちらに登場する兵器「A.I.S(Arks Interception Silhouette)」を模したものとなっている。
成型色はオレンジがかった赤、茶色。髪パーツの成型色は薄いピンク。A.I.Sの特徴的なラインを再現するためのデカールが付属。
また胴体、胸部ダクト、大腿装甲は塗装済みになっており、パチ組でも比較的設定画に近い仕上がりになる。
ただし、それ以外は通常版スティレット準拠。


フェイスパーツと武装はスティレットと同様。


ちなみにパッケージイラストはフミカネではなくPSO2esで多くのキャラデザを務め、メガミデバイスにおいても朱羅のデザインを担当したNidy-2D-氏によるもの。
なお担当はあくまでパッケージのみで、Nidy-2D-版の表情デカールなどは付属していない。



・スティレット-blaze-

ラジオCD「「ラジオ フレームアームズ・ガール改」スペシャルCD 【フレームアームズ・ガール スティレット-blaze-】」の付属品。
2019年3月発売。定価8000円。


成型色は赤、白。髪パーツの成型色は濃いオレンジ。
上半身がイノセンティアに準じた構造に変更されている。


フェイスパーツは笑み正面、叫び正面、タンポ印刷なし顔2個の3種類4つ。
武装として通常スティレットと同じ一式と、成型色を合わせたM.S.G「ヘヴィウェポンユニット 22 エグゼニスウイング」が付属する。


コトブキヤショップ及びコロムビアミュージックショップ購入特典はセッションベース型の缶バッチ。




◆スティレット XF-3


2019年8月発売。定価5500円。


上記スティレットのアップデートキット。バージョンアップ版としては轟雷改 Ver.2、ゼルフィカールに続く3体目。
名称の"XF-3"はFAスティレットのモチーフであるF-2の仮想強化案という意味合いがあり、それを名に冠する事でバージョンアップ版であることを表現している。


構造としては完全新規パーツが4割、スティレットからの流用が2割、残り4割が轟雷改 Ver.2とイノセンティアからの流用という具合。
スティレットから可動域とハンドパーツの構造が改善され、胸部、背面、肩の増加装甲と新規造形の武装が追加。地味に頭部角のデザインも変更されている。
増加装甲はいずれもドローン形態に組み替える事が出来る。
またツインテールは二軸接続となったほか、基部にアクセサリが追加された。


装甲部分の色分けは相変わらず寂しいので気になるならやはり塗装は必須。とはいえ胸部ダクトが白になった分パッと見の印象は幾分改善されている。
また背面ユニットのウイングパーツのピンがやけに細いため組んでいる最中に破損しないよう注意したい。


轟雷改 Ver.2から流用されているのが可動部を構成するパーツの為、全体的な可動域はそちら同様イノセンティアに迫る。特に胴体を中心とする基部の構造は完全に同一である。そしてやっぱり半ケツ。
その流用ランナーから発生する余剰パーツが少ない事、そもそも轟雷改の時点でランナースイッチによって不要なパーツの大半を差っ引ける金型構造になっている事から、流用というよりもこの2体は最初からパーツ、ひいてはランナーを共有する前提で設計されていることがうかがえる。
そういった金型の知識に明るいユーザーは、轟雷改のランナーを見た時点でスティレットもその内アップデートされるだろうと予想していたとか。


轟雷に出来る轟雷改 Ver.2のように、こちらも組み替え及び差し替えによって元のスティレットとして組むことが可能*3。向こうと異なり元の方の武装も付属するため、比較してボリューミーでお得感のあるキットとなっている。
ただし日本刀のみ省かれている他、固定手足とタクティカルナイフも矢張り付属しない。胸部装甲も3ミリ軸搭載型の2つのみ。「わ、わ、私の胸のアップデートは?…」


フェイスパーツは左向き通常顔、正面叫び顔、目とじドヤ顔の3種。いずれもアニメの印象に近い表情になった。
武装は旧スティレットのガトリングガン、ミサイルに加え、柳瀬敬之氏デザインのスマートガン、新規造形ミサイル、新規造形大型ガトリングガン、ブレードが付属。ミサイルは基部パーツが共用で差し替え式なので接着してしまわないように。


コトブキヤショップ購入特典は半クリア成型となった髪パーツとタンポ印刷無しのフェイスパーツ3つ。




【バリエーション一覧】


・スティレット XF-3 Low Visibility Ver.

2020年6月発売。定価5800円。


装甲の成型色を灰色系統のモノトーンカラーに変更し、M.S.G類と合わせやすくなった。髪パーツの成型色はライトグリーン。
さらにボーナスパーツとして下記のアニメ版 スティレット素体と同形状の素体髪パーツが付属し、ヘッドギア類の有無を選択できるようになっている。


フェイスパーツと武装は通常スティレット XF-3と同様。


コトブキヤショップ購入特典は半クリア成型の髪パーツ一式。素体用も付属。




◆アニメ版 スティレット・素体


アニメフレームアームズ・ガールブルーレイ第2巻付属品。
2017年8月発売。定価12500円。


アニメに登場する素体状態のスティレットを再現したキット。


基本的な構造はアニメ版 轟雷・素体と変わらずイノセンティア一部+アーキテクト一部+新規造形パーツ。
イノセンティアの髪パーツオプション類が付属する事や、腰部装甲と胸部装甲先端が塗装されているのも同様。
但し大腿部に加え、後ろ髪パーツもヘッドギア類のダボ穴を排し、イノセンティアの前髪を接続できるようにした新規造形品になっている。
その為一般販売の他キットの改造で再現する場合は轟雷以上に要求される作業の難易度が高い。一番手っ取り早いのはXF-3ロービジビリティーを塗る事か。


フェイスパーツは通常顔正面、通常顔右向き、笑顔左向きの3種。
武装は成型色を合わせたM.S.G「ヘヴィウェポンユニット05 メガスラッシュエッジ」と真っ白成型のM.S.G「ヘヴィウェポンユニット14 ビーストマスターソード」。


コトブキヤショップ及びきゃにめ.jp購入特典はマテリアカラーのM.S.G「ヘヴィウェポンユニット12 ガンブレードランス」。




◆ギガンティックアームズ07EX クリムゾンウイング&フレームアームズ・ガール スティレット〈特別カラー〉


2020年5月発売。Amazon.co.jp流通限定品。定価14000円。


スティレットとM.S.G「ギガンティックアームズ07 ルシファーズウイング」のセット商品。そのパッケージ容積も「轟雷改(with FAガールズ)~最終戦仕様~」の2倍以上という巨大さ。
ルシファーズウイングは成型色をレッド系統とメタリックブラックに変更、それに伴い名称も「クリムゾンウイング」に改められている。
最早完全にスティレットの方がオプションと化している節がある*4が、ルシファーズウイングは「スティレットに合わせたギガンティックアームズ」という側面もあるためチョイスとしてはハマっている。


そのスティレットの仕様はというと、アニメ版スティレット素体のカラバリ。
髪パーツがバイオレットに、装甲部分がガンメタとブラックに変更されている他、ツインテールはスティレット XF-3の可動軸が追加されたバージョンになっている。但しツインテールの髪飾り部分は無し。


フェイスパーツはスティレットXF-3と同様の3種。




余談

  • 初回発売時の本キットは轟雷の大ヒットを受けて更にその2倍の数を生産したという事だが、それでも店頭からは早い段階で姿を消した。同年のAmazon年間ランキングホビー部門で3位に食い込んだ事からもその売れ行きの凄まじさはうかがえる。

  • アニメでは第一話から登場。CVは綾瀬有。
    登場早々に轟雷にバトルを吹っ掛け対決するも敗北。以降は一緒に来たバーゼラルド共々あおの家に居候する事になる。劇中では「スティ子」のあだ名で呼ばれる事が多い*5すち子?そりゃ吉本の芸人だよオメー
    詳細はアニメの項目を参照。




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  • すたんふぉーどさんのスティレットは巨乳だったな… -- 名無しさん (2020-09-16 12:23:29)
  • 2022年再販のスティレットXF-3プラスには素体髪パーツが付属! -- 名無しさん (2022-04-13 16:42:35)

#comment(striction)

*1 原点のフレームアームズ第1弾はスティレットであるため、丁度立ち位置が逆転している
*2 あくまで余剰パーツという事でアーキテクト共々製品ページに記載されておらず、正式には付属しないという扱い
*3 但し細部の配色が旧版とは異なる
*4 公式サイトでの分類もM.S.Gのカテゴリに括られている
*5 アニメ化以前からユーザーの間でスラング的に用いられている呼び名でもある

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コメント

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