登録日:2020/07/24 Fri 00:10:35
更新日:2024/05/20 Mon 13:21:04NEW!
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三原修二 仮面ライダー555 原田篤 仮面ライダーデルタ ×ヘタレ やればできる子 サポート向き 流星塾 北崎キラー 井上キャラ 何故かなかなか立たなかった項目 ゴーグリーンではない 三原 仮面ライダー 平成ライダー ヘタレ→漢 3号ライダー 愛すべきヘタレ 努力家
「オレも戦う!デルタとして!」
『仮面ライダー555』の登場人物。
演:原田篤
【概要】
園田真理や草加雅人らと同じ流星塾出身の青年で、塾生達の中でも太田信吾(中の人はのちの孤門一輝)と共にかなり遅くの登場となった。
諸々の経緯を経て仮面ライダーデルタの正装着者となる。
愛車はホンダ・フォルツァ。
【人物】
一人称は「俺」。
控えめかつ気弱な性格で争いごとに巻き込まれるのを嫌がり、草加に招集された際も他のメンバーが戦う意志を見せる中一人だけバイトを口実に場を去ろうとしつつ澤田亜希/スパイダーオルフェノクからの呼び出しには他の3人と共に応じるなど、煮え切らない態度をとっていた。
草加は最初のうちは無理に止めはしなかったものの、澤田の襲撃を受け太田が犠牲になってもなお逃げようとすると叱咤しデルタギアを渡し戦うよう促す。
そのままなし崩し的にデルタへと変身し、一時は戦う決意を固めるものの、デルタギアの奪還を狙ってきたバーナクルオルフェノクや乾巧の始末に現れた村上峡児/ローズオルフェノクに一方的に叩きのめされ*1、再び戦いを放棄してしまう。
ついには「こんなものがあるから」とデルタギアを道路へ投げ捨ててしまうが、そのせいでデルタギアを庇った阿部里奈がトラックにはねられてしまう。
幸い大事には至らず、彼女の言葉を受けて遂に戦う意志を固め、巧や草加には及ばずながらも最後まで逃げずに戦い抜いた。
最終決戦後はスマートブレイン倒産傘下から離れた創才児童園で里奈と引き続き働いている。
その際「本当に怖いのはオルフェノクの力じゃなく、力に溺れる人間の弱い心」と『555』におけるある種の核心をついた台詞を発している。
当初は澤田の存在や草加の差し金もありオルフェノクに対して懐疑的であったが、巧との共闘を経てそうした面は無くなっていき、最後までオルフェノクへの偏見を捨てきれなかった草加とは対照的に海堂直也/スネークオルフェノクや花形/ゴートオルフェノクとも普通に接している。
自身に戦いを促した草加とは共同戦線を張ることも多かったが、巧を庇った際には殴りつけられるなど手厳しい態度をとられており、草加のスタンスである「自分の利益になるかどうか」は三原の場合も例外ではないらしい。
三原の方は草加を強く信頼しており、草加が落命した際にはその死を受け入れつつ戦う意志を一層強くしている。
【仮面ライダーデルタ】
スペックや必殺技等の詳細は当該項目参照。
三原本来の争いを好まない性格もあってか、他の塾生達の凶暴化の原因であったデモンズスレートの影響を受ける事はなかった*2。
一方で、三原がほとんど戦闘経験がなかった事や、時期的に幹部クラスのオルフェノクと戦う場面が多かった事もあり、単独では圧倒され変身解除に陥る事も多かった。
そのため、沙耶や北崎/ドラゴンオルフェノクの変身時のように圧倒的強さを見せるよりは、ファイズやカイザのサポートとして戦う事が多かった。
また、覚悟を決めるまで時間がかかったことや、上述のバイトを口実に逃げようとしたことから、三原デルタ=弱い、ヘタレという風潮が生まれてしまった。
しかし、序盤から戦いを経験してきた巧や草加と異なり、三原は(境遇を踏まえれば一概にはいえないものの)ごく普通に過ごしてきた一般人同然なのだ。
そんな人間が自分の友人達が使用した結果、豹変し仲間割れを起こした挙句、死人まで出ている代物を使って戦えと言われて抵抗感を抱くのも無理のない話である。
この項目を読んでいる貴方も同じ状況に立たされて「はい、そうですか。」とはたして二つ返事で受け入れる事ができるだろうか。
この点は三原役の原田氏も指摘している。
とは言えサポートとしてはかなり活躍している場面が見られ、他のライダー達と見事な連携を披露している。
三原をヘタレとしている視聴者も、援護能力の高さは認めていることが多い(実は草加とのコンビではあまり目ぼしい戦果がなかったりする)。
特に北崎との戦績は
- 他二人が冴子と琢磨くんを抑えている間なんとか足止めし、二人がグランインパクトを叩き込む際にデルタムーバーで援護射撃を加えたうえバーストモードで追い討ちを加える。
- 草加と連携して挑むも変身解除に追い込まれるが、花形が乱入した事で北崎は勝ちをふいにしている。
- 巧共々首を締めあげられるが、無防備な顔面への零距離射撃で脱出し逆転の糸口を作る(この時のクリムゾンスマッシュとルシファーズハンマーのダメージで弱ったところへ、琢磨くんの仕返しとオルフェノクの王に捕食された事で北崎はようやく退場となる)。
と妙に相性がいい。
弱くても逃げなかった者と力に驕った者の差か。
というか、ほとんどレベル1同然の状態でレベル50以上のヤツらがはびこる戦場に食らいつけていたあたり、もしかしたら三原にも戦闘の素質自体はあったのかもしれない。
【その他】
『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』ではデルタともども本編・ノベライズ版共に未登場。
小説展開『HERO SAGA』に掲載された『パラダイス・ロスト』の前日譚では、デルタに変身してスマートブレインと戦うも、真理に三原が好意を持っていると誤解した草加の策略によって灰化・死亡してしまい、スマートブレインに奪われたデルタギアを元に「帝王のベルト」が作られたという設定が付けられた。
この「帝王のベルト」によって草加が落命するとは、なんとも皮肉である。
【余談】
- デルタに変身できる以上、流星塾の同窓会にも参加していたはずだが、序盤に登場した増田教諭への寄せ書き色紙には名前がない。このため三原(および同様に書き込みがない河内、太田、木下)の存在自体が後付けだった可能性があるが、実態は不明。
- 三原を演じた原田篤は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて巽ショウ/ゴーグリーンを演じている。
- 同じ銃ライダーの橘朔也/仮面ライダーギャレンの演者である天野浩成氏とは実は同級生。天野氏について「すごく良い子でした」と語っている。
「追記・修正してみるさ。俺に何ができるかわからないけど。」
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*1 特に後者は変身する暇すらなかった。*2 他に凶暴化しなかった塾生は沙耶・草加・里奈の3人。ただし、沙耶は琢磨との戦闘後に副作用と思われる体調不良を引き起こしている。
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