登録日:2019/09/03 (水) 09::03:00
更新日:2024/05/09 Thu 13:39:56NEW!
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「藤子・F・不二雄の「夢」と「ふしぎ」と「遊びゴコロ」に出会えるミュージアムです」
藤子・F・不二雄ミュージアムとは、神奈川県川崎市多摩区に立地する美術館である。
その名の通り、川崎市に住んでいた藤子・F・不二雄先生(以下「F先生」)の生み出した作品やF先生ゆかりの品々を展示している*1。
開館日は2011年9月3日。2021年4月には総入場者数が400万人を突破した。
2022年2月現在、開館時間は10:00〜18:00。休館日は火曜。入館料は大人1000円(障害者は無料)。
入館は完全予約制で、予めローソンにてチケットの予約・発券をしておく必要がある。
※その他最新情報は公式サイトをチェックしてください。
●目次
【館内施設】
入館の際には展示品の解説をしてくれる「おはなしデンワ」(日本語、英語、中国語、韓国語に対応)を借りることができる。
「デンワ」の名の通りスピーカーを耳に当てて聞く仕様だが、イヤホンジャックもあるので持参したイヤホンで聴くこともできる。
ただしコロナ禍に見舞われてからは、感染防止の観点から「おはなしデンワ」の貸し出しを休止。2022年2月からは、来館者のスマホに公式アプリをダウンロードしたうえで、スマホがその代わりとなるサービスを開始した。
◆展示室Ⅰ(常設展会場)
F先生が生涯にわたって描いた約5万枚の中から厳選した原画を『パーマン』の「パーマンセット」や『キテレツ大百科』の「奇天烈大百科&神通鏡」などの劇中アイテムを再現した小道具と共に展示している。
また、ドラえもんとのび太による、漫画ができるまでの過程を解説した立体映像も見ることができる。
◆展示室Ⅱ(企画展会場)
約半年ごとに変わる企画展にてテーマに沿った品々を展示している。
きれいなジャイアンでおなじみのきこりの泉は後述の「はらっぱ」ではなくこの展示室の近くの屋外スペースにあるので注意。
◆先生の部屋
展示室Ⅰと展示室Ⅱを繋ぐ吹き抜け階段に設置。
幾多の名作を生み出してきたF先生の作業場を当時そのままに再現。
真上にはF先生が収集した資料を並べた巨大本棚を設置しており、階段を上りつつ、途中にある小窓から上方にある物まで見ることができる。
中にはF先生が制作したミレニアム・ファルコンのプラモデルや、西部劇で使われたモデルガンなど趣味の物まで。
◆先生のにちようび
展示室Ⅱを出てすぐの場所にある、F先生のプライベートにまつわる品々が並ぶコーナー。
娘さんたちのために作った手作りおもちゃから奥様に当てたラブレターなどまで展示している。公開処刑とか言ってはいけない。
◆みんなのひろば
1/5スケールののび太の家や、ジャイアンリサイタルのコマを使った撮影用パネルなど、F先生の作品をテーマにしたアトラクションが並ぶエリア。
他には5歳以下の子どもたち用のキッズスペースや、F先生の作品を自由に読むことができるまんがコーナーも。
なお、実は『藤子・F・不二雄大全集』は「このコーナーでF先生の作品全てを読むことができるようにする」という名目で企画が始まっており、その意味では原点とも言えるかもしれない。
◆Fシアター
シンエイ動画制作の、ここでしか見られないオリジナルアニメを200インチのスクリーンで上映している当ミュージアムの目玉。
1年ごとに作品が変わり、『21エモン』や『キテレツ大百科』や『パーマン』、ちょっとマイナーな『ウメ星デンカ』や『ポコニャン』、『チンプイ』などまで、当時のオリジナルキャストによる新作アニメを見ることができる。
OPアニメは、ドラえもんやパーマン達は勿論のこと、未来から来たカメラ屋や血の気が多いサラリーマンや美味しそうな娘まで登場するという、F先生ファンなら垂涎のオールスター総出演となっている。
また、晴天や曇りの時に訪れると……? 是非ご自分の目で確かめてみてほしい。
◆ミュージアムカフェ
アンキパンのフレンチトーストや、畑のレストランのカツ丼そして何よりジャイアンシチューなどのサイゲン料理を楽しめる。モーニング限定メニューもあり、生前F先生が毎日食べていた献立を再現したものも。
メニューは定期的に入れ替わっており、過去にはあのバイバイン地獄を体感できる狂気のメニューもあった。
◆はらっぱ
ミュージアム最上階にある屋上庭園。
空き地の土管やどこでもドア、池にはピー助、森の奥には巨神像など様々なオブジェが並んでいる。
また、ドラえもんの誕生日などに行われるイベントはここが会場になる。
◆余談
- ガラス張りになっている2階の窓枠が『ドラえもん』の第1話のコマ割りになっていたり、入館規則に「全館禁煙」「ペットの入場禁止」のようなよくある注意書きに並んで「ネズミの入館禁止」と書かれていたりと、館内全域に小ネタが紛れている。
- 最寄り駅は小田急小田原線・JR南武線登戸駅で、同駅からは特別仕様の直通バスが出ている。
徒歩で最短距離となる宿河原駅および向ヶ丘遊園駅からのミュージアムまでの道のりにもF作品を模した看板がいくつもあるため、こちらから徒歩で行くルートもオススメ(ちなみに宿河原駅前には装飾がF作品仕様になっているローソンがある)。
- 開館直後の2011年8月3日には小田急電鉄が3000形電車で特別装飾車両「F-Train」を運行を開始したが、東京都の屋外広告物条例に抵触するとの理由から同年9月末で運行中止となってしまった。その後、2012年7月から広告デザインを変更した「F-TrainⅡ」が運行を開始、翌年3月まで運行されている。
追記・修正はミュージアムカフェのメニューを制覇してから。
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▷ コメント欄
- 初の企画展、ドラえもんとキテレツのコラボ良かったよ -- 名無しさん (2019-09-03 13:32:05)
- この項目投票数デフォで8になっているけど何かあったのか? -- 名無しさん (2019-09-03 18:56:28)
- ドラえもんの誕生日に合わせて項目建てたのか。粋だねぇ -- 名無しさん (2019-09-04 09:53:00)
- 以前ニコニコ生放送で紹介してたな。館長さん呼んでた。 -- 名無しさん (2019-09-06 19:56:47)
- 一度行ってみたい。 -- 名無しさん (2022-06-06 18:00:38)
- また行く3回目。カフェのメニューが結構好き単価も高そうだし -- 名無しさん (2023-03-16 01:08:44)
- カフェが1時間60人待ちになってた。次に行くのはいつだろうなあ -- 名無しさん (2023-03-26 23:58:45)
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