ハヴォック(DTB)

ページ名:ハヴォック_DTB_

登録日:2011/05/15(日) 02:48:49
更新日:2023/08/10 Thu 14:33:28NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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怒ったのか?


契約者のくせに?




CV:進藤尚美


DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』の登場人物。
第5、6話のヒロイン。


ボサボサの赤髪と、不健康そうな表情が特徴の少女。



契約者には通常の能力と対価を持つ者達以外にも、
観測霊を操る「ドール」、対価の支払いを猶予された「モラトリアム」といった複数の種類が確認されている。


ハヴォックはその中で最も稀有な「喪失者」と呼ばれる存在。
元々は契約者だったが、何らかの理由で能力を失った者を指す。喪失者の星は流れず、その光は視覚可能スペクトルから外れている。
地獄門に近づくことで能力が復活するとされる。



5年前の「天国門消失事件」と同時に喪失者となり、長らく行方不明状態だったものの、ルーマニアで生存が確認された。どうやら娼婦をやっていたらしい。



マフィア達に監禁されていたが、ノーベンバー11率いるMI6の実にスマートなお仕事によって救出。
更にそこから研究対象としてPANDORAに引き渡される予定だったが、(ヘイ)達の強襲を受け拉致される。




以下、ネタバレ















元々“組織”に所属していた契約者。
当時のコードネームはカーマイン。


契約能力は「真空発生」で、任意の場所に真空を作り出す。
契約対価は「子供の生き血を啜る」。


天国戦争ではアンバー率いる最強の契約者部隊のメンバーとして活動。
ずば抜けた殺傷性と攻撃範囲の広さを持つ契約能力を用いて数百・数千とも言われる人々を虐殺し、その契約対価でさらに多くの子供を殺害。
(パイ)が最強の契約者と呼ばれたのと同様、圧倒的な戦闘能力と悪魔の所業から史上最低最悪の契約者と恐れられた。



本人によると、天国門消失時に何が起こったか覚えておらず、気がついたら能力を失いヨーロッパの片田舎にいたらしい。
そこでローラという少女に拾われ、彼女の家族達と共同生活を送っていた。


それまで殺人しか知らず、食事に関しても「肉体を維持できればよい」としか考えていなかった。
だが生活を続けるうちに子ども達から請われて料理をするようになり、
上達にするに連れて「もっと喜ぶ顔がみたい」という気持ちが芽生え、遂には笑顔を見せるまでになった。



“組織”としては陣営の情報の流出を恐れて拉致を決行したが、黒はアンバーと白と最後まで行動を共にしていたハヴォックならば2人の行方を知っていると判断。
上の決定を無視し、ハヴォックを連れ出して尋問を行うが、肝心な部分の記憶を失っていたため期待した情報を得ることはできなかった。


昔は契約者以上に冷酷だったにも関わらず、契約者になった現在では妹のことで我を失い声を荒げる黒の姿にハヴォックは興味を覚え、
自分を地獄門へ連れて行き能力と記憶を取り戻させるよう提案する。




以下、更なるネタバレ















地獄門に接近したことで能力が戻ってくる感覚に襲われ、「もう誰も殺したくない」と心中を吐露し、完全に元に戻ってしまう前に殺してくれるよう黒に懇願する。
ハヴォックの過去とその言葉を聞いた黒はハヴォックに「ここから離れれば能力は戻らない」「お前はもう誰も殺さない」と声を掛けるが、
その瞬間にノーベンバー11の襲撃を受け氷柱に体を貫かれて絶命した。




事件後、天文部によって死の直前に能力が復活していたことが確認された。
しかし、殺戮者の自分に戻ることを恐れ、対価で更に子どもを殺すことを恐れて能力を使用することなく息を引き取った。


自分の意志で能力を使用しなかったことから、ハヴォックは“人間”として逝くことができたと言えるだろう。



また、上記のように黒に興味を持った最大のきっかけは、黒の
「契約者でありながら感情を持つ」
という姿に、自分も「心」を失わずにいられるのではないかという淡い、しかし切実な期待を持った為である。
そして黒の不器用な、非情になりきれない優しさを感じ取り協力を決めたのだった。


自分の求めたモノが手に入らないと知った時の彼女の絶望は……






最期、彼女は必死に口を動かし、笑いながら黒に何かを言い残そうとする。
しかし、その口から言葉は紡がれる事無く、黒の頬に手を差し伸べたところで事切れてしまった。


最期の一瞬に見せた、言葉にできない表情は視聴者と黒に言いようのない感情を抱かせた。




余談だが彼女への接し方、そして彼女が殺害された後の黒の行動に、彼と言う人間が全て集約されていると言っても過言ではない。


5、6話はDTBの中でも特に印象深いエピソードとなっている。









更に余談だが、次回からは茅沼キコと久良沢凱のコンビが登場。
予告で



キコ「はーい、こんな時間までアニメ見てる良い子のみんな!
   次回からいよいよテコ入れ! お約束の美少女キャラ登場で、大きなお友達の心もかる~くゲットですよー」


凱「誰が美少女だ、このおポンチキャラが!」
…etc.



と色々ぶっちゃけて暴走。余韻も何もあったもんじゃねぇ…


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  • 黒のあの「死ね」は最高にカッコいい「死ね」だった。いや、字にするとホントに酷いが -- 名無しさん (2014-06-23 01:12:56)
  • ↑仮面が無ければエライ形相だったことは想像に難くない(ノーベンバーも交渉しなかったろう) -- 名無しさん (2014-06-23 01:34:26)
  • 最後は契約者として力を取り戻していた。しかし力を使って契約者として生き残るよりも、人間としての死を望んで黒に想いを託して死んでいったって所はマジ切ない…。 -- 名無しさん (2014-06-25 12:27:31)
  • 不憫すぎる…可哀想過ぎる…救われて欲しかった。つーか娼婦だったのか。あのガリガリな見た目でか…もう…なんか悲愴が具現したようなキャラだな -- 名無しさん (2015-02-06 02:53:24)
  • ぶっちゃけ真空発生能力が具体的にどうすごいのかわからんかった。回想シーンとかで見せてほしかったな…。 -- 名無しさん (2017-03-11 12:40:32)
  • 遅レスだが、たぶん竜巻みたいなもの発生させて範囲内の敵を切り裂くとかそんな感じだろう。戦闘シーンは見たかったが、対価のシーンはちょっと遠慮したいなぁ… -- 名無しさん (2018-04-02 22:03:46)
  • 広域を真空状態にするってのはそんなろくでもない能力じゃないぞ。人間は酸素がない状態で呼吸すると一瞬で気絶する、これから真空になると覚悟しても1分前後耐えられればいい方。もちろんその後は呼吸できずに窒息死するし、運良く能力圏から逃れて生き残れても結構な確率で脳に一生モノの後遺症が残る。最悪と呼ばれるのも納得のエグい能力。 -- 名無しさん (2018-04-08 09:44:50)
  • 酸素燃焼ってだけならそうだけど、『真空』にするのなら気圧がなくなるってことだからそれ+減圧症+凍傷+火傷。そして真空状態を解除すれば気圧の差による凄まじい引力(風)も生じるだろうからとんでもなく陰惨なことになるよ、違うかもしれないけど。真空状態にする際にも風が吹くとそれも加味される。 -- 名無しさん (2018-04-08 10:26:23)
  • 人体が内側から爆発すんのかなと思ってた -- 名無しさん (2020-09-10 18:37:49)
  • あのガリガリの姿がストライクだった。最近のアニメは色彩がよくなったからかこういうキャラが出てこなくて悲しい。 -- 名無しさん (2021-09-24 09:53:18)

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