登録日:2018/12/25(火) 22:56:18
更新日:2024/03/28 Thu 13:28:04NEW!
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このクマ、ちょっと野生で とっても紳士!?
『パディントン』とは、イギリスとフランスの共同製作による洋画。ジャンルはファンタジー。
イギリスの作家マイケル・ボンドの児童文学作品『くまのパディントン』を原作としている。
公開日はイギリスでは2014年11月28日(配給:スタジオカナル)、日本では2016年1月15日(配給:キノフィルムズ)。
概要
2007年9月に本作の製作を務めたデヴィッド・ハイマンから実写映画の制作が発表され、
その6年後の2013年9月に本格的に撮影が開始された。
因みにデヴィッド・ハイマンは、『ハリー・ポッターシリーズ』全8作の制作に関わったことで知られる。
その縁か、本作には『ハリー・ポッターシリーズ』に出演した俳優が数人起用されている。ポッタリアンにはすぐに分かるかもしれない。
主人公であるパディントンはCGとアニマトロニクスによって製作されており、声優が声を当てることで演じている。
当初パディントンの声は、『キングスマン』等で知られる俳優コリン・ファースが務める予定だったが途中降板し、
その後、『パフューム ある人殺しの物語』『007』シリーズ(ダニエル・クレイグ版 / 『007 スカイフォール』以降)等で知られるイギリスの俳優ベン・ウィショーに決定した。
パディントンを付け狙う悪役ミリセント・クライド役にはニコール・キッドマンを起用。
因みにニコール・キッドマンは『くまのパディントン』の大ファンで、「本作に出演できたことを非常に光栄に思っている」と明かしている。
劇場予告編やTVCMなどでは、AIの代表曲「ハピネス」が日本版イメージソングに起用された。
なお原作に当たる『くまのパディントン』は『パディントン・ベア』名義でプチプチアニメ・セルアニメとして映像化もされており、
99年には30分アニメ版がNHKの衛星アニメ劇場にて日本でも放送された。
こちらにおける日本語吹き替え版でのパディントンの声は、声優の藤原啓治氏が担当。
あらすじ
映画史上一番紳士なクマに、ハッピーと笑顔があふれ出す!
イギリス・ロンドン。真っ赤な帽子を被った小さな紳士が、家を探しにはるばるペルーからやってきた。
丁寧な言葉づかいで道行く人に話しかける彼だったが、なぜか誰からも相手にしてもらえない。
それは…彼が“クマ”だから!
やっと出会った親切なブラウンさん一家に“パディントン”と名づけられ、屋根裏に泊めてもらうことになる。
そうして始まった初めての都会暮らしはドタバタの連続!
果たしてパディントンは無事に家を見つけることができるのか―!?そして、そこには、もっと素敵な何かが待っていた・・・!
登場人物
・パディントン(声:ベン・ウィショー/吹き替え:松坂桃李)
ロンドンにやって来た紳士的なクマ。志葉家十九代当主ではない。
元々は叔父や叔母と一緒にペルーのジャングルで幸せに暮らしていたが、
突如発生した地震のせいで叔父を失い、その後叔母からロンドンで新しい家族を見つけるように送り出された。
辿り着いたロンドンのパディントン駅でブラウン一家と出会ったことで、メアリーに“パディントン”という名前を付けてもらった。
因みに、彼にはパディントンという名とは別に本名があるが、人間には発音できない名前(原作ではペルー・スペイン語で綴られた名前)。
劇中で叔父や叔母に名前で呼ばれるシーンは存在しない。
ブラウン一家との生活が始まった後は様々なトラブルを巻き起こすが、次第にブラウン一家との家族の絆を深めていく。
・ヘンリー・ブラウン(演:ヒュー・ボネヴィル/吹き替え:古田新太)
ブラウン一家の大黒柱で、パディントンからは「ブラウンさん」と呼ばれている。
何かと心配性な性格で、息子や娘からも煙たがられているが、家族に対する愛情は本物。
パディントンのことは当初快く思っていなかったが、次第にパディントンを家族の一員として受け入れていく。
・メアリー・ブラウン(演:サリー・ホーキンス/吹き替え:斉藤由貴)
ヘンリーの妻。冒険物語の挿絵画家の仕事を請け負っている。
パディントンのことは出会った当初から好意的に接しており、彼の本名が人間には発音できなかったことから“パディントン”の名前を送った。
・ジュディ・ブラウン(演:マデリン・ハリス/吹き替え:三戸なつめ)
ヘンリーとメアリーの娘で、ジョナサンの姉。
年頃な年齢で「キモい」が口癖。
パディントンの事は最初煙たがっていたが、次第に仲良くなっていく。
・ジョナサン・ブラウン(演:サミュエル・ジョスリン/吹き替え:西田光貴)
ヘンリーとメアリーの息子で、ジュディの弟。
非常に好奇心旺盛な性格で、改造した玩具を作るのが趣味。
パディントンとは早い段階ですぐに打ち解けた。
・バード夫人(演:ジュリー・ウォルターズ/吹き替え:定岡小百合)
ブラウン家の親戚で、住み込みの家政婦として一緒に暮らしている。パディントンやブラウン一家からは「バードさん」と呼ばれている。
膝の調子があまり良くないが、膝の調子でアクシデントを予知できるという特技がある。
掃除機をコレクションするのが趣味で、お酒も好き。
演じるジュリー・ウォルターズは、過去に『ハリー・ポッターシリーズ』でモリー・ウィーズリーを演じている。
・サミュエル・グルーバー(演:ジム・ブロードベント/吹き替え:小山武宏)
メアリーの友人で、骨董品屋の店主。心優しい人物で、パディントンに協力する。
演じるジム・ブロードベントは、過去に『ハリー・ポッターシリーズ』でホラス・スラグホーンを演じている。
・カリーさん(演:ピーター・カパルディ/吹き替え:佐々木睦)
ブラウン家の隣人。皮肉屋でパディントンを煙たがっている。
・ミリセント・クライド(演:ニコール・キッドマン/吹き替え:木村佳乃)
ロンドンの自然史博物館で、剥製部長として勤務する女性。様々な動物を剥製にしたがる冷酷な性格。
とある理由からクマの剥製を作ることを目的としており、パディントンの存在を知ってから彼を狙う。
・ルーシー叔母さん(声:イメルダ・スタウントン/吹き替え:堀越真己)
パディントンの叔母さん。突然の夫の死を切っ掛けにパディントンをロンドンに送り出し、
自身は老人ホームならぬ老クマホームに入所する。
演じるイメルダ・スタウントンは、過去に『ハリー・ポッターシリーズ』でドローレス・アンブリッジを演じている。
・パストゥーゾ叔父さん(声:マイケル・ガンボン/吹き替え:宝亀克寿)
パディントンの叔父さん。パディントンやルーシーと一緒にペルーのジャングルで暮らしていたが、
地震で自宅が崩壊する瞬間を見て呆然とし、そのまま震災に巻き込まれて亡くなった。
演じるマイケル・ガンボンは、過去に『ハリー・ポッターシリーズ』でアルバス・ダンブルドア(3作目以降)を演じている。
・モンゴメリー・クライド(演:ティム・ダウニー/吹き替え:多田野曜平)
探検家で地理学者協会の会員。かつてペルーを訪れた際、パディントンの叔父夫婦と出会っており、彼等にイギリスの文化や言語などを教えた。
その後ロンドンに帰国する際、彼等にいつかロンドンに招待することを約束していた。
・紳士(演:マイケル・ボンド)
パディントンがロンドン観光をしている際、挨拶を交わしてくれた老紳士。
演じているのは、パディントンの生みの親であるマイケル・ボンド氏。
その他
2017年には続編『パディントン2』がイギリスやフランスで公開され、日本でも2018年1月19日に公開された。
しかし、同年2017年6月27日に原作者であるマイケル・ボンド氏が死去した事が翌28日に報じられた。
本作と続編のウクライナ版におけるパディントンの吹き替えは何と、コメディ俳優時代のウォロディミル・ゼレンスキー大統領である。
2022年6月4日、エリザベス女王在位70周年を記念して、パディントンとのお茶会というコラボ動画が公開された。
追記・修正はロンドンで新しい家族を見つけてからお願いします。
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- キャスト陣の名前だけ見てあんまり期待しないで吹替版見たらクオリティが高くて驚いた。全員うますぎ。ニコール・キッドマンは田中敦子さんで聞きたかったけど…。 -- 名無しさん (2022-04-16 20:40:56)
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