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更新日:2024/03/26 Tue 11:22:56NEW!
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白猫プロジェクト ルーンナイト 連邦 エスメラルダ ルビィ レベッカ 弟 ブラコン 謎 貴石の国センテリュオ サフィラ ベルメル エレメージュ アキシオン 姉道 フォースター 茶熊学園 センテリュオ動乱
お姉ちゃん、頑張るからっ!
スマートフォン用アクションRPG『白猫プロジェクト』に登場する組織。
概要
貴石の国「センテリュオ」に存在する、女性だけの軍隊。
センテリュオの露出は実装以前だと名前だけであったが、ルーンナイト自体はそれ以前からフォースターキャラのエスメラルダ実装と同時に初公開されていた。
作中世界で人々の生活、文明、戦闘を支える石「ルーン」。
これを身体に埋め込み、ルーン魔法を行使し、力を武器や防具に具現化して戦う戦士をルーンナイトと呼び、一般人とは比較にならない能力を発揮することができる。
一人でも一騎当千と言うべき力を得られるが、誰でも簡単になれる訳ではなく、志望者にはルーンへの適性、戦闘力、思考力などが要求される。
(また、その他には奇妙な共通点もある。詳しくは後述)
そして入隊後、厳しい訓練を終えて試験に合格すれば、各人に席次が与えられる。
最高位は隊長の一位<ヘイス>、最下位は十五位<ペンテカイデカ>まで、実力に応じてこれらの序列は入れ替わっていく。
勿論、十六位以下のルーンナイトには席次が与えられない。キャトラに言わせれば「ヒラルーンナイト」。
ただその中にも、一位辺りに猛追するか比肩するものの何らかの事情で席次無しの実力者がいたりする。
ルーンナイト達はみな「姉道(しどう)」を掲げているが、これは
「姉が弟を守るように国家安寧を願い、戦うという志」の意味を表している。
所属的にセンテリュオは連邦加盟国のうち一国に含まれており、立場上は全員連邦側の人間である。
とは言え、冒険家として活動する者達にとって所属の違いは大して関係ないようで、イベント上で絡みがあっても特に険悪なムードになることは皆無。
(名星会でのカモメ、エスメラルダが良い例。カモメは帝国海軍所属)
ルーンナイト心得
- 心得の一 姉道(しどう)に背くまじきこと
- 心得の二 センテリュオに仇成す者、即座に斬り捨て仕る
- 心得の三 命に疑念を抱くべからず
隊員・関連人物
- <一位>ヘイス レベッカ・ベリル
「多くのルーンナイトが出払っている今。こんな奴でも戦力よ」
軍用コートを肩にかけている(要は彼らと同じスタイル)、銀髪赤目の美しい女性。
多くの後輩達から慕われ、敬意を払われている。
冷徹で厳しい性格に見えるが、本来は明るい性格でちょっと天然。
隊長の立場ゆえに人前では厳格な人物を演じ、気を引き締めている。
ただ、それでもたまに絶妙に神妙な表情で黙ったまま人の話を聞いてない悪癖があり、エレメージュにそこそこイラつかれている。でも聞いてないように見えて大抵のことは耳に入ってたりする。
弟は国主の秘密参謀とかなり重要な役職にいる。
- <二位>ディオ エレメージュ・ベルサキス
「弟を守る姉が如く、国家安寧のための切っ先となれ」
黒髪の凛とした副隊長の女性。
レベッカとは同郷の幼馴染なためか、行動を共にすることが多い。
彼女も地の性格は割とお茶目な方で明るく、人柄の良さもあって後輩のエスメラルダからは人気。
アキシオンの粗暴な振る舞いを快く思っておらず、露骨に敵視している。
実は水着Ver.エスメラルダの思い出で既に存在が語られており、彼女の計らいでエスメラルダの休暇(という名の待機)の場所に飛行島が指定された。
センテリュオへの上京にあたり、田舎に弟を残している。
- <三位>???
詳細不明。
少なくとも隊長、次席と並び、エスメラルダでは敵わない実力者とされている。
- <四位>テッタレス サフィラ・モーメンティア
「いままで、たくさん面倒をかけてきちゃったからね…… だからボクは、弟に楽をさせるためにも、隊でがんばるつもりなんだ」
青髪の魔道士の少女。ルーンナイトの中では一番の年下。
ぱっと見はロリのバニーガールという奇抜な出で立ちだが、耳は別に半獣由来という訳ではなく飾りのれっきとした人間。
序列が高い一方、生まれつき病弱のため頻繁に咳き込む。
ルーンを埋め込んでどうにか支障ないレベルまで改善されたが、それでも激しく運動すると免疫力が落ちるリスクも抱えている。
しかし武器にしているダーツの腕は超一流であり、どんなに遠く小さな標的も確実に射貫いてみせる。
世話好きの優しい弟がいる。今まで世話になりっぱなしだったこともあり、彼に楽をさせるためにルーンナイトを志願した過去を持つ。
そのせいか、任務でも日常生活でも無理をしがちな所があり、周りに心配されている。
- <五位>???
詳細不明。
エスメラルダからは「五位のバカ」と呼ばれており、後述の<ペンテ>程ではないにせよあまり良い印象は持たれていない模様。あるいは五位こそが<ペンテ>の可能性も有り得る。
- <六位>エクス エスメラルダ・プロセイユ
「だって、私も姉なの! 『弟の世話をやいてみたい』って、そういう欲求があって当然でしょ!」
金髪のクロスセイバーの少女。
白猫では初めて登場したルーンナイトのキャラクターであり、ガチャへの登場回数の多さもあって知名度は恐らく最も高い。
当初から「大いなるルーン」を探索する主人公達を調査する任務を受けていたが、主人公達との関係は特に不穏もなく良好である。
後述の理由で軍から治療費の提供を条件に勧誘され、ルーンナイトになった経緯がある。
自身も任務の傍らで、他に適性者がいないか勧誘活動を行っている。
一時期はガモンというむさい侍に付きまとわれていた。
本人はあくまでエスメラルダの強さに感服して「弟分」になりたかっただけなのだが。残念、弟違いである
弟は数年前に街で魔物が暴れたため、大ケガを負って今は病院暮らし。
なかなか会えず、世話したことが殆ど無かったため、主人公を弟のように可愛がろうとする。
そんな彼女だが、弟に自分が軍人であることは伝えていない。
主人公達との交流で彼らと打ち解け、いつか弟に主人公達を紹介したいと願っている。
- <七位>~<十三位>
詳細不明。
- <十四位>??? ベルメル・キスショット
「私は飛行島と……あなたたちを調査するために、ここに来たのよ」
元ハスラーという経歴を持つランサーの少女。席次名は不明。
ルーンナイトの中では下位の新人。
親しくする必要がないと判断した相手には寡黙で冷酷だが、身内には普通に接する他、子犬を見かけると可愛がるなど地は女の子らしい性格の持ち主である。
弟についての言及は全く無いものの、他ルーンナイトの例を見る限り「いる」ものとしてほぼ間違いないと思われる。
- <十五位>ペンテカイデカ ルビィ・ローゼンヴァルト
「ですよねぇ……はあ、私も先輩たちみたいにかっこいいお姉ちゃんになりたい」
紅いミニスカ軍服のアーチャーの少女。
見てくれはいかにも軍人らしく、真面目で頑張り屋だが、一方で怖いことが大嫌いな臆病者。
元々は父親のコネで入隊し、できれば事務や経理などの後方勤務を希望していたのだが隊長に気に入られてしまい、よりによって前線に配置された……というのが真相。
このチキンハートは主人公達と触れ合っても一向に治る気配は無いが、それを除けば至って良識ある優しい子。
しかも、極限まで追いつめられると我を忘れて大暴れし、高い戦闘能力を発揮することができる。これも隊長に気に入られた一因か。
弟は彼女がルーンナイトであることに誇りを持っているが、ルビィは全然会う機会がなく寂しがっている。
- <??位>ペンテ ???
詳細不明。少なくとも<ペンテカイデカ>のルビィとは別人。
エスメラルダが通信越しでも腹を立てる程度には相当不愉快な印象の人物らしい。
彼女の発言を見る限り、後のアキシオンを思わせる要素が盛り沢山であるが、後に隊長へ謝罪していたことから別人の線が濃い。
(後述するが、実際のアキシオンはどう見ても素直に謝罪なんてするタマではない)
- エンテ・アキシオン
「――どいつを最後に殺すのが、一番面白ぇかな……?」
刺激的な格好をした金髪の女剣士。
しかし実態はちっともエロいと思えない粗暴、粗悪、粗忽者で、「武力は制圧するためにある」という持論を掲げる凄まじいヒャッハー系の狂戦士。
他と違いルーンを体内に埋め込んでいないが、実力は相当なもの。席次が無くとも周囲には事実上の<ゼロ位>と見なされている様子*1。
ルーンナイト心得の二を名目に、疑わしいと判断した人間を一切の躊躇なく斬り捨てている。その総数はおよそ千人を下らない。
たとえ身内のルーンナイトであっても、彼女に対して怯える素振りを見せれば
「味方を見て怯えるわけがない。だからコイツは<闇>の手先」
という超暴論で殺すほどのおぞましい危険人物。
抜き身の刀が悪意を持って歩いているようなもので、国民は姿を見ただけで露骨に避け、身内からは一様に「ルーンナイトの恥さらし」と蔑まれている。
ちなみに、立ち絵の基本ポーズが3種類とNPCにしては豪華*2。
他のNPCは大半が表情差分のみで、変化をつけても基本ポーズから首を傾げたり腕を曲げたりするのが主なのに対し、アキシオンは体勢からして既に大きく違っている。
弟の存在は不明。
- 国主
「センテリュオの意義からすれば当然のこと。ルーンの光を、世界中に――――その光で、<闇>を晴らす」
センテリュオの一番偉い女性。高貴なたたずまいが特徴。
エスメラルダ、ベルメル等に主人公への調査を命じた人物と同一かは不明だが、13章にて飛行島の主人公達に使いを送り込み、自国へと招待した。
イベントには今まで顔を出しておらず、メインストーリーが初登場。
- セントリー・プルーム
ヒラのルーンナイトの一人と思われる少女。
職務に忠実で真面目な性格だが、自分の知らないことには弱い。
国主からの使者として飛行島を訪れ、主人公達を招待した。
- ニナ
帝国の秘密機関「狩猟戦旗」所属の隊員。
どこかおっとりした喋り方が特徴的だが、登場イベントの『帝国戦旗Ⅱ』ラストでは自身がルーンナイトであることを匂わせる独り言をつぶやいているため、ルーンナイトないし弟がいる可能性はかなり高い。
仮にルーンナイトだとすれば、まだ判明していない序列のいずれかに入るのだろう。
<弟>
ここまで読んで、猛烈な違和感を抱いた人もいるだろう。
そう、彼女らルーンナイトには何故かメンバー全員に弟が存在している。そのためか殆どがブラコン気味。
彼らの立場は様々だが、ともかく大抵のルーンナイトは弟もセットであると言っても過言ではない。
ルーンナイトの設定が初登場したエスメラルダの時点では、そもそもルーンナイトの全貌が不明瞭だったこともあり
この頃のプレイヤー達からは「お姉ちゃん属性の一要素」程度の認識がせいぜい。ベルメルでは弟自体がピックアップされていなかった。
流れが変わったのはサフィラ、ルビィの実装後で、この二人にも弟がいることが思い出ストーリーで程なく判明。
前述の姉道のようにそれらしい設定も判明したが、どう控え目に見てもまともじゃない組織であることは明らかであり、
「どうしてルーンナイトに全員弟がいるのか?」という最大の謎に興味が向けられ始めた。
考察もプレイヤーによって様々で、単に運営のウケ狙いの萌え要素作りとみなす者もいれば*3、組織のトップの趣味なのでは?とこれはこれで生々しい想像をする者もおり、ひそかに議論のタネとなり続けた。
もちろん真面目な考察もあり、中には3周年記念イベント『ゼロ・クロニクル』に登場した白の民で、姉弟関係のシーマ、テオとの関連性を考察する者もいた。
ルーンナイトが関わるイベント
- ハードバッド・チェイサー
エスメラルダのキャライベント。
彼女の強さに感服したガモンが弟分になりたいとつきまとうが、当のエスメラルダは筋肉ダルマのむさいオッサンなんか弟にしたくないと拒絶MAX。
主人公に負けたら二度とついてこない事を約束させ、色々あってキャトラが用意した主人公の弟子(もちろんキャトラが勝手に弟子扱いした冒険家達)も含めた奇妙な戦いが始まるのだった。
最終的にガモンが敗北し、約束通り今後エスメラルダから離れることを誓うが……
- 開幕!スポーツの祭典!
チャコ、ベルメル、クウのキャラ?イベント。
キャトラの気まぐれで球技の起源を学ぶことになり、その道のスポーツに詳しい方々の一人としてベルメルが登場。
あくまで「元」ハスラーだと主張しながらも、アイリス達が感心するほどの綺麗なフォームで優れた腕前を披露してみせた。
そして本題のキャトラが知りたいビリヤードの起源を語るのだが、その歴史はキャトラの想像よりも血生臭いもので……
白猫世界におけるビリヤードの起源
ビリヤードが発明されたのはほんの数百年前とされており、意外と歴史が浅い方。
しかし、原型となるスポーツは古代ミスル王国で既に嗜まれていたという。
その起源は更に遥か昔へと遡り、人間同士の戦争の代わりになるスポーツとして生まれたのが始まりと言われている。
戦争で使われていた槍が転じてキューになったという説もあるほどで、ベルメルは球を落とし合う競技性から命のやりとりの暗喩と取れないこともないと考えている。
……現実のビリヤードとは大違いである。
これには楽しい話を期待していたキャトラも「どうしてひとはすぐ戦争するの!」と怒りながら退散してしまった*4。
ベルメル曰く「スポーツって、根源的に競争心から生まれるものだし……」。
- サマーバケーション2016
恒例の水着イベントの一つ。
カムイの計らいでバカンスに招待された冒険家達の一人としてエスメラルダが登場。白のワンピースが眩しい。
- 貴石のアステリズム
エスメラルダ、サフィラ、ルビィのキャライベント。
とある任務を終え、弟達と会う前に休暇をエンジョイしていた三人だが、立ち寄った島のマフィアが狙う少年と出会ったことが、休暇を台無しにする波乱の幕開けとなる。
三人の弟大好きっぷりがよく表れている。
- 茶熊学園2017
ルビィが3期の新入生として登場。部活は裁縫部。
初めて会う人間ばかりの慣れない学園生活に苦労しつつも、段々周囲と打ち解けていく。
ビビり癖は相変わらずで、怪ロボットが引き起こす謎の連続事件に巻き込まれてしまうが、その最中で新入生の一人にかけられた容疑を晴らすべく、同じクラスの女子組と共に立ち上がる。
メタな裏話
茶熊学園のルビィは元々入学予定が無かったのだが、この当時は以前より茶熊学園の(と言うより白猫全体の)投票システムに対するプレイヤー達の不満がくすぶり続けており*5、反応を重く見た運営が敗者復活投票の開催時に緊急で46(しろ)位枠を増設。
その結果、たまたま46位にランクインしたルビィに白羽の矢が立ち、奇跡の入学と相成った。
- スターダストサーガ(Episode1)
とある島で行方不明になった凄腕の冒険家を、名星会の面々で捜索することに。
名星会入りしたエスメラルダも招集され、一行に加わり謎の遺跡の奥深くを目指して進んでいく。
余談
- ルーンセイバーと響きが何となく似ているが、関連性は無い。ルーンセイバーのルーンナイトが出る可能性はゼロではない
が、13章を見た後では可能性に疑問が残る。
アニヲタwiki心得の一 ヲタ道に背くまじきこと
アニヲタwiki心得の二 冥殿に仇成す者、便座に斬り捨て仕る
アニヲタwiki心得の三 追記・修正に疑念を抱くべからず
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※注意※
これより先は、メインストーリー第13章「センテリュオ動乱」及びルーンナイト全体の核心に触れる重大なネタバレがあります。
プレイ済みの方、あるいは今後、彼女達を見る目が変わってしまっても構わないという人以外はブラウザバックを推奨します。
「待っててね、姉ちゃん」
……駄目だよ…… そんなの信じたら。
どうしてここに?
向こうに行っていなさい。
さ、お姉ちゃんの言うことを聞いて。
……え? ……え? ……え?
なぜか隊員の皆に弟がいる集団、ルーンナイト。
……どうしたの……?
見たでしょ。謁見の途中で逃げ出すなんて。
不敬だよね。捕えよう?
……そうね……
ただ単にお上の趣味とか、適合条件に関係あるとか、別に大した理由じゃ無かったとか、様々な予想が繰り広げられた。
どうしてあなたが国主様と……?
…………
それに、あなたはいま、郊外へ出かけてるはずじゃあ……?
戻ってきたんだよ。ついさっき。
そう……そうなのね。でもあなたは、体が弱いんだから……
大事な用事だったんだ。……ねえ。王宮の秩序を守らなくていいの? ほら、追ってよ?
……ええ……
……ふふふ……
どうして二人が、あなたと……?
あなたの<姉>は……私……よね……?
……どれかが正解であれば、まだ可愛げがあったのかもしれない。
大丈夫? 姉ちゃん?
国主様と決めたんだ。ルーンナイト隊に号令を出して。
飛行島の冒険家たちは貴石の国センテリュオにとって害悪だと認定された。
殲滅せよ。奴らの本拠地である、飛行島を墜とせ。
結論から言ってしまうと、ルーンナイト達に弟など初めから存在していない。
すべては白の民の生き残りであるテオが持つ、大いなるルーンが一つ「幻想のルーン」によって偽の記憶を植え付けられ、アイリスを殺すために作られた組織だったのだ。
そもそもセンテリュオという国は、古の大破壊で落ち延びた一人の白の民が導いたことで始まった。
建国に関わった祖先こそが、白の王国健在時に光の王アイリスと交流があったテオその人である。
(連邦の象徴である「聖王家」も白の直系を名乗っているが、こちらは判明する設定の限りでは正真正銘本物の白の民)
幻想のルーンによる洗脳効果は強烈で、彼女達の体内に埋め込んだルーンを媒介に植え付けるため、ごく自然に、違和感も抱かず当たり前レベルで改変された認識を刷り込まされる。
末端のヒラのルーンナイトはもちろん、隊長のレベッカも、国主までも形はどうあれテオを自分の弟と思い込んでいる。
テオを弟と認識する人間が同じ場に複数いると、「自分以外のお姉ちゃん」の存在から多少の混乱は発生するものの、十分修正可能の範疇であるため平時はさしたる問題にならない。
事実上、ルーンナイトの命令権はレベッカでも国主でもなくテオが握りしめているも同然である。
また、幻想のルーンは埋め込まれたルーンに力を供給する役目も果たしており、テオの意思で供給を遮断することも可能。反逆者とみなされたルーンナイトは力を失い、満足に戦うことが出来ない。
前述のルーンナイト心得も、冷静に考えるとどんな矛盾にも疑念を抱くことそのものを回避させ、都合のいい操り人形にするための方便ともとれる。
洗脳を破るには、幻想のルーンで偽りの記憶を植え付けられていることを自覚する必要がある。
だが、根本的に「それが当たり前」と信じ込んでいる人間が気付くのは難しい。
真の関連人物
- テオ
ずっるいよね~。
謝る風で一喝してさ。そりゃ、当事者じゃない相手ならああいう手もあるよ。
説得は謝罪じゃなくない?
それにさ、今まで何やってたの?
いまさらノコノコ起き出してさ。
……ずっる。
かつての白の王国に生きた少年。
現代ではセンテリュオを建国した祖先の<白なる民>として言い伝えられていた。
大破壊をもたらし、白の王国と民を滅ぼしたアイリスを憎んでおり、エピタフに唆されて幻想のルーンを利用し、ルーンナイト達を使って彼女に罰を与えようと目論む。
大崩壊が起きた時、兄のファイオスは行方不明になったが、幸いなことにテオは姉のシーマと共に地上へと生き延びていた。
だが、むしろ不幸の始まりでもあった。
崩壊に巻き込まれた衝撃で体はボロボロ、ソウルは枯渇してもはや満足に動くことも出来ない。
加えて純粋な白の民は、その程度では簡単に死ねない身体のため、死を待つことも出来ない。
しかも、シーマは先の戦乱でいつの間にか<闇>を植え付けられており*6、徐々に魔物へ変化すると共に精神が攻撃的に変質。
魔物に変わり果てる間際まで、延々とアイリスへの呪詛を吐き続けた。それを間近で聞かされ続けるテオにとって、想像するまでもない地獄のような時であった。
これらの出来事が原因で、彼もまたアイリスを激しく憎悪するようになった。
王国の平和を、家族を引き裂いた全ての元凶を。
……おかしいだろ。どう考えても。
被害者は僕だ。僕たちだ。
今の子たちはそうだろうさ。許す理由もあるだろうさ。
――だけど――!
僕にはあるんじゃないかなァアアア!!!???
白の王国をゴミのように使い捨て! 家族を奪い! 苦痛と哀しみと絶望をくれた<光の王>を!!!
生涯恨み続ける権利がっ!!!
シーマを喪って以来、活発で生意気な少年らしい面影はすっかりと消え失せ、精神的にも大きく荒み、目は生気を失ってしまっている。
『ゼロ・クロニクル』のストーリーを見た後では、その変わり様にはかなり痛ましい印象を受ける。
ただ単に憎悪に囚われた訳ではなく、失われた白の王国の復興も望んでいるが、言い換えれば兄と姉と一緒にいた、人生で一番楽しかった過去の思い出に執着している。
ルーンナイトにしてもただ手駒を欲するのであれば、わざわざ女性のみにこだわる必要性も無かったはずであろう。そこに、自身を<弟>として刷り込ませていたという事は……
憎々しきアイリスを罰するため、<闇>の手先であるエピタフと結託し、周囲にはルーンナイト達の<弟>として振る舞いながらその時を待ち続けていた。
エピタフが彼に語った通りの筋書きなら、大いなるルーンを餌におびき寄せられ、テオの生存を知ったアイリスが戦意を失い、罰を迫れば自死を選ぶ「はず」であった。
が、いざ実行すると当のアイリスは長い冒険で精神的に成長を遂げていたため、罪から目を背けず使命を放棄しなかったことで事実上失敗。
それを想定しなかった自身のミスだとエピタフに指摘されるも、諦めきれないテオは自ら異形と化してまで、罰を与えるべく主人公達を迎え撃つ。
13章終盤ではボスとして戦う。怨念が青白い頭蓋骨の形を取ったような、不気味な姿をしている。
いわゆるギミック型のボスであり、四方の結界に陣取る子機をすべて倒さないと本体への攻撃が届かない。
しかも、子機、本体ともに耐久力はそこまででもない分、子機は通常攻撃、本体はスキル攻撃しか通らないので、クラスチェンジ済のキャラクターを最低一人は入れておかないと少し手間取る*7。
- アイリス
私一人が、あきらめるわけにはっ!
闇の王を倒すべく、断腸の思いで大崩壊を引き起こした当時の光の王であり、間接的にはセンテリュオ建国とルーンナイト設立の最大要因。
自分のせいで白の民は一人残らず死に絶えてしまったと、罪悪感を胸に生き続ける中、白の民を祖先とするセンテリュオを訪れた際に国主から改めて己の罪を突き付けられる格好に。
全人類に忌み嫌われてでも闇の王を討つという、あまりに重い覚悟を表明するも、直後に現れたテオから全否定された上に大崩壊後の二人の惨状を聞かされ動揺、終始謝罪の言葉が止まなかった。
テオに一度追い詰められた時は彼になら殺されてもいいと一瞬思いかけるが、間際に主人公の顔が浮かんだことで生きる希望を諦めず、彼と合流すべく決死の脱走を開始する。
- エピタフ
違う。オマエのミスだって。ホント、初歩的なトコを見落としガチなんだから。
安定の黒幕。
メインストーリー、イベント問わず長いこと出番が無かったが、満を持しての再登場を果たす。
アイリスを憎み、白の王国の復興を渇望するテオにつけいり、どこからか手に入れた幻想のルーンを与えて復讐計画に手を貸していた。ついでにサービスで目をつけたアキシオンに力を混ぜた。
最も、エピタフの本心としてはこの程度でアイリスには死んで欲しくないようで、「自分と同じ所まで堕ちてほしい」とテオ以上に歪んだ感情を内に煮えたぎらせ、ドン引きものな独白を繰り広げた。
その後、ある人物が死んだ時にはまるで身内の死を嘆き悲しむかのように発狂しながら登場。
アイリスに異常な憎悪を剥き出しにするものの、陥れるための次の舞台が整っていないことを理由に嵐の如く喚くだけ喚いて撤退した。ちなみにこのシーンのBGM、明らかに設定ミスと思えるような正反対の明るい音楽であったためネタにされている。
- エンテ・アキシオン
別に、特筆して、生涯かけてやりたいことなざ、ねぇよ。
けど、トータルでやりたいことだけ選び続けて死んでやろうと思ってる。
折り合いとか基本、クソだろ。いても自分に得なヤツ以外いらねぇよ。人生には。
それが生きるってことのシンプルな答えじゃねーの。
実はルーンを埋め込まなかったことでテオの洗脳から逃れている。そのため、ルーンナイトの中で唯一テオをまともに認識していた。
性格こそ紛れもない狂人のアキシオンだが、真実を知る彼女から見れば自分以外のルーンナイト達こそが真に狂っていたのだ。
心得の二を名目に殺戮を繰り返していたのは、果たして盲目的に姉道を掲げる彼女達への当てつけだったのだろうか……
テオに対する印象自体は「悪くねぇヤツ」「シンプルに可哀そう」と、意外と文字通り悪くは思ってなかった模様。
協力関係にあったかまでは不明。
どれだけ周囲に嫌われようが、アキシオンはどこ吹く風で「人生には限りがある。だからやりたいことをやる」というシンプルな独自の信念の下、自分のやりたいように生きていた。
しかし、実際は国や組織に守られて弱者に暴力を振るっているだけであり、本当は自分以上に強い化物と手合わせなどしたくもなく、意識的に避け続けていた。
そんな日々を送っていた時、センテリュオに招かれた飛行島に独断で襲撃を仕掛け、主人公の仲間達を蹂躙したところで駆け付けたエレメージュの奥の手に敗れる。
海に落下した後、流れ着いた海岸で敗北を痛感し、出会ったエピタフに力を欲する理由を問われて上記の答えを返す。
直後に痛い所を突かれるものの、気に入ったエピタフから<闇>の力を与えられ、大幅な自己強化に成功。
反動で命が長く持たないことを理解しつつも、最期まで己なりの人生を謳歌すべく、ルーンナイト達を、センテリュオの生ける者全てを皆殺しにせんと再始動する。
只の戦闘狂ではなく、冷静に戦況や相手の性質を見極める観察眼を持つ。
エレメージュに敗北した際は、どのような手段をもって力の差を埋め合わせるか思案するなど頭も悪くはない。
ストーリー上では中盤~終盤にかけ、幾度にも渡って戦闘を繰り広げることになる。
これまでの人間型ボスと違い、スキル使用時にプレイヤー側と同じスキルカットインが入るのが特徴。
彼女はプレイヤー側のバーサーカー同様に大剣を振り回して戦うのだが、なんと一部の技では巻き添えを食ったモンスターからHPを吸収・回復してしまう。
後半のボス戦では雑魚も同伴で群れて湧いてくるため、うまく誘導・処理しないとモリモリ回復される。
ただし、オーラを纏ってから一定時間が経過すると大きな隙を晒すため、そこが反撃のチャンスである。
- レベッカ
ルーンナイト心得の三……命に疑念を抱くべからず。全てはルーンの導き……
不幸にも国主とアイリスの謁見に立ち会っていたため、その後テオの洗脳によって主人公達に刃を向けることに。
ルーンナイトの心得と姉道にがんじがらめとなる中、記憶の矛盾に気付いたエレメージュの説得で目を覚まし、彼らと手を組んでアキシオンに敵対。
以後主人公達の協力者となる。
- エレメージュ
ちゃんと見て!優先すべき敵はどっちよ!?
飛行島を勝手に襲撃したアキシオンの前に現れ、奥の手を開放して勝負を制する。
その後はレベッカ同様に洗脳されてしまい、主人公をクエスト内でも執拗につけ狙う。
だが、キャトラの懸命な説得が功を奏し、自分とレベッカの思い出に割り込む<弟>の存在から矛盾に気付き、正気に返った。
- 国主
はっ! 何を言うかと思えば、いかにも子供じみた! そんな言葉で罪が晴れるとでもっ!?
建国者である白なる民と大破壊のことを知っており、大いなるルーンの譲与と引き換えにアイリスに己の罪を認め、祖先に謝罪しろと要求。
アイリスの重い覚悟を受け止め、その意気に免じて大いなるルーンを渡そうとする。
が、テオの筋書きにそぐわなかったことで彼に横槍を入れられ、意のままに操られてしまう。
その後、王宮まで乗り込んだアキシオンに殺され、センテリュオの終焉に絶望しながら息絶えた。
- セントリー・プルーム
海岸でアキシオンとエピタフの会話を目撃してしまい、危うくエピタフの手で「混ぜられ」そうになるものの、雑魚とみなしたアキシオンが拒否って気絶させたおかげで事なきを得た。
しかし、この判断が最後の最後でアキシオンの首を絞める結果となる。
- モブのルーンナイト達
例外なくテオの洗脳にかかり、クエスト内でも敵モンスターとして襲いかかる。
過去に登場した暴走兵士系、アーマード系などと違って流れるように通常攻撃コンボを決めてくる難敵。
二つ前のイベントで登場した冒険家系のモンスターと概ね同じ仕様だが、HPを0にしても踏ん張って撤退するだけであり、演出的にも「殺した」ことにはなっていない。
- エスメラルダ、ベルメル、サフィラ、ルビィ、その他未登場席次たち
全員出払っていたので登場しなかったが、主人公達と交流のあったエスメラルダ達は下手すればレベッカ達のように敵対する可能性もあったことは否定できない。
センテリュオでの展開が今後のイベントに反映されるのか、どう釈明されるのかなど、別の意味で改めて注目されている。
特にルビィは茶熊学園の生徒、つまり次期茶熊学園イベントでの登場が約束されている立場のため、(実在の)弟持ちである次期新入生のディラン、コヨミとの予想される絡み共々、弟の件に触れるか否か尚更目が離せない。
- ニナ
現時点でまだルーンナイト確定とはいかないものの、今回の展開が帝国戦旗シリーズにどう響くのか気になるところ。
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- 昨日実装されたばかりということもあり、13章HARDの情報は反映していないのであしからず。 -- 名無しさん (2018-10-24 08:37:30)
- えええ…もう引退したけどこんなことになってたのかよ…流石にプレイする気はもう戻らないが動画かなんかで見てみるか -- 名無しさん (2018-10-24 08:42:46)
- エルはもう主人公が弟で良くない? -- 名無しさん (2018-10-24 10:24:35)
- テオ死亡後のエピタフの絶叫シーンのBGMがガチャのテーマなのは今後どんな意味を持つのか -- 名無しさん (2018-10-24 12:57:19)
- 茶熊でディラン君の弟トークがルビィさんにクリティカルヒットしそう -- 名無しさん (2018-10-25 23:45:27)
- たぶん五位のバカ=ペンテだよね。おそらくベルメルはテッタレスカイデカ、三位はトレスのはず(ギリシャ語 -- 名無しさん (2018-11-04 01:43:25)
#comment
*2 厳密には会話時などの直立パターン1種と、剣を構えているパターン2種で構成されている。
*3 白猫はギャグシナリオになるとひたすらはっちゃける傾向があるため、その一環ともみられていた。
*4 これより前にはゴルファーのチャコからゴルフの起源を聞いていたのだが、そっちも説の一つとはいえ故郷の島の戦争がきっかけであった。
*5 入学確定となる上位のキャラクターは殆どが人気の高い限定ガチャのキャラクターばかりで、投票の意味が無いも同然という問題が長らく続いていた。
*6 闇の王が白の王国へと攻め込んだ際、シーマとの交戦時にいつもの悪癖である「戯れ」として、闇を注入した。その時は辛うじて正気を保つことで切り抜けたが……
*7 クラスチェンジしたキャラクターは大小の差こそあれど、通常攻撃が劇的に強化されるため。
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