ハク(偽りの仮面)

ページ名:ハク_偽りの仮面_

登録日:2018/04/08 (日曜日) 0:27:30
更新日:2024/02/19 Mon 13:52:27NEW!
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うたわれるもの ゲーム 主人公 ネタバレ項目 藤原啓治 働きたくないでござる 記憶喪失 ハク 労働手当




しかしこりゃ、追加労働手当を貰わんと割に合わん



ハク(偽りの仮面)とは、PlayStation4/VITA専用ゲームうたわれるもの 偽りの仮面」の主人公である。
CVは藤原啓治氏。


雪の積もった山中で裸同然で倒れていたところを獣の耳と尻尾を持つ黒髪の少女、クオンに助けられた青年。
その記憶のほとんどを失っており、自身の名前さえも定かでは無い。そのためクオンから「ハク」という名を授けられる*1


体力に乏しく、子供でも運べるような荷に苦労し、すぐに足を擦りむいたり、引っ張られただけで悲鳴を上げたりと、そもそも身体の耐久性が他と比べて脆弱。
後半で必殺技などの超人的な体術を披露するようになるとはいえ、序盤では兎にも角にも貧弱さが目立つ。


容姿については、他キャラと違って肉体が貧相なこともあってか、あまり良い評判はない。アトゥイ曰わく『後姿はかっこいい(顔は残念)』。その割に周囲に女性が多いので*2、やっかまれることも
ちなみにオシュトルと背格好はかなり似ていて、顔を隠せばオシュトルの妹のネコネでさえも容易には判断がつかないほど。


そんな身体能力に不安がある一方で、4桁ほどの計算を瞬時にこなし、全く読めなかった文字もすぐに覚えてしまうなど、優れた頭脳の持ち主(ただし、本人のやる気次第)。
性格は基本的に怠惰で不真面目、どう仕事をサボって酒を飲むかを考えているダメ人間思考。
上記の貧弱さもあって肉体労働は基本拒否だが、同行者兼自称保護者のクオンには助けられた恩、財布を握られている、そもそもの身体能力などから全く頭が上がらず、『仕事が来る→逃げようとする→クオンに諭され(半ば脅し)→仕方なく仕事に行く』。


と、前作のキママゥ皇と比べると不真面目さが目立つ(といってもあの好色皇も結構なサボり魔)が、意外と義務感と責任感は強く、一度請け負った仕事を投げ出すことはなかったり、かなりの無茶ぶりもなんだかんだ言って請け負うお人好し。
実は結構怒っている聖上に対し、作中ほとんど怒ったことがないかなり温厚な人柄といえる。


また、洞察力に優れ、持ち前の頭の回転の速さもあって咄嗟の判断に優れる。特に状況打開能力には目を見張るものがあり、いざという時には、なんのかんのいっても現状から逃げず、懸命に打開しようと最善を尽くし、実際になんとかしてしまうことから「こいつならなんとかしてくれる」と出会った人物に思わせる不思議な魅力を持つ。
さらに何気ない発言で相手の好意を得たり、そのことにさっぱり気づかなかったりといった、鈍感ジゴロ属性も完備。


ひょんなことから知己を得た大国の右近衛大将オシュトルから絶大な信用を得、その依頼で彼の隠密(という雑用係)として、依頼をこなしつつ仲間たちと騒がしい日々を謳歌。
その属国の姫君及び皇子、さらにはヤマト皇女アンジュや現皇帝にまでも目をかけられ、歴史上例のない「鎖の巫女」を賜るなど人脈が大変なことになっている(本人は厄介ごとが増えていくだけなので全く望んでいない)。


時々、夢に今の世界とは異なる鉄で作られた場所で生きていた光景を垣間見ているが・・・





+ 以下ネタバレ注意-


かつてこの世に君臨し、獣の特徴をもつ亜人たちをつくり、現在の民に『大いなる父オンヴィタイカヤン』とうたわれる、旧人類。


その生き残りであり(現代の我々からすれば未来人)、ヤマト現皇帝の弟で、帝がハクに目をかけるのはこの為。
亜人たちは旧人類に対して好意を抱きやすいという設定があり、ハクに友好的な人物が多いのもその辺が要因と思われる(ただし、絶対的なものではなくあくまで好かれやすい程度のものだが)


彼が生まれた時代では、長く続いた環境汚染の影響から地下で暮らしており、彼も地下にてスーパーハッカーとして暮らしていた(本職は不明)
旧人類の地上帰還計画の一つである「真人計画」を進めていたハクの兄(現在の帝)により、本人の了解のもと施術を受けたのち、コールドスリープ。本来ならもっと早く目覚める予定だったが、誤作動によりクオンたちのいる時代まで眠り続けていた。
記憶をなくしていたのも予定以上のコールドスリープによるものである。







物語中盤、ヤマトがトゥスクルへと侵攻することとなってから状況は急変。
クオンの故郷でもあるので帝に侵攻を反対するが聞き入れられず、侵攻軍に物資を送る任務に就く。
そのトゥスクルでの奮戦中に帝崩御の知らせが入り、急ぎ帰還すると、オシュトルに帝暗殺、そして姫殿下アンジュ毒殺未遂の容疑がかかっていることを知る。


これを受けてハク達はオシュトル奪還作戦を決行。


無事オシュトルを救出するも、八柱将ヴライが姫殿下アンジュを抹殺せんとしていることを知る。
すぐさまアンジュ救出へ向かい、ヴライを決死の闘いの末なんとか下す。


ヤマトを危険と判断し、アンジュをオシュトルの故郷であるエンナカムイに避難させようとするも、ヴライからの猛追を受ける。
オシュトルがこれを引き受け、エンナカムイに向かう道中、ネコネが兄を追って引き返してしまう。それを連れ戻すためハクも引き返しオシュトルとヴライの闘いを見守ることとなる。


戦いはオシュトル不利で進むもののハクは何かを狙っていることを察知。その予想通り、勝利を確信し不用意に近づいてきたヴライに渾身のカウンターを見舞う。
しかし、兄の危機に耐えられなくなったネコネの妨害によって態勢を大きく崩し、真剣勝負に水を差されたヴライの攻撃からハクは身を挺してネコネをかばうも、オシュトルがさらにそれをかばい、すべての力を開放、見事ヴライを倒す。
限界を迎えていたオシュトルはハクに自身の仮面と後のすべてを託し、塩と化してしまった………


自身が死んだことにすることでオシュトルの死を隠蔽し、アンジュをヤマトへと返すその時まで、ハクはオシュトルという「偽りの仮面」を被り戦い続けることを誓う。


たとえそれによって、自身の最も信頼するものと別れることになろうとも・・・



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  • わざわざ(偽りの仮面)で切らなくても(うたわれるもの)にしたほうがいいのでは?なんか理由があってのこと? -- 名無しさん (2018-04-08 00:58:44)
  • 二人の白皇の方は一応オシュトル表記なので分けようかなと思った次第。オシュトルは偽りにも別キャラでいますし、二白まで入れると長くなりますし -- 編集者 (2018-04-08 01:03:06)
  • うーん…白皇だと公式も「成り代わった姿」って丸出しに表記しちゃってるから名前を重視するとちょっと解りにくい感じがしてどうなんだろうと個人的な違和感があって -- 名無しさん (2018-04-08 01:08:22)
  • ロスフラでついに実装(CVは藤原さん) -- 名無しさん (2020-11-29 21:38:49)
  • アニメ二人の白皇では利根健太郎さんが代役に。なにか……すごく嬉しいけど、悲しいな……。まさかオシュトルの声を演じてた人がハクの声を担当するなんて。シナリオ知ってる人からしたら何の因果だよってなるわ…… -- 名無しさん (2021-11-26 15:13:19)
  • 藤原啓治さんがおっさんでないのは珍しい -- 名無しさん (2022-02-27 12:03:28)
  • 誤字があったので修正しました。 -- 名無しさん (2022-05-04 01:21:27)
  • アニメの方はウルサラの認識阻害魔法で声までオシュトルに聞こえるようになってるとかそういう設定にするのかな。 -- 名無しさん (2022-05-04 06:49:00)
  • ↑4 とはいえ設定を考えたら利根さん以外に相応しい人はいないでしょうし。 -- 名無しさん (2022-05-04 07:02:51)
  • ウィツを激怒させた一部のきゅ -- 名無しさん (2022-12-27 22:51:19)
  • ウィツを激怒させた一部の旧人類の事件が無ければ、兄弟ともに真人計画の成功例として別の人生もあったのかもね、富士山の地下研究所の非人道的な研究の数々をリークしてアイスマンを人道的に保護したりとか、でも研究の産物である亜人達の人権はラストオリジンのバイオロイド並みにひどい事になりそう -- 名無しさん (2022-12-27 23:27:50)

#comment

*1 当初は自分でかっこいい名前をつけようとしていたがあえなく却下された
*2 これについては出生が関わっている可能性がある

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コメント

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