登録日:2017/4/4 (火曜日) 16:58:30
更新日:2024/02/06 Tue 10:48:32NEW!
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tcg shadowverse シャドウバース 不死身 無敵 ビショップ フィニッシャー レジェンド tog ヘヴンリーイージス マジキチ耐性 触れられざる光輝 神々の騒嵐 デバフは有効 欠落の聖女・リモニウム
「放たれる光輪、邪なる双眼を焼く。立ち上る神気、卑しき手を弾く」
「其れは可視にして不可視、有にして無。触れられざる神の鎧。」
ヘヴンリーイージスとは、スマートフォン/PC向けTCG「shadowverse」のカードの一つである。
【概要】
第四弾カードパック「TEMPEST OF THE GODS/神々の騒嵐」に追加されたビショップクラスのフォロワー。レアリティは最高クラスのレジェンド。
実際にパックが発売される前にあらゆる所で紹介されていたのだが、
その衝撃的な効果にシャドバユーザーは度肝を抜かれることになる。
9コスト ビショップ フォロワー 8/8
このフォロワーへのダメージは0になる
このフォロワーは他のカードの能力(攻撃力/体力への能力は除く)を受けない。(例えば、「破壊する」能力や「消滅させる」能力を受けない)
……見ていただければわかるようにこのカード、
「shadowverse」の中でも間違いなく最強の耐性をもつフォロワーなのである。
進化前でも8/8、進化後には10/10という圧倒的なスタッツを持ちながら、体力、攻撃力に直接干渉するもの以外あらゆる効果を全く受け付けないのである。
大型フォロワーの天敵であった「死の舞踏」などの確定除去はもちろん、「オーディン」や「破邪の光」による消滅も、
相手のフォロワーを低コスト、低ステータスのフォロワーに変える所詮「変身」もこいつの前では無力。
「よろめく不死者」や「ネクロアサシン」などのランダム除去、「テミスの審判」や「バハムート」などの全体除去すら無効化する。
ならばこちらも高スタッツのフォロワーを出し、刺し違えさせて除去しよう……にも、ダメージすら0になってしまうので全くの無意味。
多大な犠牲を払っても、後に立っているのは無傷のヘヴンリーイージスだけ。
そしてダメ押しと言わんばかりに、このカードには必殺すら通用しない。
つまり何が言いたいかというと、
ヘヴンリーイージスを直接倒すことの出来るカードが実装段階では存在しないのである。
これまで登場したカードの中にも、
場のフォロワーすべてを効果ダメージから守るエルフクラスのフォロワー「エルフの少女 リザ」や、ぶっ倒しても! ぶっ倒しても! ぶっ倒しても!ラストワードが発動すれば何度でも甦るネクロマンサークラスのフォロワー「デュエリスト・モルディカイ」、
同じビショップクラスにも、ダメージを1だけ軽減する「教会の守り手」や効果の対象にならない「マイニュ」など、
似たような耐性を持ったカードは結構な数がいた。
だが、「リザ」は攻撃のダメージは防げない上に耐性付与は1ターンのみ、
「モルディカイ」はその効果上消滅や変身には無力、
「教会の守り手」は軽減効果は相手ターンのみの上確定除去には対処不能、
「マイニュ」は全体除去やランダム除去までは無効化できない、と、なにかしらの手段で除去や対策は可能であった。
そんな中、「ヘヴンリーイージス」はその無敵とも言える除去耐性により、一度出せば絶対に自分の場から退場することはない。
出せば高スタッツのフォロワーが常に場に居座り続けるという凄まじいフィールドアドバンテージをずっと得ることが出来るのである。
しかし、一応の弱点というか欠点として、自身のスペルやアミュレットの効果も(バフ以外は)受けないことが挙げられる。
例を挙げると、いかにも相性が良さそうな「陽光ビショップ」で「守護の陽光」を用いて相手に無理ゲーを強いることはできない(「守護を付与する」効果も無効化されるため)。
あと相手の場に守護が並んでいる場合は他のフォロワーと同じく守護以外を攻撃できないなど、全ての効果を無視できるわけではないじゃあなんで必殺は効かないんだ
また、このカードあまりに耐性が強すぎて自力で排除することもまず不可能であるため、後述するような「攻撃力を0や1にする」タイプの能力を食らうと、完全に場を埋めるだけの置物と化す。
「選択されない」効果を持たせることもできないので、デバフを防ぐこともまず不可能。
9コストという重さが気になるものの、このフォロワーのクラスはビショップ。
回復や守護といった守りのカードや、消滅系の除去カードが豊富で持久戦が大得意なこのクラスとヘヴンリーイージスは相性が噛み合いすぎているどころではなく、
「神々の騒嵐」実装直後のランク・フリー問わずバトルで予想通り氾濫。
今までの鬱憤を晴らすかの如く大暴れしているドラゴンクラスに食い下がる活躍を見せていた。
対策が進むにつれて数は減っていったものの、意識しておかなければならないカードの一つとして存在感は残し続けた。
【関連カード】
- 欠落の聖女・リモニウム
4コスト ビショップ 機械 フォロワー
4/3
ファンファーレ エンハンス 6 「このフォロワーはEPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1回しか進化できない制限はある)
進化時 このバトル中、自分のリーダーは「自分の機械・フォロワーが破壊されるたび、リモニウムの救済1枚を手札に加える」を持つ。リーダーはこの効果を重複して持たない。
- リモニウムの救済
0コスト ビショップ 機械 スペル
手札のビショップ・フォロワー1枚か機械・フォロワー1枚のコストを-1する。
自分がこのバトル中にプレイしたリモニウムの救済が(このカードを含めず)4枚なら、ヘヴンリーイージス1枚を手札に加える。
第11弾「鋼鉄の反逆者」に収録されたフォロワーと、その効果により出現するトークンスペル。
第9弾でローテーションから外れたヘヴンリーイージスの間接的な再録。
ただしエンハンスによる無料進化とコスト軽減が優秀で、イージスはほぼオマケ。
条件を満たしても、イージスは場に召喚されるのではなく手札に入るので、大抵の場合イージスが出る前に決着が着く。
戦況が膠着状態に陥った際には頼もしくなるが、逆に言うとそれ以外の場面ではほぼ空気である。
【相性の良いカード】
※特に記載のない限りビショップクラスのカードとします。
- テミスの審判
6コスト スペル
お互いの場のフォロワーをすべて破壊する。
- バハムート
10コスト ニュートラル フォロワー
13/13
ファンファーレ お互いのフォロワーすべてと、アミュレット全てを破壊する。
相手の場にフォロワーが2体以上いるなら、このフォロワーは相手のリーダーを攻撃不能。
2つともこのゲームを代表する全体除去カード。
しかし、ヘヴンリーイージスは先ほど散々語った通りカード効果では破壊されないので、
相手の厄介なカードだけ破壊するという頭のおかしいコンボが成立する。
前者はコストが若干低めなため他のコンボパーツと組み合わせやすく、
後者は8/8のこのカードに加えて13/13という圧倒的ステータスのフォロワーが残るので相手に凄まじいプレッシャーを与えることが出来る。
- エイラの祈祷
3コスト アミュレット
自分のリーダーが回復するたび、自分のフォロワーすべてを+1/+1する。
皆さんご存知ビショップクラスを大躍進させたアミュレット。
イージスは攻撃力、体力に干渉する効果は普通に受けるため、このアミュレットを置いておくと無進化でも攻撃力が10を余裕で超える。
- 清純なる祈り・エイラ
4コスト フォロワー
3/4
守護
進化時 エイラの祈祷1枚を出す。
後に、『リバース・オブ・グローリー』でフォロワーとなってリメイクされた。
- 風の軍神 グリームニル
3コスト ニュートラル フォロワー
2/3 守護
修正前 ファンファーレ エンハンス 10 相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。これを4回行う。
修正後 ファンファーレ エンハンス 10 相手のフォロワーすべてに1ダメージ。これを4回行う。
『神々の騒嵐』で追加されたカードの1つ。
そのまま使っても守護として水準以上のスタッツを持つフォロワーだが、エンハンス効果が非常に優秀。
確定除去ではない分テミスとバハムートに劣るものの、リーダーにダメージを与えてリーサル圏内に持っていけるのはテミスやバハムートにはない利点である。
現在はナーフによりエンハンス時のダメージはフォロワーにのみ入るように修正されたものの、
『死の祝福』などで大量展開された守護フォロワーを突破したい時には相変わらず有用なので、相性の良いカードと言える。
- 力比べ
3コスト ニュートラル アミュレット
カウントダウン2
修正前 このアミュレットが場にある限り、お互いのフォロワーすべてと新たに場に出たフォロワーすべては、相手の場に攻撃できるフォロワーがいるならリーダーを攻撃できない。
修正後 このアミュレットが場にある限り、お互いのフォロワーすべてと新たに場に出たフォロワーすべては守護 を持つ。
同じく『神々の騒嵐』で追加されたカードの1つ。
お互いのフォロワーがガチンコ勝負しかできなくなるまさに「力比べ」な効果を与えるアミュレットだが、
ヘヴンリーイージスは他のカード効果を受けないため、相手がどれだけフォロワーを並べていても問題なくリーダーを攻撃可能。
加えて相手のフォロワーはこちらのフォロワーがイージスのみの場合、
あいてはイージスしか攻撃できないというこれまた悪夢のようなコンボが完成する。
……これはもはや「力比べ」ではないのでは?
しかし、遅い展開になりやすい低ランク帯での勝率の高さから「守護を付与する」効果に変更。
これによって効果を弾くイージス以外は守護を持つようになってしまうため、現在ではもしもこれを使ってしまった場合、
イージスは相手フォロワーを殴ることを強制され、逆に相手はイージスを無視できるという真逆の状況に陥るカードになってしまった。
【対策】
次元の超越、封じられし熾天使など特定のターンで必ず決着
登場時より、コントロールデッキや展開が遅いデッキの天敵として恐れられているこの両者を主軸としたデッキ群。
特定のターンを迎えれば問答無用で決着となることから、「蓋」と呼ばれるタイプのデッキ。
当然というべきか、防御一辺倒で動きの遅いイージスを主軸に据えたデッキにとってもまさしく天敵というべき立ち位置にいる。
アグロ、ミッドレンジデッキでの速攻
出される前にやれ、ということである。
高速でPPをブーストしながら高コストフォロワーで圧殺するランプドラゴンや、
序盤から疾走フォロワーを駆使して徹底的に相手の顔面を殴りまくるアグロロイヤル、
「吸血姫・ヴァンピィ」等を活かした速攻が安定した強さを誇るアグロヴァンパイア、
強力な新規カードの追加で再び数を増やしたアグロネクロなどの速攻を得意とするデッキであれば、
相手がイージスを出す前に倒すこと、イージスを出してもどうしようもない盤面を作ることは決して難しくはない。
しかし、元々ビショップは耐久型であり、除去カードや回復手段は豊富なため、完全に守りに回られると逆に厳しい状況に陥ることも多い。
しかし、時間差でフォロワーが展開される「疾走ビショップ」はフォロワー除去が難しく、生半可な守護持ちは悪名高いハゲ等で除去できるため、
事故さえなければイージス軸のデッキはそれなりに戦いやすい相手だったりする。
ヘヴンリーイージス
出される前に出せ、ということである。
イージス軸のビショップでのミラーマッチになった場合、先にイージスを出すことが出来ればダメージレースで確実に優位に立つことが出来る。イージス軸でなくとも、「疾走」「セラフ」共に先攻が取れれば有利なので、当時のビショップのミラーマッチでは「エイラ」以外は「先攻を取れなければ敗北」という風潮になっていた
攻撃力を下げる
- カグヤ
6コスト ビショップ フォロワー
5/6
進化後 ラストワード うたかたの月1つを出す。
- うたかたの月
6コスト トークン アミュレット
カウントダウン 3
自分のターン終了時、攻撃力最大の相手のフォロワー1体の攻撃力を1にする。
(攻撃力最大のフォロワーが複数いるなら、その中からランダムに1体)
うたかたの月の効果さえ発動すればイージスは1/8の除去体制だけは立派な置物にしてしまうことができる。
更にこのデバフ、「攻撃力を1に固定する」という効果なので上からバフをかけようが進化しようが1のままである。
惜しむべきはこのカードが前述したとおりビショップクラスのカードであること。
と思っていたら、第6弾カードパック「星神の伝説」の第一報にて・・・
- ミスターフルムーン
6コスト ニュートラル フォロワー
3/3
ファンファーレ 攻撃力最大の相手のフォロワー1体の攻撃力を1にする。
(攻撃力最大のフォロワーが複数いるなら、その中からランダムに1体)
ニュートラルに攻撃力を1にする効果を持つフォロワーが追加されることが告知された。
どのデッキにも採用するようなカードで無いものの、イージスを出されたら対処不能という状況にヒビが入った瞬間である。
- ジライヤ
9コスト ロイヤル フォロワー
8/8
アクセラレート2 相手のフォロワー1体の攻撃力/体力を1/1にする。
ファンファーレ 相手のフォロワー全ての攻撃力/体力を1/1にする。
第10弾「十禍絶傑」パックで登場したロイヤルフォロワー。
ファンファーレで出せば複数体のヘヴンリーイージスが並んでいてもまとめて置物にできる相性抜群の存在。
ただ、こちらもレジェンドなので数を揃えるのは難しい。
- プリンにしてやるの
プリンゴースト・ミヤコのユニオンバースト発動で得られるトークンスペル。
詳細は項目を参照。ヘヴンリーイージスが出てくる頃にはユニオンバースト条件はほぼ確実に満たされているため、合計3コストでイージスを0/1のプリンにしてしまう天敵中の天敵。
他の対策カードと違い、純粋にカードパワーが高いため構築を歪めず自然に採用できるのもミソ。
- 神魚・ディズレスタン
17コスト ドラゴン フォロワー
13/13
自分のターン終了時、自分のPP最大値が10なら、自分の手札のこのコストを-10する。
アクセラレート1 カードを1枚引く。自分の残りEPが相手より多いなら、オルカ1体を出す。(進化可能でないターンの残りEPは0)
ファンファーレ 相手のフォロワーすべてを-X/-Xする。Xは「自分の残りPP」である。(体力の最大値が0以下のフォロワーは破壊される)
第19弾カードパック「十天覚醒」で登場したドラゴンフォロワー。
17コストと素のままでは出せず、十全に使うにはこのフォロワーが手札にある状態でPPの上限が10のまま2ターン耐えないといけないが、
耐えられれば(残りPPが10の状態で出せば)ヘブンリーイージス諸共相手の場のフォロワー全体に-10/-10という途轍もないデバフを掛けられる。
そもそも第19弾実装時点のアンリミテッド環境ではヘブンリーイージスを意識しなければいけないビショップ対面がほぼなく、無理して入れる理由もないが、
アンリミテッドでドラゴンを握っているユーザーであれば、流行デッキ的にこのカードが入っていることは多いと思うので、出てきそうな雰囲気を察したら用意はしておこう。
【余談】
- このカードの登場時のエフェクトは、四方囲う魔法陣の中心に青い宝石が現れ、その宝石が地面に刺さると同時に魔法陣が光り輝いてヘヴンリーイージスが光輪するという、レジェンドらしく凝りながら非常に神々しいものになっている。
- これは「ヘヴンリーイージス」に限らないが、リーサル圏内など明らかにこちらが不利な状況で出したところで、
相手には「でっていう」と言わんばかりに無視されて勝負を決められるのがオチ。
「ヘヴンリーイージス」が活躍できる戦況を維持した上で出せるようなプレイングを心がけよう。
- ちなみに「デュエリスト・モルディカイ」の如く、ウルズ*1を使っても破壊とセットの効果まで無効化するので破壊だけ無効化されイージスがもう1体出てくることは無い。
- …筈だったのだが、2018年9月頃のアップデートで「ウルズ」の能力が変更され、選択したカードが破壊されなくても効果が発動するように。これにより、ウルズの効果でヘヴンリーイージスを選択した場合、もう一体のヘヴンリーイージスが出てきてしまうというとんでもないことになってしまった。
- 無敵の耐性を持つヘヴンリーイージスだが、カード一覧で聴けるボイスに倒されたときのボイスが確認できる。
これはこのカードだけ例外にしないためにつけただけなのか、今後ヘヴンリーイージスを攻略できるカードが現れるのか、当時密かな話題となっていた。
「裁きを待て……!」 - 第16弾カードパック「ナテラ崩壊」にて相手の体力を-2する効果を持つ「魔獣の女帝・ネレイア」が実装。その際のQ&Aで「体力を下げる効果で体力0にされた場合、ヘヴンリーイージスでも破壊される。」ことが明言された。
- そして、前述の通り第19弾「十天覚醒」にて超強力な全体デバフ効果を持つ「神魚・ディズレスタン」が登場し、ついに現実的な手段でイージスを破壊できるようになった。
- 第7弾で登場したネクロマンサー専用のキーワード能力に「葬送」というものがある。
これは「手札のフォロワー1体を能力を全て無効化して場に出し、その後破壊する」ことで効果を発揮する能力。
プレイヤーは実現不可能な組み合わせだが、仮に葬送でヘヴンリーイージスを出した場合、
ヘヴンリーイージスの「全ての効果を無効化する」が葬送の「全ての能力を無効化する」効果に優先されて、
「葬送の効果で場に出る→本来なら能力を無効化されて破壊されるはずが、ヘヴンリーイージスのマジキチ耐性により『能力無効化』『破壊』の両方が無視される」となって、
最速2ターンでヘヴンリーイージスが降臨する可能性がある。
ただ、葬送による能力無効の優先度がどの程度なのかわからず、CPUの使う混成デッキ以外では検証不可能なので机上の空論であるが。 - 第14弾カードパック「森羅咆哮」にて同じ耐性を持つ「絶望を齎す者・ジオテト」が実装されたことによって検証が可能*2となり、有志が検証した結果「葬送」が優先されて通常通り破壊されることが判明した。
そのため、ヘヴンリーイージスに対して葬送をした場合も同様に破壊されるものと思われる。
【実際の活躍】
……さて、ここまでとんでもない能力を持っているため環境ではさぞ大暴れしたのだろう…と言いたいところだが、
実のところパッとしないままスタン落ちしてしまった。
そもそもシャドバは「10ターン以内に勝負を決める」というゲームデザインがなされており、ゲーム終盤は大量展開や大型疾走、ワンキル級のバーストダメージが当たり前のように飛び交う。
そんな中で、(イージスに限った話ではないが)高コストで盤面の取り合いに干渉できないカードはそれだけでハンデを背負ってしまっている。
守護や回復が豊富とはいっても、シャドバは除去が豊富であるし体力最大値も20であるため限界がある。
着地を許してしまった際のインパクトが強くヘイトが溜まりやすいので、実際の性能よりも過剰評価されがちというのが正直なところである。
そもそも初登場のTOGからして、1枚1枚のカードパワーが桁違いの『ランプドラゴン』、途切れない展開とバーストダメージの併せ技で隙がない『アグロネクロ』に『ミッドレンジネクロ』。
自分のライフと引き換えに爆発的な攻撃力を発揮する『復讐ヴァンプ』に押され、前評判ほどの活躍はできなかった。
その後もイージスの着地を許さないようなフィニッシャーが様々なクラスで追加され続け、気付けばパッとしないままスタン落ちを迎えてしまったのである。
むしろコイツが問題視されたのは初心者の対戦における前述の力比べとのコンボ。
ある程度ゲームや環境になれたユーザー同士の対戦であれば、「力比べ」の方を破壊すれば終わりのさほど強度のないコンボなのだが、
このコンボを主軸に据えたデッキは、必須レジェンドはイージスだけなのでカード資産が乏しい初心者でも手軽に組めるデッキタイプであった上、
初心者同士の対戦では、ほぼ成立した瞬間詰みに陥るほどの強さを持っていたのだ。
力比べナーフは実質的に初心者環境での暴れっぷりを問題視された節が強い。
その後も一応『エイラビショップ』で「リモニウムの救済」から作り出すサブプランとして用いられてはいたが、
「リモニウムの救済」はコストダウンの方が重要な効果であり、イージスを入手する効果はほぼオマケ程度の認識といってよく、
加えてデッキ自体が強力だったので、イージスが着地する試合自体が稀だった。
一応上手くいけば7ターンでの降臨とかも可能ではあったが……
なお、『エイラビショップ』自体は強力な盤面形成により猛威を振るったデッキであるが、
現在イージスを使えるアンリミテッド環境では、流行デッキの大半が6~7ターン目にはリーサルを決めてくるものであり、
9コストもあり盤面への干渉やリーダーへのダメージカットもできないイージスに居場所はない。
そもそも『OTKエルフ』や『超越ウィッチ』、『ミントネクロ』に『アーティファクトネメシス』(どれも早期決着を得意とするデッキ)が常に一定数いる環境では…。
ちなみに、『エイラビショップ』自体はアンリミテッド環境でも戦えるビショップのデッキタイプの一つではあるが、
そもそも環境自体かなり早いので、イージスを採用する余地があるかと聞かれると厳しいとしか言いようがない。
「輝ける白鎧は、絶対なる正義の証。其の指は天罰を紡ぎ、その手は裁きを与える。」
「邪なる者、卑しき者は、焼かれ弾かれ、潰えて消える。」
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▷ コメント欄
- 正直一番最初に発表されたとき、ニュートラルあたりで相手の攻撃力を0にするカードが出るのかと思っていた。 -- 名無しさん (2017-04-04 17:59:46)
- 一応倒された時のボイスが存在する、こいつを落とせるカードが想像できないが -- 名無しさん (2017-04-04 18:29:16)
- 死の舞踏の破壊効果は受けないがダメージ効果は普通にいくので油断してると死ぬ -- 名無しさん (2017-04-04 18:36:46)
- 凶悪ではあるもののクラス単位で有利だったはずのネクロにすら押し負ける事があるほど周りのパワーも上がってるのである意味バランスが取れている・・・?基本コンシード狙いだった他クラスのコントロールが軒並み絶対的なフィニッシャーを身に着けた事もあって油断ならない -- 名無しさん (2017-04-04 18:38:00)
- 公開されたときにツイッターで大量に湧いたウルズで増えるとかいう謎理論、あれはなんだったんだろうなぁ・・・。それにしてもコイツはせめて9コスト以下のスペル、フォロワーとのダメと効果無効だったら全知全能さんがもう少し役に立てたのになぁ -- 名無しさん (2017-04-04 18:38:42)
- 当初はゼウスで殺せると思っていました -- 名無しさん (2017-04-04 18:46:22)
- どうせ次のパックで攻撃力か体力を0にするカードとか出るぞ -- 名無しさん (2017-04-04 19:19:40)
- フィニッシャーとしては最高級 後は出すまでに場を整えられるか -- 名無しさん (2017-04-04 21:03:24)
- 強力な耐性などがあるが守護や疾走もないので進化権などが無ければただの置物、逆転のカードっていうよりも追撃のカード -- 名無しさん (2017-04-04 21:34:39)
- 完全耐性がいかにカードゲームにおいて禁忌かを再確認させられた、対策がビショにしかいないのもなぁ・・・これだからシャドバは -- 名無しさん (2017-04-04 22:25:52)
- 『このため現在~』のところが線引きされてるけど、スタンダード環境の頃から先攻取られて相手最速サタンで7割方落とす、2弾環境以降は先2獣姫先3教理されると後攻は4ターン目までの対処が難しくて、4弾環境でイージス…ぶっちゃけ現在どころか1弾の頃からビショップミラーは相手が事故らない限り先攻ゲーだよ -- 名無しさん (2017-04-05 00:08:43)
- テミスやバハムートは「ヘヴンリーイージスは残る」という意味で相性良いのは分かるのだけど、グリームニルはどのように相性が良いのかもうちょっと説明が欲しいかも。 -- 名無しさん (2017-04-05 01:07:51)
- ↑2 いや、1弾の頃はビショップというクラスのパワー自体が低く、消滅ある関係上相性が良いはずのネクロ相手でも5割がせいぜいだった時代だから、先行ゲーとはとてもじゃないが言えないクラスだったよ。2弾はおっしゃる通りだが -- 名無しさん (2017-04-05 02:08:22)
- ↑2 グリームニルは相手の守護をつぶしつつ、大概リーサル範囲まで持っているからかと、何より、3で出したとしてもスタッツが優秀なので守護としての役割も立派に果たせるし -- 名無しさん (2017-04-05 08:18:12)
- 初期のロイヤルにしてもなぜ対策がそのクラスにしかないとかいう訳のわからない状況にするのか不明すぎる -- 名無しさん (2017-04-05 16:19:55)
- 遊戯王でもここまでふざけたやつはいないからなぁ… -- 名無しさん (2017-04-06 00:04:52)
- 今後コイツを倒せるカードが来るとしたら相手のフォロワーの体力を0以下にできる(破壊にあらず)みたいな体力変化系カードだろうな来る可能性が高いのはすでに1にできるカードはあるエルフか -- 名無しさん (2017-04-06 06:33:47)
- それか手札干渉でニュートラルか。手札なら潰せる可能性がある -- 名無しさん (2017-04-06 11:33:23)
- ↑うかつに手札干渉させるとスペルブースト系が死ぬからなあ……。超越嫌いとしては大歓迎だが -- 名無しさん (2017-04-06 16:05:47)
- 次の新パックで恐らく「このフォロワーが場にある限り自分と相手の他のフォロワーは召喚時に能力を持たない」とか「エンハンス・10他の能力を受けない能力を受けない得る」とかでるだろうな。 -- 名無しさん (2017-04-07 12:16:06)
- カード効果は一切受け付けないけど戦闘で破壊することはできる←わかる カードの効果は受けないし戦闘でも絶対に破壊されないけどステータス変動はする←なんで? 対処法が極めて限られてる上に中途半端な感じがして何かこうつっかえた感じがする -- 名無しさん (2017-04-07 22:38:26)
- mtgならマイナス修整が豊富にあるからちょっと厄介レベルだけどシャドバにはないからなあ次弾以降出るんだろうか -- 名無しさん (2017-04-07 23:50:02)
- こいつドラゴンだったら -- 名無しさん (2017-04-10 17:37:59)
- ↑途中 絶対ナーフすべきだったろうな。なんだかんだビショでも出るまでに時間がかかるから出す前に負けたりとか出せても盤面とライフが厳しくて出せないとかは割とあるし -- 名無しさん (2017-04-10 17:40:14)
- 次に出るのは効果無効無効のカードだな。 -- 名無しさん (2017-04-13 01:44:19)
- 効果無効のカードの効果も受け付けないわけで・・・ -- 名無しさん (2017-06-04 07:24:20)
- ナーフしようにもイージスの効果でナーフ無効化されて出来ない説すき -- 名無しさん (2017-06-26 12:05:01)
- 力比べイージス終わったな -- 名無しさん (2017-06-28 16:23:41)
- ↑今回のナーフは運営のレジェンドはナーフしたくないんでそれを支えるカードをナーフしようという考えがよくわかる -- 名無しさん (2017-06-28 20:19:27)
- 対策にカグヤないの? -- 名無しさん (2017-07-24 17:53:13)
- 次弾でニュートラルに攻撃力を1にするフォロワーが登場する様子。 -- 名無しさん (2017-09-05 12:25:24)
- フルムーンは地味にバハムートを置物にできるから、コントロール寄りのデッキなら1〜2枚は入りそう -- 名無しさん (2017-09-26 14:41:20)
- 見た目が見た目だから巨兵とかみたいな機械チックなボイスかと思ったら初めて見たとき小山さんのイケボが出てきてビックリした記憶が -- 名無しさん (2017-12-13 23:20:13)
- 援護射撃ロイヤル使ってたらこいつ単体で出されて援護射撃機能停止した挙句ローラン引けなくてデュランダル出せなくてダメージ軽減できなくて発狂して山に駆け込み虎になりかけたのはいい思い出 -- 名無しさん (2017-12-28 00:00:54)
- 遊戯王風に書き換えると「このモンスターはモンスターとの戦闘では破壊されず、このカード以外のカードの効果を受けない」ATK3400くらいのモンスターか?ルールが違う(遊戯王は場のモンスターを全部どけないと相手に直接攻撃できないし)から一概に同列には語れないけど -- 名無しさん (2018-10-01 13:52:52)
- ↑仮にその効果でデビューして1ターン目から出せたとしても、相手に直接干渉できないうえに「カードのコスト」「プレイヤーへの除去強要」って突破口があるから厳しそう -- 名無しさん (2018-10-01 16:23:08)
- このクソ雑効果のこいつが出たことで興ざめして辞めたわ -- 名無しさん (2019-01-10 19:28:46)
- カードゲームエアプの多いコメ欄ですね。 -- 名無しさん (2020-03-29 15:51:41)
- イージスデッキがヘイト貯めてたのって実装当時に対処できるカードが殆ど無かったのと、中堅以下のデッキに有利なのが多くて印象が悪かったからじゃないかな。後分かりやすい強さだからTCG初心者もといエアプがやたら騒いで未だにクソカード代表みたいな印象を持たれてるイメージ -- 名無しさん (2021-10-01 23:27:37)
#comment
*2 ネメシスクラスならば「糸による支配」によって「陰鬱な死霊術師」を奪わせ、ニュートラルの「タルトマン」でバウンスすれば手札に葬送カードを渡せる。
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