登録日:2011/09/03(土) 10:54:12
更新日:2023/08/10 Thu 12:00:33NEW!
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武器 武器項目 剣 刀 鞭 蛇腹剣 蛇腹刀 ロマンの塊 からくり メカ オーバーテクノロジー 魔術 架空の武器 マリア・カデンツァヴナ・イヴ 阿散井恋次 コメント欄ログ化項目 ガリアンソード 遠近両用 近くても俺の間合い! 遠くても俺の間合い! ロマン武器 実現不可 それ故のロマン 女王様向け bbsにも使い手一覧が 鞭剣 アイヴィー アイヴィー・ブレード 銀腕・アガートラーム テンペルリッター ジュウオウイーグル ウルトラマンフーマ
蛇腹剣――
多接剣――
連接剣――
法剣(テンプルソード)――
ガリアンソード――
鞭剣(ウィップソード)――
アイヴィー・ブレード――
連結刃(チェーンエッジ)――
数多の名を持つそれはフィクション作品内に登場する架空の武器である。
刀身に形態を変える機構を内蔵し、“剣”としての形態と、刃の付いた“鞭”の形態とを使い分けられるようにした刀剣類。
文章では少し伝えにくいが――
幾つかの節に分割された刀身の内部にワイヤーを仕込み、ワイヤーを巻き上げれば刀身がピンと接続されて剣に、緩めればワイヤーが伸びて鞭となる、というのが蛇腹剣の基本的な構造。
作品によって構造や設定、呼称などにバラつきはあるが、刀剣類と鞭(+のこぎり)の性能を併せ持つ、あるいは使い分けられる武器、と定義付ければいいだろうか。
出来れば『蛇腹』構造だと明確で良い。
あまりピンとこない人も多いかもしれないが、その独特の戦闘スタイルはとても印象的。
敵が近ければ普通の剣としてザックリと斬り付け、離れればバァーンと伸ばして薙ぎ払える。
更には、“鞭”形態で、敵を縛り上げたり、武器を絡めとったり……。
舞い踊るように宙を駆ける白刃。獲物を捕らえて放さないしなやかなる鞭。
その変幻自在かつ華麗なる戦法の前に、哀れな敵は翻弄され、血の花を咲かせながら沈む――という感じである。
なお、欠点が多く武器としては実用性に疑問符が付く。
第一に物理的にありえない作品(どう見ても伸びすぎだったり、収納出来なさそうだったり、鞭並にしなっていたり)がかなり多い。
物によっては現代の技術ならば作れるかもしれないが、
伸ばすのはともかく収納をどうするかとか、戦場を選ぶ、構造上明らかに脆くなるために武器としては致命的、何かに巻き付いたら外す必要が生じる、現代では重火器がメインなので嵩張るだけなど…
刀身自体が薄くて柔らかいために鞭的な運用もできる“帯タイプ”の剣も性質的には蛇腹剣に近いが、こちらは鞭に寄せた性能と言える。
しかし、こちらは鞭剣や軟剣など違った呼び方をされることが多かったり、
形状が『蛇腹』剣とは呼べず通常の剣としては使えないなど差異が多いため、厳密には違う分類になる気がする。
こちらに関してはフィクションには限らず、インドやスリランカで「ウルミ」という鞭剣が存在する。
軟鉄を使った剣で、二次元的にではあるがしなる。
スリランカのものは軟鞭のようにたくさん束ねて使うらしい。
もちろん蛇腹剣の元祖ガリアンソードの様に鞭状の剣と通常の剣とを使い分けられるわけではなく、
フィクションにおける鞭の様に敵に巻き付けて動きを封じるほどのしなやかさもない。
全部俺の間合いだ!!
以下、主な蛇腹剣使い
アニメ
- ガリアン(機甲界ガリアン)
初出とされる作品。主人公メカ・鉄巨人ガリアンが手甲内部に収納している。
ローラーダッシュやパイルバンカー創作で有名な高橋良輔監督だが、ここでもスゴいものを創造ってくれた。
『ガリアンソード』『ガリアンブレード』等の異称があるが、制作現場ではもっぱら『ジャラジャラ剣』(『蛇腹』ではない)の通称で呼ばれていたらしい。
「画面に動きが欲しい」という発想から、ヤンキーが喧嘩で振り回していた自転車のチェーンをモチーフに生み出されたという逸話は有名。
あと映画インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》の影響もあるとか。
バイオニウム製の刀身に静粒子(スタティコン)を伝導させることで刃の接着・分離を自在に行うという仕組み。
直剣として相手を叩き斬るだけでなく、鞭のように巻きつけた刀身を『挽く』ことでチェーンソーに包んだかの如く切り裂くなど絶妙な応用を見せた。
諸設定が変更されたOVA版「鉄の紋章」ではクライマックスで
稲妻を刀身に落としてエネルギーをチャージし、一旦全ての刃を飛び散らせた上で
そのひとつひとつを縦横無尽に乱舞させ対象を全方位から一斉に斬り刻むという回避不能の絶技を披露している。
また、劇中ではこの剣を用いるガリアンへのカウンターとして刀身が高速回転する刺突剣『ドリルブレード』を装備した機甲猟兵ザウエルが登場。
蛇腹剣ほどではないが、こちらも後世似た発想の武器が多数派生している。
後世の創作物における『ドS』や『変態』の得物になるケースの多い蛇腹剣だが、開祖であるガリアンの操縦者、ジョルディ・ボーダーは正義を重んじ王道を行く少年である。
我らが童帝。流体金属を利用した硬化と軟化が自在の“帯”タイプの剣をベルトのように腰に巻いている。ガンマンっぽい外見だけど剣士。
ロボット戦に目を奪われがちだが、コイツ自身の戦い方もかなり独特。蛇腹剣の特性をよく活かしている。
近接格闘では無類の強さを誇るベルカ守護騎士筆頭の「剣の将」と相棒「レヴァンティン」
シュランゲフォルムにより繰り出される斬撃は苛烈そのもの。
第三期にて、最愛の妹セレナのシンフォギア『アガートラーム』を受け継ぐ。
白銀の左腕部アーマー内に無数の短剣が仕込まれているが、蛇腹上に伸ばし攻撃することも可能。
レズヤンデレ。珍しい長柄物(薙刀)タイプの蛇腹剣。
赤い刃が血桜の如く踊り舞う様は妖しくも美しい。
乙-HiMEのほうのシズルさんはダブルセイバータイプ。
- グラニル*1のシグムンド(聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-)
アンドレアスが統べるアスガルドの新たな神闘士(ゴッドウォーリアー)にして、α星ドゥベのジークフリートの実兄。
アンドレアスに吹き込まれた情報でアテナと聖闘士を憎んでおり、グラムという蛇腹剣を武器に弟への復讐に燃える。
必殺技は光の馬となりて敵に突進するパールドウ・ブリュー。
- マテリア・シロ(フレームアームズ・ガール)
すべてのFAガールの基礎となったマテリア姉妹の姉の方。
バトルフィールド転送時には固有装甲を持たず、『ビーストマスターソード』という蛇腹剣型M.S.G.ウェポンを振るう。
妹のクロとの連携攻撃は華麗かつ絶妙で、タッグ戦慣れしていない轟雷&スティレットコンビも苦戦した。
ちなみにビーストマスターソードは実際にMSGシリーズとしてプラモ化されている。
剣から鞭への変形機構は再現されておらず、剣状態と鞭状態の2種類を「両方制作する」という形になっている。
ただし鞭状態を再現する為のリード線が破損しやすく、非常に組みにくいという報告が寄せられており、評判はあまり良くない。
アニメ版Blue-ray2巻購入特典のスティレット素体Verにも同梱されている。
- Gサイフォス(機動戦士ガンダムAGE 追憶のシド)
外伝に登場するウィービック・ランブロの搭乗MS。Gバウンサーのカスタム。
『UNKNOWN SOLDIERS』では蛇腹剣に変化するヒートソード「スネークソード」を、盾・鉤爪と一体になった状態で左腕に持つ。
残念ながら、ガンプラでもゲーム版でもこの武装は実装されたことがない。
ジュリエッタ・ジュリスの専用MS。レギンレイズのカスタム、
固有武装として両腕部に接続するガリジュリアンソードを持つ。
内部にワイヤーが組み込まれており、通常の剣と伸縮する鞭の2形態に変化し、ウィップモードの機動はワイヤーに流す電気信号で変化する。
ベルガ・ギロスが演者を務める機駕の武将。曹操ガンダムの右腕。
複数の刃が鎖で繋がれた「蛇骨剛剣」を操る。連結して大剣、分離させて鞭剣と使い分ける様はまさにガリアンソード。
鞭剣形態で放つ必殺技「蛇流絞斬」は、自らの周囲に展開して全ての攻撃を斬り払う「防」・相手の周囲に展開して全方位から斬り刻む「攻」の二形態を持つ。
上記のガンダムたちを差し置いて、実はガンダムシリーズで最初に蛇腹剣を使ったキャラクター。
ついでにガンプラでも蛇骨剛剣の変形ギミックはしっかり再現されている*2。
漫画・ラノベ
刀狩の張。彼の奥の手の武器は鞭のように伸び、しなる刀「薄刃乃太刀(はくじんのたち)」である。
手首のスナップで変幻自在に動くために交わすのは困難。
体に巻けば防具にもなる。
形状は蛇腹ではなく、刃自体が薄い帯状の鋼で「腰帯剣(ようたいけん)」という中国の刀に近い。
- お頭(クレイモア)
微笑のテレサ編に登場した盗賊のお頭。
隼の剣と称した蛇腹剣を高速で振り回し、普通の人間には、
何で斬られたのかすらわからせない技の持ち主だったが、テレサにはまったく通用せず瞬殺された。
「俺の隼の剣は無敵なんだよ!」という負けフラグ全開のセリフと直後の散りっぷりのインパクトから一部でコアな人気を誇る。
それを受けてか、アニメ版ではモブキャラにも関わらず関智一氏が声を担当した。
オサレ漫画『BLEACH』の登場人物。
自身の斬魄刀『蛇尾丸』(ざびまる)の始解がまさにそれ。
さらに卍解状態の『狒狒王蛇尾丸』は刀身が巨大な蛇の形になり、かなりの長さを誇る。
- カルブルック=ティーウェ(煉獄姫)
魔剣「アイリスの七番」の所有者。
見た目は最長5m程の蛇腹剣だが使い手の意志に呼応して各節が自在に動く。よって有り得ない角度からの刺突が可能。
なおカルブルックは初老の執事だが国で最強の天堂騎士(術無しで戦う人)の1人とされている。
- 星河紅愛(はやて×ブレード)
相手の弱点を調べ上げた上で刃友の月島みのりに戦闘を任せ楽に勝つことを信条とする、最上位ランカー兼生徒会役員白服の一人。
天地ひつぎに挑む頂上決戦に当たり、ひつぎの弱点とされる左足を拘束するために上位ランカーのみに認められる自身専用の改造剣として用意。拘束中に相方の月島みのりの一太刀で天地を取る策を企てた。
蛇腹剣は見た目こそ汎用の剣と同じだが、柄を操作してストッパーを外すという形で送り出し・巻き戻しが可能。
しかしみのりの一太刀はひつぎの相方宮本静久により防がれ、更に紅愛自身の身体能力が一般女生徒並と非常に低いために拘束もすぐ力ずくで解かれ敗北。
これによるランカー落ちと共に改造剣もひつぎの気まぐれでルール変更されるまで使えなくなった。でもその後も生徒会の雑用にはよく駆り出されている
- ニーズヘグ(ニンジャスレイヤー)
ザイバツ・グランドマスター位階の恐るべきニンジャ。
ヘビ・ニンジャクランのソウルを宿すが、ジツよりも師であるマスター・ヴォーパルから賜った「ヘビ・ケン」を用いた暗黒カラテを主体として戦う武人である。
「ヘビ・ケン」は銛の様な逆刺状の刀身を持ち、刺し貫くだけでも相手を逃がさない、正に蛇の如し異形の業物だが、更に刀身が伸縮自在のモノフィラメントワイヤにより五つにセグメント化されており、最長に伸ばした場合の変幻自在の遠距離攻撃が持ち味で、鞭の様に打ち据えたり、巻き付けて捉えた相手をミンチにすることも可能。
この他にもワキザシや、かつての相棒であるバジリスクの用いていたのと同型のアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンを用いることもあるが、基本的に「ヘビ・ケン」のみを用いるのがニーズヘグのカラテである。
- コンヴィクト(スクラップド・プリンセス)
序盤に登場する暗殺者。
丸鋸を組み合わせ、内部のワイヤーによって鞭状にも変化する剣を二刀流で隠し持つ。
- チャイカ・ボフダーン(棺姫のチャイカ)
ガズ皇帝の遺体を集める「チャイカ」の一人。別名は見たまんま「紅チャイカ」。
自身の気脈と一体化してより高い追従性を発揮する機剣の一つで、ぐねる「蛇咬剣」を振り回す少女剣士。
- マカパイン・トーニ・シュトラウス(BASTARD!!-暗黒の破壊神-)
カル=ス配下の12魔戦将軍の一人。
妖斬糸の使い手として知られるが、他に複数のワイヤーが仕込まれて自在に曲がるだけでなく、魔法防御効果のある「罪人の剣」も武器として持つ。
読みは「ガリアンソード」。そのまんまじゃねーか!
ゲーム
- アイヴィー(ソウルシリーズ)
本名イザベラ・バレンタイン。
魔術とソウルエッジの力で命を吹き込んだアイヴィーブレードを操る。
元貴族の令嬢のはずだが、ボンテージ風の衣装に鞭っぽい得物と、どう見てもSMの女王様な出で立ち。
セリフ回しもいかにもそれっぽい。でもアライメントは善。
クイーンズゲイトも出場している。
護式・斬冠刀という身の丈程もある大剣を片手で持って戦う。
一部の技で剣を変形させて突いたり振り回したり叩き付けたりして攻撃する。
面積の少ない服で激しく動き回るので、そりゃもう揺れる揺れr
史実では名軍師として名高い彼も、我らがBASARAにかかれば、仮面着けて関節剣を振り回す貴人となる。
上記のアイヴィーさんあたりが『ゲームの蛇腹剣は難しい』といったイメージを作っている風潮もあるが、
こちらはゲームの性質上、気軽に操作できるようになっている。
無双にも登場、蛇腹剣使い。同じく簡単操作の爽快アクションゲー。
怪力を表現するためか、地面に叩きつけたり間欠泉を発生させたりと蛇腹剣としては割りとパワフルな演出が目立つ。
流石、怪力姫。ゼッタイ負けない!!
- ジャック・ブラン、織田信長(第一形態) (鬼武者3)
主人公の一人ジャックを操作して本格的に幻魔と戦う事になった後、二番目に手に入れる炎の属性を持った鬼の武器炎蛇剣。
(二番目と書いたが、基本的にはこの武器を手に入れるとそれまで装備していた武器がいらない子になる為、
実質一番最初の鬼の武器)蛇腹剣の為複数の敵を巻き込みながら攻撃できるが、
ジャックの装備全般は従来の鬼武者シリーズの武器とは少々変わっているので、慣れない人もいたりする。
また、ボスの織田信長も体力が半分以下程度になると、手持ちの剣を蛇腹状態にして攻撃してくる。
格闘ゲーム『エヌアイン完全世界』の操作キャラクターとそのコンパチであるラスボス。
最終特別攻撃(3ゲージ技)・戦術螺旋斬でのみ蛇腹状に変形する。
空中で蛇腹剣を振り回してから〆に剣に戻して斬り落とす。
因みにこの際パンモロを晒す。
主人公のことが大好きな、アホでヤンデレなキモウト。
最初はただの長剣だったが、終盤に蛇腹剣として利用できることに気付く。
恋の邪魔する雌犬(ライバル)達をその剣を使い、笑いながらバッサバッサと薙ぎ倒すさまはまさに狂気。
七曜教会所属の腹ぺこシスター。
法剣(テンプルソード)という名称の蛇腹剣を自在に使いこなす。切ったり叩いたり、まさに蛇腹剣。
ゲーム中盤を過ぎるとファンネルのような全方位攻撃が可能に。(狒牙絶咬っていった奴表d)
- S・ガイスト(アシュラブレード)
仮面鎧姿のラスボス。正式には「シャドウガイスト」だがこのゲームとの関連はない。
発生が速い上に通常攻撃でも伸びてくる蛇腹剣は、そのうえで削り効果付きの高威力と普通に戦うと強敵。
なのだが、こっちの攻撃に超反応でうっかり攻撃振ってしまうこのゲーム特有のAIのため、射程外の飛び道具でハメ殺せる。
え?飛び道具がないキャラ?それ以外の勝ち方?知らん。
- ジャンヌ・ダルク(ワールドヒーローズ)
「私より強い男に(結婚するために)逢いに行く」って感じな女剣士。ゲーム界最初期の蛇腹剣使い。
蛇腹剣へと変化する「聖剣バスタードバスター」を武器とする。火の鳥が召喚できたり弓に変わったりもする。
その特性上技の射程・スピードに優れ、剣を振る必殺技で無敵時間が付くことが多く強キャラであるが、シリーズごとに弱体化している。
- ベレト/ベレス(ファイアーエムブレム 風花雪月)
傭兵上がりの教師にして主人公。
「英雄の遺産」のひとつである「天帝の剣」を扱える。
FE恒例の主人公専用武器だが、王道的なデザインや攻撃方法のものがほとんどだった歴代の武器とは異なり、まさかの蛇腹剣というチョイスに驚いた方もいるのでは?
特撮
- ガオキング・ソード&シールド(百獣戦隊ガオレンジャー)
歴史あるスーパー戦隊シリーズ第25作目作品にも蛇腹剣が一応登場。
ガオレンジャーと共に戦う精霊王(巨大ロボ)ガオキングが、パワーアニマルのガオエレファントが分離・変形したエレファントソードとエレファントシールドを装備した形態。
通常は普通の長剣だが、必殺技「豪力両断・イビルクラッシャー」を使う時のみ剣が鞭状に伸び敵を切り裂く。
なお、他にエレファントソードを使う形態はガオナイト、ガオケンタウロス、轟雷旋風神ソード&シールドといるが、他はビーム剣になったり、長剣のままだったりするため、実体剣で鞭状に振るうのはガオキングのみ。
そんなスーパー戦隊シリーズの第40作品目にて、遂に特撮界に登場した蛇腹剣使い。
変身後の専用装備『イーグライザー』によって、三次元の世界でド派手に戦う。
流石に殺陣や決めポーズなどの動きのあるシーンではCGを使って動かしているが、ちゃんと鞭状になった剣のモデルも用意されている。
攻撃や捕縛だけでなく、飛行姿勢を崩された際に木に巻き付けて態勢を整える事も可能。
必殺技は捕縛した敵をそのまま斬り裂く「ライザースピニングスラッシュ」。ヒット後はキューブ状の物質と化し爆発する。
長剣モードでは連続で剣戟を与える「グライドフェザースラッシュ」という必殺技を繰り出す。
流石に玩具では鞭モードは再現されず、単なる長剣となっているのが惜しい所。(小さい子には危なすぎる)
ちなみに、ジュウオウイーグルに変身する風切大和だけでなく、鳥のジューマン・バドも変身前の状態で使用できる。
また敵の組織の名前が「[[デスガリアン>宇宙の無法者デスガリアン]]」だったりする。
なお、特撮作品において光線剣を鞭状に変形させて闘うキャラは、シャイダーやギャラクシーメガなどが存在する。
だが金属製の剣を蛇腹剣として使うキャラは貴重で、特撮界隈のヒーローで蛇腹剣の使い手はこの二人のみ。
よく勘違いされるが烈車戦隊トッキュウジャーのトッキュウ1号が使うレールスラッシャーは蛇腹剣ではなく伸びる剣である。
ついにウルトラシリーズにも登場した蛇腹剣。
ウルトラ戦士らしくビームで構成されてはいるものの、見た目は完全にガリアンソードそのものの「光波剣・大蛇(スラッシュ・ソード/こうはけん・おろち)」を使用。前者はツイッターで明かされ、後者は大いなる陰謀でのフーマ自身が呼称。
フーマが光波手裏剣をメインウエポンにしている事もあり、使用回数自体が少なく、初登場時は蛇腹状になる事を振り回してアピールしただけで、武器としては長剣状態で使用している。
ビームで構成されているためか、刃と刃を繋ぐワイヤーが存在しない。
映画
- エリート・プレトリアン・ガード(STAR WARS episode8/最後のジェダイ)
蛇腹剣はついに世界に代表されるSF超大作シリーズにも進出を果たした。
銀河帝国残党ファースト・オーダーの最高指導者スノークに使える親衛隊は多彩な近接武装を装備しており、その中の1つに「ビラリ・エレクトロ=チェーン・ウィップ」がある。
通常時は超音波振動によって高い切断力を持つレイピア状の剣で、鞭モードに移行すると刀身が8つの節に分離し、赤い電磁プラズマのチェーンで連結される。
刀身にもプラズマエネルギーが展開しており、ライトセーバーとも互角に渡り合うことが可能。
- ジプシー・デンジャー&ジプシー・アベンジャー (パシフィック・リムシリーズ)
チェインソードと呼ばれる。
改修されて復活したジプシー・デンジャーに、モリ・マコが刀匠の一族の誇りを込めて両腕に装備したのが始まり。鋼と黒曜石を仕込んでいる。実戦での初使用は、オオタチに成層圏まで持っていかれた際。成層圏に達したイェーガーという意味でも極めて珍しいが、ジプシー・アベンジャーも似たようなことはやっている。
ジプシー・アベンジャーはプラズマブレードにアップデートしたが、オブシディアン・フューリー ("黒曜石の怒り")に折られたがトドメを刺した。その際、どこぞのライガーゼロよろしく敵のプラズマチェーンソーを手に入れたが、メガ・カイジュウには部分的にしか通用しない。
ちなみに、ジプシー・アベンジャーとオブシディアン・フューリーのプラズマ武装はそれぞれエネルギーの発光が異なる。
- ジャン=フランソワ・ド・モランジアス (ジェヴォーダンの獣)
まさかのフランス実写映画での使い手にしてラスボス系変態シスコン腕ガクガクお兄ちゃん。
巨大な骨を接いだような独特な形状をしており、打ち振るう事でいくつかの節に分解され自在に伸縮する正統派ガリアンソード。
18世紀のフランス貴族がなんて武器使ってるんだ……と思いきや、本人曰くアフリカで入手したらしい。アフリカなら仕方ない
余談
すこし形状は違うが、漫画『犬夜叉』に登場する蛇骨(犬夜叉)の蛇骨刀もこの剣の分類だと思われる。
ゲーム『モータルコンバットX』に登場するKENSHI(高橋剣士)の息子TAKEDA(高橋武田)も両手に仕込んである鞭に刃が仕込まれており、普通に相手をつかんだり振り回してまるでこの鞭状態のこの剣のように扱うことができる。
『KOF』シリーズ・NESTS編のラスボスのイグニス(KOF)はガーリアンソードという名前の武器を腕に仕込んでチェーンブレイドの時に使う。ゲーム内では常に鞭状だが、設定資料によると剣としても使える。
剣としての仕様がほぼない点では『ファイナルファンタジー零式』のセブン(FF零式)の「鞭剣」も刃のついた鞭と言えるだろう。硬直時間が長いが、範囲とスタン値が強力。
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*2 ただし剣の中に内蔵されているのはリード線などではなく金属製チェーンなので、アクションまで再現したい場合は改造必須。
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