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更新日:2023/12/21 Thu 13:30:02NEW!
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tbs mbs 週刊少年ジャンプ 集英社 漫画 僕のヒーローアカデミア 16年春アニメ 17年春アニメ 18年春アニメ 19年秋アニメ 劇場版 読売テレビ 堀越耕平 ヒーロー 職業ヒーロー アメコミ風 個性 ミュータント x-men 長崎健司 黒田洋介 馬越嘉彦 ボンズ bones 所要時間30分以上の項目 スターシステム 21年春アニメ アニメ 豪華声優陣 鬱展開多し 日本テレビ 22年秋アニメ コメント欄ログ化項目 毒親の見本市 毒家族の見本市 学園モノ 日5 ヒロアカ plus_ultra(更に向こうへ) 門司健吾
君はヒーローになれる
●目次
【概要】
「僕のヒーローアカデミア」とは、週刊少年ジャンプにて連載されている漫画である。
ファンからの愛称は「ヒーロー」「ヒロアカ」等。
作者は「逢魔ヶ刻動物園」、「戦星のバルジ」でお馴染みの堀越耕平先生。
2014年32号(7月7日)から連載開始。電子書籍アプリ「LINE漫画」においても9話まで毎週無料配信されていた。
2014年11月に単行本第1巻が発売され、各地の書店で売り切れが続出し、発売翌月には売上30万部突破と話題となった。
作風は、ジャンプの王道を往くバトルヒーロー漫画……と見せかけて、話が進むにつれ社会の歪みやそれに影響された登場人物のコンプレックスがクローズアップされていくハードな作風になっていく。
それゆえに作者は単眼猫やこはるちゃんと共にジャンプを黒く染め上げる闇の漫画家呼ばわりされることも……。
しかしそんなハードな作風の中で、主人公たちがいかにして「最高のヒーロー」になっていくのかを目指すという明るい部分も見られる。
2015年11月にはTVアニメ化も決定。
制作は「鋼の錬金術師」や「交響詩篇エウレカセブン」、「血界戦線」などを手掛けたボンズ。
脚本は「スクライド」「ガンダムビルドファイターズ」の黒田洋介、キャラクターデザインは「ハートキャッチプリキュア!」の馬越嘉彦が担当する。
2016年4月にMBS・TBS系列の日5枠で放送され、6月の最終回放送後は第2期放送が告知されたが、
2017年春の改編で日5枠がアニメサタデー630の前半に異動したTBS系の事情もあり、2017年4月放送開始の第2期以降は
読売テレビ・日本テレビ系列の土曜17時30分からの放送となっている。
2018年4月から9月まで第3期が放送され、同年8月には原作者監修のオリジナルストーリーで劇場版第1作目が公開された。
2019年10月から2020年4月まで第4期が放送され、同年12月には劇場版第2作目が公開された。
2021年3月末から9月まで第5期が放送され、同年8月には劇場版第3作目が公開された。
2022年10月から翌年3月まで第6期が放送され、劇場版第4作目の制作も決定した。
2024年5月から第7期が放送される。
【世界観とあらまし】
ジャンルは特殊能力を持ったヒーローもの。擬音や扉絵はアメコミを意識していると思われるが、舞台は架空の日本。
都市の名前はスターウォーズシリーズから取っている。(田等院⇒タトゥイーン、保須⇒ホスなど)
X-MENのような「突然変異的に異能を身につけた人と、一般人とのいさかい」という時代を通り越しており、
「異能を持つ方が多数派になった社会」といういわば「ポストX-MEN」と言うべき未来が舞台。
そのため、作中世界は現実世界から何世代も経た近未来なのだが、異能が現れた事による混乱で文明の進歩は止まっており、
異能が関係ない部分、例えばインフラや交通手段といったテクノロジーは21世紀(現代)と大差ない…が、
巨大ロボットや空間に物体を構築する技術など、現代と比べると確かにテクノロジーも進歩していると思しき描写もある。
【あらすじ】
ある日、こんなニュースが報じられた。
『中国で発光する赤子が生まれた』
原因が分からないまま、そのような超常現象に目覚めた者は世界中で増え続ける。
そうして人々が思い描いた架空(ゆめ)の存在は、次第に現実のものとなっていった。
そしてそんな中、その個性で人々を救う「ヒーロー」の存在が確立した。
スーパーヒーローに憧れる少年「緑谷出久」
しかし、彼は現代では2割の「無個性」の1人であり力に目覚めなかった。
捨てきれないヒーローへの憧れと、無個性でもヒーローになれると信じる出久。
そんなある日、ヴィランに襲われていた所を、憧れのヒーロー『オールマイト』に救われた事で彼の運命は大きく動き出す…
【登場人物】
◆緑谷出久(みどりや いずく)
ちょいモジャヘアーのソバカス少年。
詳細は項目へ。
◆爆豪勝己(ばくごう かつき)
出久と幼馴染の少年。かっちゃん。この漫画のライバルポジション。
中学時代は緑谷を虐めていたが、時間経過とともに関係は徐々に改善傾向。
詳細は項目へ。
◆麗日お茶子(うららか おちゃこ)
明るく天真爛漫な、和食大好きゆるふわ天然女子。この漫画のゲロイン。
見た目は普通の女子だが、個性の関係で指先に肉球がついている。
あと、スーツがちょっとぱっつんぱっつん。ヒーロー科最高!
詳細は項目へ。
◆飯田天哉(いいだ てんや)
絵にかいたような生真面目系人間。
自分が間違っていると思った事は教師に対してであっても毅然とした態度で対応するため、デクからはかっちゃんに並ぶほど恐ろしい人と認識されていた。
しかし生真面目過ぎて変な方向に迷走したり、全力過ぎてリアクションがいちいち大げさだったりと、典型的な秀才キャラっぽい容姿に反してその実態はかなり残念なイケメン。
詳細は項目へ。
◆八百万百(やおよろず もも)
クラスの副委員長を務める、健康的な肉体にお嬢様言葉のギャップを秘めたグラマー女子。
峰田の発した「ヤオヨロッパイ」は名言。
詳細は項目へ。
◆轟焦凍(とどろき しょうと)
八百万と同様、推薦によって入学したエリート。
No.2ヒーロー・エンデヴァーの息子であり、父が仕組んだ「個性婚」によって誕生した。
父からは己に代わってNo.1ヒーローになるべき「最高傑作」として、過大な期待と重圧をかけられている。
詳細は項目へ。
◆蛙吹梅雨(あすい つゆ)
カエル女子。この漫画のケロイン。
自分から「梅雨ちゃんと呼んで」と言っており、自分も他人の事を男女問わず「ちゃん」付けで呼んでいる。
基本的に無表情&逆への字口で、舌がちょろっと出ている事が多い。
思った事をすぐ言っちゃう素直な娘。胸は意外とある。
手より先に舌が出ちゃうタイプ。
コードネーム「FROPPY(フロッピー)」。ディスクではないし、ローソンも関係ない。
詳細は項目へ。
◆峰田実(みねた みのる)
ヒーローというよりマスコットキャラな、ちっこい体の少年。
メンタル的にも少年らしさがまだ残っているエロガキ。
デクを除けば体力測定最下位だが、弾む個性のおかげで反復横跳びは超得意。
半面、テスト順位はクラスで真ん中よりは上とそれなりの出来。
詳細は項目へ。
◆青山優雅(あおやま ゆうが)
常にキラキラしているキザでマイペース、そしてちゃっかりしている男。
オールマイトの授業中でも「このマントヤバくない?」と言うほど自分大好き人間。
コスチュームは西洋の甲冑風で、レーザー発射用のバックルが装備されている。
詳細は項目へ。
◆障子目蔵(しょうじ めぞう)
基本無口な前ロン毛。個性で増やした口では良く喋る。
手が多いせいか、タコ呼ばわりされている。
峰田「タコってエロいよね」
詳細は項目へ。
◆耳郎響香(じろう きょうか)
ナチュラルジト目のやる気無さそう系女子。この漫画のジロイン。
目の下の涙メイクと、髪のハイライトが心電図になっているのがポイント。
詳細は項目へ。
◆上鳴電気(かみなり でんき)
強気と弱気が交互に来るタイプの調子に乗りやすいチャラ男キャラ。主食は電気。
強力な個性を持つが、アホ精神的にまだまだ未熟なので万年サイドキックになりそうと言われている。
カミナリ模様のメッシュが特徴だが、作者にちょいちょい忘れられそうになる困ったちゃん。
詳細は項目へ。
◆切島鋭児郎(きりしま えいじろう)
男らしさを気にする、粋な性格の熱血漢。赤色のツンツン髪と鋭利そうな歯が特徴。
上鳴共々ムードメーカー枠。加えて他人への気遣いに長けており、クラスでもフォロー役や仲裁役に回ることも多い。
詳細は項目へ。
◆芦戸三奈(あしど みな)
薄紫色の肌に白黒反転した目、角も生えている小悪魔系女子(見た目が)。
その見た目やコスチューム等からワイルドそうに見えるが、性格は至って普通の明るく元気な女の子。
何気に運動神経はA組女子の中で最も高く、A組の中でもトップクラス。その半面、雄英基準では残念おつむ。
詳細は項目へ。
◆尾白猿夫(おじろ ましらお)
冷えた人。というか轟に冷やされた人。影が薄い。
戦闘能力は何気に高く、モブとはいえ1人でヴィラン集団と鉢合わせてもヒット&アウェイで凌ぎ切った実力者。
コスチュームも空手の胴着を思わせるデザイン。
正々堂々としたまっすぐな性格で、心操によって体育祭を勝ち進んだことを良しとせず、自分から辞退する心意気を見せる。
葉隠と会話していることが多い。
詳細は項目へ。
◆葉隠透(はがくれ とおる)
透明になる個性のせいで作中でほとんど姿を見せない女子。
というか、制服や手袋、ブーツしか映ってない。
コードネーム「ステルスヒーロー インビジブルガール」
- 個性:『透明化(仮)』
姿を完全に消せるが、服は消せないため本気を出す時は服を全て脱ぐ。
そして普段のコスチュームも手袋とブーツのみ。
ただ個性の全容が明かされてない事が仄めかされていたり、光を使った目くらましを使ったりと単純な透明化とは違うらしい。
◆瀬呂範太(せろ はんた)
ギザギザヘアーの男子。ドンマイ。
詳細は項目で。
◆常闇踏陰(とこやみ ふみかげ)
顔が鳥になっている口数少ないクールな男子。てか発言が若干古風で厨二病っぽい。
コスを着てなくても鳥な外見なのと、他にも獣人的なキャラは多い為、多分スーツとかではなく地肌。作者がかなり気に入っているデザインの1人。
コードネーム「漆黒ヒーロー ツクヨミ」。
詳細は項目へ。
◆砂藤力道(さとう りきどう)
タラコ唇が特徴的な男子。空気その1。
コスチュームはプロレスラーのような感じ。覆面+タラコ唇で某正義超人を連想する読者もいるとかいないとか。
糖分を活用する個性であるためか、お菓子作りが得意で1-A女子のハートを鷲掴みにした。
コードネーム「甘味ヒーロー シュガーマン」
体をかなり鍛えており、個性も強力であるため、初期の頃は主人公の上位互換状態などと言われたりもしたが…
- 個性:『シュガードープ』
糖分10gで3分間体力が5倍となる。
単純に5倍というとかなりの数値であり、本人の肉体も合わさって凄まじい威力を持つ。
しかし、やりすぎると脳の機能が低下し、眠気やだるさに襲われてしまう。
アホにならないだけ上鳴よりリスクは低いが、消耗戦には極端に弱い。
◆口田甲司(こうだ こうじ)
全身が岩のようになっている男子。空気その2。
画面にそこそこ映るものの、64話まで台詞がひとつもなかった。
「ふれあいヒーロー アニマ」と照れながら名づける辺り、たぶん心優しい性格。
- 個性:『生き物ボイス』
動物を操れる個性。
そして個性の為に動物に語りかけるときは饒舌。
また、虫も操れるが本人は大の苦手で、思わず悲鳴を上げる程。
どの程度の生物まで操れるかは不明。
◆物間寧人(ものま ねいと)
B組の中心人物の一人。
黙っていればクールっぽいイケメンボーイだが、ひとたび口を開けばA組への罵詈雑言が怒涛のごとく放たれる。
豊富な語彙から繰り出される煽り文句の数々は圧巻の一言。
詳しくは項目へ。
◆拳藤一佳(けんどう いつか)
オレンジ髪とサイドポニーが特徴的な女生徒。B組のクラス委員。
さっぱりした気性の持ち主で、絵に描いたような姉御肌。
調子に乗る物間を諌めたり、繰り上げで決勝戦行きになった際に活躍していた鉄哲チームにその座を譲るなど男前。
見た目や個性から考えるより動く系キャラとしての印象を与えがちだが、外見通りの戦闘力に加えて実はばっちり頭も切れる万能タイプ。
ヒーローコスはチャイナ風の服に目元を隠すバンダナ。
A組の八百万とともにスネークヒーロー・ウワバミの事務所へインターン入りしたが、想像していたパトロールや実地戦闘ではなくCMや広告などのモデル業がメインになっていることに少なからず疑問を抱いている。
しかしそんな悩みとは裏腹に、生来のプロポーションで外部からの人気は急上昇。名前判明前からも読者の間で可愛いと評判であり、担当やスタッフからも好評だった。
- 個性:『大拳』
自らの手を巨大化させることが出来る。
手で相手の顔面を覆い隠したり、団扇のように強風を起こすこともできる。
質量増大によるパワーは単純ながら強烈で、パンチ一発がタングステン鋼の盾をくしゃくしゃにへこますほどの威力を持つ。
◆鉄哲徹鐡(てつてつ てつてつ)
見た目通りの荒々しい性格。
しかし、名は体を表すというか、親は何を思ってこんな名前を付けたのだろうか。
声がデカい、口が悪い、考えたことをすぐ行動に移す、などなどただの粗暴者かと思いきや、ちゃんと男気ある性格の持ち主。
バカっぽくても雄英ヒーロー科の受験を勝ち抜いた一人であることを忘れてはいけない。
- 個性:『スティール』
もしかして→切島鋭児郎。
全身を強固な鋼鉄にする個性で、全身硬化な切島とだだ被りしている。
彼と違って全身を変化させたまま通常通り動けるが、金属になるため、鉄分が足りないと金属疲労を起こしやすくなる。
金属ゆえに状態変化を起こしにくいので、高温や低温といった極限状態に非常に強い。
生身ならまず呼吸すらできないほどの炎にさらされても、意に介することなく肉弾戦を継続できる。
酸素が無くても活動できるようだ。
が、まったく無効というわけでもないらしく、徹鐵本人はかまどに籠って修行することで耐性の上限を引き上げたようだ。
鉄の融点を超える温度下に置かれたときどうなるのかは……あまり想像したくない。
◆塩崎茨(しおざき いばら)
髪の毛が茨のようになっている女生徒。ヒーローネーム「ヴァイン」。
入試での成績は4位、体育祭での障害物競走では4位と中々の好成績を残している。でも4ばっかで不吉
茨がキリストっぽいからか、信心深くおしとやか、正々堂々とした聖人のような性格で、それだけあってコスチュームも聖人を模した物になっている。
- 個性:『ツル』
見た目の通り茨のようになっている髪を自在に操る。
切り離しも可能な上、水分と日光さえしっかり取っていればいくらでも再生可能。
ツル自体の強度も、上鳴の電撃では破れないほどに強靭。
◆骨抜柔造(ほねぬき じゅうぞう)
歯茎の露出した骸骨のような顔をしている生徒。ヒーローネーム「マッドマン」。
見た目は怖いが本人は温和。個性にちなんだ柔軟な思考、対応が得意。
推薦枠の1人であり、相当な実力者。
格闘戦には秀でていないぶん、素早い分析や大局を見る能力に長けており、無力化に特化した個性と併せて敵の思惑を崩すことに定評がある。
- 個性:『柔化』
触れたものを柔らかくする。影響箇所にもう一度触れると解除できる。
触れた箇所に連続している範囲(パイプに触れればパイプ全体など)であれば柔らかくする箇所を自由に設定できる模様。
轟の放った特大の氷を、一ヶ所触れただけですべてゲル状に変えてしまったことも。
「柔らかくした地面や構造物に相手を沈め、個性解除で拘束する」という単純にして強力無比な攻め筋を持ち、
逆に自分が柔らかくした地面に潜って逃げることもできるという、「非暴力的な能力なのに戦闘で強い」の典型例。
欠点として当然形のない風や炎には干渉できない。また柔らかくできるものが少ない空中戦も不得意。あと柔らかくなっても質量はそのままなので注意。
◆円場硬成(つぶらば こうせい)
ギョロ目が特徴的な生徒。
目以外のデザインに関してはモブかと見紛うほどの普通っぷり。個性も「空気」に関するものであり、意図的なものをひしひしと感じる。
本人の性格もサポートに徹するのを好むタイプで、単騎で前線に踊りこむような戦い方はしない。
個性の特長と自らの得意なスタイルとを早期から摺り合せられている、堅実派の生徒である。
AB組合同演習にて、宍田のサポート役としてA組と交戦。
善戦むなしく敗北を喫し、梅雨ちゃんによって檻へと運ばれたが、その際に体を縛り上げていた梅雨ちゃんの舌がそのまま彼の口まで塞いでいたため、
図らずも「長時間強引にベロチューされ続ける」といううらやまけしからん事態に。
梅雨ちゃんは普段から舌を道具として使っているのでさほど気に留めていなかったのだろうが、円場本人は目を血走らせるほど見開いて動揺しており、
その鬼気迫る表情は単行本のおまけページでもネタにされる始末であった。
- 個性:『空気凝固』
吐いた息を空中で凝固・成形することができる。
現在までのところ、成形された空気は板状のもののみが確認されているが、形状に縛りがあるのか本人の得手不得手の問題なのかは不明。
板は透明だが光沢があり、厚いガラスのような見た目。
凝固させた空気はその空間に固定され、板そのものが破壊されない限り動かない。壁や足場としての活用が可能。
肺活量で板の大きさや強度が決まる。登場当初は肉体強化や膂力のある生徒なら素手で破れる程度の壁しか作れなかったが、
A・B組合同戦闘訓練では鉄パイプでの複数回の殴打を耐えるほどに強化されていた。
空間に固定できることを活かし、円場は敵の四方上下を板で囲んで閉じ込める『エアプリズン』を習得している。
出したものに運動エネルギーを付加できないので、攻撃に転用しづらいのが弱点。
集団戦で活きる個性の一つであり、「好きなところに出せる壁」は味方の機動力や防御力の向上に、「見えづらい壁」は敵の行動阻害に非常に役立つ。
チームワークを磨くことで真価を発揮することから、現在のヒーロー活動のメインストリームである事務所制にマッチした個性だと言え、
地味な見た目とは裏腹にプロヒーローからの需要は高くなるだろうと予測される。
◆庄田二連撃(しょうだ にれんげき)
背が小さくポッチャリ系な生徒。ヒーローネーム「マインズ」
「人は動ける恵体と僕を呼ぶ!」 ※恵体は鈍重デブという意味ではありません
なんつう名前だと思われるが、作者のお気に入り名前でもあったりする。
ボクシング観戦が趣味。
コスチュームは軍師のような見た目で、スカウターのような片眼鏡を装着し、腕にはレーダー装置を備える。
個性の影響を受けた物の位置を補足するための補助具だと思われる。
ドラゴンボールの戦闘服に酷似している。
- 個性:『ツインインパクト』
自らが打撃をくわえた箇所に任意のタイミングでもう一度それの数倍もの衝撃を発生させる。
接近戦で使えば二重の極みのように時間差で追加ダメージを与え、物体を殴り飛ばした後に個性を発動させれば、
飛距離を延ばしたり、軌道を変更させることができる。
◆泡瀬洋雪(あわせ ようせつ)
ヘアバンドをつけた生徒。
好きなものはスマホゲームで、脳無に襲われた時に「ヤバい」と連発していたので現代っ子な性格だと思われる。
コスチュームに溶接工のつけるバイザーを大きくしたような防御機構が備わっており、
有事の際には顔前面、両肩、背中にそれぞれ展開してアーマーのようになる。が、具体的に何を想定しての機能なのかは現在不明。
- 個性:『溶接』
別々のモノを分子レベルで結合できる個性。
ただし結合したモノとモノに直接触れて無ければ発動しない。
個性の発動から終了までは一瞬で、飛んでくる爆豪を空中で柱に固定してしまうほど。
◆小大唯(こだいゆい)
黒髪のボブヘアーが特徴の女生徒。ヒーローネーム「ルール」
「ん」が口癖で無口。
あらゆる物事に関心がないため、中学時代ファンクラブが結成されていたことにまったく気づかず卒業した。
好きなものはマトリョーシカ。切れ長の目といい、当たり前のように抜群なスタイルといい、八百万との類似点が散見される。
- 個性:『サイズ』
触れた無機物を大きくしたり、小さくしたりできる。
アニメ版での仮免試験編にて同じような個性を持った、忍者風の試験生が登場していたが、関連性は不明。
◆角取ポニー(つのとり~)
アメリカから留学してきた女性徒。
某カートゥーンアニメのユニコーンのような造形の顔で、頭には稲妻型の角が左右1本ずつ生えている。
日本語は流暢に話せるものの若干カタコトぎみで、感情が昂ぶると英語が出る。物間に変な言葉を教えられることも…
単行本第14巻の扉絵では、物間と共にヒーローコスの姿が描かれている。
- 個性:『角砲(ホーンホウ)』
頭部の角を射出し、凄まじいスピードで飛ばす。
1発で人ひとりを軽々と運べるほどのパワーがある。角は瞬時に再生するため、弾数に制限はない模様。
射出している角のうち、最大4本までを任意にコントロールすることができる。ポニーはこれを使い角二つの上に両足を置いて乗ることで、擬似的に空中戦を可能としている。
◆宍田獣郎太(ししだじゅうろうた)
けむくじゃらの獣人型メガネ男子。ヒーローネーム『ジェボーダン』。
ワイルドな見た目に反して穏やかな物腰の落ち着いた性格であり、『美女と野獣』を彷彿とさせる。
実際いいとこのお坊ちゃんらしく、「~ですぞ、ですな」といったやや慇懃な語尾が特徴。牙の生えた眼鏡の紳士、これで必殺技を叫んでくれれば……
体育祭では成績が振るわず、上位にその姿を見ることはできなかったが、のちのクラス対抗実戦演習にてクローズアップ。
獅子奮迅の活躍を見せるも、加入した心操の個性やそれを活かしたA組の作戦に振り回される形となり惜敗した。
- 個性:『ビースト』
身体機能を大きく底上げする個性。
名前の通り獣に近い体格となり、聴覚や嗅覚も強化される。これにより視覚に頼らない索敵が可能で、至近距離であれば背中越しの攻撃でも見ずに回避してのけるほど。
もちろん膂力は折り紙つき。腕ほどもある太さの鉄パイプのジャングルを、まるで草むらでもかき分けるかのように突き進むことができる。
個性発動前後の体格差を利用して、個性をオフにし体を縮めることで攻撃を空振りさせる小技も披露した。
使用中は「テンションがハイになる」という副作用が起こる。
思考力そのものが奪われるわけではないが、視野狭窄に陥るなど理性面でのデメリットが想定される。
しかしあくまでも「副作用」であり、ネガティブマインドを振り払いやすくなる、より強い痛みに耐えうる、などメリットに転化できる部分もあるので、一概に弱点とは言えない。
◆柳レイ子(やなぎれいこ)
片目が髪で隠れているちょっと暗そうな女の子。ネットサーフィンで怖い話を集めるのが趣味。
- 個性:『ポルターガイスト』
身の回りにある人1人分ほどの重量のものを操れる。
◆凡戸固次郎(ぼんどこじろう)
ヒーロー科1年で最も人間離れした巨大なゴーレムのような見た目をしている。のんびりとした性格で口調がのほほんのしている。
趣味もヒーローネームも「プラモ」。
- 個性:「セメダイン」
自身の頭部にある7つの穴から接着剤を噴出する。乾きの早さは調整可能。
◆鎌切尖(かまきりとがる)
トカゲっぽい体躯と、口から横向きに飛び出たカマキリの顎のような鉤状の牙が特徴の男子生徒。
攻撃は最大の防御、なセンスの持ち主で、「面倒だから全部切っちまおう」などの物騒な発言が目立つ。
個性や思考も含めてヴィラン連合のスピナーに似たデザインだが、両者に関係性があるのかは不明。
- 個性:『刃鋭』
全身から刃を出せる。
刃の形はある程度融通が利くようで、普通に切りつけて攻撃する他にも、幅広の剣を生み出して盾替わりに使うなどのシーンが見られる。
身体から物を出すという点では八百万の『創造』が比較に挙がるが、あちらと異なり出せるのは刃物のみ、体から切り離せない、などの縛りはあるものの、生み出す速度は段違いに速い。
(この例に限らず、体から物質を生み出すタイプの個性は物質に縛りが多いほど生成速度が上がる傾向にある。)
◆取蔭切奈(とかげせつな)
ブラドキング先生曰く「やらしい」女生徒。
無論、これは搦め手を中心とした彼女の戦略の立て方を指しているのであり、
決して「ヒーローコスチュームが鱗を体に貼りつけただけのデザインでボディライン出まくり」とかそういうことを言いたいのではない。決して。
(単行本のおまけページにて、彼女の掲載刊を読んでその「やらしさ」に妄想をふくらませたり鼻血を出したりする生駒(『ワールドトリガー』)の姿を見ることができる。)
……推薦入学者の1人。
初めてクローズアップされたのはクラス対抗実戦演習だが、その際チームメイトに鎌切がいたせいでトカゲ被りしてしまっていた。
- 個性:『トカゲのしっぽ切り』
トカゲのように部位の一部を切り離して逃げる個性…ではなく、全身をバラバラに切り離し操作する個性。
今のところ最大で50のパーツに分割可能。離したパーツは空中を自在に飛び回り、一定時間で動かなくなるが、その部位は再生される。
ヒロアカ世界のトカゲとはいったいどんな怪生物なのだろうか。
◆吹出漫画(ふきだしまんが)
頭が漫画の吹き出しになっているのが特徴の男子生徒。ヒーローネーム「コミックマン」。
コスチュームには漫画で描かれがちなマントのヒーロー姿に加え、漫画の1ページを仮面の様に顔に被せている。
自身の台詞が頭の吹き出しに反映されるのだが、自身の個性の関係もあって普通に話せる。
- 個性:「コミック」
漫画にある擬音を口にする事で具現化させる。
クラス対抗実戦演習では巨大で頑丈な壁を生成したり、湿気を放って森井のサポートをしたりした。
口にした擬音は全て日本語で、その様子をモニター越しに見てた砂藤は「これが海外ではどうなるんだ?」と首を傾げていた。
ちなみに『ヒロアカ』作中で使われている擬音はすべて英語。"WHAM"とか"SWISH"などと書かれているコマの中で日本語の擬音が暴れまわる絵はなかなかシュール。
◆小森希乃子(こもりきのこ)
マッシュルームヘアーの女子生徒。ヒーローネーム「シーメイジ」。
コスチュームはキノコの模様に描かれがちな大きめの水玉模様をした、魔法使いを模した物。
自身の個性の影響なのかキノコ料理が好物。普段は両目が前髪で覆われてるが、時に椎茸の笠に入れられる×字の切れ込みを模した瞳が片方、覗かせる事がある。
ホークスのファンで、実戦演習後の交流会にて彼の元にインターンに行ってた常闇に、そのプライベート写真を持っているか問いかけていた。
- 個性:「キノコ」
周辺に大量のキノコを生やす。葉隠の様な透明な体の相手にも有効で、湿気を受けると効果が増大される。
胞子を発する事も可能で、吸い込めば呼吸器にキノコが繁殖し、重度の呼吸困難に陥る。
実戦演習では吹出のサポートで範囲を拡げていき、常闇に胞子を放って戦闘不能に陥らせ、チームの勝利に貢献した。
ただ、流石に常闇への攻撃(重度の呼吸困難に陥らせる)は、場合によっては命をも奪いかねない危険なものであることを理解しており、
演習終了後には彼を心配し、喉に効く飴を差し出していた。
◆黒色支配(くろいろしはい)
髪以外、全身真っ黒の男子生徒。趣味に禁忌があり、鎌切同様に物騒な発言が目立つ。小森のことが気になっている(小森自身はあまり気にしていない模様)。
実戦演習では自分と同じ「黒」に纏わる個性を持つ常闇に親しげにし、その厄介な個性で小森同様にチームの勝利に貢献した。
- 個性:「黒」
黒い物なら何にでも潜り込める。
元々は単にそれだけだったのだが、個性強化により潜り込んだ対象を自在に操れる様になった。
実践演習では常闇が偵察に放った黒影(ダークシャドウ)に取り憑いて奇襲を仕掛け、物影で覆われたパイプ管を触手の様に操って攻撃した。
その他の雄英高校の関係者についてはこちら参照。
◆シンリンカムイ
樹木を操る人気急上昇中の若手ヒーロー。通称樹木マン。本名「西屋森児(にしや しんじ)」。
自力で樹木を発生させているため街中でも活動に問題は無いが、炎は苦手。
腰に咲いた花がチャームポイント。
彼の生い立ちには壮絶な過去があるとされており、それがドキュメンタリー番組で紹介されてから人気が急上昇したようだ。
そんな生活を送った理由は彼の素顔にあるようで、キャラブックによるとその仮面の下の顔は……
- 個性:『樹木』
自身の体から植物を伸ばす事ができる、対象の捕縛に長けた個性。
得意技は「先制必縛『ウルシ鎖牢』」。
その名の通り強靭な樹木を伸ばし、複数の相手を捕らえる事の出来る強力な能力。
◆Mtレディ(マウントレディ)
デビューしたての大型ヒロイン。以後お見シリおきを!
腹黒とまではいかないが、結構現金でしたたかな性格。
その割には個性のせいで建物を壊した被害額の方が高くつくという可哀相な人。
ニッチな層に好評であり、彼女の周りにはカメラを持ったファンが集まる。キタコレキタコレ。
初期構想ではお茶子ポジションの正ヒロインだったようで、本名の「岳山優(たけやま ゆう)」も初期設定からきている。
その名残か、ゲスな性格が扱いやすいのか、番外編のほぼ常連となっている。
作者はコミックス1巻の背表紙を気合を入れて書いたとのこと。作者GJ。
- 個性:『巨大化』
その名の通り山のように…とまではいかないが、162cmから2062cmに巨体化することができる。
しかし巨大化は調整が出来ないため狭い路地は苦手。(本人いわく二車線以上じゃなきゃムリ~)
◆エンデヴァー
燃焼系ヒーロー。
雄英高校OBであり、事件解決数史上最多のレコードを持つNo.2ヒーロー。
ファンの間での予想通り、轟焦凍の父親。本名は轟炎司(とどろき えんじ)、45歳。
詳細は項目へ。
◆インゲニウム
非常口の兄であるターボヒーロー。本名は「飯田天晴(いいだ てんせい)」。アッパレではないしタカハルでもない。
都内に事務所を持ち、数多くのサイドキックを雇っているエリート。
既にプロとして活躍している実力派だが、ステインの襲撃によりヒーローとして再起不能の重傷を負ってしまう。
◆ウワバミ
逢魔ヶ刻動物園からまさかの登場。スネークヒーローとして活動しているが、普段はモデルの仕事をしているようだ。
- 個性:『蛇髪』
髪の毛が変化した蛇を使って周囲の探知を行う。
◆グラントリノ
オールマイトの師匠である小柄な老人。
とぼけた性格でボケも入っているが、ヒーロー、そして教師としての腕は全く衰えておらず、デクの迷いを即座に見抜いて成長を促した。
詳しくは項目で。
◆ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ
猫をモチーフにした4人一組のヒーローユニット。通称ワイプシ。
山岳での救助活動をメインとして活躍しており、作中では雄英高校1年生の指南役として登場した。
活動12年目に入るベテランヒーローだが、心は18。
4人は学生時代からの付き合いで、事務所も四人一組で作っているなど仲のいいチームのようだ。
マンダレイは名乗り順や立ち位置から、恐らくリーダー格かと思われる。本名「送崎信乃(そうざき しの)」
- 個性:『テレパス』
一度に複数の人間に対してテレパシーを送信可能。
ピクシーボブは口より先に手が出る性格と思われる。適齢期が近い。本名「土川流子(つちがわ りゅうこ)」
- 個性:『土流』
土を支配し、地形を操作できる個性。
土くれでモンスターを生み出し、戦わせる事も出来る。
ラグドールはまんまるお目目でハイテンション。ワイプシの提案者。
本名「知床知子(しれとこ ともこ)」
- 個性:『サーチ』
一度見た人間の情報を100人まで把握できる。
開闢行動隊の襲撃によって、一人だけ消息不明になる。
その便利な個性はオール・フォー・ワンに目を付けられており……
虎は一人だけ場違いなマッチョ。
しかし衣装は他3名とお揃いである。暴力担当。
実はオナベであり、タイに行ったら今のような姿になってしまったらしい。本名「茶虎柔(ちゃとら やわら)」
- 個性:『軟体』
文字通り体を柔らかくすることが出来る。攻撃や防御、回避にも使用できる万能能力。
◆ベストジーニスト
鼻まで覆うジーンズを纏ったヒーロー。
病院の広告とかやってそうな見た目だが、これでもベスト4ヒーローである。
杓子定規な性格で、体育祭のかっちゃんの暴れっぷりを見て、彼を矯正するべく職場体験に招いた。
曰く、「悪(ヴィラン)は正義(ヒーロー)に倒される存在ではなく、心を矯正される存在である」という持論を持つ。
勝己救出作戦の際に重傷となり、活動休止中。
本名は「袴田紡(はかまだ つなぐ)」
- 個性:『ファイバーマスター』
繊維を自在に操作する個性。
自分が纏っているジーンズもその個性の為のもの。
大勢の相手を一斉に捕縛するのは勿論、相手が纏っている服ですら操れるらしい。
繊維そのものが増えるわけではないようで、使えば使うほど服はほつれていく。
ちなみにデニムが一番扱いやすく、スウェットは扱いづらい。
◆エッジショット
ナンバー5のプロヒーロー。
忍者装束を身に付けた分かりやすい忍者。
彼のプライベートは謎に包まれているらしい。
本名「紙原伸也(かみはら しんや)」
- 個性:『紙肢(しし)』
自分の体を紙のように薄く延ばすことができる。
ただそれだけなのだが、エッジショットの鍛錬により、音速を超える程の速度で攻撃ができる。
相手の体内に攻撃を加え、一撃で行動不能にする事も可能。
◆ギャングオルカ
白いスーツに海のギャングこと「シャチ(オルカ)」の皮を被った、まさにギャングな人。
ナンバー10ヒーローにして見た目がヴィランっぽいヒーローランキング第3位。
ていうか、ぶっちゃけこの人。
- 個性:『シャチ』
シャチの能力を発現できる。というか元ネタそのまんま。
◆Ms.ジョーク
頭にバンダナを巻いた男勝りな女性のヒーロー。
相澤とは昔事務所が近かったため顔見知りであり、何かとつけて彼をからかっている。
現在は傑物学園高校の教師を担当。本名「福門笑(ふくかど えみ)」。
- 個性『爆笑』
周囲の人間を強制的に笑わせる。
デクによれば彼女のヴィラン退治は狂気に満ちているらしい。
◆サー・ナイトアイ
かつてオールマイトのサイドキックをしていたエリートサラリーマン風のヒーロー。
自分にも他人にも厳しいストイックな性格だが、一方ではオールマイトグッズ(非売品)を壁一面に飾っている程のオールマイトオタクである。
現在は訳あって「気まずい」関係だが、彼の事は今でも尊敬の念を抱いている。
出久がofaの後継者でなければならない理由が見当たらないと火の玉ストレート厳しい言葉をかける。
詳細は項目へ。
◆ホークス
『速すぎる男』と呼ばれるほどの現時点でのNo.2ヒーロー。(元No.3)
本気なのか冗談なのかわからない言動を話す飄々とした性格の持ち主。
詳しくは項目へ。
◆ファットガム
関西地域を中心に活躍するBMIヒーロー。
詳しくは項目で。
◆スターアンドストライプ
アメリカ合衆国No.1ヒーロー。
作中屈指のチート能力を持つ女性。
詳しくは項目へ。
◆緑谷引子
出久の母。
主人公の家族の割に本編で全然名前が出てこない不遇な人。
若い頃はかなりの美人だったが、「物を引き寄せる個性」でいろいろ楽をしすぎたせいか、今では素敵なぽっちゃり母さんに。
デクのコスチュームを作り、かつて否定した夢を応援する良き母。
夫の名は久(ひさし)。現在海外へ単身赴任中。
◆轟冷
轟焦凍の母であり、エンデヴァーの妻。旧姓は「氷叢」で、白く透き通るような髪が特徴の美人。
焦凍やエンデヴァーの所でも触れた通り、「個性婚」によって恐らくかなり強引に妻にされたものと思われる。
そんな過酷な境遇を表に出さず、優しき母として焦凍に接していた。
しかし、焦凍が成長するにつれ、焦凍がエンデヴァーに似てきた事が悩みとなり、最終的には精神的に追い詰められ、ある時衝動で彼の顔面に熱湯を浴びせてしまった。
事件後はエンデヴァーによって病院に入れられてしまう。
作中では見せていないが、凍結系の個性を持っていると思われる。
体育祭後に轟が病院を訪れ、約10年ぶりに再会。母子関係は修復され、休みの日に見舞いに訪れるようになった。小説版にはその様子が描かれている。
◆塚内直正
校外でオールマイトの肉体の秘密を知る数少ない人物。
この世界における警察は「ヴィラン受け取り係」と揶揄されることもある。
◆出水洸汰
角の付いた帽子をかぶる目つきの悪い少年。マンダレイの甥っ子。
かつては両親に「ウォーターホース」というヒーロー夫婦がいたが、ヒーロー活動中に殉職してしまう。
周囲からは評価されたが、幼くして両親を失った彼はヒーローそのものを憎んでひねくれるようになってしまった。
1-A女子の入浴を堂々と見たうらやましすぎる少年。
◆トイトイ
逢魔ヶ刻動物園からまさかの登場。爆豪にヤジを飛ばすモブとして数コマだけ登場した。
その隣には鈴木らしき人物の姿も。
◆志村菜奈
先々代のワン・フォー・オール継承者。
笑顔の似合う素敵な姐御肌の女性である。
オールマイトの師匠であり、彼の生き方に大きな影響を与えた。
グラントリノの友人でもあり、回想では若い姿が描かれているが、存命していれば孫のいるほどの年齢である。
◆夜嵐イナサ
坊主頭のとりあえず暑苦しい高校生。
かつては推薦で雄英高校の入学試験に1位で合格したが辞退し、士傑高校に入学している。
かつてエンデヴァーに冷たくあしらわれた過去を持っており、
エンデヴァーだけでなくなぜか息子である轟にも嫌悪感と敵意を向けている。(現在は改善した。)
- 個性:『旋風』
自分の周囲に気流を発生させ、風や大気を自在に操作できる。
空中浮遊や飛行はもちろんのこと、強烈な突風を発生させて敵を攻撃したり、物や人を持ち運ぶことも可能。
しかし範囲が広いのでコントロールが難しい。
◆肉倉精二
士傑高校2年に在籍する細目の青年。
「ヒーローは常に品格を良くしなければならない」という自論を持ち、それを乏しめてる雄英高校ヒーロー科1-A組(特にかっちゃん)を徹底的に見下している。
自らの個性で切島・爆豪を一瞬で戦闘不能に陥れるが、彼等を乏しめる発言にキレた上鳴の反撃を喰らい、そのダメージが原因で復活した2人にダブル腹パンを叩き込まれダウンした。
- 個性:『精肉』
自らの肉体を好きなサイズや形に分解し、自在に操ることが出来る。
他人がこの肉に触れてしまうと肉団子にされてしまう。(本体がダメージを受けることで復活する)
◆真堂揺
傑物学園高校の2年生。誰にでも笑顔であいさつする屈託のない好青年だが、
その裏では雄英高校に対してライバル心を燃やしている野心家である。
しかし中身は優先して人命救助を行ったり、周りの場の状況を迅速に判断して指示を与えるなど、
優れたリーダーシップ性を持つ人物なので悪い人間ではない。
- 個性:『揺らす』
手で触れた物体を振動させることが出来る。地面に触れれば地割れや地震が、水に触れれば津波が発生するなどの攻撃に特化した個性である。
しかしその反面揺らした物体の振動を自分も受けてしまうデメリットがある。
◆オーバーホールヤクザ・クラン極道組織「死穢八斎會」の若頭。
詳しくは項目で。
◆ジェントル・クリミナル
現代の義賊を自称する動画配信者。
詳しくは項目で。
◆ラブラバ
ジェントルのパートナー兼カメラマンを務める小柄な美少女。
詳しくは項目で。
【用語】
◆個性
平たく言えば人それぞれが持つ特殊能力のこと。今では世界人口の約8割が個性を持っているという。
どんな個性が発現するかは人それぞれだが、誰しもがオンリーワンの個性を持つということではなく、
完全に同じとはいかなくとも、まったく血縁関係などもない人間同士でも、個性の方向性などがある程度被ることはある。
主に血縁によって受け継がれるようで、もれなく4歳までに両親の個性のどちらか、あるいは複合した個性が発現する(もちろん目覚めない場合もある)。
◆ヒーロー、敵(ヴィラン)
概念的に言えば、個性によって自分の欲望を満たすものをヴィラン、人々の為、或いは富と名声を求めてヴィランと戦う者をヒーローと呼ぶ。
作中の法社会的には、国家試験をパスして「個性」を公共の場で使用する免許を取得し、警察その他の国家機関の要請を受注して「個性」を駆使して仕事を行う自営業者をヒーロー、
「個性」を駆使して犯罪行為を行う犯罪者をヴィランという*1。
免許制度が無かった時代、「個性」を用いた犯罪から人を守るために「個性」を用いる私的ヒーロー「ヴィジランテ(自警団)」も多く存在したが、
法を無視する彼らも実質的にヴィランと大差無く、法整備が進みヒーローが免許制になると共に姿を消した。
現在ヒーローとヴィランを分かつのは、この政府が発行する免許だと言える。
勿論、ヒーローとはいえ過度の能力の行使は御法度であり、活動の最中に器物損壊等を過度に行えば、保険の適用範囲を超えれば自費で弁償もしなければならない。
個性を駆使して戦う姿からヒーローは賛美され、警察は「ヴィラン引き取り係」などと揶揄される傾向にあるが、実際にはヒーローは、個性を駆使して警察の援護や補助をする職業に過ぎない。
そのため、ヒーローには逮捕権が無く、捜査権等様々な権限は警察よりも制限されており、立場は警察の方が上である。
注意すべきは精神性としてのヒーローと職業としてのヒーローは必ずしも一致しているわけではないということ。
なのでたまにその辺を勘違いした迷惑なヒーローファンが現れてしまう。
本作以前にも色々なメディアでテーマになっていた職業ヒーローという概念・システムが、少年マンガというフォーマットのために簡略化されているとはいえ、
完全に世界観に固定されているのが特徴のひとつといえる。
◆サポートアイテム
個性使用時の補助をする道具。装飾品や武具状等、多種多様な形態がある。出力増強、スタミナ節約等効果は様々。
個性は一見同じに見えてもその原理や出力等が少しずつ異なるため、サポートアイテムは開発者と綿密に協議しながらの最適化調整が不可欠である。
この作業を怠ると、パフォーマンスが落ちるばかりか暴走して大事故を招く恐れがある。
こうした経緯からヒーローのみが所有と使用を許可された上で各人専用のサポートアイテムの開発を依頼するのが常で、一般支給品が存在しない。
ヴィランが使うのは、引退したヒーローの横流し品か酔狂な発明家が裏市場に流した違法アイテムである。
ちなみに、ヒーローのコスチュームは目立つデザインばかりだが、何も宣伝効果だけが理由ではない。
コスチュームは各ヒーローの適性に合わせて防刃や耐衝撃、耐熱等の効果を発揮するサポートアイテムの一種でもあり、個性を使えるヒーローであることを大衆に提示する身分証の役割も兼ねる。
故に、一般人はヒーローのコスチュームを模した衣服を着たまま街中を歩くことも原則禁止であり、警官に見つかれば叱責を受ける。
◆敵連合
本作に登場する犯罪組織。
死柄木弔をリーダーとして活動しており、出久たちはおろか作品内の社会を脅かしている。
詳しくは項目で。
◆仮免/本免
過度の個性の行使、個性を用いて他人に危害を加える行為は規則違反に当たり、相手が凶悪なヴィランであろうと応戦・撃退すれば明確な違反として罰せられる。
これを防ぐには本免(プロ資格)か本免持ちのヒーローによる監督と許可、もしくは緊急時限定の個性使用許可証である仮免資格が必要になる。
戦闘能力・情報処理能力・救助知識などの「ヒーローとしての資質」を試験するが、仮免であっても例年の合格率は5割弱と中々難しい。雄英高校の場合、通常2年次に取得するものらしい。
逆に言えば、もし資格のない一般人がヴィランに遭遇した場合、逃走に徹さなければ仮に無事に済んでも法律で罰せられかねないということでもある。
警察ですら例外ではなく、仕事中であろうと個性の使用は服務規程違反になってしまうため、免許の有無は極めて大きな意味を持つ。
◆ヒーロービルボードチャートJP
事件解決数、社会貢献度、国民支持率などをヒーロー公安委員会が集計し発表される(発表は年に1回と2回で記述が揺れている)日本国内プロヒーローランキング。
事件解決数が最も評価される上、大きな事件を解決したヒーローは支持率も上がりやすくなるためより多く・大きな事件を解決したヒーロー程上位にランクインしやすい。
単純に人気ランキングでも強さランキングでもないため、「事件解決能力は高いが支持率はそこそこ」「腕っぷしはトップランカー並みだがランキングは下位」といったプロもありえる(逆も然り)。
◆雄英高校
物語の舞台となる高校。
ヒーローを育成する『ヒーロー科』はオールマイトをはじめとした数多くのヒーローを輩出している実績もあり、圧倒的な人気を誇っている。
敷地はデカい割に一般入試の定員は36人(と推薦枠4人)と少ない超難関高校。
その為、毎年受験の倍率は300倍を超えるとか。
他には『サポート科』『経営科』『普通科』が存在し、ヒーロー科を落ちてそちらに入学した者も多い。
普通科から成績次第でヒーロー科に編入することも可能ではあるらしい。
◆タルタロス
正式名称は対"個性"最高警備特殊拘置所。
本土から約5km離れた沖の孤島に建造された施設。
便宜上は拘置所だが、それは建前だと叫ばんばかりの軍事基地にも劣らない厳戒体制を敷いている。
通常は、起訴されれば留置所から拘置所に移送され、裁判を受けて刑が確定した後に刑務所へ収監される。
だがこのタルタロスでは、真っ当な法的手続きや人権を無視してヴィランを海中の地下監獄へ封印する。
収監者は、本来は刑務所で刑期を終えるまで罪を償うべき受刑者や、裁判を通して事件の詳細が明るみになれば社会を揺るがす大事になると判断され、裁判を受ける権利さえ剥奪された者等、様々。
そうして収監されれば最期、ヴィランを「人の形をしただけの悍ましい獣」と唾棄する看守の拷問染みた待遇でもてなされながら、二度と日の目を見ることなく生涯を終える。
海外でもその警備の厳重さで知られており、人権侵害等の問題で世間から糾弾されてきた。別名、個性社会の闇。
◆僕のヒーロー
厳密には本作に登場する単語ではなく、その読み切り版のタイトル。
デクもオールマイトもいないが、この作品に登場するヒーロー「スナイプ」に良く似たキャラが雄英の教師陣に登場している。
「無個性の主人公が憧れのヒーローを救う」「ヒーローのサポートアイテム専門の会社がある」等、本作に通じるところが数多くちりばめられている。
【声の出演】
TVアニメ
◆緑谷出久:山下大輝
◆オールマイト:三宅健太
◆爆豪勝己:岡本信彦
◆麗日お茶子:佐倉綾音
◆飯田天哉:石川界人
◆蛙吹梅雨:悠木碧
◆峰田実:広橋涼
◆青山優雅:桑野晃輔
◆障子目蔵:西田雅一
◆八百万百:井上麻里奈
◆耳郎響香:真堂圭
◆芦戸三奈:喜多村英梨
◆常闇踏陰:細谷佳正
◆上鳴電気:畠中祐
◆切島鋭児郎:増田俊樹
◆轟焦凍:梶裕貴
◆瀬呂範太:古島清孝
◆葉隠透:名塚佳織(Mt.レディと兼役)
◆尾白猿夫:三好晃祐
◆砂藤力道:奈良徹
◆口田甲司:永塚拓馬
◆物間寧人:天崎滉平
◆鉄哲徹鐡:沖野晃司
◆塩崎茨:真坂美帆
◆拳藤一佳:小笠原早紀
◆泡瀬洋雪:松岡禎丞
◆発目明:桜あず
◆心操人使:羽多野渉
◆通形ミリオ:新垣樽助
◆波動ねじれ:安野希世乃
◆天喰環:上村祐翔
◆夜嵐イナサ:岩崎諒太
◆現身ケミィ:茅原実里
◆肉倉精児:古川慎
◆毛原長昌:ボルケーノ太田
◆真堂揺:粕谷雄太
◆中瓶畳:潘めぐみ
◆真壁漆喰:小上裕通
◆投擲射手次郎:大隈健太
◆Ms.ジョーク:永井真里子
◆相澤消太:諏訪部順一
◆プレゼント・マイク:吉野裕行
◆リカバリーガール:小桜エツコ
◆13号:犬山イヌコ
◆ミッドナイト:渡辺明乃
◆ブラドキング:松田修平
◆セメントス:大隈健太
◆根津校長:高戸靖広
◆エンデヴァー:稲田徹
◆グラントリノ:緒方賢一
◆ベストジーニスト:緑川光
◆サー・ナイトアイ:三木眞一郎
◆ホークス:中村悠一
◆ファットガム:興津和幸
◆ミルコ:木下紗華
◆バーニン:河内美里
◆出水洸汰:山崎みちる
◆一般女性:鈴木みのり
◆緑谷引子:川上彩
◆轟冷:根谷美智子
◆轟冬美:真堂圭(耳郎響香と兼役)
◆轟夏雄:新祐樹
◆死柄木弔:内山昂輝
◆黒霧:藤原貴弘
◆ステイン:井上剛
◆トガヒミコ:福圓美里
◆荼毘:下野紘
◆Mr.コンプレス:最上嗣生
◆トゥワイス:遠藤大智
◆スピナー:岩崎了
◆オール・フォー・ワン:大塚明夫
◆オーバーホール:津田健次郎
◆エリ:小林星蘭
◆リ・デストロ:平田広明
◆スケプティック:杉田智和
◆トランペット:間島淳司
◆キュリオス:本田貴子
◆外典:山下誠一郎
◆レディ・ナガン:種崎敦美
◆与一:保志総一朗
◆二代目:小野大輔
◆三代目:鈴木崚汰
◆四ノ森避影:森川智之
◆万縄大悟郎:安元洋貴
◆煙:柿原徹也
◆志村菜奈:園崎未恵
◆スターアンドストライプ:朴ロ美
楽曲
第一期OP:ポルノグラフティ「THE DAY」
第一期ED:Brian the Sun「HEROS」
第二期OP1:米津玄師「ピースサイン」
第二期OP2:amazarashi「空に唄えば」
第二期ED1:Little Gree monster「だから、ひとりじゃない」
第二期ED2:LiSA「だってあたしのヒーロー。」
第三期OP1:UVERworld「ODD FUTURE」
第三期ED1:miwa「アップデート」
第三期OP2: Lenny code fiction「Make my story」
第三期ED2:菅田将暉「ロングホープ・フィリア<TV Limited>」
第四期OP1:BLUE ENCOUNT「ポラリス」
第四期ED1:さユり「航海の唄」
第四期OP2:KANA-BOON「スターマーカー」
第四期ED2:緑黄色社会「Shout-baby」
第五期OP1:DISH//「No.1」
第五期ED1:the peggies「足跡」
第五期OP2:MAN WITH A MISSION「merry-go-round」
第五期ED2:崎山蒼志「嘘じゃない」
第六期OP1:SUPER BEAVER「ひたむき」
第六期ED1:秋山黄色「SKETCH」
第六期OP2:Eve「ぼくらの」
第六期ED2:SIX LOUNGE「キタカゼ」
挿入歌:KYOKA JIRO Starring Chrissy Costanza「Hero too」
VOMIC
◆緑谷出久:山下大輝
◆オールマイト:玄田哲章
◆爆豪勝己:梅原裕一郎
◆シンリンカムイ:西山宏太郎
◆Mtレディ、出久の母:南波ゆき
◆ヘドロ:高梨謙吾
余談
- MARVEL
アメコミじみた雰囲気と約1名の画風を持つ本作だが、なんと「デッドプール:SAMURAI」と「スパイダーバース」を介してマーベル・ユニバースに接続してしまっている。
もっともヒロアカ世界もMARVEL世界も、原作と「SAMURAI」での描写とではそこそこ矛盾が見られるため、お互いの並行世界同士が繋がっている、という形になるだろうか。というかデップーの一発ネタをそこまで考察しても意味が
架空は現実に
言い忘れてたけど、これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ
もう大丈夫!
私が、追記・修正した!!
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