シュガーダーク

ページ名:シュガーダーク

登録日:2010/01/12 Tue 01:06:39
更新日:2023/12/08 Fri 11:29:08NEW!
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ライトノベル 漫画 新井円侍 mebae 大岩ケンヂ シュガーダーク 角川スニーカー文庫 大賞 ダークファンタジー ボーイミーツガール シンプル・イズ・ベスト 素直クール 良作 リョナ グロ




レーベル:角川スニーカー文庫
著者:新井円侍
イラスト:mebae


既刊1巻。
漫画は全4巻。



第14回スニーカー大賞《大賞》受賞作。


涼宮ハルヒの憂鬱以来6年ぶりの大賞受賞作ということで大きな注目を集め、
井上麻里奈が司会・朗読を務めた記者会見やテレビCMなどで大々的に広告された。



ハルヒ以来の大賞受賞作という触れ込みによって余計な先入観を持ってしまいがちだが、
内容はシリアス寄りで喜劇的な要素はほぼ無く、ハルヒとは全く別の面白さを持った作品。
近年のライトノベルにありがちな捻られた世界観やパロネタ、言葉遊び、狙いすぎた萌えといった諸要素を無くした、
シンプルで箱庭的な作品であるために物足りなさを感じたり、
こそぎ落とした故の鋭利さについていけなくなったりと、良くも悪くも好き嫌いが別れる可能性を秘めた作風。



漫画版は大岩ケンヂ氏の凄まじい作画でグロシーンまでもきっちり描ききっている。
また、原作には無い二人のその後の生活も少し垣間見ることができる。
あとメリアかわいい。





【あらすじ】
産業革命が進み、電灯や鉄道、自動車といった文明の発達が進んだ近代世界。
冤罪により逮捕され、囚人(オリッド)の烙印を押された少年ムオルは、
人里離れた共同霊園(マス・グレイブ)に送られ墓穴を掘る毎日を送っていた。
そんなある日の夜、自らを墓守り(グレイブキーパー)と名乗る少女メリアと出逢う……。




【登場人物】


◇ムオル・リード
主人公。冤罪により逮捕され、共同霊園(マス・グレイブ)での墓穴掘りを命じられている少年。
罪人としての呼び名は囚人(オリッド)五七二二号。
顔立ちは若いが、背丈は立派な成人に見えるほど高い。
逮捕されるまでは「戦場モグラ」と呼ばれる、戦場で塹壕を掘り進む歩兵だった。
ろくに児童学校(スクール)にも通えなかったため学は低いが、口はよく回る。



◇メリア・マス・グレイブ
ヒロイン。濃紺のローブを身に纏い、
さらさらした鳶色の髪と暗青色の大きな瞳、桜色の唇に白い肌が特徴的な少女。
共同霊園の墓守り(グレイブキーパー)を名乗る。
素直クール……というか単に引っ込み思案。かわいい。



◇カラス
ある日突然ムオルの前に現れた子供。
黒いおかっぱ頭が特徴の中性的な顔立ちで性別は不明。
「カラス」は偽名で、ムオルも彼には「モグラ」と名乗っている。



◇ダリベードル
共同霊園の管理人。
鼻が削ぎ落ちている、腰の曲がった小柄な老人。
ムオルに墓穴掘りを命じる。



◆デュフェン
狼のような大きな図体を持った黒い犬。
ムオルの監視を勤める看守のような役割を担う。
メリアには忠実。




【用語】


◆囚人(オリッド)
もともとはガレー船の漕ぎ手奴隷を意味する古い言葉だったが、現在では刑に服する犯罪者に対する呼び名。
法律により、囚人は服務期間中、汚物清掃や鉱物の採掘、荒地の開墾といった過酷な労働が課せられている。



◆共同霊園(マス・グレイブ)
ムオルが墓穴掘りの労刑を課せられている場所。
切り開かれた広大な土地に墓標と木々が延々と続き、中心に巨大な樹がある墓地。
その墓標の下に埋まっているのは……。




追記・修正よろしく。


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