永瀬伊織

ページ名:永瀬伊織

登録日:2013/11/14 Thu 04:53:01
更新日:2023/12/05 Tue 10:56:42NEW!
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ココロコネクト 豊崎愛生 メインヒロイン 部長 ホクロ トラブルメーカー スパッツ cカップ 演技派 ひゃっほーい 文研部 ノーメイク 水瀬伊織←ではない 作者とふうせんかずらのお気に入り




「一チラ見、百二十円」



ライトノベル「ココロコネクト」のメインヒロインの一人。



CV:豊崎愛生



名前は似ているが、決してどこぞのツンデレアイドルではない。



私立山星高校文化研究部の部長。若干丸顔だが整った顔立ちで、柔らかな黒髪を後ろでくくった美少女。口元のほくろがチャームポイントの、ノーメイクで白い肌の持ち主。
きらきら輝く満面の笑みと明るく人当たりのいい性格もあって、校内でダントツの人気を誇る。ちなみに胸のサイズはCカップ。


文研部に入部した理由は運を天に任せた方が驚きと感動に出会えると思い、「先生にお任せします」と担任の後藤龍善に一任した結果、他の4人と一纏めにされたため。


自分でも自らの強みを意識しており、時々八重樫太一にドッキリを仕掛けることがある。伊織は何があっても揺るがない確かな自分を持っている太一に憧れており、太一も多彩な表情を見せ楽しそうに生きている伊織に憧れている。また副部長の稲葉姫子も「二人の時が一番生き生きしている」と告げている。
しかし稲葉は伊織のある事情を知っており、伊織のことを「文研部の中で一番脆い」「不安定な人間」と評して心配している。




















以下ネタバレ



「わたしは『わたし』を演じたのさ。

相手の好みに合わせて、ね」


実は母親が五度の結婚と離婚を繰り返しており、家庭内事情が複雑である。二人目の父親が暴力を振るうタイプであり、当時小学校だった伊織は彼が暴力を振るわないように自分の好みや態度を変えた。そして以後も再婚相手の好みに合わせて自分の好き嫌いさえも変えていた。
ただし伊織いわく決して「演じてやろう」と意識していたわけではなく、人より優れた「他人が望むことを見破る能力」で彼らの好みを見破っていたとのこと。


しかし寡黙だが出来た人であった五人目の父親が病死した際に「もっと自由に生きなさい」と言われたことで、伊織の人生は一変する。
伊織は彼の遺言通り自由に生きようとしたが、ずっと他人の顔色を見て周りが望むように自分を変えてきたため、本当の自分を見失ってしまった。
普段のノリの良さもそのためであり、入部の理由も自分が好きなものが分からなくなってしまったため。また変にもう自由にやっていいと意識したせいで、唯一自信の持てるアイデンティティであった「他人が望むことを見破る能力」も精度が悪くなってきているという。




各巻での活躍



1巻 ヒトランダム



「人格入れ替わり」で初めて太一と入れ替わった際、彼が自分の胸を揉んでいる所をクラス委員長の藤島麻衣子に見られて以来、彼女から性的な意味で狙われるようになる。


胸揉まれたー、お嫁に行けないよーっ!


稲葉の「お前のトラウマも解決してもらえ」という言葉をきっかけに太一に前述の過去を話す。そして人格としての「わたし」を見失いつつある自分が「人格入れ替わり」によって自分の身体さえもみんなが自分を認識する手段として曖昧になってしまい、誰からも気付いてもらえなくなるのではないかと怯えていることを告げる。
それに対し「何があったって分かってやれる」と答えた太一に対し、後に部室で稲葉と入れ替わったふりをして太一を試す。しかし太一はそれを見破ることができず、さらに稲葉本人が部室に来たことでばれてしまい、泣きながら部室を飛び出してしまう。


川沿いで太一に発見され、彼から「どんな一面も永瀬伊織であり、永瀬は人よりそれが多いだけ」と説得されるも、ふうせんかずらに憑依され川に飛び込んでしまい、昏睡状態となる。
その後青木義文によって彼と入れ替わり、自分以外の文研部4人の話し合いで「永瀬の身体と共に死ぬのは永瀬の人格でないといけない」と決まったことが稲葉から告げられる。
最期の時間にて稲葉の身体を借りて太一と話し、「まだ死にたくない、生きていたい」と涙を流す。そして太一の告白に対し「死んでしまうから、付き合わないで下さい」と告げ、思い出としてキスをする。


しかし、永瀬の身体が死ぬのはふうせんかずらの嘘であり、その後後遺症もなく退院した。




2巻 キズランダム



太一の説得によって、誰に対しても自然体でいられる感じにはなっているが、未だに自分に自信がない状態であり、「欲望解放」によって本当の自分が分かるかもしれないと期待した。しかし桐山唯と青木が警察に補導されたことや稲葉から注意されたことで自分勝手なことを思った自分を嫌悪し、太一に懺悔している。
一方太一との関係は、現象によって心が正常ではないという理由から、今の間は友達としての距離を保とうと伝えている。


遠足にて稲葉が太一のことが好きになったことに気付いてしまい、今までずっと自分と太一をくっつけようとしてきたのは何故かと稲葉を激しく糾弾する。「二人がくっつけば文研部の人間関係が丸く収まる」と告げる稲葉を「バカじゃないの」と一蹴。「二人の友情は好きな男を取り合ったくらいで壊れない」と信頼を伝える。
その後稲葉から「結構激しいヤツなのな」と言われ、自分にそういう一面もあるのが意外だったらしく驚いている。




3巻 カコランダム



唯に負けず劣らずの可愛いもの好きのため、「時間退行」によってよって稲葉が幼児化した際は、抱きしめたり頬ずりをして弄んでいる。


本当の自分を見失う前の自分がどんな風だったのか知りたいため、太一に対して「子供になった自分を注意して見てて欲しい」と頼んでいる。
中学生の頃に退行した際は太一がシスコンと見抜いて「おにーちゃん」と言ってからかったり、稲葉に「太一とお似合い」と伝えて懐柔したりと、他人に合わせてキャラを変えていた頃の実力を二人に見せつけている。


「時間退行」がアトランダム化した後、母親から「今は帰って来ちゃダメ」と電話がかかる。仲間たちに暴力を振るうタイプであった二番目の父親が再び家を訪れ、やり直せると思い家に上げたが、日に日に横暴さを増しているのだと事情を告げる。
みんなに迷惑はかけまいと一人で家に戻ろうとするも、「昔失敗したのは、誰にも頼らずに一人でやろうとしたからだ」と稲葉から止められる。そして「周りには仲間がいるのだ」と諭され、仲間たちに助けを求めて全員で伊織の家に向かうことになる。


しかし家の前で伊織が赤ん坊になってしまい一時退却。「時間退行」を終了させたふうせんかずらから「お返し」として過去をやり直す機会を与えられるも、「過去の自分があったから今の自分があり、共に未来を刻んでいきたい人たちがいるから」と断る。


改めて家で母親と話をすると、二人とも二番目の父親が居座ることについてどうするか話し合っていなかったことが判明する。伊織は母があの男とやり直したいと思っていると考えており、母も同じ気持ちだったという。結果二人で幸せにやっていくのだという結論に至り、母(CV:田中敦子)が完膚なきまでに父親を叩きのめして追い出した。


というか、このシーンのために母親の声優を少佐で有名な田中敦子氏にしたとしか思えない。


最後に伊織は今の自分があるのは、彼のおかげだからと「ありがとう」と告げている。



しかし、自分は本当に太一のことが好きなのだろうかと疑問を抱くようになる……




余談



  • 挿し絵の白身魚は伊織をなかなかのトラブルメーカーと評している。

  • 原作者の庵田定夏は伊織は1巻から3巻までのヒロインは伊織だが、4巻辺りから主人公になっていったと語り、最後まで書いて改めて本作は永瀬伊織の物語だとも語っている。

  • 伊織役の豊崎愛生は一時期「キャラの演技してる内に自分がわからなくなる」 という伊織と同じ体験があったらしい。自分も他人の顔色見てるような所があったから余計親近感があるとのこと。

と作中の登場人物だけでなく、関係者からも評価されたり、好感を持たれている。


伊織「わたしもアニオタのことが好きです。だからわたしと、付き合わないでください。そのかわり、追記・修正をください。」


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  • とりあえずアニメ化されたエピソード分の説明を入れました。ミチはOVAなので未見の人へのネタバレになるので入れてません -- 名無しさん (2013-11-14 05:01:33)
  • 伊織は作中で結構さりげなく仲間の気遣いをしていて、単なる盛り上げ役ではなく優しい娘なのがいいな。しかしココロコメンバーの項目はあと一年早く出来ていたらなぁ… -- 名無しさん (2013-11-23 21:36:58)
  • 終盤では容姿・運動神経・頭の良さが全て揃った完璧超人と化していたな -- 名無しさん (2014-01-09 20:57:04)

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