青のインプルス(無限のリヴァイアス)

ページ名:青のインプルス_無限のリヴァイアス_

登録日:2013/06/13 (木) 16:38:38
更新日:2023/10/17 Tue 13:14:02NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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無限のリヴァイアス ドリル ヴァイア艦 青のインプルス 回転衝角 吶喊




「黒のリヴァイアス、お前の能力を見せてもらう。その上で砕く!」



「我がヴァイア艦、青のインプルスの回転衝角でッ!」



「当方のヴァイタル・ガーダーを起動せよ! 必中吶喊で砕き散らす!
この青のインプルス、容赦せん!」



「艦首ランプ、オープン」
「射出装置、ゲドゥルトエデュケーター、作動全開」
「オープンランプ、ドッキング」
「第一ランプオープン、ドッキング確認」
「第二ランプオープン、ドッキング確認」
「第三ランプオープン、ドッキング確認」
「12時方向に重力場形成……」



「目標は、敵ヴァイタル・ガーダーに固定。全速順回転で粉砕し、破砕し、爆砕し、塵芥と化せ!
それこそが……インプルスだ」



「目標設定完了!」



「おうし! 必中、吶喊!!」


「「「「吶喊!!」」」」



青のインプルスとは、『無限のリヴァイアス』に登場する航宙艦である。



【概要】
ゲドゥルトの海に生息する珪素系生物『ヴァイア』を素体として建造された、6隻のヴァイア艦のうちの1つ。
メタリックブルーの装甲と、艦首から伸びる巨大なドリル回転衝角』が特徴。回転衝角を含めた全長は1300mにも達する。
他のヴァイア艦と同様に、重力制御機能を持つ。この機能によって、常に異常重力が発生するゲドゥルトの海の中でも、自由自在に航行することが可能。


とまあ、外見や設定も色々と印象的なのだが、
一番の特徴と言えば、次の一言に尽きるであろう。
この青のインプルス……



熱い



とにかく熱いのである。



艦長のギッター・ペインティアムを始めとする、乗組員一同は常時謎のハイテンション。
項目冒頭の暑苦しいやり取りを始め、艦長が必殺技を叫んだり、乗組員もそれに合わせて全員で叫んだりと、色々やりたい放題。
リヴァイアスの荒んだ子供達とは比べ物にならないほどの、すさまじい士気と団結力を見せつけた。


武装についても、飛び道具の類は一切搭載していない。
波動砲とか二連主砲とかネオマキシマ砲とか、そういうのは全く無いのである。
ならばどうやって攻撃するのだ……と疑問に思う方もおられるだろう。
青のインプルスの攻撃方法は至ってシンプルである。


艦首にそびえる、ドリル状の『回転衝角』。
これを全力で回転させ、敵陣めがけて一気に「吶喊(とっかん)」。



早い話が「体当たり」。


宇宙で「体当たり」。
宇宙船で「体当たり」。
宇宙空間で「体当たり」。


すげえ。



まあ遠距離攻撃もできるっちゃできるんだけどね!_


遠くから機雷や魚雷を飛ばしたり、キーボードをカタカタやったり、味方兵器の腕がなかなか上がらなかったりと、
どことなくドライで現実的な印象を与える『無限のリヴァイアス』の戦闘描写。
だがその中で、


  • 武装はドリルのみ
  • 必殺技を所有
  • しかも体当たり
  • しかも全員で叫ぶ

などといったサンライズイズムをこれでもかとブチ込んだ青のインプルスは、
鬱屈したストーリーを一瞬でも忘れそうになる程の、謎のインパクトを残してのけた。


ちなみに、必殺技を使用したヴァイア艦は、後にも先にもこのインプルスのみである。



【乗組員】
◆ギッター・ペインティアム
CV:辻親八
我らが艦長。左目を眼帯で覆った、いかつい風貌の中年男性。18年にわたってインプルスの艦長を務めている。
おそらくインプルス内で最もテンションが高い人。口を開くたびに、黒田節全開の熱い名(迷)台詞を生み出す。
戦闘時にも、立ち上がったり、腕を振り上げたり、指をワキワキさせたりと、なにかとオーバーなアクションをとっていた。
インプルス、および回転衝角を溺愛しており、「私のインプルス」「私の回転衝角」なんて言っちゃったりもする。
だがその一方で、敵撃破のためならば手段を選ばない冷酷な一面も併せ持つ。
「深紅のディカスティア」の乗員たちとは仲が悪い模様。



◆ブリッジメンバーの皆さん
モニター前でカタカタやったり、艦長に戦況を報告したりする人たち。全員男。
吶喊時にはギッター艦長の号令と共に、声を揃えて「吶喊!」と叫ぶ。なにこの熱い職場。
それでも艦長に比べればかなり冷静。状況を的確に判断できる有能な男たちである。



◆巻貝型スフィクス(正式名称不明)
ヴァイア艦の制御中枢である生体ユニット「スフィクス」。
その形状はヴァイア艦ごとに異なっており、インプルスのスフィクスは言うなれば「触手の生えた巻貝型」といったところ。
ブリッジ中央の水槽に設置されていて、ギッターの精神とリンクすることでインプルスを動かしている。
……が、そのリンクの副作用として、乗組員は全員、スフィクスによる精神汚染(バックヤード)を受けている。特にギッター艦長はこの影響が顕著。
基本的に何も喋らないが、回転衝角に合わせて回転したり、リヴァイアスのスフィクスに対してコンタクトを取ったりと、何らかの意思はある模様。




【ヴァイタル・ガーダー 回転衝角】
インプルスの重力制御ユニットであり、唯一の武装。全長300m。
翼の付いたドリルのような外見で、インプルスの艦首部分に内蔵されている。
機械ではなく、珪素系生物であるヴァイアに装甲を取り付けたもの。
他のヴァイア艦と同様、戦闘時には艦と分離し、パペットワイヤーによる有線コントロールによって操作される。


必殺技は、ドリルを高速で回転させることで先端に重力場を生み出し、突撃して対象を粉砕する『必中吶喊』。
ドリルそのものではなく、先端に生まれる重力場によって敵を砕くので、回転しなければ本来の力を発揮できない。
……かと思えば、回転せずに吶喊する場面も存在するので、ドリル自体にもそれなりに威力はあるようだ。


多くの場合はインプルスから分離して吶喊するが、インプルスと合体したままでも吶喊可能である。
作中の描写から、対象がヴァイタル・ガーダーなどの小回りのきくものであれば分離吶喊、
同型艦や衛星などの巨大なものであれば合体吶喊、というように使い分けているのかもしれない。
また、他の技としては、重力制御によって衛星の破片を砲弾のように発射する『絶対撃滅投石』がある。




【劇中での活躍】 (ネタバレ注意)







Sere13「ふれあうことしか」~Sere15「ながされるままに」に登場。
と言っても、Sere13ではスフィクスと艦影しか描かれず、本格的な活躍はSere14から。


土星圏にてリヴァイアスと交戦。両艦にとっては、互いに初のヴァイア艦戦となった。
ゲドゥルト内から1回目の吶喊を仕掛けるも、リヴァイアスは寸前でこれを回避。ヴァイタル・ガーダー『アインヴァルト』を起動させ、迎撃態勢に移る。
それを見計らって、インプルスも回転衝角を起動。アインヴァルト目がけて、2回目の吶喊を開始。
これによってアインヴァルトを押しのけるものの、撃破には至らなかった。すぐさま3回目の吶喊を試みる回転衝角。
対してアインヴァルトは、掌に重力場を集中させ、なんとか回転衝角を押し止めようとする。
ゲドゥルト内で拮抗する両者だったが……なんと偶然、回転衝角に宇宙イカが衝突し、回転衝角は吹き飛ばされてしまった。


「蹴られた……足蹴にされた……」


艦長も呆然。そりゃそーだ。


その後、リヴァイアスの目的地が土星の衛星・ハイペリオンであると睨んだギッター艦長だったが、
なんとハイペリオンに向けて必中吶喊。住民もろとも、ハイペリオンを粉砕・破砕・爆砕し、塵芥と化してしまった。


さらにはハイペリオンの破片を、絶対撃滅投石によってリヴァイアスに次々と発射。一気に優勢となる。


「黒のリヴァイアスを砕き散らせぇ―――!!!
最終突撃ぃ! 吶喊!!」


トドメを刺すべく、最後の吶喊指令を下す艦長。
なぜか回転せずに_回転衝角が猛スピードでリヴァイアスへと迫る。



……が、やはり主役メカには勝てなかった。
アインヴァルトの放ったバルジキャノンが、ものの見事に回転衝角へ命中。
自慢のドリルも、根元からポッキリと折れてしまう。
勢いを失った回転衝角のボディを、トドメとばかりにブッツンと引きちぎるアインヴァルト。
ヴァイタル・ガーダーの大破により、インプルスは撤退を余儀なくされた。


「なんということだ……我が青のインプルスが……
ははっ……ははははは……! ははははははは……!!!」



ちなみに2話後のSere17では、地球に帰還したものの、すっかり精神が壊れてしまい、
拘束具姿で攻撃命令を叫び続けるギッター艦長の姿を見ることができる。艦長ェ……


「青のインプルスは全てを砕き削り、破壊する!
回せ回せ、吶喊で行こう! そうだくるくるだ! くるくる吶喊だ……」



【本編外での扱い】
OP映像では、Sere14~Sere17にかけて登場。
名曲『dis-』の中でも最も盛り上がるサビ後半において、ゲドゥルト内を進むインプルスの威容、ゆっくりと翼を広げて吶喊する回転衝角、
そして力強く前方を指さして吶喊指令を下すギッター艦長の雄姿を拝むことができる。


また、放送当時に公式HPにて公開されていたハッチャケFlashアニメ『リヴァイアスイリュージョン』内には、
『ギッターを探せ!』なる謎のコーナーが存在。
内容は、デフォルメされたインプルスの各部分をクリックして、ギッター艦長を見つけ出すというもの。
どうやら、スタッフ達にもかなり気に入られていたらしい。




「目標はアニヲタwikiに固定。全速順回転で編集し、追記し、修正し、良項目と化せ!」


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  • インプルス戦は確かに面白いんだけど、全く必要の無い大虐殺をしたから素直に楽しめない -- 名無しさん (2014-08-29 19:22:15)
  • 精神汚染が進んでイっちゃってたからな あの躊躇ないハイペリオン破壊といい交戦後の会議での状態といいいかにやばいか というのがよくわかる -- 名無しさん (2015-06-16 17:12:36)
  • コイツのイカれ具合が、後に混迷を極めるリヴァイアスクルーに無言の説得力を与えてる。最後に手の平返されるおまけ付きで。 -- 名無しさん (2016-12-13 16:29:51)
  • 「足蹴にされた」はアインヴァルトの左脚をユウキが動かして回転衝角を蹴っ飛ばす→飛ばされた先にイカの群れが泳いでた、という流れじゃなかったか? イクミがユウキに「お陰で左脚がお釈迦だ」って言ってたような -- 名無しさん (2016-12-13 17:54:24)
  • ドリル戦艦とかアラハバキかな? -- 名無しさん (2017-09-12 20:33:09)
  • ???「だからドリルは取れと言ったのだ。」 -- 名無しさん (2020-05-18 11:39:07)
  • ↑スパロボでエグゼブとの絡みがあったら面白いな。 -- 名無しさん (2023-02-11 15:14:13)

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