登録日:2012/06/08 Fri 23:13:27
更新日:2023/10/10 Tue 11:05:25NEW!
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アニヲタ神様シリーズ ギリシャ神話 女神 オリュンポス十二神 かわいい 姉かつ妹 いい人 火神 曖昧さ回避 コメント欄ログ化項目 かまど ロバ兄さん 処女神 処女厨の憧れ ダンまち ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ギリシャ神話の良心
ヘスティアとは……
1.『ギリシャ神話』に登場する炎とかまどの女神。
2.GA文庫のファンタジー小説および2015年春アニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(著:大森藤ノ)のヒロインの一人。
「ヘスティア・ファミリア」という弱小ファミリアの主神であり、小さい体に見合わぬ黒髪の長いツインテールと巨乳の持ち主。一人称は『ボク』。
主人公ベル・クラネルの保護者兼嫁を気取ってはいるが、
都市最高派閥である「ロキ・ファミリア」の「剣姫」アイズ・ヴァレンシュタインや、
「ソーマ・ファミリア」から保護してきたサポーターのリリルカ・アーデなどの女性キャラにヤキモチを焼いてしまう事も。
一見かまどの女神?なんじゃそりゃゼウスとかの方がすげーじゃん何でかまどの女神が主人公のファミリアに?
となるのが一般的な反応であるが、どこのファミリアにも見向きもされず加護もなく一人戦い傷ついていたベルを拾い上げファミリアに加えたのは、後述にもある、「全ての孤児の保護者」であるという事から来ている設定なのだと分かるとより一層好感度がアップする。
CV:水瀬いのり
本項では、1について説明する。
クロノスの娘であり、ゼウスを筆頭とする六神の長女。
だがクロノスに一番最初に飲み込まれ、後の生み直しで最後に出てきたため、お姉ちゃんなのに妹というとても稀有な属性を持つこととなる。
オリュンポス十二神の一柱だったり、一柱じゃなかったりする。
ヘスティアちゃんは前述のとおり炎とかまどの女神であり、古代ギリシャ人の家には当たり前のようにあったかまど(炉)を司っている。
今のキッチンみたいなもんである。
かまどは、ギリシャ人にとって家庭生活のシンボルであり、そこで燃える炎は、とても神聖な物であった。
かまどを守るヘスティアちゃんは家庭を守る女神であり、とても母性的で、優しい性格をしている。
どのぐらい優しいかというと、ギリシャ神話で一番優しい(個人的意見)。
というかギリシャ神話内での彼女の優しさは、もうそりゃ凄まじいぐらい天元突破している。
やけに短気だったり、気性の荒かったり、残酷だったりする他の女神を見た後だと、その優しさが骨身に染みるレベルでヘスティア優しい。
何、他の女神が碌でも無さ過ぎるだと?まぁ概ねその通りだ。
例えば、オリュンポス十二神にハブられた酒の神ディオニュソスが。
ディオニュソス「なんで俺、十二神じゃないん?(´;ω;`)」
と泣いているのを見かねて。
ヘスティア「あらあらまぁまぁ、かわいそうに……。それじゃあ、私の代わりに十二神になりなさいな」
と、あっさり自分のオリュンポス十二神としての座を、ディオニュソスに上げたりするぐらい優しい。ヘスティアちゃんマジ女神。
その代わりに全ての家庭にあるかまどに座し、かまどのある全ての場所から見守る事を許された。優しい。
全ての孤児の保護者でもあるといわれる。優しい。
優しいだけでなく、とてもおっとりとした性格をしていると言われる。優しい上にかわいい。
ちなみにポセイドンやアポロンに求婚された際、ゼウスに頼んで永遠に純潔を守る許可をもらっている。
ヘスティアちゃんは処女神でもあるのだ。
処女神になった理由も、自分をめぐってポセイドンとアポロンが争い、傷つくのを嫌ったから(あと二人と結婚する気もなかったから)である。
やっぱりヘスティアちゃんマジ女神。
しかし、よくエロ親父ゼウスに襲われなかったもんだ。
が、そこはエロg……ギリシャ神話、ヘスティアちゃんにも貞操の危機が迫ったことがある。
それは女神レアが開いた宴の時である。
神々の飲めや歌えやの騒ぎに疲れたヘスティアちゃんは、一人でそっと宴の席を抜けだして、外でうたた寝をしていた。
そこに現れたのが、庭園の神プリアポス。
ゼウスじゃなくてよかったねとは言ってはいけない。
くぅくぅとかわいい寝息を立てて眠る、ヘスティアちゃんの清楚な美貌。
お酒も入ってほんのり赤く火照った体は、しっとりと汗で濡れている。
そして無防備な姿勢から垣間見える、むちむちボディの絶妙なチラリズムを見たプリアポスは、一瞬で発情してしまった。
プリアポス「ヘスティアたんの脚……ふともも……尻……おっぱい……ハァハァ……(*´∀`*)」
眠るヘスティアちゃんにルパンダイブを決行し、プリアポスは今にもヘスティアちゃんを脱がそうとする。
プリアポス「フィーヒヒ! 激しく前後! フィィーヒヒ!!(*゚∀゚*)」
ヘスティアちゃん貞操の危機、そこへ一人の雄が現れた!
?「待てぃっ!」
プリアポス「なにっ?!」
?「悪しき星が天に満ちるとき、大いなる流れ星が現れる。
その真実の前に、悪しき星は光を失いやがて落ちる……!
人、それを……『裁き』という!」
プリアポス「き、貴様! 誰だっ?!(;´Д`)」
ロバ「貴様に名乗る名前はないッ!!(゚Д゚#)」
そう、ヘスティアちゃんの危機を救ったのは、神でも英雄でもなく――ロバだったのだ。
ロバの叫びによって目覚めたヘスティアちゃんは、自分に迫る全裸のプリアポスを見て悲鳴をあげる。当たり前である。
ヘスティアちゃんに悲鳴を上げられたプリアポスは、思わず逃げ出した。
後日、処女神であるヘスティアを襲ったプリアポスは、他の神々に締め上げられることになったのだが、その際に。
プリアポス「ヘスティアたんだって知らなかったんだよ~! 本当だよ~! (´;ω;`)」
と必死にしらばっくれたという。見苦しいぞプリアポス。
多分ヘスティアちゃんと同じ処女神であるアルテミスやアテナ、元ヘスティアちゃん追っかけのポセイドンやアポロンにフルボッコにされたに違いない。
何よりも俺が許さん。
そして、ヘスティアを救ったロバは聖獣として扱われるようになり、プリアポスからは恨まれるようになったという。
ゼウスが娘のペルセポネへの求婚の許可を貰いに来たハデスを唆して冥界に誘拐させた挙句にペルセポネの母デメテルのストライキを招いた際に、ゼウスに泣きつかれ、仲裁役を押し付けらえた母レアを補佐した逸話も残っている。
以下余談
オリンピックにおける聖火は、ヘスティアが司る炉の火が元になったという説がある。
前述の孤児達の保護者とする説は彼女が処女神の誓いを立てた逸話に由来する。
子供好きな性格であるにも関わらず、争いを避ける為に処女神となった事で「母となり子を産み、育てる」という喜びを自ら手放した事にゼウスが感心し、
孤児達を見守る母親代わりとしてヘスティアを据えたのだ。
昔のギリシャでは家庭に子供が授かるとまず炉の前に連れていき、ヘスティアと引き合わせて加護を受ける事で、
初めて家族の一員として迎える風習があったとされている。
更に余談だがギリシャの北方の騎馬民族国家スキタイでは、国は家庭の延長線上にあるとの事から国家を守る守護神として崇め祀られていた。
ヘスティアに関する逸話は他の神々に比べるとそれ程多くはない。
その理由として行動的な他の神々と違い、ヘスティアは自分の持ち場であるかまどの前から離れる事が無かった為である。
その不動性から、家庭に帰れば必ずそこで待っていてくれる安心感を抱かせる女神であり、神々や人々を問わず慕われていた。
本当に女神らしい女神であった。
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