登録日:2017/09/18 (月) 18:18:16
更新日:2024/02/15 Thu 13:20:56NEW!
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srw スーパーロボット大戦 スパロボ スパロボog r-gun ゼ・バルマリィ帝国 バルマー 吊られた男 ハングドマン ライバル イングラム・プリスケン og r-gunリヴァーレ 元ネタはドラマcd アストラナガン「解せぬ」
R-GUNリヴァーレとはスーパーロボット大戦シリーズに登場するオリジナルメカの一種。
機体名のリヴァーレはドイツ語で『競争相手』を指す。わかりやすく言うなら英語で言うところのライバル。
◆概要
OGシリーズにおいてエアロゲイター側に寝返ったイングラム・プリスケンが使用してきたR-GUNの名を冠する機体。
尤も、地球側の兵器であるR-GUNとの関連性は皆無に等しく内外共に丸っきり別物と言ってもいい。
青主体のトリコロールカラーという如何にもな味方側リアル系機体の王道的外見だったR-GUNとは大きくかけ離れ、
紫をベースとした見てくれからして一目瞭然な悪役カラーへと変わっている。
また、色だけではなく背部には何やら刺々しい突起物が生えていたり、そもそも両腕にマニピュレーター=指が存在していないなど、
地球側の既存兵器とは何もかもが違っているということがよくわかる。
そもそも機体全長も同じ名を冠するR-GUNから10メートル近く増えていることからもやはり別物なのであろう。
ちなみに両腕は銃砲であり、エネルギーを手の形で固定することでマニピュレーターの代わりにできるなど、見た目と違って小回りが利く。
地球側のコードネームは『AGX-13 ハングドガン』 これはタロットの吊られた男をもじった名前なのだが、
よーく見ると全体的なシルエットはR-GUNを逆さにしたようなものだったりもする。
そして何よりも特筆すべきはスパロボシリーズ初の10万以上のHPを持った機体ということだろうか。
平然と数十万単位のHPに加えて自動回復まで有しているボスユニットがゴロゴロ出てくる今となっては珍しくも何ともないが、
当初のプレイヤーからすればHP表示の限界を超えて???表記になっているだけでも相当な衝撃であったという。
(因みに実数値は16万。直前まで戦っていたボス格であるエゼキエルやヴァイクルでさえ4~6万程度なのを考えても相当な数値)
上記の名前の由来についてだがイングラムからすれば、手強い相手であるハガネ・ヒリュウ部隊に対する敬意を込めているらしいのだが、
手酷い裏切りをかましてきた相手からそんなことを言われたところで怒りを買うだけだった。
キョウスケに至ってはエクセレンを連れ去られてたことも含め、豚以下のクズ手と侮蔑するほど。
オリジナルのR-GUNとは基本的に別機体として扱われる事が多いのだが、
漫画作品である「Record of ATX」では、損壊したR-GUNにクロスゲートから召喚した異界のナニカを憑依させて変質させた機体という、
これまたオカルトチックな登場を果たしていたりもする。
ゲーム上の機体としての登場はOG1とそのリメイク作であるOGS。
オリジナルであるGBA版OG1では上記の10万超えのHPやHP・ENの自動回復、全ダメージ半減の歪曲フィールドに各種ブロック機能などを備え、終盤の強敵として申し分ない性能を発揮し自軍部隊に立ちはだかる。
OGSでは様々な追加要素や弱体化によってかなり倒しやすくなった。
◇武装一覧
こちらも元となったR-GUNとは丸っきり別物に変わっている。
- ロシュ・ブレード
GBA版では両腕から発振機を射出後連結させて右腕に装備。
十字型のエネルギー刃を展開してから相手に突撃しつつ斬り付ける。
OGSでは先端の刃部分に連結して更に長大なエネルギー刃が両腕それぞれに展開する。
ブレードというか最早ムチと呼んでいいような代物で、自由自在にしならせながら敵を斬り刻む。
- ガン・スレイヴ
背部に3機装備している無線誘導の攻撃ユニット。
ビームによる射撃だけでなく刺突による近接攻撃にも対応している。
刺突機能の存在も合わせると、形状はアシュセイヴァーのソードブレイカーに近いか。
- アキシオン・バスター
腹部の砲口に漆黒の球体を射出し、敵機を異空間に叩き込んで超重力によって圧殺する*1。
OGSでは上空高くに飛び上がってから背部に展開したガン・スレイヴ3機と共に魔法陣を展開してから腹部の砲口よりエネルギーを発射。
着弾と同時に魔法陣と漆黒の大型スフィアが現れて敵機を拘束。
内部で大量の小型スフィアが敵機に襲い掛かり、大型スフィア諸共大爆発を起こしてトドメ。
◆余談(というか本題)
……とまあ、エアロゲイターに寝返ったイングラムの乗機として相応しいだけの外観と武装を備えた機体なのは間違いないのだが、飽くまでもそれはこの機体単体で考えた場合の話。
かのαシリーズ経験者としては、やはりイングラムの機体といえば漆黒の堕天使ことアストラナガンのイメージが強く。
OGシリーズではあちらが登場しないままリヴァーレで最終決戦を行いイングラムも退場してしまったので、
「どうしてアストラナガンを出してくれなかったのか」という理由で批難を受けてしまう不遇の機体だったりもする。
GBAではスペックの関係でアストラナガンの黒色を表現できないから差し替えられた……という説がメジャーであったがこれはガセ。初代OGの時点で、ヒュッケバインマーク2トロンベやグルンガスト零式と言った黒い機体が登場している。
ならば何故こうなったかと言う点について公式でのコメントはないが、おそらくOGの原作であるドラマCD作品『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』内で、イングラムが決戦の際に搭乗していた改造型R-GUNが元になっており、OGのイングラムはその展開をなぞっているから、だと思われる。
つまり「音声のみで表現されていた機体をビジュアル化した」というサプライズ*2なのだが、肝心のドラマCDの知名度が低かった上に、αのプレイヤーからはイングラム=アストラナガンという図式が既に出来上がっていたために認識の齟齬が起きてしまったのである。
ドラマCDにアストラナガンが出なかったのは、音声のみで構成された作品である都合上、アストラナガン=ストーリー上全く新しい機体が出てくると説明を挟まねばならない*3が、それでは冗長になるためだと考えられる。
実際、劇中においてリュウセイはR-GUNの改修機を見て「イングラムだ」とすぐに気づいている。
ちなみに、コードネームの由来であるタロット「吊るされた男」であるが、このカードには忍耐・奉仕・試練・妥協あるいは徒労・痩せ我慢・投げやり・自暴自棄といった意味を持つ。
これらは意思を束縛されながらも所々でリュウセイらに対するサポートを見せ、しかし己についてはあきらめ気味であったイングラムに重なるといえる。
また、カードに描かれた男は処刑による死を前にして悲壮な表情を見せておらず、むしろ前向きに臨んでいる、即ち死を超えてその先に向かうとされ、これも一度死ぬことでユーゼスの呪縛を解き、因果律の番人といった上位の存在へと昇華される様と重なる。
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- >肝心のアストラナガンそのものが登場しない理由 SRXが登場してるゲームはSRXが何度もリセットしてる上に「同じことやってもつまんないでしょ?」って感じで変えまくった弊害だと思ってる。近年のOGシリーズ自体が「同じことやっても~」の連発だけど -- 名無しさん (2017-09-18 21:19:01)
- アストラナガンはいずれ真打ちとして、そのものを出してくるじゃなかろうか。イングラムの結末(あとユーゼスのも)が持ち越しになっちまってるし。 -- 名無しさん (2017-09-19 00:32:29)
- 初見時の???がマジで十万超えで回復付きで歪曲持ちだった時の絶望感は半端なかったな -- 名無しさん (2017-09-19 07:38:44)
- ↑2 クォヴレーとディスの方が出てくる気配があるから、イングラムともども演出くらいなら出番ありそうだが…もし出てくるなら理由づけがすっげえ難しそう -- 名無しさん (2017-09-19 09:15:08)
- ドラマCDだとイングラム離反後に間を置かずにオペレーションSRWだからイングラム機と分かるようにR-GUNの改造機を出したってとこだと思う。それを正式に設定起こしたのがリヴァーレ。 -- 名無しさん (2017-09-19 13:44:19)
- ↑3 歪曲で10万割るまでがキツすぎる、初見の時の絶望感ハンパない -- 名無しさん (2017-09-19 23:09:53)
- アニメ版では初登場時にオーケストラ調の「TIME DIVER」が流れてたな -- 名無しさん (2017-09-20 02:40:55)
- アニメでSRXといい勝負しててそれなりに強いんだなぁと思った -- 名無しさん (2017-09-20 20:48:19)
- こいつが格好良ければアストラナガンじゃないって批判も結構減ったんだろうけどなぁ…格好悪いんだよなぁ -- 名無しさん (2018-07-22 13:21:06)
- アストラナガン出さなかったのは単純に今後アストラナガン自体が重要なファクターになるからだろうしまぁ -- 名無しさん (2018-07-22 13:44:31)
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*2 厳密には「改造型R-GUN」はビジュアルなどの設定がなく、リヴァーレはそのブラッシュアップ版である。
*3 ゲームであればビジュアルを見たり、図鑑を読んだりして情報の補完ができる。
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