AJスタイルズ

ページ名:AJスタイルズ

登録日:2020/05/02 Sat 09:40:25
更新日:2024/05/17 Fri 11:34:28NEW!
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『AJスタイルズ(AJ Styles)』は、1977年6月2日生まれの米国のプロレスラー。
ジョージア州ゲインズビル出身。


本名:アレン・ニール・ジョーンズ


リングネームのAJは本名のイニシャルである。


公称サイズは180cm、99kg…と、レスラーとしては小柄ながら、体格に留まらない戦いを見せる選手の多くなった新世代のプロレスの騎手として、ファンの熱狂を呼び続けてきた。


NCW(National Championship Wrestling)が運営していたトレーニングスクールで学び、98年に“エアスタイルズ”のリングネームでデビュー。
当初は、体格の通りJr.(ライトヘビー)階級の扱いであったが、とんでもない身体能力と怪力によりスーパーヘビー級の選手とも渡り合い、00年代以降の世界のプロレスのお手本、最先端に居る一人となった。


主な通称はフェノメナール(フェノメナール・ワン/ザ・フェノメナール)(驚異)



TNA生え抜きのトップレスラーというイメージが強く、(実は若手の頃にWWFに参戦したことはあったものの)非WWE系の選手の代表格というイメージが強かったが、新日本プロレスでの活動を経て、16年に遂にWWEと契約して参戦を果たした。


実力が知れ渡って以降は、参加した団体の殆ど全てでフラッグシップタイトル(頂点王座)や重要タイトルを獲得しており、独創的なプロレスを展開しつつも、各地(団体)のカラーに合わせたファイトスタイルを展開することが出来る器用さも持ち合わせている名人である。



【TNA時代】

デビュー以来、WCW、WWF、オーストラリアのWWAを経て、02年6月に同年5月に始動したばかりのTNAに参戦し、以降は定着する。


当初は、体格や飛び技を主体としたスタイルもあって軽量級戦線で戦い、創設されたばかりのTNA Xディビジョン王座の初代王者となる等して活躍。


翌、03年には当初の団体のフラッグシップタイトルであったNWA世界ヘビー級王座をジェフ・ジャレットから奪取している。
また、同年1月には提携していたZERO-ONEに参戦するために初来日している。


06年頃から、本格的にNWA世界ヘビー級王座戦線、延いては替わって新設されたTNA世界ヘビー級王座戦線に挑むようになり、団体内の無差別級化が進む中でもトップグループで存在感を見せる。


08年に多くのTNA所属選手と共に新日本プロレスに初参戦している。


09年には4way形式でカート・アングルを破りTNA王座を獲得。


13年末を以てTNAを退団。



【新日本プロレス時代】

14年4月の両国国技館大会にて、試合後もバッドラック・ファレと揉み合うIWGP王者オカダ・カズチカを襲撃して電撃参戦。
WWE行きとなり離脱したプリンス・デヴィットと入れ替わる様にBULLET CLUB(以下BC)の2代目リーダーとなる。


また、ここからの数年は新日本プロレスに参戦する一方で、米国や英国の独立団体に大物ゲストとして参戦した。


5月3日福岡のレスリングどんたく2014にてオカダのIWGP王座に挑戦。
BCを総動員した末に勝利し、新日としても黒歴史にしたいであろうブロック・レスナー以来、9年ぶりとなる外国人王者が誕生した。
7月のG1クライマックスではオカダと並ぶBブロック最高得点を稼ぐも、オカダとの直接対決に敗れていたことで決勝進出ならず。
10月の両国国技館にて棚橋弘至に敗れて王座から陥落。


15年1月の東京ドーム大会で、前回のG1で敗れていた内藤哲也と対戦して勝利。
2月の大阪大会で棚橋にリベンジを果たしてIWGP王座を奪還。


ニューヨークとイングランドを経て、7月のG1クライマックスに出場するも、同点でAブロック一位を争う棚橋に敗れ、またもや決勝進出を逃す。
9月にヤング・バックスと組んでBCとして、ペンシルベニア州のCHIKARAのトリオトーナメントに参戦。
決勝まで進むも準優勝に終わる。


11月には昨年に引き続き高橋裕二郎と組んでWORLD TAG LEAGUE 2015に参戦予定であったが、負傷欠場。


この頃よりWWE入りが現実味を帯びてくる。


16年1月東京ドーム大会にて、中邑真輔の保持するIWGPインターコンチネンタル王座に初挑戦、初対決が実現するが惜敗。


翌日の後楽園ホール大会でケニー・オメガとタッグ結成して中邑にリベンジを果たすも、試合後にケニーとBCに襲撃され、2代目リーダー解任・追放と共に、新日本プロレスへの参戦の最後を派手に飾った。
新日では一貫してヒールの立場であったものの、観客から大歓声を受けて送り出された。



【WWE時代】

16年1月24日のロイヤルランブルの3番手として電撃参戦。
前半の戦いを牽引するも、18番手に登場したケビン・オーエンズに落とされる。


翌25日のRAWでクリス・ジェリコに初対決で勝利。
抗争に発展し、タッグも結成したものの裏切られ、4月のレッスルマニア32で決着戦に挑むも敗れる。


次の展開にて、ジェリコ、オーエンズ、セザーロとの4wayを制してWWEヘビー級王座を保持するロマン・レインズへの挑戦権を獲得。
また、この展開の中で元BCのカール・アンダーソン&ルーク・ギャローズとの再会の場面が描かれ、そのままBCを意識したThe Clubなるチームを結成する。


5月30日のRAWで復帰したWWEのエースであるジョン・シナと同世代のアイコン同士として親しげに会話をするも、アンダーソン&ギャローズと共に袋叩きにして因縁が勃発。
6月のマネー・イン・ザ・バンクでの決着戦にてアンダーソンとギャローズの力を借りつつも勝利。


9月のバックラッシュで、WWEヘビー級王座を保持するディーン・アンブローズを破りWWEでの初タイトルを獲得。


この後、WWEヘビー、WWE USヘビー戦線にて活躍。
また、同じくWWE入りした中邑とは、寧ろ米国での方が好敵手と呼べる関係となっている。


17年4月のレッスルマニア33ではシェイン・マクマホンと対戦して勝利。


そして、20年4月のレッスルマニア36にてアンダーテイカーの対戦相手に選ばれるも、生き埋め戦に敗れた。




【得意技】

※難易度の高い空中技であったり怪力を利用した、他者には簡単に真似の出来ないようなオリジナル技を多く開発している。


  • スタイルズ・クラッシュ

代名詞的な必殺技で、同型の技を使う選手は他にも居るものの、特に米国では“AJの技”として認識されている。(元祖のクラッシュ・ホリーが他界しているという事情もある。)
ドリルアホール・パイルドライバー、または逆エビ固めの体勢から逆さまに吊り上げた相手の腕を自分の足でフックして大きく胸を反らせ、そのまま前方に勢いよく倒れ込みながら叩きつけていく。
分類的にはフェイスバスター(顔面砕き)とされているが、実際には反らせて無防備となった胸部を痛打させる技で、受けた側は瞬間的に窒息に追い込まれるとのこと。
落ち方によっては胸骨の骨折も有り得る、見た目以上に危険な技である。
雪崩式やエプロンからテーブル等に叩きつける断崖式もある。
また、同じ体勢からのフェイントとして、腕のフックをせずに吊り上げただけの状態から両膝を折って相手の脳天を打ち付けていくハロー・ポイント(変型パイルドライバー)を繰り出す場合もある。
余り高さは無いものの、不安定な形で首に負担が掛かる可能性の高い(川田利明の三冠パワーボムと同型)、此方も見た目以上に危険な技。



  • フェノメナール・フォアアーム

エプロンからトップロープに飛び乗り、バウンドを利用して大きく飛び上がってから仕掛ける、スプリングボード式のフォアアーム(エルボー)・スマッシュ。
以前は繋ぎであったが、WWEではメインのフィニッシャーに昇格しており、ここ一番の場面ではエルボーパッドを外して剥き出しの肘を叩き込む。
ダイナミック且つ美しい空中でのフォームも注目だが、カウンターを受けてしまうことも。



  • カーフ・クラッシャー

オリジナルの関節技で、相手の左足の膝裏に自分の左足を差し入れた状態から挟み込んで絞り上げていくことが多い。
謂わば、うつ伏せ状態にて足に仕掛けるキー・ロックである。
こちらも以前は繋ぎであったが、WWEではフィニッシュとなる場合もある。
TNA時代はカーフ・カッター、新日時代はカーフ・キラーと微妙に名称が変化してきている。



  • スーパーマン・スプラッシュ

エプロンからトップロープに飛び乗ってから仕掛ける、スプリングボード式の450°(ファイヤーバード)スプラッシュ。
此方もフィニッシュとなる場合がある。



  • スパイラル・タップ

嘗ての必殺技の一つ。
AJのオリジナルの飛び技で、コーナーポストから正面を向いた状態から、前方270°→側転360°回転してから背中で着地するダイビング・セントーン。
AJの持ち技の中でも難易度ではトップクラスなのか、TNA参戦時を最後に披露されていない。



  • シューティング・スタイルズ・プレス

シューティング・スター・プレス。
リング内からトップロープに飛び乗り、スプリングボード式で場外に飛ぶ場合もある、



  • ブラディ・サンデー

インプラント(吊り下げ式)DDT。
AJは常に超急角度で放つので、垂直落下式DDTと表記されることもある。
プリンス・デヴィットの得意技として知られ、前述のようにデヴィットがWWE行きとなり、AJが入れ替わりで新日に参戦してBCの2代目リーダーとなった際にリスペクトからかレパートリーに加えられた。
WWE入りしたデヴィット(フィン・ベイラー)が禁止技の多いWWEで同技を使えなくなることを見越しての配慮だったかも知れず、実際にフィン・ベイラーとしては当初は危険技の部類に入る同技を使用していなかったのだが、後に1916の名称で復活使用するようになっている。



  • フェノメノン・スタイリングDDT/フェノメナルDDT

ラ・ブファドーラ(リング内でセカンドロープから仕掛けるアサイ・ムーンサルト)の体勢から、身体をぶつけるのではなくリバースDDTを仕掛けていく技。
着地せずにリバースDDTに行くのが理想的だが、AJをして難しいので、一旦着地してからリバースDDTに移行することが殆どである。



  • トーチャーラック・ボム

アルゼンチン・バックブリーカーの体勢から、相手の身体を自分の頭の後ろを通す軌道で一周させ、パワーボムの要領で膝を突きながら落としていく。
ライバルの一人で、重量級のサモア・ジョーにも完璧に決めることが可能。
ライオネル飛鳥のタワーハッカーボムも同じくアルゼンチン・バックブリーカーからのパワーボムだが、そちらは相手の身体を前方に90°回転させるだけなので、難易度では遥かに此方が上である。



  • クリフハンガー

カナディアン・バックブリーカーで抱え上げた相手を、後方に回転させるように跳ね上げ、自身は尻餅を突きながらうつ伏せに落としていく豪快なフェイスバスター。



  • スタイルズ・バスター

抱え式バックドロップ(ベリー・トゥ・バック)、或いはアトミックドロップの体勢から、尻餅を突きながらうつ伏せに落としていく開脚式フェイスバスター。



  • スタイルズ・スープレックス・スペシャル

ブレーンバスター(バーティカルスープレックス)の体勢から自身も立ったままで相手を背中越しに着地させ、ショルダー・ネックブリーカーで落としていく。



  • ペレキック

オーバーヘッドキック。
攻防の中で、この蹴りで相手の動きを止めてフィニッシュに繋げることも多い。



  • USHIGOROSHI

新日本参戦を経て米国に持ち帰った技で、現在は世界的にもプロレスファンの間では後藤洋央紀の技として広まってたり。
ファイヤーマンズ・キャリーの体勢で相手を肩に担ぎ、首のロックはそのままに跳ね上げる様に足のロックを外し、大きく回転させた相手の首から背中にかけての部位を自身の立て膝に叩きつける。




この他、オーソドックスな物から高難易度の物まで、多くの技を使いこなしている。





フェノメナールな追記修正をお願い致します。


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  • のっぺらぼうだ~♪のっぺらぼうだ~♪みんなでせーのでのっぺらぼうだ~♪ -- 名無しさん (2020-05-02 11:03:14)
  • すごい人なのにフィニッシュがスタイルズクラッシュなのだけが玉に瑕。けっこう危ない技の上に昔からのWWEウォッチャーにはクラッシュランディングに見えるという -- 名無しさん (2020-05-02 16:26:45)
  • そのへんもあってWWEだとほぼフェノメナルフォアアームだよなフィニッシュ -- 名無しさん (2020-05-02 21:07:55)
  • TNA時代にレッスルワンで日本に来たけどカズ・ハヤシに負けたのは今考えたら謎だった -- 名無しさん (2020-05-03 22:51:11)

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