登録日:2024/09/10 Tue 01:17:00
更新日:2026/06/19 Fri 15:48:11NEW!
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アクアリウム アニヲタ動物図鑑 アニヲタ水族館 テッポウウオ 水鉄砲 汽水魚 淡水魚 魚 アーチャーフィッシュ テッポウオではない
テッポウウオとはアジ目テッポウウオ科に属する7種の魚の総称である。
学名はToxotesといい、英語ではArcherfishと呼ぶ。
【概要】
模様は種によって微妙に異なるが全般的にやや銀色がかった白い体色と黒いまだら模様を持った平べったい体型で共通する。
主に東南アジアやその周辺の温暖な地域の淡水域~汽水域に生息している言わば熱帯魚。
彼らを一躍有名にしているのが、鉄砲魚の名の通り、口から水を飛ばし、水上の獲物を撃ち落として食べる生態である。
テッポウウオは魚の中でも数少ない水上の空間をはっきりと認識できる種の一つであり、
さらにそこから水上の獲物を狩りやすいように水を発射する能力を進化の過程で得たと言われている。
学名Toxotesはギリシャ語で射手を意味し、英語名の直訳も読んで字のごとく射手魚だが、
これは水を飛ばして獲物を打ち落とす生態が弓を射る者…即ち射手に例えられたからである。
その平べったい外見から想像しにくいが、遺伝子の解析の結果、実はアジやカマスに近い系統の魚であることが判明している。
《水を発射する仕組みと驚きの能力》
上で述べたようにテッポウウオの仲間は口から水を発射する事で有名な魚である。
では、どうやって発射しているのか?というと、意外と複雑なプロセスを経ていることが近年明らかになっている。
まず、彼らは上顎に細い溝が通っているのだが、獲物を見つけると
1、口の中に水を溜める。
2、その溝に合わせるように舌を当てることで水の発射口を作る。
3、その状態で勢いよく鰓蓋を閉じる事で水を打ち出す。
という段階を経て水を発射しているのだ。
更に上で述べたように、テッポウウオは水上の空間を認識できる数少ない魚なのだが、
それでも水の中と実際の水上の獲物の位置は本来ならばブレてしまうので、そうそう当たらないように思える。
だが、テッポウウオはなんとそれも計算した上で当ててしまえる。
しかも、獲物の大きさや距離によって威力の調整が可能という事までもが、最近の研究で明らかになっているのだ。
【飼育】
口から水を放つという変わった生態から水族館で展示されることが多い。
個人がペットとして飼育する事も可能であり、熱帯魚店にはよく入荷する。
単独飼育ならば60㎝水槽でも可能だが、複数飼育や他の魚との混泳飼育、生態の観察を行うならば90㎝以上の水槽が望ましい。
濾過器はある程度の能力が有れば方式は問わない。普通に飼うだけならば上部式や外掛け式、生態観察用のレイアウトならば外部式などが適切だろう。複数の濾過器を組み合わせて使うのも良い。
水鉄砲の水跳ねと、テッポウウオ自身の跳躍力の高さから蓋は必須。念のため、水槽の周辺にはパソコンやテレビ、オーディオ機器などの精密機械は置かないようする。
(これはアクアリウム全般に言える話ではあるが)
水質に就いては、無印テッポウウオは汽水魚であるため、長生きさせる為には塩分はほぼ必須である。純淡水でも暫くは生きているが、長期的には鰭を畳んで体色が黒ずむなど状態を崩す。塩分は海水の4分の1から2分の1ほどが必要とされる。
それ以外の種は、一応は淡水で飼育する事も出来るが、古い水を嫌い。新しく硬度の高い水を好む。無印テッポウウオと同様に塩分を加えて飼うのも良い。
餌は昆虫やエビ、小魚などの活き餌を好むが、乾燥オキアミや肉食魚用の人工飼料にも餌付く。底に沈んだ餌はほぼ食べない。
同種同士では多少の小競り合いをすることもあるが、ある程度のスペースがあるならば複数飼育は可能である。テッポウウオの口に入るほどの小さな魚や、逆にテッポウウオを襲うような魚でない限りは別種との混泳飼育も問題がなく、食べ残しを処理してくれるハゼや貝類と飼うのも良い。
本種の特徴たる水鉄砲での狩りを見るには、高さのある水槽(最低でも45㎝以上、可能ならば60㎝以上の高さが望ましい)を用意した上で、水深を水槽の高さの半分程度にして、水面近くに細い枝を設置しておく。ここにコオロギやクモなどを這わせたり、馴れた個体ならば乾燥オキアミを引っ掛けておけば、水鉄砲を使った捕食行動を観察することが出来る。但し、飼育下だと餌が定期的に貰えることを学習してしまい、何故かなかなか水を飛ばさず、ジャンプして餌に喰らいつくことも多いのだが…。
工作の腕に自信があるならば、水槽の上にフレームとガラスまたはプラスチックの板を組み合わせて拡張スペースを作るという方法もある。レイアウトの自由度は高まる他にも、陸地を作ってアクアテラリウムにして、マングローブの苗木を植えたり、ミナミトビハゼやベンケイガニ類を一緒に飼ったりするのも楽しい。
【種類】
- テッポウウオ(バンデッドアーチャー)
テッポウウオ科の代表種。
英語名“banded”の通り縞模様のような模様を持っており、一般的にテッポウウオと言えばこの種を指す。
(間違えやすいカタカナ英単語のページにもあるが、「盗賊」等を意味する“bandit”ではない。)
マングローブの生えた汽水域から沿岸部に生息している。
かつてテッポウウオの仲間は全種が日本にはいない外国の魚だとされていたのだが、1980年代にこの種が西表島で発見された事によって、定説が覆されるきっかけを生んだ種でもある。
平均して20cm程だが西表島に生息するものは30㎝にもなるとのこと。
- セブンスポットアーチャー
名前の通り黒い模様が七つあるのが特徴の種。
テッポウウオ科最大種でもあり、なんと40㎝にもなるという。
ここまで大きくなると放つ水の威力も凄まじいらしく、普通の種が「ピュッ」ならばこの種の放つそれは「ビシャッ!」となる程。
なので顔に当たると少し痛みを感じる程だという…
こちらも汽水域に生息しているが淡水への適応力はテッポウウオよりもあるようで上流の方で発見される事も珍しくない。
尚、大型になる種の為現地では食用にされる事もある。
- ゴールデンアーチャー
金色に輝く体色が特徴の種。
黄金のアーチャーではない。
主にミャンマーに生息しているが海や汽水域に生息するテッポウウオとしては珍しく、純淡水性の種。
そのため、上の2種と違って塩を入れなくても長期飼育が可能であることから人気である。
ただ、生息地が限られているのかやや高価。
模様がシマウマのように見えるとも言われ、ゼブラアーチャーという呼称で呼ばれる事も。
- シアメンシスアーチャー(サイアメンシスアーチャーとも)
近年発見されたばかりの新種。
上述したバンデッドアーチャーに酷似している。
だが、よく見ると鱗が小さくて細かく、体の後ろの部分が黒みがかってる点、腹部にも黒い模様がある点で違う。
ゴールデンアーチャーと同じく淡水性が強い種のようで海まで下りる事はまずないらしい。
【テッポウウオをモチーフにした/名を関するあれこれ】
モチーフ元と同じく口から水を発射するキャラクターになったり、
鉄砲魚という名前から連想して銃使いなキャラ付けがされる事も。
- テッポウオ
進化すると何故かタコになる事で有名なふんしゃポケモン。
名前の由来及びポケモン自体のモチーフはこのテッポウウオである。
- てっぽーうお/あつあつてっぽーうお
『ヨッシーアイランド』シリーズに登場する魚。
てっぽーうおは水のあるステージで度々出現し、水中から水を噴射してヨッシーを押し出してくる、
水自体にダメージ判定は無いが、本体に横から触れるとダメージを受ける。
踏んだり卵を投げつけるだけでは倒せず、完全に倒すには特定のアイテムが必要。
あつあつてっぽーうおはなんと溶岩の中に生息しているウンババのような謎の生物で、水ではなく溶岩を噴き出してくる。
吹き出す溶岩に降れると当然即死。てっぽーうおに比べ溶岩を噴き出す勢いが弱いので焦らず飛び越えてしまおう。『newiアイランド』では普通のダメージになった。
『ヨッシーストーリー』に登場。本来プクプクはフグトビウオなのだが、この青プクは水を吹きかけてヨッシーを落として食べるという、食生活までテッポウウオそっくり。食べられたら当然即死。
- テッポーウオー
『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場するモンスター。
本作のみ水路地形に水上と水中の概念があり、水中には限られた手段でしか攻撃できない。
このモンスターは水中しか移動できず、水上のシレンに水鉄砲を吹きかけ小さな固定ダメージとともに、
巻物をぬらして使えなくするなどの嫌がらせ効果を与えてくる。(効果はレベルごとに異なる)
水がれの巻物などで陸に揚げられると何もできず、ピチピチと跳ねるのみになる。
本作には水棲系という種族属性がないためドラゴン系に属する。見た目のモチーフはタツノオトシゴ。
- アーチャーフィッシュ
アメリカ海軍が保有する潜水艦。
名前はテッポウウオの英語名からである。
- 狙撃戦艦アーチャーフィッシュ
『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』に登場した一人乗り戦闘艦。
主人公山本洋子の駆る高機動艦「TA-29ヤマモト・ヨーコ」の強大なる火力と対比するように製造されており、まずパイロットに「兄が(ゲーセンのゲーム対戦で)洋子から受けた恨みを晴らす」と意気込む少女高取集を選定し、集の弓道スキルを活かすため火力の殆どをTA-29の主砲を上回る火力の砲に注ぎ込んだ機体と化した。
…但し法の限界に挑戦して主砲を超える火力のチート武装2つを載せたTA-29に通常武装の増強のみで対抗した代償か、一定回砲撃ごとに動力炉ごと交換する必要が出る程燃費が悪く、一応同時に製造された魚の名を持つ姉妹機達のサポートで補えなくはないがそれでも隙を敵につかれた事があり、結果微妙に不遇な機体にもなってしまった…。
- ディプロガンズ
長いキャノン砲を備えたゾイド。
厳密にはディプロカウルスとのキメラで普段は三角形の頭部をしているが、
この頭部は武器として飛ばす事が可能で、テッポウウオ型ゾイドとしての真の頭部が露わになる仕組みになっている。
- 臨獣アーチャーフィッシュ拳ポウオーテ
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場した怪人。
海の拳魔ラゲクの弟子で、テッポウウオを手本にした「臨獣アーチャーフィッシュ拳」の使い手。
手で水鉄砲を作り、臨気を込めて威力を増す訓練を繰り返す内に腕は水鉄砲そのものへと変化している。
ニヒルなガンマン気取りの性格で、好きな言葉は「水を得た魚」。
- テッポウウオ型テラフォーマー
『テラフォーマーズ』第2部で登場するM.O.型テラフォーマー。
アネックス1号の第6班クルー「マルシア」の死体から作られたテラフォーマーで、掌から水の弾丸を超高速で射出することにより狙撃を行う。
生前のマルシアをはるかに凌駕する長距離射撃が可能で、相手の弱点を即座に見抜いて撃ち抜くなど頭脳派でもある。
【余談】
愛知県知多郡にある水族館の南知多ビーチランドではテッポウウオ用の餌があり、自由にテッポウウオの水の発射を体感することができる。
展示している水族館は数あれど、体感できる水族館は少ないのでお近くの方は行ってみてはいかがだろうか。
追記・修正は虫を撃ち落としてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 一芸のやり方が分かりやすいからか、テッポウエビより敵や能力のモチーフに選ばれやすい気がする -- 名無しさん (2024-09-10 01:56:03)
- ヨッシーアイランドにも「てっぽーうお」という敵キャラが出てきますよ -- 名無しさん (2024-09-10 03:02:12)
- テッポウウオ(本物) -- 名無しさん (2024-09-10 20:22:32)
- ↑ゼニガメ(本物)ほど面白さが -- 名無しさん (2024-09-11 07:36:33)
- ミス 面白さが無いな。本物以上に有名だからこそのネタだし -- 名無しさん (2024-09-11 07:37:56)
- 宇宙戦艦ヤマモトヨーコで超長距離狙撃艦アーチャーフィッシュってのが出てたな -- 名無しさん (2024-09-12 22:45:19)
- テッポウオはテッポウウオとは見た目あまり似てないのね -- 名無しさん (2024-09-14 08:47:50)
- 英語だと弓引く魚。日本語だと鉄砲を撃つ魚 -- 名無しさん (2024-09-14 09:13:07)
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