登録日:2009/05/28(木) 00:20:00
更新日:2023/11/07 Tue 13:57:55NEW!
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軍事 兵器 武器 銃 アサルトライフル 7.62mm 5.56mm 突撃銃 「そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!」←それはスナイパーライフル 近代歩兵の主力 三点バースト ゴルゴの愛銃、実はこのタイプ 歩兵のお供
Strumgewehr(独:シュトゥルムゲヴェーア)、Assault Rifle(英:アサルトライフル)の訳語。
それまでのライフル弾と拳銃弾の中間ほどの比較的小口径弾を使用し、連射(フルオート射撃・3バースト)が可能な歩兵用銃である。
設計思想は近距離で短時間による圧倒的火力を個人単位で発揮すること。
最初期の物は第二次大戦末期のドイツで設計されたStG44とされており、「Strumgewehr」という名称もこの銃の有用性を認めた時にヒトラーが作ったものである。
これ以前にも歩兵が持ち歩けるフルオート可能小銃としてはBARやFG42が存在するが、それらはフルサイズのライフル弾を用いる物であり、アサルトライフルではなく軽機関銃のカテゴリーに分類される場合が多い。
ただ、6.5mm×50SRを使うフェドロフM1916はアサルトライフルの始祖として話題に上がる事がある。
一応この6.5mm×50SRもフルサイズライフル弾ではあるが、他のライフルに比べると日本人の体格に合わせたため、威力が抑え気味になっている*1。
故に中間弾薬に該当するのでは?という説である。
実際には運用も軽機関銃に近かったらしいので、今の所は軽機関銃扱い。
後アメリカのM2カービン(M1カービンにフルオートを付け加えた物)もアサルトライフルに近い銃ではあるが、今度は威力が下に振れすぎているので、やはりアサルトライフル扱いにはならなかった。
現在の主流となった物は東側のソ連のAK-47とされ、ベトナム戦争以降は東西両陣営で本格的に普及される。
一部には3バースト機能を備えたものや、スコープを標準装備し中近距離の狙撃に対応したものも存在する。
最新のモデルは銃身などのパーツを付け替え、遠距離戦に対応させたり、マークスマンライフルの様にすることができる。
さらに、豊富なアクセサリーパーツによって様々な戦場に対応している。
突撃銃には様々な派生型があり、以下に記す。
●基本型
口径は5.56mmか7.62mmが主流で弾数は約30発。全長は1m以下、重量は4kg以下の物が多い。
うち7.62mm×51といった初期のアサルトライフルは、アサルトライフル的な運用が難しい事からバトルライフルとも呼ばれる
運用方法は中近距離で弾幕を張りつつ進行する。
口径5.56mmは有効射程は300mほど。7.62mmは450~550mほど。(この有効射程は命中精度や威力を優先した場合。弾幕による無効化の場合はもっと伸びる)
主な銃器
SCAR(ベルギー)
G36(ドイツ)
AK-47、AK-74(ロシア)
M16シリーズ(アメリカ)
89式5.56mm小銃(愛知)
●カービン式
銃身の短縮化により取り回しを良くしたもの。反面、基本型より射程、命中精度が劣るといわれる。
しかし機構が簡素で生産性良くCQB(閉所空間での戦闘)にも対応することか出来る。
主な銃器
SIG552(スイス)
M4カービン(アメリカ)
AKS74U(ロシア)
●ブルパップ式
機関部が引き金より後部に位置する物。銃身そのものは短くしていないため、射程や精度はあまり落とさずに小型軽量化が期待できる。
しかし機関部をストック部分に持ってきたために、射手の難聴を引き起こす可能性や、
銃自体が短いのでオープンサイトでは狙いづらく、利き手によっては排莢口を顔で塞いでしまうことがある(改善策として排莢口を下にしたり、部品を変えて対応する。)。
なお銃剣が使いにくいとの意見もあるが、それは元々使用を想定していないため当たり前である。
独特の形状から従来のライフルからの持ち替えには訓練が必要。
主な銃器
シュタイアーAUG(オーストリア)
FA-MAS(フランス)
タボールAR-21(イスラエル)
L85A1(イギリス)
●ウェポンシステム
厳密に言えば機関銃の項目に記すべきだが、とりあえずこちらに記載。
基本となる機関部を中心に、銃身やストック等のパーツの組み替えで分隊支援火器(軽機関銃など)やライフルとして使用出来る、というシステム。
共通の部品の使用により、生産やメンテナンスが改善される利点がある。
欠点は拡張性をもたせたことによるパーツ点数の多さと重量、コスト。
また部品に求められる耐久性の問題から帯に短し襷に長い中途半端な性能になることがおおい。
主な銃器
M63(アメリカ)
XM8(ドイツ)
シュタイアーAUG 7.62mm 5.56mm(オーストリア)
ちなみに、自衛隊とドイツ連邦軍では突撃銃/Strumgewehrと呼ばずに小銃/Gewehrと呼んでいる。
前者は攻撃的な名前を嫌い、後者はヒトラーに付けられた名前を嫌ってのことである。
- ゲームにおける突撃銃/アサルトライフル
軍隊の主力武器ということもありFPS・TPSでも初期装備としてよく登場する。
威力・射程・連射・弾数などが全てがそこそこのもっとも標準的な武器であることが多い。
一方で拳銃などがメイン武器になるサバイバルホラーでは、散弾銃と並んで弾が貴重だが強力な上位の武器として登場する。
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▷ コメント欄
- 最初のアサルトライフルはドイツじゃないですよイタリアのチェイ=リゴッティですよ -- 名無しさん (2017-07-03 13:31:14)
- チェイリゴッティはあくまで用兵思想的な意味では「自動小銃」であって、「突撃銃」の元祖かと言われるとどうだろう。「フルオート射撃が可能な自動小銃」というだけでは他にもM1907とかフェドロフとかあるけど、それらは突撃銃の祖先と言うべき存在だよねどっちかというと -- 名無しさん (2017-07-03 18:28:23)
- 哀しいことに、パワードールシリーズに出てくるアサルトライフルは、それほど強くない。キャノンがメインだからなぁ; -- 名無しさん (2017-07-03 18:50:01)
- フルサイズ小銃弾を連射出来るにしましたってだけで、白兵戦の交戦距離は300m前後で起こる事が一番多いとかって研究や、機関拳銃や機関銃の代替任務を行う思想を充足している訳じゃないStG44以前の銃が突撃銃だと思える幸せな頭が羨ましいもんだ -- 名無しさん (2019-12-09 02:04:18)
- 突撃銃の源流は歩兵に敵の防御陣地を突破できる制圧力を持たせようってものだから交戦距離云々は関係なくね?マルチプレイヤーとしての突撃銃ってのも近年の要求でできた枠組みだろ -- 名無しさん (2019-12-09 03:07:53)
- ↑さてはナム戦前のアメリカ人だな? -- 名無しさん (2021-06-26 13:06:23)
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