狛村左陣

ページ名:狛村左陣

登録日:2011/09/12 Mon 22:30:20
更新日:2023/12/05 Tue 11:00:02NEW!
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元柳斎殿が命をかけた戦いに 儂が命をかけぬ理由などあるものか


この戦いに踏み入った時に 命はとうに置いてきた!!






狛村 左陣  
こまむら さじん


[職業]死神
[肩書]護廷十三隊七番隊隊長


 [羽裏色]璃寛茶
 [身長/体重]288cm/301kg
 [誕生日]8月23日
 [斬魄刀]天譴てんけん
  〔解号〕轟け「天譴」
 [卍解]黒縄天譴明王こくじょうてんげんみょうおう
 [CV]稲田徹



漫画『BLEACH』の登場人物。



 概要


尸魂界ソウル・ソサエティ護廷十三隊七番隊隊長
初期は虚無僧の如く笠を被り、手甲を嵌めた大柄な人物として登場。
その正体は人狼であり、その特異な見た目から他人に忌み嫌われることを避けるために顔や手を隠していた。
更木剣八との戦闘で笠を破壊されて以降は、吹っ切れたのかそのままの姿で活動している。


見た目的には結構強キャラ感を漂わせており、実際に隊長だけあって実力も折り紙つきなのだが、いかんせん相手が全編通して別格に強い藍染惣右介だったり、友情ゆえに本気を出しきれない東仙要だったりととにかく相手が悪すぎる。
戦闘においては基本的に「明王」の圧倒的な力で押し切るパワー偏重のキャラなので、搦手には弱いという面もある。
一方で半獣半人な見た目からケモナーからの人気が高く、「ワンコ」の愛称でも親しまれる。
一角の卍解を見て見ぬふりした時に「耳をピコピコ動かす」姿があまりにもかわいいと専ら評判だった。



 人物


武人らしく厳かな風格を持つ堅物。
戦場では獣の如き闘争心を溢れさせ好戦的な性格になる。
かつてはその風貌故に周りから避けられ孤独な生活を送っていたが、山本元柳斎重國に死神として拾われたことで彼に絶対的な忠誠を誓っている。
彼の恩に報いる事こそが狛村の戦いの動機であり、総隊長に殉ずることこそが狛村の生きがいとなっている。


戦場では凶暴な一面を見せる一方、普段は物静かで穏やかな性格。
ある意味天然でもあり、井上織姫から犬用の櫛を貰って喜んだり、絵に対して独特なセンスを持っていたりする。
斑目一角が卍解を使えることを知っていながらも、それを黙認するなど堅物ではあるが融通も利く柔軟な思考も持っている。
また、「五郎」という名の子犬を隊舎裏でひっそりと飼っているという可愛らしい一面も。


元九番隊隊長の東仙とは親友の間柄で、彼が亡き友人の正義を守るために死神になるという志を応援している。
この時、東仙の本当の望みが友人を死なせた世界への復讐であることにも薄々気づいていた模様。
彼が藍染と共に寝返り、帰刃して自分を殺そうとしても尚、彼のことを信じていたなど情に厚い性格である。


後に判明したことだが、彼は生前罪を犯し畜生道に堕ちた一族。
つまり元々は人間だった。
人間に戻ることも一応出来るが、そのためには獣として生きてきた肉体を終わらせるために自らの心臓を差し出さなくてはならない。
この儀式を行う事で一時的に人間としての姿を取り戻すことができ、またその間は不死の身となる。



 作中での活躍


過去

前述の通りの一族だったが死神になるために出奔し、その容姿で忌み嫌われる孤独な日々を過ごしていたが、山本元柳斎に拾われる。
死神になり、護廷十三隊の一員になった頃は厚い布で顔を隠していた。



尸魂界篇

(黒崎一護と戦いたいがために)一護側についた剣八らと交戦。
卍解を規格外な方法で破られてしまった東仙に代わり、正体を見せた上で自らも卍解して剣八との戦闘を開始。
しかし、総隊長が京楽春水、浮竹と交戦状態に入った霊圧を感知して、戦いそっちのけで総隊長のもとへ向かう。
その後、藍染の裏切りを知って真っ先に彼のもとへ到着して襲いかかるものの、藍染の詠唱破棄の「黒棺」により戦闘不能にされてしまった。
上記の通りこの騒動以降素顔を晒すようになったが隊内での受けはむしろ良くなった模様。本当に何よりである。



破面編

現世に現れた藍染一行と対峙する護廷十三隊の一員として登場。
一角を倒し、帰刃して巨大化したチーノン・ポウを、それよりさらに巨大な「明王」で一撃のもとに葬り去った。
その後、かつての友であった東仙と対峙し、彼への情を捨てきれずに本気を出せないまま一方的に嬲られるものの、檜佐木修兵の加勢により事なきを得た。
ついに和解できるかと思われたその直後に東仙は藍染の手によって殺され、自身も満身創痍のまま他の隊長たちと共に藍染に倒されてしまった。



千年血戦篇

見えざる帝国ヴァンデンライヒ』の第一次侵攻にてバンビエッタ・バスターバインと交戦し、卍解を奪われてしまう。
その後、リターンマッチと山本総隊長の仇討ちのため、大爺様のもとへ「人化の術」を会得するために訪れ、自らの心臓と引き換えに不死身の肉体を得る。
そして第二時侵攻にて因縁のバンビエッタと再戦を果たし、見事撃破。見えざる帝国の幹部クラスの強敵を相手に、護挺十三隊の中で記念すべき初勝利を収めた。
……が、しかし。復讐心を持って戦ったことが災いして人化の術の副作用が始まってしまい、人狼どころか四足歩行の完全なる狼の姿へとなり果ててしまった。







大爺様「左陣や かわいい左陣 儂のためにありがとうよ」


「物言わぬ畜生となり果てるまで儂のためにありがとうよ」








原作では射場鉄左衛門と共に戦いに臨んでいる光景を最後に登場しなかったのでどうなったのか不明だったが、その後の小説で生存していることが明かされた。
とはいえ、四足歩行の狼になってしまっていては復隊するわけにもいかず、また、彼自身の望む扱いはこうだろうと思いを汲んだ射場から戦死したと伝えられたため、公には戦死扱いとなっている。
以後は七番隊の隊舎の裏山で飼われている模様。
隊長・副隊長達の間では姿を変えて生存していることに気づいている者は多いが、2人の気持ちを汲んで本人たちにそのことへの言及はされていない。


なお不幸中の幸いなことに意識自体は残っているようで、後に自身を慕って入隊しようとした人狼族の若者たちがやってきて以降は彼らを通して意思疎通が出来るようになっている。



ちなみにこの際の狛村は射場に対しては「隊長として頑張れ鉄左衛門」という心境でいるらしい。
射場が思っていた通り、引退するという腹積もりで正解だったようだ。





 斬魄刀




己の生に


抗い続ける


己の心に


牙ある限り


(BLEACH62 HEART OF WOLF)



◇─ 始解「天譴てんけん

解号は「とどろけ~。」
形状の変化はないが、刀を振るうと近くに出現した巨大な刀が同じ方向に振り下ろされる。
あまりの質量と速度から剣圧による遠距離攻撃も可能。
原作では割と即座に卍解を使うことが多いためあまり出番がなく、使われた描写は二回のみ。


アニメでは黒縄天譴明王の一部を召喚するという表現がされていた。



◇─ 卍解「黒縄天譴明王こくじょうてんげんみょうおう

超巨大な鎧武者を召喚する卍解。
始解よりむしろこっちの方が出番が多い。狛村からは「明王」と呼ばれる。
鎧武者は狛村自身の動きと連動し、その圧倒的な質量と威力によって標的を叩き切ったり叩き潰したりする。
狛村自身が卍解といえるほどにリンクの度合いが非常に強く、明王が傷つけば狛村も同じように傷ついてしまうというリスクがある。別作品で言うところのスタンドに近いのかも知れない。
しかし同時に狛村が回復すれば明王も回復するため、卍解の中で唯一修復が可能*1という唯一無二の優位性も持つ。
これ以外の卍解では破壊を防ぐ・改造する・作り直すといった対応が必要になる。


アニメ版でのポウとの対決では、怪獣映画も真っ青な巨体同士の肉弾戦を披露している。


その巨体故に隙も大きく、帰刃によって身軽になった東仙に対しては相性が悪すぎ、情が湧いていたことも手伝って殆ど為す術もなかった。
劇場版でも一護の月牙の乱弾でよろめいて転倒してしまい味方を巻き込んだことも。一方で一護を真っ向からの切り合いで剣で吹き飛ばして撤退に追い込んでもいる。


シンプルかつ分かりやすく強力な能力ではあるが、その反面相手の能力や特性によっての相性に左右されやすく、良くも悪くも一方的な戦いになりやすい卍解と言える。


しかし、冷静に考えるとこの巨大な体格によって普通なら相手は防御も回避・逃走もままならない圧倒的な攻撃性能を有しており、防御面も生半可な攻撃ではこの質量から大したダメージを受けないので、狛村本体へのフィードバックは殆ど気にしなくて済む。
斬撃・殴打の両方が可能なのでどちらかにのみ耐性がある相手にも十分臨機応変に戦える。
虚化して飛躍的に身体能力の上がった東仙の腕を明王の裏拳でへし折る一幕もあった。
状況に左右されやすいということは、裏を返せば状況によっては非常に極悪極まりない卍解なのである。



◇─ 「黒縄天譴明王・断鎧縄衣こくじょうてんげんみょうおう・だんがいじょうえ

黒縄天譴明王が全身の鎧を脱ぎ捨てた状態。
胸から幾本もの黒縄を生やした、巨大な鬼のような姿をしている。


狛村曰く、黒縄天譴明王の正体は「命を持った鎧の卍解」。
狛村が明王とリンクしていた部分の本質は実は彼が纏っていた鎧の部分にこそあり、それこそが明王の命そのものだった。
これを脱ぎ捨てることにより、命、すなわち霊圧を剥き出しにした、攻撃のみに特化した卍解へと変貌することを意味する。
鎧を脱いだ影響か、普段の明王よりも動作が俊敏になる。


一方で防御の鎧がないため、攻撃を喰らうことは命を直接削られることに等しい。
しかし、「人化の術」の影響で不死身となった状態での使用であれば、どんな傷を受けても即座に再生してしまうという、チートどころではなく戦う相手からすればクソゲー極まりない強烈すぎる圧倒的なシナジーを発揮できる。
逆に言うと「人化の術」を使っていないと一発で狛村自身が即死する可能性すらある諸刃どころではなく、文字通り命を捨てるような卍解。



行きやしょう隊長


隊長は間違うとりゃしません 何も間違うとりゃせんのです


戦いましょう隊長 倒しましょう ユーハバッハの野郎を 山本元柳斎殿の為に*2



 余談


  • ポウ戦では柱が壊されて回帰していた本物の空座町を壊したため修復費が発生してしまい、松本は「七番隊は今月赤字」と相当な金額のようだが、冬獅郎は「修復費は狛村が1人で受け取るから大丈夫だろ」とのこと。
    単行本のおまけページでは飼っていた五郎におからしか与えられない事を詫びていた。




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*1 しかも自然回復
*2 補足すると、このセリフは復讐を果たせぬままただの狼となっていく際に東仙と同じ様に復讐心に囚われてはダメだったと狛村が後悔していた場面の直後での射場の発言である。そしてユーハバッハを打倒することは山本元柳斎の意思でもあるので、この射場の発言もただの慰めではなく、間違いではない。

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