槇村香

ページ名:槇村香

登録日:2018/02/11 (日) 11:12:56
更新日:2024/02/19 Mon 11:27:51NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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槇村香とは、漫画『シティーハンター』の登場人物である。


CV:伊倉一恵(アニメ版)/冨永みーな(1993年実写映画)/沢城みゆき(実写版『史上最香のミッション』)
演:ジョイ・ウォン(1993年実写映画)/相武紗季(実写版『エンジェル・ハート』)/エロディ・フォンタン(実写版『史上最香のミッション』)



プロフィール


身長:168cm
スリーサイズ:B-87 W-59 H-86
年齢:19歳(初登場時)
生年月日:1965年3月31日



人物


本作の主人公・冴羽リョウのパートナー・槇村秀幸の義理の妹。
槇村が麻薬の密売組織に殺害された後は、兄を失った悲しみを乗り越えてリョウのパートナーとなる。
掲示板のチェックや依頼のマネージメント、依頼人のもてなしなどが主な役割。依頼料や家計のやり繰りも彼女の担当であり、依頼がない日が続く度に頭を悩ませている。
リョウのお目付け役でもあり、彼が女性に手を出そうとする度にハンマーやこんぺいとうシリーズを取り出しては制裁を加えている。


ショートカットの似合う中性的な顔立ちの女性。連載中期からは襟足が少し伸びた。
普段は化粧をほとんどせず、ボーイッシュな服装を好む。スカートは動きやすいタイトミニを着用。言動が男勝りなのでよく男性に間違われたりする。
リョウ曰く、「この世でただ一人もっこりしない女性」。ただし、初期の頃は彼女に対しもっこりした事がある。
そんな扱いを受けている彼女だが、ロングヘアのかつらを被ったり、ドレスなどで着飾れば、リョウももっこりするほどの美女に変身する。
スタイルも悪くないため(だが冴子など他の登場人物がよりナイスバディ過ぎてあまり目立たない)、親友の主催するファッションショーにモデルとして出た事もある。


愛車はホンダ・CR-X。アニメ版ではフィアット・パンダに乗っている。
槇村の形見であるコルト・ローマンMK-Ⅲを愛用しているが、リョウ自身「彼女に人殺しのような真似はさせたくない」という思いがあったため、あえて照準が狂わされていた銃をリョウから渡されていた。ハンマーやこんぺいとうシリーズはいいのかよとか突っ込んではいけない。



性格


男勝りな性格で言動も男っぽい。一人称は基本「あたし」だが、たまに「オレ」を使う事もある。
そのため、高校時代には女の子によくモテたらしく、ラブレターやバレンタインチョコも大量に貰っていたという。
しっかり者であり、グータラなリョウの私生活を管理したり、生活費を稼ぐために彼の尻叩きなどを行っている。
行動力も持ち合わせており、いざという時には完全武装して敵地に乗り込む事もある。


リョウの魔の手から美女を守るために常に目を光らせており、依頼人に手出しをしようものなら問答無用で彼に天誅を下している。
恋愛経験は乏しく、いつしかリョウに恋心を抱いてもなかなか素直になれず、恋人未満の関係が長く続いた。
ある人物にリョウの恋人だと勘違いされた際にはまんざらでもない様子を見せていたが、リョウは露骨に嫌そうな顔をしていた。


幽霊が苦手であり、怖い話を聞いただけで逃げ出し、悪霊退散グッズで身を固めるほどである。
早とちりする傾向があり、リョウが珍しく下心無しで女性に接していたのを見て彼が言い寄っていると勘違いし、彼の言い分を聞かずにハンマーでお仕置きした事が何度かある。



能力


リョウと比べて戦闘の経験が少ないため、銃の扱いはそれほど上手くない。
だがその射撃下手は照準が狂った銃をリョウが持たせている為であり、実際はなかなかの腕前を持つ。終盤で正常な照準の銃を使った際には正確な射撃を披露していた。
銃に細工をされていた際には、跳ね返りを利用してターゲットを狙った事もある。
ちなみにもっこりしているリョウを狙う時には、照準が狂った銃でもなぜか狙いが正確になる。


銃以外にはナイフの扱いにも長けており、バズーカ砲の扱い方もいつの間にか覚えていた。
バズーカやバルカン砲などの扱いはいまいちだが、相手に直接当てた事はない代わりに爆風や破片でダメージを与えて気絶させている。


海坊主仕込みのトラップ技術を持っており、この技術で一流の殺し屋と対決した事がある。
この技術はリョウの夜這い阻止で使用される場合が多く、依頼人を守るために手榴弾、竹やり、落とし穴など様々なトラップをリョウの進路上に張り巡らせて依頼人の貞操を守っている。


リョウが女性に言い寄っている場面を目撃すると、とんでもない怪力を発揮。
後述のハンマーは勿論、石灯籠を持ち上げて投げようとしたり、箪笥をリョウの後頭部にぶん投げた事もあった。


家事は一通りこなせるが、料理の腕前はリョウや槇村に劣るらしい。
また機械の扱いが極めて苦手である。



ハンマー


香の代名詞とも呼べる代物。
依頼人に言い寄るリョウをお仕置きするために使用される。
このハンマーには重量が明記されており、「10t」「100t」「1000t」と様々な重さがある。
重量以外にも「不埒者」「天誅」「80年代さようなら welcome 90年代」「連載5周年記念 特別限定ハンマー」など様々な文字が書かれている。
ちなみに何も書かれていないタイプは割と少なかったりする。


ハンマー以外では、トゲ付きの巨大鉄球・通称「こんぺいとう」が有名。
各こんぺいとうには「○号」と番号が割り振られており、ハンマーよりも破壊力がある。トラップとして使用される事も。
これら以外にも、撞木型、杵型など様々なバリエーションがある。


これらのハンマーは毎回どこからともなく取り出され、その事をリョウに突っ込まれた事がある。
どう考えても入りそうにないハンドバッグから出てきた事もあり、それを監禁室からの脱出に使った事もある。
アニメ版では香の部屋に収納庫があり、そこに様々なハンマーが大量に入っていた。


ちなみに香以外のゲストキャラもハンマーを使う事があり、90年代最初のハンマーは香の親友であった。


これらのハンマーは全て彼女のお手製であり、実は5歳の頃からハンマーを自作している。
小学校の頃はこのハンマーを使っていじめっ子を退治していた。


ちなみに『空想科学読本』でもお馴染みの柳田理科雄氏曰く、絵の描写から推定すると
ハンマーが樫だとしたら重さは520kgほどのはずであり、この大きさで100tあるとすれば
構成物質は地球で最も密度の高いオスミウムの73倍であり、もし振り降ろしでもすれば直径3mの岩が粉々に砕けるレベルとのこと。



生い立ち


実は槇村とは血の繋がりはない。本名は久石香で、久石純一という男の次女である。
生後すぐに両親は離婚。殺人犯だった純一は槇村の父親から逃げようとした際に事故を起こし死亡してしまう。
まだ乳児だった彼女は後に槇村の父親に引き取られ、槇村の妹として育てられる。だが本当の父親が殺人犯である事は彼女に配慮してずっと伏せられていた。
槇村はこの真実を彼女の20歳の誕生日の際に話すつもりだったが、その前に密輸組織の手にかかり死亡。
だが香自身は槇村が生きていた頃から彼と血縁関係にない事に既に感づいていた。それでも槇村の事は純粋に尊敬しており、槇村も彼女の事を大切に思っていた。
槇村の死後は彼が渡そうとしていた実母の指輪を手にし、それを槇村の形見として大切に持っている。


後に立木さゆりという生き別れの実姉が登場。
さゆりには香に普通の生活をさせたいという願いがあり、アメリカで一緒に暮らそうと彼女に持ちかける。
しかし香は今のままで十分幸せであり、その様子を見て彼女なりの生き方があると知ったさゆりは彼女の幸せを優先し、連れて行く事を断念してそのまま去っていった。



リョウとの関係


街中で売女に男と勘違いされて絡まれていた際にリョウに「女に絡んでいる男」と間違えられ、なんと頬を殴られてしまう。
その後は怪しいブティックへ囮として潜入。人身売買組織に誘拐されるもそのおかげで事件は無事解決した。
槇村の死後はリョウの新たなパートナーとなり同居するようになるが、リョウは彼女を女性として見ようとせず、いつしかもっこりもしなくなった。
また当初はパートナーとしてまだまだ未熟であり、敵に捕まってしまう事もよくあったので、自分の不甲斐なさを嘆く事もあった。
しかし、プロの殺し屋の銀狐との一戦でプロとして目覚め、リョウとも徐々に息が合うようになる。
そして段々とリョウの魅力に惹かれていき恋愛感情を抱くようになるが、意地っ張りであるためなかなか素直になれなかった。


リョウのパートナーだったブラッディ・マリーと出会った際には、彼女に素人だと見抜かれたうえにリョウの事を何も知らないと言い切られ大きなショックを受ける。
この事で自分はリョウに信頼されていないのではとひどく落ち込むが、海坊主の励ましによって立ち直り、辛い過去を持つリョウをこれからも支えていこうと決意。
そしてリョウと初めて出会った3月26日を彼の誕生日と定め、リョウの過去に触れた事でより強い信頼関係を築く事となった。


後に高校時代にリョウと出会っていた事が明かされ、リョウもその出会いを覚えていた事を知る。
リョウが育ての親である海原神と決着をつけようとした際には、髪を切ってリョウと戦地に赴く。
海原との戦いの末にリョウが密室に閉じ込められると、再会を誓ってガラス越しにキスを交わし、彼の生還を願って仲間の元へと戻る。
そして沈みゆく船からリョウが無事に戻ってくると、嬉しさのあまり真っ先に彼の胸に飛び込み涙を流していた。


その後はリョウに人生のパートナーとして認められ、自らも素直な気持ちを告白するが、そのすぐ後でリョウに戸籍がなく結婚できない事が判明。
それでもリョウの愛は本物であったため、これからも今と変わらず彼を支えていこうと決意を固めた。



エンジェル・ハートにおいて


リョウからのプロポーズを受けた後日、ウエディングドレスを身に着けた記念写真を撮ろうと写真館に向かっていた際、車道に飛び出した幼児を見つける。
その幼児を庇おうと自らも車道に飛び出すが、その事故によって命を落としてしまった。
生前にドナー登録をしていたため、彼女の遺体からは心臓が摘出された。その心臓は台湾マフィアに強奪され、自殺した暗殺者・香瑩に移植される事となる。
しかしその心臓には香の心が宿っていたため、「グラスハート」と名乗り暗殺を繰り返していた香瑩の生き方に大きく影響を及ぼすようになった。


ちなみにこの作品では中学卒業後に看護師として働いていた事になっており、歌舞伎町の診療所に勤務していた時にリョウと出会っている。
その後リョウに名前がないと知ると、彼の所持していた偽造パスポートや名刺などの中からとある名前を見つけ、彼に「これからは「冴羽リョウ」と名乗るように」と言った。
『シティーハンター』と違って銃の腕が全くないが、その代わり『シティーハンター』と比べて母性的な性格となっている。
この作品においてもハンマーを使用していたようで、彼女の部屋のクローゼットにはハンマーが1つ備え付けられている。またリョウにお仕置きをする役どころは香瑩に見事に受け継がれた。
享年28歳。



追記・修正は、100tハンマーを持っている方にお願いします。



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  • エンジェルハートで死んでた時は衝撃受けたなあ……パラレルワールドとはっきり明示されたけども -- 名無しさん (2018-02-11 17:50:38)
  • 香役の伊倉さんはアニメでリョウと香が良い感じになるシーンを演じる時、恥ずかしがるから神谷さんと2人きりで演じさせたんだっけ? -- 名無しさん (2018-02-11 18:10:29)
  • パラレルのエンジェルハートではなくシティーハンターの世界での香さんは多分リョウに似た元気な子供を産んでる気がする。 -- 名無しさん (2018-02-11 19:58:52)
  • グッド・バイ・マイ・スイート・ハートで隠し持ってるハンマー全部没収されるの草 -- 名無しさん (2018-02-13 20:06:42)
  • 彼女が大好きだが平成生まれのやつは暴力的だとけなすという!ふざけんな!!! -- 名無しさん (2018-02-16 10:19:49)
  • 「祝!劇場版2019t」・・・ハッタリじゃなかったら人間業じゃない・・・。 -- 名無しさん (2019-02-10 11:49:54)
  • 新作香ちゃんいつも通りで安心したなwハンマーもコンペイトウも相変わらずで -- 名無しさん (2019-02-10 13:53:55)
  • やっぱり香がいると安心するなぁ -- 名無しさん (2019-02-10 15:01:56)
  • 新作香めっちゃいいな。というか映画そのもの評価がいい。 -- 名無しさん (2019-02-10 15:06:12)
  • 新宿プライベートアイズの香は「City Hunter〜愛よ消えないで〜」と言えばネタバレにはならんか。 -- 名無しさん (2019-02-10 23:08:07)
  • 相変わらず服装おしゃれ -- 名無しさん (2019-02-11 01:24:10)
  • 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2021-06-15 07:42:32)
  • 流石に金ぴかのハンマーは持ってないよねw。「光になれー!」 -- 名無しさん (2023-02-15 03:59:55)

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