ビートルジュース

ページ名:ビートルジュース

登録日:2022/10/21 Fri 22:36:58
更新日:2024/06/27 Thu 10:43:55NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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誰も知らない霊次元。怖くて笑い、おもしろくて震える



概要


『ビートルジュース』(原題:Beetlejuice)は、1988年3月30日にアメリカで公開されたホラーコメディ映画。
日本では1988年12月10日公開。
鬼才[[ティム・バートン>ティム・バートン]]の、初期の代表作の一つである。


長編デビュー作『ピーウィーの大冒険』をヒットさせたバートンの元には、コメディ映画の脚本が殺到するようになった。
しかしそれらはどれも、ピーウィーの二番煎じとでも言うべき、劣悪な出来のものばかりであった。
「一度ひどいコメディを引き受けたら最後、ありったけのひどいコメディをオファーされる羽目になるんだ。馬がしゃべる映画なんてどうすんの?」*1
彼はとにかく自分の感性に合わなければ引き受けない主義であると同時に、その本質を冷徹に見定める目も持っていたのである
ようやく探り当てた脚本は、ストーリーらしいストーリーはなく、起承転結の「転」が不明瞭など、物語構造のテンプレを尽く無視した型破りさで、故に誰からも無視されていたもの───
それが本作である。
……こんなシロモノをチョイスするバートンのセンスはやはりただものでないと言えるだろう。
実際、あまりにもイミフな内容だったために脚本会議は荒れまくりで、さらにバートンが当時若手監督だったこともあって、俳優陣やスタッフも最初のうちは戸惑い気味の撮影だったという。*2


しかしバートンは、決まりごとのないフリーダムな脚本のおかげで羽を伸ばしまくっていた。
「人がこの世ならざる者たちを追い出す」のではなく、「幽霊たちが居住権を主張し人間を追い出そうとする」という逆転の発想。
OPの、森から田舎町の空撮と思いきや、家の上にいた蜘蛛を手に乗せ逃がしてやることで、実は模型の俯瞰だったことがわかるシークエンス。
この時点で、彼のセンスを色々と感じることができるだろう。
特に操られた人たちが『バナナ・ボート』を歌い踊るシーンは、本作屈指の白眉と言っても過言ではない。*3
『♪今月ぁこれで足りるバナーナ?』
『♪手!!胃と手!胃と手!胃と手!胃と手!』
『♪頭がみんなちょっとタランチュラ!!』
また、“あえて”チープな質感やストップモーションで作られた幽霊やクリーチャーのデザインも見どころ。
さながら、おもちゃ箱をひっくり返したようなノリ、と言うべきか。初期からキレッキレのバートン芸術を堪能しよう


作品は初登場から4週連続で1位になり、最終的な総収益が7300万ドル以上を稼ぎ出す大ヒット。
さらに内容面で酷評された前作とは対照的に「第一級のコメディ」と大絶賛され、第61回アカデミー賞にてメイクアップ賞を受賞。
この成功が、誰もが認めるメジャー超大作『バットマン』へとつながっていくのであった。*4


そして日本版では、字幕も吹き替えも荒ぶっていることで有名
なんせ吹き替えアドバイザー(ギャグ監修)が所ジョージ、ビートルジュースの吹き替えが西川のりお師匠な時点でお察しください。
当然のことながら原語版とかけ離れている上に、今観ると少々時代を感じる内容、そしてのりお師匠の演者を食うほどのハイテンションな吹き替えには賛否両論。
しかし一度見たら忘れられないインパクトなのも、また事実なのである。

あらすじ


ここはニューイングランドの田舎町。古きよきアメリカを体現したようなのどかな町だ。
丘の上の家の持ち主は、アダムとバーバラのおしどり夫婦。
二人は愛しの我が家でバカンスを取ることにしたのだが、買い物の帰りに犬を避けようとして車ごと橋から転落……*5
家に戻ると部屋の様子が何だかおかしい。ついでに自分たちの身に異変が起きたことに気づく。
何と二人は幽霊になっていたのだ。しかも家の外に出れば、魔物「砂ミミズ」「サンドワーム」が潜む砂漠の異世界に飛ばされる身の上に。


追い打ちをかけるように、前々から家を狙っていた不動産屋にわが家を転売されてしまう。
ニューヨークから越してきたディーツ一家とインテリアデザイナーのオーソは、マイホームのリフォームを始めだす。
愛する家で我が物顔で振る舞われるのはたまらんと、夫婦は「新人死者ハンドブック」を頼りに一家の追い出しにかかるが、なかなか上手くいかない。
もはやお手上げと思われたが、ハンドブックの中からバイオ・エクソシスト(人間祓い師)、ビートルジュースのチラシを見つけるのだった……


世界観


本作では死ぬとその人物の元に「新人死者ハンドブック」*6が送られてくる。
内容はやたら回りくどく、索引もないらしく、アダムが「頭の中が背骨だワ、こりゃ(字幕)」とぼやくほど。
その本曰く、生者は死者の姿が見えないのではなく、“見ない”らしい。
生者を脅かす方法も記されているが、(素のままだと基本的に見えないとはいえ)シーツを被っただけの古典的な脅しという、効果に疑問符のつくものも。
また、死者は壁にドアを描き、3回ノックすることで後世社会の待合室に行くことができる。
そこの利用者や受付は、手首を切って自殺した者、タバコの吸いすぎで焼死した者、交通事故で体がペチャンコになった者、自分たちが飛行機事故で死んだことを認識できないアメフトチームなどよりどりみどり。
しかし死者の数が多すぎて処理が追いついていないのか、床は書類であふれかえっている。
そして現世と死者の世界の時間の流れは違っている。作中で描写されただけでも


  • 異世界に飛ばされたアダムが一瞬で家に戻った一方、家にいたバーバラは2時間も待たされた
  • 待合室から自分たちの家に戻るまでに3カ月もかかっている

と、死者の世界の時間の流れはとても遅いことがうかがえる。


ぼくが反発するのは、死んだあとは面倒を見てもらえると思っている人に対してだ。それって生をあきらめてるようなもんだと思う。
ぼくはそういう衝動にはすごく反発を感じる――そういう、宗教心を、人生に身を入れないで、自分の人生への責任を投げ出す言い訳に使っているような人には。
『ビートルジュース』では、ぼくの気持ちはそういう人への反発だった。メイトランド夫婦はそういうタイプだと思う。
あの人たちのことは好きだけど、だけど彼らは、まるで死後はちゃんと面倒を見てもらえるから、ちゃんとやらなくたってなんとかなると思ってるみたいだった。
そしてぼくが思うのは、基本的には自分の問題は面倒みてもらえると思うべきじゃない、そうじゃないでしょ。
こっちより悪いと決まったわけじゃないけど、もう一つの宇宙も、どうせ似たようなもんだろうって。


引用元:インナーヴューズ―映画作家は語る P175


登場人物


・アダム・メイトランド
演:アレック・ボールドウィン/吹き替え:安原義人
・バーバラ・メイトランド
演:ジーナ・デイヴィス/吹き替え:あべ静江


実家でバカンスを過ごそうとして、開始10分もしないうちに溺死し幽霊になってしまった不幸な夫婦。*7
アダムは模型オタクで、屋根裏に町のジオラマを作っている。
マイホームをディーツ一家とオーソから取り戻すべく奮闘するが……
125年間家から出られなくなるわ、頼みの綱のビートルジュースはアテにならないわ、
パーティーの際の渾身の『バナナ・ボート』も結局楽しませるだけの結果に終わるわ、挙句にオーソの降霊術で死者となった姿を見世物にされるわで、なかなか悲惨な目に遭っている。
それだけに、周囲に失望し自殺願望を抱いたリディアに対する言葉は説得力がある。
「死んだって、何も楽にならないのよ」
「このことは、よーく聞けよ。僕たちは、経験したからこそ言えるんだ」
また、顔を変形させてクリーチャー化することもでき、それぞれ、「キャラメル・パパ」と「アングリカン」という和名名前がついている。


・リディア・ディーツ
演:ウィノナ・ライダー/吹き替え:勝生真沙子


チャールズの連れ子で、全身黒づくめのゴスっ娘。趣味は写真撮影。
若き日のウィノナ・ライダーが演じるだけあってかわいい。後に彼女はハサミ怪人との恋を演じることになる。
自分の考えをはっきりと主張するタイプであり、家族とはそりが合わず浮いた存在だった。
が、それ故に屋根裏部屋の侵入に成功したり、メイトランド夫妻の存在を認識したりし、仲良くなる。
要はいつものバートン作品のキャラクター……というか、本作が初期作品であることを考えると、すでにその原型は出来上がっていたと言える。
「もし本物のゴーストなら、マジ他の手考えるのね。だってあのシーツ……もろピーマン!」


・チャールズ・ディーツ
演:ジェフリー・ジョーンズ/吹き替え:佐古雅誉


ディーツ一家の長で起業家。夫婦の家を買い取った張本人で、町ぐるみ買い取ることを狙っている。
本人も娘も家には概ね満足していたが、デリアには通じないのであった。
しかし超常現象を目の当たりにしたことから、この家を幽霊博物館にしようと目論むようになる。
「僕はのんびり暮らしたいからここに来たんだ!ベルマークを集めたりしてなぁ~!」
「はるばるニューヨークから、幾多の料金所にめげずにやって来てくれたしたたかな友である、将来のコンドミニアムの家主たちに!」


・デリア・ディーツ
演:キャサリン・オハラ/吹き替え:藤田淑子


チャールズの二番目の妻。野心家の芸術家気取り。
ニューヨークの美術界を見返すために、この家を作り変えて美術界のメッカにしようと目論む。
……が、周囲からの評価は低く、作品をぞんざいに扱われている。
しかしラストでは、アートブックを出版するところまで出世したようだ。
「デーーーオ!デェェオ!」


・オーソ
演:グレン・シャディックス/吹き替え:石丸博也


チャールズの友人の、(吹き替えでは)オカマのインテリアデザイナー。
デリアと共に家の大規模リフォームに手を出す。
かつては前衛劇団に所属しており、その後は72年の石油危機まで、ニューヨークで超常現象の研究家をやっていたらしい。
「自殺した者がどうなるか聞いたことある?あの世で公務員になるんですって」*8
家をめぐるすったもんだの末、彼の手に「新人死者ハンドブック」が渡ってしまう。
その後それを利用して降霊術を行い、メイトランド夫妻を呼び出すが、魔術に関しては素人だったため二人は急激に老化し始める……


・ジューノ
演:シルヴィア・シドニー/吹き替え:京田尚子


後世社会のケースワーカーを務める幽霊。ヘビースモーカーで喉元に大きな傷口がある。
堅物で、夫婦の悩みに対し、他にもっと酷い奴がいる、ハンドブックを熟読しろ、自分たちの家は自分たちで守れと取りつく島がない。
彼女曰く、「祟りのある家を仕立てるのは難しいこと」らしい。
また、夫婦にビートルジュースについて聞かれた際は「絶対に呼ばないように」と警告を残した。
が、結局夫婦は彼を召喚するわ、幽霊の姿の写真を撮られるわ、ハンドブックを盗まれるわの大失態を重ね続けたため、
ディーツ一家の追い出しに加え、写真とハンドブックを取り返すよう厳命するのだが……
「あのパーラー娼館は私が考えたの。奴を厄介払いするビートルホイホイよ!」
中の人は、後に対火星人の切り札を見つける大手柄を立てることになる


・ビートルジュース(ベテルギウス)
演:マイケル・キートン/吹き替え:西川のりお


バイオ・エクソシストを名乗る謎の幽霊。満600歳。好物はハエやゴキブリ
名前は冬の大三角の一つであるオリオン座の「ベテルギウス」の英語読みに、beetle(カブトムシ)とjuice(ジュース)を当てはめたもの。
元はジューノの助手だったが、現在は彼女の元を飛び出している。
チラシやテレビCMと広告を出しており、3回名前を呼ぶことで召喚できる、のだが……*9
その実態はとてつもないトラブルメーカーかつドスケベ。さらに屋根裏の模型の墓地に勝手に住み着いていた。
終始ハイテンションだわ、隙あらばセクハラをかましてくるわ、しまいにはリディアと無理やり結婚しようとするわと、やりたい放題の大暴走を見せつけてくる。
うらやま……けしからん!
最後はバーバラが召喚したサンドワームに襲われ、待合室送りにされてしまった。
なお、これだけ濃いキャラクターでありながら、意外にも実際の出番はわずか15分程度しかない。
このことは、吹き替えでもしっかりネタにされている。


ちなみにバートンはキートンが出ている映画を観たことがなくイメージもなかったが、会った途端、ビートルジュースのキャラクターが見えたという。
「マイケルは最高だよ。気違いじみていて、精力家で、目がすごいんだ。僕は人間の目が大好きなんだけど、彼の目はまったく狂気じみているんだよ」
下記の吹き替えの印象が強烈だが、キートン本人の時点で台詞の90%がアドリブ。
さらにその翌年にはバットマンを演じているので、そのギャップに驚かされること間違いなし。
これを観た後に本作の吹き替え版を観ると、ますます混乱すること請け合いである。


生きてる奴に困っとる、ワシの家を荒らすのもいい加減にしてほしいなー!じゃかわしいわ生きもんども~!ここから出ていけ~!よっしゃ、このワイに会いに来いや!ワシこそ大霊会一のバイオ・エクソシスト、ベテルギウス!ハンパやないでこのオレは!ハンバやで~!


大霊界が何ゆうとんじゃい!ワシに言わしたら、ホラーすんのに未熟はいらんわい!せや、必殺独断悪魔憑き!ワオ~!悪魔に憑かれヨガるヨガる!独りよがり、ザマ見、見に来いおい!


ジュリアード卒、ハーバードビジネススクール卒、渡航経験豊富、ペスト大流行時代をビビりもせず生き抜いた。映画の『エクソシスト』を百と六十七回観よった。これがまた観るたびますます笑いけつかるときよる!


でも出番少ないねんこの映画……主役やで俺は!こんなんもエイリアンかエクソシストか知らんけどこれもうまっぴらやでこの映画~。待遇が悪すぎんでホンマ。でな、あんたも結婚しい。もうワシが決めたるわ


西川のりおが血圧下がってな。何かこの世界に来たらしい。かわいそうに……仕事で気ィ使いすぎたらしい


余談


〇最初の脚本は、かなりハードな内容だったらしい。
交通事故の描写がやたら生々しかったり、ビートルジュースはディーツ一家を追い出すどころか殺す気、さらにリディアに対しては手籠めにする気とドン引きものの展開になっている。


〇デリア役のキャサリン・オハラとプロダクションデザイナーのボー・ウェルチは後に結婚。
ウェルチは本作の製作終盤になってバートンから、「誘っちゃいなよ♪」とそそのかされたことがきっかけで結婚に至ったという。
……バートン、まさかの恋のキューピッド役である。*10


〇ワーナー側は当初タイトルを気に入っておらず、「ビートルジュース?変なタイトルやなぁ。もっと穏当に『家つき幽霊』でどや!」とタイトル変更する気満々だった。
そりゃ直訳すると「カブトムシ汁」だしね……
これに対してバートンが「どうして『おっそろしく怖がって』にしないんです(半ギレ)」と皮肉で返したところ、
ワーナー側にはそれが通じず「ええなそのタイトル!検討させてもらうわ!」と乗り気になってしまった。
結局バートンは、「もーー嫌だ!窓から飛び降りてやる!!」と脅迫まがいの対応でタイトルを守ったのだという……


〇本作に登場する幽霊たちには名前がついているが、これは日本の配給会社が独自につけたもの。
要するに『バタリアン』方式である。


〇映画公開の翌年にアニメシリーズが制作された。全4シーズン109話。
3シーズンまではABC放送、第4シーズンはフォックス放送内のFox Kidsにて放送された。
日本では20周年記念特別版のDVDとブルーレイの特典で『名探偵ビートルジュース』『クローゼットの中のガイコツたち』『恐怖のブティック』の3話を観ることができる。
ビートルジュースとリディアが仲良くしている姿はなかなか微笑ましいものがあるだろう。
また、上記3話に登場しないが、「ヴィンス王子(Prince Vince)」というキャラクターは、バートンの監督デビュー作『ヴィンセント』の主人公がモデルとなっている。


〇1991年にはNES(海外版ファミコン)用のゲーム版が発売されている。
……AVGNで紹介された上、なおかつ販売元が「死の虹」ことLJNな時点でお察しください。


〇『真・女神転生Ⅱ』に「堕天使ベテルギウス」という、本作をパロッた悪魔が登場する。
さらにボス形態では本作同様、しっかりとオロチの姿となっている。


〇配信サービスの代表格Netflix。
1998年にウェブサイトによるDVDレンタルサービスを世界で初めて開始、同年3月10日に記念すべき最初の1枚がレンタルされたが、それが本作である。


USJのショーアトラクション「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」では、司会進行役を務めている。
同じバートン作品の『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』がTDLにいることを考えると、
さながら西の『ビートルジュース』、東の『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』といったところか。


〇きゃりーぱみゅぱみゅも本作の大ファンで、『ファッションモンスター』のPVでオマージュされている。


〇2018年に公開から30周年を迎え、ブロードウェイでミュージカル化されている。
トニー賞にもノミネートされ、式ではビートルジュース役のアレックス・ブライトマンは客席のアダム・ドライバーに、「ハン・ソロ殺したのはクールじゃないよブラザー」とイジっていた。
また、日本でも2023年に東京・名古屋・大阪で上演されることが決定。
ビートルジュースを演じるのはSixTONESのジェシー、演出は『勇者ヨシヒコ』シリーズや実写版『銀魂』シリーズの福田雄一と発表された。


〇1990年から続編*11の話があったが、2023年5月10日、ついにロンドンで撮影が始まった。
全米公開日は2024年9月6日、日本公開日は2024年9月27日で、タイトルは『ビートルジュース ビートルジュース』に決定。
主役のマイケル・キートンはもちろん、ウィノナ・ライダーやキャサリン・オハラが続投しているほか、『ウェンズデー』のジェナ・オルテガがリディアの娘役を演じる。



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参考文献
キネマ旬報1988年11月下旬号(キネマ旬報社)
ティム・バートン[映画作家が自身を語る](フィルムアート社)
インナーヴューズ―映画作家は語る(大栄出版)
ティム・バートンのポートレイト(Television Networks.Biography:Tim Burton, Trick or Treat. New York: A & W Home Video, 2001. )


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  • 西川のりおさんの怪演の影に隠れがちだけど、脇もハジけてるんだよね吹替。石丸さんとかオカマだしwあと地味に専業声優じゃないのに上手いあべ静江さん。 -- 名無しさん (2022-10-22 07:43:35)
  • 「ひどい映画タイトル」って東西共通だったんだあ…… -- 名無しさん (2022-10-22 19:31:21)
  • 西川のりお氏の暴走気味な演技、お芝居というより本業のお笑いをやってるようにしか見えない…。 -- 名無しさん (2022-10-22 20:49:29)
  • HORROR美少女でビートルジュースが女体化してたけどOLみたいな感じだった -- 名無しさん (2022-10-22 21:07:50)
  • 独特の死生観好きだし、ビートルジュースもいいキャラだし、リディアかわいいし好きな映画だけど、確かにストーリーはあまりよくないね。 -- 名無しさん (2022-10-24 00:16:55)
  • ↑逆説的に言えば、他に送り付けられた脚本はどんだけ酷かったんだって話になるよな……(震え) -- 名無しさん (2022-10-24 08:44:31)
  • 来年公開予定で続編の撮影が始まる模様。今年はミュージカルが上陸するわ、「バナナ・ボート」や「ジャンプ・イン・ザ・ライン」のハリー・ベラフォンテが亡くなるわ、何かと本作絡みのニュースが多いな -- 名無しさん (2023-04-27 08:46:40)

#comment(striction)

*1 ちなみにその脚本『Hot to Trot』はマイケル・ディナーによって映画化されたが、ゴールデンラズベリー賞5部門にノミネートされるほどの酷評に大コケという、本作と対照的な結末を迎えた。また、日本でも『マネーゲームで大逆転/しゃべった!走った!もうかった!』のタイトルでビデオ化されていたりする
*2 最初から乗り気だったのはジーナ・デイビスだけだったとか
*3 もっとも、バートン本人はこのシーンについて自信がなかったらしいが……
*4 厳密には『ピーウィーの大冒険』をヒットさせた時点で候補に挙がっていたが、本作の大ヒットにより晴れて監督の座に就くことになった
*5 ちなみにこの車は、当時世界で最も安全な車と呼ばれた「ボルボ240」。皮肉が効きすぎている……
*6 ラストでは「生者と死者の共存」なる本も登場している
*7 本作の幽霊たちは死んだときの姿や様子をしているが、二人の服は濡れてない。これは濡れたまま演技させ続けるのはあまりにも気の毒だからという、バートンなりの気遣いである
*8 ジューノの助手であったビートルジュースも例外でないらしく、元々は失恋で首を吊ったという設定が語られる予定だったが、上映時間の都合のためにカットされた。まあ、作品の内容や本人のキャラクター的に語らなくて正解だったと言えるだろう
*9 逆に召喚された状態で名前を3回呼ばれると、模型の中に強制送還されてしまう
*10 出典:https://www.facebook.com/made.nous/videos/tiff-at-home-catherine-ohara-bo-welch-on-beetlejuice/1495563537270947/
*11 その没企画『Beetlejuice Goes Hawaiian』は、ハワイに移住したディーツ一家が古代の墓地の上にリゾート建設を計画してしまい、原住民の霊を怒らせる……という話だったらしい

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