登録日:2023/07/22 (Sat) 10:00:00
更新日:2024/07/11 Thu 13:39:30NEW!
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【概要】
『ジャングル大帝』とは手塚治虫原作の漫画作品およびアニメ作品。
ジャングルに住み、動物達を守った白いライオンのレオの生涯の物語である。
原作は1950~1954年にかけて「漫画少年」で掲載された。かの「鉄腕アトム」よりも古く、手塚先生が本格的に雑誌掲載を始めた最初期の頃の作品である。
アニメは1965年にフジテレビ系で放送され、1966年には続編として「新ジャングル大帝 進めレオ!」が、1989年にもリメイクとしてテレビ東京系列で再アニメ化されている。
野球好きの人ならば埼玉西武ライオンズのマスコットのレオと言えばイメージしやすいだろう。
あれはアニメや連載が終わり引退状態になっていた本作の主人公のレオをマスコットとして復活させてほしいという話を受けて手塚先生の手でデザインしたもの。
なので非常に古い作品ながらも世代を超えた知名度を持っている。
そんな手塚先生の代表作といっても過言ではない本作だが、掲載当時の本編を知っているという人はあまりいない。
…というのも発売当初から単行本を出すたびに頓挫し続け、雑誌掲載時に読んでいた人を除いては最終話まで読めない状態が続いていた。
また、初版と文庫版では本の型が違う上に初版はセリフも手書きだったため、そのまま文庫版にもっていくとセリフが多すぎたり字が小さくなりすぎて読みづらいという理由で大幅に変更されている。
なんなら絵柄そのものまで変わってしまっている。
これはアニメ版を作るにあたって先生の絵を参考にしたいというスタッフが中盤までの原稿を持ち出した上に紛失してしまったというトラブルが起きたため。
手塚先生は返ってこない原稿にハラハラしながらも紛失したと知るや嘆き悲しみ、紛失した部分を新たに全部描き直した。
当時は複写技術が進んでおらず、既にある単行本などから複写するには莫大な費用が掛かるためにやむを得ない処置となった。
もちろんそのまま模写したわけではなく、ネズミのジャックといった元にはなかった要素の追加やストーリーやコマ割りやセリフの根本的な再構築(要するに全部)等、描き直しにあたって改変されまくっている。
持ち出されなかった後半部分の絵はそのまま使用しており、前半と後半とでは画風が違う。なんせ連載開始から15年も経っていたので当時の絵が描けなくなってしまっていたのだ。
手塚先生としても描き直しには満足しておらず、初版の形で送り出せなかった事を悔やんでいた。*1
紆余曲折を経て、最終話まで収録された単行本が出たのは連載から13年後「サンデー・コミックス」(小学館)として、
2023年現在のジャングル大帝として読めるバージョンは1977年に「手塚治虫漫画全集」(講談社)として出版されたが
以上の経緯もあって、単行本でありながらリメイクも同然となり、絵もセリフも連載当時の原型が残っていない。
その後も、黒人が登場して差別的な扱いを受けているという事で抗議を受けて全集ごと封印されかけたりもしたが、
手塚先生が故人であるために描き直しが不可能である事や「差別を助長するものではなく当時の時代背景を示すものである」というおことわりを載せる事で封印を免れている。
また、アニメ版も原作に忠実ではなく、導入部分の最初の1話を除いては全編オリジナルと言っても過言ではない。
原作はレオの生涯を描く大河ドラマ形式だったのに対し、アニメではどの話からはじめても見れるように一話完結物になっている。
1965年のアニメ版にあわせて小学館の『幼稚園』~『小学四年生』に再度コミカライズされているが、これも一話完結物だったりパラレルワールドになったりと様々。
他にも手塚先生は絵本版も手掛けていたり、別の作家によるコミカライズ(1989年版の学研の科学と学習)もあったり…
…とまあ様々なジャングル大帝が存在しており、
さながら本編に出てくるムーン山のように正しい姿を見た人がほとんどいない幻の作品でもある。
手塚先生本人も何が正しいのかわからんと言うぐらいには。
なお、幻となった漫画少年版ジャングル大帝は時を経て2009年に大型本として復刻され、翌年には廉価版として普及版が発売された為に少々値が張るものの読む事が出来るようになった。
連載開始から約60年も経ってしまったが、初版をそのままの形でお届けしたいという先生の願いは無事に叶えられた事になる。
【用語集】
- ジャングル
本来はライオンが住む場所ではないが、本作ではパンジャとレオといった白いライオンが住み着き、王として動物達を守っている。
1989年版アニメでは「パンジャの森」という名称になり、「森の中では争ってはいけない」という掟の下、あらゆる動物の避難場所となっている。
- 月光石
見た目はダイヤに似ている。
宝石としては価値がないが、かつての大陸移動を引き起こした大きなエネルギーが秘められており、
原子力を上回るエネルギー源になるとして様々な国が求めている。
ムーン山にあるといわれる。食べると美味い
- ムーン山
コンゴとウガンダの境のルウェンゾリ山地の遥か奥地にそびえる幻の山。有名な探検家であるスタンレーが名付けた。
時折現れては霧のように消えるという不思議な山。物語の序盤では「夢の山」とも呼ばれる。
マンモスや恐竜といったすでに絶滅したはずの動物が住んでいたり、頻繁に雪崩が起きる過酷な場所でもある。
- 死斑病
人間には感染せずに動物のみが罹患する伝染病。きわめて感染力が高く致死率も高い、
一度流行すると何千頭もの動物や家畜が死ぬので、人間からも悪魔のように恐れられている。
罹患すると体に黒い斑点が出来るのが特徴。
漫画少年版ではこの斑点が死体に浮かびあがる死斑のようだという理由で名前の由来になっている。
【登場キャラクター】
CVは1965年/1966年/1989年/1997年(劇場版)/2009年/の順
- レオ
CV:太田淑子 /外山高士 /林原めぐみ(2話まで)、古本新之輔(3話以降) /津嘉山正種 /川田妙子
本作の主人公。
白い雄ライオン(アルビノではない*2)耳の先が黒いのが特徴。ジャングル大帝パンジャの息子。
動物園へ送られる輸送船の檻の中で誕生し、動物園で一生暮らす事を憂いた母親によって檻からから追い出される。
その後、海を漂うもケン一やヒゲオヤジに助けられてしばらくの間人間社会で飼われる事になる。
ヒゲオヤジの厚意で故郷のジャングルに帰るも、都会で暮らしてきたレオにとってはジャングルは荒れ果てた未開の地も同然であり、
そのギャップから強く反発し、一時はパンジャの後継者として担ぎ上げられることも拒否する始末だった。
パンジャの毛皮を被った動物達に叱咤された後は野蛮なジャングルではなく、住みよいジャングルに変える決意をする。
非常に頭がよく、人間社会で育てられた事で歌や農耕や郵便といった文化を覚え、
ジャングルに戻った後も勉強の末に人間の言葉を喋れるようになる。
学校を作って動物達にも教育を施した事から、レオの教育を受けたジャングルの動物は人間語を喋れる。
また、人間社会を見てきた事から人間に飼われた動物に対しても偏見を持たず、あらゆる動物が仲良く暮らせる世界を目指している。
…が、肉食獣である彼が何を食べて生きているのかはよく疑問を持たれる。原作では動物達に畑を作らせて種を植えていたり*3動物同士の食糧交換といった描写がある他、
ライヤの「生きていくための食べあいはするけど」というセリフや、人造肉を作るアルベルトに対して、「獣達が食い合いをしなくて済むのなら本当にありがたいです」と頭を下げるレオが描かれているので最低限の捕食はしている可能性がある。
アニメ版ではこれだけでは無理があると考えられたのか、1966年版アニメでは他の肉食獣たちと共に畑を襲ったバッタを食べるという描写や1989年版アニメでは「パンジャの森」の外で捕食している描写がある。いずれも命を食べる事にためらいを見せている。
子供の頃はズボンを履いており、とてもかわいらしいのだが成長するにつれて似合わなくなったので、パンジャの霊に諭されて人間と決別する意思を固めた事で脱ぎ捨てた。
その後は正式にパンジャの跡を継いでジャングル大帝としてジャングルの動物達を守る王となり、幼馴染のライヤと結婚。
ルネとルッキオの二匹の子を授かる。
1989年版アニメではそんなに成長していないのに第3話からいきなり声変わりするので少し驚く。
こちらは人間社会の知識を学んだり言葉を喋る設定が無くなったので、ジャングルを変えるのではなく偉大なパンジャの跡を継いで動物達を守る事を強く望んでいる。
一人称が途中で「僕」から「俺」に変わったりと原作に比べるとワイルド。原作は「俺」を通り越して「わし」になるけど
- パンジャ
CV:小池朝雄/- /佐々木功 /- /時任三郎
レオの父親。同じく白いライオンだが、こちらは耳の先まで白い。たまに黒くなっている。特にアニメ版。
本来はサバンナに住むライオンだが、ただ一つの例外としてジャングルに住み着いており、本来捕食対象である草食動物も含めてあらゆる動物達を守るジャングルの王。
ただし、家畜や人間に懐いた動物は容赦せずに殺すという線引きもしている。
原作では動物達から尊敬されているものの、セリフがほとんどなく描写も少ないが、アニメ版においてはセリフが多数追加され掘り下げが行われており、レオの名前は彼が死に際にエライザに託す形で言い遺している。
非常に賢い上に強く、幾度となく人間の集落を襲って家畜や人間に甚大な被害を与えてきたので森の魔神と恐れられていたが、
最期はハム・エッグの策略にかかって射殺され、毛皮にされた。原住民によって毛皮にされる原作のシーンはトラウマもの。
死後も動物達の心の支えになっており、毛皮としても度々登場する。毛皮の目がイッちゃっていたり、ギャグに使われたりで妙に扱いが悪いが
パンジャの死から物語が始まるが、最終的に罠にかかって射殺されるまでは真っ向から人間を跳ね返し続けたチートライオン。
後に20年前に人間の村から逃げ出したという話がでるので、ライオンとしては相当高齢…というか白いライオンがジャングルで20年も生きている時点でもライオン離れをしている*4。
また、1989年版では別タイプの男前のライオンになると同時に、チート度合いに磨きがかかっており、
出会った事もない遠方の動物達にもれなく尊敬される。ムーン山に登りただ一人だけ生還を果たす、30年前にパンジャと戦ったと思わしきハンターが出る、死後も人間達に脅威に見られて毛皮を爆撃されるなど原作以上に偉大さが強調されている。
- ライヤ
CV:松尾佳子 /北浜晴子 /玉川紗己子 /倍賞千恵子 /-
本作のヒロイン。ピグミー村の守り神のリョーナに仕える雌ライオン。
パンジャを探していた所を人間に捕まり、レオによって助け出された。その後はレオと相思相愛になる。
ジャングルを捨ててピグミー村の守り神になろうとしたレオを叱咤してジャングルに戻る決意をさせた。
この際に主のリョーナとキャットファイトを繰り広げている。ライオンだけど
その後はレオと結婚し、ルネとルッキオの二匹の子供にも恵まれるがジャングルを襲った死斑病に倒れてしまう。
ちなみに埼玉西武ライオンズのもう一人のマスコットはライナでありレオの妹。
嫁であるライヤとは関係がない。
こちらはレオやパンジャと違ってデザインも全く異なる。
- ルネ
CV:- /里見京子 /- /柊美冬 /-
レオの息子。命名はココ。由来は寝るをひっくり返しただけ。
人間に興味を持ってライヤの静止を振り切って人間社会へ飛び出す。
人間社会ではアダムに拾われ、奴隷契約を結ばされてサーカスの見世物にされ、悪い人間がいる事を思い知る。
その後はサーカスから逃げ出してジャングルへと戻るが…
1966年版アニメでは幼少期のレオにそっくりでレオに同行する場面が大幅に増えており、ムーン山にも同行する。
- ルッキオ
CV:- /増山江威子 /- /椎名へきる /-
レオの娘。命名はココ。由来は起きるをひっくり返しただけ。
1966年版アニメでは幼少期のライヤに瓜二つ。
ライヤに引き続き死斑病に倒れるが、人間達の手で救われた。
- エライザ
CV:新道乃里子 /- /島本須美 /- /松嶋菜々子
パンジャの妃でレオの母。
録音されたパンジャの声に騙されてハム・エッグに捕らえられて囮にされた。
パンジャの死後は動物園へ送られる最中にレオを出産し船から逃がす。
その後は船が嵐で沈没し、檻の中で死んだことが語られる。
- リョーナ
CV:池田昌子 /- /島本須美 /- /-
原作ではレオの従姉、アニメ版(1965年)ではレオの姉、アニメ版(1989年)ではレオの叔母と、ころころ設定が変わる事に定評がある雌ライオン。
ピグミーの村でレオやパンジャの先祖となる白いライオン達の毛皮を守りながら守り神を務めている。
20年前に守り神だったパンジャが逃げ出したので中継ぎをする形で跡を継ぎパンジャを探していた。
後にレオがやってくるとパンジャが死んだ事を知り、レオにその役を継がそうとし、レオも乗り気だったが
ライヤに反発されて、レオも逃げだしたので最終的には自分が跡を継ぐ形で守り神の座に舞い戻っている。
その際にキレて王冠を投げ捨ているが、20年も待たされた上に一方的に裏切られたのでキレるのも仕方がない所。
リョーナ本人は生贄にされかけたヒゲオヤジを助けようとしたレオの意を組み、先祖の毛皮を一枚渡して逃げる手助けをした良心的なライオンでもある。
なお、漫画少年版では従姉という設定はなく、ライヤも従えていない。
レオに恋心を抱いた事からライヤと取り合う形で組みあいになっており、
その最中にレオが自分の弟であった事が判明し、自分から退いて守り神の座を引き受けているので喧嘩別れという形ではない。
弟に恋をするのはヤバいと判断されたか文庫版では現在の様に設定が変更されている。
ちなみに1989年版アニメではエライザと声が同じ。妹と嫁が同じ声とはこれ如何に
- アンドロクレス
古代エジプトの王ペピ一世が神と称えたレオに瓜二つの白いライオン。レオやパンジャの先祖にあたる。
王に仕えたクプトノンが作った薬を飲んだ事からライオン離れした知恵と力を得て、王や民を鍛えた事でエジプト王国は隆盛を取り戻した。
その後、ピグミー族へ引き渡されてからは代々白いライオンは部族の守り神となっている。
パンジャやレオがライオン離れしているのはアンドロクレスの影響があるかもしれない。
- ブブ
CV:北山年夫 /- /玄田哲章 /- /-
パンジャのライバルだった雄ライオン。片目のブブと言われるように褐色で片目に傷があり、
ジャングルに戻ってきたレオに対して敵対心を抱き、ヒョウ(アニメ版ではハイエナも)を手下に従えているという後にどこかで見る設定のライオン。
その作品のさらに後年に作られたジャングル大帝のショートアニメではレオの叔父という火に油を注ぐような余計な設定が手塚治虫公式サイトで書かれており、あちらに怒られても文句が言えない状態になっていたりする。
ジャングルに戻ってきたばかりのレオに襲い掛かり、ジャングルの掟を叩き込む。が実は結構弱く、少し成長した頃になると普通に負けている。
ライヤに惚れており、しばしばレオと戦う。
「小学三年生版」ではやられ役として出番が増えており、より少年期のレオのライバルキャラである事が強調されている。
- トット
ブブの部下の黒豹。よく「ヒョウ」と驚くコメディリリーフだが、
各アニメ版や「レオちゃん」では悪知恵を働かせてレオをはめる事がある。
2009年版ではトト言う名前で登場。
- トミー
CV:明石一 /- /亀山助清 /龍田直樹 /-
レオの仲間。レオから貰った褒美の帽子を被った小鹿。
パンジャの時代からジャングルに住んでおり、ジャングルに戻ってきたレオをパンジャの跡継ぎに担ぎ上げようとしていた。
物品交換の食券システムを考案する等、アイディアマンでもある。
- ココ
レオの仲間。トミーとコンビを組むオウム。声マネが上手くパンジャの毛皮を被ってパンジャの声色でレオを叱咤するが
知識が追い付いていないので慌ててしまい失敗する。
後にルネとルッキオの名付け親にもなっている。
2009年版ではメスになっており、声はくぎゅ。
- パグーラ
CV:小林清志 /小林清志 /郷里大輔 /伊武雅刀 /-
ジャングルに住む象の大将。人間と何かと人間のやり方を真似るレオを毛嫌いしており、しばし衝突する。
大人になってからのレオのライバルキャラで、レオと互角に渡り合えるほど強い。
乱暴ではあるが、正々堂々とした性格で、脅しつけても物怖じしなかったルネを認めたり
度々卑怯な事に手を染める息子のビゾーを叱りつけている。
- ビゾー
CV:- /不明 /大和田りつこ /鈴木蘭々 /-
パグーラの息子。ドラ息子でいたずら者。ジャングルの学校や王城の建設の邪魔をしては
ルネや動物達に懲らしめられている。死斑病にかかった動物を面白がって遊んた為に感染してしまう。
- オフクロサン
CV:- /不明 /中西妙子 /遠藤晴 /-
ムーン山に住むマンモス。過酷な環境故にたまに食料を求めて降りてくる。レオが中に入れるほど鼻がデカい。レオの堂々とした態度を気に入り、ゾウグサを食べさせてもらったので
度々レオの手助けをしてくれる。
- ケン一
人間。アデンに流れ着きメリー達にいじめられていたレオを助けた日本人。
レオの一番の理解者で、言葉が通じなくともレオの身振りで意思を理解し、親友として振る舞っている。
レオはケン一から相談されても言葉が通じずに落胆された事をきっかけとして勉強の末に人間語を喋れるようになった。
おじのヒゲオヤジに連れられてアフリカに行くも、騒動の中ではぐれてしまう。
そこで暮らしていくうちにターザンのようなワイルドな風貌に育っていった。
- ヒゲオヤジ
CV:千葉順二 /千葉順二 /辻村真人 /富田耕生 /-
ケン一のおじで学校の先生を務めており、日本人差別を受けるケン一を庇っている。
レオの事はいきなりライフル銃でぶっ殺そうとしていたが、ケン一の説得を受けてからは家族として受け入れ
人間社会の様々な教育を施した。その後もレオを生まれ故郷のジャングルを見せるために連れて行ったり、
ピグミー村に捕まった時はレオに助け出されたりして最後まで縁が続いた。
後にすごく効く毛生え薬の情報を条件にA国のムーン山の調査隊に同行する形でレオの王城に立ち寄る。
既に人間からは独立していたレオもヒゲオヤジが来た時は喜んで迎え入れ、
調査隊によって動物達が死斑病から助け出された恩からレオはムーン山への調査に同行している。
次々に倒れる調査隊の中では最後まで生き残った。
- ハム・エッグ
CV:中曽根雅夫 /- /富山敬 /立川談志 /-
トンガの酋長の依頼を受けてパンジャを退治しに来た名うてのハンター。かつてはナチス兵だった。
終始パンジャに翻弄されるも、パンジャの声を利用して妻を捕らえる起死回生の策で、ついに仕留める事に成功する。
金にがめつい面があったり、配役のせいもあって酋長に尊大な態度をとっていたが根っからの悪役ではなく、
ランプに探検隊の調査費用を脅し取るよう脅迫された時は最後まで抵抗を見せている。
パンジャを殺したのも人間や家畜に害を及ぼすのを依頼されて退治しただけであるし、
ケン一や他のクラスメイトからも親しげに接されている事からも人間社会の中では近所のいい親父さんという立ち位置にいる。
パンジャを殺した事をレオに知られた為に襲われるが、命だけは見逃される。
しかし直後にブブにも襲われた事で致命傷を負い、ケン一にはぐれた娘のメリーの事を託して死亡する。
1997年劇場版では手塚治虫フリークとしても有名な立川談志が声をあてている。
レオが大人になってからの作品となるので原作の設定はなく、動物を虐殺したり、冷酷に仲間を見捨てたりと終始敵役としての登場。
悪役らしくドスの利いた声や、月光石を前に狂ったような怪演でハマり役と評判になった。
- メリー
CV:山本嘉子 /- /- /-
ケン一のクラスメイトでハム・エッグの娘。とても高飛車で生意気。
アデンに流れ着いたレオを見つけるや獅子狩りと称して面白がっていじめるほど。
後に調査隊と一緒にアフリカに行くが、騒動の中で父や調査隊とはぐれて原住民に連れ去られる。
次に登場した時は原住民を従え、コンガと言う名のドSな女王様になり、ジャングルを巡ってレオやケン一と争うようになる。
1989年版アニメにはコンガと言う名の似た立場の別人が登場しており、
1997年劇場版にもメリーというこれまた別人が登場しており、ややこしい。
「レオちゃん」にはメリーと言う名の象が(ry
- アルベルト・コッホ
ケン一のクラスメイト。眼鏡をかけている本の虫。
少年期はほぼモブだったが、成長するとA国の学者になり、毛生え薬でヒゲオヤジを買収しA国の調査隊に参加する。
非常に動物想いな上に博識で、死斑病に冒された動物をみるや即座に大量の血清を作って動物達を救った。
ルッキオに血清を打つ際に人間の科学を信じ切れないレオに妨害されるが、一喝して黙らせるほどの度胸も持っている。
その後、思想の違いから調査隊を抜けるが、A国には戻らずにジャングルにとどまって動物達の為に人造肉を作る等の研究を続けている。
成人してからはやけに活躍する彼だが、漫画少年版では主人公の一角として扱われており、彼が活躍するストーリー6話分が堂々のアルベルト編と銘打たれている。そのうち4~6話は完全にルネの話になるので彼自身一コマも登場していないが
また、成人後はスターシステムにより別人が演じた都合上、他のクラスメイトと比較して短期間で老け過ぎ禿げ過ぎという悲しみも背負っている。
アニメや映画版では存在が抹消されており、彼の役割はほぼヒゲオヤジに吸収されている。
- アセチレン・ランプ
ユダヤ人。同じ時代にアドルフに関係のあるとてもよく似た人がいるが別人
かつてはハム・エッグが看守を務める強制収容所に収容されていたこともあって
その事をダシにハム・エッグを脅して探検隊の調査費用を脅し取らせたりしている。
ハムエッグから月光石を奪い取る。
こちらは配役通りに根っからの悪人。
【小学生版コミカライズ】
- レオちゃん
小学館の「幼稚園」~「小学一年生」に連載された手塚先生直々のコミカライズ。
アニメ版の宣伝も兼ねている。幼児向けなので本編とは全く異なる一話完結の童話のような雰囲気の話。
幼児向けの内容である事で制約も多かったようだが、ケモナーな手塚先生は動物を描くことが大好きだったのでノリノリで仕上げたそうな。
パンジャが生存していてレオを人間社会に送り出したといったオリジナルの設定が光る…のだが結局どこかのタイミングで毛皮になっている。
アニメが放送されるとアニメにあわせて「ジャングル大帝」や「ジャングル大帝 進めレオ!」と改題される。
- 小学二~三年生版
第3話までは本編と非常によく似ているが、所々絵が違っていたり乱暴だったり子供にはわかりにくい表現が直されたりしている。
しかし、アデンでレオの恩師となる狼のキバアが登場してからはパラレルワールドとなり、以後は一話完結物となる。
「レオちゃん」からは対象年齢が上がった事で、話の内容も本編よりは子供向けだが、中には本編に劣らずハードな物も増えている。
対象年齢が1歳上がっただけで幼少期のレオに徹底したスパルタ教育を施すキバアや、ヒョウに襲われて片腕を食われるワッシ族の男、ヒドラに食い散らかされたライヤの母の亡骸等かっ飛ばし過ぎじゃないですかね…。
ヒョウのルバーに復讐を試みるワッシ族の男の話はより後味が悪くなる改変を受けて当時のアニメでも放映された。
【アニメ版】
- 1965年 ジャングル大帝
『鉄腕アトム』が日本初の本格30分連続アニメとして有名なように本作は日本初の長編カラーアニメとして有名*5。
オープニングの壮大なジャングルや雄大なコーラスは50年以上経った今見てもとても完成度が高い。
OPとEDの歌はこれまた埼玉西武ライオンズのチャンステーマとしても使われている事もあり、レオと同じく世代を超えた知名度がある。
アトムと違い、手塚治虫は原作者と言う立場で脚本や監督としては参加していない。たまにギャグで登場させられることはあるけど
ストーリーはレオの少年時代をアニメ化…といっても先述の通り、第一話を除いてはほぼ全編オリジナル。お茶の水博士マンドリルのマンディじいさんといったオリキャラが増えたり、
漫画少年版の設定が採用されたり、原作であまり描かれなかったパンジャやジャングルの食料事情の描写が増えたりと原作を補完する部分もある。
初めからアメリカに輸出する事を前提にしたためか音楽に非常に力を入れており、
作曲は冨田勲で話の途中にミュージカルのように挿入歌が入るのも大きな特徴。
第一話からしてとても効果的に挿入歌が入っている。
後にオーケスというトラの交響詩としても発売されている。
目論見は成功してアメリカでも音楽は絶賛され、「Kimba the White Lion*6」として放送された。
今から見る分には差別用語がかなり入っているので気になる人は気をつけよう。
『花は咲く ~アニメスター・バージョン~』では日本最初の長編カラーアニメということで、堂々のトップバッターを飾っている。
- 1966年 ジャングル大帝 進めレオ!
サンヨーサンヨーサンヨー電機♪
1965年版の続編。
レオが大人になってから最後までを描く。
しかしながらスポンサーや対象年齢の都合上もあってストーリーが原作から改変されており、
大まかな流れは原作を下敷きにはしているものの大半がオリジナルとなり、結末も異なる。
ルネやレオを中心としたストーリーとなり、マンディをはじめとする人気だった動物達の出番が大幅に減った事などで
あまり人気が出ずに視聴率を落とし、26話で打ち切られている。
余談となるが、前作ではOPに引き続き歌われていた「サンヨー・ジャングル大帝の歌」がアレンジされた上で
OPに昇格した。歌詞の中に現在で言う「スポンサー告知」が入っているので、カラオケで歌うと唐突にサンヨー電機の宣伝をする羽目になるので気を付けよう。
- 1989年 ジャングル大帝
レオの少年時代のリメイク。手塚治虫が生前最後に手掛けたアニメの一つでもある。
やはり第一話を除いては全編オリジナルとなっている。
原作ではレオが住むのはジャングルと言われていたが、本作では「パンジャの森」として
動物達が絶対に争わない掟の下に自由に暮らせる楽園として設定が大幅に加味されている。パンジャの森を出たら襲われるけど
大きな特徴として、レオが人間の文化を理解したり言葉を喋るという設定が削られており
早々に人間社会からジャングルに帰還しており、パンジャの森を受け継ぎ、森に降りかかる危機に立ち向かうという話がメインとなる。
- 2009年 ジャングル大帝 -勇気が未来をかえる-
「手塚治虫生誕80周年」記念アニメスペシャルとして制作された。
設定が大幅に変更され、近未来の人工ジャングルが舞台になっている。
1997年の劇場版に引き続き、本業ではない声優を多数起用しているが一部はまあ、うん…カバにKABA.ちゃんやキリンに田村裕、ゴリラにゴリといった身もふたもないキャストも
設定の変更により、パンジャ、レオ、エライザが家族として揃うという感慨深いシーンもあり。
【劇場版】
- 1966年
1965年版アニメを再編集したもの。
- 1997年
アニメ版ではラストが改変されてしまったムーン山編を原作通りにやり切るという事で製作された劇場版。
ルネとルッキオの誕生から結末までを登場キャラやストーリーを整理して映画化している。
それまでのどのアニメ作品とも関係はないが、音楽を1965年版と同様に冨田勲が担当したり
オルゴールや墜落した飛行機の残骸等、所々に過去のアニメ作品のオマージュが隠されていたり、
原作通りのラストを迎える事からジャングル大帝のファンならば楽しめて泣ける作品となっている。
1989年版と同様にレオが人間語を喋る設定はなく、ヒゲオヤジとも初対面になっている。
また、倍賞千恵子、立川談志、鈴木蘭々といった声優が本職ではないキャストをメインキャラに据えているが
どのキャストもハマり役といってもいいぐらいにハマっている。
あいにく後述するライオン・キングとの問題もあり、海外では公開されていない。
【ライオン・キングとの類似性】
本作を語るにあたって避けて通れないのが、かのディズニーの「ライオン・キング」との類似性だろう。
「ライオン・キング」が出た直後からアメリカや日本で「ジャングル大帝」のパクリじゃないか?という声が上がり、
ディズニー側はこの声を真っ向から否定しため、里中満智子等の漫画家が配給元のブエナ・ビスタ・インターナショナルに質問書を送るなどの騒ぎになった。
たしかに
- 主人公の名前がそっくり*7
- 主人公の父親が動物達の偉大な王として君臨するも殺されて主人公がその後を継ぐ
- 主人公の嫁が幼馴染のライオンで息子と娘を生む。
- 主人公と父親に確執があるライオンがライバル役として登場、褐色で顔に傷がある
- ミュージカル的な要素がある
- 主人公が自信を喪失していた時に父親の霊に叱咤されて我を取り戻す
- 主人公が故郷を捨てる道を選び、再会したヒロインに故郷に戻るように叱咤される
- 参謀的なキャラでマンドリルのじいさんが出てくる。しかも本気を出すと強い(アニメ版のみ)
- 主人公のライオンが虫を食べる(アニメ版のみ)
など、類似する点は見られる。
しかし、最大の特徴である
- 主人公の一族は白いライオンである
- 人間が登場し、主人公と交流したり争ったりする
といった点は「ライオン・キング」にはない。
特に人間の存在と言うのはジャングル大帝では切り離せないほど大きく、この点が違うだけでも物語としては全然違ってくる。
また、上記で挙げた特徴も丸パクリではなく、所々に差異が見られる(主人公の父が殺されるタイミング*8や、ライバルの活躍時期*9等)ので
ディズニー側の「偶然似ただけ」といった主張にも一応の説得力はある。
しかしながらこの騒動は手塚プロダクションや遺族が
「ジャングル大帝がディズニーに盗作されたとしても故人が知ったら光栄に思うだろう」という旨の声明を出したことで沈静化した。
大のディズニー好きでジャングル大帝執筆中にバンビを100回は見たと豪語する先生ならばありうる話である。
ディズニーの方も盗作は認めていないものの手塚治虫の功績に敬意を表する旨の返事をしている。
ファンとしてもあまり騒がずに「ジャングル大帝」も「ライオン・キング」もどちらも別の作品として楽しむのが良いだろう。
【結末】
突如ジャングルを襲った死斑病はレオの妻のライヤの命を奪い、娘のルッキオの命をも奪おうとした。
レオは為す術もなく嘆くばかりだったが、そんな時、ムーン山の月光石を目的としたヒゲオヤジ達A国の調査隊がレオの居城を訪れた。
調査隊も既に死斑病の事は把握しており、血清を打つ事でルッキオの命は救われた。
娘や動物達を救われた恩から調査隊に手を貸す事になったレオはルッキオに「帰って来なかったら、わしの跡を継いで女王になれ」と告げてジャングルを旅立つ。
ムーン山にはA国の他、敵対国であるB国も調査に来ており、互いにけん制しつつも時には災害に襲われ、次第に手を結びつつ合流して頂上を目指すようになっていた。
過酷な環境にレオは雪目となり視力を失うも、ついに調査隊は山頂への登頂へ成功。目的の月光石も手に入った。
「レオ!ほら、わかるか、あそこが山頂だ。わしたちを長いあいだ苦しめたムーン山のてっぺんじゃよ」
「わかります 見えないが…そう感じます」
ついにムーン山を征服した調査隊は山頂に記念碑を残して帰路に就くのだった。
しかし、帰路はさらに過酷だった。
荒れる天候にテントが吹き飛ばされ、調査隊の三人が命を落とす。その後も正気を失って隊から離れる者、
山から滑落する者、凍傷にかかった者が続出し、とうとう調査隊はヒゲオヤジとレオを残して全滅。
ヒゲオヤジも飢えと寒さで力尽きて倒れてしまう。
「ヒゲオヤジさんしっかりしてください あなただけは助かる道がある!」
レオはヒゲオヤジにナイフを持たせ、失明した自分では足手まといになるので殺して肉と毛皮を取るように言う。
「だ だれがおまえを殺せるかっ!いっしょに行くんだっ!」
レオを殺す事は出来ないと反発するヒゲオヤジ。
しかしヒゲオヤジまでが死んでは、死んでいった仲間達が託したムーン山や月光石の記録も無に帰してしまう。
ヒゲオヤジもそれは承知の上だったが、どうしても覚悟を決める事が出来なかった…
「いくじなしの人間めッそんなにこわいのならこっちがかみ殺してやろうかっ」
「レオッ気が狂ったかウワーッ」
不意にヒゲオヤジに飛び掛かるレオ、そしてヒゲオヤジが持っていたナイフがレオを貫いた。
「いいのです これでいいのです」
そう言い残してレオは死んだ。気が狂ったふりをしてヒゲオヤジに襲い掛かることで自らの命を捨てた。
ヒゲオヤジは悲しみながらレオの毛皮と肉を剥ぐ…
トンガ河に筏が流れ、レオの毛皮にくるまれたヒゲオヤジが目を覚ます。
そこに偶然、人間達の元から逃げてきたルネと運命的に出会う。
ヒゲオヤジはルネにレオの毛皮を見せ、レオが立派な最期を遂げた事を話す。
「見ろよ あの雲レオにそっくりじゃないか」
ジャングルの王城が見えた時、咆哮するレオにそっくりな雲がヒゲオヤジ達を迎え入れた。
三年後、ヒゲオヤジとケン一に元調査隊のアルベルトから手紙が届く。
ルネはレオの跡を継いで新たなジャングル大帝となって子をもうけた事などが書かれていた。
一方でムーン山はその後、確かめた人もなく再び伝説の山に戻りつつあることも伝えられた。
ヒゲオヤジはムーン山の名前を聞いて一人物思いにふける。
…以上がジャングル大帝の結末である。
ヒゲオヤジ以外のレオをはじめとする調査隊全員がムーン山で命を落とすというバッドエンドにも関わらず最終話のタイトルは大団円。ムーン山の登頂に成功した所で終わった1話前ならともかく
ヒゲオヤジ達が手紙を受け取る場面ではケン一もメリーと結婚して子供が生まれた事が判明しており、
多くの者が命を落としたが、生き残った者は新たに命をはぐくみ、世代が変わっても変わらない日常を送っているというメッセージが込められている。
最終話まで収録された単行本が中々出なかった事やアニメ版ではストーリーが異なったり、改変されたりしている事から
本作の結末をあまり知らない人も多い。1989年版アニメの結末も十分ハードだが
さすがにハード過ぎたのか、1966年版アニメでは改変されている。
こちらはこちらで原作とはベクトルが違うが感動出来る最終回となっている。
劇場版は先述の通り、原作の結末を再現する形となっている。
【余談】
- 埼玉西武ライオンズのマスコットは大人になったレオがモチーフだが、厳密にいえば顔つきが違う。本作のレオは成長後も優しい顔つきをしておりライオンらしく勇ましい顔つきを持つパンジャの方が似ている。手塚先生も周囲から「パンジャじゃねーか!」とツッコまれたり、手塚先生本人が「あれはパンジャだから」といった話も有名*10。マスコットのレオの耳の先は黒いのでパンジャの顔つきでレオの耳をもった別のキャラクターとみるべきだろう。
そもそもレオの妹なんてのも生まれようがないし - シンガーソングライターの家入レオの芸名の由来の一つが本作のレオといわれている。彼女も本作のファンである。
- 最終回を執筆中だった手塚先生の下を藤子不二雄Aが訪ね、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聞かされながら吹雪のシーンや吹き飛ばされるテントなどの執筆を手伝っている。藤子不二雄Aはあまりのシチュエーションに思わず泣きながら執筆したものの、その出来栄えを絶賛されて手直しなしで使ってもらえた事を誇りにしている。
わしたちは追記・修正できるのだろうか…それともそれは人間のおもいあがりで…
冥殿は生きとし生けるものすべてを大自然の中に吸収して…
いどむ者をゆうゆうと見おろしているのではないだろうか
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▷ コメント欄
- これだけの情報量の記事、乙です! -- 名無しさん (2023-07-22 10:21:53)
- 学研の科学と学習で1989年版のアニメに合わせて漫画が連載されてます。 -- 名無しさん (2023-07-22 10:50:26)
- まさか今までずっと項目無かったのに驚き -- 名無しさん (2023-07-22 11:39:53)
- レオの目指す肉食動物と草食動物が食物連鎖をやめて共存する社会は子供の時に読んでもさすがに無理がありすぎると思った。 -- 名無しさん (2023-07-22 13:06:03)
- デジモンにパンジャモン(見た目白くしたレオモンの完全体)って居たけど元ネタコレかぁ -- 名無しさん (2023-07-22 13:10:17)
- 2009年版って谷口悟朗監督だったのか・・・ -- 名無しさん (2023-07-22 15:03:57)
- 他手塚作品だとブラックジャックでルナルナと言う白皮症持ちの子ライオンとして出たりアニメーターが作成途中のアニメで出たり 鉄腕アトムアニメ一期では地底にすむ少年のお供(紫外線に慣れてなく地上に出ると苦しみだした)として出演等 -- 名無しさん (2023-07-22 15:05:19)
- 89年度テレ東版はバッドエンドだったっけ?大団円だったような気がしてたが同期の『ジャングル・ブック少年モーグリ』と混同してたかしらん -- 名無しさん (2023-07-22 17:09:55)
- 文庫版読んだ時ラストの展開は衝撃的だった ヒゲオヤジが涙ながらに口にする「皮……肉……」の言葉がもう…… -- 名無しさん (2023-07-22 20:04:16)
- トキワ荘メンバーの水野英子先生はこの漫画のラストシーンを読んで人目を憚らず泣き崩れたとか -- 名無しさん (2023-07-22 20:06:18)
- なんか記憶がこんがらがっていたけどレオとパンジャとルネがごっちゃになってたからか。 -- 名無しさん (2023-07-22 20:10:39)
- ↑4詳しいネタバレは避けるけれど、人間との戦いでレギュラー含めて動物達が傷つき死にまくりだった。 -- 名無しさん (2023-07-22 20:40:54)
- 09年版のココはレオに惚れている -- 名無しさん (2023-07-23 07:20:20)
- 仕事の依頼でライオンの絵を描いてと言われて書いたら白ライオンだった。実は電球の光で黄色と白の絵の具を間違えた。この時の白ライオンが元ネタらしい -- 名無しさん (2023-07-25 14:50:29)
- 小さいころ一番のお気に入りだったのが、レオのマークの白い(青ではなく真っ白の)西武ライオンズの帽子。お出掛けの時はいつもかぶってた。マンガとかの内容はほとんど知らないんだけど、なぜだか今でも思い入れがあるなぁ。 -- 名無しさん (2023-07-25 15:23:54)
- 寧ろディズニーアンチの方が全く本編を見ていないことが判明するYMSの解説動画Kimba the White Lionとエセ著作権事件簿は必見だぞ -- 名無しさん (2023-08-04 04:07:35)
- 原作の結末は仏教の捨身月兎が元ネタだけど、それを知らないと正直感動を通り越してドン引きだわな。 -- 名無しさん (2023-08-05 22:13:25)
- 「耳の先が黒くない!パンジャだこれ」と文句を言ったガキの頃の俺に近所のおっちゃんが一言 「レオが大人になって、耳の先の黒い所も白くなったからこれはレオ」 ああいう切り返しが出来る大人に俺はなれなかった・・ -- 名無しさん (2024-03-28 08:42:05)
#comment(striction)
*2 後にレオが「ブラック・ジャック」にゲスト出演した時はアルビノのライオンとして登場している
*3 …といっても肉食獣が野菜を食べるのは無理があるので草食獣を食べさせる為だろう、アニメ版ではレオ達肉食獣が非常に不味そうに野菜を食べようとする描写が入っている。
*4 通常、野生の雄ライオンの寿命は10年ほど、狩りが出来なくなった時点で餓死するし、他の雄ライオンとの争いに負けて命を落とす事も多い。さらにはホワイトライオンは目立ってしまうので野生では狩りが出来ないと言われている
*5 厳密には半年前に「ドルフィン王子」がカラーアニメとして放映されているが、3話と短く、試験的な作品である面が強い。
*6 Kimbaがアメリカ版のレオにあたる。レオは英語で獅子座でもあるので、ライオンにライオンって名前は変じゃね?という配慮だろう
*7 レオはアメリカではKimbaとして知られているので、シンバ(Simba)とは1字違い。
*8 レオはパンジャの死後に誕生しており、面識がない。一方でシンバはムファサの元で幼少期を過ごしている。
*9 ブブはレオの少年期のライバルであり、物語上のウェイトはスカーほど大きくない。
*10 ただし、1989年版アニメを作るにあたって、「ジャングル大帝のレオ」が「西武ライオンズのレオ」との商標問題に触れないための方便であるとも
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