ガンダムアストレイ

ページ名:ガンダムアストレイ
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テンプレート:独自研究ガンダムアストレイは『機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ』に登場する架空の兵器。

劇中での正式名称はアストレイ(ガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにおけるガンダムを参照)。メカニックデザインは阿久津潤一(ビークラフト)が担当。

オーブ連合首長国の試作型モビルスーツ (MS) で、パーツ状態の機体を合わせ計5機が存在する。型式番号はMain Battle Figure(主要戦闘機)の略。後に開発される「M1アストレイ」の原型機という意味から「プロトアストレイ」ないし「P0(ピーゼロ)シリーズ」などとも呼ばれ、それぞれ別の所有者のもとで独自の発展を遂げていった。

なお、アニメのSEED本編・第1期オープニングには、レッドフレームが1カットだけゲスト出演している[1]。テンプレート:ネタバレ

目次

機体解説[]

テンプレート:機動兵器オーブ連合首長国の国営企業である兵器メーカーモルゲンレーテ社が、大西洋連邦とのG兵器の共同開発の際用いられた大西洋連邦のMS開発技術を無断使用して完成させた機体。

C.E.70年当時、地球、プラント間の戦争が激化する中で自国防衛戦力の強化の必要性を感じたオーブはMSの開発に着手したが、自国のみでのMS開発は難航を極めていた。同時に、ナチュラル用OSの実用化に苦戦していた[2]大西洋連邦は、その打開策として共同開発のオファーをオーブのモルゲンレーテ社に持ちかけた。この際、独断でこの事業を請け負ったオーブ五大氏族の一つサハク家は、さらにその開発製造過程の技術を盗用することを独断で決定した[3]

開発を委託されていたモルゲンレーテ社は、それによって得る事の出来る大西洋連邦のMS開発技術を取り込んで、ようやく自国防衛用MS完成の道が見えたが、期待していたナチュラル用OSの技術、及び機体本体はモルゲンレーテ社のほうが上だった。しかし、手に入れた小型ビーム兵器の技術のため、モルゲンレーテ社で開発していたナチュラル用OS及び機体本体のデータも連合ベースのものに変更となった。

そのプロトタイプとして開発されたのがアストレイだったが、これは技術盗用であり明らかに大西洋連邦との契約に違反したものである。G兵器と同一の技術で開発されているため、外見、基本性能、標準装備などはG兵器との類似点が多い。特に開発当時のオーブのビーム兵器の小型化技術は程度の知れたものであり、ビームライフルやビームサーベルなどの開発に関しては大西洋連邦の技術に大きく依存している。なお、両陣営ともこれらの強力な携行兵器を敵MSに使用させない対策として、両掌のエネルギー供給用プラグに接続した時点で機種照合が行われるため、アストレイ(G兵器)以外には扱わせまいとするプロテクト面の強化も新しい概念だったが、アストレイでは更なる工夫を凝らし、このエネルギーをあえて外部に放電させてソフトキル目的に使うという応用法[4]も取り入れられた。

ほかにもアストレイ独自の点は多数存在する。ブラックボックスであった[5]フェイズシフト装甲の解析に失敗したため、装甲材及び構造材にはオーブ独自のマテリアルである発泡金属が採用され、かつバイタルエリア以外は被装甲箇所を大幅に減らすことで機体を軽量化。ゆえに胴部背面、肩部後面、前腕部腹面、大腿部側面後面、脛部全周が無装甲となりフレームが剥き出しになっている。当然ながら耐弾性能は低いが、重量はG兵器の中で最も軽いデュエルと比較して10トン以上の差を生み、運動性能向上に大きく貢献する要素となった。

ボディの基本フレームもG兵器とは異なるもので、限りなく人間に近い動きが可能な柔軟性を持っており、八極拳や剣術など、広い意味での「武術[4]」を動作として再現できるほどであった。このフレームは本体の軽量さとあいまって、極めて高い運動性能を発揮する。加えて、足の底面一帯(黒色部)はゴム(ラバー)素材[4]で出来ているとされ、人間が運動靴に求めてきた機能を巨大ロボットに取り入れたかのような意匠も見られる。

また、背中には多関節アームによって必要に応じて腰部背面の尻尾状(テール)パーツまでスライドする可動式バックパックや、交換可能な頭部ユニット[4]など、機体の各所にはオプション装備のためのハードポイントやギミックが多数備えられており、その点はG兵器の1機であるストライクの開発コンセプトに近いものがある。オプションパーツも多数設計されていたが実際に製作されることはなく、最終的には1機のコンピュータ内にデータとして限定的で残されることとなった。テールパーツはバックパック及びライフルのマウントスペース兼電力ケーブル結合部であり、備えられたプラグを介してバッテリーを充電する[6]

アストレイの開発はヘリオポリス内の秘密工場で極秘裏に進められ、最終的に基本フレームの色が異なる「ゴールドフレーム」「レッドフレーム」「ブルーフレーム」の3機がロールアウトされ、それぞれ別々の道を辿ることになる。また予備パーツ状態でさらに2機のアストレイが存在しており、1機はその後ほぼそのまま(AIとセンサーを改修)組み上げられて「グリーンフレーム」に、もう1機はライブラリアンによる大幅な改修を経て「ミラージュフレーム」として完成している。

その後、プロトアストレイの開発データはG兵器とあわせてオーブ自国防衛用MSの開発製造に利用され、制式量産型MS「M1アストレイ」が誕生し、そこから「レイスタ」、「シビリアンアストレイ」などの民生用MS開発へと繋がっていった。また、マーシャン製のMSにも部分的に技術が利用された。

武装[]

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」GAT-Xシリーズに採用されたものとほぼ同一。差異として発射時に開放される上下可動式カバーを有する。ビームライフル後発のM1アストレイが持つ71式と混同されることもあるが、細部に違いが見られるプロトアストレイシリーズ独自のデザイン。フォアグリップはストライクの物と同じく水平位置まで動かせる[7]。未使用時は背部テールパーツにマウントが可能[8]。なお、設定上では銃身下部にグレネードが備えられているとされる[4]。ビームサーベル連合側の同名兵器との差はほとんど無いが、グリップが円筒形ではなく平たい楕円形。劇中では、たとえ強力でもエネルギー消費が激しい点にスポットライトを当て、わざと使わない、または代わりの武器を持つ描写を多くしていたのがアニメ本編とは対照的であった。未使用時は、自由に着脱できる一対のサーベル用ホルダーに1本づつ挿し、それを本体背面の肩甲骨およびリアアーマー付近に備える小さな台形状のラッチを使って装着する姿と、バックパックの裏に装着する姿の2通り[9]が見られる。対ビームシールドストライクなどが持つのと全く同じ盾。PS装甲ではなく耐弾性能が低いアストレイにとっては実体弾を防御する上でも重要な装備。

その他[]

名称の由来については、「アストレイ (ASTRAY)」とは「王道ではない」「邪道な」「はぐれ者」といった意味で、名付け親はアストレイの開発・設計を担当したモルゲンレーテの技術者エリカ・シモンズ。技術盗用と言う邪道(=王道ではない)な手段で開発された事に由来する名称だが、もう1つ、エリカ・シモンズが日ごろから世界の現状と自らの立場に嘆き「I was led astray by bad directions.(いいかげんな道案内で、私は道に迷ってしまった)」と感じていた、と言う由来[10]がある。ロウはこの名称を「人を活かすための機械=兵器から外れたもの」と言う意味で使っており、アストレイシリーズに限らず、いわゆる「ガンダム顔」のMSも含めて「アストレイ」と呼んでいる。

デザインの変移については、公式ホームページなどに掲載されているのが決定稿であり最も広まっているデザインだが、ASTRAYシリーズ企画スタート直前に公開された検討画稿では、顔つき、サイドアーマー、ポージングなどに若干の違いが見られた[11]。2004年にはOVA専用にクリンナップされた設定画(正面向きのポーズ)が用意された。2009年に入り、『電撃ホビーマガジン』がプラモデル『PG 1/60 アストレイ レッドフレーム』発売を機に公開したゴールド・レッド・ブルーフレームのカラー画稿では、肩幅いっぱいに開いた脚に重心を置くマッシブなスタイルだった従来から、軽く膝を曲げて自然体に立つボディーラインへのスリム化、後頭部両側面・ふくらはぎ両側面・バックパック両側面(先端)などの一部が頭頂部メインセンサーと同じクリアーグリーン・パーツ化、金属質な光沢感をもつ薄めのフレーム色への変更などが施された密度の高い新デザインとなった[12]

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ゴールドフレーム[]

テンプレート:機動兵器オーブでスペシャル機を表す金色のフレームを持つ機体で、最大の特徴は両腕の掌に増設された連合MSと共通の武器接続プラグを有する点で、デュエルを初めとするG兵器などの専用ウェポンを特別な手段なしで使用できるのが他のアストレイと異なる。

ザフトのヘリオポリス襲撃の情報を察知したオーブは、機密保持のためアストレイシリーズを処分しようとしたが、ロンド・ギナ・サハクは、自らの野心のためにこの機体を持ち去った。その際、脱出路を切り開くためゲイボルグを使用するも充分なシステム調整が行われていない状態だったため、使用した右腕がバーストを起こし機体への悪影響を防ぐため強制排除され、これを手がかりにロウ・ギュールがレッドフレームとブルーフレームを発見する要因となった。この右腕はのちに修復用パーツとしてレッドフレームに移植された。

天(未完成)[]

テンプレート:機動兵器右腕に加えて、レッドフレームとの交戦で頭部を失ったゴールドフレームを、モノアイ付きの新しい頭部とオーブ近海で極秘裏に回収したGAT-X207 ブリッツの右腕を用いて修復・改良を施した機体(右肩アーマーの上部に赤いラインが追加され、右腕のマニピュレーターの指先が鋭角化されている)。全身の装甲はミラージュコロイドを定着させるため(後にミラージュコロイドは黒色以外の装甲へも定着可能となる)の黒い装甲となり、初期の白い装甲の時とは見た目の印象が大幅に変わっている。

この形態は調整状態にあり、ギガフロート攻防戦から第三次ビクトリア攻防戦までの短い期間に右肩部の微細改修やトリケロス改への換装が行われていた。

ブリッツのパーツからの技術転用によりミラージュコロイドの正式採用・使用に成功している(腕部のみという局部的な使用も可能)。ブリッツのパーツを使用しているため、右腕のみPS装甲を持つのも特徴。

この姿でギガフロートに現れ、斬りかかったガーベラ・ストレートを見えない右腕で掴むなど、レッドフレームを翻弄した。

攻盾システム「トリケロス」ブリッツの右腕と共に回収された攻防一体の装備。ブリッツの項目参照。


天[]

テンプレート:機動兵器本体の形状は未完成状態から大きな変化はないものの、背中に装備された「マガノイクタチ」によりイメージが大きく変わり、より禍々しさを増している。ちなみに「マガノイクタチ」はパーツ状態で軌道衛星「アメノミハシラ」に運び込まれ、そこで本体に組み込まれた。未完成状態との差異は背部ユニット、左肩部の安定翼、およびネックガード。

攻盾システム「トリケロス改」ブリッツの右腕と共に回収したトリケロスを改造したもの。形状は変更されているが、搭載武器は同一。シールドの縁は一部が鋭利化され、実体刃として使用可能となった。ちなみに、ときた洸一『SEED ASTRAY』第3巻カバー下の裏表紙に書かれているゴールドフレーム天のデータには「Beam saber」と表記されているが、サーベル単体としての装備ではなく「50mm高エネルギーレーザーライフル」の砲口からビーム刃が形成される。が、ブリッツではシールド裏側に銃身に添えるようにビームサーベルが装備されているためトリケロス改も同じ構造の可能性がある。しかしバンダイから発売されているプラモデルや劇中でシールドの裏側が描かれているシーンなどを見る限りビームサーベルらしきパーツは見えない(銃身内に内蔵されているという説もあちこちで見受けられるがソース不明)。マガノイクタチコロイド技術を応用した試作非殺兵器。背部に装備された翼状のデバイスを敵機に接触させ、敵機内に送り込んだコロイド粒子によって敵機と自機を擬似的に連結。バッテリーを強制放電させ自機のエネルギーとして吸収できる。設計段階では自機の周辺にコロイドを展開し、そのエリアに踏み込んだ敵機全てを対象にバッテリーを強制放電させるはずだったが、コロイドを空間に展開するのは機体表面に定着させるのと違いロストする量が多すぎて正常に作動しなかった為、現在の敵機に直接接触してエネルギーを吸収する仕様に変更された、のちに触れずとも、強制的に放電できるようになった。ちなみにマガノイクタチは漢字で「禍ノ生太刀」と記述し、「敵に禍をなし、自らを生かす武器」という意味を持つ。マガノシラホコマガノイクタチに付属する射出武器。射出時に先端がフェイズシフトし強固になる為、通常のシールドなど簡単に貫くことができる。またワイヤーで本体と繋がれている為何度でも使用できる。ただし、射出される先端部はバーニアを持っていない為、射出後の軌道コントロールはできない。だが、ロンド姉弟は優れた使用技術によって射出後のマガノシラホコをある程度コントロールできる。


天(完全体)[]

型式番号:MBF-01。モルゲンレーテ社が当初予定していた天の完成型。ブリッツの腕から解析されたPS装甲とミラージュコロイドシステムを応用して、全て新規製造のオリジナルパーツで開発される予定だった。しかし、ロンド・ギナ・サハクが出撃を急いだ為、ブリッツの腕を移植して使用することになり、実際に造られることはなかった。両腕がブリッツの腕に近いものとなり、細部も後の天ミナに近くなっている。

天ミナ[]

テンプレート:機動兵器レッドフレーム及びブルーフレームセカンドLとの戦いにおいて損傷したゴールドフレーム天を、オーブ管轄の宇宙ステーション「アメノミハシラ」にて改造した機体。改修された機体は、前出の改造前の天と区別する意味もあり、搭乗者であるロンド・ミナ・サハクの名からそう呼称される。

天からの主な改修点は、脚部の強化および武装追加である。脚部はフレーム機構が露出している前面をGAT-X207 ブリッツに近い形状の追加装甲で覆い、ハイヒール状の新型足首ユニットに交換されている。これは当初の修復時には天と同様のものが用いられていたが、稼働試験中偶然遭遇したZGMF-X11A リジェネレイトとの衝突時に脚部を破壊された為である。なお外形上では判別できないが、内部構造も相応に手が加えられており、トータルでは約30%程度のスペック向上が見込まれている。大気圏内を飛行することも可能で、C.E.73年代の最新鋭機とも充分に渡り合えるポテンシャルを秘めており、劇中でもトップクラスの機動力を持つといえるデルタアストレイを一蹴している(これは当然パイロットであるミナの高い技量によるものとも言えるのであるが)。また、「天空の宣言」後、ザフト脱走兵が潜伏していた町にザフトがバビを用いて攻撃をしていた際突如舞い降り、バビを一蹴し町を守った(このとき、それを見た町の少女が天ミナを「漆黒の天使」と表現している)。

ツムハノタチ左前腕部に固定された鉤爪。この追加兵装はこれまでの実戦の結果において格闘戦となる状況が多く、右腕に固定されたトリケロス改の取り回しの悪さを補う為であろうと推測できる。名称は、八岐大蛇の尾の中から出てきたとされる剣・都牟刈太刀に由来する。これが後に天叢雲剣、あるいは草薙剣と呼ばれるようになる剣である。トツカノツルギ左右腰部に装備された実体剣。ツムハノタチ同様、接近戦での戦闘力強化のため追加されたものと思われる。レイピアのような細身の実体剣で、敵機のセンサーや関節部などを狙って使用されるが、構造上決して堅牢とは言い難く、斬りつけるような攻撃には向かない。そのため使用者には高い技量が求められる。名称は、スサノオノミコトが八岐大蛇を退治するのに用いたとされる剣・十束剣に由来する。オキツノカガミビームシールドと、ビームソードの機能を併せ持つマルチウェポン。ビームソード時には鞭の様にも使用できる。左前腕部にツムハノタチと換装される形で装備される。「天空の宣言」後、賛同するものを無条件で守る為に短期間でかなりの戦闘を行い、それによる機体の損傷具合を見たユン・セファンによって開発されている。ビームシールドはロウ・ギュールによってもたらさせたハイペリオンに搭載されていたユーラシア連邦の独占技術であった光波防御シールド「アルミューレ・リュミエール」の技術を応用したものである。名称は十種神宝のひとつ沖津鏡に由来する。


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レッドフレーム[]

テンプレート:機動兵器ナチュラルが操縦するための試験的なOSが搭載されており、フレームの色はオーブでナチュラル用の機体を表す赤。ロウは初期からのOSに加え、疑似人格を持つコンピュータ「8」のサポートにより操縦している。しかし『機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY』において「8」をジェス・リブルにアウトフレームと共に託してしまった為、以降は単独で操縦している。

この機体とブルーフレームもゴールドフレーム同様、ロンド・ギナ・サハクの指示により持ち出されるはずだったが、ヘリオポリスの崩壊に間に合わなかった為そのまま放置された。その後ヘリオポリスを訪れたジャンク屋のロウ・ギュールにより発見され、彼の愛機となる。

3機のアストレイの中で唯一原型を留めている機体ではあるが、150ガーベラやパワーローダー等、追加装備の奇抜さは他のアストレイの追従を許さない。又、レッドフレームの追加装備の殆どはロウ自身が製作している。

『FRAME ASTRAYS』では全身に包帯を巻いた姿で登場したが、言うまでもなく怪我としての処置ではなく、愛機と共に良くも悪くも有名人だったロウ自身と、中立の立場であるジャンク屋という素性を隠すためのもの。単に「目立ちたかったから」という理由でライゴウガンダムジスト専用シグーに奇襲を仕掛けるが、偽装が剥がれると急いで退散した。なお、デザインは『電撃ホビーマガジン』誌上にて行われた「ASTRAYS アジア圏模型コンテスト」の韓国大会で1位になった作品が基になっている。

『VS ASTRAY』ではレッドフレームの通常の外観のまま「パワーシリンダー」(後述)を組み込んでおり、フレームの出力と耐久性を向上させている(これはライブラリアン再生産機のレッドフレームも同様)。また、ジェスに貸し出されていた「8」も返却されて搭載されている。

ガーベラ・ストレートグレイブヤードに残されていたMS用の打刀。蘊・奥老人が略奪者を撃退する際に使用し、破損してしまったものをロウが修復し、レッドフレームの装備とした。その刀身は凄まじい切れ味と耐久力を有し、M1アストレイのシールドを一刀両断するなど実体剣としてはかなりの威力を有する。また、ビームを切り裂いたり弾いたり出来る事から刀身は何らかの対ビーム処理が施されていると思われる。ただし、重斬刀などの直剣タイプの実体剣とは用法が異なり、従来のMSのOSではガーベラ・ストレートの切れ味を十全に引き出す事は難しい。その為、この刀を手に入れるにあたり、レッドフレームのOSに蘊・奥老人の動きが組み込まれ、機体自体にも日本剣術に対応できる調整が加えられた(ロウ自身も蘊・奥老人に刀の実践指導を受けている)。それ以降この刀はエネルギー消費の大きいビームサーベルに代わり、レッドフレームのメインウェポンとして使用されている。なお、ギナが乗るM1アストレイが一度だけこの刀を振るったが、上記の理由により腕に負担が掛かりすぎて壊れてしまっている。そんな中、ゴールドフレーム天との戦闘で折られてしまう。苦戦しながらも決着がつき去ろうとするロウに対し負けを認めないギナは後ろからビームを放つも、漂っていたガーベラの切っ先が防ぎ、折れてなお主人であるロウの命を救った。その後グレイブヤードにて修復され、更に強靭な刀として生まれ変わった。茎(なかご)に「菊一文字」の銘が切られている事からも、新撰組の沖田総司が使用したともいわれる「菊一文字則宗」が名称の由来と思われる(ガーベラは菊、ストレートは真っ直ぐ=一文字を意味しているものと思われる)。日本刀を持たせようというアイデアは佐々木新(サンライズ)の発案で、デザインは漫画家・戸田泰成が担当した。タイガー・ピアスプラモデル『PG 1/60 アストレイ レッドフレーム』の予約特典として付属した打刀。ウン・ノウが使用する刀と同じ名称であるが、あちらが、大刀ガーベラ・ストレート(菊一文字)と大小拵えの小刀(脇差)であるのに対し、ほぼ同じサイズの長刀となっている。ガーベラ・ストレートVol.2地球に落下した隕石に含まれていたレアメタルを全て使用して作成された全長150メートルを超す日本刀。通称「150(ワン・フィフティ)ガーベラ」。その破壊力は、P.L.A.N.T.のシャフトを袈裟斬りにし、ドレイク級護衛艦を串刺しにしたほど。MS用の装備としては超弩級のサイズと重量故にレッドフレームがそのまま使用すると、たとえ無重力、あるいはそれに近い低重力空間であっても発生する慣性モーメントなどに両腕が耐えられず損傷してしまう。後にこの装備を扱うために、パワーローダーや、パワーシリンダーを組み込んだ強化アームが製作されている。光雷球(光電球)設定集に描かれていた「ビームエネルギー ホウ電」の通称で、主にレッドフレームで多用されることになった技名。ある時ガーベラ・ストレートに間違えてビームサーベル用のエネルギーを送ろうとしたアクシデントで、供給されるはずの荷電粒子とエネルギーがアーム外装部に帯電されたことで発見した。ゴールドフレームとの戦闘では最後の切り札として使用するも右腕を大破させ、ヘリオポリスで回収したゴールドフレームの腕を移植する原因ともなった。

サルベージタイプ[]

ザフトの水中用MSグーンの外装甲を改修した即席の水中装備。レッドフレームの上半身をすっぽりとグーンの外装甲で覆うことによって対水圧能力を向上しているが、反面機動力は大幅に低下している。

この状態ではガーベラ・ストレートを腰に装備することが出来ないため、右背面に装備している。また、作業用のためのマニピュレーターを増設しており、ガーベラ・ストレートを振るうことも可能となっている。緊急時には装甲を離脱させることで機動力を取り戻すことができる。ただしレッドフレーム自体は水中での作業を想定していないため、装甲離脱後にコクピットが浸水した。

フライト・ユニット[]

オーブでレッドフレームの修理と、その際依頼されたアークエンジェルの修理を行った際に譲り受けたM1アストレイのバックパックを、レッドフレーム用に独自改良した装備。本体側のバックパックは機能通り下方へスライドされ、空いた背中のスペースにエールストライカーのようにドッキングしている。なお、ビームサーベルも機能通り下方へ移動させているだけなので使用に問題は無いが[13]、どういう訳か「フライト・ユニット装備時は使えない」と間違われやすい。加えて、資料によってはM1Aアストレイの物を使用しているとの記述もあるが、これも間違いである。

試験運用時はM1のバックパックを取り付けただけであったが、後に吸気インテークや燃料タンク兼用ウイングが追加されており、大気圏内での滞空時間や航続距離を飛躍的に延ばす事に成功した。ユニットは本体と分離し単体飛行することもできる(ただし8のサポートが必須となる)。なお、劇中での描写は皆無だが、元々M1のバックパックは大気圏内外問わず使用出来る装備であった事もあり、関連ゲーム『GGENERATION』シリーズ等の作中では宇宙空間のステージでも問題なく機能している。

パワーローダー[]

ガーベラ・ストレートVol.2を使うために作られた装備。ロウがZGMF-X09A ジャスティスミーティアのドッキングを目撃し、それをアイディアとして製作した。

レッドフレームの数倍のサイズがあり、胴体部に合体したレッドフレームが実際にガーベラ・ストレートを構え、その動きをパワーローダーにトレースさせて運用する。普段は上半身と下半身の2つに分けてリ・ホームに格納されている。また、それぞれのパーツは、MSの制御により作業用重機としても運用可能である。

パワーはあるものの、そのあまりの巨体ゆえに機動性は劣悪で、通常の戦闘に使えるようなものではなかったようである。リジェネレイドとの戦闘で一部を破壊された。

パワードレッド[]

テンプレート:機動兵器レッドフレームの両腕部にジャン・キャリーが開発した強化型駆動システム「パワーシリンダー」を組み込んだ状態。両腕のほか、人間の背骨や背筋に相当するフレーム類が併せて強化され、これによりパワーローダーを使わずにガーベラ・ストレートVol.2を扱えるようになった。見た目はまさにボディビルダーさながらの筋肉質である。使用時には各部が展開する。

この機体は通常のMSとは比較にならない程のパワーを持ち、ガーベラ・ストレートVol.2を振る以外にも、単純な打撃攻撃(パンチ)だけで相当なダメージを与えることができ、PS装甲持ちの機体であろうとも内部メカは無事では済まない。ロウはジャンク屋としての勘で弱点を見抜き、その豪腕の一撃でリジェネレイトの内部機能を破壊、行動不能にして連合の勢力圏内へ吹き飛ばした。ロウはそれを「赤い一撃(レッドフレイム)」と呼んでいる。同質の技として、「拳神」バリーの使う技、「拳神」がある。『スーパーロボット大戦W』では、PS装甲を無視するという特殊効果を持つという性能だった(隠し武装で高い威力を誇るが、消費ENが多大といういわゆる遊び武装の類に入る)。


マーズ・ジャケット[]

テンプレート:機動兵器ロウ・ギュールがレッドフレームを、火星で強化換装した機体。マーズ・ジャケットはMJと略称される。

通常時は、デュエルアサルトシュラウドに似た重装甲アーマーを全身に装備し、頭部のアンテナが下にスライドする事でモノアイが現れ、外見はザフトのニューミレニアムシリーズの機体に似た状態となる。この重装甲アーマー装着時には単独での大気圏突入も可能である。非常時には、全身の装甲を強制排除する事で、本来の高い機動性と戦闘力を持った機体となる。専用ビームライフルの上部は、両刃型のビームナギナタとしての機能を持つ。背部にある2翼のウイングは、日本刀型実体剣を1本ずつ装備しており、他にも高出力のビーム砲やバーニアとしての機能もある。また、腕にはハイペリオンの技術を使用したビームシールド発生装置を装備している[14]。もちろん、ガーベラ・ストレートも帯刀可能。

ロウたちが火星から帰還する際にリ・ホームに同乗していた火星居住者ディアゴ・ローウェル(『DESTINY ASTRAY』当初は常時パイロットスーツを着ていたため正体不明だった)がユニウスセブン落下時に勝手に“借り”て地球に降下し、そのまま地上で使われることとなる。最終的にレッドフレーム本体はロウに返還され、MJパーツはジャンク屋組合製のシビリアンアストレイJGカスタムに付け替えて、ディアゴに譲られた(マーズジャケット参照)。


改[]

テンプレート:機動兵器『VS ASTRAY』に登場。ネブラブリッツとの戦闘で破損したレッドフレームに、ライブラリアンとの交戦で大破していたターンデルタのパーツを組み込み、ガーベラ・ストレート、タイガー・ピアス、タクティカルアームズIILの3振りの剣を装備した姿。ロウが持つ技術の集大成といえるMSであり、多くのコズミック・イラのMS技術がふんだんに盛り込まれている。タクティカルアームズIILをマウントできるようバックパックが換装され、それに伴いビームサーベルは撤去されている。

ガーベラ・ストレート、タイガーピアスメインウェポンとなる装備。レッドフレームが元から装備していたものと、蘊・奥のレッドフレーム(レプリカ)より回収した、揃い踏みの2振の実体剣。未使用時は左右の腿部のジョイントにそれぞれマウントしておく。タクティカルアームズIILブルーフレーム セカンドリバイに装備されたタクティカルアームズIIのレッドフレーム仕様。元々はタクティカルアームズIIを作った際、一緒に作っておいたタクティカルアームズII改といえるもので、同様に実体剣、銃、フライト・ユニットの3形態に変形・分離・合体が可能だが、基本のマウント方法は後述のVフォームへ変更された。ソードフォームは、そまま背に斜めに背負う形でマウントが可能(プラモデルではタクティカルアームズIIでも可能)で、3つの剣を自在に入れ替えて戦うことが可能になっている。ガトリングフォームはビームを発射するアローフォームへ変更。フライトフォームもマントのように斜め後に延びた形から、ディバインストライカーやジェットストライカーのようにバックパック後方上部に水平展開するよう変更されている。また、ゴールドフレーム天に搭載されている「マガノイクタチ」と同様の機能も搭載されている。量子通信にも対応しており、ドラグーン端末として利用すること(改の頭部外観は通常のままのため、遠隔操作システムが搭載されているかは不明)ができる。さらに、ターンデルタから移植されたパーツにより、ヴォワチュール・リュミエール (VL) の運用も可能となり、V字型に展開し他のフォームへ瞬時に切り替えができるVフォーム、Vフォームから∇状のリングを形成してVLを展開するデルタフォームが追加された。また、VLの効果を利用することでアローフォームで発射されるビームの軌道を自在に変更し、理論上では百発百中の命中精度を実現しているほか、レッドフレームを中心に展開することで、展開エリア内の他の物体の動きを検知するセンサーとしても機能する。VLを最大限に利用するためには、核動力が必要だが、今後も搭載予定はない。その他、腕にそのまま装着して、作業用アームとするワークフォームがある。可動にはパワーシリンダーが利用されており、2本を装備することでパワーローダーのように運用することが可能で、鋏んだ物体を切断することもできる。ビームトーチガンタクティカルアームズIILのグリップ部分。溶接・切断作業にも使用できる。


レプリカ[]

ライブラリアンによって再生産されたプロトアストレイ。シビリアンアストレイ等を用いた改造機ではなく、データから作成されたレッドフレームの完全なコピーで、パワーシリンダーなどの改造も含めロウのレッドフレームと同性能・外観で、型式番号も「MBF-P02」のままである[15]。他のライブラリアン製のGと異なり、ストライカーシステム対応化は行われていない。カーボンヒューマンとして復活した蘊・奥が搭乗しており、タイガー・ピアス(ウン・ノウ専用ジンが装備していた物ではなく、復活した蘊・奥が改めてガーベラ・ストレートと同じに打った物らしい)を装備している。

ロウの前にゲイルストライクと共に現れ(このときロウの機体も強化パーツを装備していなかったため、両機ともノーマル状態)、攻撃を仕掛ける。同性能の機体同士で互角の戦いを繰り広げるが、整備の差で敗北。ゲイルストライクへ特攻を図るが、意図に気づいたND-HEにバッテリーを切り離されたため、自爆は阻止された。その後、機体はND-HEが回収し、タイガー・ピアスはロウが回収している。

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ブルーフレーム[]

テンプレート:機動兵器

中立コロニー・ヘリオポリス崩壊の裏側で起こっていたアストレイ処分騒動において、叢雲劾がロウ・ギュールより譲り受け、今後長きに渡り愛機となった試作3号機。青はオーブで局地戦仕様を意味する色であり、「オプション装備のスペック検証機」として開発された。

自国のオーブ、盗用した連合だけにとどまらず、ザフトすらも含めた膨大な量のオプション・データが移植済みだったため[16]、傭兵である劾に絶大な恩恵をもたらしてゆくこととなった。それらを装備したブルーフレームは、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』の副題「オペレーション(TACTICS):○○」に含まれる一文から通称されることが多く、「ある目的を達成するための能力に特化させた状態」と同義でもある。

そして、ブルーフレームの大きな個性となったのが「頭部ユニットの交換機能」を最大限に活用した点であり、簡単なジョイントさえ作ってしまえばどんな装備でも付けられる規格[17]とを組み合わせることで、他のプロトアストレイシリーズ以上に外見を頻繁に変化させ、まさしく臨機応変を体現した機体となった。

アーマーシュナイダー劾が最も愛用する兵器の一つで、ストライクなどが持つ物の独自改良型。通常は鞘(シース)に納められ、そこから抜くとグリップ内から刃が飛び出すという(手品のビックリナイフのような)ギミック[18]などが特徴。さかのぼってガイ専用ジンの頃からすでに使用しており、本機ではリアアーマーに設置され[19]、初めて使ったのは機体入手後ほどなくしてから[20]。なお、後述の「スケイル・システム」では太ももの正面に変更される。以降も含めてブルーフレーム用アーマーシュナイダーのデザインは漫画家・ときた洸一が担当している。強化ビームライフル「ASTRAY B 『オペレーション01(TACTICS 04):ビーム・ライフル』」に登場。アストレイ標準装備の物を改造したのではなく、全く別のライフルにエネルギー・ビーム変換器などを移植したもの。極限まで高めた威力は通常の3倍にもなったが銃身が耐えられるのはたったの一射だけで、任務終了後に移植部は取り外された。

フル・ウェポン[]

主にザフト製の実弾火器で固められたオプションセット。長時間にわたって多くの敵と戦うための装備で、電力消費の激しいビームライフルは持たない。弱点は重武装ゆえの重さだが、撃ち尽くしたものから破棄することでカバーする。地球連合に雇われての任務(アルテミスの用心棒、連合の地上部隊)などで選択された。小説版では、似た重装備のジンを見た風花にからかわれたイライジャが「劾だってよく使う」と言い返すも、「劾の場合は条件が合う時だけ」と一蹴されていた。

ウェポンラック独自開発のジョイント・ユニット。本体側バックパックを下げて空いたスペースに装着され、ミサイル・ポッドと予備のM68キャットゥスを懸架するために使われる。なお、バクゥのオプション兵器・400mm13連装ミサイルポッドを基にした前者は、横4発×2段の8連装仕様に改造されたもの。ちなみに、『ASTRAY B』連載誌におけるフル・ウェポン模型作例では本器背面下部に赤い円筒状の「MSサイズの手榴弾」1個[21]を装備しているが、ときた洸一による全身イラストおよび「SEED ASTRAY 第1巻 『Parts 2 対決! アストレイ対アストレイ』」(81頁)を見る限り存在せず、その他関連外伝作品の「世界内」で使用(登場)した例もない。攪乱用チャフ弾シールド裏に装着された独自の目眩まし(ジャマー)兵器。初出時から設定画はなく模型作例もなされなかったが、ときた洸一『SEED ASTRAY』第1巻、78-79頁では、4枚の空力制御翼がついたミサイルとして描かれていた。

コンプリートセンサー[]

ミラージュコロイドを見破るために用いられたオプションで、本機初の頭部交換ユニット[22]。強化された各センサーと、得た情報を解析する専用コンピュータの2段構えからなる。在来MSとは比較にならない性能である反面、エネルギーの消費がすさまじく、OSにも大きな負荷をかけるため長時間は使用できない。武装はイーゲルシュテルンを除いて本体標準装備そのまま。

ハイスピード・ブースター[]

暴走状態の高速実験艦を捕捉するために用いられた大型ブースター。ただし理論では可能でもパイロットには多大な負担がかかり、コーディネイターである劾ですら長時間の加速で気を失うほどだった。高速移動艇等の高性能エンジンを組み合わせてこの任務のためだけに製作された。武装はイーゲルシュテルンとサーベルのみ。

スケイル・システム[]

ブルーフレームの水中戦オプションで、水中用センサーの頭部ユニット、背中の強力な水中ジェット、四肢に装備されたスケイル・アーマーなどで構成される。このシステムは、アーマー表面に並べられた無数の鱗(Scale)を模した機器を振動させて推力とする技術で、在来のザフト水中用MSとは設計思想が全く異なるものであり、通常ありえなかった「スライド移動」をも可能にした。また、振動のパターン次第ではフォノンメーザー砲を防御することも可能だが、ダメージは残るので緊急時のみの使用法である。なお、潜水用ではないため比較的浅い深度での運用に限られる。武装はアーマーシュナイダーと下記魚雷銃の2つだが、「ASTRAY B 『オペレーション11(TACTICS 13):フライト・ユニット』」ではビームライフルで戦っていた。デザインは町田能彦(スタジオオルフェ)が担当。

スーパーキャビテーティング魚雷発射専用銃スケイル・システムのメインウェポンで、超音速魚雷を6発備える。同様の兵器はザフトにも存在するが、ソナーが重視されていない対MS戦では互いに脅威となる。

ショートレンジアサルト[]

「電撃ホビーマガジン 2009年6月号 『短期集中連載 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY special edition 第一回』」にて公開[12]された装備(作例)で、非常に狭いフィールドで超接近戦をするためのものとされる。別称 潜入ミッション用近接戦装備。コンプリートセンサーは後年発のリファインデザイン型で、1本だけ持つアーマーシュナイダーは後述の「セカンドリバイ」型。ハンドガンは後述の「フルアーマー・フェイズシフト」の物と明記されており(65頁。ちなみに画稿では左腕に装備)、改装経歴が前後した組み合わせになっている。したがって公式の物語内では未確認だが、かなり近い状態の姿が後述の「セカンドG」にて確認されている。

ハンドガン(ショートライフル)[23]前腕部の装甲側と合致するフォルムのマガジンを、オプション装着などで使われる穴状ラッチに挿し込み、手に持つ銃本体の下部と連結させて弾薬を供給する実弾火器。一般的な拳銃とは異なるデザインなので、SEED本編でカガリが使った接触回線用のワイヤー射出器に近い。上記連載においてはショートライフルと書かれている。また、全体のリデザインと共に、トンファーとナックルダスターを足したような形状を応用して打撃用途にも使える強度があることや、セカンドリバイ型アーマーシュナイダー装着用のフック状パーツが銃底の前部先端にあるなどの設定が追加され、棟側にある枝鉤状の返しを使って固定することでバヨネットとしても使える仕様になっている。


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セカンドG[]

テンプレート:機動兵器初めに、物語上の順番としては「セカンドL」の状態の方が早い登場(完成)となったため、その経緯は後述の「セカンドL」項を参照のこと。

したがって、通常ブルーフレーム セカンドとは「セカンドG」を指し、両肩・胴体・脚部などを改良したセカンド仕様の本体に、あとから再生産されたノーマル型の頭部とバックパックを装着した姿のこと。機体名に含まれている「G」は劾の頭文字としてセカンドLと区別するためのものである。武装はアストレイ標準装備と下記の戦闘ナイフ。

アーマーシュナイダーセカンドG(L)でも引き続き愛用され、これまでのものに対ビームコーティングを施した改良型。長らく劾は、アストレイ最大の強みである運動性能を邪魔するシールドの扱いについて悩んでおり、ビームサーベルの対処で充分と判断した結果の攻防一体兵器といえる。装備部位は両大腿部の側面になった。さらに本機からは、「隠しナイフ」といえるアーマーシュナイダーが両脚部の爪先と踵に内蔵されるようになった。これらはハンドナイフの概念に囚われない形状で、攻撃のほかにスパイクとしても利用される。スナイパー・パック[]

折り畳み式の砲身を持つ大型ビームライフルを備えた長距離射撃用オプション。バックパックから右腰へビーム砲が、左肩へ狙撃用望遠センサーが位置取る。ビームは若干の曲射も可能。ドレッドノートの頭部を守る戦闘で装備されたがハイペリオンとは相性が悪く、動きの速さに対応するために外し、囮として爆破された。

ショートレンジアサルト(仮称)[]

先述のノーマルブルーフレームにおける同名装備に最も近い姿で、戸田泰成「ASTRAY R 第4巻 『last unit:パワードレッド』」に登場していたもの。ハンドガンは右手に持ち、アーマーシュナイダーは当然ながらセカンドとしての物を2本(隠し4本)装備する。劇中ではミラージュコロイドで姿を隠すジェネシスαを探し出し、内部にメンバーを潜入させるためのミッションで選択していた。

セカンドL[]

テンプレート:機動兵器ソキウスとの決闘でバックパックを含む背面に甚大なダメージを負い、勝利の証拠品として頭部を持ち去られてしまったブルーフレームに、劾から伝えられていたプランを基にエリカ・シモンズとロウ・ギュールの手によってオーブで強化改修を施した機体。そのロウの頭文字をとって「L」が名前に組み込まれている。

本体の両肩には劾が設計した「フィンスラスター」というバーニア兼用ユニットを導入。これは並のバックパックに匹敵する出力を有し、強制的な姿勢変更や緊急回避などに使用され、底部面積が小さくなるように改良された脚部とあわせて近接格闘戦における運動性を飛躍的に高めている。

次に、ストライクルージュ用で少しだけ余っていたPS装甲素材を使って「二重装甲」が組み込まれた。わずかな量をコクピット周辺に絞って活用し、省電力で済むよう外部装甲の圧力センサーがダメージを感知したら通電するというアイデアで、奇しくも同時期に連合が開発したトランスフェイズ装甲と同じものであった。

最後に、自分のレッドフレーム用に考えていた「専用頭部ユニット」と「タクティカルアームズ」が提供され全プランが固まった。背中から腰部の尻尾状パーツあたりには単純なフレームジョイントが付いており、それを介して本体とタクティカルアームズがドッキングしている。2本設置されている物は追加のバッテリーパック。そのためアストレイ標準装備は(一部を除いて)常用しなくなったが、戸田泰成『ASTRAY R』第4巻では、ハンドガンを持つ姿、ビームライフルを持つ姿がそれぞれ見られた(167、182頁)。

なお、Lの状態では頭と背中に装着するタイプのオプションは併用できない。つまり「セカンドLという名のオプションセット」ともいえるため、セカンド本来の姿は前項「セカンドG」の形態である。

専用頭部ユニット戦闘機などの尾翼に似たV字アンテナと、顎を保護するチンガードが目を引くデザイン。ガードはシャッター式で顔全体を覆うこともでき、ボクシングでいうピーカブースタイルでの格闘を想定したもの。イーゲルシュテルンは両頬に内蔵。最大の特徴として「タクティカルアームズ」の遠隔コントロール機能を有しており、ある程度の距離ならドラグーンのように動かすことができる。タクティカルアームズ通常は背中に装着されフライトユニットとして機能するが、分離・変形する事で、本体全長ほどの巨大な実体剣となる「ソードフォーム」と、SEED世界では類を見ないMS用砲台となる「ガトリングフォーム」の3形態をとれる多機能型バックパック。ラミネート装甲製であり、広い面積を利用して対ビーム防御に使えるだけでなく、アルミューレ・リュミエールなどに対する有効な武器にもなり、剣状態の斬撃にはバーニアの加速力も足される。90mmガトリングは未変形でも発射でき、背後や死角への攻撃も可能。砲台時には本体から分離したバッテリーパックが合体する。当初は4連装すべてが実弾でフェイズシフト装甲などには無力だったが、あとから劾自身の手でビーム砲を加えた半々銃身に強化され、選択あるいは混合で放てるようになった[24]。のちに更なる発展を遂げ、「セカンドリバイ」や「レッドフレーム改」へと受け継がれた。ローエングリンランチャー[]

戦艦を前提にして搭載される陽電子破城砲をMS用にスケールダウンしたオプションセット。砲身は縦分割され両腰に1つずつ装着される。リアアーマーにはエネルギー供給用の核エンジン(核発電機)を設置したため、追加バッテリーパックは外されている。威力は艦載型よりはさすがに劣るが、従来のMS用火器とは比べものにならない破壊力を持つ。

実際に発射するには核エンジンを起動しなければならないが、ニュートロンジャマーの問題があるので単体では使用できない。しかし、衛星を護る巨大モビルアーマー「ペルグランデ」が有するNジャマーキャンセラーを逆利用し、文字通り密接するまで接近することでエンジンを起動させるという戦術で達成した。また、核駆動MSであるドレッドノートイータとの共闘で使用した事もあった[25]

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サード[]

テンプレート:機動兵器『FRAME ASTRAYS』に登場。東アジア圏のジャングル戦に向けて、仲間のリード・ウェラーを通じて調達したパーツを投じ、アメノミハシラ内のファクトリーにてロウが改修を担当した姿。

電波状態の悪さを考慮し、長大させたV字アンテナで通信・情報収集能力を強化させた新造型の頭部、背部に大型の可動式スラスターユニットを装備し機動力を増強。このユニットは最大で頭部後方に水平展開する。尻部には2挺のライフルをテール状にマウント、手持ちのアーマーシュナイダーはその銃尻に格納する仕様へと微調整。両肩は「フィンスラスター」ではない単純な増加装甲に差し替え。両腕には大型ソードとアンカーランチャーをマウント。アンカーはソードの切っ先と反対方向にあり、使用時は前腕ジョイントを軸にユニットを旋回させる。見た目にも驚く大きさのニーアーマーは展開し、先端からはサーベルが発生する。これはインフィニットジャスティスが装備するものによく似ている。アキレス腱部にも折り畳み式のナイフ[22]が追加されているため、密林のなかで腕が振れない状況を想定した「足技」用の武器である。

なお、セカンドLと同じく「サードというオプションパーツ」ともいえるため、任意でセカンドGに戻せる。実戦投入は任務開始後しばらくしてからで、劾はそれまでの繋ぎとしてハイペリオンGに搭乗していた。

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セカンドリバイ[]

テンプレート:機動兵器『VS ASTRAY』に登場。「サード」で得られたデータを基に、汎用性に優れたセカンドLを再設計した姿。機体全体の見直しに加え、メイン武装のタクティカルアームズが強化され、より様々な戦況に対応出来るようになった。

アーマーシュナイダーこれまでの物よりもカーブが目立つ形状で伸縮ギミックも無くなり、より攻撃的なファイティングナイフを連想するデザイン。鞘の造型も一変し、コの字型のフックのようなアタッチメントに日本刀でいう打刀の向きで懸架する仕様になった。最も特徴的なのは刃と持ち手の中間に開けられた「穴」で、拳銃のように人指し指を差し込んで保持するようになっている。タクティカルアームズII従来の3形態の他に、刀身を2分割しトンファーのように両腕で保持する「ソードアーム」と、ガトリング砲を手持ちで使用できる「ガトリングアーム」の2形態が追加された。ソードアームは「サード」の大型ソードを参考にした形態で、独自の機能として刀身の峰側(連結時の接合面)にビーム刃の発生装置を内蔵する。


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フォース[]

下記フルアーマーを装備した状態のみ公開されている本体仕様。ほぼ「セカンドG」(肩は通常型、バックパック&サーベルは未装備)で、右眉間部に短い1本アンテナを備える頭部(他にも、ノーマル型頭部の姿や、巨大な丸型センサーが顔半分をしめる頭部のイラストも)。その初出時は全身のほとんどが無色の線画だったため、模型作例ではノーマルのブルーフレームに沿った塗色だったが、後年に描き起こされたフルカラー設定画でセカンド仕様の配色(プレートアーマーが白、胸中央にサーペントテールのロゴ入り)となった。

フルアーマー・フェイズシフト[]

フェイズシフトを展開できるアーマーオプションで、太陽にある謎の砲台の破壊ミッションで使用された。熱を遮断する融除材ジェルの供給システムも内蔵しており、単独での大気圏突入も可能。全身を覆うような形状は一見鈍重そうなイメージを与えるが、後方へ展開することで高い推力を発揮するスラスターユニットとして機能する。

武装はアーマー上部に備えられた「レーザー砲」2門と、本体側の「大きなバルカン」1門、「ハンドガン[23]」2挺、「ナイフ」2本(×4本)など。「スケイル・システム」と同位置に備えるナイフのデザインは、既存アーマーシュナイダーのどれとも異なる物で、グリップが茶色、鍔が灰色という単純なシースナイフ・タイプのようである。一方、セカンドG(L)における脚部の隠しナイフは、ほぼそのままで装備されている。

登場した年代については、後年に公開された時系列表[26]によれば『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』終了後の、「大きな戦争は終結した」頃とされる。

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グリーンフレーム[]

テンプレート:機動兵器『FRAME ASTRAYS』に登場。全5機製造されたP0シリーズの内、パーツ状態まで製造されヘリオポリス崩壊により行方不明となっていた2機の内の1機。アメノミハシラ内でロウ・ギュールにより組み立てられた[27]。当初、故郷であるアジアのとある村の窮状を知ったバリー・ホーが、アメノミハシラのロンド・ミナ・サハクのもとへ相談に訪れた際に、本機を譲り受けている。その後、バリーを師匠とし、東アジア共和国第13密林保護区に潜伏している反政府ゲリラである青年トロヤ・ノワレに譲渡された。

P04は、P01 - 03のような大幅な事後改装はおこなわれておらず、形状、基本性能共に先行3機の新造時状態とほぼ同一。特に、機体本体のエクステリアは全く同型である。ただし、組上げ・修復の際に、ロウにより、ヘリオポリスで開発が進められていたナチュラル用OSの発展型、及び擬似人格搭載教育型コンピュータをベースとした戦闘支援AIが組込まれ、それと連動したセンサーの強化が行われている(このため機体各部のセンサー類は新造時のアストレイより優れている)。これは、センサーとの連動により、「戦闘状況を分析し、完全な回避行動を可能とする」能力があるとされている[27]

緑色のフレームは先行3機のようにオーブによって用途別に色が振り分けられたわけではなく、ジャングルでの使用が決まったのちに塗装されたもの。

ツインソードライフルアストレイ純正のビームライフルに代わり装備された専用ライフル。遠近両面での戦闘を想定し、銃身上下にスライド展開式のビームサーベル2基、銃尻に斧状の実体ブレードが設置されている。非使用時は腰部にマウントされる。スー専用ザクウォーリアとの戦いで破壊された[28]

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ミラージュフレーム[]

テンプレート:機動兵器『VS ASTRAY』に登場。「ライブラリアン」が運用する第5のアストレイ。確認されているライブラリアンの所属MSの中では、唯一のオリジナル機からの改造機である。型式番号の「LM」は「ライブラリアン・ミラージュ」の略。パイロットは、かつて自分を殺した劾への憎悪をそのままに、カーボンヒューマンとして再生されたロンド・ギナ・サハクが務める。

特徴として、頭部には額に1本、後頭部に2本のブレードアンテナが配されており、ブルーフレームサードのように全身にブレードが装備(両腕で1対、両脚で3枚1組のを1対)されている。また、レッドフレームの様に日本刀型の実体剣が装備されている。更にコマンダーモード(通常形態)からグラディエーターモード(格闘形態)への変形機能が追加され、頭部が180度回転し後頭部の第2の顔が出現、全身のブレードが展開され、まるで鬼のような姿となる。

装甲と外部フレームは今までの4機のアストレイシリーズと異なり、ヴァリアブルフェイズシフト装甲で出来ている[29]。また、特殊ミラージュコロイドの使用により外観を偽装することが可能で、アメノミハシラにヘイルバスターと共に攻撃を仕掛けた際は、ノーマル状態のゴールドフレームに擬態していた。この能力はミラージュ(幻影)の名称の由来ともなっている。いち早くブルーフレームセカンドリバイの情報を入手したライブラリアンにより格闘戦に特化した改造が施されており、アストレイ標準装備も用意されているがビームライフルと対ビームシールドはグラディエーターモード時には使用出来ない為、使用する機会が少なく装備されないことも多い。また、多数の斬撃武器を装備する為、ビームサーベルも投擲武器として使用がメインとなる[29]。頭部形状も変更されており、新たに3基のアンテナが装備されている。前方の1基は通信用であり、主に指揮官機としての機能のため使用される。後方の2基はグラディエーターモードで使用され、自機の周辺に散布したミラージュコロイドの動きを把握することで、散布したエリア内の物体の動きを感知するミラージュコロイドセンサーアンテナとなっている。ただし、グラディエーターモード時は近接戦でのセンサーが強化される代わりに遠距離の情報収集能力がオミットされる欠点もある[29]

セカンドイシューに改造後は、この形態を「ファーストイシュー」と区別している[30]

なお、本機は他のライブラリアン製の改良型Gとは異なり、ストライカーパックのコネクタはないため、ストライカーパックの装備はできない。代わりに、P0アストレイシリーズ汎用の、腰部までスライドする小型バックパックと空いたスペースに現れるハードポイントによるバックパック換装機構は残されている。

天羽々斬(アメノハバキリ)ミラージュフレームの装備する日本刀型の実体剣。ガーベラ・ストレートやタイガー・ピアスのデータが使用されており、VPS装甲材製で刀の高度に応じて色が変化する。名称は日本神話に登場する十束剣の別名で、オロチ(サーペント)殺しの伝承に由来することからギナによって名付けられた。Bソード(ブレスレットソード)両碗に装備された実体剣。タクティカルアームズIIのソードアームに対応する為に開発される。先端にはビーム砲が内蔵されている。Aソード(アンクレットソード)両脚に装備された実体剣。3枚の刃が1組になっている。蹴撃に使用される他、格闘時の機体の安定性を高める効果もある。

セカンドイシュー[]

テンプレート:機動兵器ミラージュフレームを再改造し、超至近距離の格闘戦のみに特化された姿。基本装備は共通だが、BソードとAソードはC(コンパクト)ソードとして小型化されており、全て3枚1組となっている。変形機能は駆動機構を生かしたより本格的なものとなり、人型のタイラントモード(通常モード)から、バクゥガイアのデータを使用した四足獣形態のブルートモード(MAモード)へと変形する。改造前同様、遠距離での決め手となる武器はないが、反応速度が劇的に向上されたことで、相手の砲撃を全て回避することが可能となり、砲撃MSによる支援の必要はなくなった。ただし、その性能を十分に生かすにはパイロットの肉体にも改造処置が必要となる。その反応速度により、相手の周りを高速移動しつつ攻撃を加え、反撃の隙を与えない様は「ブルート・フォース・アタック」と呼ばれる。「セカンドイシュー」の原意は「書籍の第2版」。

CソードBタイプ(コンパクトソードブレスレット)両手に装備された実体剣。ブルートモードによる高速機動による加速が加わる事によって破壊力が増す。CソードAタイプ(コンパクトソードアンクレット)両脚に装備された実体剣。以前のミラージュフレームに装備された物より刃が短くなっている。リーチが短くなった代わりに強度が増している。ブルートヘッドアストレイのバックパック換装機構に装着されるセカンドイシュー専用のバックパック。ブルートモードでは頭部となる。また、腰部に移動している通常バックパックからビームサーベルはこちらに移設されている。ブルートモードへの変形用のパーツだが、他のアストレイにも装着可能で、接近センサーの強化とビームサーベル本数の追加を行うことができる。サーベルファングブルートヘッドの頭部に装備されたビームサーベルで、正面方向にサーベルが展開される。フィンライフル肩に装備されたビームライフルで、砲身にはフォビドゥンのゲシュマイディッヒ・パンツァーを応用したコロイド技術が装備されており、ビームを曲射する事が可能。ただし、装備の小型化により射程距離が短い。

サードイシュー[]

テンプレート:機動兵器ミラージュフレームのミラージュコロイドセンサーアンテナ、Bソード、Aソードをセカンドイシューへ組み込んだ機体。セカンドイシューのブルートモードの様な形態には変形しているが、ファーストイシューのグラディエーターモードの様に変形するかは明らかになっていない。その性能は「人間では操縦できない」と言われるほどまで異常な状態になっており、その性能を生かすにはパイロットは人間である事を捨てなければならない程にまで改造する必要がある。

なお、1/100プラモデルではセカンドイシューに同シリーズのミラージュフレームのパーツを組み合わせて再現する事が可能になっており、ファーストイシューのグラディエーターモードやセカンドイシューのブルートモードに当たる形態への変形は可能となっている[30]

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脚注[]

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 素材は放送前に催された「ガンダムワールド2002 IN C3」で上映された特別編集映像「機動戦士ガンダムSEED-カウント ゼロ-」から抜粋されたもの。
  2. プラモデル 『PG 1/60 ストライクガンダム』 組立説明書。
  3. 『電撃データコレクション19 機動戦士ガンダムSEED外伝』 2頁。
  4. 4.04.14.24.34.4 『電撃ホビーマガジン』 2003年2月号、94-95頁や、『GUNDAM SEED & ASTRAY MODELING MANUAL Vol.1』 メディアワークスにおける設定集など。/放電:八極拳でいう「双掌」や、球形にしたものを飛び蹴りする姿なども描かれ、戸田泰成 『ASTRAY R』 第2巻では、お手玉のようにして試していた。/武術:架空のゲーム 『バーチャファイター』 の結城晶などで知られる「外門頂肘」「連環腿」「鉄山靠」といった技で描かれている。剣術についてはレッドフレーム項にて詳述。/ゴム:「つま先など」とも書かれているが、プラモデルや他の媒体で忠実に再現された例は皆無に等しい。/頭部:丸ごと以外に、両側面(イーゲルシュテルン基部)を残した「中心のみ=センサーやマスク類の部位」を取り外せる構造としても描かれている。/グレネード:ただし「?」が付く疑問形。
  5. プラモデル 『HG 1/144 ガンダムアストレイ レッドフレーム』 組立説明書。
  6. 戸田泰成 『ASTRAY R』 第1巻では、手の平サイズの予備電源パックを常用している姿も見られた。
  7. ときた洸一 『SEED ASTRAY』 第2巻、67頁。
  8. プラモデル 『PG 1/60 ガンダムアストレイ レッドフレーム』 および開発用コンセプト画稿では、開閉ギミック化したサイドアーマーにも可能となっている(位置は右で向きは逆さま)。
  9. 本体側:ときた洸一 『SEED ASTRAY』 第1巻、81頁、「ASTRAY B 『TACTICS 06:ハイスピード・ブースター』 『〃09:フル・ウェポン』」、プラモデル 『HG 1/144 ガンダムアストレイ』 『BB戦士 ガンダムアストレイ』 『PG 1/60 ガンダムアストレイ レッドフレーム』 など。この場合、背中のラッチ部分は単なる穴、バックパック裏は排熱ダクトなどの表現。/バックパック側:戸田泰成 『ASTRAY R』 第4巻、20頁、セルDVD 「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER 『MOBILE SUIT GUNDAM SEED ASTRAY RED FRAME』」(レンタル版未収録)、プラモデル『1/100 ガンダムアストレイ』 など。こちらでは、台形ラッチは設定画通りの表現、バックパック裏にホルダーを挿せる穴が存在。
  10. 小説版 『SEED ASTRAY』 第2巻、82頁や218頁のあとがきなど。
  11. 『ホビージャパン』 2002年9月号、9頁、『電撃ホビーマガジン』 2002年11月号、35頁、『機動戦士ガンダムSEED MODELS VOL.1』 ホビージャパン、142頁など。
  12. 12.012.1 『電撃ホビーマガジン』 2009年5-6-7-8月号。これらは同年3月号に掲載された単色線画やプラモデル 『PG エールストライカー&スカイグラスパー』 組立説明書の2色線画などのPG開発用コンセプト画稿とは別物で、細部が微妙に異なっている。なお、「天(完全体)」や「ショートレンジアサルト」を収録する 『機動戦士ガンダムSEEDアストレイアーカイブ 3D&設定資料集』 にも(ゴールドとレッドを除いて)掲載されている。
  13. 「ASTRAY B 『オペレーション11:フライト・ユニット』 模型作例」 では、専用ホルダーを介さず、リアアーマー側の台形状ラッチの上から「直接サーベルを挿す」方法で表現。一方、後発の 『電撃ホビーマガジン』 2004年6月号、23頁の模型作例では、ホルダーを介してバックパック裏に設置する表現。概略はビームサーベル項を参照のこと。
  14. 『電撃ホビーマガジン』 2006年5月号。
  15. ムック「機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY Vol.1」67ページに型式番号の記載あり。
  16. 『電撃ホビーマガジン』 2003年7月号、32頁。
  17. 「ASTRAY B 『オペレーション02:ハイスピード・ブースター』 ASTRAY Equipped」。
  18. 「ASTRAY B 『オペレーション10:スケイル・システム』 模型作例文」。
  19. 『GUNDAM SEED & ASTRAY MODELING MANUAL Vol.1』 メディアワークス、120頁など。設定では「縦」向きにして鞘の凹んでいる面をパチッと付けるような画(後ろから見ると大小のVの字が縦列しているイメージ)だが、ときた洸一 『SEED ASTRAY』 第2巻、48頁では「横」向きだった。
  20. 「ASTRAY B 『オペレーション19(TACTICS 03):連合のサーペントテール』」。
  21. 「ASTRAY B 『オペレーション05:フル・ウェポン』」 制作:赤澤経治、『電撃ホビーマガジン』 2004年6月号、28頁、制作:NAOKIなど。
  22. 22.022.1 『電撃ホビーマガジン』 2009年5月号、27頁などの後発設定画では、頭頂部に2本の棒アンテナ、ベロ部が横2分割のカメラ、目の部分がモノアイという、初出当時の物をディテールアップしたデザインで描き起こされている。/サード用脚部大型ナイフについては「アーマーシュナイダー」と解説。
  23. 23.023.1 引用エラー: 無効な タグです。「fourth」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  24. 小説版 『SEED ASTRAY』 第2巻、99頁。時期的にはアニメ本編でクサナギが宇宙に脱出した辺り。
  25. 関連ゲーム 『スーパーロボット大戦W』 ではNジャマーキャンセラーを自ら搭載して使用。
  26. 『電撃ホビーマガジン』 2008年4月号、103頁のエピソード相関図など。
  27. 27.027.1 プラモデル 『1/100 ガンダムアストレイ グリーンフレーム』 組立説明書。
  28. 単行本 『FRAME ASTRAYS スペシャルエディション』 での加筆。
  29. 29.029.129.2 引用エラー: 無効な タグです。「MBF-P05LM」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  30. 30.030.1 ムック 『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY Vol.2』 の記述より。

関連項目[]

・話・編・歴
コズミック・イラ
 
作品
アニメ
書籍
ラジオ
週刊レディオSEED - DESTINY - コーディネイターアワー - サンライズアワー
ゲーム
友と君と戦場で。 - 終わらない明日へ - GENERATION of C.E. - 連合vs.Z.A.F.T. - 連合vs.Z.A.F.T.II
その他
"X" plosion GUNDAM SEED - COSMIC REGION - SEED HG
 
登場人物
SEED
キラ - アスラン - ラクス - カガリ - マリュー - ムウ - バルトフェルド - イザーク - ディアッカ - ニコル - ナタル - フレイ - クルーゼ - オルガ - クロト - シャニ
DESTINY
シン - レイ - ルナマリア - タリア - デュランダル - ネオ - アウル - スティング - ステラ
ASTRAY
 
用語
勢力
地球連合 - プラント / ザフト - オーブ - 三隻同盟 - 大西洋連邦 - ファントムペイン - ブルーコスモス - ユーラシア連邦 - ロゴス
技術
その他
施設 - SEED - コーディネイターとナチュラル - デスティニープラン

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魔装機神サイバスター_(テレビアニメ)

魔装機神サイバスタージャンルロボットアニメアニメ原作松伝馬監督うえだひでひとシリーズ構成酒井あきよしキャラクターデザイン伊藤岳史メカニックデザイン伊藤浩二、森木靖泰音楽信田かずお、須藤賢一アニメーショ...

魔装機神サイバスター

『魔装機神サイバスター』(まそうきしんさいばすたー)は、バンプレストオリジナルのスーパーロボット作品である。『第2次スーパーロボット大戦』に登場して以来、数多くの作品に登場している。作品一覧[]魔装機...

魔装機神_THE_LORD_OF_ELEMENTAL

『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』(まそうきしん ザ・ロード・オブ・エレメンタル)とは、ゲームソフト『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルの架空のロボッ...

魔神英雄伝ワタル外伝

テンプレート:コンピュータゲーム『魔神英雄伝ワタル外伝』(ましんえいゆうでんワタルがいでん)は、1990年3月23日にハドソンより発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。TVアニメ『魔神英雄伝...

魔法の少尉ブラスターマリ

テンプレート:漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』(まほうのしょういブラスターマリ)は池田恵の漫画作品。サイバーコミックスにて8号から17号にかけて連載。9・13号は休載で全8話。コミックスは1990年に...

鬼兵隊

銀魂 > 銀魂の登場人物一覧 > 鬼兵隊鬼兵隊(きへいたい)は、空知英秋作の少年漫画『銀魂』に登場する架空の武装集団。目次1 概要2 隊士2.1 高杉晋助2.1.1 金魂2.1.2 3年Z組銀八先生2...

高機動型ザクII

高機動型ザクII(こうきどうがたザクツー、High Mobility Type ZAKU II あるいは High Maneuver Model ZAKU II)は、アニメ作品のガンダムシリーズのうち...

高松信司

高松 信司(たかまつ しんじ、1961年12月3日 - )は、日本の男性アニメーション演出家、アニメーション監督。目次1 概要・人物2 経歴3 作品4 脚注5 参考資料6 関連項目概要・人物[]演出家...

風のごとく

テンプレート:Infobox Single「風のごとく」(かぜ-)は、2010年8月4日に発売された井上ジョーの5枚目のシングル。解説[]前作『GO★』から1年1ヶ月ぶりのリリースとなる。初回仕様限定...

雪のツバサ

テンプレート:Infobox Single「雪のツバサ」(ゆきのツバサ)は、音楽バンドredballoonのデビューシングル。目次1 解説2 収録曲3 収録アルバム4 関連項目解説[]初回仕様には、『...

陽電子リフレクター

陽電子リフレクター(ようでんしリフレクター、Positron Deflector)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の防御兵器。本項目ではビームシールドの概要も記述す...

陸戦型ジム

機動戦士ガンダム 第08MS小隊 > 陸戦型ジム陸戦型ジム(りくせんがたジム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』に登場する架空の兵器。...

陸戦型ザクII

陸戦型ザクII(りくせんがたザクツー)は、ガンダムシリーズのうち、宇宙世紀を舞台とするアニメなどに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の陸戦用量産型モビルスーツ (MS)。地上用とも呼ばれるほか、型式番号...

陸戦型ガンダム

陸戦型ガンダム(りくせんがたガンダム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する架空の兵器。地球連邦軍の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」の機種の1つ。本項目では、セガサターン用ゲー...

阿修羅姫

テンプレート:Infobox Single「阿修羅姫」(あしゅらひめ)は、ALI PROJECTの14作目のシングル。2005年6月8日にMellowHeadから発売された。概要[]表題曲「阿修羅姫」...