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バクゥは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及びその他関連作品に登場する架空の兵器。
ザフトの陸戦用量産型MS(モビルスーツ)。人型が多くを占めるMSの中では珍しく、四足歩行の獣のような外観を持つ。
メカニックデザインは大河原邦男が担当。当記事では、公式外伝である『SEED MSV』や『ASTRAYシリーズ』に登場する各派生機、テレビ本編に登場する後継機ラゴゥの解説も記述する。テンプレート:ネタバレ
テンプレート:機動兵器地上の地球連合勢力制圧のため投入された陸戦用MS。機体設計はマイウス市所在のアジモフ設計局によって行われ、「血のバレンタイン」から約1か月後のC.E.(コズミック・イラ)70年3月15日に就役、参戦した。
地盤、地形の不安定な環境での高い走破性、機動性を確保するため、低重心かつ安定性に優れた四足歩行式を採用しているのが最大の特徴。その動きは正に肉食獣さながらの敏捷さであり、開戦当初はリニアガン・タンクを始めとする地球連合軍地上部隊の機甲兵力をことごとく打ち破った。各脚のふくらはぎには無限軌道が設置されており、伏せの姿勢を取ることで砂漠や氷原など比較的平坦な地域での高速走行が可能となる。
機動性と火力を活かした正面突撃を主戦術としており、装甲は前面に集中している。コクピットは機動時の安定性を考慮し、機体重心に最も近い腹部に存在するが、各部装甲の配分上脆弱であり、最も狙われやすい部位でもある。また、構造上仰向けに転倒すると、迅速な起立姿勢復帰が困難になる欠点がある。無限軌道による走行形態は腹部の弱点をカバーする手段にもなっている。
ザフト勢力圏の1つ北アフリカ地域に降下したアークエンジェルを襲撃するべく、現地に駐留するアンドリュー・バルトフェルド隊が使用。地上戦に不慣れなストライクを苦しめる。
砂漠戦の終盤やアラスカ攻防戦においては、頭部両サイドより出力されるツインタイプのビームサーベルを装備した後期型が登場。また、グレイブヤード戦において蘊・奥の飼い犬である伝八が操縦する。
テンプレート:機動兵器『SEED MSV』に登場。敵陣への威力偵察を目的とした特殊機。最大の特徴として、ザフトが独自開発したアクティブステルス機構を搭載している。この機構に用いられるコロイド技術は、ミラージュコロイドのような不可視化を実現するものではなく、音波探知のレーダービーム反射を無効化するものである。また、量産機として初めてビーム火器を搭載したMSである。
基本的に他の1個小隊規模のMSと行動を共にする運用形態を採っているが、ザフトの軍組織図に無い国防事務局直轄の特殊部隊で使用されているという資料もある。
テンプレート:機動兵器
『SEED MSV』に登場。アンドリュー・バルトフェルドの専用機。ラゴゥ開発の過程で生み出された実験機。実戦運用は想定されていなかったが、その性能に惚れ込んだバルトフェルドが強引に徴用し専用機とした。
複座式コクピットの採用や動力・駆動系の改修、一部装甲の強化などを行っている。動力・駆動系の素材の特に強度が必要な部分には、新たに軽量超アラミド繊維補強プラスチック材が採用された。胴体に追加されたジェットエンジンによって優れた加速性を発揮するが、高性能に比例してパイロットにも相応の技量が求められ、バルトフェルド以外には扱える者はいなかった。
格闘用武装として特殊合金製のサーベルファングとスパイクを装備。頭部のファングはサーベルタイガーの牙を思わせるほどのサイズを持ち、接近戦において高い有効性があるが、メンテナンスやコスト等様々な問題点が表面化したのに加え、地球連合軍から強奪したGAT-Xシリーズのテクノロジーを解析して作られたビームサーベルの実用化もあり、制式採用されることは無かった。
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』では、ロウ・ギュールと知り合ったマーチン・ダコスタが、窮地に陥ったロウを救うべくイライジャ・キールに本機を託した。最終的に本機はジャンク屋の所有となっている。その後、作業用に改修され、対ゴールドフレーム天戦以降、主に山吹樹里がキャプテンG.G.のサポートを受けながら搭乗している。改修後の本機を目の当たりにしたバルトフェルドは、その変わり果てた姿に「可愛い子猫」と例え、嘆いていた。
テンプレート:機動兵器『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場。背部にザクシリーズと同規格のウィザードシステム対応アタッチメントを追加し、装備の共用化を図った機種。ただし、二足歩行の人型MSと四足歩行の獣型MSとでは本来の運用思想が異なるため、そのままでは使用不能な装備も少なくない。従って、基本的には専用開発された「ケルベロスウィザード」を装着する場合が多く、機体名称も装着時の呼称である「ケルベロスバクゥハウンド」としての認知度が高い。
ケルベロスウィザード[]バクゥハウンド用に開発された高機動格闘用ウィザード。左右のブースター前部に本体と同じ多重関節式のブームに取り付けられた2つの頭部を持つ。頭部には前方及び機体外側側方に小型のビームファング、顎部リトラクタブルセレクション内に短射程速射ビーム砲を内蔵し、首関節の柔軟性を活かし個別の目標に対し同時攻撃を行う。装着時は本体の頭部も前方2基、下方2基、口吻内1基の計5基のファングを内蔵する専用ユニットに換装され、その風貌は正に三つ首の魔犬ケルベロスを髣髴とさせる異形を持つ。尚、ケルベロスウィザード後部にはハードポイントが存在し、ライフル等を尻尾のようにマウントする事が可能である。[1]
ウィザードシステム搭載型MSでの運用も想定されており、双頭部のビームファングは取り外すことで手持ちのビームサーベルとして、更に2つを連結することで双刃のジャベリンとして使用可能。ただし、先述した通りの準専用ウィザードであることから、本機以外のMSでは身体の形状が双頭ユニットの動きに干渉してしまう場合があるため、その攻撃特性を活かすべくザクウォーリア左肩部の対ビームシールドをスパイクアーマーに換装したパイロットもいる[2]。
劇中での活躍[]西ユーラシア地方の対ハンニバル級陸上戦艦「ボナパルト」戦にて、ノーマルのバクゥと共に3機が実戦投入される。ファントムペイン所属のブルデュエルを撃破するが、その直後同じくファントムペイン所属のストライクノワールによって全機が撃破される。
専用機[]アイザック・マウ機『Δ ASTRAY』に登場。パーソナルカラーの黄緑色にカラーリングされている。行動を共にするアグニス・ブラーエ達の母艦アキダリアに配備され、専用ザクウォーリアに乗り換えるまで愛機を務めた。アレック・ラッド機『FRAME ASTRAYS』に登場。アレックの実直さを示すかの様な純白の機体色が特徴。叢雲劾駆るハイペリオンGと互角の勝負をした。その戦闘でケルベロスウィザードを破壊されてからはブレイズウィザードを常用した。テンプレート:機動兵器
バクゥより一回り大型の上位機種。指揮官用として少数が先行配備された。開発当初からビーム兵器の搭載が考えられていた為コクピットは前席にガンナー(砲手)、後席にメインパイロットが乗り込む複座式が採用されており、その連携によりバクゥよりも機動性を活かした砲撃戦法が可能となっている。遠距離では砲撃により敵を牽制し、一気に距離を詰めてクローとビームサーベルによる二段構えの打撃を加えることで、大抵のパイロットに対し回避不能なダメージを与えることができる。
劇中での活躍砂漠での戦闘において、アンドリュー・バルトフェルドがメインパイロット、アイシャがガンナーとして搭乗し、バーサーカーと化したキラ・ヤマトのストライクと交戦する。フェイズシフトダウンを起こすまで追い詰めるも、SEEDを発動したキラのストライクにアーマーシュナイダーを突き立てられ爆発、四散する。この戦いでアイシャは死亡するが、バルトフェルドは奇跡的に生還する。
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執筆の途中です | この項目「バクゥ」は、ガンダムシリーズに関する書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています(P:アニメ/PJガンダムシリーズ)。 |
zh:TMF/A-802 巴古
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