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コズミック・イラの機動兵器では、『機動戦士ガンダムSEED』を初めとする「C.E.(コズミック・イラ)」作品に登場するモビルスーツ (MS) やモビルアーマー (MA) などの架空の兵器を解説する。
詳細は地球連合軍の機動兵器を参照
詳細はザフトの機動兵器を参照
地球連合軍のミストラルをジャンク屋が改造した作業用ポッド。型式番号:MAW-01。
リ・ホーム艦載機であるロウ・ギュール機はMSの腕とドリル、山吹樹里機は伸縮式アームとシールド兼用のバケット、リーアム・ガーフィールド機はクレーンアームや分析装置をそれぞれ装備している。
テンプレート:機動兵器「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY」に登場。火星軌道上に存在するマーズコロニー群の居住者「マーシャン」が開発した初のMS[2]。メカニックデザインは大河原邦男が担当。
友好関係にあるプラントや、D.S.S.D(深宇宙探査開発機構)、地球より来訪したジャンク屋ロウ・ギュールがもたらした技術が用いられ、その結果地球と火星双方のテクノロジーが融合した稀有な機体となった。
正式名は開発当初からのコード名である「デルタ」だが、ロウの手が加わっているため、アストレイの名が冠せられている。OSはザフト製核動力MSと同じ『Generation Unsubdued Nuclear Drive Assault Module Complex』であり、同時にガンダムタイプの頭部を持つことから、「ファーストマーシャンガンダム」とも呼ばれる[3]。地球圏での活動も考慮しNジャマーキャンセラーも搭載されている。曲面で構成された装甲、関節部を覆う蛇腹状の防護カバー等、地球製のMSには見られないデザインを持つ[4]。
武装はビームライフルと左腰に帯剣した実体剣のみだが、背部には緊急推進システム[4]ヴォワチュール・リュミエール (VL) を搭載しており、有人機としては最速を誇る機動性を有している[4]。またパイロットは加速時強烈なGに晒される為、専用パイロットスーツの着用が必須となっている[4]。D.S.S.Dが開発したスターゲイザーに搭載された惑星間スラスターとは異なり、加速時には発生装置からちぎれ飛ぶ光翼が発せられる。また、近縁種的システム[4]がデスティニーとストライクフリーダムに搭載されている。
この機体は、マーシャンに対する地球人の対応を見るためのものでもあり、大破した場合は母艦アキダリアとともに自爆する仕組みとなっている。成果を問わず一定期間が経過した場合や、不用意に修理を行った場合も同様。しかし、搭乗者であり使節団のリーダーでもあるアグニスには知らされておらず、部下のナーエ・ハーシェルと、仕掛けたマーシャン上層部のみが知っていた。
劇中での活躍連合の宣戦布告直後の戦闘でプラント側に加勢。地球降下後にファントムペインと2度交戦(1度目と2度目の間にオーブでカガリ・ユラ・アスハ拉致事件に遭遇)。2度目の戦闘で自爆こそしなかったものの大破してしまうが、ロウのアイディアにより核エンジンを持たないターンデルタへの遠隔エネルギー送信機として再利用される事となる。ファントムペインとの最終決戦にて戦闘のダメージで送信機としての機能に不調が起きたが、自爆の危険性を省みずアイザックが搭乗し、至近距離からターンデルタへのエネルギー供給を行った。コミックスタッフ陣によると戦後は、核エンジンの危険性もあり、ナーエによりアキダリアで火星に持ち帰られた。テンプレート:機動兵器『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』に登場。機体デザインは神宮司訓之が担当。
デルタアストレイに次ぐ火星製MSの2号機として開発された機体。オーストレールコロニーより使節として地球に派遣されたマーシャンの1人、ナーエ・ハーシェルの専用機。
本機はカテゴリー上MSという位置付けではあるが、通常は頭部、両腕を格納したMA形態で活動を行う。MA時のフォルムは、クラゲを髣髴とさせるドーム状のボディに3本の歩行脚というまるでSF小説に登場する異星のメカの様な独特の形状を持つ。基本的な活動範囲は地上がメインだが、脚部はMS形態時同様優秀なAMBAC作動肢として機能し、宇宙空間においても良好な運動性を示す。また、歩行自体は2基あれば充分であり、残りの1基は精密マニピュレーターを有した腕としても使用可能になっている。
兄弟機であるデルタとは相互補完の関係にあり、ヴォワチュール・リュミエールの大出力と高機動力により攻撃に特化されたデルタとは対極に、ビームシールドを駆使した防御主体の戦術を得意とする。
MS形態はデルタ同様のガンダムフェイスが特徴で、機動性、運動性を重視した攻撃型の機体へと変形する。その際、ドーム天面部は右腕へ移動し、ヨーヨーの様な射出兵器となる。但し、これは緊急時のみに使用される形態であり、変形後は可動部露出による耐弾性低下によって総合的な防御力は低下してしまう。
火星のオーストレール・コロニーで使用されている作業用MA。型式番号:GSW-M02。外見は、円盤状の胴体に作業用アームを兼ねた脚が3基。巡航時には脚を折り畳み、火星の大気圏内を飛行することができる。胴体中央には先端にメインセンサーが存在するワイヤー状のアームがあるなど地球圏のMAとは異なるコンセプトと外観が特徴である。脚部構造にアストレイ系の影響が色濃く、後発の可変MSガードシェルの前世代機に相当する機体である。
テンプレート:機動兵器『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場する、D.S.S.Dが開発した宇宙探査用MS。劇中では当初「401(ヨンマルイチ)」と呼ばれていたが、ソル・リューネ・ランジュにより「星を見る者」の意でスターゲイザーと命名された。運用支援システムは「Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation(無人・自律運用展開教導機)」であり、頭部もデュアルアイとV字型ブレードアンテナを備えたガンダムタイプに分類される意匠を持つ[5]。
有人では困難な火星軌道以遠の太陽系宙域の探査・開発を目的とした機体のため、ナノマシンを利用した[6]自己修復型マイクロマシナリーテクノロジーによる長期間のメンテナンスフリーを実現搭載。同様の理由で、無人運用のために自己対話型複列分散処理AIによる高度な自律性を備えている。この人工知能には操縦データをフィードバックして未熟なAIに経験値を積む必要があるため、AIを内蔵する胸部ブロックはメインパイロット及びオペレーター用の複座シートを内蔵するコクピットユニットへと換装することで、有人での運用も可能。
背部には、巨大なリング状の惑星間推進システムヴォワチュール・リュミエール (VL) を装備している。フランス語で「光り輝ける運び手」を意味するこの惑星間スラスターはソーラーセイルと同様のもので、太陽より高速で放出される太陽風をリング周囲に展開した微細な量子の膜で受け止め、特殊なエネルギー変換を経て推進力とし、広大な太陽系の航行を可能とする。リングは左右の多重関節アームによって支持され、自在なコントロールが可能。理論上は推進剤を消費することなく無限に加速を得られるシステムである[7]。
システム稼働時には機体周囲に複数発生する光輪のような発光現象を伴う。この光輪は周囲空間へのエネルギー干渉の際発生し、接触した物体にダメージを与える機能を持つ。この発光現象は副産物ではあるものの有事のときの機体の保険としてD.S.S.Dに認知されている[6]。
VLは本機だけではなく、火星圏に居住する「マーシャン」が開発したデルタアストレイ、地球圏においても火星の技術を用い開発されたターンデルタ、ザフトとファクトリーがそれぞれ開発したデスティニーとストライクフリーダムにも同名の近縁種的システムの存在がある。
武装としては携帯火器のビームガンKSM71/Jの他、ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』では前述のVLのビームの形に指向性を持たせたボール・ド・リューヌ(球状)とオラージュ・ド・リューヌ(楕円の輪)の技が追加されたほか、オリジナル武装として遠隔操作式の機雷フラッシュマインやビームシールドが設定された。同じく『スーパーロボット大戦K』でもビームシールドが追加されている。
劇中での活躍本機はブレイク・ザ・ワールド事件発生による混乱の最中、南米フォルタレザ郊外のD.S.S.D技術開発センターよりシャトルで打ち上げられ、トロヤステーションへと運び込まれた。搬入後は同ステーションで開発されたVLユニットを実装し稼働試験を開始する。やがてオペレーション・フューリー発動後、地球連合・ザフト間の主戦場が宇宙へと移った頃、D.S.S.Dの出資者の一つである地球連合軍の第81独立機動群“ファントムペイン”が、本機のAIユニットを欲して地球連合軍所属艦ナナバルクを差し向ける。この時点でもAIは未成熟であった為、出撃の際は胸部ユニットを有人コクピットブロックに換装し、操縦席にはテストパイロットであるソル、オペレータ席にはセレーネが搭乗し実戦運用された。非戦闘用MSながらその圧倒的な機動力で敵のスローターダガー部隊を翻弄し、エースのスウェンが乗るストライクノワールをも追い詰め、武装用のバッテリーがエネルギー切れとなると、VLによってストライクノワールと共に太陽方面へと飛び戦闘を終わらせた。その後和解したセレーネとスウェンは協力して地球への帰路に着き、先に脱出していたソルに迎えられたが、生命維持装置の限界時間を超えたコクピット内での2人の生死は不明となっている(漫画版では生存している)。テンプレート:機動兵器『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場する試作特殊戦用MS。
アクタイオン・インダストリー社がザフトの次期主力MS選定コンペに出品した機体。機体形状は他の機体とは一線を画しており、頭部には六つ目のセンサーや両肩の4対の羽状ユニットを持つ。
コンペではMMI(マイウス・ミリタリー・インダストリー)社製のゲイツと採用を争ったが、装備の特殊性による汎用性の低さと、機体スペックの凡庸さを理由に採用を見送られた。
機体のデザインは、2003年に開催した『機動戦士ガンダムSEEDメカコンテスト』において電撃ホビーマガジン賞を受賞した作品をリファインしたものになっている。
バチルスウェポンシステム両肩の羽状ユニットに内蔵された本機独自の機能。特殊な量子コンピュータウィルスを敵機に送信・汚染する特殊機能であり、送信はユニットから放出されたコロイド粒子を媒介にして行われ、汚染した機体を意のままに操ることが可能になっている。なお、同システムの改良発展型がテスタメントやプロトセイバーに搭載されている。劇中での活躍試作型の1機が情報屋ケナフ・ルキーニの手に渡り、彼自身の操縦でロウ・ギュールのレッドフレーム、叢雲劾のブルーフレームセカンドLの前に現れる。量子コンピュータウィルスを駆使し2機を交戦させたが、量子コンピュータではない事からウィルスの影響を受けなかったAIコンピュータ「8(ハチ)」により存在が露見し、ブルーフレームセカンドLによって撃破された。テンプレート:脚注ヘルプ
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en:List of Mobile Suit Gundam SEED technology#G Projectzh:G兵器
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