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仮面ライダーW | |
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テレビドラマ | |
原作 | 石ノ森章太郎 |
制作 | テレビ朝日、東映、ADK |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 2009年9月6日 - 2010年8月29日 |
話数 | 全49話 |
その他 | ハイビジョン制作作品 (アナログ放送ではレターボックス放送) 字幕放送[1] |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『仮面ライダーW』(かめんライダーダブル、欧文表記:KAMEN RIDER DOUBLE[2])は、2009年(平成21年)9月6日から2010年(平成22年)8月29日までテレビ朝日系列で毎週日曜8時00分から8時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品と、作中で主人公が変身するヒーローの名称である。全49話。
平成仮面ライダーシリーズ第11作。キャッチコピーは、「平成仮面ライダー10周年プロジェクト 秋の陣」「俺たちは / 僕たちは、二人で一人の仮面ライダーさ」[3]「これで決まりだ!」[4]
今から1年前(2008年)、私立探偵の鳴海荘吉とその弟子の左 翔太郎は、謎の組織に拘束されていた少年を助け出す。脱出の途中に荘吉が追手の凶弾に倒れ、残る2人も絶体絶命の窮地に陥る中、少年は翔太郎に謎の機械を渡し、こう告げた。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」
そして2009年秋。あらゆる場所で風車が回る風の街「風都」において、荘吉の後を継いで探偵業を営む翔太郎と1年前に救出された少年フィリップの元に、荘吉の娘鳴海亜樹子が事務所からの立ち退きを要求しにやってきた。翔太郎に付きまとううちに、亜樹子は風都で怪事件を起こす怪人ドーパントの存在を知る。そして、翔太郎とフィリップが変身する風都を守る戦士仮面ライダーWの戦いに深く関わっていくことになる。
前作『仮面ライダーディケイド』の開始とともに始まった「平成ライダー10周年プロジェクト」の第3弾であり、『超・電王&ディケイド』(春の章)、『ディケイド オールライダー対大ショッカー』(夏の陣)に続く「秋の陣」として位置づけられる。『ディケイド』が平成ライダーシリーズの9年を総括する作品だったのに対し、本作は「“次の10年”に向けた、新たなるシリーズの第1作」をコンセプトに制作されている[3]。
シリーズ初となる「2人で1人の仮面ライダー」が本作の特徴で、OPのクレジットでも桐山漣と菅田将暉は横並びに表示されている。主役の仮面ライダーWは、2人が同時に変身ベルトを装着することで1人のライダーへと変身する[5]。これについて東映プロデューサーの塚田英明はインタビューで「2人で1人」という設定は、探偵もの・ハードボイルドものにつきものの「相棒」という存在から発案したと語っている[6]。ここから「ハードボイルドもの」という世界観が派生し、主人公は「私立探偵」「相棒」に設定され、作劇にも探偵ものの要素が多く含まれる[7]。余談として、本作で翔太郎の事務所に置かれているデスクは松田優作主演のドラマ『探偵物語』において、当時実際使われていたものと同じものである[8]。一説では、平成ライダーの裏テーマである謎解きを表テーマに置き換えた。また、近年の平成仮面ライダーシリーズでは恒例となっているコメディーの要素は『仮面ライダー電王』と同様に比重が強く置かれており、コメディーを物語の核心に発展させている演出も多い。
Wのデザインは昭和ライダーを意識したデザインとなっていて大きな複眼やマフラーが久々に復活している。中でもマフラーはTVシリーズの主役ライダーでは1984年正月放送の『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』の仮面ライダーZX以来約25年ぶり(雑誌掲載を含むと26年ぶり)の復活である。昭和のデザインを彷彿とさせる一方で、従来のバッタなどに相当するデザインモチーフは設定せず、右半身と左半身で色が違うデザインの様々な組み合わせにより多様な能力を発揮する。
敵側は平成ライダーシリーズで初めて全編を通して悪の組織である[9]。
これまでのシリーズでは主に実際の日本を舞台にしてきたが、本作では架空の都市「風都(ふうと)」を舞台としており[10]、過去作以上に虚構的な世界となっている。同時に、主人公たちの活動の場が「一都市」に絞られることになり、主人公たちの人物設定にも「街」が強く関連している。また、「仮面ライダー」の呼称は、戦いを目撃した住民たちが呼び始めたものであり、それを受けて主人公たちが「仮面ライダー」を名乗るようになった。
なお劇場版『運命のガイアメモリ』において、『仮面ライダーオーズ/OOO』の主人公である火野映司/仮面ライダーオーズがゲストで登場。本編の第47話にて『OOO』のキーアイテム・オーメダルの存在が描写されるなど世界観の共有が示唆されたが、資料担当・田嶋秀樹によれば、これは新番組の放送を盛り上げるために入れたサービスカット以上の意味はなく、共通の世界観設定があるかどうかは明言を避けている[11]。また、武部直美(『オーズ/OOO』プロデューサー)は、「『W』にオーメダルが出たのは話で聞きましたが、ビックリしています。今後二つの組織(財団Xと鴻上ファウンデーション)が絡むことは…ないんじゃないんでしょうか(笑)」と発言している[12]。Wとオーズは劇場版作品の『運命のガイアメモリ』、『MOVIE大戦CORE』、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で3作連続共演しており、ディケイドとも『オールライダー対大ショッカー』、『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で3度共演をしている。
第1話の視聴率は2006年の『仮面ライダーカブト』以来の2桁台を記録した。また平均視聴率も1年間放送された2008年の『仮面ライダーキバ』を上回った。
関連商品売り上げは過去最高の175億円を記録。更に10年度はそれを上回る230億円を記録するなど好評であった。特に、主力商品である『変身ベルト DXダブルドライバー』はこれまで最多売り上げを誇っていた『変身ベルト DXファイズドライバー』を上回る売り上げを記録し、大ヒット商品となった。
TVシリーズの仮面ライダー作品では初めてのVシネマが製作された。
今作から「仮面ライダー」の英文表記が「Masked Rider」から「Kamen Rider」に変更された。
本作では平成ライダーシリーズの中核スタッフが刷新されており、これは「新たなるシリーズの始動」という意図と共に、及び長年「スーパー戦隊シリーズ」のプロデューサーを担当し、初めて「仮面ライダーシリーズ」のチーフプロデューサーを担当する塚田英明の意向が強く反映されている。
脚本にはメインライターに三条陸、サブライターに長谷川圭一[13]、またゲストライターとして荒川稔久と中島かずき、クリーチャーデザインに寺田克也、さらに演出では東映特撮作品は初の起用となる黒沢直輔や坂本浩一を起用。『仮面ライダークウガ』以来9年振りとなる荒川を除けば、これらのスタッフは「平成仮面ライダーシリーズ」に携わるのは初である。しかし、漫画原作・アニメ脚本を数多く手がけてきた三条、ライダーシリーズの好敵手とも言える平成ウルトラシリーズの多くに関わった長谷川、様々な作品でデザイン経験のある寺田、『京都迷宮案内』(かつて塚田も担当していた)『ベイシティ刑事』『さすらい刑事旅情編』などを手掛けた黒沢、アクション映画やパワーレンジャーシリーズを手掛けた坂本など、いずれの人物も各分野において十分な経験を持つベテランである。またその一方で、演出陣には田﨑竜太や石田秀範、柴崎貴行、諸田敏が、音楽は前作から引き続き中川幸太郎と鳴瀬シュウヘイが担当するなど、平成ライダー常連スタッフも参加している。
古くはゴールデンタイム枠(金曜19:30枠と月曜19:00枠)から朝の時間帯へ移動したメタルヒーローシリーズ、『燃えろ!!ロボコン』、そして平成仮面ライダーシリーズを始めとするテレビ朝日・ADKによる日曜朝8時の枠[14]は、長年にわたって1月末 - 3月上旬開始・翌年1月 - 3月に終了という4クール制が定着していたが、本作は前作『ディケイド』を2クール半の全31話で終了させることで、9月開始番組となった。これは、本シリーズと同じく2月に放送開始していた「スーパー戦隊シリーズ」とストーリーや玩具のピークをずらすことで、新しいビジネスチャンスを探るための方策である[15]とのこと。視聴率の面でも好調で、初回では10.2%を記録している。なお脚本の三条陸やプロデューサーの塚田英明によると企画自体は2008年放送の前々作『キバ』の時からあり、同作品の後番組にして今までどおりの1月下旬放送開始・翌年1月中旬終了で放送する案もあったと両者のインタビューで語られている。ちなみに企画自体は前番組の『ディケイド』よりも『W』の方が先に企画が完成していたが、前述の放送期間の移行を理由に後から企画が上がった『ディケイド』を先に放送した[16]。
あらゆる「地球の記憶」を収めた[22]、全長10cmほどのUSBメモリ型の生体感応端末。
風都に流通しているものは化石のような有機的なフォルムで、中心には内包された「地球の記憶」を連想するイラストが、そのイニシャルを象って描かれている[23]。
使用者(人間である場合が殆どであるが実際にはそれ以外の生物も可能)をドーパントに変身させる(後述)ことにより本体に収められた「地球の記憶」をその場で「再現」する。
ミュージアム傘下の秘密工場で生産、同組織のセールスマンにより販売されている。基本は高額でありメモリによって値打ちの上下も存在し、一般人でも購入可能なメモリもあるが、購入者の素性はデータベース化されており、組織の意に沿わない使い方をした場合は抹殺対象になることもある。また後述の副作用の危険性を考慮して、表向きには未成年への販売は禁止されている模様。
新開発にはフィリップ(来人)の存在が必要不可欠で、「ビギンズナイト」におけるフィリップの逃亡以降は開発が滞っており、そのために冴子や琉兵衛がその身柄確保を狙っていた。また、シュラウド等による仮面ライダー用のメモリ、劇場版2作目のT2メモリはフィリップ奪還後にミュージアムとは異なる経緯で開発されている。
スイッチを入れるとメモリに封じられた「地球の記憶」を表す電子音声・ガイアウィスパーが発されて起動し、人体に挿入することで人間を怪人へと変身させる(その間、メモリは使用者の体内に収納される)。
基本的には変身体でなければメモリの固有能力を引き出せないが、人為的にメモリのプログラムを改竄することで人間体でもメモリの力を顕現するケースがある。またドライバーを介さずにメモリを使用した者は体内エネルギーが残留し、ドーパント態でなくても高い身体能力を発揮することがあり、それを繰り返した井坂の肉体は「地球の記憶」そのものを取り込めるほどに変質している。
使用者はミュージアムのL.C.O.G(Living Connector Setting OperationGun=生体コネクタ設置手術器)[22]により、対応メモリ挿入用の生体コネクタを体表面の何処かに付ける措置を受け、そのコネクタを介してメモリを挿入する必要がある。設置後はメモリが所有者を認識するため、原則として特定の個人しか使用できないが、特殊な力が加わり変質を起こしたメモリは、複数の人間で使用できる場合もある。また同種のメモリが複数存在し別人が同一のドーパントになることもあり、井坂はメモリの改造や複製の技術を持っている。
超常的な能力を手に入れる反面、使用者はメモリの有害毒素に徐々に侵食され、ドライバー(後述)というフィルターが無い限り、感情や精神が次第に歪んでいってしまう。この影響で使用者がメモリ自体に依存性を示すようになることもある。メモリの毒素は怒り、憎しみなど強い感情に対し深い結びつきを持つ性質があり、コネクタは恐怖等の感情で成長する場合がある。コネクタもドライバーには遠く及ばないもののフィルターの役割を果たしているようで、それが無い場合は毒素により即死する危険性すら伴う。
使用者の練度・素質次第ではメモリの力をより強く発揮することができ、その段階に応じてメモリが進化し、ドーパント形態の隠された能力を引き出すケースもある(レベル2、レベル3など)。メモリによって装着者(ユーザー)との相性が存在し、相性が良すぎてメモリの記憶を通常よりも余計に引き出してしまう過剰適合者なる者がいる。適応率の原因は様々だが、一部エピソードや劇場版『運命のガイアメモリ』、Vシネマ『エターナル』において、使用者の性格や技能がメモリの性質・モチーフに近いほど適応しやすいというものなどが示唆されている。
園咲家の面々が持つ金色の上位ガイアメモリ・ゴールドメモリは一般のメモリよりも強力な能力を持ち、パワーがあまりにも強すぎるためガイアドライバーを介したとしても使用者の身体に強い影響を及ぼし、死に至らしめる場合がある。能力の高さや性質、クレイドール等の役目もあり、ゴールドメモリとガイアドライバーは園咲家にしか使用できない特権となっている。園咲家の面々が使用する以外のゴールドメモリは、スポンサー特権として加頭が所持するユートピアメモリ、井坂が琉兵衛の元から盗み出したケツァルコアトルスメモリがある。
仮面ライダーが使用するメモリは、ドライバーに挿入することを前提に開発された、より毒素を除き純化したメモリで、一般とは異なるよりUSBメモリに近いフォルムを持つ(純正型は端子が加工されているためか、ドライバー抜きのコネクタには反応しない)。純化により、ドライバーと組み合せることで複数本の強力のガイアメモリを長期間使用したとしても身体への悪影響は発生しない。
ミュージアムの瓦解と財団Xの援助打ち切りによって新たにメモリが製造されることはなくなったが、それでもかなりの数のメモリが未だに街に出回っており、TVシリーズ終了後も仮面ライダー達の戦いは続くこととなった。
ドーパント装着者(ユーザー)が自身の肉体にガイアメモリ内の「地球の記憶」を挿入(ドーピング)し、その記憶を宿した怪人となった者の総称。作中では超人体と呼称されている。身体能力の向上などと共に固有の特殊能力を持つ場合が多く、「単純な戦闘能力は低くとも、優れた特殊能力を持っている」という怪人が仮面ライダーシリーズ他作品と比して多い[24]。戦闘力が高いドーパントは、メモリの持つパワーに振り回されることで精神を侵食されてしまい、最終的に理性を失い暴走してしまうことが多い。一方、特殊能力に特化したドーパントはパワーの低さ故にメモリに精神を侵されることは余りないが、その超常的な力の誘惑に負けて心が歪み、どんどん深みにはまり犯罪を重ねてしまう。身体には核のような球体が必ずあり、主に腰(ベルトのバックル位置)に存在することが多い。また、稀にメモリが肉体でなく精神と融合して活動することもあるが、それは本来の状態と比べてメモリの能力が大きく劣る紛い物である。ただし、その精神の状態が極限なもの(怨念など)であれば、弱者ながらも精神に準ずる相当のタフさを持つ。正常な状態でのドーパント体では、使用者の怒りや憎しみ等の強烈な感情の精神エネルギーにより本来のメモリ以上の力を発揮するケースが存在する。ガイアメモリには様々な「地球の記憶」が封じられているため、ドーパントのモチーフや能力は非常に幅広い。シリーズの定番である「生物」[25]の他にも「人工物」や「無機物」のような無生物、「感情」「現象」「概念」といった抽象的なもの、さらには特定の「文明」や「人物」[26]まで様々なモチーフがあり、「生物」においても恐竜など平成ライダーシリーズでは珍しい古生物の怪人が多く登場し、ゾーンのような非人間型などデザインも千差万別である[27]。なお、古生物系統のドーパントはメモリの暴走などの起因により、凶暴な巨大形態に変異することもある(フォルムは人型ではなくモチーフとなった生物そのもの)。また本作品では事件の真犯人(ドーパント)を探ることを目的とするエピソードが多いため、ゲスト怪人のドーパントはネタバレを防ぐために、正体が判明するまでくぐもった声に(場合によってはさらに中性的な声に)音声処理されている場合がある[28]。メモリブレイク仮面ライダーの必殺技を受けて倒されたドーパントのガイアメモリが破壊・排出されて、人間に戻る現象。仮面ライダー以外にも、クレイドールエクストリームがこれを可能とする。ガイアメモリそのものを直接攻撃することでもメモリブレイクは可能であり、メモリが装着者の体外にあるときにメモリブレイクされた場合でもそのメモリに対応するコネクタは消滅する。メモリブレイクされた人間には衰弱や失神などの後遺症が表れるケースがあるが、通常死亡することはない。ただし強力なメモリの過剰使用、改造したメモリの使用、複数のメモリの過剰使用は使用者の生命を脅かす場合がある。実際、ウェザー・ドーパントの井坂深紅郎はそれらの命に関わる様な用途を全て行い、繰り返していたため、最期は全身をコネクターの刻印に蝕まれ塵と化した。インビジブルの場合は、井坂によって使用者が死亡しなければメモリを取り出せないように細工されていた。また、マスカレイドの場合はメモリの仕様が通常のものとは異なるのか倒されるとメモリブレイクせずに装着者ごと消滅している。『仮面ライダースカル メッセージforダブル』や『仮面ライダーエターナル』では、マキシマムドライブを受けた変身者が致命的ダメージにより死亡したり、メモリブレイク後もメモリの能力効果が継続していたりとテレビシリーズと異なる描写があるが、それらの原因がマキシマムドライブ側にあったのか、変身者のガイアメモリ側にあったのかは作中では特に明言されていない。メモリドライバーガイアメモリの力を制御するベルト型フィルター。これを通してメモリを使用することにより、副作用や依存性をなくし、理性を失わずに強大な力を引き出すことができる。しかしメモリ直挿しの副作用による暴走にも大きな力があり、井坂によるとメモリの毒性を吸収するドライバーではメモリの力を完全には引き出せないとのことである(クレイドールはベルトのフィルタ機能を低下させることでパワーアップしたこともある)。通常、ドライバーを通してメモリを使用したドーパントを倒しても変身が解除されメモリが排出されるのみでメモリ自体を破壊するには至らないが、ドライバー本体を狙えば確実なメモリブレイクが可能。現時点では、「ダブルドライバー(所有するメモリを含めた総称は「ダブルドライブギア」とも)」、「ロストドライバー」、「アクセルドライバー」、「ガイアドライバー」が存在する。いずれのドライバーも変身後に外部から視認できる。ただし、「ダブルドライバー」・「ロストドライバー」・「アクセルドライバー」の3つは使用中のメモリが露出しているが、「ガイアドライバー」はメモリの挿入口を守るようにドーパントの特徴である球体(金色)が現れる[29]。なおガイアドライバーはプロトタイプであり、その次世代がガイアドライバー2G(セカンドジェネレーション)ことダブルドライバーである。役者の左の括弧内は登場話数(ただし、他のエピソードでの回想シーン、次回のアバンでの再編集を除く)。太字は各エピソードにおける鳴海探偵事務所の依頼人[31]。
なおゲストの中には仮面ライダーシリーズの他に塚田プロデューサーが担当したスーパー戦隊シリーズやメタルヒーローなどの過去の特撮番組レギュラー経験者が従来よりも多く起用されており、東映公式サイトにおいて毎回ピックアップされている。また、サブライターの長谷川圭一と関わりのあるウルトラシリーズからのゲストも少なからず起用されている。
テンプレート:告知
オープニングテーマ「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 編曲 - TAKUYA、鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 上木彩矢 w TAKUYA第28話、第48話では挿入歌としても用いられた。最終話ではEDとして用いられた。挿入歌本作ではEDテーマは存在せず、以下の曲が主に戦闘シーンに挿入される。キャラクターソング以外の歌手は番組オリジナルのグループが起用されており、グループ名にはそれぞれ実在のハリケーンやサイクロンの名前(あるいはそれをもじったもの)が付けられている。またこれらのオリジナルグループは「風都で活動しているグループ」という設定になっている。「Cyclone Effect」作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - AYANO / 編曲 - Labor Day / 歌 - Labor Day第3話 - 。仮面ライダーW サイクロンサイド及びジョーカーサイド(サイクロンジョーカーメイン)のテーマソング。48話では、バラード調にアレンジされた「acoustic edit.」が使用された。「Finger on the Trigger」作詞 - 藤林聖子、鬼音鼓 / 作曲・編曲 - 五十嵐“IGAO”淳一 / 歌 - Florida Keys第7話 - 。仮面ライダーW ルナサイド及びトリガーサイド(ルナトリガーメイン)のテーマソング。翔太郎のカラオケの十八番らしく、23話では歌番組「フーティックアイドル」で、翔太郎とフィリップが歌っていた。「Glorious street 栄光の道」歌 - Florida Keys第8話。CDのライナーノーツには歌詞が掲載されておらず、制作者の名前も表記されていないが、DJ HURRY KENNが「サビの歌詞は自分が作詞した」と語っている。「Free your heat」作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - Ryo / 歌 - Galveston 19第10話 - 。仮面ライダーW ヒートサイド及びメタルサイド(ヒートメタルメイン)のテーマソング。「Naturally」作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 園咲若菜(飛鳥凛)第13話 - 。園咲若菜のキャラクターソング[40]。「Leave all Behind」作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - Ryo / 編曲 - Wilma-Sidr / 歌 - Wilma-Sidr第22、44話。仮面ライダーアクセルのテーマソング。後に「仮面ライダーアクセル」主題歌となる。「Love♡Wars」作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - Queen & Elizabeth第23話。クイーン&エリザベスのキャラクターソング[40]。「風都タワー」歌 - ジミー中田第23話。劇中ではライアー・ドーパントに操られた人以外からはことごとく酷評されているが、同話に本人役で出演したTAKUYAは、「FU-TO HIT on GROOVE」(後述)にゲスト出演した際に「本気で歌おうとするととても難しい」とコメントしている。「Nobody's Perfect」作詞 - 松井五郎 / 作曲 - 鳴海荘吉 / 編曲 - 菅原弘明 / 歌 - 鳴海荘吉第32話 -。鳴海荘吉が作り、歌う(という設定の)バラード。また、最終話の次回予告では通常の「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」のインストではなくこちらがBGMに使われている。「Extreme Dream」作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - AYANO / 編曲 - Labor Day / 歌 - Labor Day第46、48話。仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームのテーマソング。放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
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2009年 9月6日 | 1 | Wの検索 / 探偵は二人で一人 |
| 三条陸 | 田﨑竜太 |
9月13日 | 2 | Wの検索 / 街を泣かせるもの |
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9月20日 | 3 | Mに手を出すな / 天国への行き方 |
| 諸田敏 | |
9月27日 | 4 | Mに手を出すな / ジョーカーで勝負 | |||
10月4日 | 5 | 少女…A / パパは仮面ライダー |
| 黒沢直輔 | |
10月11日 | 6 | 少女…A / 嘘の代償 |
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10月18日 | 7 | Cを探せ / フィリップはそれを我慢できない |
| 荒川稔久 | 田﨑竜太 |
10月25日 | 8 | Cを探せ / ダンシングヒーロー | |||
11月8日 | 9 | Sな戦慄 / メイド探偵は見た! |
| 三条陸 | 柴崎貴行 |
11月15日 | 10 | Sな戦慄 / 名探偵の娘 | |||
11月22日 | 11 | 復讐のV / 感染車 |
| 長谷川圭一 | 諸田敏 |
11月29日 | 12 | 復讐のV / 怨念獣 | |||
12月6日 | 13 | レディオでQ / 狙われたプリンセス |
| 石田秀範 | |
12月13日 | 14 | レディオでQ / 生中継大パニック | |||
12月20日 | 15 | Fの残光 / 強盗ライダー |
| 三条陸 | 柴崎貴行 |
2010年 1月3日 | 16 | Fの残光 / 相棒をとりもどせ | |||
1月10日 | 17 | さらばNよ / メモリキッズ |
| 長谷川圭一 | 諸田敏 |
1月17日 | 18 | さらばNよ / 友は風と共に |
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1月24日 | 19 | Iが止まらない / 奴の名はアクセル |
| 三条陸 | 石田秀範 |
1月31日 | 20 | Iが止まらない / 仮面ライダーの流儀 | |||
2月7日 | 21 | 還ってきたT / 女には向かないメロディ |
| 長谷川圭一 | 坂本浩一 |
2月14日 | 22 | 還ってきたT / 死なない男 |
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2月21日 | 23 | 唇にLを / シンガーソングライダー[41] |
| 三条陸 | 田﨑竜太 |
2月28日 | 24 | 唇にLを / 嘘つきはおまえだ[41] | |||
3月7日 | 25 | Pの遊戯 / 人形は手癖が悪い |
| 長谷川圭一 | 石田秀範 |
3月14日 | 26 | Pの遊戯 / 亜樹子オン・ザ・ラン | |||
3月21日 | 27 | Dが見ていた / 透明マジカルレディ |
| 三条陸 | 坂本浩一 |
3月28日 | 28 | Dが見ていた / 決死のツインマキシマム | |||
4月4日 | 29 | 悪夢なH / 眠り姫のユウウツ |
| 長谷川圭一 | 田﨑竜太 |
4月11日 | 30 | 悪夢なH / 王子様は誰だ? | |||
4月18日 | 31 | 風が呼ぶB / 野獣追うべし |
| 三条陸 | 諸田敏 |
4月25日 | 32 | 風が呼ぶB / 今、輝きの中で |
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5月2日 | 33 | Yの悲劇 / きのうを探す女 |
| 中島かずき | 石田秀範 |
5月9日 | 34 | Yの悲劇 / あにいもうと | |||
5月16日 | 35 | Rの彼方に / やがて怪物という名の雨 |
| 長谷川圭一 | 田﨑竜太 |
5月23日 | 36 | Rの彼方に / 全てを振り切れ |
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5月30日 | 37 | 来訪者X / 約束の橋 |
| 諸田敏 | |
6月6日 | 38 | 来訪者X / ミュージアムの名のもとに | |||
6月20日 | 39 | Gの可能性 / バッドシネマパラダイス |
| 三条陸 | 柴崎貴行 |
6月27日 | 40 | Gの可能性 / あなたが許せない | |||
7月4日 | 41 | Jの迷宮 / 猟奇的な悪女 |
| 長谷川圭一 | 石田秀範 |
7月11日 | 42 | Jの迷宮 / ダイヤモンドは傷ついて |
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7月18日 | 43 | Oの連鎖 / 老人探偵 |
| 坂本浩一 | |
7月25日 | 44 | Oの連鎖 / シュラウドの告白 | |||
8月1日 | 45 | Kが求めたもの / 悪魔のしっぽ | - | 三条陸 | 諸田敏 |
8月8日 | 46 | Kが求めたもの / 最後の晩餐 | |||
8月15日 | 47 | 残されたU / フィリップからの依頼 |
| 石田秀範 | |
8月22日 | 48 | 残されたU / 永遠の相棒 | |||
8月29日 | 49 | Eにさよなら / この街に正義の花束を |
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※11月1日は全日本大学駅伝中継、12月27日は小学生クラス対抗30人31脚全国大会2009年完全版スペシャル、6月13日は2010 FIFAワールドカップハイライトのため休止。
※朝日放送は全国高校野球選手権大会中継放送期間中(8月7日 - 8月21日)は当日の放送はされず、8月15日以降のレギュラー時間に遅れ分を放送し(8月8日=休止、8月15日=46話、8月22日=47話)、8月23日11:00から未放送分の48話を放送。
ビデオリサーチ調べ、関東地方
本記事では便宜上、Wが登場した劇場版としては2作目の『ビギンズナイト、MOVIE大戦2010』を「劇場版1作目」、3作目の『運命のガイアメモリ』を「劇場版2作目」として扱っている。平成ライダー作品の劇場版では珍しくTV本編と時間軸がつながっている[45]。
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(2009年8月8日公開)TVシリーズ放映開始に先駆け登場。ディケイドらオールライダーと大ショッカーの戦いに駆けつけ、ハーフチェンジ闘法でシャドームーンを翻弄した。次回作「MOVIE大戦2010」ではこの時に面識したことを互いに覚えていた。『仮面ライダーW 超全集』の「ガイアメモリの光と闇の攻防」でも正史に組み込まれている。『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(2009年12月12日公開)本作『W』の劇場版、W誕生秘話が明かされる「仮面ライダーW ビギンズナイト」、シリーズ前作『ディケイド』TVシリーズ最終話のその後を描いた「仮面ライダーディケイド 完結編」、そしてディケイドとスーパーショッカーの最終決戦にWが参戦、共闘する最終章「MOVIE大戦2010」の3部構成となっている。関連書籍ではTVシリーズの第12話と第13話の間の出来事であるとされている[46]。TVシリーズの第12-17話のOP及び提供画面ではこの作品のタイアップ映像が使用された。『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』(2010年8月7日公開)『W』初の単独映画作品。物語の時系列ではTVシリーズの第44話と第45話の間の出来事で、傭兵集団「NEVER」との戦いを描く。また、TVシリーズで登場した探偵事務所の依頼者や関係ある人物達が友情出演している。同時上映される『天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー』と共にデジタル3D映画。TVシリーズ第45話から最終話のOPと提供画面では、この作品のタイアップが使用された。『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』(2010年12月18日公開)『AtoZ/運命のガイアメモリ』の2D上映版エンドロール終了後、公開予告が発表された。本作『W』のTVシリーズの後日談と鳴海壮吉の過去が明らかになる番外編といえる劇場版「仮面ライダースカル メッセージforダブル」、シリーズ次作『オーズ』の劇場版「仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望」、Wとオーズが協力し、地球の“核”で邪悪なエネルギー集合体・仮面ライダーコアに決戦を挑む「MOVIE大戦CORE」の3部構成となっている。発売日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 |
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2010年 2月21日 | VOL.1 | もしも亜樹子が優秀な秘書だったら | ティーレックス・ドーパント |
3月21日 | VOL.2 | もしも亜樹子が市議会議員だったら | コックローチ・ドーパント |
4月21日 | VOL.3 | もしも亜樹子がメイドだったら | バイラス・ドーパント |
5月21日 | VOL.4 | もしも亜樹子が怪盗だったら | バイオレンス・ドーパント |
6月21日 | VOL.5 | もしも竜が探偵だったら | バード・ドーパント |
7月21日 | VOL.6 | もしも亜樹子がアイドルだったら | トライセラトップス・ドーパント |
8月6日 | VOL.7 | もしも亜樹子がマジシャンだったら | パペティアー・ドーパント |
9月21日 | VOL.8 | もしも亜樹子が【極妻】だったら | ナイトメア・ドーパント |
10月21日 | VOL.9 | もしも亜樹子が妹だったら | ウェザー・ドーパント |
11月21日 | VOL.10 | もしも亜樹子が殺し屋だったら | ジーン・ドーパント |
12月3日 | VOL.11 | もしも亜樹子がおばあちゃんになったら | ジュエル・ドーパント |
2011年 1月21日 | VOL.12 | もしも誰もがハードボイルドだったら | テラー・ドーパント |
劇中で「風都のラジオ番組」として登場するラジオ番組が実際に製作され、公式サイト『WIND WAVE』で配信されている。『仮面ライダー電王』『仮面ライダーキバ』でもインターネットラジオの企画は行われたが「劇中番組の再現」という形で行われるのは本作が初めてであり、内容も非常に作りこんである。配信番組は以下の4つ。
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わしお まちこ鷲尾 真知子Replace this image JA.svg生年月日1949年6月2日(73歳)出生地 日本・神奈川県職業女優、声優ジャンルテレビドラマ、映画活動期間1966年 - 現...
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はとやま えみりー鳩山 エミリー鳩山エミリ.jpg本名高見エミリー生年月日1955年2月11日(68歳)出生地東京都配偶者鳩山邦夫主な作品仮面ライダー表示鳩山 エミリー(はとやま えみりー、1955年...
魔神提督(まじんていとく)は、仮面ライダーシリーズに登場するキャラクター。目次1 概要1.1 『スカイライダー』1.2 『ロボット8ちゃん』2 武器3 能力4 脚注5 関連項目概要[]『スカイライダー...
鬼の鎧は、仮面ライダーシリーズに登場するアイテム。概要[]吉野の鬼舞神社で保管されていた猛士の武具。人間が着用すると鬼に近い能力を発揮でき、鬼の人数が足りない時代に用いられたと伝えられる。朱鬼が強奪し...
鬼の戦艦は、仮面ライダーシリーズに登場する乗り物。概要[]失われた鬼の切り札が揃う事により出現した、伝説の時を走る船。全長:4000m、全高:1700m、全幅:1240m。デンライナーをはるかに凌駕す...
鬼(おに)とは、日本の伝説に残る妖怪もしくは怪物の名であり、仮面ライダーシリーズでも様々な意味で用いられる。仮面ライダーシリーズでの「鬼」[]『仮面ライダー響鬼』 - 「音撃戦士」の通称。『仮面ライダ...
高鳥 蓮華(たかとり れんげ)は、仮面ライダーシリーズに登場するキャラクター。目次1 各作品での設定1.1 『仮面ライダーカブト』2 脚注3 関連項目各作品での設定[]演 - 手嶋ゆか『仮面ライダーカ...