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仮面ライダーストロンガー Stroger.jpg | |
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テレビドラマ | |
原作 | 石森章太郎 |
監督 | 塚田正熙、山田稔、田口勝彦、折田至、 内田一作、山崎大助、加島昭、石森章太郎 |
制作 | 毎日放送、東映 |
放送局 | 毎日放送・TBS系 |
放送期間 | 1975年4月5日 - 12月27日 |
話数 | 全39話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『仮面ライダーストロンガー』(かめんライダーストロンガー)は、1975年(昭和50年)4月5日から同年12月27日まで毎日放送・TBS系列にて毎週土曜19時00分から19時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第5作である。
前作『仮面ライダーアマゾン』までの「仮面ライダーシリーズ」は、関東地方ではNET系列で放送されてきたが、制作局の毎日放送が「腸捻転」解消のために朝日放送とネットチェンジしたため、この『仮面ライダーストロンガー』では、関東地方などではTBS系列での放送となった。
東映側としては、「毎日放送-TBS」という新しいネットワークでの初仕事でもあり、新味を求めた渡邊亮徳は平山亨を呼び、海外ドラマ『スパイ大作戦』をヒントに、「特殊能力を使い分ける五人の仮面ライダーが活躍する」という、「五人ライダー」の企画案を出した。平山はこれを毎日放送側に提示したのだが、「仮面ライダーシリーズ」を一作目から担当してきた毎日放送編成局映画部長の庄野至は、「ヒーローは一人であるべき」とし、これに反対。このため、従来通り、仮面ライダーは「ストロンガー」という単独ヒーローとなった。
こうして没となった「専門技能を具えた五人ライダー」の企画案であるが、これはそのまま東映にとって新しい「NET-朝日放送」というネットワークでの初仕事である『秘密戦隊ゴレンジャー』の設定に生かされることとなった。
本作では、「痛快明朗なる仮面ライダーの決定版」を目指し、シリーズ初の変身ヒロイン・電波人間タックルなどの新機軸を盛り込んでいた。デザイン画や設定に殆ど変更がないが、企画段階でのヒーローの名称は電気人間らしく「仮面ライダースパーク」であった。しかしこの「スパーク」は、ライオンが同年に発売した洗剤商品(「スパーク25」)で商標登録していたため、「ストロンガー」に変更された。
敵方のキャラクターとしては、「機械化した野獣」のコンセプトを基に、前作の「獣人」に代わり「奇っ械人」がネーミングされた。敵組織のブラックサタンの描写も、「サタン虫」なる奇怪な昆虫を人間の体内に寄生させて操るという不気味さが強調されていた。ストロンガーの「改造電気人間」に合わせ、「改造電波人間」、「改造液体人間」、「改造火の玉人間」など、イメージ的な共通性も採り入れられている。
後半からブラックサタンに代わってシリーズでも屈指の強敵集団であるデルザー軍団が新たに悪の組織として登場、タックルが戦死し、主役の仮面ライダーストロンガーがパワーアップ、歴代仮面ライダーが続々登場して作劇を大いに盛り上げた。キャラクター的にもブラックサタン編に劣らず怪奇性が強調されていた。
本作をもって視聴率不振の為、第1期仮面ライダーシリーズは終了し、番組枠は『まんが日本昔ばなし』に譲られる。ただし、完全に人気凋落と判断されたわけではなく、高視聴率の回もあった。荒木らが児童施設を慰問した際には、ストロンガーの姿を一目見ようと、歩行障害を持つ児童が歩いて見せたという奇跡的なエピソードも残っている。シリーズ打ち切りは、毎日放送の庄野部長らの、「仮面ライダーという歴史的なテレビシリーズを、陰りが見えてきたころのキリの良いところで終わらせよう」との意向によるものである。
「有終の美を飾りたい」との毎日放送側の計らいによって、 最終話は藤岡弘以下、歴代の仮面ライダーが素顔で全員客演し、原作者の石森章太郎も山田稔と共同で監督を務めるという布陣となっている。各俳優のスケジュール調整には相当な無理があったそうで、7人の仮面ライダー全員が素顔で揃ったのはこれが最初で最後であった[1] 。荒木しげるは平成仮面ライダーシリーズのヒットを受けてのインタビューで、「(自分が主役のストロンガーの最終回に)諸先輩がかけつけてくれたのは光栄だったし、本当にこれで終わりなんだなぁと思ったのに、まさかあれから30年経っても仮面ライダーをテレビでやっているとは思わなかった」と語っている。
また、本作の最終回の予告では「仮面ライダーストロンガー最終回」ではなく、「仮面ライダー最終回」とアナウンスされている。その後、1979年の『新・仮面ライダー』までシリーズは休止となった。平山亨プロデューサーによると、当初の予定では52話(4クール)を予定していたとの事である。テンプレート:ネタバレ
主人公・城茂(じょう しげる)は、悪の組織ブラックサタンに殺された友人・沼田五郎(ぬまた ごろう)の仇討ちの為、自ら進んでブラックサタンの秘密基地に乗り込み、改造手術を受けて電気人間となった。自己催眠装置によって脳改造を免れ、大首領への宣誓の場にて反旗を翻し秘密基地を脱走、その際に救出した電波人間タックルこと岬ユリ子(みさき ユリこ)と共に、ブラックサタンやデルザー軍団が送り込む奇械人や改造魔人との戦いを繰り広げる[2]。
本作以前の仮面ライダーシリーズに登場してそれぞれ日本を守った仮面ライダーたち。アマゾン以外の5人ライダーはGOD機関壊滅後も世界各地で秘密結社ゲドンやガランダー帝国の海外支部と戦いを続け、アマゾンが南米へ帰還した後もブラックサタンのスパイと各地で戦っていた。そしてデルザー軍団を追って海外から次々帰国し、35話のV3を機に、ストロンガーと共闘する。
本郷猛 / 仮面ライダー1号デルザー軍団の日本総攻撃を察知してアメリカから帰国。2号と共に38話から登場した。魔の国では2号と共に「伝説」とされ、その存在を認識されていなかった。実力は相変わらず健在で必殺のライダーキックでマシーン大元帥の戦意を削ぎ、またヨロイ騎士と一対一で戦い捕獲するなど、デルザー改造魔人以上の実力を見せつけた。大首領戦で先頭に立って戦い、ラストシーンでは主役のストロンガーを差し置いてセンターポジションで走るなど、歴代仮面ライダーのリーダー格とも取れる演出がなされている。初登場の38話では変身後の姿のみで、続く39話では本郷の姿もあるが変身シーンはない。かつての「ゲルショッカー編」を彷彿とさせる皮ジャン姿で登場を果たしているが、原点である「青年科学者」を象徴する背広姿での客演も検討されており、実際にスチール撮影も行われている[5]。一文字隼人 / 仮面ライダー2号インドから帰国し1号と共に38話から登場してストロンガーを助けた。最強の改造魔人であるマシーン大元帥に一対一で対戦し、当初は互角に戦っていたが次第に押されてしまう。しかし1号、ストロンガーの支援と、囚われていたV3達の解放で形勢逆転する。初登場の38話では変身後の姿のみで、続く39話では一文字の姿もあるが変身シーンはない。風見志郎 / 仮面ライダーV3歴代ライダーの中で最初に登場し、35話から合流。マシーン大元帥を追ってエジプトより空路で大阪国際空港[6]に入り、マシーン大元帥の上陸した神戸港[7]へ向かった。上陸直後の大元帥と互角以上に渡り合い、必殺のV3キックで大元帥を敗走させ、ヘビ女に電気パワーを吸収され窮地に陥っていたストロンガーを助けた。歴代ライダーのストロンガーを除いた中では唯一、ジェネラルシャドウとの対戦経験を持つ。変身ポーズの効果音が変更されている。37話では互いを知らず対立状態になっていたストロンガーとライダーマンの仲裁役に回った。その後ライダーマンと富士ダム破壊の阻止に向かった際、磁石団長に不覚を取り、地震発生装置の地割れにより地中に落ちライダーマンと共に捕まってしまうが、Xとアマゾンに救われ戦線復帰した。結城丈二 / ライダーマン37話から登場しヨロイ騎士を追ってギリシャから帰国。ヨロイ騎士を追っていた際、ストロンガーを敵だと勘違いして対立してしまうが、V3が駆けつけ仲裁に入ったため和解。彼らしく猪突猛進ぶりも健在である。かつて日本で共に戦った関係からV3とコンビで戦う事も多く、V3と富士ダム破壊の阻止に向かった際にはヨロイ騎士に敗北し、V3と共に捕まってしまうが、Xとアマゾンに救われ戦線復帰。今回、主要武器である「カセットアーム」は使用されなかった。神敬介 / 仮面ライダーX36話からヨロイ騎士を追ってスペインから帰国。主要武器である「ライドルスティック」を駆使してヨロイ騎士と互角の強さを見せ、後に合流したアマゾンとの連携でストロンガーを支援した。最終話ではアマゾンと共にV3、ライダーマンを地下牢から救出、アマゾンと共にヨロイ騎士を遥かに凌駕するジャンプ力をみせつけた。「大変身!」と叫んで変身するが、V3同様変身ポーズの効果音が変更された。アマゾン(山本大介) / 仮面ライダーアマゾン前作の最終回で南米へ帰還した後、新たに出現したブラックサタンの南米支部と戦い、これを撃破。間を置かずに姿を見せたデルザー軍団の磁石団長が日本へ向かったので、これを追って36話で南米から帰国。爆薬の仕掛けられた四日市石油コンビナートを背にヨロイ騎士と戦うXを援護、ヨロイ騎士の「高速熱線」による爆破を阻止し、1号・2号の帰国を知りストロンガーの救助は彼らに任せ、ヨロイ騎士達の破壊活動をXと共に阻止した。最終話ではXと共にV3、ライダーマンを地下牢から助け出していた。立花藤兵衛3話より登場し、ブラックサタンの存在を知り、城茂、岬ユリ子に協力する。X、アマゾンの時とは違い、新しい仮面ライダー(ストロンガー、タックル)と対面しても驚いた描写はなかった。茂からは「オヤジさん」、ユリ子からは「おじさん」と呼ばれている。以前の様に定住しておらず、ジープで茂達の旅に同行している。前作までの様な協力者と言うよりはコメディーリリーフ的要素がやや強くなっている。人質にされる事も度々あったが、的確なアドバイスや戦闘員とも互角に戦う事に関しては変わっていない。ブラックサタン壊滅後は茂、ユリ子と共にひと時の平和を味わうが、新たに登場した鋼鉄参謀にストロンガーが全く敵わないのを見てデルザー軍団に驚異を感じる。ドクターケイトの毒に侵されたユリ子の身を案じながらも茂には、この事は伏せる様に彼女から頼まれる。彼女が戦死した直後、茂と共に涙し、その墓前で茂と共にデルザー軍団の打倒を誓う。ストロンガーの強化を経て次々と帰国する歴代ライダーの取りまとめ役も行い、デルザー軍団壊滅後 長い戦いが終わった事を悟った。7人ライダー全員から「オヤジさん」と呼ばれ最後まで仮面ライダーの父親的な立場を演じた。ガランダー帝国壊滅後に現れた暗黒組織。人間の耳から脳内に侵入し、肉体を乗っ取る恐るべき怪虫「サタン虫」を使って全人類支配を企む。ショッカーからデストロンまでの三組織を操っていた首領と同じ声の「ブラックサタン大首領」によって統括され、世界中に支部を持つなど、組織としては原点回帰的な側面を持つ。組織員は改造手術の後、忠誠の誓いを立てる。また儀式を行う際は、白、または黒の三角頭巾の長衣をまとう。他組織との関連があるのか、第13話では「奇っ械人の墓場」に『仮面ライダーV3』のデストロンの怪人「ピッケルシャーク」の姿が見られたほか、第17話でのタイタンの復活の儀式には、『仮面ライダーX』のGODの怪人である「アリカポネ」が奇っ械人に交じって参列していた。動植物と機械が融合したフォルムの怪人「奇械人(奇っ械人)」にサタン虫をとりつかせ、尖兵として操る。大幹部は紳士タイタンが変身する一つ目タイタン(後に百目タイタン)、雇われ幹部のジェネラルシャドウ、最高幹部のデッドライオンである。第26話で、大首領に用済みとされて怒ったジェネラルシャドウが起こしたクーデターにより、組織は内部分裂をおこして壊滅状態に陥った。さらにブラックサタン大首領はストロンガーによって倒され同時に本部も爆発、ブラックサタンは壊滅した。しかしジェネラルシャドウは自身の故郷である「魔の国」から、ブラックサタン大首領すら戦慄させる恐るべき軍団を呼び寄せていた。
ブラックサタン大首領[]『仮面ライダーアマゾン』以外の作品に登場する首領と同様に、アジト内で声のみで司令を発する。タイタン、デッドライオンの組織直系幹部を重用し、外様であるジェネラルシャドウはあまり信用していない。そのため、一度戦死したタイタンを復活させている。その正体は全てのサタン虫を統括する、巨大なサタン虫だった。瞬間移動が出来、腕に猛毒を持っている。デルザー軍団の出現を察知して逃亡を図るが、ストロンガーの電パンチ、電キックを浴び、倒された。
大幹部[]タイタンブラックサタン日本支部の初代大幹部。普段は謎の紳士「Mr.タイタン」として行動し、前線で戦闘員や奇っ械人を指揮する。移動の際は運転手を使わず、自らフォルクス・ワーゲンを運転する姿が見られた。人間態を演じた浜田晃自ら変身態を演じることも多かったという。平山亨の著作などでは、「『タイタン』という名は本名。作中で見せた人間体が本来の姿で日系だが国籍は不明。潔癖症の性格が屈折して悪の道を歩むようになり、ブラックサタンに入って一つ目の火の玉人間になるように改造手術を受けた。その後ブラックサタン地下要塞建設に功があり、地底の奇械人を支配する魔王に任命された」という劇中で語られていないプロフィールが設定されている。Mr.タイタン三つ揃えのスーツに色つきのメガネを常用したダンディな青年で、煙草ホルダーで紙巻き煙草を常に吹かしている。冷徹な性格で、潔癖症の気が見られ、他者と接触しただけで背広をとりかえている。戦法としては合理主義者で、配下を捨てゴマとしか見なしておらず、任務遂行を最優先とし仲間の犠牲も厭わない。しかし、任務遂行のためであれば奇械人に対しても「ブラックオートバイ部隊」等を差し向けて援護する事も度々ある。そういった姿勢ゆえ、首領からの信望は厚い。策士でもあり、城茂に対して高額報酬と幹部の地位を見返りに、ブラックサタンへの誘い入れを試みたことがある。変装が得意で、焼き芋屋の姿で監視を行ったこともあった。字幕テロップはシリーズ通して「謎の紳士/タイタン」[8]とされ、「一つ目タイタン」「百目タイタン」の明確な分類はなく、ストロンガーやジェネラルシャドウからも劇中一定して自他称併せて「タイタン」と呼ばれていた。但し、21話等で変身時に「百目タイタン」と自ら名乗る場面はある。一つ目タイタン第1-13話に登場した「改造火の玉人間」。前線で戦うことも多く、「火の玉スカーフ」などの火炎技のほか、リボルバー状の「タイタン破壊銃」も用いる。エネルギー源はマグマ。目玉を壁などに貼り付け、監視に用いる。最終決戦を期して、第13話で体内のマグマを通常の8万度から3倍の24万度に上げた。ストロンガーの技をことごとく跳ね返しストロンガーを窮地に立たせるが、海中に投げられて急激に体を冷やされ、マグマを噴き出しながら爆死する。オカルティストであり、打倒ストロンガーの呪いを込めた黒魔術の儀式を執り行うこともあった。百目タイタン第17-23話に登場。ブラックサタン「呪いの棺の儀式」により、タイタンが強化復活したもの。ストロンガーと同等かそれ以上の力を持つ。「ファイヤーシュート」などの火炎技のほか、返し技を多く持ち、ストロンガーの電気技を跳ね返す。性格としては以前と変わっておらず、雇われ者のシャドウと反目し最高幹部の座を争い、人質を取ったり部下を捨て駒にするなど目的の為に手段を選ばない行動も変わらず。最終決戦前に、「地底王国の魔王[9]」との身分が明らかにされた。後に自らを以前の30倍の強さに強化して自身の故郷である地底王国でストロンガーに挑むが、無理なパワーアップのため肩からマグマが噴出してしまう。そこにダブルキックを受けて致命傷を負い、ストロンガーを道連れにしようとするが失敗。全身からマグマを噴き出しブラックサタンの栄光を讃えながら死亡。デッドライオン第25-26話に登場。大首領との謁見が唯一許されているブラックサタン最高幹部。大首領からの信頼も厚く、その証拠に組織の最高機密が隠されているサタンのペンダントを所有している(このことがジェネラルシャドウ離反のきっかけとなった)。右腕のデッドハンドを用いた技を多く使う。部下として活動したのは奇械人アルマジロンだけ[10]だが、タイタンやシャドウの様に指示や援護を行うのではなく直接アルマジロンと共同戦線を行っている。ブラックサタン壊滅後、消息を絶った。映像では途中で急に姿を消してしまい、それきり退場してしまうが、これは「ブラックサタン大首領の最期」や「デルザー軍団の登場」というイベントに尺を取られ、本来行われる筈のデッドライオンの戦闘シーンが放送枠に入りきらず、カットされたため[11]。平山亨の著作などでは、「元は普通の人間だったが、本名やブラックサタンに志願した動機等は不明。改造手術を受けて奇械人デッドライオンとなるも、その能力は従来並みの奇械人と同等であったが、知略を用いて組織内で功績を上げて大幹部にまで昇格した」という劇中で語られないプロフィールが設定されている。ジェネラル・シャドウ#ジェネラル・シャドウ(ゼネラル・シャドウ)を参照。戦力[]サタン虫髑髏と蜘蛛を掛け合わせた不気味な姿の怪虫。人間の耳の穴から脳髄に入り込み、その人間を意のままに操る。奇械人の体内にも棲んでいる。秘密結社ブラックサタンはこのサタン虫を多数繁殖させており、これを使って人間を支配するのが目的である。またブラックサタンの改造人間であるストロンガーとタックルもサタン虫を自由に操れると思われるが、劇中では語られていないので不明。企画書でも列記されている演出ポイントとして、サタン虫が人間に寄生する場面が、レントゲン写真風に不気味で印象的なものとして描かれた。第10話では、全く同じ見かけの虫が「ガンマー虫」として登場し、サタン虫と同様の描写が行われたが、両者が同じものかどうかは不明。奇械人(奇っ械人)「きっかいじん」と読む。ブラックサタンの擁する改造人間で、企画段階の名称は「カイボーグ」。人間性の徹底的な欠如が特徴で、シリーズ従来の怪人に比べて外見がメカニカルになっており、「機械生命体」ともとれる描写となっている。本体であるサタン虫を耳などから人間の体内へ進入させて肉体を相手と同化し、寄生して人間を操ることができる。怪人自ら人間に抱きついてサタン虫を人間に寄生させ、「奇械人、乗り移り」の叫び声で人間に憑依することができる。乗り移られた相手は、耳たぶに黒い「★」印が浮き出る。前シリーズまでにまま見られたような、乗り移った怪人(奇械人)が死んで、乗り移られた人間が死ぬというようなことはなかった。ブラックサタン戦闘員黒ずくめの覆面と全身タイツを着用した軍団の戦闘員。黄色いアイキャップとマフラーをしていて、ミミズクかネズミをモチーフとしたような耳状の長い突起を頭頂部左右につけている。茂は「ネズミども」と呼んだことがある。背中に爆弾を装備して自爆攻撃を行うなど使命のために生死を厭わない。全員「サタン虫」を体内に宿しており、「ニュウ」という奇声を発する。人間に自由に変身し、破壊活動に暗躍する。シャドウに切断処刑された際の死体の断面は機械が露出するものだった。「ブラックオートバイ部隊」として、無線によりタイタンが命令を下すオートバイ部隊も編成した。儀式の際には三角頭巾をつけた白ずくめの長衣を見につける。また、第22 - 23話ではタイタン配下の白装束の戦闘員「死の使い部隊」として登場、隊長は銀の装束を着ていた。第14 - 38話に登場。自らスペードのキングを名乗る不敵な男。戦士と策士の両方の面を持つ。ストロンガーを倒す目的を果たす為に遙か地底に存在する「魔の国」からやって来た。ブラックサタンの雇われ幹部として活動していたが、あくまで正面からストロンガーと戦うことを望んでおり、その為タイタンの卑怯な作戦には不快感を持っている。「シャドウ剣」という細身の剣を武器とし、変幻自在なトランプを用いた幻惑技も多用する。また、名前の由来でもある影すなわち分身を使う。占いにより行動を決めるが、自らの敗北(死)までトランプ占いで知ることとなる。
他人から指図されるのが嫌いな性格で、ブラックサタンに対しては面従腹背の姿勢をとる。ストロンガーと秘密裏の接触を繰り返してタイタンに不利益な情報を教えたり、デッドライオンが最高幹部に迎えられたことへの報復にブラックサタンを壊滅に追い込んだりと暗躍する。性格は気分屋で、女子供は殺さない主義らしく、無意味な殺生もあまり行っていない。ただし、ブラックサタン時代は大幹部として任務を遂行するために、人質をとってストロンガーの動きを封じ、奇戒人を援護したこともあった。改造魔人を呼び寄せたことにより間接的にユリ子を死に追いやっているため、茂にとっては因縁の相手でもある。
ブラックサタン壊滅後は、自身の故郷である魔の国から改造魔人の「デルザー軍団」を呼び寄せる。ブラックサタン時代とは一味違う策士ぶりを見せ、集結した改造魔人たちに「ストロンガーを倒した者がデルザーのリーダーとなる」と立案。以後「打倒ストロンガー」を巡って熾烈な争いが軍団内で繰り広げられる。デルザー軍団結成後はマントを着用するようになる。
ライバルの改造魔人たちが次々とストロンガーに敗れ去るのを横目で見ながら、自身ストロンガー打倒の機会をうかがっていたが、マシーン大元帥の登場によりリーダーの地位を奪われた。ストロンガーと決着を着ける為に彼と戦い、「チャージアップストロンガー」をシャドウ剣に全身のシャドウパワーを込めることであと一歩のところまで追い詰めたが、超電稲妻キックを受けデルザー軍団を称えながら爆死した[12]。
オープニングクレジットでの記名は、一貫して「ゼネラル・シャドウ」となっていた。また、最終話には登場していないにもかかわらずクレジット記名されていた。各種図鑑などでは「ジプシーの改造魔人」(つまり軍団中では魔人の一人ではあるが、彼は人間の血も引いている)と記載されているが、劇中において出自に関する説明はなかった。
武器・技シャドウ剣第14話で初使用したフェンシングの剣に似たシャドウ専用の細身の剣。主にストロンガーとの戦いで使用された他、V3との戦いでも使用された。最後はシャドウが全身のシャドウパワーを集めたため威力が強化されチャージアップストロンガーのカブテクターを貫き、茂に深手を負わせる威力を見せた。トランプシャドウが装備している特殊なトランプでカード占いに使用される他、様々な必殺技を繰り出す強力な武器となる。シャドウ剣と同じくシャドウの主力武器の一つ。巨大なスペードのキングのカードに変身して飛行することもある。トランプカッター巨大なトランプで敵を切断する。部下への斬首処罰の為にも使用。シャドウ分身トランプを用いて自身の分身を作り出し、相手を攻撃したり幻惑する技。ストロンガーも実体を発見するのに苦労することも多かった。ストロンガーとの最終決戦では火炎放射と併用した。トランプショットトランプの札が爆弾となり、投げつけて攻撃する。トランプフェイド劣勢時の撤退などに使用される瞬間移動技。大量のトランプを撒き散らしテレポートする。トランプパンチトランプの札を投げつけて敵にぶつける技。ユリ子を失神させた。等身大トランプ自身の身長と同じぐらいに巨大化させたトランプで相手を幻惑したり、トランプからの火炎放射で敵を攻撃する。マントフェイドデルザー所属後に着用しているマントに身を隠し瞬間移動する技。シャドウ・パワーストロンガーとの最終決戦の際、超電子ダイナモ(チャージアップ)に対抗して使用。恐らく最後の切り札の能力で、結局はストロンガーに倒されたものの、超電子エネルギーを使い果たさせる功績を残す。ゲスト出演ブラックサタン壊滅後、組織に見切りをつけていたジェネラル・シャドウが自身の故郷である魔の国から呼び寄せた、死と不吉を象徴する数字である13人[13]の改造魔人達によって構成された新組織である。結成初期にはシャドウを含む8人のメンバーが集結し、後に残りのメンバーが参戦することになる。シンボルマークは「蛇」を「d」に見立てたもので、ジェネラルシャドウ以外は全員このシンボルのついたベルトを着用している。
デルザー軍団の改造魔人達は、主に西洋や中東に伝わる神話・伝説上の魔物(の子孫)や不死者が更に改造された者達で構成されている戦闘集団である。ブラックサタン大首領ですら戦慄するほど実力はすさまじく、個々の能力差はあるが、最低でもショッカーからブラックサタンの大幹部クラス(改造された状態)と同等の実力を持ち、さらにストロンガーの主力エネルギーである電気エネルギーも吸収かつ跳ね返せるため(ただし、水中ではやられてしまう)、初期のストロンガーの能力では殆ど歯が立たなかった。組織の規模はそれほど大きくはないが戦闘力では前組織のブラックサタンをはじめ歴代の暗黒組織を遥かに凌ぐ過去最強の戦闘力を誇る組織である。
最大の特徴は明確なリーダーが存在せず、組織内(団員間)のヒエラルキーが基本的に存在しない事である。登場時にジェネラルシャドウが実力主義のもと、「仮面ライダーストロンガーを倒した者がリーダーとなる」というルールを提唱。全員賛同のもと、団員同士の激しい競争が繰り広げられた。しかしストロンガーが超電子人間となりパワーアップしたことからたちまち形勢を逆転され、ジェネラルシャドウが呼び寄せた第一陣の改造魔人達はほぼ壊滅状態になる。しかしエジプトから軍団の実権者である半機械人のマシーン大元帥率いる第二陣が来日すると、大元帥はジェネラルシャドウの指揮権を剥奪、仮面ライダー打倒よりも従来の侵略活動に重きが置かれる様になり、日本各地で破壊活動を始めた。しかしストロンガーや帰国した6人ライダーの活躍によって次々に作戦を阻止されるようになり、第39話で立花藤兵衛を人質にとって再生怪人達と共に7人ライダーに最終決戦を挑んだ。マシーン大元帥もストロンガーの電パンチにより倒され、組織は壊滅する。しかしデルザー軍団を操っていた真の支配者は奇岩山に潜んでおり、ショッカーを始めとする歴代組織を操っていた大首領が遂に姿を見せる。7人ライダーは体内に潜入し本体と対峙するも、大首領は自ら大爆死を起こす。これによりすべての悪の根源は倒された。
第一陣の改造魔人[]ジェネラルシャドウの計画に賛同し日本に集結した改造魔人達。対ブラックサタンのクーデターではジェネラルシャドウがリーダーを務めていたものの、各改造魔人は大幹部クラスの同格である故に互いの対抗意識が強く、当初より組織の主導権を巡って争いの火種があったと思われる。その上ストロンガー抹殺を条件にしたリーダー争いの要素が加わったため、歴代最高の戦力を誇る組織が同時に最低の結束力しか持たないという皮肉な状態に陥ることとなった。
鋼鉄参謀第26-29話に登場。鋼鉄の鎧を身にまとい、巨大な鉄球を振り回すデルザー軍団最初の刺客。卑劣な性格の改造魔人が殆どの軍団内で、真正面からの堂々とした正攻法の戦いを尊ぶ武人。その為に荒ワシ師団長とは仲が悪い。体がとても頑丈で普通の攻撃ではビクともせずストロンガーを苦しめた。また怪力の持ち主でそのパワーはストロンガー以上。また電気技も跳ね返す。鉄球攻撃の際に「スティールッ(STEEL)!」といった独特の掛け声を発する。弱点は酸性物質。最期はストロンガーにケイトの酸性毒ガスを浴びせられて弱体化したところに電キックを受け、爆死。ストロンガーを最も苦しめた魔人の一人である。「ヨーロッパの黄金魔人の子孫」と設定している文献もあるが、劇中では語られていない。ゲスト出演第一陣壊滅直後日本列島へ襲来した。第一陣と異なり上下関係が成り立っており、ジャネラルシャドウ直属とマシーン大元帥直属の二派に分けられている。
ヘビ女第34 - 35話に登場。ジェネラルシャドウを「シャドウ様」と呼ぶ。シャドウの片腕と呼ばれ、新戦力として呼び寄せられた蛇の改造魔人。デルザー軍団内では唯一、名前の肩書部分が称号や地位・階級を表すものではない。左手がメカニカルなヘビの頭になっていて、その口から火花を出して攻撃出来る他、自身もヘビに姿を変えたり、相手をヘビ人間に変えて操る催眠術も使える(ヘビ人間にされた者は額にある赤い鱗をはがせば元に戻る)。また自身が吸血を行った相手に毒液を注入する能力や、電気エネルギーを吸い取るマントを持つ。最期はV3の援護を受けたストロンガーの超電大車輪キックに敗れ去った。本作終了後の特番『全員集合!7人の仮面ライダー!!』で再登場する。「ゴーゴンの子孫」とする文献もあるが、劇中では語られていない。マシーン大元帥第35 - 39話に登場したデルザー軍団の統率者である最強の半機械魔人。エジプトからやってきた改造魔人で、古代エジプト王家の棺に眠る形で神戸港に上陸した。軍団きっての実力者であり、ジェネラルシャドウはその姿を見ただけで畏れ慄いたほどで、着任後、デルザーのリーダーとなる。シャドウからは疎まれてはいるが、自身はシャドウのことを高く評価しており、シャドウが妨害工作を行った際には、シャドウの意思を尊重してストロンガーとの決闘を許可するという寛大な面を見せた。身体は「ライダーキック」や「V3キック」の直撃に耐える程強靭で、頭部にレーザー砲を持ち、三角状の魔のピラミッドレッドバリヤーで相手を閉じ込める。他にも相手の足に付着して固まり、自由を奪う赤い液体を駆使する。磁石団長とヨロイ騎士を率いて破壊活動を行うが、彼らを追って日本に戻ってきた歴代ライダーとストロンガーの猛攻に苦戦する。改造人間をも撃ち殺す黄金の機関銃を装備しており、2号ライダーとの戦いや捕らえた城茂を銃殺しようとした時に構えているが使用されなかった。3人の仮面ライダーを捕虜にした際にはカブトローを運転した。最終決戦においてストロンガーを道連れに自爆を図ろうとするが失敗し「デルザー不滅」を唱え爆死した。図鑑などでは「ミイラ男の子孫」とするものもあるが、これは劇中で語られている設定では無い。磁石団長第36 - 39話に登場。マシーン大元帥が南米のアマゾンから呼び寄せた半機械魔人で、日本に来るまではアマゾンライダーと戦っていた。大元帥の腹心で、磁力を操る。短気で粗暴な性格で、主に破壊活動を行った。シャドウのことは見下している。最終決戦にて再生怪人やヨロイ騎士と共に、7人ライダーによって倒された。ストロンガーとは3度までも対戦したが何れも敗走もしくは捕獲された。作戦遂行能力は高く、ジャンボジェット機の墜落も一時は成功を収め、ヨロイ騎士と共に「地震発生装置」を使って行った「富士ダム破壊」は完全に成功し、同時にV3とライダーマンを捕獲している。掛け声は「シャーイ(磁石の「しゃく」の変形)」若しくは「シャークゥ」。「ブロッケンの妖怪の子孫」とする文献もあるが、劇中では語られていない。3人の仮面ライダーを捕虜にした際にはハリケーンを運転した。ヨロイ騎士第36 - 39話に登場。マシーン大元帥がスペインからギリシャ経由で呼び寄せた半機械魔人で、日本に来るまではライダーマンやXライダーと戦っていた。大元帥の腹心で剣技に秀で、2本の剣を交差させ「高速熱線」を発する。当初は磁石団長と二面作戦を取っていたが、結束するライダー達の強力さに共同作戦へ移行する。ストロンガー、V3、ライダーマンを捕えた時「Xライダーとアマゾンを捕まえれば、仮面ライダーは全て生け捕り」と言った磁石団長に対し、1号と2号の存在を促している等、冷静沈着かつ勇猛果敢な性格で、主に作戦を妨害しようとするライダー達を迎撃した。マシーン大元帥同様にシャドウのことを高く評価しており、シャドウがストロンガーとの戦いで戦死した際は仇をとる発言をした。3人の仮面ライダーを捕虜にした際にはライダーマンマシンを運転した。最終決戦にて再生怪人や磁石団長と共に、7人ライダーによって倒された。2号を除いた全ての仮面ライダーとの対戦経験を持つ。掛け声は「カチュウ(甲冑の変形)」。「バイキングの子孫」とする文献もあるが、劇中では語られていない。デルザー軍団大首領[]デルザー軍団を操っていた支配者であり、また仮面ライダーたちが戦ってきた歴代組織(ショッカー~ブラックサタン)を影で操っていた黒幕。最終回で姿を現した。
身長数十メートルの岩石の巨人で、通称『岩石大首領』と呼ばれ、巨体を生かしたパンチやキック、両目からの破壊光線で攻撃する。また奇械人やデルザー改造魔人を復活させる能力を持つ。デルザー軍団のアジトである奇厳山に「人面岩」として潜み、デルザーとライダーの死闘を監視していたが、マシーン大元帥死亡後に全身を現した。本体は、体内に潜んでいた「一つ目の巨大な脳」という生命体。敗北を認め「宇宙に還る」と言い残し自爆するが、生死は不明。
後のシリーズに出てくるネオショッカー大首領、テラーマクロ、悪魔元帥と同じくB26暗黒星雲からやってきた宇宙生命体とする文献もあるが繋がり等の詳細は不明[14]。
ゲスト出演ショッカー首領がオーズ タマシーコンボに倒されると真の姿を現して登場。NEW電王と28人ライダーを圧倒した。デルザー軍団戦闘員[]各改造魔人に付き従う兵士達。黒ずくめの全身タイツのコスチュームは共通しているが、顔にはそれぞれの上官を象徴するデザインの面を付けている(ドクターケイトの戦闘員は花型、ドクロ少佐の戦闘員はドクロ型、オオカミ長官の戦闘員は満月型)。
大幹部クラスの改造魔人直属の戦闘員だけに、並みの戦闘員以上の戦闘力を有する。鋼鉄参謀の戦闘員は鎖が武器、荒ワシ師団長の戦闘員は空を飛べる。ドクロ少佐の戦闘員は忍法を使い、岩石男爵の戦闘員は岩石に変身して転がって攻撃できる。隊長ブランクの戦闘員は上司同様の狙撃銃が武器で、ヘビ女の戦闘員はヘビに変身できる。マシーン大元帥の戦闘員はマシンガンが武器で、磁石団長の戦闘員には科学者タイプもいる。
33話のみ登場したシャドウの戦闘員は上面から撮影されており、仮面ははっきりと確認できず、1度もストロンガーと戦っていない。
スーツは使用済みのブラックサタン戦闘員の改造流用だと思われる。
カブトムシをモチーフとする改造電気人間であり、城南大学の学生だった城 茂がブラックサタンに改造された姿。電気人間の名の通り、体内に強力な発電機を持ち、そこから生み出される電気を用いた技を得意とする。両手がコイル状に形成されており変身に際し右手がプラス電極、左手がマイナス電極になっており、これを接触させる事で体内の発電装置を作動させ完了する。その為、素顔時は常時手袋を着用している。ジャンプ力90m。タックルの死後ブラックサタンの科学者でデルザー軍団に恨みを持つ正木博士によって更なる改造を受け、電気人間から超電子人間に「チャージアップ」する力を身につけた。胸の赤色のプロテクターには、ストロンガーの頭文字であるS字のマークが付いている。身体にある赤いラインはアースの役割りを果たしている。変身直後のエネルギー量は凄まじく、飽和状態となり火柱が立つ程である。
変身後に決め台詞が存在し、また、その口上の長さから第5話以降では一部のフレーズが省略されるケースもあった。バージョンとしては高所から敵を見降ろして一気に述べる口上と戦闘員相手に殺陣(戦闘)を行いながら述べるバージョンがあり『新・仮面ライダー』にゲスト出演した時は戦闘員を一人倒すごとに一節を述べる後記述のものが再現された。
必殺技(その他の能力)[]ストロンガー電キックメインの必殺技。空中前方宙返りとともに電気エネルギーを体に集中、体を赤熱させながらキックする。蹴り込む際に10万ワットのエネルギーが注ぎこまれる。空中で静止している様に見える程、滞空時間が長い。正確にクリーンヒットせずとも触れただけで瞬時に体内のメカをショートさせてしまう。従来の改造人間とは違い鋼鉄製の奇械人には絶大な威力を発揮する。ブラックサタンの奇械人のうち、ガンガル、オオカミン、サソリ奇械人、トラフグン、ワニーダ、モウセンゴケ、カメレオーン、クモ奇械人、メカゴリラ、クワガタ奇械人、ブブンガー、コウモリ奇械人、電気エイ、毒ガマ、アリジゴク、サメ奇械人、ドクガラン、ハサミガニ、アルマジロンを倒した。ブラックサタンの大首領もこの技で倒したが、デルザー軍団の改造魔人にはあまり通用しなかった(倒せたのは弱体化した鋼鉄参謀のみ)。ストロンガーダブルキック電キック同様にエネルギーを集中してから、両足で左右の肩にキックする。主に同時に2人の戦闘員を倒す時に使用。百目タイタンに致命傷を負わせた。エレクトロキックアームを擦り合わせて電気エネルギーを充填して蹴りを入れる。対デッドライオン戦で使用。反転キックけん玉の要領で両足をそろえてキックする技らしい。電パンチ敵を殴りつけると同時に1万ボルトの高圧電流を流し込む。スタンダードな技だが、マシーン大元帥を倒している。ウルトラパンチ体を回転させ、その遠心力でパンチを放つ。電チョップチョップとともに高圧電流を流し込む。エレクトロファイヤーアームを擦り合わせて作り出した電気エネルギーを、導電体を通して離れた敵に流す。変身前も手袋を外す事で簡易型は使用可能。荒ワシ師団長を倒した水中エレクトロファイヤーもある。「ストロンガー電ショック」とも呼ばれることもある。電タッチアームを擦り合わせて電気エネルギーを充填してから敵に触れる。簡易「電タッチ」は手袋を外す事で変身前も使用可能。電ショック打撃と同時に電気を注ぐ。OP主題歌のフレーズに登場しているため知名度は高いが、本編での使用頻度は低い。電気ビーム指先から放電する。電気ストリーム腕を水中に突き入れて、数百万アンペアの電流の渦を発生させる。奇械人ゴロンガメ、クラゲ奇械人を倒した。エレクトロウォーターフォール地面から電気の滝を噴出させる。カマキリ奇械人を倒した。エレクトロサンダー人工的に落雷を起こす。奇械人ハゲタカンを倒した。反転ブリーカー敵をつかんでジャンプ、空中で逆さにして頭から地面に叩きつける。対鋼鉄参謀戦で使用。電気マグネット自らを電磁石に変える。マグネットパワーチェンジ自らの磁極を変える技。磁石団長戦で使用。反磁力線強力な反磁力線を作りだし、金属を押し戻す。「電気マグネット」とは逆の効果があり、高速で落下するジェットコースターをも押し返す威力がある(3話)電気分解自分の身体を電気的に分解する。火葬場から脱出する時に使用。ライダービデオシグナル一種の記憶再生装置。敵の動きを分析する。カブトショック(触覚)の額のランプによる能力。カブトキャッチャーカブトショックにあるラインによるレーダー装置。索敵能力があり、変身前でも使用可能。また遠距離用だけではなく、分身する敵の本体見抜く事も出来る(ジェネラルシャドウ戦)ストロンガーバリア電気によりバリアを作る。同等の能力をV3、Xも持っている。バッテリーショート奇械人、戦闘員用ではなく、敵の乗用車に使用。その名の通りバッテリーをショートさせ機能停止にさせる技。主にブラックオートバイ部隊戦で使用。カブトロー[]電気エネルギーで動くストロンガー専用のバイク。ブラックサタンが製作したもと言う設定も一部の書籍で語られているが、他のライダーのバイクに比べ詳細が明らかではない。大気中の「静電気」を吸収している為、基本燃料補充は不要。緊急時にはストロンガー=城茂のエネルギー補充もバッテリーから可能(35話)。
撮影用にオフロード用(スズキ・TM250)とオンロード用(スズキ・GT380)、アクション用(スズキ・RL250)の3台が用意された。マフラーの形が3台とも異なるため見分けがつく。作品中ではオン、オフの変形は説明されておらず、あくまでも一台のバイクとして扱われている。当初はオフロード用にもオンロード用と同じデザインの大型シートカウルが付けられていたが、アクションに不向きのため外された。
アクション用はもともと軽量のトライアル用で、オープニングのウィリー場面等で特性が遺憾なく発揮されていたが、第6話の撮影中に誤って車両の真下で火薬が爆発し大破、以後登場していない。
「スパーク」名での企画段階では、飛行翼をつけた「空飛ぶオートバイ」としてデザインされていた。
カブトローサンダーカブトローからの放電で敵を倒す。主にブラックサタンの「ブラックオートバイ部隊」戦で使用。城茂時もカブトローを乗用しているので変身前も使用可。最強の改造魔人集団「デルザー軍団」によって重傷を負った城茂が、元ブラックサタンの科学者である正木洋一郎博士によって超電子エネルギーを発生させる「超電子ダイナモ」を身体に埋め込まれたことにより、電気人間の100倍のパワーを発揮する「超電子人間」となった、すなわちストロンガーの強化体である。通常のストロンガーを遥かに凌ぐ驚異的なパワーを持ち、今まで全ての電気技が通用せず、苦戦することが多かったデルザー軍団の改造魔人をも凌駕し、一撃で倒すほどのパワーを持つ。ただし、その超電子の使用には1分間という時間制限があり、これを超えるとバラバラに自爆してしまう危険性を持つ。また、超電子状態での技の使用は従来の10数倍のエネルギーを消費する。
チャージアップ時の外見はカブテクター(胸部の赤いプロテクター)に銀色のラインが入る、カブトショック(額の角)が銀色に変化するなどの違いが見受けられる。「チャージアップ」の掛け声と共に胸の「S字」が回転する。なおこの改造後はチャージアップ前のストロンガーも回路が新式に交換され、能力が強化されたらしく、通常形態でもデルザーとほぼ互角に戦えるようになり電気技も効くようになった。(ヘビ女や磁石団長はストロンガーの電気技でそれなりのダメージを受けていた)。なお、この設定は後のシリーズの登場の際に継承されたとは言い難い面があり、再登場時にこの形態でのみ放てる技「超電子ドリルキック」を通常時で放っているなど、齟齬が見られた。後年の作品では登場は見られない。
必殺技[]超電子ドリルキックチャージアップストロンガーの基本的な必殺技。「超電ドリルキック」とも。身体をドリルのように回転させ、敵を蹴る。『新・仮面ライダー』21話ではチャージアップせずに繰り出し、ネオショッカー怪人クラゲロンを容易く撃破した。他にも本作でも敵アジトに閉じ込められた1号2号を救出する際(38話)使用した時もチャージアップしていない。超電三段キック三回敵を蹴る(岩石男爵戦)タイプと三段跳びの後一回敵を蹴る(狼長官戦)タイプがある。超電スクリューキック体をスクリュー状に回転させて見舞う蹴り技。動きのイメージとしては2号のライダー卍キックに近いがこちらのほうが回転が多い。超電稲妻キックチャージアップストロンガーの最強技で威力が高い分エネルギー消費も激しい。空中で大の字になって回転、落雷と共にキックする。狼長官、ジェネラルシャドウ戦で使用。超電大車輪キック空中で大の字になって横回転しながら急降下し蹴りを見舞う。ヘビ女に使用。超電逆落としSP版ではアテレコが新録の為、「超電竜巻落とし」と呼称されている。磁石団長に使用。超電ジェット投げ相手の両足首をつかんで振り回し投擲。磁石団長をXライダー&アマゾンの投擲技で投げ飛ばされたヨロイ騎士にぶつける際使用。超電急降下パンチジャンプの後真下にいる敵に向かって急降下し、パンチ3連発を浴びせる技。相手の体が胸あたりまで地面にめり込むほどの威力がある。隊長ブランク戦で使用。てんとう虫をモチーフとする電波人間であり、岬ユリ子がブラックサタンに改造された姿。電波エネルギーを動力として戦う他、ブラックサタン奇怪人や戦闘員の進撃をいち早く察知する描写が多いことから、体内にレーダーが埋め込まれていると思われる。専用バイクはテントロー。シリーズ初の正義側の女性戦士であり、ストロンガーと共に戦いオートバイを操ることや一部商業誌では“仮面ライダータックル”と記述されたことから、女性仮面ライダーの先駆け的存在とも評されるが、正規に仮面ライダーとしてはカウントされていない[15]。
脳改造に伴う強化手術前にストロンガーに救出された為、その戦闘能力は低く、戦闘員には太刀打ちできるものの奇械人には歯が立たず、ピンチに陥ることも多かった[16]。
テンプレート:出典の明記
菊池俊輔が全ての歌とBGMを作曲・編曲した。
この他、「レッツゴー!!ライダーキック」、「戦え!仮面ライダーV3」、「セタップ!仮面ライダーX」、「仮面ライダー賛歌」といった過去作品からの歌も挿入歌として使用された。
「見よ!!仮面ライダーストロンガー」放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 ゲスト仮面ライダー その他 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1975年 4月5日 | 1 | おれは電気人間ストロンガー!! |
| 伊上勝 | 塚田正煕 |
4月12日 | 2 | ストロンガーとタックルの秘密! |
| ||
4月19日 | 3 | スリラーハウスが子供を呼ぶ!! |
| 鈴木生朗 | 内田一作 |
4月26日 | 4 | 悪魔のオートバイ暴走作戦!! |
| 松岡清治 | 折田至 |
5月3日 | 5 | ブラックサタンの学校給食!? |
| ||
5月10日 | 6 | 先生に化けたクラゲ奇械人! |
| 村山庄三 | 内田一作 |
5月17日 | 7 | ライダー大逆転!! |
| 伊上勝 | 折田至 |
5月24日 | 8 | 溶けるなライダー! とどめの電キック!! |
| 阿井文瓶 | |
5月31日 | 9 | 悪魔の音楽隊がやって来た!! |
| 鈴木生朗 | 内田一作 |
6月7日 | 10 | 恐怖のガンマー虫! 人間を狙う!! |
| 伊上勝 | |
6月14日 | 11 | カメレオーン! 悪魔のフィルム!? |
| 山崎大助 | |
6月21日 | 12 | 決闘! ストロンガーの墓場!? |
| ||
6月28日 | 13 | 一ツ目タイタン! 最後の逆襲!! |
| 内田一作 | |
7月5日 | 14 | 謎の大幹部 シャドウの出現! |
| 海堂肇 | |
7月12日 | 15 | 死を呼ぶ シャドウのトランプ!! |
| 鈴木生朗 | 山崎大助 |
7月19日 | 16 | 吸血ブブンガー 悪魔のプレゼント! |
| 松岡清治 | |
7月26日 | 17 | 怪談 悪魔の復活祭 |
| 伊上勝 | 折田至 |
8月2日 | 18 | 怪談 底なし沼 | |||
8月9日 | 19 | 怪談 呪われた古城! |
| 内田一作 | |
8月16日 | 20 | 恐怖の大砂漠! 二人の藤兵衛!? |
| ||
8月23日 | 21 | 鮫ヶ島 海中大決戦! |
| 村山庄三 | 折田至 |
8月30日 | 22 | 12時00分 ライダー死刑!? |
| 鈴木生朗 | 加島昭 |
9月6日 | 23 | 地底王国の魔王!! |
| ||
9月13日 | 24 | 怪奇! 無人電車が走る!! |
| 折田至 | |
9月20日 | 25 | 死ぬな!! 電気椅子の城茂 |
| 山崎大助 | |
9月27日 | 26 | 見た!! 大首領の正体!! |
| ||
10月4日 | 27 | 改造魔人! デルザー軍団現わる!! |
| 内田一作 | |
10月11日 | 28 | あ! ストロンガーがこなごなに……?! |
| ||
10月18日 | 29 | 魔女怪人ケイト 血ののろい! |
| 村山庄三 | 山崎大助 |
10月25日 | 30 | さようならタックル! 最後の活躍!! |
| 鈴木生朗 | 山崎大助 |
11月1日 | 31 | ストロンガー大改造!! |
| 伊上勝 | 内田一作 |
11月8日 | 32 | 必殺! 超電三段キック!! |
| ||
11月15日 | 33 | ストロンガー満月に死す!? |
| 村山庄三 | 山田稔 |
11月22日 | 34 | ヘビ女の吸血地獄! |
| 鈴木生朗 | |
11月29日 | 35 | 帰って来た男! その名はV3!! |
| 内田一作 | |
12月6日 | 36 | 三人ライダー対強力デルザー軍団! |
| 大野武雄 | |
12月13日 | 37 | ライダー捕わる! デルザー万才!! |
| 伊上勝 | 山田稔 |
12月20日 | 38 | 出現! ライダー1号2号!! |
| ||
12月27日 | 39 | さようなら! 栄光の七人ライダー! |
| 石森章太郎 山田稔 |
2003年12月5日に発売された「仮面ライダー THE MOVIE BOX」および、2006年3月21日発売の「仮面ライダー THE MOVIE Vol.3」に収録されている。
仮面ライダークウガ以降の作品は、本作とは物語がつながっていないが、デザインや設定などに様々な影響が見られる。
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