登録日:2026/10/02 (金) 22:05:23
更新日:2026/10/13 Tue 19:40:15NEW!
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 こち亀 こち亀エピソード項目 選挙 両さん選挙に立つ 現実予言回 集議院大五郎 村上ショージ 2025年でまさかの…
※推奨BGM:次回もよろしくな!
こんばんは、村上ショージです。
もう、やめて右手左手両手。
ウェルカム腕噛むどこ噛むね~ん?
へんた~い、止まれ!
お父ちゃんやめたげて。
何を言う、早見優~
なんやそれそれ、脇も剃れ!
ドゥーン!!
次回
『両さん選挙に立つ』
よろしくな!
[#include(name=テンプレ2)]
アニメ版『こち亀』のエピソードのひとつ。 第188話のサブタイトルとして
2000年11月26日に放送された。
単行本51巻収録『道楽党起つ!!の巻』と単行本55巻収録『今宵あなたとディナーショーの巻』を原作としてアニメ用にアレンジしている。
なんとあの両津勘吉が政界へ乱入しようとするエピソード。
あらすじ
ある日、両津が雑誌を見ていると、ゼネコンの汚職事件が新聞に掲載されていた。
「また政治家の汚職か」と部長がぼやき、中川は「全く、自分の懐のことばかり考えて、国民のことなんて全然考えていませんからね」と、麗子も同感で、「日本の悪いシステムを改善しない限りゼネコンによる汚職事件はなくならないわね」と、呆れていた。
両津は「なーんだ大人の社会のことか、全然関係ねえな」と軽く済ませた。部長は「相変わらず政治に無関心だな」と呟き、中川も「世の中何も知らない方が楽に生きられますから」麗子「毎日プラモデル作って漫画を読んでれば幸せなんですものね」と皮肉を言う有様。
「ああいう馬鹿が羨ましい」と部長が皮肉を言ったが両津も黙っておらず、
#center(){「何て事言うんですか!それじゃまるでわしが何も考えないで生きてるみたいじゃないですか!」
部長「ちがうのか?」
「政治のことだって考えているんですよ、私なりに!」
と両津が言ったため部長は「政治家の名前を5人言ってみろ」と言われたため両津は「芥川龍之介 林家彦六 柳谷三亀松 林家パー子 快楽亭ブラック」と答えたが「一人も正解がないだろ…」と呆れ、「お前は一生知らずに死んでった方がいい」と皮肉られた両津は
「そんな吐き捨てるような言い方しなくてもいいじゃないですか!」
部長「お前に政治を理解させるのはチンパンジーに英語を教えるより難しいんだ!」
と言い合いするが中川は「以前みたいに絵本で教えたらどうですか?」「分かりやすくていいと思うわ」と麗子も同感だった。
そして...
部長「ここに動物村があるとする!」
「村でビルを建てる事になった。そこで工事してくれる会社を選ぶわけだが、既に裏で工事会社は決めてあり、沢山のお金が流れてな、どうせ税金で建てるからと数倍の予算をかけるわけだ。仲間がみんなその金を貰い、皆が儲かる。工事が終わるとパアになるからな、無理にでも次の工事を尊重に頼む。村長も儲かるから数多く許可してビルを建てさせるわけだ。一つのビルが建つたびに皆が儲かるって訳だ。」
両津は「わしらの税金をそんな風に…」と怒りを覚えたが、中川は「年間数千億は公共工事に当てていますからね」と伝えたため、「何!?年間数千億円!?早く皆に伝えなければ!」と飛び出すが「皆さんは既に知っています!」と中川が抑えたが麗子も同感で、「知らないのは両ちゃんだけよ」と返したが「何で国民は怒らないんだ!?そんな事文句言わなきゃダメだろうが!!」と両津は憤慨するが部長は「見えないところで金が動いても、実感が薄いんだ」と返し、中川も「半分諦めているんです」と言ったため、両津は怒り、
「反対しないって事は『イエス』と言ってるのと同じなんだぞ!」
「こっちが汗水垂らして働いた金をがっぽり懐で終い込んでる奴がいるんだぜ!!」
両津に掴まれた中川は
「それがみられれるのはいあにはひまったほとやないほおほいふへほ・・・」
「(それが見られてるのは今に始まったことじゃないと思いますけど・・・)」
麗子は「そのために選挙があるんじゃない。」と抑える。両津も選挙と聞いて考え始めた。
麗子は「選挙で『この人は』と思う人に投票して、その人に自分の代わりに働いてもらうのよ。」と聞いた両津は「その人が行動すれば、汚職が無くなるのか?」と問われ、「そう簡単にはいかないだろうけど…」と答えたため、両津は{「ほら見ろ!大体誰が本当に信頼できる人かなんてそう簡単に見抜けるのかねぇ?」と問い詰め、そして、
「よし、きめた!わしが選挙に出る!!」
「他人任せは性に合わん、わしが政治家になれば全て解決する。」
と意気込むが中川は、「学級委員の立候補とは訳が違うんですよ!?」と、麗子も「そうよ、選挙には選挙資金がたくさんいるのよ?」と問われた両津は、その中川と麗子に資金を頼み込んだ。
当然麗子は「私はお断りよ。なんでそんな馬鹿げた事に付き合わなくちゃいけないのよ?」ときっぱり断り、中川も同感で、「中川グループは、どの政党にも候補者にも、お金を出さないのがモットーなんです。」と頑なに拒否した。
拒否られた両津は自分でなんとかする事に。麗子は「両ちゃん本当に立候補するつもりかしら?」と呟き、部長も「全く単純な奴だ。」と、中川は「先輩が本当に政界に入ったら日本の流れが変わってしまうようで不安なんですけど…」と別の意味で呟いていた矢先、両津はついにサイトを見つけた。
必殺当選請負人、集議院大五郎がやってきた。集議院大五郎は小さな村長選からアメリカ大統領の選挙まで、選挙の参謀になった人たちは全員が当選させてきたという超すごい人なのだ。
大五郎はまず、選挙資金を集めるために、パーティーを開く事にした。
それは、『両津勘吉巡査長を励ます会』。友情出演にローリングストーンズ、モーニング娘。、杉良太郎、藤原紀香といった面々が出ると謳った。
中川と麗子と部長は本当かどうか調べるために、亀有ハイブリッドホテルの9階にある鳳凰の間に行く事に。
集議院大五郎は「本日はお忙しい中、勘吉先生のために多数お集まりいただき誠にありがとうございます。美味しい料理などお食べになりながら存分にお楽しみくださいませ!」と司会を務めた後、幕が上がったのは…
何と時代劇だった。その時代劇のキャストはなんと、杉良 太郎、藤原紀加と記されてあった。
第2部は両津が歌う歌謡ショーだが、ローリングストーンズではなく、老倫具石図さんであり、モーニング娘。も、モー娘という名の牛を連れた農家だった。
この状態に麗子は「やっぱり・・・」と当然の反応であり、部長に至っては、「馬鹿馬鹿しすぎて怒る気にもならん…」と呆れていた。
そして両津が「マイ・ウェイ」を歌おうとした瞬間、観客全員から怒りを買い、物を両津目掛けて投げつけるという事態に発展。
部長は「関わりたくないからさっさと帰ろう。」と言い、中川も「そうですね。」麗子も「ま、予想通りよね。」と帰っていった。
両津は顔をボコボコにされ、「くそ~、ひでぇ目にあった。」と愚痴り、集議院大五郎は「でも先生、これで選挙資金の方はばっちり確保できました。」と自信満々だった。
それを聞いた両津は、
「こんな目にあってまで選挙に出るんだ、絶対に当選してやる!」
と意気込む。
後日、両津の政治事務所を作った。ラガーマンになっている両津のポスターを見た本人は「なんでラガーマンなんだ?」と聞くが大五郎は&bold(){&color(red){「票を獲得するためのイメージ戦略です」と説明し、
「こういった爽やかなイメージに庶民派コロッと騙されたりするんです。
「ですからコンピューターを使って合成させていただきました。」
「ちなみに名前のほうも覚えやすいように、ひらがなにしました。」
と説明し、普通の達磨ではなく、両津のスケールの大きい有力候補だぞという事で、ジャンボサイズに。
そして遊説に行って演説する事に。(大五郎曰く、「大体選挙公約を守って当選した人はほとんどいません。ですからその場その場で人の心を鷲掴みにするインパクトのある演説をすればいい」)
そして…
「私は、サラリーマン、OLの味方です!日本人は働きすぎです!」
「私が当選した暁には、週休4日、一日の労働時間3時間、バカンス2か月!」
「必ずやこれを実現して見せます!」
「若者たちにはCG一枚100円、ビデオソフト150円、映画入場券80円、」
「また自動二輪限定制度廃止、学校の週休四日制、これを全て守ります!!」
主婦の皆様、私が当選したら全国民給食制度をとり、家庭から一切食事作りを廃止して見せます!!
そして休む事無く、記者会見に臨む。
「いや~、皆さんどうも。」
「両津さん、どうですか、手応えは?」
「いや~、さっぱり読めませんな、私はただ一生懸命やるだけです。」
それを聞いた記者は「それにしても凄い汗だ。いやぁ、頑張ってますね。」と期待を寄せる。そして握り飯一つだけで十分なため、「おにぎりだけですか?よくそれで体が持ちますね。」と聞かれた両津は、「政治家として運動中に死ねれば本望です。」と答えた。*1
そして、家族からの電報が届いたと伝えられた。これを見た両津は悲しさを堪えきれず、
「父が…父が亡くなりました…」
「私の当選だけを支えに、病魔と闘っていたのに…」
と涙を流し、改めて、「残念です…亡き父の為にも、必ず当選して、墓前に議員バッヂを捧げたいと思います!!」と決意した。
大五郎はこの結果を同情票が3万ほど入るだろうと見積もった。両津の父である銀次はというと、人里離れた温泉に選挙が終わるまで出てこないよう言い包めて、招待してあった。
しかし下町の票は集まったが、まだまだ足りない。そこで政見放送に出演する事にした。
その経歴は最悪で、補導歴15回、懲戒処分は18回、始末書に至っては無数という未曽有の汚点ばかりであった。*2
両津は政見放送で、
「ではお葉書。葛飾区両津さんより」
「『これは果たして意味があるのかないのか?』」
「部長がわしに言う、少しはまともになれというセリフ、せーの、」
「意味ないじゃ~ん!!」
それを聞いた3人の反応は、
部長「何なんだこれは…」
中川「バラエティ番組と間違えているみたいですね…」
麗子「ま、予想はしてたけど…」
と呆れたコメントしかなかった。
ついには他の候補者の弱みをイジリまくった。
「明日の投票にはぜひ、たぬき、たぬき三郎と書いて下さい!!」
「どうか、ねむり清四郎を、男にしてください!」
「主婦の見方、花丸よし子にどうぞ清き一票を!」
「候補者の皆さん!大変お騒がせいたします。」
「我々は両津勘吉ダメダメ応援団だ!!」
「まずはたぬき候補!!」
視察旅行と奥さんにウソを言って美人秘書と温泉なんかに行っちゃ、」
「ダメダメ!!」
それを聞いたたぬき三郎の奥さんは激怒し問い詰めた。
「ねむり候補!!」
自宅には総ヒノキ造りのプールみたいな風呂があるのに、庶民面して銭湯でお年寄りの背中なんか流しちゃ、
「ダメダメ!!」
これを聞いたねむり三四郎は「何で知ってんの…しまった!!」と言ってしまったため、候補者から顰蹙を買う事に。
「花丸候補!!」
男女同権なんて言っておきながら、自分はな~んにもしないで、炊事洗濯、それに子供の授業参観、全部旦那にやらせちゃ、
「ダメダメ!!」
それを聞いた花丸候補の旦那はよく言ったと褒めたが、花丸候補は制止したが、候補者から問い詰められてしまう。
「じゃあ皆さんに向かって、おいでよ亀有ダメダメ!!」
♪~あ~そこはダメダメ~あぁきっとダメダメ~みんなダメダメダメダメダメダメ~♪
「という訳で明日の投票でわし以外の候補に投票しちゃ、」
「ダメダメ!!」
そして(村上ショージの声の)仲間の一人がコンペを持ってきたが両津は「これ受けへんからカットね」と投げ捨て、アドリブでやることに。
「えーー、もうやめて右手に両手!!」
「ウェルカムでとこかむね~ん!!」
「変態!おとっつぁんやめたげて!!」
「なんやそれそれ脇もそれドゥーーン!!」
という余興を残して立ち去って行った。そして、投票日の夜が来た。
大五郎は「両津さん、心配しないでください。コンピューターの支持率は、99%と出ています!」と自信満々だった。両津は「そうか、思えばハードな戦いであった。」と自信満々だった。が……?
前日批判されたねむり清四郎が65万票、花丸よし子が58万票で当選。たぬき三郎も落選したが55万2千票とあと一歩及ばなかった。両津はというと…
『両津勘吉候補は…えっ…これ本当ですか??両津勘吉候補、1票。』
それを聞いた両津は
「1票!?このテレビ壊れてるんじゃねぇのか!?」
とテレビを叩きつける。この有様を見た記者たちは見限るように帰ってしまった。しかし7票に落ち着いたが、大差過ぎる事には変わりなかった。
両津は固まってしまい、秘書も、運動員の数しか入ってないと結論付けた。
両津は衆議院大五郎に問い詰めたが大五郎は「データ上では十分な得票を得ていたんです。」と言ったため、なんで7票なんだと問うと、大五郎は、
先生があんな前衛的なパフォーマンスをするからいけないんですよ!
ああいうものは、その場で受けても票には結び付きません!国民はシビアですから…
逆にそういう人には投票しないんです!!
と選挙の恐ろしさを伝え、「みんな、ここはもう終わりだ。撤収!!」と両津を残して事務所を片付けて去ってしまった。
一人残された両津は「そんな~~…」と崩れ落ちるのだった。
両津は意気揚々と派出所に戻ってきた。
「という訳で、両津勘吉、恥ずかしながら戻って参りました!!」
「ま、選挙なんて水物ですからね、明日からまた派出所で頑張らせてもらっちゃおうかな~なんて!!」
しかし部長は、「何を言っとるんだ?お前はもう警察官じゃないんだぞ。」と伝えられ、「え!?」と驚く。
「立候補すると公務員は職を失うんだ。公職選挙法第90条でな。」
「つまり、お前は落選と同時に無職になってしまったわけだ。」
それを聞いた両津は驚き、これを見た中川は「知らなかったんですか、先輩!?」と驚き、麗子は「かわいそうに、これから大変ね。」と同情する。
両津は「そ、そんな部長、何とかならないですか、ねぇ!」と泣きつくが「離せって!こればっかりはわしの力じゃどうにもならん!」と突き放そうとする。
「そんな殺生な!!」
「寄り付くな、鬱陶しい!!」
「え~ん、部長何とかして下さいよ~!!」
そして...
「もう選挙なんて、大っ嫌いだ~~~~!!」
と叫ぶのだった…
【そして2025年…】
2025年6月、アニメ版で両津の声を担当したラサール石井が夏の参議院選挙に比例代表として社民党からの出馬を表明。結果は28000票を獲得し、1議席を得たことから見事当選を果たした。
原作・アニメ双方のこち亀視聴者から本エピソードを連想した者が多かったようでSNSでは多くのユーザーが原作の一コマやアニメの内容を連想するコメントを書いたり貼ったりしていた。
これは余談になるが、同参議院選挙には同じくアニメ版で小野小町の初代声優を担当した岡本麻弥もれいわ新選組から比例区で立候補することが表明されており、奇しくもアニメ版の二人の関係の再来となっていた(但し岡本は落選している)。
【余談】
- 51巻「道楽党起つ!!の巻」において森田健作の真似をしたが、森田健作は後に千葉県の知事に当選し、政治に参加するとは当時は思ってなかったに違いない。
- 本エピソードの元ネタは単行本51巻収録『道楽党起つ!!の巻』と単行本55巻収録『今宵あなたとディナーショーの巻』だが、冒頭での政治の説明が単行本105巻『怒鳴り屋両さんの巻』とほぼ酷似している。
- 本エピソードは選挙資金を得るためにディナーショーを開いたのだが、『今宵あなたとディナーショーの巻』ではホテル嵐が紛れ込んでおり、パーティーの参加費用を丸ごと盗まれるというオチになり、両津が泣き崩れることになった。
中川は同情し、部長は『両津を救う会』に変更して一人100円ずつ集めたらどうだという提案を示していた。
- 両津勘吉ダメダメ応援団のメンバーの村上の役でコントを演じたのは村上ショージ氏本人であり、本回の次回予告でも持ちネタを披露していた。
選挙という本質を知ってから追記・修正お願いします。
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*1 餓死寸前までいったエピソードもあるので、不死身の両津と捉えても不思議ではないのだが…*2 部長曰く「まるで恥を晒しているようなもんだ」

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