エルシド(聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話)

ページ名:エルシド_聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話_

登録日:2012/03/01(木) 21:02:43
更新日:2023/08/07 Mon 15:30:06NEW!
所要時間:約 3 分で読めます



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聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話の登場人物。


声:中井和哉


■プロフィール
年齢:26歳
誕生日:12月27日
血液型:B型
身長:187cm
体重:87kg


■人物
聖闘士星矢の時代から約240年前の前聖戦に置ける山羊座の黄金聖闘士。
性格は非常にストイックで己を一振りの剣として鍛え上げる事に全霊を尽くしており、夢の中でも聖剣しか映らない程。口数が少なく表情も固いが、窮地やピンチにも己を見失わずに分析、対処できる冷静沈着な人物。多分水瓶座の人よりクール。



■技


  • 手刀

一刀両断の手刀。後の山羊座のシュラは(設定上は)四肢を刃のように研ぎ澄まし、その手刀を「聖剣(エクスカリバー)」と称しているが
こちらは右腕一本のみを徹底的に鍛えており、さらに未だに未完の剣技としてなんの名前もつけていない。
ちなみに射手座のシジフォスからは「エルシド自身こそが聖剣(エクスカリバー)」と称されている。
本人に言わせれば「未完」だが、実際は神も一刀両断、剣圧を飛ばせる、次元を切り裂くと色々優れた機能を持つチート。
また手刀とは言うが本質は研ぎ澄まされた闘気(小宇宙)であり、腕が切断されても闘気でライトセーバーみたいな刃を形成するので無問題。



  • ジャンピングストーン

山羊座の脚技。シュラは投げ技だがエルシドはドロップキック。



■本編のエルシド



・夢の四神


夢界に囚われた射手座のシジフォスの魂の救出と夢神の眠りの結界を解除する任に着いている。
死の森の跡地で天退星玄武のグレゴー含む冥闘士の集団を見開きで切り捨てる。次いで現れた夢の四神と戦うもイケロスに剣を跳ね返されて右腕を飛ばされ、追撃の突進で森に落下という壮絶な入退場劇を見せた。ちなみにこれでいきなり右腕チョンパ、出血多量というハンデを背負う羽目になる。
この時、夢神の1人パンタソスに右腕を持っていかれた。


その後、右腕の黄金聖衣の気配を追って空間を切り裂いて自力で夢界に突入。パンタソスを一撃で斬り伏せ、実は男だったという正体まで暴いてしまった。
この時2chは数少ない女キャラのパンタソスにうはうはだったが、まさかの男でしたという衝撃の事実とそれを暴いたエルシドの行動で大炎上が起こった。
なおパンタソス撃破の際の一言「あと三神!」という仮にも神である存在をかたっぱしから斬り捨てる宣言は割と人気。


続いて因縁の相手であるイケロスと対峙。イケロスの空間を操り攻撃反射、空間に潜んで気配無しの奇襲攻撃に苦戦するが、精神を研ぎ澄ませ、一瞬の空間の歪みを読んだ一閃でイケロスも撃破する。



パンタソス、イケロス撃破後、モルペウスが倒された事で崩壊したモルフィアでテンマと遭遇し、保護する。
モルフィアに残ったシジフォスの魂を夢から解放しようと剣を振るうも揺らぐだけに終わり、更にイケロス、パンタソス、モルペウスの魂を統合したオネイロスとの戦闘になる。
オネイロスとの戦闘中にサーシャがシジフォスの夢の中に入っていったのを知り、テンマと共に夢の門を死守する為に空間を切り裂いて、現実世界にオネイロスを引きずり出す。



シジフォス……
俺はどんなに不器用と言われようが、ひとり心を刃にして突き進んできた。
この一振りの剣だけで、はたして未来を切り開く事ができるのか……
その答えは、この戦いの中で見つけるつもりだ。

OVA『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 第二章』
第22話「大義の先」予告ナレーションより


・聖剣と呼ばれし男


現実世界でテンマとの共闘でオネイロスの足止めをするが、四神の魂からなる破壊力と再生力により決定打を与えられないままじり貧になってしまう。
更に近くに居合わせた自身の部下もオネイロスに殺害される。この時、怒りを押し殺して感情で突進したテンマを制止し、自らの道を見失わないように師事している。


自身とテンマの負傷から、一撃で決める為にテンマの協力の基、全力の斬撃で四神をバラバラに切り裂く。しかし、ハンデを背負った状態での連戦続きのせいで仕留めきれず、逆に疲労と苦痛が限界に達して動けなくなってしまう(オネイロス曰く万全ならやられていた)。
負傷の限界で動けなくなるが、耶人とユズリハの介入で助けられる。黄金である自分が戦っているテンマ達の前に立てずにいる責任を感じ、折れ掛けるが、目覚めたシジフォスの呼び掛けを受けて勝利の為に再び立ち上がり、極限まで小宇宙が高まった状態でアテナの力を注いだシジフォスの矢を四分割して四神の魂を同時に撃破する。
最期は死の間際に道連れにしようとしたオネイロスの自爆からテンマを庇い、夢神と共に消滅した。



■外伝におけるエルシド


第5章 山羊座(カプリコーン)

砂漠の中に忽然と現れた街カタラニア

そのコロシアムにて繰り広げられる武闘大会に山羊座の黄金聖闘士エルシドが参戦した!!

その目的とはいったい!?

己を剣と鍛えた男のかすかな刃こぼれ

少年時代の淡き思いが鈍くうずく!!


5章で主役として登場。聖戦が始まるの話で、聖域の命を受けて陽炎(カタラニア)の街に赴く。
本来聖闘士は武器の使用を禁じられているが、さらっと実剣を振り回している場面も(本人も本当は使ってはいけないと言ってるけど)。どうも普通の剣の扱いも達者の様である。


コロッセオでの予選は難なく突破するが、予選終了直後にコロッセオの主である陽炎(カタラニア)の姫が降り立ち、エルシドの戦いぶりを称え、褒美として己が打ち、研ぎ澄ました聖剣「斬桜鬼」の力を見せた。それは刀を振らずとも持ち主の心に応えて相手を斬ると言う物だった。しかし、エルシドは刀の力よりも姫の素顔に驚いていた。姫と呼ばれた女性の素顔は聖闘士候補生時代の友人であり、共に己の道を極めようとしていた東洋の島国出身の刀鍛冶・峰と全く同じだった。
しかし、峰は自身が聖闘士候補生時代に重い病に掛かり、志半ばで死んだとエルシドは語るが、姫の刀に対する執念は正しく峰のものだという事実に揺れ動く。死んだはずの峰が目の前に現れた事に動揺しながらも気持ちを落ち着けて本戦に挑むエルシドだったが、そこにさらにエルシドの刃を揺らがせる人物が現れる。


本戦に出場する4人の戦士最後の1人は「陽炎(カタラニア)の英雄」と称された「黒き戦慄のフェルサー」であった。フェルサーは観客を盛り立て、発した熱気を喰らい「熱気は夢を現実にする」と意味深な言葉を残して行った。フェルサーは峰同様にエルシドのかつての友であり兄の様に慕っていた人物であり、エルシドは「優しくも強さは本物で仁智勇を兼ね備えた真の聖闘士となるべき男」だったと評していた。
エルシドが聖闘士候補生時代に山火事に巻き込まれる事件が起こり、逃げ遅れたエルシドと峰を守る為にフェルサーは燃え盛る木々をすべてなぎ倒して山火事を鎮めた。その一件で利き腕に深い傷を負うが、夢を持たず漠然と聖闘士を目指していたフェルサーは夢を持ってそれに邁進する峰とエルシドを守れたのが本望だと言い、暫く後に聖域から姿を消した。


昔を思い浮かべ、動揺するエルシドを尻目に戦いは始まり、いきなり背後を取られる。
エルシドの相手は電気仕掛けの人形を操る科学者・パルマー。古代ギリシャの文献から聖闘士の存在や小宇宙についても分析しており、得意の電気仕掛けで神経を操ってエルシドの小宇宙を封じ、優位に立ったと思われたが、身体能力までは封じ切れなかった為、小宇宙無しの肉弾戦で人形を破壊され、本体も倒された。


勝利したエルシドは5年前に姿を消したフェルサーの戦いを観戦する。再会したフェルサーはかつての剣気を漂わせながらも別人のように豹変しており、対戦相手を容赦なく惨殺して勝利を収めた。
「変わり果てたフェルサーと戦えるのか?そんな大事な任務なのか」と心配するラカーユにエルシドは陽炎(カタラニア)と関わりがあると考えられる「夢神」の事を話し、先ほどのフェルサーの言葉と行動から封じられていたはずの「夢神」の封印を解き、その力を利用しているのがフェルサーだと推測する。


ついにエルシドはかつての兄弟子であったフェルサーと対峙し、自らの手刀で黒い鎧を切り裂いた。兄弟子相手でも鈍らない切れ味に称賛したフェルサーは自らが封印を解いた「夢神・ボペトール」の力で作り出した峰の求める聖剣であり、自身の夢そのものである斬桜鬼を抜き、次元すら切り裂き、黄金聖衣の防御さえも意味をなさない攻撃でエルシドを追い詰める。それに対し、エルシドはフェルサーと峰の夢と称する斬桜鬼と語る為に「抜き身の刃」となるべく黄金聖衣をキャストオフする。


「抜き身の刃」となり、フェルサーの激しい攻撃による流血で自身の身体が冷え切るに連れ、エルシドは己の中の剣の形が見え、それを荒く欠けた剣だと称した。そして斬桜鬼の姿は未練と妄執に囚われた悪霊そのものだった。エルシドは聖剣による一閃でフェルサーごと斬桜鬼を断ち斬り、フェルサーは倒れた。
敗れたフェルサーは山火事の一件で戦士としての道が絶たれたと知ってもさして感慨が無かった事に絶望した事、聖闘士として向かうべき道も無く、夢に向かって進むエルシドと峰を見て心の隙間を埋めていた事、そして旅先で峰の死を知り、志半ばで散った峰の夢を実現させてやりたいと思い夢神の封印を解いた事など己の胸中を晒した。その姿はかつてのフェルサーだった。
全てが終わったかに見えたその時、突如フェルサーの身体から彼の使役していた夢神ボペトールが力を取り戻して復活した。


峰の夢を利用して力を蓄え復活したボペトールは夢界への道を開き、観客たちの熱気・生命力を奪って神話の伝承の様に陽炎(カタラニア)の街を消し去ろうとする。
ボペトールを討つべく戦意を向けるエルシドだがボペトールの能力で戦意は奪われ、フェルサーとの戦いで傷付いた身体から生命力が抜けていき倒れてしまう。朦朧とした意識の中でエルシドは峰の姿を見た。



昔の私の夢は死んだ日に変わった。今の私の見たい夢は聖剣となったお前を見る事だ



今の峰の見たい夢を知ったエルシドは再び熱気と生命力を取り戻し、ボペトールの喉元に刃を突き立て、刃の如き鋭さとなった全身でボペトールの身体を貫いた。
ボペトールは消え去り、陽炎(カタラニア)の街が消え去っていく中、エルシドは消えゆく峰に峰と自身の夢である「己が聖剣となる事」を必ず叶えると誓う。それを聞いて振り返った峰の顔は微笑みとエルシドとの別れを悲しむような少しの涙顔が混じった表情だった。その場にはかつて峰が研ぎかけのまま錆び付いた刀が残っていた。
フェルサーはこの陽炎(カタラニア)の街はその刀が見ていた夢だったと語り、自身の罪を償い、今度こそ己の道を探す為に再び旅に出た。



祈っているぞエルシド お前の夢がこの陽炎の如く消えぬように



過去の想いと夢への想いが入り混じり、混沌とした任務を終えたエルシドは弟子入り志願のラカーユを連れ、戦友と弟子の待つ聖域へと帰還した。




ちなみにこの外伝に出てくる青年(エルシドに弟子入りする)は本編で死亡したのと同一人物。
本編だと活躍どころかセリフが1回あったか無かったかレベルの出番なのにえらい出世である。








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  • 黄金聖闘士の前任の中では珍しい、汎用性を捨てた特化型の技を持つ聖闘士。
    外伝の逸話(最強の一振りを生み出そうと競った)から「最強の一刀は一つのみ」という信念でもあったのかも知れない。
    まさにその生き様は「修羅」の一言である。 -- 名無しさん (2013-11-06 13:34:32)
  • 射手座のサポートで夢神を倒したのも原作へのリスペクトを感じたな -- 名無しさん (2013-11-06 21:03:47)
  • 技の聖剣(エクスカリバー)は間違いじゃないか? 本人が未完の技だから名前は付けてなかった筈。 -- 名無しさん (2013-12-07 16:31:40)
  • ↑そうだな。「『手刀』シュラの聖剣と同系統の技。しかし本人は未完成として名付けていない~略~チート。ちなみにシジフォスからはエルシドのあり方こそが「聖剣」と言われている。」みたいな感じ?あとシュラは四肢を鍛えてはいたが聖剣と呼ばれてたのは手刀だけだったっけ? -- 名無しさん (2013-12-07 17:16:01)
  • 外伝見ると、なんやかんや言って峰さんには惚れてたのかな? 峰さんはほぼ確実に惚れてたみたいだが -- 名無しさん (2014-05-04 11:29:28)
  • サガがやらかさなければ、シュラとアイオロスもエルシドとシジフォスの関係になれてたと思うと何か感慨深いな… -- 名無しさん (2014-09-10 16:40:41)
  • 押しかけ弟子のラカーユのことも受け入れるあたり付き合いにくい人ではないだろうけど外伝で驚いたのは「女友達いたの!?」だったりする。まあ嫁さんまでいた人もいるしおかしくもないんだけど。 -- 名無しさん (2014-09-11 09:34:08)
  • 何気にこの人も聖衣脱衣を披露してたりしてる。 -- 名無しさん (2014-10-19 23:28:29)
  • エルシドとサーシャの絡みとか見たかったなぁ……。 -- 名無しさん (2015-03-14 10:18:25)
  • シジフォス助けるために夢界に来たときに会話なかったからなぁ、聖域にいる時に会話してるだろうけど。 -- 名無しさん (2017-06-12 07:05:16)
  • 下級とはいえ神を計5神討伐している黄金聖闘士屈指のゴッドスレイヤー -- 名無しさん (2019-06-14 21:34:39)
  • 夢神の結界を解除した以上にテンマを現実世界に無事に連れ戻したのが大きい。 -- 名無しさん (2020-03-13 21:18:03)
  • アテナですら生身で夢界に移動できないから(オネイロス談)、エルシドが保護しなかったら聖戦終了までずっと夢界の中にいた可能性がある。 -- 名無しさん (2020-03-13 21:41:02)

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