登録日:2011/05/06 Fri 01:31:27
更新日:2023/08/12 Sat 19:34:12NEW!
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mtg 黒 クリーチャー 神話レア 覚醒 ファイレクシア 新たなるファイレクシア 完成 壊れカード φ 四肢切断の被害者
「祝福されし完成をとくと見よ」
――[[囁く者、シェオルドレッド>囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(MtG)]]
《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》とは、マジック:ザ・ギャザリングに登場するカード。
黒のクリーチャ-。新たなるファイレクシアに収録され、レアリティは神話レア。
カード性能
ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator (黒)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー - ホラー(Horror)
トランプル
いずれかの発生源がファイレクシアの抹消者にダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーはその点数に等しい数のパーマネントを生け贄に捧げる。
5/5
解説
能力と名前やフレーバーテキストを見てわかるように、《ファイレクシアの抹殺者》の完成型のようである。
つまりファイレクシアの抹殺者は未完成のプロトタイプだったらしい。
抹殺者はエヴァ初号機という異名を持つが、今回の抹消者はどうみてもエヴァ初号機の暴走モードにしか見えない。
まず大きく目を引くのがその能力である。
抹殺者の能力は抹殺者がダメージを受けると、受けたダメージだけ自分がコントロールするパーマネントを生け贄に捧げなくてはいけないというデメリット能力。
しかし抹消者はその逆で、抹消者がダメージを受けると、ダメージを与えたプレイヤーが与えたダメージだけパーマネントを生け贄に捧げなくてはならない。
つまりダメージを与えると、致命傷になりかねないディスアドバンテージを強いられる。
抹殺者?《ショック》一発じゃんwとか言っていた赤使いは、きっと祝福されし完成をとくと味わうことになるであろう。
またブロックするにしても上記の能力とトランプルがあるため、チャンプブロックをするメリットがほぼない。
殴り勝てるもしくは相打ちを取れるクリーチャーでブロックしても、マイナス修正がかかっていない限り、パーマネントを5個以上確実に失うことになるため非常に痛い。
というように一旦出てしまうと非常にやっかいであるが、被覆やプロテクションを持っているわけではないので、喉首狙いなどで対処出来る。平和な心やタッパーで対処する手もある。
また、金属術適用時限定だが《急送》で追放する手や、カーンで追放する等の手段も出てきた。
カーンだと重い?再録されたマナマイアがいるじゃないか。
といっても逆に言えば、それらの対処法を引いてこれなければ敗北は必至である。手札破壊などでサポートしよう。
マナコストが黒のクワドラプルシンボルと非常に色拘束がキツいので、単色デッキくらいでしか運用出来ないのも痛い。
登場当時のスタンダードの黒は感染が主流だったので、レガシーやヴィンテージなどの暗黒の儀式や各種マナ加速がある環境のほうが光るかもしれない。
因みに抹殺者の日本語読みはニゲイターだが、抹消者の日本語読みはアブリタレイターである。
…と、スタンダードの黒単復権が期待されるカードであったが、実際のところ現役当時のスタンダードではそれほど暴れなかった。
というのも、当時のスタンダードには色を問わずにわずか1マナで-5/-5修正を与える《四肢切断》が存在しており、それがほとんどのデッキに採用されていたのが原因だろう。
《戦争と平和の剣》の登場で赤と白の除去の信頼性が下がったため、Caw-bladeや大幅有利と思えた赤単にすら《四肢切断》で殺されるレベル。とてもじゃないが分が悪すぎる。
もちろんそれらがないならほぼ対処不能だが、環境の煽りを食らった感じである…。黒の敵は黒。
このカードを搭載した青黒ゾンビもトーナメントシーンの一角には存在したが、ゼンディカー期は上記のカウブレードの、イニストラード期は青白デルバー等の隆盛を抑えきれず、活躍しきれないままスタン落ちを迎えた。
カードが強くても環境に合致しなければ使われない好例であろう。
とはいえ、そのポテンシャルは非常に高いので、モダンなどでも活躍する機会はあるかもしれない。
が、下環境は基本的に多色環境なのでやっぱりクアドラプルシンボルが足を引っ張る。
なんとか戦場に出ても上記の《四肢切断だけでなく《流刑への道》やら《蒸気の絡みつき》やら《失脚》、《糾弾》etcetc…
レガシー以下ならソープロこと《剣を鍬に》などがさらに加わる。
全体除去もスタンダードの頃とは比べ物にならないほど多いので場に出ても活躍できないことが多すぎる。
なんだかんだ人気のあるカードなので値段を維持しているが、活躍できる日は来るのだろうか。
なおその人気からか25周年マスターズにて再録された。
MTGアリーナにおいても「ヒストリック・アンソロジー3」に収録されており、ヒストリック環境では3ターン目着地即格闘→対戦相手の戦場を真っ平らにしてしまうというロマンプレイも夢ではない。
そして時は流れ(2022年12月)…なんと二ヶ月後に発売される新セット『ファイレクシア:完全なる統一』にて再録と公式にアナウンスされた。
グリクシスの3色デッキが普通に絶望招来をぶっぱなしてくる現環境、黒単以外でも抹消者が出てきても不思議ではない。今度こそ大暴れできる…かも?
- Φ-追記・修正は、生皮を剥がされ機械の体を手に入れて「完成」した方のみお願いします。-Φ-
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▷ コメント欄
- エレボス様と並べば双璧だよ!やったね! -- 名無しさん (2013-11-04 20:27:58)
- 5/5のアンブロッカブルって書くと弱く見える。 -- 名無しさん (2013-12-21 11:50:51)
- 最近発売当初クラスの値段になってきてるのは信心のせいなんだろうなぁ… -- 名無しさん (2014-01-22 16:49:05)
- 四 肢 切 断 -- 名無しさん (2014-03-20 23:08:08)
- ↑2 4000円越えててワロタ -- 名無しさん (2014-04-18 16:13:18)
- 本当に興奮するフレーバーだ。数年越しの復活、強化された再生怪人、往年のエースのリメイク、そしてカリスマたっぷりのフレーバーテキスト……どれを取っても厨二心を揺さぶる。ところで旧ファイレクシアの兵器がなんで新ファイレクシアに伝わってるんだろうか? 新ファイレクシアの面々はヨーグモスのことすら知らなさそうだけど -- 名無しさん (2014-05-10 21:23:13)
- あの油に侵食されるとファイレクシアの知識とか使命感とかもろもろ刷り込まれるからな -- 名無しさん (2014-07-02 20:19:35)
- foilは一万くらいするんだよなぁ -- 名無しさん (2014-09-05 12:44:32)
- 英語版でも、3.5kはすること考えたら、1.5k前後の時に4枚買っておいて良かったわ。売ることはないんだけれど。 -- 名無しさん (2015-10-21 20:28:09)
- 今のモダン環境だと白相手じゃなければ正直エグい。除去環境といってもそうデッキに何枚も積むわけじゃないから出落ちにさせずらいのに出落ちにしないと大惨事確定の強カード。白(特にコントロール)だとパスとラスゴ評決と忘却の輪と除去が種類も1デッキに積む数も超豊富だから数段弱くなるんだけどね・・・ -- 名無しさん (2015-10-21 20:50:29)
- ↑5青の法務官のギタクシタスはヨーグモスに関する知識を持っていて、他の法務官とも関わりがある。仲が悪そうなのはヴォリンクレックス。 -- 名無しさん (2016-05-08 16:59:35)
- モダンでデスタクが出てきちゃったから一層活躍の場が薄れる…。それでも赤アグロみたいなダメージ除去系の相手なら出したら悶絶してくれるぐらいのポテンシャルはあるよ。 -- 名無しさん (2021-05-12 10:55:11)
- 予想はされてたけどスタン復刻決まったね。赤緑はマイトストーン以外の対抗策が得られるかどうかだわ -- 名無しさん (2022-12-16 14:58:06)
- アスフォデルの灰色商人「貴方も再録されましたか!いざ、パイオニアの地平に共に参りましょうぞ!」 -- 名無しさん (2022-12-16 19:57:41)
- 黒単だと上司のシェオルドレッドと枠を食い合うことになるから、黒緑八百長あたりで使われるだろうか。格闘で文字通りの八百長試合もできるし。 -- 名無しさん (2022-12-16 20:32:37)
- 結局、今回もそこまで暴れていませんね。除去が多いし、飛んでいるクリーチャーには関係ないし、苦手な赤はそもそもスピードで轢き殺してくるから4ターン目にこれを出す暇なんてないし、サイドから槌手や血の裏切りで退かされるし。具体的に対処できないのは緑ぐらいだし。能力は強いけど、使われない典型例になりそうだ。 -- 名無しさん (2023-03-01 08:22:04)
- 相性が良いはずの緑くんが一人去る時になってるのも向かい風ですね -- 名無しさん (2023-03-03 03:40:12)
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