超大和型戦艦

ページ名:超大和型戦艦

登録日:2023/07/06 Thu 12:25:00
更新日:2024/07/09 Tue 13:54:05NEW!
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超大和型戦艦とは、日本海軍が大和型戦艦の次代用にと計画していた戦艦である。



【概要】

海軍休日によって日本海軍は長門型戦艦以降、長期間に渡って*1戦艦の建造がストップしていた。
無条約時代以降の日本は戦艦12隻体制で国防を賄おうと考えており、強大なアメリカ海軍に対して質的優位で対抗するために、
十六インチ砲戦艦を圧倒する大和型戦艦を戦力の主軸に据える予定だった。
1937年度計画で2隻、39年度計画でさらに2隻を予算化し、これらは1942年頃から年1隻のペースで完成していく。
以降も42年度、44年度の計画で2隻ずつの改大和型を調達し、旧式化した10隻の戦艦更新と2隻分の増強を果たしていく構想だった。
大和型の性能は想定されるアメリカ戦艦を大きく上回り、仮にアメリカが大和の十八インチに気づいて対抗艦を計画したとしても
概ね5年程度は優位を保てると考えており、実際にモンタナ級は1942年度計画艦なので、日本の予想はほぼ的中していた。


だが、質的優位の予測は正確だったが、量的な予測は完全に的を外してしまった。
アメリカの計画は1937年度計画のノースカロライナ級2隻に続いて1939年度にサウスダコタ級4隻、さらに1941年度にアイオワ級4隻と
日本に倍する戦艦を計画し、しかも1941年、ナチスドイツのパリ入城を受けた両洋艦隊法によりアイオワ級2隻とモンタナ級5隻(ついでにアラスカ級6隻)を追加した。
日本が想定していた大和型・改大和型6隻に対してアメリカの計画はこの時点で実に17隻。
3倍もの優勢はもはやまともなかたちでの対抗が不可能となる格差だった。


ここに至り、日本はさらなる質的優位を確保して対抗しようと考え、かねてより構想を進めていた二十インチ砲搭載の大戦艦建造を決断する*2
1942年度の第五次計画では当初2隻予定だった戦艦の建造を1隻追加して3隻とし、さらに金剛型の更新は大和型ではなく
より軽快な超甲巡にて行うこととして、これも2隻追加した。つまり元々2隻予定だった戦艦計画を限界まで増強して5隻にしたのだ。
この内、二十インチ砲の搭載がスケジュールされた二隻が本稿で扱う、いわゆる超大和型(計画番号A-150)である。


当初の計画は大和型をそのまま巨大化したような形で、

  • 排水量八万トン超
  • 主砲五十一サンチ三連装三基九門

というものであり、もし完成していればモンタナ級を始め、世界中のいかなる戦艦に対しても絶対負けない無敵の戦艦となっていただろう。


しかし、これほどの巨大戦艦を建造しようにも、当時のドックや船台では不可能で、高い金と時間をかけての造船施設大改造が必要となる。
先の説明通り、そんな悠長に構える余裕はなかったため、船体を大和型と同等程度とし、主砲を五十一サンチ連装三基六門とする案に妥協となった。
この六門という数は弩級戦艦以後発達した砲術上の最低ラインで、砲戦ではまず敵艦に照準を定めるために少しずつ試し打ちで砲弾の落着ゾーンを目標に重ねるよう修正していく。
この「ゾーン」を作るために必要な砲弾の数が三発、つまり三角形で面を作ることで目標を二次元的に捉えるわけだ*3
各砲塔から六門の半数、三門が交互に撃つことで素早く照準を修正する、これが交互射撃という技術である。


肝心の二十インチ砲弾の重さはなんと二トン弱。大和の十八インチ砲弾より三〇パーセント以上重い。
この砲弾を毎分1~1.25発程度のペースで発射する。
大和で毎分1.5~2発とされ、それよりかなり遅くなるがやむを得ないところだった。
ちなみに日本戦艦の砲弾だが、太平洋戦争当時の最新型で
 十四インチ砲弾:673kg
 十六インチ砲弾:1020kg
 十八インチ砲弾:1460kg
わずか二インチ大きくなるだけで桁外れのパンチ力になることがわかるだろう。
当然だがそれを収める砲塔も大重量で
 十四インチ連装砲塔 :688トン(扶桑)
 十六インチ連装砲塔 :1004トン
 十八インチ三連装砲塔:2730トン
となる。そして超大和型(A-150)は・・・なんと大和とほとんど変わらない2736トン。
アメリカの十四インチ三連装砲塔と十六インチ連装砲塔も同様で、大口径砲を搭載し、相応の装甲を追加しても大きさ・重量はほぼ同じになる。
これが連装砲塔採用の決め手になったわけだ。


さて二トンというとんでもない大重量の砲弾を撃つ以上、自らも撃たれる覚悟が必要となる。
大和は自らの砲弾に耐えるために、主砲塔前面に660ミリもの分厚い装甲を張っていたが、これが対二十インチ砲ともなると800ミリを超えるとされる。
舷側や甲板装甲も相応に分厚くする必要があるのだが、もはや一枚板でこの防御力を確保するのは技術的に難しく、二段防御が採用される予定だったと伝わる。


大和とほぼ同一の船体を採用するため、速度・航続性能はほぼ同程度と推定されている。


この巨艦を一隻は呉で大和型四番艦の次に、もう一隻は全くの新設となる大分県・大神海軍工廠で建造する予定だった。


けれども現実では空母主体の戦争に移り変わり、なによりミッドウェーの惨敗によって大型艦を作る余力の無くなった日本海軍にとって超大和型は見果てぬ夢となって消えた。
同時に世界各国の新世代型戦艦も日の目を見ることなく消えており、現在では想像の中でのみその砲火をひらめかせる存在となっている。



ちなみに、超大和型戦艦の艦名は『紀伊』『尾張』が計画されていたと一時期言われていたが、これは後世の創作であったという説が今では有力。
とはいえ名無しの権兵衛では不便なので、現在でも超大和型のことを紀伊型と呼ぶ創作は多い。



実際に建造はされなかった戦艦ではあるが、FUJIMI模型からプラモデルは発売されている。
51センチ連装砲は同縮尺の46センチ三連装砲より明らかに砲身が太く長く、日本海軍がこの巨砲を夢見た気持ちもわかる。
その他は高角砲が長10センチ砲に換装されており、対空戦闘力でも大和を大きく上回る戦艦になったであろうことが見てとれる。


【第二次ロンドン海軍軍縮条約の制限*4を超過した未成戦艦】

  • モンタナ級(アメリカ)

パナマ運河の拡張を見越して船体を大型化することで、アイオワ級と同等の十六インチ三連装主砲を四基十二門も搭載する計画だった。
主砲を十八インチ連装四基八門に変更する案もあったが研究に留まり、1942年の改設計で幅が増して基準排水量は約六万三千トンに増加している。
手数が増えたことだけでなく、アイオワ級の欠陥であった船体が細すぎて安定性が悪いという点も解消されており、バランスの取れた「純戦艦」としての正統進化版。
攻防走いずれも大和とほぼ互角の能力を持っており、完成すれば強敵として立ちはだかっただろう。

パナマックスを意識したティルマン案(計画排水量八万トンの十八インチ砲戦艦)よりも巨大な戦艦も1944年に検討されていた。
排水量一〇万六千五百トン、全長三六六メートル、全幅四一.四八メートルで、主砲はモンタナ級と同じ五〇口径十六インチ三連装四基十二門である。


  • ソビエツキー・ソユーズ級(ソ連)

日露戦争でボロボロになったロシア海軍を再建する間もなく革命と内戦に突入して、建艦競争どころではなかったソ連が遅れを取り戻そうと取り組んでいた4隻の戦艦。
主砲は十六インチ三連装三基九門だが排水量は6万トン弱と大和に匹敵する巨艦。
海軍再建に当たってイタリアの助力を仰いだ影響で当初はプリエーゼ式を導入したが、数次の設計変更でアメリカの条約型戦艦に近い水雷防御へ改良された。
しかし問題がソ連の造船能力で、設備を拡張してもなお4隻の建造を同時進行する事すらままならぬ貧弱さであった。
当然建造は遅れに遅れ、そうこうしている内に独ソ戦が勃発してしまう。
結局戦時中はもとより戦後も戦艦なんぞ作っている余裕など無く、結局完成できぬまま建造は中止されて解体された。
それ以前にソ連の海軍工廠の工員のレベルや、戦後ソ連の珍艦艇のことを考えると、完成したとしてもちゃんと戦えたかは大いに疑問が残る。


  • 24号計画型(ソ連)

アイオワ級対抗を意識した戦艦で、一九五〇年代に2隻の建造を予定していた。
ソビエツキー・ソユーズ級(23号計画型)よりも設計が洗練されていて、装甲防護力や水雷防御が強化されている。
主砲は23号計画型と同じ十六インチ三連装三基九門を踏襲しているが、十八インチ砲の採用も検討されていたと言われている。
基準排水量は約七万三千トンまで膨れ上がったが、機関出力も約二八万馬力に増強されていて、最大速力が三〇ノットに向上している。
検討段階の没案には、建造費が三十億五千万ルーブルと見積もられた基準排水量十一万七千トンの十八インチ砲戦艦といった雄大な代物も含まれていた。
デカいのはいいが一体どこで作る気だったんだ


  • ライオン級(イギリス)

4万トン、十六インチ三連装三基九門と、オーソドックスな形の戦艦。計画予定隻数は4隻で、内2隻は起工された。
実現こそしなかったものの、ネイバル・ホリデーの15隻体制から20~28隻まで拡大する構想があり、ライオン級を最大で8隻建造する案も存在した。
旧式戦艦・巡洋戦艦10隻を近代化改装しつつ、KGV級5隻、ライオン級8隻、R級の主砲を転用改造した十五インチ砲戦艦5隻を新造するという野心的な構想だった。
もっともライオン級の建造は惜しまれつつも中止に追い込まれ、基準排水量約五万九千トンないし約八万五千トンの戦艦も検討されたものの、ヴァンガードが最後に就役した英国戦艦となった。
ちなみにライオン級も第二次世界大戦中に戦訓を反映した改設計が実施されていて、基準排水量は四万八千トン、機関出力は十四万馬力に増加している。


  • アルザス級(フランス)

リシュリュー級の次に計画され、少なくとも2隻の建造が決まっていた。
諸説あるが主砲は最大で十六インチ三連装三基九門と、この当時の欧州戦艦の標準的な性能。


  • UP41型(イタリア)

リットリオ級の次に検討が進められていたプロジェクト。ソビエツキー・ソユーズにも一部系譜が活かされているとも。
リットリオで一旦は諦められた十六インチ三連装三基九門を搭載し、一回り大きくなった戦艦。


  • H40型(ドイツ)

1939年から6隻の建造が予定されて頓挫したH級戦艦H39型の改良案。要はビスマルク級の次の次。
主砲塔の削減と引き換えに水平防御の強化や主機をディーゼル・スチーム混載に変更したA案や主砲塔を削減せずに巨艦化を許容したB案が存在した。
B案は基準排水量六万三千トン、水線長二八七メートル、全幅約三九メートル、機関出力二四万馬力、速力約三〇ノット、と大和型に比肩しうる規模と化した。
主砲はオリジナルのH39型と同じ五二口径十六インチ連装四基八門(A案は五二口径十六インチ連装三基六門)である。
H級は超大和型と同様に正式な艦名は決定しておらず、フリードリヒ・デア・グローセ、グロス・ドイッチュラント、ウルリッヒ・フォン・フッテン、ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンあたりが候補だったと言われているものの、実際のところ不明である。


  • H41型(ドイツ)

第二次世界大戦の勃発で起工後に建造が中止されたH40型のリファイン。
満載排水量七万九千トン、四八口径四ニセンチ連装四基八門、機関出力十五万馬力(オールディーゼル)、速力二八ノットと、ドイツが建造可能な最大級の案である。
航空爆撃対策で装甲を強化しているが、満載時の喫水が十二メートル以上になると見積もられたため、造船施設の拡充や根拠地の新設を実施しない限り実現は不可能だった*5
なおH42型以降は技術保全目的の概念研究に留まるペーパープランで、実際に建造する予定は全く無かったという。


【超大和型戦艦の登場する創作】

  • レッドサン・ブラッククロス

日露戦争での敗戦をきっかけに海洋国家・貿易立国の道を選択して成長を遂げる一方第二次世界大戦に参戦しなかった日本と、モンロー主義によってアメリカが参戦しなかった第二次世界大戦を勝利したナチス・ドイツの間で繰り広げられる第三次世界大戦を描いた架空戦記の金字塔。
紀伊型が建造されて、門数の少ない戦艦として欠陥品呼ばわりされながらも活躍する。ちなみにこの世界での大和型は兵装こそ変わらないものの全長285m・最大速力30ノットと史実よりも大型化した高速戦艦として完成しており、主砲の砲身延長などの改良を施した改大和型も建造されている。
外伝の一つ「戦艦ヒンデンブルグの最期」では同作の代名詞と言うべき超々大和型の播磨が登場。
56cm砲3連装4基12門という大インパクトを持つ同艦の存在はファンの語り草となっている。


ちなみに同シリーズ内ではドイツ側もZ計画を日本を仮想敵に変更して続行しており、H41型とほぼ同じ諸元の「フリードリヒ・デア・グロッセ級(全4隻)」、H42型をベースに主砲を50.8cm砲に変更した「フォン・モルトケ級(全2隻)」、そして53cm砲を主砲として先述した播磨と対決する「フォン・ヒンデンブルグ級」が登場する。


超大和型=紀伊型、というイメージを確固たるものにした名作架空戦記。
母港を旅順にすることで港湾の問題を解決し、徹底した不沈対策によってどんな砲雷撃を受けても沈まないモンスターとして活躍する。


  • 旭日の艦隊

転生系架空戦記の金字塔。
主役艦の日本武尊は超大和型としては五十一サンチ六門と少ないが、反潜能力やミサイルを搭載した奇想戦艦としてドイツをきりきり舞いさせる。
次回作の新旭日の艦隊では潜水戦艦に改造される。主砲は当初こそ前作の51センチ3連装砲だったがレールガンに換装される。


航空機が主体で活躍する架空戦記であるが、超大和型も建造されたことが言及されている。
いったいどうやってドックや資材を確保したのか?
空母もまったく足りてないのになぜ建造が許可されたのかは不明。
活躍の描写は無いが、尾張はトラック沖で米潜水艦にあえなく撃沈されたとのことで、大戦末期の日本の工業力と推戦能力の衰退を象徴する存在となっている。


擬人化した艦船で戦うブラウザゲーム。
超大和型の艦娘自体はまだ実装されていないが、大和改二にすると51センチ砲を搭載しているなど、超大和型を意識した改装となっている。
武蔵改二はシンプルに超大和型風になるが、大和はコンバート改装になっており、改二は高速戦艦化され、さらに大和改二重に改装すると速力は低速に戻るが最強の砲である51センチ3連装砲をデメリットなしで扱える唯一の戦艦となり、さらに水上機搭載量が大幅に増えた航空戦艦になる。


隠された超大和型のまほろば型の肩書で、51センチ砲15門のまほろばが登場する。
現代においても生き残っており、神出鬼没に現れる謎の戦艦として世界の注目を集めていたが、後に実体は宇宙戦艦に改造されていたことが明らかになる。


超大和型自体は未だ登場してないが超大和型に匹敵する戦艦が幾つか実装済みである。代表的なのはH41型ウルリッヒ・フォン・フッテン*6H型戦艦化したビスマルクZwei24号計画型のソビエツカヤ・ロシア&ベラルーシアなどが登場してる。また八八艦隊計画の未完成艦で終わった超大和型同名の紀伊も登場しておりこちらは二型艦船として実装が期待されている


自分で艦船を設計して戦わせることのできる2D・3D海戦シューティングゲーム。
超大和型戦艦を建造することも可能。
また、雑魚敵として大和型や改大和型もぞろぞろ出てくる。とはいえ60センチ砲だのレーザーだのを積めるほどインフレが激しいゲームなのでぶっちゃけたいした脅威にはならない。
ボス敵である超兵器と呼ばれる巨大艦船の中には上記の播磨が元ネタと思われる『超巨大双胴戦艦ハリマ』が登場。51センチ以上の巨砲を甲板上にずらっと並べており、半端な設計の艦では火力と弾幕に対抗できない。中には100センチ砲なんてものをぶっ放してくるバケモンも。



  • 龍が如く6 命の詩

本作の鍵である『尾道の秘密』の正体。
戦時中、旧日本海軍の将校だった大道寺稔の依頼によって巌見造船が作った物である。
この戦艦は日本の存亡に関わると判断した大道寺の独断に作られた物であり、当時の政府の製造の許可を取っていなかったために戦費を横領する形で製造された。しかしながら、戦艦の完成が終戦に間に合わなかったため、建造費は丸ごと無駄遣いに終わり、超大和型戦艦は日の目を見ることなく隠蔽された。


戦艦の製造が露見すれば当然自身は破滅する。戦後、政治家になった大道寺それを恐れ、戦艦建造で巌見造船が被った負債を一部賠償し、足りない分は巌見造船が有利になるような法案を次々に通すという方法で借りを返そうとした。その結果、来栖には政界との強いパイプができ、癒着関係は大道寺のみならず彼のシンパにまで広がり、現政権の中にもそれは少なくないため、大道寺がとっくに引退した現在でも問題なく強権を使うことができる。


追記修正、ようそろ。


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  • 某893ゲーで知ったなぁ -- 名無しさん (2023-07-06 14:53:16)
  • 登場する創作だと龍が如く6いれてもよさそうですね -- 名無しさん (2023-07-06 16:55:46)
  • 創作の部分に鋼鉄の咆哮シリーズも追加していいですかね 扱いがモブなのと再現度が微妙なので -- 名無しさん (2023-07-06 18:40:41)
  • ↑↑いいと思うけど、一応本編の超ネタバレだから、念の為折り畳みのワンクッションしておいた方がいいと思う。 -- 名無しさん (2023-07-06 21:51:22)
  • 運用コストは金剛型を引退させて捻出するとして、開戦時に完成していたら大和型の出番が増えてたりしたんだろうか。超大和型は母港で沈む -- 名無しさん (2023-07-06 22:04:38)
  • 英仏伊のエスカレーター条項発動後の16インチ+4万5000トンに収めて計画された艦は超大和型と同列に並べるには微妙に違う気がする。確かに「史実で造れた最強の戦艦の一段階上の戦艦」ではあるけど、なんというかパーシングやARL-44がティーガーⅡやIS-2と同列になってる的な違和感が… -- 名無しさん (2023-07-09 00:41:28)
  • 20インチ砲搭載の戦艦そのものはイギリスのインコンパラブル級や、日本でも八八艦隊計画の時点で18インチ砲戦艦が計画されていたし、技術面から見たらさして問題はない。ドイツが80センチ砲なんてものを実戦投入してるわけだし。物理面と予算面では厳しいのは当然だが -- 名無しさん (2023-07-31 21:33:10)

#comment(striction)

*1 1921年に陸奥が完成してから37年に大和の建造に着手するまで
*2 1930年代に検討された段階で二十インチ砲の採用は提案されていたが、艦政本部長の決裁で十八インチ砲の搭載が決定した。
*3 例えば2発撃ってそれが2発とも敵艦の手前に着弾した場合、それだけでは照準が合っているかわからない。3発目が敵艦の向こう側に着弾すれば落着ゾーン-軍事的には「散布界」という-が目標をすっぽり包い、あとは確率論でいつか必ず命中するが、3発目も敵艦の手前側に着弾したならまだ照準がズレているので修正が必要となる。最低3発必要とはこういうことだ。
*4 基準排水量35,000トン以下、主砲口径14インチ以下。ただし日伊が同条約に調印しなかったことからエスカレータ条項が発動し、主砲口径は16インチ以下に緩和された。翌年の1938年には、調印国の決議で基準排水量も45,000トンに緩和された。
*5 仮称艦名Jを担当する筈だったAGヴェーザー社の造船施設では竣工不可能になり、ヴィルヘルムスハーフェン造船所で新設するドックが必要になった。また積載燃料を4割に抑えた軽荷状態ではないとドイツの主要港湾に入港できず、大西洋作戦用の根拠地を確保する前提だった。
*6 ただしゲーム内ではH39型扱いの可能性もある

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