御子柴朱美

ページ名:御子柴朱美

登録日:2022/08/15 Mon 01:05:38
更新日:2024/06/25 Tue 13:54:17NEW!
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ヒロミの真似してもダメ。アンタはアンタのやり方でね。


……俺は…フェニックスの歪みを排除して、正しい組織にしたい。ただそれだけなんです。


あのね、正しいって言葉を簡単に使う方が危ないから。



御子柴みこしば朱美あけみとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』の登場人物である。


演:藤岡沙也香




【概要】

初登場は第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」。
政府特務機関フェニックスが運用する空中戦艦・スカイベースで医者として勤務している女性。
医者らしく白衣を身に着けているが、その下はタイトミニスカートのスーツに黒タイツ姿で、髪には末端部に赤のグラデーションを施しているなど、医者にしてはどことなく煽情的な風貌をしており、
バイスからはそれを指して「派手な医者のお姉さん」と評されている。



【人物像】

性格は大人の女性という感じの人物。
医者にしては派手な外観の印象に反して診療に関しては真面目な様子であり、肉体年齢に異常を起こしていた門田ヒロミの仮面ライダーへの変身に関してドクターストップを出している。
また、ヒロミの身体について聞こうとした五十嵐一輝に対して「本当は身体の秘密は厳守だけど、しょうがないか…」とヒロミの肉体の異常を明かすなど、守秘義務よりも命の安全を優先する一面を見せた。


加えてヒロミの命を救う作戦を提案したり、赤石英雄の部屋のキーをハッキングするなど知能面でも優れた発想力を披露。
男性の好みについては五十嵐大二と会話する中で「単純な男ほど可愛いんだけど」と述べている。


その大二に対しては好意的な様子を見せており、彼に対してアドバイスを伝える場面が目立った。彼にコーヒーを渡す一方でジョージ・狩崎はスルーする場面もある
ヒロミに対しても彼の好みの飲料物(ブラックコーヒー)を把握しているなど、本編以前から一定の交流関係はあったようだ。



【ギフデモス(御子柴朱美)】


諦めの悪い男だ…。君は『絶望』の意味を知る必要があるようだ。朱美君、君の選択を披露したまえ。


大二君、ごめんね……。私、人類の未来が―――“見えない”……。


朱美さん……


ギフ様、お願い致します。



アアアアアアアアーーーッ!!


ウアァ……!アァッ……!!



彼女もまた悪魔の囁きに負けたんだ。いずれ君も……。



バイスタンプ:不明(そもそも対応するバイスタンプが存在しない)
身長:193.7cm
体重:86.3kg
特色 / 力:長剣 / 格闘 / 衝撃波
クリーチャーデザイン:武藤聖馬



ギフの存在に屈して赤石への下僕へと成り下がってしまった朱美が、ギフの力を受けて変貌した怪人。
トランプのジョーカーを連想させる外観を持ち、渦巻き模様が複数施された生物的な上半身と機械的な下半身の組み合わせが全体像に一貫性のなさを生んでいる。
また、上半身の濃い赤色とそれを一層目立たせる下半身の黒というカラーリングは派手さを感じさせるが、皮肉にも医者の割には派手な外見をしていた朱美らしさを残している言えなくもない。


戦闘力はデッドマンどころかギフテリアンすらも上回るスペックを持ち、初登場時には仮面ライダージャンヌ仮面ライダーリバイスを即座に変身解除に追い込んだ。
ギフデモスの強さを支えているのは左前腕から伸びる長剣「デスペティア」であり、空間すらも切り裂くその威力は劇中において仮面ライダー達に次々と大ダメージを与えた。
また、デスペティアによる斬撃以外にも両掌から衝撃波を放つ事が出来、この衝撃波を利用して独自の力場を発生させるという芸当も可能。


一方。他者との意思疎通は一応出来るものの、変身後の時間経過と共に朱美としての自我を失いつつあるという事態に陥ってしまっている。



【劇中での動向】

第18話ラストにて、メディカルチェックでヒロミに肉体の異常な老化が進んでいる事を伝え、仮面ライダーデモンズへの変身の禁止を命じた。
第20話ではヒロミの身体の様子を聞きに来た一輝に特例的に状況を教え、ヒロミの命が危うい事を伝える。
後に「デモンズドライバーがヒロミの命を全て吸い取る前にドライバーを弾き飛ばして防ぐ」という作戦を提案していた事がバイスによって明かされた。


その後はヒロミが戦線離脱して不安定になっていた大二を励ましていたが、第26話ではジョージの下を強襲したカゲロウによって人質にされるなどの災難にもあった。


やがて朱美は赤石の不審な様子に疑念を強めた事で彼を探る事を決意し、彼の秘密を探るために人のいない時間帯に長官室へ侵入していたが、廃棄すると聞いていたプロトバイスタンプの存在に動揺する中であっさりと見つかった末にギフの力を見てしまう。
その後は消息不明状態となるが、長官室に囚われながら生きていた朱美は赤石を銃撃で殺害しようとするが失敗。
やがて長官室に突入した大二によって生存が確認されるが、その時点で気の抜けた状態となっていた。
ギフの存在を目にした事で朱美は心が折れてしまっており、悪魔の囁きに屈した彼女は赤石の下僕になるよう誘導され、既に堕ちていた。


下僕と化した事でギフに力を注ぎ込まれてギフデモスの姿を手にした朱美は、赤石に重傷を負わされた大二に更なる追い打ちを仕掛ける。
大二の救援に駆けつけたジャンヌやリバイスをも撃退するギフデモスだったが、ベイルのエネルギー切れを受けた赤石の指示で撤退した。


ギフデモスとしての姿を晒した翌日、赤石の民衆に対する演説に登場して人類の無力さを見せ付ける流れを作る自作自演の作戦の為に出陣。
現場にいた仮面ライダー達を圧倒しつつ、赤石に対してわざと衝撃波を浴びせる事でさも彼を殺害したかのような光景を作りだし、
最終的には仮面ライダーオーバーデモンズの力を得た牛島光の介入を受けるも、赤石の作戦自体はひとまず成功に終わった。


第36話においてはギフの異空間から送り込まれてベイルと交戦するリバイス達を強襲して優勢に立つが、何かを訴えるかのような不自然な様子を見せる。
そんな中で朱美とギフデモスの分離を企んでいたリバイスの「爆爆リバイストライク」の一撃を浴びて大ダメージを負うが、
実が人間としての自我を辛うじて残していた朱美は「ギフを倒すには、ギフの力が必要よ…」「私を使って……!」と己を利用するように伝える。
その後は自我が失って暴走しながら撤退するが、一連の流れを受けて一輝達は朱美の救出作戦を進める事になり、狩崎真澄は「ギフデモスを捕獲してギフの細胞を全て取り除けば理論上は人間に戻せる」と分析。


そして第37話では大二と一輝の思想の違いによる対立の雰囲気が進む最中、赤石の下を訪れたリバイスとジャンヌを迎え撃つべく、ヘルギフテリアンと共に出現。
この時点で前回よりも凶暴化が進んだ事で一輝の呼びかけにも応じられない程に朱美の自我が消えかけており、やがて屋外での戦闘に移行する中でその様子の報告を受けた大二は「一輝達は朱美を犠牲にする」と誤解してしまう。


仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイス バリバリッドレックスの「フィニフィニフィニッシュ」による強烈な冷気で動きを封じられたギフデモスから朱美の自我が一時的に戻り、朱美と一輝はコミュニケーションを取る事に成功する。


私の…私の体を使って……。


朱美さん?


意識が戻ったのか?


朱美さん…!絶対、あなたを救ってみせます!


あなた達なら、ギフを倒せる……!


ええ、きっと大二も喜んでくれるはずだ!


が、ジャンヌがヘルギフテリアンに苦戦していた事でリバイやバイスがそちらの救援を強いられる事態になり、朱美がその様子に感銘する最中に出現した赤石は彼女に処刑を宣告。


大二、素敵な家族ね……。


お疲れ様。君の仕事は…ここまでだ。


ギフの力で身体に風穴を開けられたギフデモスは消滅寸前となり、その様子に一輝が混乱する中で運悪く大二がその場に現れ、今にも消えそうなギフデモスに駆け寄るが……


正しさの為に…独りぼっちに、ならないで……。


……え?


かっこいい男に、なりなよ……。


大二への励ましの意図を込めた遺言を残すと、その身体は赤い粒子となって完全に消滅し、朱美はを迎えた。
しかし、朱美の遺言に反して一輝が彼女を抹殺したと勘違いした大二は怒り狂い、家族との決別の意志を深めてしまうのだった……。



【余談】

  • 東映公式サイトによると、キャラクターイメージは初登場した第18話の演出を手掛けた杉原輝昭監督曰く「某近未来SF警察アニメに登場する金髪にくわえ煙草の似合う分析官」とのことで、恐らく『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの登場キャラクターである唐之杜志恩を示唆した発言だと考えられる。

  • 演じた藤岡氏は、『リバイス』以前には『烈車戦隊トッキュウジャー』の第25駅においてシンデレラ役として特撮作品に出演していた。
    また、東映公式サイトによると、特徴的な髪色の為に藤岡氏が5時間費やして髪を染めたという。

  • これまた東映公式サイトの「第38話 あとがき」では、本来は初登場となった第18話のみのゲストキャラクターだったが、杉原監督の「キャラ付けをしたい」という要望から準レギュラー枠に昇格した事が明かされている。
    この扱いの変化がシナリオに起こした影響を指摘する声もあるが、仮に1話限りのゲストキャラクターだった場合はギフデモスへの変貌や死亡という結末を迎えなかった可能性はある。
    一方で、死亡後の38話以降、当事者の大二と一輝を含め朱美を話題に挙げた者は誰一人おらず、大二の誤解が解けたかどうかは不明なままである。

  • ギフデモス(朱美)の撮影用スーツだが、これは恐らくTELASAで配信されたスピンオフ作品『仮面ライダーリバイス The Mystery』に登場したオブリビアンの改造と思われる。


ヒロミの真似してもダメ。アンタはアンタの追記・修正でね。



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  • 終わってみればあらゆる意味で気の毒な人だった -- 名無しさん (2022-08-15 05:09:10)
  • 大ニは結局死の真相知らされたのかな -- 名無しさん (2022-08-15 09:09:13)
  • ↑たぶん赤石んとこいる間に察したりしたのかも? ちょっとしか役に立てなかった人だよな……かわいそうに -- 名無しさん (2022-08-15 11:09:49)
  • 最後の言葉が結局、悪手になるとは・・・ -- 名無しさん (2022-08-16 09:29:41)
  • 名前すら思い出してもらえないとか -- 名無しさん (2022-08-16 19:52:34)
  • 可哀想だけど、本当に「犬死に」という言葉がピッタリと当てはまってしまう人だと思う…。 -- 名無しさん (2022-08-18 01:36:42)
  • 朱美さんからギフの細胞を抽出するのには成功はした → しかし人間に戻る直前で赤石に始末されてしまった → その時に抽出した細胞を元にしてアルティメットリバイスができる -- 名無しさん (2022-09-20 17:15:38)
  • ↑途中送信失礼。こんな感じの流れだったらまた違ったのかな -- 名無しさん (2022-09-20 17:16:19)

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