レッドストーン回路(Minecraft)

ページ名:レッドストーン回路_Minecraft_

登録日:2022/04/26 Tue 17:14:51
更新日:2024/06/18 Tue 13:36:33NEW!
所要時間:約10分で読めます



タグ一覧
minecraft マインクラフト マイクラ レッドストーン プログラム 機械 廃人御用達 トラップ 自動化 ピタゴラ



ここでは、Minecraftの素材の1つである「レッドストーンダスト」を主に利用して作動するギミックについて説明する。


【レッドストーン回路とは?】

マイクラのプレイ中、そこそこ深いところで採掘していて赤い鉱石を見かけることは無いだろうか?
金、ダイヤモンド、エメラルド、ラピスラズリと来たから大方ルビーかガーネット辺りか…と思いきや、掘り出してみると正体はレッドストーンと呼ばれる謎の鉱物。
(統合版では)深ければ深い程出現しやすく、ダイヤモンド等を探していると自然とお目にかかる機会も多いはず。


シルクタッチのエンチャントがあると「レッドストーン鉱石」としてそのまま掘り出せるが、鉄やダイヤモンドのツルハシで掘り出せる粉末状の「レッドストーンダスト」がここではメイン


このレッドストーンダストはクラフトすると綺麗なブロック状にできたり、ポーションに添加して効果時間を延ばしたりといった使い道もあるが、最も有名な性質は他の装置と組み合わせる事で遠隔操作したり、自動で作動するギミックを作れること
採掘する際に叩くと反応することから、どうやら刺激を受けるか他のレッドストーンに連鎖反応して、電気に近いエネルギーを放出する性質を持った鉱物ということらしい。
現実に存在したらエネルギー革命ものである。


自動化できれば効率が良くなるのは勿論、道具の耐久度や満腹度も節約できるので、高難易度ほど恩恵が得られる。
凝った人なら意外な作業まで自動化することもでき、例えば


  • 作物の追肥&収穫
  • 家畜の解体&調理(ニワトリは繁殖まで可能)
  • 羊の毛刈り
  • 定置網漁
  • モンスター退治(トラップ)&戦利品を仕分けてチェストに纏める
  • 襲撃イベントの発生及び襲撃者退治
  • コンブやスイートベリーの増殖
  • 丸石の増殖

…なんて装置も作れたりする。
その作り込みの奥の深さはさながら電子回路


勿論シンプルなものでも十分使えるので、あまり難しく考えず簡単な装置からチャレンジしていこう。
寧ろあまり凝りすぎるとゲームが重くなるのでシンプルに越したことはない。ピタゴラレベルの大作はクリエイティブモードの方が無難。


装置の研究中にスケさんが妨害に来ることも多いため、湧き潰しや番犬、番猫等の同伴は忘れずに。
難易度ピースフルやクリエイティブモードのワールドを活用しても良いかも。


【作り方】

構成パーツは大まかに「電源(スイッチ)」「導線(レッドストーンダスト)」「出力」の3種類で、組み立て方は現実の回路とほぼ同じ。


例えばレバーをオンにするとTNT(TNT火薬)を起爆する回路を作る場合、電源はレバー、導線はレッドストーンダスト、出力はTNTとなる。


  1. まずTNTを置く。
  2. TNTに繋げるように15個以内(後述)でレッドストーンダストを撒く。誤って撒いてしまっても、叩くと簡単に取れるので繋ぎ直そう。
  3. 安全な距離まで離れたら端っこにレバーを設置。

これで完成。使用方法も簡単。


  1. レバーを操作してオンにする。
  2. レッドストーンダストが光って、TNTが大☆爆☆発

遠隔式のドアを作るなら、TNTをドアに取り替えるだけ。
ドアの前に繋げても、脇の壁に繋げてもどちらでも動く。


なお、隣のものをスイッチオンにする場合は導線が必要ない。
つまり、レバーの隣にドアを置いておけばレッドストーンダストいらずでドアの開閉装置が作れる。


○注意点

  • 電源と出力を直接繋ぐ場合、ダストは最大15個分まで。

撒いたダストの光の強さで信号の強さは判別が可能。
それ以上繋ごうとしても信号が途中で途切れてしまう。
信号が変化する部品を使う場合は更に短くなることもある。
中継地点になるリピーターなどを繋いだりすることで距離を伸ばすことは可能。


  • 上手く繋がらないブロックや回路の形状もある。

例えば、ガラスの上にレバーを置いても、ガラスが信号を伝えないので動かない。この場合はレバーの隣に直接ダストを置くか素材を替えよう。
また、基本的には段差や曲がり角、三叉路でも勝手に繋がってくれるが、レバーやボタン、ドアを付けた石等のブロックや発射装置等一部のパーツには繋がらない。この場合は真っ直ぐに配置しよう。


  • 漏電やショートに注意

レッドストーンダストを直接撒いた場合は原則線が伸びていなければ信号はそこで切れるが、この時撒いた下のブロックが接点となり、ブロックの隣(上下含む)へ漏電してしまうこともある。近くの他のパーツが勝手に動いてしまう事故にもなりかねないので、この時は逆にブロックをガラス等に変えることで防止できる。
言い換えれば、この性質も狙って配置できれば更に凝った回路が作れるということでもある。


  • 基本的に半永久的に作動する

(一部を除いて)電池が切れるような概念はなく、作成した回路に耐用年数はなし。つまり摩耗したとかで勝手に止まることがない。
また、アイテムを格納するパーツでも無限ループが起こり、例えばホッパーを2つ用意して吐出口を向かい合わせに接続すると入れた中身を延々とキャッチボールし始めたりする。
設定したプレイヤーの視界(シミュレーション距離)から離れると一旦止まるが、再び近寄ればもちろん動き出す。

【主なパーツ】


○電源

上述の通り配置に制約があるので注意。

・レバー

オンとオフを切り替えられる、最も基本的な電源の1つ。
床や壁にも付けられて付けたブロック自体も接点になる。
ただし、水がかかると外れ、溶岩がかかると燃えて消滅してしまう。



・ボタン(石製・木製)

押すとオンになり、少し経つと切れる。
他の性質はレバーとほぼ同じ。
いちいちオフにするのが面倒ならコレ。それぞれの板材や石のグラフィックにも馴染むのでカモフラージュにもなる。
木製は石製より出力時間が若干長い。
また、源流でない限りは水や溶岩を弾くのでせき止めのパーツにも使える。


・トリップワイヤーフック

  1. 2つ用意して壁に設置
  2. その間に糸を設置して準備完了
  3. この間の糸に誰かが触れると、その間オンになる。

TNTや矢の発射装置と繋げればブービートラップ、建築では蛇口の見立てにも
糸を破壊しても数秒間オンになったままだが、フックをブロックごと壊されたり、糸をハサミで切られると反応しなくなる。


・感圧板(木製・石製・鉄製・金製)

地面に設置。ドアの前に置くと自動ドア。
上にアイテムが置かれたり、誰かが踏むとオン、離れるとオフになる。動作に一瞬だけラグがある。
こちらもボタンと同じく素材によって出力時間が異なり、木製>石製>金属製の順で長くなる。


石製はアイテムに反応せず、鉄製と金製は上に乗る数によって信号の強さが変化する(鉄製は10個、金製は1個ごとに多いほど上昇)。
ちなみに水や溶岩は避けていく。


・レッドストーントーチ(レッドストーンのたいまつ)

何もしなくてもオン状態になるレッドストーン製松明。
普通のたいまつより暗めで、光が当たる向きに信号を送る。軸の付いた方向には働かず、軸が付いたブロックに届く様に信号を送るとトーチ自体がオフになり消灯する。勿論、外れてもオフに。


上級者向けだが、他の電源や通電中のパウダーの通電先に置いておけば、いわゆるNOT回路となって信号の反転に使用できるほか、動力をループするようにすればONとOFFを高速で繰り返すクロック回路、奇数限定だが他のブロックと交互に積み上げれば擬似的な真上に伝わる信号になったりと、条件次第で複雑な回路の作成に使えたりもする。
なお高速でON/OFFを繰り返すと燃え尽きた様な音ともにOFFで固定されてしまう(所謂「焼き切れ」)ため、後述するリピーターなどで動力を遅延させる必要がある。


・レッドストーンブロック(レッドストーンのブロック)

置くだけでスイッチオンの状態を維持するレッドストーンの塊。
撤去されるまで全方向に信号を送り、信号を送られてもオフになったりしない。(粘着・吸着)ピストンで移動できるので、スイッチを複数組み込んだ複雑な回路の接点パーツに使われることも多い。
また、電源パーツのなかでは数少ない、水中でも使えるものでもある。


・トラップチェスト

普通のチェストとほぼ同じだが、開けている間スイッチオンになる。金具の周りが僅かに赤く縁取られているのが目印。
「トラップ」とはいえ罠用だとほぼ対人用。他の装置と繋いで自動化に使われる方が多いと思われる。
代表的な使用方法は自動かまどや焼却炉の安全装置。開けている間は接続されたホッパーが止まる為、誤って入れてしまったアイテムもホッパーに吸い込まれる前に落ち着いて取り出せる。


普通のチェストとは連結しないため、樽ブロックが無い昔のバージョンではチェストを敷き詰めたい場合にも使える。


・日照センサー

日の明るさを検知してスイッチオン。調べると青色の暗さ検知モードに切り替わる。
暗さ検知モードにしておけばお手軽に夜間のみ点灯する照明が作れる。
たいまつなどは影響しないが、上を塞ぐとやはりというか動かない。
明るさによって信号の強さが変わるので、複数の装置と連動させる時は注意。


・オブザーバー(観察者)

顔型センサーの前にあるブロックを壊す・置く、ドアの開閉、水や溶岩の有無といった変化が起こると一瞬だけスイッチオン。
非常に汎用性が高く、自動収穫器等では必須級。上下の向きに設置することもできる。
ボタンや感圧板の後に付けることで、「オン・オフを検知して発信する」様に挙動を変化させたりもできる。
他のオブザーバーや発射装置、初回起動用のボタン等と繋ぎ合わせる事で、動作→検知を繰り返すクロック回路にもなる。
ちなみにレッドストーンダストの設置・通電も検知するので、出力部分→これの上→センサーの前とダストを設置すれば単体でもクロック回路が起動する。といってもこれだけでは不安定なので、スターター用のボタンや間隔調整にリピーターも欲しいところ。


ちょっとした裏技だが、ピストンで押し込んで回路に繋げると、直接置いた時よりも若干反応が速くなる。これは手入力で直接置くと装置同士が連動する間隔*1が僅かにズレてしまうが、ピストンと同時に動かすとズレないのでピッタリ連動できるためということらしい。


・的(ターゲット)

まと。矢や投擲物が当たると一瞬だけスイッチオン。
ブロックの中央部に近いほど信号が強くなる。


・ディテクターレール(感知レール)

トロッコ用のレールの一種。
上にトロッコが乗っている間はスイッチオン。通り過ぎる形では一瞬だけオンになり隣接したブロックに信号を送る。
トーチ等を使わずパワードレールを直接起動させて加速させるのにも使える。


・スカルクセンサー

8マス以内のあらゆる物音や振動を感知して、大きさに応じた信号を数秒間出力。
しゃがんだ足音や、羊毛ブロックで遮られた音は感知しない。
入手するまでが大変だが、能動的に無線操作できるスイッチとして回路の新たな可能性を秘めたパーツ。コロコロと独特な動作音は気になるが、無音だと場所が分からなくなるのでこればかりは仕方ない。
不意打ちトラップや感圧版要らずの自動ドアなど何でもござれ。
ちなみに、近くに天然設置されたスカルクシュリーカーさえなければウォーデンを呼んでしまう心配は無用。
これの回収には、シルクタッチのエンチャントを使わないと経験値を残して壊れてしまう。
採取は勿論、再配置の際にもうっかり壊さないように注意。


○導線

どれも水がかかると外れてしまうので水漏れには注意。


・レッドストーンダスト

基本的な導線になる赤い鉱石の粉末。普段採掘していると案外余るのはお約束。
段差も上って繋げられるが、直接壁には撒けないので注意。
完全な垂直は不可能と思いきや、「ダストを撒いたブロック」を螺旋階段状に重なる形にすると一見スカスカだがしっかり繋がってくれたりする。
段差で繋ぎたくない場合は、ブロックの角でダストを斜めに遮る配置にすると切り離せる。
発射装置等の中身(インベントリ)を出し入れできるブロックの上に撒く時はしゃがんでから。


段差上の回路で下を通る信号をブロックで遮断したく無い時はハーフブロックの上に撒くかガラスを使おう。


・レッドストーンリピーター(レッドストーン反復装置)

中継器兼遅延スイッチ。
動力を受けるとダスト15個分に回復させて再び出力する。
また、再出力時に0.1秒のタイムラグが発生する性質がある。操作すれば0.1秒単位で0.5まで間隔を調整できる。
脇から信号を受けると、その間は切り替えが止まる。*2純粋な中継器として使いたいときに。
出力側から信号が来ても無効にするため、ダイオードの代わりにも使える。


・レッドストーンコンパレーター(比較装置)

超多機能な演算装置。
回路を電源と電球レベルから電子回路レベルに進化させる、複雑な装置の要。
これを使いこなせる人は間違いなく回路作りの上級者だろう。


  • 両脇からの各信号よりも強い場合のみ、背面の信号を通過させる比較モード
  • 両脇の信号(の強い方)分、背面の信号を減少させて出力する減算モード
  • チェストやかまど等の中身を解析して、中身の量に応じた強さの信号を出す計測モード

……の、3つのモードがある。
比較と減算は切替式*3、計測モードはチェスト等の前に直結させると自動で作動する。つまり計測しながら比較もしくは減算…という運用なら両立が可能。


計測モードは基本的に「空→1個以上→23個以上→……」といった具合で多いほど信号が強くなるが、計測物の総容量や、卵など16個ずつしか入らないものや、1個ずつしか入らない道具や装備が入るといった場合はまた挙動が変わる。
これ以外にも大釜の水量や額縁の向きジュークボックスの曲名、スカルクセンサーが感知した振動の種類(通常は振動源との距離)など意外なものにも反応する。


自由度は抜群だが役割も難解なので、慣れるまではまずは計測モードのみで運用するのがおすすめ。空と中身入りを判別できるだけでも十分便利。


有名な使い方の例としては、「中身を入れた時だけ全て発射する発射装置」がある。
コンパレーターを比較モードにした上で「発射装置→コンパレーター→リピーター→コンパレーターの脇→発射装置」と回路を組むことで発射装置が空になるまで発信と遮断を繰り返してくれる。ただのクロック回路と違い、空になると止まってくれるので便利。


また、減算モードにしてこれの出力と側面をレッドストーンダスト(最短3つ)で繋ぎ、背面から十分な強さの信号を送ると「15-0=15」→「15-13=2(側面に信号は届かず0)」…を繰り返すクロック回路が作れる。こちらはリピーターやオブザーバーよりも更に高速で切り替わる。


現実世界でいうトランジスタの仕組みに近く、これやリピーターやレッドストーントーチを大量に使うとコンピュータめいた装置も作れるとか…。



○出力装置

・ドア(木製・鉄製)、フェンスゲート(柵のゲート)

スイッチオンになると開き、オフで閉まる。向きを90度回して付けると音は変になるが実質的に逆転させられる。
木製のものは信号とは別に手動で開け閉めも可能。ただし突然動いても自己責任。
鉄製のドアはゾンビに壊されない代わりに手動で開けられない為、ボタン一つでも良いので回路を組み込むことが必須になる。


フェンスゲート(柵のゲート)はドアと比べてMOBが引っかかりにくく、水や溶岩のせき止めにも便利。普通の木製は燃えやすいので溶岩の近くにはネザーの木材(クリムゾン、歪んだ木)製を使おう。

・トラップドア(木製・鉄製)

普通のドアと同じ原理だが、こちらは1マス分の垂直に開閉する。取り付ける向きで開く方向が変わる。
やはり鉄製のトラップドアは手で開閉できない。
開けていてもモンスター等は地面と認識するため、TTの落とし穴や誘導にも使える。ただし一枚では開いたドアによく引っかかるので、対岸で2枚以上設置するのが無難。


木製ドアでも溶岩で燃えず、隙間を作りながらせき止めできるので溶岩トラップの作成や点検にも活躍する。
その代わり隣に空きスペースがあると発火することはある。


・TNT(TNT火薬)

スイッチオンされると爆発する爆薬。発射装置から吐き出させても起爆する。
言うまでもなく周りの部品も吹き飛ぶので利用は計画的に。
TNT付きトロッコもあり、押し込んだ先で起爆させたり、落下の衝撃で起爆したり、斜めのレールに大量に重ねることで破壊力を増したりといったえげつない使い方ができる。
ただ周囲のレールやトロッコもぶっ飛んで普通のTNT以上に資源が勿体ないので、実質対人トラップ用。
トラップの場合、そのままではバレバレなので大抵は何らかの形でカモフラージュされる。最近は完全に隠しても反応するスカルクセンサーの実装で更にえげつなくなった。


「水没させて着火するとエンティティを吹き飛ばすだけで破壊はしない」という性質から、色々なアイテムを加速させるカタパルト…というより、時間差で着火した他のTNTを吹っ飛ばして大砲の弾みたいに着弾させるTNTキャノンなる装置が多数生み出されている。
…大抵跳弾が飛んできてすぐに壊れるのがオチとか、作ったとして何に使うんだとか、その辺の疑問はさておき。

・レッドストーンランプ

スイッチオンの間、グロウストーンの様に発光する。
照明の他、装置が起動中の場合のみ点灯するサインなんかにも使える。


・音符ブロック(音ブロック)

叩くかスイッチオンで音が鳴る。下に置かれたブロックの種類で楽器が、操作すれば音階が変わる。
時間差でオンにするようにしたものを大量に並べれば演奏も可能。動画サイトには力作があるので聴いてみよう。


・ピストン、粘着ピストン(吸着ピストン)

スイッチオンの間、ピストンが飛び出してアイテムやブロックを押し出す。オフで引っ込む。
粘着ピストンは引っ込む時に押し出したブロックを戻す。
かっこいいドアやトラップ、水門、回路のスイッチなど色々と使える。丈が伸びたり実がなるタイプの作物ならこれで押し出して収穫もできる。
装置を改良する際に、大量のMOBでも逃げにくいように移動したり無理矢理纏めたりもできる。
レッドストーンダストも含めて、押すと剥がしてしまうパーツがいくつか存在するので配置はやや難しい。


・ディスペンサー(発射装置)

スイッチオンの瞬間に入れられたアイテムを1つ吐き出す。
オンのままでは動かないので、連射させたい場合はオブザーバー(観察者)やリピーター(反復装置)等と組み合わせると○。


大抵のアイテムはただ目の前に吐き出すが、矢や卵を入れると発射したり投げたりできるので罠や孵化器にもなる。
中身入りのバケツを入れると目の前に水や溶岩を流したり、逆に空バケツで回収することもできる。
他にもハサミを飛ばして羊の毛刈りができたり、トロッコやボートを設置したりと意外に多機能。
上記の仕組み上「ONをOFFにする」だけだと水や溶岩は止まらないので、「OFF→ONをもう1回入れる(空バケツを発射する)」必要がある点に注意。


・ドロッパー

簡単に言えば発射しない発射装置。入れられた全種類のアイテムを普通に吐き出す。
吐き出し口がチェスト等に接続されていると、アイテムを吐き出す代わりに送り込む。
ホッパーに似ているがこちらは上向きに送り込むことも可能。


・ホッパー、ホッパー付きトロッコ

上に落ちたアイテムを回収して貯め、チェストや発射装置等に接続されていればドロッパーの様に中身を送り込む。
チェスト等の下に付けると逆に中身を吸い出すこともできる。


信号を送ると、スイッチオンの間は回収も含めた全ての作業が停止する。自動化の必需品の1つ。
なおホッパーで焼いた食料や金属を回収すると精錬時の経験値は出なくなる。


基本的に付けた面に吐き出し口が向く様に設置される。向きを変える時は一度外してから付け直せばOK。
ホッパーの下にホッパーをつなぐ場合は送り込みと吸い出しが同時に行われるので、止めたい場合は両方に信号を送るか、上のホッパーは下へ送り込まない向きに設置するといった対策が必要。


トロッコ版は吐き出し口が無い代わりに通常のホッパーよりも回収できる範囲が広い。中身は他のホッパーで吸い出すことができる。

・レール

トロッコ用のレール。
T字路の隣にレバーを置くと、曲がる向きを変えられる。
レッドストーントーチのオン、オフにも反応する。


・アクティベーターレール

トロッコ用のレールの1つ。
スイッチオンの間、上を通るトロッコに中身を降ろさせたり、TNT付きなら爆発させたりする様になる。


・パワードレール(加速レール)

トロッコ用のレールの1つ。
スイッチオンの間、上を通るトロッコを加速させる。オフなら減速。
どれか一つオンにすれば、ある程度は隣の加速レールもオンにしてくれる。水平方向であれば2個で最高速度に到達するので、複数接続は専ら登坂用。


【相性の良いアイテム】


・チェスト、かまど、燻製器、溶鉱炉

ホッパー等と接続して終着点や貯蔵スペースに。
かまど系は原料、燃料、完成品と3つホッパーを繋ぐ事で自動加工器にもなる。


・石のハーフブロック、塀(壁)、ガラス板、鉄格子など

MOBや水、溶岩は通れないが操作やアイテム回収はできる、絶妙な隙間を作ることができる。
石やガラスであれば溶岩で燃える心配もない。動かさないトラップドアの代用としても。


・ガラスブロック、遮光(着色)ガラス

装置の中を確認するのは勿論、ブロック自体はレッドストーン信号を伝えない、斜めに置いてもレッドストーンを遮らないといった特性があり、回路の微調整にも便利。暗くしたい場合は遮光(着色)ガラスを使おう。


・水バケツ、溶岩バケツ、粉雪入りバケツ

水はアイテムやMOBを流して移動させたり、飛び跳ねさせて引っ掛ける手段に、粉雪や溶岩はMOBを倒したり焼肉にする手段に便利。
粉雪の場合MOBに警戒されずに落とせる上、火や溶岩が効かないネザーのMOBにも有効。倒すまで時間がかかることとスケルトンはストレイに変化して倒せない点に注意。
上記の通り隙間を開けて流すこともできるため、アイテムが変な場所に流されたり一緒に燃えない様に調節することも容易。


・マグマブロック

上に乗るとダメージを与えられ、アイテムが燃える心配もない。
クモが登れないのもポイント。
焼き肉を作る効果は無いが、着火するとネザーラックの如く永久的に燃える。ただし焼き肉は溶岩やかまどの方が便利。
水源の下に置くと下降水流になり、下方向に移動させる装置にもなる。


・ソウルサンド

上に乗ると移動が遅くなり、なおかつ僅かに沈む。
MOBの拘束や移動の微調整に。
マグマブロックとは逆に水源の下に置くと上昇水流になり、こちらもエレベーターや落下トラップの作成に便利。


・昆布

水中に一度生やしてから撤去すると、その部分が水源に変わる。
マグマブロックやソウルサンドと合わせて昇降装置の作成に。


・氷、スライムブロック

水の下に敷くと上の流れが速くなる。
また、スライムブロックはピストンに付けて押すと周りのブロックを貼り付けて一緒に動く様になる。


・看板、旗

簡単に作れて、壁に設置すると水や溶岩を弾く。
看板の文字で重くなる場合は旗やボタンを使おう。
どちらもMOBやアイテムの移動は阻害しない。
水を使う装置のせき止めに。


・焚き火(たき火)、魂の焚き火(魂のファイア)

延焼やアイテムの焼失が起きない安全な熱源。
以前は乗った相手に炎上ダメージを与えてそのまま焼き肉にできたが、アップデートによって普通のダメージになり焼き肉にすることはできなくなった。
それでも扱いやすいダメージ源としてMOB退治には相変わらず便利。
ブロック半分の高さなので、下にホッパーを置くと戦利品をそのまま回収してくれる。
ただし水がかかると消えてしまうので注意。


・サボテン、スイートベリー、ウィザーローズ

MOBが触れると側面からでもダメージを与えられる。
サボテンは触れたトロッコ等をアイテムに戻す効果もある。
土や砂等の植えられるブロックが無いと置けない点には注意。


・スポーンブロック(モンスタースポーナー)

暗い場所で特定のMOBを延々と召喚するブロック。
やや危険だがこれを利用すると骨や糸といった戦利品の回収装置も作れる。
これの上に召喚されたMOBは立ち往生して詰まりやすく、ハーフブロックを1つ乗せて湧かなくするのが定石。
大抵地下にある事が多く移動できないので、スポーンブロックの位置を中心に大量に掘る必要があるのが難点。


・羊毛ブロック、カーペット

スカルクセンサーの感知範囲の制御やトラップの目印、壊しやすい仮ブロックとして。カーペットはフェンスの上に置けばプレイヤーだけ通れる足場としても。


・各種ボート、トロッコ

トロッコはレール系パーツの作動に使うのは勿論、MOBが乗ると自力で降りられないので実質的に動けなくなる。
MOBの固定や移送、敵を壁にめり込ませて窒息死トラップ等に。
ボートも同様に使えるが言うまでもなく溶岩に浮かべることはできず、燃えないネザー木材のボートも残念ながら作れない。


村人

ゾンビや邪悪な村人を引き付けたり、仕掛けではできない作物の種を植えたり、鉄稼ぎ用のアイアンゴーレムを召喚したりといった重要な役目を果たしてくれる。
何とも罰当たりな扱いだが、死なせてはいけないので彼らの身の安全は何だかんだいって保証される。


【余談】

このレッドストーン回路の存在が、マイクラにおけるやり込みをより複雑怪奇なものにしたのにしたのは言うまでもなく、一方、ちょっとした科学やプログラムの勉強にもなるということで本業と併せて教育界隈でも注目されていたりする。


演算装置の基幹であるスイッチングや2進数がゲームで表現できるとあって、中にはゲームの枠を超えてワープロ並の装置を作ってしまったプレイヤーもいるとか。
……整地や湧き潰しのいらないクリエイティブモード前提とはいえ、それでも凄まじい作業量だったであろうことは言わずもがな。


追記・修正はレッドストーンダストを採掘しながらお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,7)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 地下都市にある変な昆布みたいなやつ(コロコロとかそんな変な音出して、鳴らしすぎるとヴォーダン沸かせるアレ)もレッドストーン信号を出力してるらしい -- 名無しさん (2022-04-26 17:40:44)
  • 「コンピュータめいた装置も作れるかもしれない…。」とあるが、ワープロ程度のものならもう作られてるぞ -- 名無しさん (2022-04-26 18:41:24)
  • 疑似プログラミングソフトより楽しみながら学べるのはデカいよね。特に論理系はわかりやすいから人によっては計算機とか作ったり。 -- 名無しさん (2022-04-26 19:06:49)
  • 複雑になればなるほど巨大化するから、建築物との共存が難しいねんな。結果よっぽどうまくないと地下に巨大な回路を組むことになる -- 名無しさん (2022-04-26 19:39:02)
  • 某氏のパチンコのパ破壊装置はほんと労力と知識のいい意味での無駄遣い -- 名無しさん (2022-04-26 20:43:05)
  • 回路自体はレッドストーンが必須だけど入力/出力装置は石と木でも作れるあたりカラクリ細工とか嗜んでるんじゃないかと -- 名無しさん (2022-04-26 22:13:37)
  • 16マス制限はなんでだろな?昔はPCも追いついてなくてそこそこ重かったからその辺で制限してるのかと思ってたが -- 名無しさん (2022-04-26 23:21:12)
  • PCの性能が原因じゃないとは思うけど、距離制限の由来はたしかに気になるな。制限がないと回路を作る上で不都合があったor工夫の余地がなく楽しくなかったとかそんな感じなんだろうけど -- 名無しさん (2022-04-27 11:11:25)
  • Minecraftのレッドストーンは描画もセットだから比較的PC負荷は高いよ。16マスの距離制限は1チャンクのマス目じゃない?製作者側としては、ひたすらパウダー蒔いてOnOffするだけでPC負荷をかけられる実装はしたくなかったんじゃないかな。昔っから、ワールドが落ちるとかそもそも入れなくなるとかあったからね。自分もFPS下がりすぎてワールドいくつか放棄したし -- 名無しさん (2022-04-27 12:08:59)
  • 初期から延長法なんかはいくらでもあったから負荷が原因じゃないと思ったけど、伸ばすために一工夫必要なのと適当に撒いただけで無限に伸びるのだと話が違うか、たしかに -- 名無しさん (2022-04-27 13:17:35)
  • budを絶対に許すな -- 名無しさん (2022-04-29 08:48:38)
  • スカルクセンサー実装で回路の無線化ができるようになったんだっけ? -- 名無しさん (2022-08-14 22:49:40)
  • 統合版だとたまにホッパー付きトロッコ消えるの何とかならないんかね そのたんびに作り直さないといけないのが煩わしい -- 名無しさん (2023-01-26 05:24:12)

#comment(striction)

*1 タイルティックと呼ばれる
*2 棒になった岩盤ブロックのようなストッパーが掛かった見た目になる
*3 光っていなければ比較モード。減算モードは中央のトーチが点灯する。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧