登録日:2022/04/06 Wed 18:20:13
更新日:2024/06/18 Tue 11:54:29NEW!
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db ドラゴンボール アニメ 東映アニメーション 東映 15年夏アニメ フジテレビ 続編 もうちょっとだけ続くんじゃ 鳥山明 vジャンプ 漫画 集英社 復活の「f」 神と神 身勝手の極意 ドラゴンボール超 全王 天使 破壊神 db超 とよたろう 限界突破×サバイバー ドラゴンボールスーパー 全王様もおったまげ 宇宙の神々編
神の御技 ここに極まれりー
『ドラゴンボール超』は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』の続編となるテレビアニメ作品。
目次
【概要】
2015年7月から2018年3月までフジテレビ系列で毎週日曜日に放送された。全131話。
総集編的作品として『ドラゴンボール改』がTVにて展開されていたが、完全新作のアニメシリーズとしては『ドラゴンボールGT』から実に18年ぶりとなった。
時系列としては、原作の魔人ブウ戦後から最終回までの間における期間(ドラゴンボールの公式ヒストリーでは「宇宙の神々編」とされている)が世界観となっている。
話の構成は、原作者が関与した『ドラゴンボールZ』の劇場版作品『ドラゴンボールZ 神と神』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』をTVアニメ向けにリメイクした「破壊神ビルス編」~「フリーザ復活編」からスタート。
その後は新規ストーリーとなる「破壊神シャンパ編」「“未来”トランクス編」「宇宙サバイバル編」が展開される。
『神と神』以降のアニメ作品は原作者の鳥山明が制作に関与する方式が続いていたが、本作でも鳥山が原案を手掛けている。
これまでのアニメシリーズでは鳥山が関与したパターンはキャラクターデザインやコンセプト案程度だったため、本格的に関与するのは本作が初となる。
基本的には鳥山が用意したプロットを脚本家がアニメ向けに手直しするという方式のようだが、アニメスタッフが提案したアイデアを鳥山が手を加えるということもあるようだ。
放送終了後もコンテンツとしての商業的展開は継続中で、映画シリーズなどでストーリーはまだまだ展開している。もうちょっとだけ続くんじゃ
【他シリーズ作品との関係】
原作者がシナリオ原案ということもあって、本作は原作の「正史」「完全続編」ということも強いアピールポイントになっている。
また、『銀河パトロール ジャコ』や『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』とも連動している。
そのため、ゲーム作品などでも超の要素が原作に準する存在として扱われるパターンも多い。
ただし、原作のプロローグにおける描写や設定と矛盾する要素も見当たり、設定の整合面に関しては怪しい節がある。
後述の『Z』との関係性から「『Z』を限りなく原作に寄せた『改』の世界線が『超』に続くのでは?」という考察も存在する。
原作のアニメ版である『Z』とは繋がっていないと解釈されることが多く、実際に『Z』における描写と矛盾する展開も起こっている。
しかし、グレゴリーの存在を初めとした『Z』のアニオリ要素も『超』においては存在していることから、正直関係性は不明慮。
当時『Z』の続編及び完結編として制作された『ドラゴンボールGT』は時系列的には『超』の後となっているが、矛盾している点が多いことから現状は繋がらないと解釈されるのが一般的。
初期は繋がるとする公式資料もあったが、現在ではパラレルとして処理する媒体も増えている。
【漫画版】
漫画雑誌『Vジャンプ』にて2015年8月号から連載開始。ストーリー原案はアニメ版と同様に鳥山が担当し、作画はとよたろうが担当。
鳥山はとよたろうのネームの修正指示なども行っているようで、実質的には作画も一部協力という状況にある。
基本的なストーリーのベースはアニメ版と同様だが、アニメ版からの変更やオリジナル要素の追加が行われている為、厳密にはパラレルワールド。
連載雑誌が月刊雑誌ということもあって、ストーリーの長さは全体的にアニメ版よりも駆け足気味。
アニメ版と共通している要素や逆にアニメ版には存在しない要素から、鳥山のプロットの内容を推察するという遊びをしているファンもいる。
アニメ版では描かれなかったフォローや独自要素を高評価する声も多く、アニメ版よりも漫画版を好んでいるファンもいる。
一方でアニメ版における一部要素の削除や漫画版の独自設定に否定的な層もいるため、必ずしも好評を得ているという訳でもない。
そもそも作品の媒体が違うので一概に同じ目線で作品評価を下すのは難しく、結局は好みの問題と言うところだろうか。
TVアニメシリーズ終了後も連載の継続が宣言されており、TVアニメシリーズや映画版とは違った独自路線が描かれることになった。
漫画版のオリジナルストーリーとして「銀河パトロール囚人編」「生残者グラノラ編」などが展開されている。
【評価】
原作者が関与したということもあって評価は大好評…とは言い切れず、『GT』などと同様にファンの間での評価は賛否分かれている。
否定的な意見としては、緊張感のあるシーンで唐突に挟まれ過ぎるギャグを始め、原作以上に戦闘力のインフレがエスカレートしてしまい、主人公である悟空達よりも上の存在(しかもどちらかというと味方のようなポジションで)が常に登場するようになってしまった事で原作のドラゴンボールにあった絶望感が薄くなってしまったという意見が多い。また、原作における描写との齟齬や違和感などが少なからず発生していることを指摘する声も多い。
大胆な設定変更(というか後付け)や未来トランクス編における原作のハッピーエンドを壊すかのようなビターエンドなど、衝撃的な展開も目立つ。
悟空を初めとしたキャラクター描写への違和感を覚えるファンもおり、「原作者は原作を熟知しているのか」「正史を名乗る割には整合性が取れていないのでは」という批判もある。また、声優さん達の旧作以上に過剰な演技(悟空の訛り等)に違和感を覚える視聴者も一定数いる模様。
また、映画シリーズをリメイクしていた初期には何故か頻繁に作画崩壊も発生していた。
後に映像ソフト化の際には作画が修正されたことで改善しているが、リアルタイムで視聴していた層からは大いにネタにされた。
原作者との連携をアピールポイントとしているのが『超』シリーズだが、この点がむしろ賛否両論の要素を強めていると言えなくもないだろう。
これまでのアニメシリーズとは異なって良くも悪くも正当続編としての色が強いため、作品評価がより厳しくなりやすいという部分はある。
また、漫画版が同時に展開していることから、肯定的な層においてもアニメ版と漫画版を巡って評価が更に分かれやすい。
上述のような批判もある一方、原作者による正当な続編新作という響きはやはり大きく、本作を支持するファンも非常に多い。
一部の人気キャラの再登場や共闘などの熱いシチュエーションや掟破りに挑戦した展開も多く、既存キャラの新たな一面も描かれていることは高評価を受けた。
本作で登場したオリジナルキャラクターもインパクトに残るキャラが目立ち、シリーズ全体でも高い人気を獲得することに成功したキャラも多い。
上述したように初期は崩壊していた作画も次第に安定するようになり、終盤ではTVアニメとしては非常に高クオリティな戦闘作画が頻繁に見られるようになった。特に宇宙サバイバル編における身勝手の極意の戦闘シーンなどはドラゴンボールZと比べても遜色ない戦闘シーンとして語られている。そして、TVアニメ終了後に公開された劇場版「ドラゴンボール超 ブロリー」はストーリー・作画共に歴代最高傑作との呼び声も高く、興行収入も最終的に過去最高となった。
本作の放送や『ドラゴンボールヒーローズ』の好調などによって、DBコンテンツの商業的展開も海外を含めて一層盛り上がりを見せている。
【あらすじ】
魔人ブウとの決戦から4年が経過した世界では、ブウの記憶は人々から消え去ったことで地球は平和を取り戻していた。
地球を救った孫悟空は、平和な世の中ではチチの指示を受けて農業をして働いていたが、仕事をさぼりながら修業も欠かさないという日々を送る。
悟空の息子である孫悟飯は新婚ほやほやの状況で、ビーデルと夫婦として幸せで平和な日々を満喫していた。
そんなある日、伝説の戦士「超サイヤ人ゴッド」を求めて活動を開始した破壊神ビルスとの出会いから、悟空の新たな戦いが始まりを告げる…。
【登場人物】
※主にアニメ版の情報を中心に記載している。
孫家
CV:野沢雅子
主人公のサイヤ人。原作終盤で主人公に復帰していたが、本作では完全に主人公の座を独占している。
チチの指示で渋々農家としての仕事をするようになり、耕した野菜の評判も好評。他人(強盗に励む不届き者)に「バカなことやってねぇで働け!」と言えるようになった。
破壊神ビルスとの出会いから超サイヤ人ゴッドの力を入手し、やがて神の領域を超える絶大な戦闘力を得るようになる。
性格面では原作よりも戦闘民族としての気質や天然さがかなり強調されており、ファンの間では賛否分かれる言動や行動をする場面もある。一方、特にフリーザと話す時には今までと同じく冷静さが健在。かつてのシリーズよりも話す時の訛りが強烈になっているのも特徴。
CV:野沢雅子
元主人公の悟空の息子。『GT』同様に主人公の座から降ろされてサブキャラ(フォローした表現をするならば準主人公)になった。
学者としても夫・父親としても幸せな日々を歩んでいる一方、悟空のように修行をしていないことで戦闘力は低下。
フリーザ復活編では『復活の「F」』以上の劣化っぷりと作画崩壊を晒してしまい、宇宙サバイバル編にて第7宇宙のメンバーに選出されたことでピッコロと共に鍛え直すことに。
CV:野沢雅子
悟空の息子で孫一家の次男。悟空の農作業を手伝うなど、親子関係が良好な様子を見せる。
フリーザ復活編では『復活の「F」』とは異なってゴテンクスとして戦闘に参加した。
未来トランクス編では別時空においてチチと一緒にザマスに殺されるなど、(実質別人ではあるが)結構過酷な目に合った。
CV:渡辺菜生子
悟空の妻。悟空に農作業をさせており、サタンから悟空が譲られた1億ゼニーを管理している。
本作では悟空のとある発言から、夫婦で子供がいる仲なのにキスを交わしていないという凄い事実が濃厚となった*1。
CV:皆口裕子
悟空やサタンの孫娘。破壊神ビルス編で存在感を示したが、フリーザ復活編以降は愛らしい幼子として描かれている。
既に舞空術や気の解放といった能力が使えるらしく、『GT』でも見せた戦闘力やお転婆娘としての面影が見え隠れする。
CV:皆口裕子
悟飯の妻。『神と神』では重要な存在だったため、そのリメイクである破壊神ビルス編でも重要な存在となる。
バリー・カーンによる夫の浮気疑惑ネタでも揺さぶられずに信じるなど、強い信頼を抱いている様子も見せた。
カプセルコーポレーション
CV:堀川りょう
説明不要のサイヤ人の王子。今作では悟空に追いつき追い越せの勢いで神の領域に突入していく。
サイヤ人の弟子が出来たり、未来トランクスの再登場などもあって見せ場に恵まれている。
悟空の頓珍漢な言動に呆れ返ったり(漫画版では特にこのようなやり取りが目立つ)、アラレちゃんに遭遇してギャグ漫画補正に苦しんだりもした。妻のブルマを愛し、出産の際にはソワソワするなど精神的にもかなり地球人らしくなっている。
CV:鶴ひろみ→久川綾
シリーズヒロインでベジータの妻。今作では未来世界のブルマの方も登場するが…。
容姿が若返っており、これは設定によると特殊溶液による成果らしい。原作の最終回の容姿を思い出してはいけない
宇宙サバイバル編の時点でブラを身籠っており、ちょっと特殊な形で出産した。
- トランクス
CV:草尾毅
ブラの誕生でお兄ちゃんになったベジータの息子だが、魔人ブウ編から4年経過しているのにどうも容姿の成長が遅い*2。
ついに未来トランクスと本格的な交流に至り、複雑な心境を経ながらも互いに認め合った。
悟空の仲間達
お騒がせな小物一味。子供の姿に若返った挙句、トランクスの計らいでカプセルコーポレーションに居候することになる。
本作では特にマイの存在がフィーチャーされており、現代のトランクスに惚れられたり、未来トランクスに惚れ込んだりする。
CV:佐藤正治
スケベな悟空の師匠。本作でも変態であることに変わりはないが、フリーザ復活編から戦力として戦線に参戦。
力の大会にも参加し、とっくにインフレに置いてかれているはずの戦闘力に反して奮戦を見せた。
原作や歴代アニメシリーズでは戦力としては完全に戦力外となっていたことを考えるとまさかの出世だが、活躍の描写に対しては少なからず疑問の声も挙げるファンの層もいる。
CV:古川登志夫
本作では悟飯の家の近くにあるミスター・サタンが所有する山に居住。
パンの面倒を見ることが多く、孫家にとっては「面倒見の良い親戚のおじさん」的なポジションになっている節がある。
戦闘でも活躍しており、修行をせずに衰えてしまった悟飯を鍛え直す手伝いもしている。
CV:石塚運昇
本作では八百長の口止め料として世界平和大賞の賞金1億ゼニーを孫一家に全額寄付するなど、名声を守る活動は続けている。
『グレートサイヤマンVSミスターサタン』という映画で俳優デビューを果たして浮かれていた。
CV:緑川光
本作では餃子と道場を開き、多くの門下生を得ている。フリーザ復活編や宇宙サバイバル編では戦力として活躍した。
一方で、同門の妹弟子であるユーリンという美少女(年齢を考えてはいけない)に逆恨みされていた。
CV:田中真弓
悟空の親友。力の大会前の模擬戦では戦闘力では勝てない悟飯を相手に一杯喰わせた。
おそろしの森で鍛えた際には過去のトラウマを刺激されるも、奮起して精神的に大きく成長する。
CV:伊藤美紀
クリリンの美人嫁。本作ではクリリンとの仲の良さを視聴者に存分に見せつけてくれる。
未来トランクス編では、別の末路を辿った未来世界の自分をネタにしたジョークを未来トランクスにぶつけるという場面も。
CV:中原茂
王立自然公園の自然保護官として働いており、力の大会に向けた戦士のスカウトにおいて悟空と対面する。
フェードアウト気味だった原作やある意味とんでもない事態になった『GT』とは異なり、本作では戦闘描写で見せ場が多い。
力の大会では活躍の末に最優秀選手に選ばれるなど、正に値千金に相応しい活躍で第7宇宙に貢献した。
CV:塩屋浩三
原作ラスボス。サタンと同居し、弟子として良好な関係を続けている。
戦力的には悟空一行の中では最強クラスのはずなのだが、ペーパーテストで失格となって第7宇宙選抜チームから外れてしまった。
漫画版の銀河パトロール囚人編では、かつて吸収した大界王神が物語のキーパーソンとして大きく絡むことになる。
CV:古谷徹
亀仙人すら戦力に数えられる中、フリーザ復活編から戦力としてはどうも数えられていない不憫な人。
『Z』におけるプロ野球ネタや中の人ネタなのか、野球が得意という設定が追加されたことで第6宇宙との親善野球試合では選抜に選ばれて完全ギャグの主役回が与えられた。
CV:江森浩子
フリーザ復活編では天津飯の判断で戦力外扱いを受けてしまうのは『復活の「F」』から変わらず。
ビルスの変装の時間稼ぎに悟空を超能力で足止めしたり、ユーリンの暴走を止めるのに貢献するなど見せ場がない訳でもない。
CV:太田真一郎
キビトと分離することに成功(漫画版ではナメック星のドラゴンボールの力を使ったことになった)。破壊神とは一心同体の存在。
未来トランクス編では対ザマス戦における悟空のサポーターとして貢献した。
漫画版では未来トランクス世界での別個体の存在にも触れられており、未来トランクスを弟子に迎えるもバビディ一味との戦いで力尽きたことが語られている。
CV:山寺宏一
破壊神ビルス編(『神と神』)以降から超シリーズのキーパーソンとなっている人物。
本作では第6宇宙の破壊神が双子の兄弟であり、いつも張り合っている関係性。
シリーズでも最高クラスの戦闘力を誇る人物だが、本作では自身と同格かそれ以上のキャラが多数登場したことで陰りを見せており、コミカルな様子も増えている。
- ウイス
CV:森田成一
ビルスの付き人の天使。本作では第6宇宙の破壊神の付き人のヴァドスが姉で全王に仕える大神官は父という家族構成の詳細が明らかに。
地球の美食を満喫しており、天使のルール故にゴクウブラックの起こした大騒動などには干渉出来ていない。
- ジャコ・ティリメンテンピボッシ
CV:花江夏樹
漫画『銀河パトロール ジャコ』主人公だった銀河パトロール隊員。自称銀河パトロールの超エリート。
ブルマと面識があり、カプセルコーポレーションに自身の技術を提供していたようだ。
漫画版の銀河パトロール囚人編ではメインキャラクターとなる。
- モナカ
CV:菊池正美
第7宇宙最強の戦士としてビルスが紹介した人物。大いなる乳首。実際の正体は悟空を奮起させるためにビルスが用意した素人。
戦闘力など全く持ってないが、偶然なども重なって悟空には勘違いされた状況が続いている。
フリーザ軍
CV:中尾隆聖
宇宙の帝王。『復活の「F」』と同様の流れで復活するも、敗れる結末は変わらずに地獄送り。
その後の宇宙サバイバル編にて、ブウに代わる第7宇宙の代表候補として悟空との取引を経て一時的に復活する。
力の大会では何だかんだで第7宇宙の大黒柱とでも言うべき大車輪の活躍を見せる。
CV:小西克幸
原作ではカエルの姿になった以後の消息が不明だったが再登場。悪人なのに魔人ブウによる地球破壊から生き返ったらしい(理由については諸説ある)。
タゴマと入れ替わることに成功して彼の肉体を奪うが、ベジータにあっさり引導を渡されてしまった。
- タゴマ
CV:中井和哉
フリーザ軍残党の幹部。『復活の「F」』とは違って宇宙に飛ばされずに済むが、フリーザのトレーニングに付き添ったことでパワーアップと性格の残虐化を果たす。
悟飯やピッコロを苦しめるがギニューのボディチェンジを浴びてしまい、肉体を奪われた挙句にカエルになってしまった。
カエルになった後はフェードアウトしたので『復活の「F」』とは異なる生存ルートを歩めた可能性はあるが、果たしてこれはこれで死ぬよりマシと言えるのだろうか…。
未来世界
- 未来トランクス
CV:草尾毅
原作では幸せな未来を掴んだはずだった未来の世界のベジータの息子。
セルを倒した後の未来においても魔人ブウ復活を目論むバビディ一味を何とか退けるが、その後に出現したゴクウブラックによって再び不幸のどん底に落ちながら現代にやってくる。
戦闘力では更に進化を見せるなど大活躍を見せるが、最終的に彼を待っていた運命は…。
- 未来マイ
CV:山田栄子
現代のマイとは同一個体の別人であり、未来世界でゴクウブラックに抵抗している人類の生き残りの一人。
詳細な経緯は不明(漫画版の読み切りではドラゴンボールの願いで赤ん坊に若返ったとされる)だがトランクスと親密な関係となっている。
現代のマイと比べると人生の過酷さが違うからなのか、コミカルな要素は薄い。
CV:野沢雅子
魔人ブウの復活という不安要素を排除した未来世界に出現した新たな脅威。未来世界では故人のはずの悟空に酷似した外見を持ち、孫悟空を名乗っている。
その正体は悟空の体を乗っ取ることに成功した世界出身のザマスであり、時の指輪によって未来世界に移動して自身の理想を叶えようとしていた。
CV:田中真弓
漫画版はすでにトランクスとマイ以外の未来人は全滅しており、アニメ版のみに登場。原作では言及がないが『Z』にて人造人間との闘いで死亡したとされていたが、カリン様による最後の仙豆の提供で生き延びていた。
レジスタンスにいるが基本的には隠れながら行動しており、舞空術は結局習得出来ていない。
第6宇宙
CV:岩田光央
第6宇宙における破壊神でビルスの双子。ビルスとは同種族だが、やせ細っている彼とは対照的に肥満体質。
基本的にビルスに負けず劣らず我儘な人物だが、ビルスよりは良心や正義感といった感情への理解が強い節がある。
- ヴァドス
CV:山口由里子
シャンパの付き人でウイスの姉の天使。美女だが全体的に不穏な様子が見える。
従っているジャンパに対しては忠実に命令を実行する仕事人だが、彼に対して皮肉や棘のある言動も多い。
CV:山路和弘
第6宇宙における伝説の殺し屋。紫色の体色が特徴的な外観と冷静な人格の持ち主。
暗殺者なだけあって高い戦闘力と「時飛ばし」と呼ばれる特殊能力を持ち、悟空のメインライバルの一人と言える。
CV:中尾隆聖
第6宇宙におけるフリーザと酷似した変身型宇宙人。
表向きは平和維持活動を行っているが、実際の裏の顔は宇宙海賊を利用した自作自演によって利益を得る悪質な地上げ屋。
後に本性が露呈されたことで、名声を失って第6宇宙で指名手配となってしまう。
- ボタモ
CV:高戸靖広
第6宇宙チームの一人で、どこかの超有名熊キャラクターのパチモンみたいな外見をしている。
ゴムのような肉体で打撃や気功波がまるで効かない優れた防御能力を誇っており、マゲッタとよくコンビを組むことが多い。
- オッタ・マゲッタ
CV:龍田直樹
メタルマンという種族の宇宙人で、典型的なロボット的な外見がアピールポイント。
ベジータでも手こずるほどの火球や熱風を使った攻撃や見た目に偽りのない高い耐久力を持つが、肉体の頑丈さや戦闘力に反してメンタルがとんでもなく弱く、ちょっとした悪口で大ダメージを受けてしまう。
- キャベ
CV:岸尾だいすけ
第6宇宙にて第7宇宙とは異なる歴史を歩んでいるサイヤ人の男子。温厚で礼儀正しい性格。
ベジータの導きで超サイヤ人に覚醒し、以降はベジータを師匠として強く慕っている。
- カリフラ
CV:小松由佳
サイヤ人の女性で、惑星サダラで不良を仕切っている強気な性格の人物。
第6宇宙のサイヤ人としては最強クラスの戦闘力と素質を持ち、キャベを上回る早さで超サイヤ人の力を使いこなしている。
CV:ゆかな
気弱で引っ込み思案な性格のサイヤ人の女性。カリフラを強く慕っており、キャベに嫉妬心を抱く。
大人しそうな雰囲気に反して特殊な超サイヤ人に覚醒する素質があり、その姿は『Z』シリーズにおけるアニメオリジナルキャラクターだったサイヤ人のブロリーに酷似している。
ケールが覚醒した際もブロリーのデビュー作である『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』のパロディが展開された。
後に『超』の世界にもブロリーを名乗るサイヤ人の存在が確認されているが、そのブロリーの第6宇宙版がケールなのだろうか?
「力の大会」では、カリフラとポタラ合体しケフラに。悟空を追い詰めるほどの強さを見せる。漫画版では、アルティメット悟飯と互角に渡り合った。
第10宇宙
CV:三木眞一郎
第10宇宙の界王で、戦闘力の高い素質を見込まれて界王神見習いとして修業をしている。
しかし正義を重視しながらも、愚かな争いを繰り返し続ける人間に嫌悪感を抱いている潔癖がすぎる人格で、悟空の存在やババリ人の凶暴な性質を見て人間への不信感が決定的になる。
様々な次元の個体のザマスが暗躍しており、未来世界のザマスは不死の身体を得てもう一人の自分であるゴクウブラックとの合体を果たすことに…。
CV:後藤哲夫
第10宇宙の界王神でザマスの師匠。寛容的な性格だが、老熟な一面も見せる人物。
潔癖なザマスを導こうとするが、寛容と忍耐を旨とするゴワスの教育方針は相性が悪かったのか、結果として行動が全て裏目に出ることになってしまう。
ザマスに殺害される結末を迎えた次元のゴワスもいるなど、弟子の暴走に苦悩することになる。
後にはわりと呑気に神チューバーを目指す。それでいいのだろうか。
力の大会編
第11宇宙
CV:花輪英司、森下由樹子(幼少期)
第11宇宙の平和を守るヒーローチーム「プライド・トルーパーズ」のメンバーで第11宇宙最強の戦士。
グレイ型宇宙人の外見と発達した筋肉が印象的な人物で、性格はクールで口数が少ない。
TVアニメシリーズの超においては実質的なラスボスであり、悟空達とシリーズ史上最大クラスの激戦を繰り広げた。
- トッポ
CV:乃村健次
「プライド・トルーパーズ」のリーダーを務める巨漢。
正義感に溢れている人物で、ポーズを重んじるなどノリがいい。自分の正義を過信しておらず、宇宙の生き残りをかけた「力の大会」後半では「正義も悪もない生き残るか消滅するかの戦い」と冷静に述べている。
次期破壊神候補ですでに神の気をもてるようにもなっているがその正義感や優しさが「甘さ」となっており、甘さを捨てれば破壊神として覚醒し絶対的な破壊の技を行う。
プライド・トルーパーズに所属こそしているが過去の経験から仲間に心を許さず孤高に悪と戦うジレンのことを気にかけている。
- ディスポ
CV:島田敏
「プライド・トルーパーズ」のメンバーで、音速を超え、光速を超えた超速の戦士と評される高速戦闘を得意とするチームの切り込み隊長。
慢心して油断することも多いが、本気を出せばゴールデンフリーザとアルティメット悟飯がてこずる強さを発揮する。
ビルスに似た容姿をしていて作中でもそれを指摘されているが、第2宇宙にもヤードラット星人がいる例と同じで、直接の何かしらの繋がりがある訳ではないようだ。
- 破壊神ベルモッド
CV:菊池正美
第11宇宙の破壊神。ピエロのような外見をしており、雰囲気に反して意外と正義感がある。ファンからの通称「ジレン語りピエロ」。
漫画版では、非情で計算高い嫌らしい性格になっており、実質別人。ジレンの師匠とは親友だったと設定されている。
第2宇宙
- リブリアン
CV:北川里奈
第2宇宙の魔女っ子女戦士。本名は「ブリアン・デ・シャトー」らしい。
地球人の外観に近い緑髪の美女だが、変身すると肥満体型に一変するという特徴を持つ。もどしてかつてのザーボンに近い特徴とも言えるか。
漫画版では変身前の美女の姿が存在せず、クリリンを男前のイケメンと認識する独自の感覚を持つという設定になっている。
その他
CV:こおろぎさとみ
ドラゴンボールという世界観の頂点に立つ最高位の神。所持する力に関してもDB世界の頂点に位置する。
基本的には幼子のような性格や声質だが、気に入らなければ消去を試みるなどの残酷さも持つというある意味災害的存在。
その昔、18あった宇宙のうち6つを機嫌を損ねて消滅させたことがあるという。
未来世界における別個体の全王も存在しており、悟空の行動によって現代世界に2人の全王が置かれることになった。
一方で無邪気に見えて、「宇宙の育成は基本的に界王神と破壊神に一任」→「並行世界でザマスが神を皆殺しにする事態が発生」→「破壊神と界王神を招集して安否を確認し、人間レベルを確認」→「人間レベルが足りない宇宙の消滅を考えるが力の大会でチャンスを与える」→「力の大会の勝者が人徳ある者か見定める」と、わりと考えているらしき面も。ファンの中でも極端に好き嫌いが分かれるキャラでもある。
- 大神官
CV:高塚正也
全王に仕える側近の天使で、ウイスやヴァドスといった天使の父親。
基本的には全王に不敬な態度を取る者以外には穏やかな人物で、全王のサポートや力の大会における進行役を務める。
漫画版では「天使は中立」と明言されており本気で戦う場面はないが、ウイスからアニメ版では「全宇宙で5指に入る強さ」・漫画版では「最強」と評されており、純粋な戦闘力では現時点で登場しているキャラクターの中でもドラゴンボール世界最強。(ただ、ドラゴンボールは戦闘力のインフレが日常茶飯事なので、今後彼を超える存在が現れる可能性は十分に考えられる。)
【主題歌】
◇OP
- 「超絶☆ダイナミック!」/歌.吉井和哉
- 「限界突破×サバイバー」/歌.氷川きよし
◇ED
- 「ハローハローハロー」/歌.グッドモーニングアメリカ
- 「スターリングスター」/歌.KEYTALK
- 「薄紅」/歌.LACCO TOWER
- 「Forever Dreaming」/歌.Czecho No Republic
- 「よかよかダンス」/歌.ばってん少女隊
- 「炒飯MUSIC」/歌.アルカラ
- 「悪の天使と正義の悪魔」/歌.THE COLLECTORS
- 「Boogie Back」/歌.井上実優
- 「遥」/歌.LACCO TOWER
- 「70cm四方の窓辺」/歌.ROTTENGRAFFTY
- 「LAGRIMA」/歌.OnePixcel
【劇場版】
ドラゴンボール超 ブロリー
『超』名義としては初の映画作品であり、ドラゴンボールシリーズの記念すべき劇場版第20作目。
監督はTVアニメ版のシリーズディレクターを務めた長峯達也が担当し、脚本は『復活の「F」』から続いて鳥山が担当。
アニメオリジナルキャラクターでありながらもシリーズトップレベルの人気を誇るドラゴンボール最強のキャラ・ブロリーを原作者である鳥山の再解釈の元、新たなブロリーが描かれる。前述したとおり、TVアニメ版は賛否両論な内容が多かったのに対し、本作は悟空、ベジータ、ブロリーの三人による迫力満点の作画で描かれるバトルシーンやシリアスなストーリー、ゴジータの登場等を理由に比較的好評な作品。
ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
『超』シリーズ劇場版2作目。
監督は児玉徹郎で脚本は引き続き鳥山が担当し、映像面ではシリーズ初の映像のフルCG化に挑戦している。
2022年4月22日の公開が予定されていたが、2022年3月6日に発生した東映アニメーションへの第三者によるネットワークへの不正アクセスの影響で公開が延期となった。そして遂に2022年6月11日に公開することが発表された。
悟飯とピッコロを主人公に据えて、再建を果たそうとするレッドリボン軍との戦いを描く。
【関連作品】
上述したように『超』における「破壊神ビルス編」~「フリーザ復活編」の元となった劇場版作品。
『超』で描かれたストーリーはこの2作とは少なからず差異が発生しているため、パラレル的な関係にあるとも考えられる。
劇場版と『超』版のどちらが正史に該当するのかは議論になりやすいが、劇場版の方は『Z』名義であることから『超』版の方が正史と見られることが多い*3。
『超』漫画版では尺の都合でほぼ説明のみで済まされている。
- スーパードラゴンボールヒーローズ プロモーションアニメ
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』のシリーズ「監獄惑星編」以降のストーリーをPR用の短編アニメとした作品。
力の大会編以降の時系列設定の悟空達が、カンバーやハーツら新たな敵との戦いを繰り広げるストーリーで、漫画版における銀河パトロール囚人編以降とはまた違った一種の後日談とも言える。
「監獄惑星編」では未来トランクス編後の未来トランクスなども描かれるが、あくまでもゲーム原作なので正史には特に考慮されていないと思われる*4。
【余談】
- ヤムチャの主役エピソードである第70話「シャンパからの挑戦状!今度は野球で勝負だ!!」ではシリーズ初の副音声が導入され、野沢雅子、古谷徹、森田成一が出演した。
- 『超』の放送話数が100話に到達した際に悟空を演じる野沢は「あっという間に200話もいっちゃいそう」とのコメントを残したが、実際には200話には後69話足りずに放送が終了した。
ちなみに、氏の放送話数の達成目標はドラゴンボールの個数にちなんで700話。
追記・修正は神を超えてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 前半の作画と未来トランクス編は結構不満だったけど後半から盛り上げ方は脱帽。力の大会はまさに神回だからGTより楽しめた -- 名無しさん (2022-04-06 19:08:54)
- 氷川きよしの歌結構好き -- 名無しさん (2022-04-06 20:11:42)
- 戦闘能力はともかく度重なる強敵ラッシュに焦って武の本質を損ねた悟空にもう一度道を示すのが最初の師匠の亀仙人なのは正直好き -- 名無しさん (2022-04-06 20:39:45)
- 超の時の効果音がこれまでのドラゴンボールシリーズ( 及び、ワンピ )とは微妙に違う状態なのと、キャラが驚愕する時等に入る「 謎の効果音 」が気になる......。 -- 名無しさん (2022-04-06 21:24:12)
- トッポの声優が違うーーーー!!!それはそうと悟空がカリフラとケールを相手取ったエピソードの作画がZの頃みたいで好き -- 名無しさん (2022-04-06 23:25:58)
- 賛否あるけどドラゴンボールワールドの拡大に繋がって今後の展開もしやすくなったのはよかったと思う。これが無きゃブロリーのリメイクもなかっただろうし -- 名無しさん (2022-04-07 08:28:36)
- なんで「酷似」とあるべきところが悉く「酷使」になっているんだろう。 -- 名無しさん (2022-04-07 22:20:22)
- コメントできてるということは特に編集規制されてるわけではないと思うんだけどなんで自分で追記修正しないんだろう -- 名無しさん (2022-04-08 01:47:04)
- ↑3 確かに同じ宇宙はおろか、別の宇宙と更に別の時間軸とかなり広がった -- 名無しさん (2022-04-08 09:35:12)
- ザマス編はスケール的に出すの早すぎた。次章で出した破壊神とか軒並みしてやられてるし。 -- 名無しさん (2022-04-10 02:43:23)
- GTもそうだったが良いところより気になる点がどうしても増えちゃう面がある、でもドラゴンボールが続くのは嬉しい気持ちがやはりある、あとベジータが(強さ的にも)ライバルしてるのは好き -- 名無しさん (2022-04-29 18:58:42)
- 面白く評価出来る面も多々あるけど不満が残るのは確かなんだよな… 特に命を粗末に扱うような描写はどうかと思う… 散々は惑星を破壊する破壊神の容認… 未来トランクスで子供やヤジロベー達を出して結局守れず死なせたのに、その後帰還したあと何もなかったかのようにヘラヘラしてる悟空 -- 名無しさん (2022-11-01 20:17:39)
- フリーザと17号の復権は個人的にはよかったと思う… 賛否あるけどGTでのあんまりな扱いを思えば全然良かった… 最後の対決もGT不遇の2人と悟空が協力しての勝利だし… セルも完全復活の兆候ありそうだし今後どうなるかな -- 名無しさん (2022-11-01 20:26:18)
- グルドの上位互換としてヒット(時間操作)…バータの上位互換としてディスポ(速度)…ガーリックの上位互換としてザマス(不老不死)って感じでZの頃の敵の上位互換が出てきたのはよかったわ、 -- 名無しさん (2022-11-01 20:38:50)
- 未来トランクスの世界を救いに本来ならとうの昔に死亡しており存在していない悟空とベジータがタイムマシンに乗って過去からトランクスの助っ人に来る展開は胸熱。って言うかこれを胸熱と呼ばずに何を胸熱と言うんだろうね。 -- 名無しさん (2023-09-15 21:48:53)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-12-05 18:34:53)
#comment(striction)
*2 これは悟天にも言える話だが
*3 『超』におけるリメイクは、『Z』名義の劇場版2作を正史の枠に入れるための措置とも解釈できる
*4 設定面も曖昧な部分があり、例えば『Z』における非正史キャラクターであるターレスを悟空が認識しているような描写がある一方で、同様の非正史キャラクターのジャネンバは正史の流れに沿って把握していないような様子も見られる
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