登録日:2021/08/04 (水) 00:26:48
更新日:2024/05/30 Thu 13:58:04NEW!
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色の指定が間違っています。自分という可能性だけが運命を変える―――
『新すばらしきこのせかい』(NEO:The World Ends with You)とは2021年7月27日にスクウェア・エニックスより発売された家庭用ゲームソフト。
対応機種はNintendo Switch、PlayStation4、PC(EPIC GAMES STORE/Steam)。
前作『すばらしきこのせかい』から14年後、そして同日に発売される事になった続編。
【概要】
前作から3年後の東京の渋谷を舞台に、新たな死神ゲームに巻き込まれたリンドウたちツイスターズの奮闘を描く。
特徴的なBGMやゲーム性で海外を含めてコアな人気を獲得していたシリーズであったが、スマホアプリへの移植やソシャゲ化、イベントなどある程度継続して展開していたものの、続編の構想や企画自体は何度か持ち上がりながらも進んでいなかった。
しかしTVアニメ化が後押しとなって遂に進行し、Switchへの移植を担当したチームをそのまま開発にして今作が作られた。
野村哲也氏、小林元氏を中心に前作のスタッフたちが集結し、山下美樹氏といった新たなスタッフも加えている。
キャラクターデザインは野村、小林、山下の3人で行い野村が最終チェック、ゲーム中の2D絵を殆ど担当している小林により絵柄が統一されている。
特徴的だった音楽は引き続き石元丈晴氏が担当していて、新曲やリミックスが多数用意されている。
ストーリーや設定は前作の本編だけでなく新宿崩壊、謎の少女 ツグミ、死神ココの暗躍、ミナミモトの復活、ネクのその後と事実上、今作の序章であるSwitch移植版finalremixのA NEW DAYを踏まえた内容になっている。
懐かしいキャラたちは3年後の姿となって数多く登場。
前作から14年、ハードは家庭用になっているのでグラフィックは桁違いに進化。
この時間経過はゲーム内にも影響していて、現実の2010年代以降のようにスマホを片手にしている者たちが多い。前作から今作は時系列では3年後なのに街並みは10数年経過、携帯電話がガラケーからスマホに換わる速度が妙に早いのは気にしてはいけない。
アニメでは一応ネク達がスマホを使っていたり街並みが現代寄りになったので「世界観はアニメ寄り、ストーリーはゲーム寄り」と解釈すればいいだろうか。
キャラや渋谷の街(現実の2020年前後)が3Dモデルで再現され、会話シーンはお馴染みのコミック調。最近のゲームは基本的に3Dモデルをそのまま動かしての会話が主なので珍しくも懐かしい演出。
街並みの再現度も高く、東急ハンズや渋谷ストリームなど実際の店舗が多数実名で登場するように。
渋谷の象徴たる109も許諾は貰ったそうだが、104がすばせかの象徴でもあるのでそのままにしている。
なお、ブランド名のいくつかは前回とは異なっている他、ブランド名を冠したバッジはレアリティが高いものではなくなり、同名ブランドの威力を強化する効果ではなく普通の効果となっている。
ムービーシーンはアニメ版シドニアの騎士などのポリゴン・ピクチュアズが制作。
前作の死神たちの名前には干支が入っていたが、今作のメインキャラにも命名ルールが存在する。
【ゲームシステム】
舞台である渋谷の街を散策しながらストーリーを進行する。
街行く一般人にはある事情で話掛けられないが、代わりにスキャンという能力で思考が読め、ゲーム攻略のヒントを探したり、インプリントという能力で言葉を伝えて行動を変えたり、ノイズという敵を見つけて戦える。
戦闘は、ノイズシンボルに接近→ノイズがこちらに寄ってくるようになる→接触→数秒後に戦闘開始、というステップを踏む。その間に別のノイズにも接近することで、連戦が行える。
回復系バッジには使用回数に制限があるが、連戦をまたぐと回数が回復するようになっている。
戦闘に勝利すると、バッジを入手することができる。バッジは武器兼お金であり、たくさん集めておくといい。
他にもキャラ以外にもバッジにも経験値が入り、バッジのレベルアップに伴い、性能が向上する。
バッジにはレベル上限があるが、進化ありのバッジはレベルが最大になると別のバッジに進化する。また、一旦はレベル最大になるので、進化前のバッジもライブラリにはマックス済みとして登録される。
レベルは1となり、レベル上限も新たに設定されるため、さらなる強化が可能となる。基本的には進化前と同じサイキックだが、たまに少し変化する場合がある。
一部の進化バッジは「進化に謎あり」と記載されており、レベル最大時に特定のキャラが装備している場合のみ進化する。
バッジの中には「神クラス」というバッジがあり、このクラスを持つバッジは強力な代わりに装備制限がかけられている。
装備するにはキャラクターボードを解放して装備できる数を増やさなければならない。
前作同様、服、ズボン、帽子、靴、アクセサリにアイテムを装備できる。
今作ではBRAVEのパラメータは撤廃され、装備制限は一切なくなった。その為、女性物だろうと全員最初から装備できる。フリッフリの服装で固められる南師とかも可。
装備にはスキルが設定されており、SENSEというパラメータが一定以上であれば発動する。
装備制限が撤廃されたため、特定の誰かがやたらSENSEが高いということはなくなった*1。
装備個所に応じて上昇するパラメータやスキルの傾向が異なっている。
本作も前作に引き続き任意でレベルダウンすることができ、下げ幅+1をデフォルトのドロップ率への倍率として計算することができる。更に連戦数も倍率として計算される。
ドロップ率0.1%なんてものもあるが、合わせて100%になるようにすれば確実に入手可能。*2
一部の装備品にもドロップ率アップの効果があるので、そちらも活用しよう。
また、難易度を上げると入手できるバッジの種類が増える。*3
高難易度ボスはドロップレートもなかなか厳しいものが多いが、大体はクリア後のチャプターセレクトでボスシンボルが出現するので連戦に巻き込めば手に入れやすくなる。
問題は、イベントでしか戦闘する機会のない中ボス扱いの連中。こいつらは連戦抜きで狙わないといけない。
出会ったキャラ(モブを含む)たちはキャラクターボードという関係図で繋がり、メイン、サブイベントの進行やショップでの買い物などで信頼度を上げ、特殊能力を獲得できる。
獲得にはキャラごとに決まった条件を満たし、自分たちと関係図上でつないだ上でCPというポイントを消費する必要がある。
CPはいわゆる依頼イベントクリアやナギのダイブで好成績を得ると獲得できる。
中には難易度解禁など重要なものもあるので、忘れずに獲得していこう。
バトルによってレベルが上がってもHPしか増えず、キャラたちは渋谷のフードを食べてステータスを上げられる。
HP、ATK、DEF以外にセンス値があり、服の特殊能力を発動させるに必要。
各々好物や苦手な物で上がり幅も変わり、バトルを熟す事で空腹になりまた食べるという流れを繰り返す事で増強できる。
食べると食べ物のカロリーに応じて共通パラメーターの満腹度が上昇し、100%を超えると一旦0になるまで追加で食べることはできない。
満腹度はリアル時間経過や戦闘を繰り返すことで減少する。
食べた時の表情パターンも多く、ナギセンに至っては光線を放っているものも*4。
何度も繰り返し食事をした店は「いつもの」というコマンドが出現し、前回食べたものを再注文できる。
ゲームはノイズという敵と戦うだけでなく参加者との戦いや陣取り合戦、クイズや謎解き、間違い探しなどのミニゲームも数多く存在する。
【サイキックバトル】
バトルはパーティ1人につき1つサイキックを発動できるバッジを装着でき、最大6人を同時に操作できるアクションRPG。1人で6つも装備できたネクさんはやっぱり規格外。
サイキックは連打、チャージ、ホールド、タップなど種類によって操作法も異なる。
なのでバッジの操作に戸惑うかも、と思う方もいるかもしれないが、バッジ選択画面でバッジ使用時のムービーを見ることができるので安心してほしい。
1人=コントローラーの1ボタンなので最初の3人パーティ時の操作は簡単。
シナリオ進行により人数は増えていくので、ある程度操作に慣れてから複雑な動きが解禁されるようになっている。
バッジを発動すると、発動したキャラに操作のコントロールが移るようになっている。
ちなみに、敵の攻撃は操作キャラに集中するようになっている。
一度に1人しか発動できないわけではなく、コントロール外のキャラ対応のボタンを押すと同じように攻撃してくれる。この場合、攻撃中の別キャラもプレイヤーの操作に従う。
注意点として、立ち位置・操作が重要なバッジ*5の場合、コントロール外の時に発動すると期待外れの結果になってしまうこと。
サイキックには15種類もの属性があり、無、発火、氷結、果ては引力や時空なんてものもある。
一部サイキックでは属性ごとにキャラが発するセリフが違ったりするので、時間があったら聞き比べてみるのも悪くない。
今作はチーム戦という事もあり、複数のサイキックを組み合わせてコンボを繋ぐ事に重きを置いている。
コンボのラスト、敵の打ち上げ、吹き飛ばし、状態異常など条件を達成するとサークルが発生。
サークルを出したサイキック以外で攻撃する事でシンクロコンボ率が上がり、100%を超えるとコンボを繋いだ属性に応じたマッシュアップバッジが発動可能。
200%で効果上昇、300%でシューティング風の必殺技+HP回復効果が解禁される。
条件によっては特定の敵相手にはコンボを発生させられない*6ため、単純な威力や効果だけでなくこの辺りも考慮する必要がある。
サイキックは格闘や射撃だけでなく、防御、回復など色々な役割のものがある。
攻撃方法や能力も数多く、適当に使うだけでも画面上で大暴れするので、6人同時に使用した時の演出は非常に派手。
バッジの中には神クラスと呼ばれる装備数が限定される強力なものや、アンサンブルと呼ばれる特定の組み合わせでアビリティが発生するものも。
また、今回はサイキックの系統ごとにボタンが決まっているため、当初は近接系バッジだけで埋めるというようなことはできなくなっている。
最終的には同ボタンの発動制限が緩和されたり様々なボタンに対応した近接バッジが入手できれば近接系で総攻撃とかできる。
サイキック名が同じものでも、△で発動する場合は連打すると追撃し、R2だと押し続けると追撃する、という風に細かい違いがある。
一見全員を一斉に操作するということで「じゃあ回避はどうするんだよ」と思うかもしれないが、基本的に操作していない状態の場合は敵の攻撃を避けてくれる(たまに回避した直後に別の攻撃に当たることもある)し、一部のギミック攻撃に対しても操作キャラを動かせばしっかりついてきてくれる。
だがレックス系統の咆哮攻撃だけは例え操作キャラが離れたとしても何故か反応せずに棒立ちで喰らってしまう。一応予兆を見てから攻撃を叩き込めばキャンセル出来るが初見で気づけない人もいるし、もし分かったとしてもバッジが使えない状態なら離れるしかないのだが……。
- Hサイドヒーリング
- Fサイドデフレクター
アンサンブルバッジの組み合わせで、同時装備でリブート時間が短縮される。
Hサイドヒーリングはボタンを押し続けると少しずつHPが回復し、Fサイドデフレクターは短時間だが攻撃を無効にするバリアを張る。
ヒーリングの回復量は少ないものの使用回数制限がなく、割合回復で他の同系バッジに比べると回復量は多い。回復量アップの服装を付ければ十分有効。
デフレクターはダメージ無効もさることながら成功させるとその攻撃の威力に応じて回復できるため、うまくいけばピンチも一気に脱出できる。有効時間も比較的長いため、慣れれば狙って発動できる。
どちらも継戦能力を非常に高めてくれるもので、回復する余裕もないほど猛攻を仕掛けてくる敵もいないため、多少腕に不安があっても他の攻撃バッジでごり押しできる。
アンサンブルの効果を受ければ一回の戦闘中に何度も発動でき、コンボの条件も緩いので始動にも便利。
- ショックウェイブ系
前作プレイヤーはご存じの近接連撃系バッジ。
素早く接近して斬りまくる攻撃は、見た目的にも使い勝手的にも〇。コンボのつなぎにも便利。
難点としては、最大威力を発揮するのが最後まで当てた時なため、途中で邪魔されると寂しい効果になること。
コンボ条件は主に攻撃を最後まで当てた時か敵を吹き飛ばして外縁に叩きつけた時。
- クロネコのスラストランス
- クロネコのフォーチューンカード
- クロネコのピアシングピラー
- クロネコのアポーツストーン
- クロネコのゴーストソード
- クロネコのフレイムサークル
これまた前作でもあった、猫系バッジ6種。アンサンブルバッジの一つで、全て装備すると威力がアップする。
今回はバッジごとに効果が違い、元々高い攻撃力にアンサンブル効果が加わると結構な攻撃力になる。
また、当てづらかったり使いづらかったりするバッジがあまりないのも利点の一つ。
6つの枠全てを埋めてしまうため回復枠がなく、リジェネ効果の服装を装備したり食事で防御力を上げまくったりする必要あり。もちろん、回避に自信があればOK。
使用時の見た目も他と異なっており、攻撃時はまるでにゃんタンの力を借りて攻撃しているかのような見た目になる。
ただし全部、神クラスのバッジのため、アンサンブル効果を取得するためには、キャラクターボード解放で神クラスバッジの装備数を最大まで上げる必要がある。
- ノイズバッジ
終盤で高難度に設定すれば手に入る、ノイズが描かれたバッジ。基本的に各カテゴリ最高クラスのノイズを高難易度で倒すと入手できる。
他にはない属性や操作性を持っており、攻撃時の見た目も、ノイズの一部を纏ったり、ノイズそのものを飛ばしているような見た目になっている。
クリア後にキャラクターボードで解放できる最高難度でボスノイズに挑めば、ボスノイズが描かれたバッジも入手できる。が、入手倍率の低さゆえ、手に入れるには根気が必要。
全部、神クラスのバッジなので、キャラクターボードを解放して装備できる数を増やしておこう。
【ストーリー】
いつものように渋谷を散策していたリンドウとフレットは突然、能力者が怪物と戦う光景に巻き込まれる。
フレットは飛んで来たトラックに潰され、正気を保てなくなったリンドウは異空間のような場所に飛ばされた。
無我夢中で手を伸ばすと時間が少し前に戻り、フレットの死の未来を回避する事に成功。
目の前にはリンドウたちを「能力者」と言う死神の少女 ショウカが居て、7日間行われるゲームに強制的に登録される。
チームが必要だと言うので共にツイスターズを結成。
しかし2人が巻き込まれたのはUG(アンダーグラウンド)と呼ばれる別の渋谷で他の参加者と順位争いをし、1位はなんでも望みが叶い、最下位は消滅するという死神のゲームだった。
解放条件であるトップを目指し、強引に入ってきたミナミモト、オタク女子ナギといった変わり者の仲間たちを加えながら順調にゲームを続けたツイスターズ。
そんな中、リンドウは何度も未来のビジョンを見るようになる。
それは死神以外が消滅し、渋谷の街が崩壊していく光景だった。
【登場人物】
リンドウさんのチームWicked Twister/ツイスターズ
• リンドウ/奏竜胴(CV:内田雄馬)
本作の主人公。
空気の読めるタイプであり、誰にでもそれなりの対応を取りながらも、内面には様々な感情が渦巻いている。
彼が着けているマスクは人との距離感の現れで、前作ネクのヘッドフォンに相当する。さらに愛用するブランドも同じく「jupiter of monkey」で、「聞か猿」のネクに対して「言わ猿」=自分の意見を言わず、判断を他人任せにしがちな彼の内面を表している。
マスクと言えばSARS-CoV2を思い浮かべる人も多いが、これは偶然の一致で、もしデザインが完成する前だったら変えていたとのこと。
ポケコヨというスマホゲームが好きで、そのフレンドである「スワロウさん」を信頼し、UGに来てからも連絡が取れるのを心の支えにしている。
知らない言葉が出るとスマホで検索するのが癖で、フィールド間でも手に持っている。
固有サイキックは同日の過去に時間を巻き戻す「リスタート」。
バッジに力が溜まっていないと発動できず、そのため1日1回が限度*7だが、確定するまでは過去に何度も跳べる。ただし、戻れる時間はリンドウがその時の記憶を持っている必要があり、且つ戻ったエリアから出ることもできない。
その反則とも言える能力はリンドウたちの運命を変え、危機を幾度となく救う事になる。しかし……
• フレット/觸澤桃斎(CV:沢城千春)
リンドウの陽気な友達。
軽めのノリで社交性が高く、比較的相手を選ばず仲良くなれるコミュ力を持つ。
若者らしく楽しい事への好奇心は旺盛で、逆に深刻な話は無意識に避けるようにしている。
カノンに憧れていて、会うたびに色々な口説き文句を言っているがなかなか良い点数は貰えない。
一見妙な苗字ではあるが、実際に存在している苗字である。
固有サイキックは他人の忘れた事をバラバラの記憶から組み上げて思い出させる「リマインド」。この時の一枚絵は小学生並のもの
3人の中では唯一リスクらしいリスクはないが、諸事情でリンドウがリスタートで過去に飛んだ際にフレットにかけて貰った場合は、あくまで未来の事だったためか発動しても効果がなかった。
• ナギ/笛吹梛(CV:片平美那)
丸メガネに推しが尊いと書かれたダボダボTシャツを着ている幼めな大学生。このTシャツ、何故か状況に応じて書かれている1文が変わる*8。どうなってんだそのTシャツ。
趣味に全力投球する事を生き甲斐にしていて、口調はコテコテのオタクそのもの。ただ、趣味を押し付けるようなことはなく、勝手に無駄に長いオタク語りとかもしない。コミュ尊重派。
リンドウが推しキャラであるトモナミのバッジを譲ってくれた恩返しでチームに加入。
以降はトモナミとそっくりなミナミモトに熱い視線を送っている。
人の心の動きを見極めるのが上手く、本心を隠しがちなフレットにはかなり辛辣。
メインキャラの中でも表情差分が多く、各種オーバーリアクションは必見。
固有サイキックは他人の心に入る事ができる「ダイブ」。
基本的にこの能力を使い、憑りついたノイズを払うことを主としている。但しナギの負担は小さくないらしく、感情幅が大きい相手にダイブしたときには疲れたような表情を見せている。
一方で、ダイブを頼まれた時は自身の負担を理由に断るようなことは一切ない。
ゲームにおいては連戦が開始され、対象の様々な感情に応じた特性を持ったノイズが出現するようになっている。勝利すると大体CPが獲得できる。
高攻撃力・スリップダメージ・スーパーアーマーと厄介な特性が多く難易度が高いのだが、時間をかけすぎると獲得できるCPが減少してしまうという難儀なイベント戦。
• ミナミモト/南師猩(CV:藤本隆行)
3年前、ある目的のためにネクたちと戦いを繰り広げた元死神。
フードで顔を隠した姿で自分を「例外の参加者」と言い、リンドウたちを助けてツイスターズに押しかけてくる。
他人とチームを組むという驚くべき協調性を覚えたものの、口癖の数学用語でまくし立てる姿は変わっておらず、独自の目的の元、動いている模様。
サイキックはツイスターズの中でも飛び抜けて高く、居ないと大幅に戦力ダウンする程の生命線になっている。
本作で甘党であることが判明した。
実は助っ人として参加した当初からリンドウの「リスタート」とそれにより発生する歪みの存在を感知しており、UGより遥か上の次元の事象を独自の計算でほぼ正確に捉えている。
DAY7にて本人曰く「実地検証」を終え、ゼプトグラムどもには一切理解できない数学用語をまくし立てつつ一方的にツイスターズから離脱。その際「ゴミ」ノイズを取り込む。
その後WEEK 3/DAY 4にてクボウを攻撃したのち(半ば暴走に近い形で)ノイズ化してツイスターズに襲い掛かるも、突如渋谷に帰還したネクに敗北し、「リスタート」と「ゴミ」について、その裏にある存在についてリンドウに忠告しどこかへ去っていった。
レオカンタスアルミス
ミナミモトがノイズ化した姿。
通常時は前作同様、黒&銀の禁断ノイズカラーに染まった有角の獅子の獣人といった姿だが、
アルミス(Armis=ラテン語で武力)の示す通り、新たに上半身をトライバルの鎧で強化したアーマー状態にパワーアップする。
アーマー状態の頭部には反り返った鼻や上向きに伸びる牙など猪の意匠が見られるが、これは前作における死神の名前の法則から連想されたものと思われる。
いずれの形態でもこちらの攻撃を即座に回避して正確なカウンターを繰り出してくるが、その正確さを逆利用すれば活路が見出せる・・・はず。
アナザーデイでは死神ゲヱムの参加希望者として登場。
ここで彼を仲間に入れることで、以後のチャプターセレクト時にもミナミモトを戦闘パーティーに入れたままプレイできるようになる。
なお、パーティーは最大6人のためリンドウ以外のメンバーと入れ替える形となる。再度話しかけることで何度でも交代可能。
フェリダエカンタス
首都高下歩道橋にて、なぜかアナザーデイ時空に同時に存在する「もう一人のミナミモト」がノイズ化した本作最強の裏ボス。見た目こそ上述のレオカンタスアルミスと同じだが、戦闘フィールドを無数に飛び交うソウルプルヴィスの群れを見るに、こちらのミナミモトは次元の歪みの力を完全に掌握してしまった様子。
攻撃の威力と派手さが異常なまでに高められているほか、新技として自身の周囲に目玉模様のトライバルを展開させ、これを憑りつかせたバッジによる攻撃に対して即死級の威力を持つカウンターを放ってくる。
たった数発で死にかねないすさまじい攻撃力を持ち、アーマーを砕けないと即死級の広範囲必殺技を繰り出してくる。
ただし、本編に比べるとかなり広いフィールドでの戦闘となるため、攻撃パターンさえ掴めれば意外と対処しやすい。
また、割と起こしやすい条件でバグって動きが停止する現象があり、この隙にボコってしまうのも手。
Ruinbringers/ルーイン
• ススキチ/周々木鹿一(CV:花江夏樹)
巨大な身体に不釣り合いな高い声をしているルーインの一員。
ツイスターズを見下しながらも、リーダーと相談しながら度々様子を見に来たり、自分とのゲームを仕掛けて力量を図りつつ動向を見張っている。
白黒はっきり付けることを好む性格で、リバーシ(オセロ)が好き。会話の端々にも関連用語が混じることがある。
戦闘時には形相が変わって体に刻まれた刺青が浮かび上がり、鹿のような角が出現するなど明らかに他の参加者とは質が違う。
とある理由でシイバに反逆を目論み、その過程としてツイスターズを『渋谷川』……コンポーザーが座す場所へと閉じ込める形で『避難』させる*9。
その目的とは……是非、自分の目で確かめてほしい。
ケルウスカンタス
ススキチが真の力を解放した、超巨大な雄鹿の獣人型ノイズ。
トライバル化した両手の蹄をドリルのように回転させて殴りつけ、角からフィールド全体に強力な雷撃を放って攻撃する。
「巨大な偶蹄類の獣人」「立て膝姿勢から本気を出すと立ち上がりさらに巨大化」「首都高下で戦う」など、前作のオウィスカンタスと類似する要素が多い。
• ツグミ/松苗亜未(CV:尾崎由香)
GattoNero誕生前からにゃんタンのぬいぐるみを持ち歩いている、ヘッドフォンを着けた少女。スマホ版の最後に登場していた。
非常に強いサイキックの持ち主で、無表情で相手を再起不能にする姿から参加者に恐れられている。
戦闘スタイルはにゃんタンを操作、増殖、巨大化など概ねシキと同じ。なお、シキの手元から離れた理由は不明だが、このにゃんタンは正真正銘かつて彼女が使っていたもの。
生命を与えるサイコマンスで操作されていたそれは、どうやら特別な力が宿っている様子。
前作ではネク、今作ではリンドウにサイキックで呼び掛けるような様子を見せるが...?
グルースカンタス
ツグミが死神の力を解放して変身する、タンチョウヅル型の大型ノイズ。
飛翔による素速い動きと、分身やレーザーを交えた変幻自在の攻撃で攻めてくるが、その行動パターンは機械めいてルーチン化されている。
......そう、彼女の正体はただのサイキッカーではなく死神である。
前作スマホ版のラストでその姿が公開された時には「新キャラ!続編の主人公か!?」と騒がれたが、この展開には驚いたプレイヤーも多いのではなかろうか。
3年前の新宿消滅、そして今回の渋谷崩壊を未然に防ぐため、固有サイキック「トレーラー」を介して未来の映像をリンドウやネクに届けて呼びかけていた。
新宿消滅の際にある人物によってそのソウルをにゃんタンのぬいぐるみの中に避難させられているが、そこにノイズが取り憑いたことで黒幕の監視下に置かれている。
その他の参加者
• フウヤ/河原封也(CV:中島ヨシキ)
DEEP RIVERS SOCIETY/幽川舎のリーダー。
東京の地図を持ち歩いている暗渠オタクの青年。
彼のチームは川や水路好きの集まりで同好の士による結束力を持つが、そうであるが故にミッションよりも自分の趣味を優先するメンバーもいるのでゲーム攻略には難がある。
割と罠を得意としており、仲間と共同で大量の爆弾を設置する作戦を使う。
• カノン/立花果遠(CV:上坂すみれ)
Variabeauties/ヴァリーのリーダー。
体の線がくっきり見える服を着た、妖艶なお姉さん。
初心者であるリンドウたちに優しく死神ゲームの事を教えてくれる。
その実態は計算高い戦略家であり、初心者チームは雰囲気もあって呑まれやすい。不二子っぽい印象を抱かせるが、性格はむしろ侍。
ツイスターズとはゲーム上何度か敵対するも、彼らを目の敵にするようなことはなくある事情から共闘関係になる。
• モトイ/穴沢基威(CV:駒田航)
Purehearts/ピュアハートのリーダー。
ビジネス用語をルー語のように使う男性。
人の良さそうなムードメーカーで、彼の人柄に惹かれてチームに居るものも多い。
チームの人数は最高クラスであり、その人員を駆使した戦いを得意とする。
リンドウが昔影響を受けていたインフルエンサー「another」その人で、詩的な言い回しは健在。
ワイヤー系バッジや画面をセリフで埋め尽くすなど、非常に鬱陶しい戦い方をする。
渋谷死神
• カリヤ/狩谷拘輝(CV:勝杏里)
飄々とした態度で、いつも飴を持っている死神。
雑多な渋谷という街が好きであり、幹部クラスの実力を持ちながらも現場に拘るので出世する気は無い。
3年が経過してもネクが参加したゲームは強く印象に残っているらしく、かつて渋谷に居た骨のある能力者としてその名前を挙げている。
短気で気が強い、カリヤの元相棒で現上司にあたる死神。現在は暫定で指揮者、つまり一般死神ではトップに位置している。
スーツにコルセットを着けた服装で登場し、現在は真面目に死神業務をこなしている。
渋谷の死神という事に誇りを持っていて、他所から避難してきた新宿死神が渋谷のゲームを支配している現状はやはり面白くない様子。
• ココ/新子々(CV:高野麻里佳)
お嬢様ファッションに身を包んだ死神。前作A NEW DAYにて初登場。今作にてフルネームが判明した。
可愛らしい口調や外見とは裏腹に、事情があるとはいえ騙しや実力行使も平然と行う狡猾な性格。
死神でありながらゲーム運営などの仕事に興味がないという非常に珍しい人物。
原宿系を着た金髪のショートカットと打って変わって、今作ではピンクのロングヘアーで別人のようになっている。
新宿死神
• シイバ/三谷風椎葉(CV:濱野大輝)
「ごきげんよう 渋谷の民よ」
今回のゲームマスター。
崩壊した新宿から避難してきて僅か1年でその地位まで登り詰めた実力者。ホスト感が超すごい。
デザイナーによると「新宿=夜の街」というイメージを盛り込んだとか。
かつては家族のように強い仲間意識を持つ新宿死神を束ねるリーダーだったが、今では人が変わったようにゲームの盛り上がりにしか興味がなくなっている。
新宿の消滅に伴い新宿コンポーザーと指揮者を失ってしまっており、後述する事情で全員揃って消滅しかけていたため渋谷に救助を求めてきた。
渋谷の指揮者であるウヅキに任命されることで存続することに成功するも、元々幹部クラスが全滅していて人材不足だった渋谷死神を掌握してしまった。
死神ゲームが続く限りはゲームマスターを解任できないため、渋谷死神からはなすすべもない状態となっている。
ちなみに、ツグミに気がある様子。
且つ ルーインリーダー 三谷風 椎葉」
その正体は、トップチーム「ルーイン」のリーダー。
ルーインが最強チームであるのも、それもそのはずメンバー全員が死神だからである。
自らの野望のため「ゲームマスターは死神ゲームが終わるまで解任されない」「死神ゲームの勝者は願いを叶えてもらえる」というルールを悪用してゲームマスターの座に居座り続けている。
ちなみに、彼はあくまでゲームマスターで、コンポーザーどころか指揮者ですらないのでゲーム管理以外何の権限もなく、当然願いを叶えるなんてことは一切不可能。
戦闘ではショックウェイブと拡散ショットによる遠近共に隙の無い攻撃のほか、重力を無視した空中浮遊や分身、蝶の群れに姿を変えての瞬間移動などの搦め手も使いこなす強敵。
余談だが、ノイズ形態への変身を披露しなかったためか代わりに彼自身の名前を冠したバッジが存在する。
• ショウカ/桜音紫陽花(CV:鬼頭明里)
話題のブランド GattoNeroのパーカーを着ている新宿死神。
リンドウとフラットが初めて出会う死神で、ゲーム参加に必要なバッジを支給してくれる。
死神としてゲーム運営に関わっているものの、やる気がなく常に気怠げ。
変わらない毎日に退屈し、何か変わった事が起きないか隠れて期待している。
ルーインに有利過ぎる現状を変えるべく、ツイスターズに裏から肩入れするが新宿死神達にバレてしまう。
リンドウの能力に関する情報を流すことでシイバからは目溢しされるものの、渋谷崩壊には賛同できず離反、能力者に落とされる。
行く当てもなく渋谷を彷徨っていた所、リンドウに誘われツイスターズに加入。
他人の背中を押すような言葉を掛けたり、本来の優しさを見せるようになる。
ちなみに、過去の回想ではGattoNeroパーカーを着てない頃の姿を見ることができる。
新宿死神とは敵対する覚悟を決めたものの、親交の深かったアヤノやススキチとの対峙には内心複雑な心境を抱いている。
固有サイキックは死神の通り道を利用してマップ内の高所や通常入れない場所へ一瞬で移動する「ジャンプ」。
終盤のシナリオや、クリア後のピグノイズ討伐でお世話になる。
• アヤノ/蒲池菖乃(CV:佐倉綾音)
イグアナを肩に乗せ、胸元が大きく開いた露出度高めな死神の幹部。
他の現場死神のまとめ役で、シイバにも能力の高さゆえ信頼されている。
ショウカが死神になりたての頃から面倒を見ていて、その様子は過保護気味なお姉ちゃん。
実はイグアナに「ショウカ」と名前を付けているなど、死神ショウカへの執着はやや歪み始めており……
イーリスカンタス
ディジーズノイズに感染し暴走したアヤノがノイズ化した姿。青紫色の菖蒲の花をモチーフとしている。
チャクラム状のトライバルを旋回させてバリアを張り近接攻撃をはじき飛ばす他、棘のショットや蔦による拘束で攻撃する。
ANOTHER DAYではショウカの実姉として登場。
死神ゲヱムのアルバイトスタッフであり、イグアナのイグ太郎(こちらの世界ではアヤノではなくショウカのペットらしい)を勝手に連れ出して怒られるなど、ケンカしつつも姉妹仲は良好の様子。
• カイエ/小野解依(CV:千葉翔也)
死神のゲームの連絡アプリ「RNS(Reaper Network Service)の開発を担当している占い師。
普段は無口で無表情だが、端末越しになら会話できるタイプで実際はとても親切な人。
仲間にも内緒でRGのある人物とRNS上で連絡を取っている。
• クボウ/久網旦蔵(CV:中野泰佑)
軽薄で口の悪い新宿死神。話し方が嫌味な中年上司のソレ。
「ンハッ」という人を小馬鹿にした笑い方が特徴的。
シイバ以外の死神やゲーム参加者を見下していて態度が悪いので、周囲には好かれていない。
意外とお喋り好きなのか、リンドウ相手にウザ絡みして去る事が多い。
自称「ノイズマスター」であり、自ら生成したノイズには自信がある模様。
その正体は死神ではなく、UGよりさらに上位次元の存在である天使。つまり汚い羽狛さん
そして、インバージョンを目論む『崩壊の執行人』
シイバを唆して新宿を消滅させ、次いで渋谷の崩壊のため暗躍する本作の黒幕である。新宿コンポーザーによれば、新宿の「浄化」はコンポーザーが課した任務であったが、渋谷を崩壊させようとしているのは完全にクボウの独断専行であるらしい。曰く「褒められようとした」とのこと。
WEEK3/FINAL DAYにてその正体と目的を明かし、リンドウが「リスタート」を使うたび倍々に増え続けた「次元の歪み=『正史とならず、消失した時間』における人々のソウル(思考や思念)」を鳥型ノイズソウルプルヴィスの群れとして使役し、渋谷を崩壊させツイスターズを二度に渡って全滅寸前まで追い詰めるも、謎の光によってあっけなく廃棄=存在を抹消されてしまった。以降、リンドウ以外の全員の記憶から消え、本当にいないことになってしまった。
• ヒシマ/坂筑菱真(CV:武内駿輔)
ゲームの運営にあまり参加していない、本人曰く不良死神。
3年前までは新宿死神として活動していたが、現在は抜けて個人行動している。
落ち着いた雰囲気をしているが、シイバに対してはツッコミ気質で妙な軽さを発揮する。
その他
• 謎の男
パッケージやトレーラーにも登場する金髪、青目で、黒いフードとマスクで顔を隠した男性。
リンドウの窮地に姿を現し、実力者であるススキチの攻撃を止めると去っていった。
正体不明ながら周囲にはネクだと思われているが……?
3年前の参加者
彼らの登場は公式では発売当初から伏せられていたが、2022年3月に解禁され、公式サイトのキャラクターページにも掲載されるようになった。
• ビイト/尾藤大輔之丞(CV:木村昴)
「余裕ぶっこいてるみてぇだが、そろそろ覚悟はできてんだろうな」
上述の謎の男の正体はネクの3人目のパートナー、ビイト。
何故か死んでもいないのにUGに送られ、RGで行方不明になっているネクを探すために行動していた。
ブランクで昔ほど力が戻っていない時にツグミに強襲されるも、リスタートによる介入で救われる。
顔バレした事で死神ゲームに登録され、戦力増強の必要があるツイスターズと利害が一致して加入。
以降はリンドウたちの明るい兄貴分ポジションに収まっている。特にフレットとは陽キャ同士相性がいい模様。
インタビューによれば、開発初期のシナリオでは「自らネクに変装している"偽ネク"」という設定だったらしく、目元を隠す前髪やヘッドホンなどの3年前のネクに似せた服装はその名残と思われる。
固有サイキックは、音楽に乗せて高速移動する「サウンドサーファー」。単純な移動速度アップはもちろん、BGMに合わせてボタンを押すことで移動中にシンクロ率を上げる効果もある。
前作で武器として使っていたスケボーは標準装備されていないが、回避時にはスケボーを召喚し、ベロシティアタックやサスティンアタック使用時には専用モーションとしてスケボーで突進する芸コマ仕様になっている。
「止められるのが俺たちだけなら、やれるだけのことはやろう。」
前作すばらしきこのせかいの主人公。
死神のゲーム関係者の間では渋谷を救った伝説の能力者として有名人。
A NEW DAYにてUGに送られてしまい、RGでは3年も行方不明扱いになっている。
宇田川町路地裏のCATのグラフィティ前で3年ぶりに渋谷への帰還を果たし、ビイトの危機を救った。
前作のテーマソング「Twister」が原曲そのままで流れる演出は胸熱。
トレードマークのヘッドフォンを外した姿で登場。
オレンジのツンツン頭はそのままに、シキが作ったとは知らずにGattoNeroのロゴが入ったロングコートを着た長身の青年になっている。
他者との関わりを拒んでいた前作から一転して穏やかな雰囲気になっており、戦闘中でも調子に乗りがちなフレットをたしなめたり他のメンバーの働きを素直に称賛するなど対人関係のスキルが劇的に改善している。
前作同様洞察力にも優れており、リンドウの能力の詳細を知ってその逸脱ぷりを警戒して使いすぎないよう助言をしたが…。
ズバ抜けたサイキック能力は健在で、終盤に加入するだけあってステータスが凄まじく高く、初期状態で服の能力をほぼ全て解禁できるセンス値を誇っている。
そしてゲーム最終盤ではフレットとナギの能力、そしてネク自身のズバ抜けたサイキック能力との合わせ技で渋谷を襲う脅威に立ち向かい…。
ANOTHER DAYの冒頭でロクサスのあの名言のパロディ台詞を言う。シリアスな原作と比べてこちらは完全ギャグ(まぁ切なさと言う点では割と似通っているとも言えなくもないが…)。言うまでもないが中の人ネタ
• シキ/美咲四季(CV:鉢嶺杏奈)
「目印・・・わかるよね」
ネクの1人目のパートナーであり、ファッションブランド GattoNeroのデザイナー。
仕事の都合で渋谷を離れていたが、助力するために帰ってくる。
本来のシキとして登場で、前作から3年後の姿として遂に目元を含めた素顔が公開された。
安定のメガネと緑の上着で地味風だが、なかなかの美人。
また「エリ」を演じる必要がなくなったためか、前作よりも落ち着いた雰囲気を醸し出している。
3年前の電話を最後にRGから姿を消してしまったネクをずっと想い続けており、RGから知覚できなくなったネクをおぼろげながら知覚できると思われる描写がある。
最終決戦前、姿の見えないネクとのやりとりは必見。
そしてエンディングでは…。
キャラクターボードに思いっきり「ネクの大切な人」と書かれている。作中の描写を見てもまあそういうことだろう
• ライム/尾藤来夢(CV:竹達彩奈)
「今、この時間に存在していいのは、それを感じられる自分だけだってね」
前作の死神ゲーム参加者でもある、ビイトの妹。ジャイアンの妹がこんなにかわいいわけがない。
夢探しの一環でホワイトハッカーに目覚め、その手腕は存分に活かされる事になる。
物語中盤まではRNSの解析をしつつ渋谷の異変とビイトの動向を見守っていたが、WEEK 3/FINAL DAY"にてリンドウとビイトの要請を受け合流する。
高校生になっていて、長身になった他4人に比べると1番変化が少なく小柄。ただし、ナンパされるなど異性にはモテモテ。
「運命の時間まで、あと少しだね」
ネクの2人目のパートナーであり、渋谷の管理者であるコンポーザー。
服の右肩には何かを指すように5つの星が並んでいる。
本人曰く「同窓会」に参加、そして運命に抗い続けたリンドウたちを讃えるために登場。
前作同様に、黒幕と「渋谷の存続を賭けたゲーム」をしている。
天使はUGの事象には直接手出しできないため、今作ではリンドウを代理人として選んだ。*10
また、前作A NEW DAYにて再び渋谷UGに送られてしまったネクを崩壊した新宿へと飛ばしているが、これはネクの身を守り、かつ新宿崩壊の情報を得る目的があった。
• ミカギ/御鍵 映月(CV:小西成弥)
「少しでいいよ。渋谷にいる君の話を聞きたい」
金髪アシメに胸元に鳳凰のマークが入ったジャンパーを着た、ミステリアスな男性。
たった独り元の渋谷に戻ったリンドウの前に突如現れる。
何事にも興味関心の薄い、得体の知れない超然とした態度の人物だが、リンドウに「決定権」と「責任」の大切さを諭し、そして最後にして最大の「選択」を示す。
WEEK 3/FINAL DAY'にてクボウの暴走を見咎めて突如渋谷に介入し、天からの光で彼を「廃棄」した。
さらに「渋谷エリアへのお詫び」として、
- 渋谷エリアを元通りに復元する
- 増幅した「次元の歪み」を消滅させる
- 破壊されたバッジの復元
等の文字通り次元を超えたアフターフォローを行う。
その正体は新宿エリアのコンポーザー。
クボウの上司にあたる人物であり、新宿の「浄化」を決定した張本人。コンポーザーとしてはヨシュアの後輩。
彼の正体を知る者からは、UGやRG等の下位次元には「さほど興味を持たない」「無理解で有名」「(介入のやり方が)いつも雑」らしいが、リンドウとの対話と彼の選択には少なからず感じたものがあった様子。
• フェニックスカンタス
本作のラスボス。
無数のソウルプルヴィスが合体して誕生した、極彩色の翼を持つ超巨大な鳳凰型ノイズ。
13本の尾羽*11の先端にある宝玉からの多彩な攻撃と、本体からのレーザーやブレスで攻撃する。
なお、本来不定形だった「次元の歪み」がひとつの形に再結合したのは新宿コンポーザーの介入によるもので、鳳凰の姿も彼が由来と思われる。
【用語】
• 死神のゲーム
UG(アンダーグラウンド)と呼ばれる世界で行われる、勝者はなんでも望みが叶い、最下位は消滅する死神によるゲーム。
現在、渋谷では新宿死神が主立って活動しており、今回のルールは新宿式のもの。ある記録によると、ルーインがトップを維持したまま既に100週もの間やっているという(現チームは30週ほど)。
本来の参加者はRG(リンドウたちが住む現実世界)で死亡した人間のはずだが、死んだ覚えがないものが何人も混ざっている。
前作では2人組のパートナーを作って戦ったが、今作では2人以上のチームを作って戦う事になる。
本来、死神ゲームは上位次元へと到達するための試験のようなもので、優秀な魂が死ぬことで一時的に上位次元のUGに近づくことで参加が可能となる。
下位次元へのダウングレードを意味する蘇生は半ば例外的措置と言える。
ちなみに、新宿式のルールでは、ゲームへの資質が全体の平均値以上でなければ参加自体ができない。
例外的な力を持ったリンドウを含めて潜在能力の高いツイスターズが加わったことに加え、チーム単位で消滅するルールのため、回を重ねるごとにそのハードルは飛躍的に高くなっていっている。
本作で一向に新しい参加者が増えないのはこのため。
• 死神
死神のゲームを運営する存在。
見た目は人間と変わらず、高い身体能力とサイキック能力を持っている。
ゲームを現場で運営する死神、その死神たちを纏める幹部、ルールやゲーム内容を決める指揮者など人間社会と同じような上下関係が存在している。
なお、並行世界から別の可能性をRGに据えておくことで、死神はUGとRGとの二重生活が可能となる。
前作でUGで消滅させられたデスマーチが、本作のANOTHE DAYにて全く違う姿で登場しているのもRGに配置されていた別存在と思われる。
新宿死神はRGの別存在が用意されていないため、死神からの脱落は即ち消滅を意味する。
主な役職は全権を持つコンポーザー、その代理人でゲーム全体を取り仕切る指揮者、1週間のゲームを監督するゲームマスター及びゲームマスター候補の幹部たちである。
なお、新宿死神はゲームマスターはシイバのみ、それ以外は全員が一般メンバーというかなり異常事態である。これは、ルーインがひたすら「継続」を続ける理由でもある。
• インバージョン
A NEW DAYにて新宿に起きた現象。
漠然と「新宿が消滅した」という事しか語られていなかったが…
その実態はUGとRGの境界が無くなり街の概念が消滅する事。これを執行する側の存在からは「浄化」と呼ばれている。
新宿という土地や住んでいた人々が物理的にも他人の記憶からも消滅し、死神やかつてUGに関わった人間以外には新宿という場所があった事すら認識できなくなる。
前作で行われかけた通常の浄化はそこに住まう住人の存在だけを抹消するのに対し、インバージョンは街の特徴ごと抹消してしまう。
言い換えると、前者はある建物から住人を立ち退かせるが、後者は建物ごと爆破解体するような乱暴な手段となっている。そのため、そのことを知る者たちからはあまり快く思われていない
• GattoNero/ガット・ネーロ
渋谷で話題の新進気鋭のファッションブランド。
にゃんタンを模したデザインがいくつかある事から、あの2人がブランドを立ち上げて夢を叶えた模様。かつてはブタと呼ばれたにゃんタンもブランドの顔として知名度は高いようで、コラボ商品も作られ、ショウカを始め愛好家が登場する。
全体的に黒が多いが、ネクが来ている物は白基調のため、多分特別製。
前作の猫担当だったガティートはアーティストが休止中のため、登場せず。本作も猫6匹による特殊効果持ちバッジあり。
【余談】
今作のパッケージはすばせかメインスタッフでもある野村が深く関わっているKINGDOM HEARTSⅢのパッケージの空の色と全く同じあり、双方で繋がりがあるのかと一部で物議を呼んだ。
KH3Dでの出演やIIIでの104や新宿の登場があるので全くの偶然とも思えないが……?
また、FFシリーズのサボテンダーがSNSのスタンプとしてゲスト出演している。
追記、修正はリスタートで過去に戻って運命を変えてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 前作から間が空きすぎたことによる不安を吹き飛ばすほどに正統派進化を遂げた続編だった。 暗黒期は主力に頼り切りだったスクエニも最近は順当に次世代スタッフへの橋渡しが出来てるね。 -- 名無しさん (2021-08-04 20:37:00)
- 前作プレイ済みには大絶賛。いまさら前作やるのは…という人はアニメを見よう、綺麗にまとまってるから。 -- 名無しさん (2021-08-06 07:26:53)
- 14年経っても同じ空気感で安心した。バトルが前作DSや移植版と全く違うけど、上手いこと多人数アクション作れてたのが好評価 -- 名無しさん (2021-08-07 00:25:52)
- クリア後の渋谷をミナミモト連れてフード回ってるところだけど、カロリーが高い系の好物が少ないのが分かった。 …もう若くないということか…。 -- 名無しさん (2021-08-09 23:21:59)
- ホント神ゲーだった。終盤のリンドウくんマジで可哀そうだったけど、そこからが熱すぎる -- 名無しさん (2021-08-14 22:48:12)
- 前作プレイ済みorアニメ視聴済みの人には絶っっ対に遊んでほしい作品 -- 名無しさん (2021-08-21 23:53:52)
- そう言えばリンドウとフレットは(中の人が)弟コンビだね -- 名無しさん (2021-08-30 10:38:34)
- アニメはネクくんが随分性格柔らかくなってると思ったけど、2に興味持ってもらうためには無駄にツンケンする必要ないもんな。アニメで気に入ってもらえば「アイツ行方不明ってどうした?」って心配してもらえるし。 -- 名無しさん (2021-08-30 12:47:55)
- 新曲はbird in the handとchaseが好き。 -- 名無しさん (2021-09-05 11:53:27)
- 食事をするとゼタ様がスイーツ好きなのがギャップある。後ワニが好物なナギセンは何者… -- 名無しさん (2021-10-24 02:30:38)
- DS版も面白かったが前作の壁を楽々と越えたなGOTY取れるといいけど -- 名無しさん (2021-11-10 00:18:41)
#comment(striction)
*2 …なのだが終盤のバッジの中には0.07というものも存在しており、そちらは確実に入手できない場合もある。
*3 前述した方法で、倍率を上げれば確率を上げられるが、低い難度の方のバッジが来てしまった、という事例もあり必ず望んだバッジを入手できるとは限らない。根気よく挑もう。
*4 某料理漫画で見られる「うーまーいーぞ―!」とかのあれ。
*5 操作方向に合わせて体当たりをするバッジや近くに爆弾を設置するバッジなどがある。
*6 例えば、大型のノイズなどには切り上げや吹き飛ばしが発生させられないことが多く、状態異常系も効く相手が限定されてしまう。
*7 ただしある1日だけ、何故かゲーム内で確定しても使えたケースがあった。恐らくだが、「運命を確定」とはあくまでこれで行けるはずという判断であり、実際にその時点で不可逆な状態になるわけではないと思われる。例えば16時01分に発動したとしてその日の16時00分までは変え放題と考えられる。実際、確定後にリスタートしたケースは、最初にリスタートした時と全く同じタイミングだった。
*8 一例を挙げると好物フードを食した際に「常連確定」、バトル時には「まだ生きたい」「輝く未来」「喧嘩上等」等、バトルリザルト画面では「大勝利」
*9 渋谷のコンポーザーは三年前の事件でネクを特別視しているが、それ抜きにしても人間に歩み寄りを見せており、今回のゲームが収拾のつけようがなければ自ら介入する気であった為、ネクを仲間にしていたツイスターズを何等かの形で助ける可能性は存在する。なお、渋谷川は存在ごと消滅した新宿に源流があり、本来なら当然渋谷川も枯渇しているはずだが、いまだに存在しているという「プロデューサー」の理解すら超えた場所で、消滅から助かる唯一の場所となっている。
*10 プロローグにてリンドウが落としたバッジを拾って渡しているのは彼である。
*11 リンドウが「リスタート」を発動させた回数と同じ本数である。
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