サー・カウラー(超新星フラッシュマン)

ページ名:サー_カウラー_超新星フラッシュマン_

登録日:2021/02/12 (金曜日) 23:22:00
更新日:2024/05/24 Fri 13:47:56NEW!
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超新星フラッシュマン 改造実験帝国メス 戦隊悪役 壊滅組織項目 エイリアンハンター 中田譲治 イケメン 岡本美登 だいたいこいつのせい ハンター 密猟者 人身売買 濃すぎるキャラクター性 名悪役 第三勢力 謀反 外道 理想の上司 傭兵 テロリスト 野心家 ハードボイルド 誘拐犯 ロードス島戦記 サー・カウラー メカクレ 宇宙のハンター v-k☆カンパニー カシュー王




クラーゲンがかくも怯えて逃げ回るとは…


改造生命体といえどクラーゲンは最も原始生物に近い生命体です。その動物的本能で嗅ぎ付けた、恐ろしい存在とは…


そうか…!やはり奴だ!


帰ってきたのです…




辺境宇宙の生物狩りにはもう飽き飽きしてな…。最強の獲物を探していたら、お前達が地球で苦戦しているというではないか。



だが…俺は違う!地球は俺が頂く。



サー・カウラーとは超新星フラッシュマンに登場するキャラクターである。
初登場は第15話「巨大ロボ破れたり」。



演:中田譲治


目次


データ

身長:195cm
体重:81kg



概要

フラッシュマンの宿敵改造実験帝国メスに協力する異星人傭兵部隊「エイリアンハンター」の総元締め。
外見は鈍い銀色のアーマーで武装した、口髭と顎髭の似合うワイルドな中年男性。長く伸びた前髪で右目が隠れている風貌が特徴


元々はとある惑星の一兵卒から叩き上げで成り上がった軍人だったが、クーデターを起こしたことで失脚。
その後嘗てのコネで傭兵部隊を率いて暗殺、テロ、謀略などの汚れ仕事を請け負うようになり宇宙に悪名を轟かせていく。
結果「暗黒のハンター」の異名で畏れられ、メスに雇われて以降はその生命狩りの苛烈さから「その名を聞くだけで宇宙中の生命が震え上がる」と称され、彼の地球襲来の気配を悟ったクラーゲンが怯え切ってラボーから逃亡するほどだった。


そして何よりも、20年前フラッシュマンの5人を地球から誘拐した張本人であり、彼らとその家族に悲劇を招いた全ての元凶といえる人物。



人物像

例えるならばヤクザの親分。
冷酷非情な仕事人にして好戦的な武人で、クールかつ獲物と見なした標的や敵にはとことん非情。
反面、配下のエイリアンハンターに対しては情に厚い非常に部下想いな性格であり、メス離反を決定的にした理由も部下だったエイリアンハンター四人衆が獣戦士の餌にされたことに対する強烈な憤りによるもの。
ブルーフラッシュ/ブンがケラオを介抱していた際には鞭で攻撃しつつもケラオを庇い助けてくれた彼に礼を述べていた。
また約束を守る義理堅い面もある。


ケフレンとは価値観の相違から対立する事もあり、自分の連れてきた獣戦士を送り込んではケフレンを煽る発言をする事もある。


全体的にシリアスなキャラクターだが第26話ではエイリアンハンターと共にコック姿で登場し、ピンクフラッシュが散布したコショウでくしゃみをするスーパー戦隊らしいコミカルな一面も見せた。



実力

『宇宙の殺し屋』と呼ばれ宇宙中の生命が震えあがるほどの名を馳せた猛者であり、フラッシュマンの五人を一人で苦戦させるほど。
主武装は15mまで伸縮する電磁鞭に変形する金属製のロッド。主に電磁鞭を多用して戦う。
その他指からはレーザーも発射し、右腕には鋭利な鉤爪まで仕込んでいる、
本人の話ではリー・ケフレンによって何だかの改造を受けているらしい。


初登場回にて、自身が連れてきた獣戦士ザ・ズコンダにてフラッシュキングを大破に追い込んだ。



エイリアンハンター

サー・カウラ―が率いる異星人傭兵集団。
メスに雇われ、様々な星でテロ行為や拉致を起こしながら、メスが欲する実験体を各地から捕獲する任務を任されている。
フラッシュマンの五名を連れ去ったのも彼らの所業であり、専用のUFOや、地球上で相手を追い詰める際に使用する黒いヘリを所有している。


作中に登場するのはカウラーとその部下が大半を占めている。


ザ・ズコンダ

カウラーの右腕として宇宙を荒し回った獣戦士。
詳しくは個別項目を参照。



エイリアンハンター四人衆

カウラーの配下であるエイリアンハンターの中でも腕利きの4人組。
基本的にカウラーに従って行動しており、カウラーの性格もあって鉄の忠誠心を以てカウラーに仕えている。
ケラオ以外の三名は第44話で融合され、デウス獣戦士ザ・タフモスに改造されてしまった。


  • バウラ

四人衆のリーダー格であるエイリアン。
獣の顔と赤い服装が特徴で腕っぷしに優れるパワーファイター。
大鎌と口から吐く火炎で攻撃する。


  • ケラオ

赤い光線銃を使用するエイリアン。
石頭で頭突きが得意技で人語は辛うじて話せる。
第43話にて怪我をしていたところを、宇宙人と友達になりたがっている子ども達とブンに助けられたが、捕食されかけていたブンを救出した直後に、獣戦士ザ・ギータンにフラッシュマン達の目の前で捕食されてしまった。
エイリアンハンターの中で唯一、人間と共存出来た者だった。
第3話で事故死し、その後ザ・ザイモスに改造されたエイリアンハンターと同種族である。


  • ハグ

聴覚に優れる四人衆の紅一点。
聴覚を生かしたによる攻撃を得意とする他、目から光線「ショックビーム」を発射する。


  • ホウ

二本のブーメランと電撃を使用するエイリアン。
長髪で、電撃攻撃時や感情が高ぶると髪の毛が逆立つ。
眼鏡のようなメカで視力を強化しており、50m離れたハエの飛ぶ姿は愚か、水中を泳ぐミジンコすら捉えられる。



ボー・ガルダン


宇宙の流れ者、ボー・ガルダン!カウラー様の右腕と言われた男よ!!


演:岡本美登


第43話で登場した、「宇宙の流れ者」を自称するエイリアンハンター。
眉毛が無く右目付近のアザと金髪オールバックが特徴。
カウラーの右腕を豪語してカウラーに絶対の忠誠を誓う忠臣であり、カウラーと共に宇宙を荒し回っていた。
その為カウラーからの信頼も厚く、彼が地球来訪したことで「ラー・デウスだろうとリー・ケフレンだろうと最早恐れはしない!」と自分達の勝利を確信する程だった。


顔の黒いアザから発射する赤いビームの他、伸縮自在な二本の鳶口状の武器「ガルドロッド」を装備している。
このガルドロッドは交差させて赤い光弾を発射したり、二つ繋ぎ合わせてポールウェポンとして使うことも可能で回転させて突風を起こすこともある。


カウラーと共に三つ巴の戦いを駆け抜けたが、生き延びていたネフェルに捉えられ第48話にてデウス獣戦士ザ・ガルデスに改造されたものの
時村博士に造らせた遺伝子シンセサイザーにより、自我を取り戻しフラッシュマン達と死闘を繰り広げた。
だがケフレンの遺伝子シンセサイザーにより再びガルデスへと戻ってしまい、グレートタイタンに敗れ去った。


カウラーの視聴者人気が高かった影響か、彼の弟分として登場した。



末路

当初はメスに雇われ協力的だったが、ケフレンとは反りが合わず、ケフレンの秘密を掴んでしまった事が引き金となり対立。
更に43話ではエイリアンハンターを喰らって力を増す獣戦士ザ・ギータンに部下が狙われたことで完全にメスから離反し第三勢力となった。
次第に残ったエイリアンハンターも失ってしまう。


そしてガルダンがデウス獣戦士に変えられた憤りから時村博士に命じて作らせた新たな遺伝子シンセサイザーと誘拐したサラと取引を交わしシンセサイザーを演奏させ、ガルダンを元に戻すとラボーを襲撃。
ガルダンと共にラー・デウスを追いつめ、最終的には自身の手でデウスを倒すことに成功し、自分達が宇宙の新たな支配者であると確信。
ラー・デウスを倒した勢いでフラッシュマンと決着を付けるべくガルダンと共にフラッシュマンに戦いを挑む。



やるなレッド…!


カウラー…流石宇宙一の暗黒のハンターだ…


そろそろ決着を付けよう。…夕日を浴びて流れる血は、綺麗だぜ。



夕日の中で繰り広げられるレッドフラッシュとの死闘の末に致命傷を負い遂に敗北。しかし決着が付く瞬間生きていたケフレンの遺伝子シンセサイザーによりガルダンは再びデウス獣戦士ザ・ガルデスへと戻ってしまう。
「この宇宙では策略を使わねば生きてはいけんのだ!」と高笑いしながらラー・デウス、フラッシュマン、エイリアンハンターたちを互いに殺し合わせ漁夫の利を狙おうとする卑劣なケフレンに遂に怒りを爆発させる。



何が宇宙の支配者だ!!ケフレン…貴様は地球人だ!!


ケフレン…貴様が…蛆虫と軽蔑していた…地球人だ…!



嘘だっ!!私は地球人なんかじゃあない!!


私は宇宙一の天才だ…!大博士リー・ケフレンだ!!



自分の抱えていた真実を暴露し力尽きて倒れ満身創痍となり、こうしてカウラーは愛していた仲間を全てを失ってしまう。
そしてケフレンへの憎悪と復讐の執念のみを頼りに気力を奮い立たせ立ち上がると、第49話にて約束通りサラに肉親の手掛かりを教えて自分のUFOでラボーに特攻。
しかし特攻も正確には命中せず、ラボーを逸れ岩山に激突しUFO諸共自爆し壮絶に散っていった。



…行くぞ…ケフレン!!


ウアアアアアアアアアアアアアアアッ!!



…カウラーめ、自爆しおったな!



余談

モチーフは当時放送されていた時代劇ドラマ『徳川風雲録 御三家の野望』で山内伊賀介を演じた原田芳雄。
また現在では声優として、アニメや特撮全般で活躍している中田譲治氏が初めて演じた特撮キャラクターでもある。


放送当時は女性人気が高く、少女漫画『V-K☆カンパニー』では彼をモチーフとしたと思わしき「坂浦譲治」というキャラクターが出てきた程。
デザイナーが同じだったこともあり、『ロードス島戦記』ではカウラーをデザインモチーフとした「カシュー王」が登場している。
奇しくも、1998年4月から9月にテレビ東京系で放送された『ロードス島戦記 英雄騎士伝』ではカウラーを演じた中田氏がカシュー役に抜擢されている*1
おまけアニメ『ようこそ!ロードス島へ』におけるキャラの崩れっぷりには、後の[[ケロン軍の赤ダルマ>ケロロ小隊]]に通じるものがあるとか……。





…追記・修正されて流れる項目は、綺麗だぜ。



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  • 宇宙戦艦ヤマト3のフラーケン→ヤマト大好きな出渕裕がその見た目をオマージュして作ったサー・カウラー→その出渕がサー・カウラーをセルフオマージュして作ったカシュー王→更に出渕がセルフオマージュしたヤマト2199のドルフ・フラーケン、っていう系譜ができてる気がする。なおサー・カウラー以降は全員演者が中田譲治 -- 名無しさん (2021-02-13 01:00:32)
  • ズコンダにガルダンと、カウラ―お前右腕二本あるのかよ、J・ガイルかよ -- 名無しさん (2021-02-13 08:31:10)
  • フレッシュプリキュアのサウラーってサー・カウラーが名前の由来かな? なお、プリキュアにはクライアス社というクライシス帝国を意識した様なネーミングがありますし。 -- 名無しさん (2022-04-29 21:09:49)
  • 自爆しおったなのところはカウラーじゃ? -- 名無しさん (2023-01-18 17:05:26)

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*1 中田氏はOVAシリーズではモスの王・ジェスター役を演じている。

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